JP3025226B2 - スパウト - Google Patents

スパウト

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JP3025226B2
JP3025226B2 JP30197897A JP30197897A JP3025226B2 JP 3025226 B2 JP3025226 B2 JP 3025226B2 JP 30197897 A JP30197897 A JP 30197897A JP 30197897 A JP30197897 A JP 30197897A JP 3025226 B2 JP3025226 B2 JP 3025226B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば合成樹脂
製の収容体の開口部を閉塞するように取着され、収容体
に収容された収容物の出入れに利用されるスパウトに関
し、詳細には、吸出用の針を突き刺して収容物を取り出
し可能にするスパウトに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、上記した構成のスパウトは、合成
樹脂シートのような比較的柔軟な材質で形成された収容
体の開口に熱融着されており、この収容体に収容された
収容物を、吸出用の針を突き刺して取り出すことが行わ
れている。このため、スパウトは、前記吸出用の針が突
き刺されるゴムを封入した口部を備えており、ゴムに対
して針を突き刺した際、収容物が流出しないように、例
えば特開平7−187201号で開示されているよう
に、ゴムに対し、中心領域に向かって強い押圧力を生じ
させるように構成されている。
【0003】このような構成のスパウトは、例えば、プ
リンタのインクを収容する収容体に用いられており、最
初に前記ゴムに針を突き刺してインクを充填した状態で
販売されている。そして、ユーザがこれを購入して実際
にプリンタに装着すると、プリンタ内の装着部に設けら
れた吸出用針が前記ゴムを突き刺すことで収容体内のイ
ンクが取り出され、印字が成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、上記したような
スパウト付き収容体は、そのインクが無くなった場合、
使い捨てにされるものであるが、上記したように、口部
に収容されているゴムが中心領域に向かって強い押圧力
を受けているため、別途、注射器のようなものを用い
て、インクを再注入することが可能である。
【0005】しかしながら、収容体に最初に充填したイ
ンクは、適用されるプリンタの特性に応じて成分等が予
め定められたものであり、それとは異なる成分のインク
を使用すると、ノズルヘッド等、インク供給部において
目詰まり等が生じやすくなり、装置が故障する原因とな
る。通常、再注入されるインクは、最初に注入するイン
クの成分と異なる場合が多く、このようなインクを供給
することによって装置が故障すると、その修理に時間が
かかると共に、費用もかなり高くなる。
【0006】この発明は、適用される装置の故障を未然
に防止することを目的とするものであり、具体的には、
収容物を収容した収容体に対して、その使用後において
収容物の再注入を防止する機能を備えたスパウトを提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のスパウトは、収容物を収容する収容体に取
着され、前記収容物の吸出用針が突き刺される弾性体を
所定の押圧力をもって封入した口部と、この口部と前記
収容体との間を連通する連通孔とを備え、この連通孔に
収容物の再注入を防止する弁を設けた構成となってい
る。そして、前記連通孔には、前記弁を係止する係止部
が形成されており、前記弁は、前記係止部に係止可能な
第1ストッパと、前記弁が第1ストッパで係止されてい
る場合において、最初に前記収容物を注入すべく注入針
を突き刺した際、収容物を前記収容体に連通させる流通
部と、前記注入針を収容体に向けて押し込んだ際、前記
弁が収容体側に抜けることを防止する第2ストッパと、
前記第1ストッパと第2ストッパとの間に形成され、前
弁が弾性体方向に抜けることを防止する第3ストッパ
と、前記第2ストッパと第3ストッパとの間に形成さ
れ、前記吸出用針が突き刺されて収容物が吸引された
際、収容物を微少量だけ流通可能とする微小流通手段と
を備えたことを特徴とする。
【0008】上記した構成のスパウトによれば、最初に
弾性体に注入針を突き刺して収容物を注入する際、弁は
第1ストッパで係止された状態となり、収容物は流通部
を介して収容体に注入される。そして、注入が終了した
時点で、注入針を押し込んで弁を第2ストッパで係止さ
せる。この第2ストッパに係止された弁は、収容体側に
抜けることはない。そして、次に吸出用針が突き刺され
て収容物が吸引される際、収容物は微細流通手段を介し
て微少量づつ取り出される。この際、弁は、第3ストッ
パによって戻りが防止された状態にある。
【0009】そして、収容物をすべて取り出した後、再
び注入針を突き刺して収容物を再注入しようとしても、
弁の第2ストッパと第3ストッパとの間に位置する微細
流通手段を通じて注入しなければならず、容易に再注入
することはできない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に沿って具体的に説明する。図1は、本発明の一実
施の形態を示すスパウトの要部構成を示す分解斜視図、
図2(a)は、スパウトの全体構成を示す図、そして、
図2(b)は、部分拡大図である。
【0011】スパウト本体1には鍔部2が形成されてお
り、この鍔部2を仕切りとして、一方にインクを収容す
る合成樹脂シート収容体(図示せず)の開口に取着され
る取着部3が、他方に弾性体5を封入する口部7が夫々
形成されている。この口部7には、弾性体5を封入した
後、冠体10が被着され、この被着された冠体によっ
て、弾性体5には、中心に向かう押圧力が付与される。
【0012】前記取着部3は、収容体の開口部が容易に
密着できるように、その断面が舟形形状であることが好
ましい。収容体は、その開口部の縁部が鍔部2の裏面に
当て付けられて位置合わせが成され、開口部の内周が取
着部3の表面に熱溶着等により溶着されることで、スパ
ウト本体1と一体化される。また、取着部3には、合成
樹脂シート収容体の内部に延出して収容体の吸着を防止
する舌片部材3aを設けることが好ましい。
【0013】前記口部7には、弾性体5が封入されると
共に、後述する注入針あるいは吸出用針が挿入される連
通孔7aが形成されており、この連通孔7aは、鍔部2
に一体的に形成された円筒部8を貫いて、取着部3に溶
着される収容体の内部空間に連通するように延出してい
る。また、前記口部7によって規定される内部空間に
は、前記弾性体5が封入され、この封入された弾性体5
には、口部7によって規定される内周面7bから中心領
域に向けて押圧力が付与される。この実施の形態では、
弾性体5には、その中央部において上方に向けて突出す
る突部5aが形成されており、これが前記冠体10に形
成された押圧部10aによって押圧されることで径方向
に拡げられ、口部7の内周面7bから中心領域に向けて
押圧力が付与されるよう構成されている(図4,図5参
照)。
【0014】なお、以上説明したスパウト本体1および
冠体10は、ポリプロピレン、ポリエチレン樹脂等の合
成樹脂によって構成されており、あらかじめ定められた
鋳型によって一体的に射出成形される。
【0015】以上のように、スパウト本体1の取着部3
に合成樹脂シート収容体を溶着し、かつ口部7に弾性体
5を封入し、冠体10を被着することで、収容体付きス
パウトが完成される。そして、この際、前記連通孔7a
には、図に示すような弁20が挿入される。連通孔7a
には、この挿入される弁20を係止するように、その下
方部において、内周に向けて突出する係止部15(図2
(b)参照)が形成されている。
【0016】以下、この弁20の構成について、図3乃
至図6を参照して詳細に説明する。弁20は、円柱形状
の本体部20aを備えており、その下端部には、下方に
突出する脚部21が形成されている。各脚部21には、
最初に弁20を前記連通孔7aに挿入した際、前記係止
部15に係合して抜け止めされるように、第1ストッパ
22が突出形成されている。また、各脚部21は、第1
ストッパ22の下部において、輪帯状のリブ23によっ
て連結され、補強されている。このように、脚部21を
形成し、ここに第1ストッパ22を形成したのは、最初
に収容物(インク)を注入する際に、その流れ易さを確
保する流通部を形成するためである。すなわち、弁20
は、図4に示すように、第1ストッパ22によって係止
され、この状態で前記弾性体5に突き刺された注入針5
0からインクが注入される。そして、注入されるインク
は、図6(a)に示すように、各脚部21によって形成
される隙間(流通部)を介して、図示していない収容体
に流れる。
【0017】なお、上記したように流通部を形成するた
めの具体的手段である脚部21の個数やリブ23の形
状、構成等については種々変形することができ、さらに
は弁20が第1ストッパ22で係止されている間に、イ
ンクが流れやすい構成となっていれば、流通部を形成す
るためのフレーム構造については種々変形することが可
能である。
【0018】前記注入針50を介して、図示していない
収容体にインクが充填された後、本体部20aは、図5
に示すように注入針50によって押し込まれる。本体部
20aの外周上端部には、第2ストッパ25が突出形成
されており、弁20が収容体側に抜けないように構成さ
れている。この第2ストッパ25は、図に示すように、
180°間隔で一対形成することが好ましい。このよう
に、一対だけ形成しておくことにより、弁20が第1ス
トッパ22によって係止されている間のインクの流路
を、図6(b)に示すように大きく確保することができ
る。
【0019】そして、前記第1ストッパ22と第2スト
ッパ25との間の本体部20aの下端部には、弁20が
逆方向(弾性体方向)に抜けないように、適所(本実施
の形態では、90°間隔をおいて4か所)にストッパ2
7が形成されている。このストッパ27は、下端から上
方に向けて拡径するテーパ形状となっており、前記した
ように注入針50によって弁20を押し込んだ際、係止
部15を通過できるように構成され、かつ通過した後
は、弁20が逆方向に抜けないように構成されている。
【0020】また、前記第2ストッパ25と第3ストッ
パ27との間の本体部20aには、別途、吸出用針が突
き刺されて収容体に充填されているインクが吸引された
際、インクを微少量だけ流通可能とする微少流通手段が
形成されている。この微少流通手段は、実際に装置本体
で必要となる量だけインクを流通させれば良いのであ
り、本実施の形態では、図6(c)に示すように、前記
係止部15の接触面となる本体部20aの外周に、上下
方向に延出し、180°間隔で2か所形成された一対の
溝30によって構成されている。なお、微少流通手段
は、このように溝30によって構成する以外にも、例え
ば、本体部20aの外径を、係止部15の内径よりも僅
かに小さくすることによって構成することもできる。
【0021】以上のように構成されたスパウトの作用に
ついて説明する。最初、図4に示すように、弁20は、
第1ストッパ22によって連通孔7aの係止部15に係
止された状態にあり、この状態で、弾性体5に差し込ま
れた注入針50によって、図示していない収容体にイン
クが注入される。この場合、インクは、図6(b)およ
び図6(a)に示すように、本体部20aと連通孔7a
との間の間隙および各脚部21によって形成される流通
部を介して流れやすくなっており、短時間で収容体に充
填される。
【0022】インクが収容体に充填された後、図5に示
すように、弁20は注入針50によって押し込まれ、第
3ストッパ27を乗り越えて第2ストッパ25によって
係止され、注入針50は引き抜かれる。スパウト付き収
容体は、この状態で流通、販売等が成される。この場
合、弾性体5には、口部7の内周面7bから受ける力に
より、中央に向かう力が作用しているので、注入針50
を引き抜いても、その孔は塞がれ、液漏れが生じるよう
なことはない。
【0023】そして、スパウト付き収容体がプリンタ本
体に装着されて、図示していない吸出用針が弾性体5に
差し込まれ、収容体内のインクが吸い出される。このと
き、インクは、溝30を介して吸い出される。この吸い
出し時において、弁20は、弾性体5側に吸引される力
を受けるが、上記したように、本体部20aには第3ス
トッパ27が形成されているため、これが係止部15に
係止されて弁が弾性体側に抜けることはない。
【0024】そして、インクがすべて吸い出された後に
おいて、再び、収容体にインクを充填しようとして、別
途、注入針を差し込んでも、弁20は、図5に示す位置
にあり、収容体に通じる流路は溝30だけである。この
ため、この溝30を介してのインクの注入は、かなりの
時間を掛けながら行わない限り不可能である。このよう
に、スパウトに上記したような弁20を設けたことによ
り、収容体に対して、事後的にインクを再充填すること
ができなくなり、初期充填されたインクと異なる成分の
インクを用いることによるプリンタ本体の故障等を未然
に防止することができる。
【0025】次に、本発明の別の実施の形態について説
明する。上記した実施の形態では、微少流通手段は、弁
20の本体部20aに形成していたが、連通孔7aに位
置している係止部15に形成しても良い。すなわち、弁
20の本体部20aが図に示すように円柱形状に形成さ
れ、かつ係止部15がこの本体部を挿通させるような構
成の場合、図7に示すように、係止部15の内周面15
a(本体部20aが接触する部分)に、上下方向に延出
し、例えば90°間隔で4か所形成された溝15bによ
って構成することも可能である。このように構成すれ
ば、弁の本体部20aに、上述したような溝30を形成
することなく微少流通手段を構成することが可能であ
る。もちろん、弁の本体部20aに、併せて上記したよ
うな溝30を形成しても差支えない。
【0026】なお、以上のように係止部15の内周面に
形成される溝15bおよび/または弁20に形成される
溝30に関しては、その数、位置、大きさ等について、
適宜変形することが可能である。
【0027】次に、図8および図9を参照して、弁の別
の構成例について説明する。弁は、インクの初期充填が
でき、かつ戻りが防止された状態で微小流通経路が形成
されれば、その形状については種々変形することができ
る。
【0028】例えば、上記実施の形態では、図3に示す
ように、弁20に、ストッパとして上下方向に沿って3
か所の突出部22,25,27を形成していたが、スト
ッパとなる突出部を図8に示すように上下方向に2か所
にすることも可能である。以下、具体的に説明する。
【0029】弁40は、円柱形状の本体部40aを備え
ており、その下端部に、本体部40aよりも径が小さい
円柱形状の突出部40bが形成されている。なお、この
突出部40bの先端側は、弁40を挿入した際の位置合
わせが容易にできるように先細り状にしておくことが好
ましい。
【0030】本体部40aと突出部40bの外周面に
は、両者にわたって上下方向に延出するストッパ部材4
8が所定間隔をおいて形成されている(本実施の形態で
は、略90°間隔で4か所形成されているが、その数に
ついては限定されない)。各ストッパ部材48には、下
方から上方に向けて拡径するように形成された第1スト
ッパ48aと、この第1ストッパ48aと略直交し、弁
40の抜けを防止する第3ストッパ48bが形成されて
いる。
【0031】前記本体部40aの外周面には、微少流通
手段である溝45が所定間隔をおいて上下方向に延出す
るように形成されており、上記実施の形態と同様、イン
クを微少量だけ流通可能としている。もちろん、この構
成例においても、微少流通手段は、上記実施の形態と同
様、係止部15の内周面に形成しても良い。また、本体
部40aの外周上端部には、第2ストッパ55が突出形
成されており、弁40を収容体側に抜けないように構成
している。この第2ストッパ55についても、上記実施
の形態と同様、インクの流路を大きく確保することか
ら、180°間隔で一対形成することが好ましい。
【0032】以下、この弁40の作用について、図1、
図2、図4および図8、図9を参照して説明する。最
初、スパウトの連通孔7a内に弁40を挿入する。弁4
0は、先端側が先細りであるため、突出部40bが係止
部15によって規定される孔に容易に挿通され、ストッ
パ部材48の第1ストッパ48aによって連通孔7aの
係止部15に係止された状態となる。この状態で、弾性
体5に差し込まれた注入針50によって、図示していな
い収容体にインクが注入される。この場合、インクは、
図9(a)に示すように、本体部40aと連通孔7aと
の間の間隙、ストッパ部材48同士間の間隙、および突
出部40bと係止部15の内面との間の間隙によって形
成される流通部を介して短時間で収容体に充填される。
【0033】インクが収容体に充填された後、弁40は
注入針50によって押し込まれ、ストッパ部材48を乗
り越えて第2ストッパ55によって係止され、注入針5
0は引き抜かれる。スパウト付き収容体は、この状態で
流通、販売等が成される。
【0034】そして、スパウト付き収容体がプリンタ本
体に装着されて、図示していない吸出用針が弾性体5に
差し込まれ、収容体内のインクが吸い出される。このと
き、インクは、本体部48に形成された溝45を介して
吸い出される。この吸い出し時において、弁40は、弾
性体5側に吸引される力を受けるが、ストッパ部材48
の第3ストッパ48bが係止部15に係止されるため、
弁40が弾性体側に抜けることはない。そして、インク
がすべて吸い出された後において、再び、収容体にイン
クを充填しようとして、別途、注入針を差し込んでも、
弁40は、図9(b)に示す位置にあり、収容体に通じ
る流路は溝45だけとなる。このため、この溝45を介
してのインクの注入は、かなりの時間を掛けながら行わ
ない限り不可能である。
【0035】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、以下
に述べるように、種々変形することができる。本発明
は、スパウト内に収容される弁の構成に特徴があるた
め、スパウト本体1の構成、形状、並びに口部7に封入
される弾性体5の形状、及び弾性体5に対して押圧力を
付与する手段等については限定されることはない。ま
た、係止部15の構成、形状およびこれに係合される弁
20,40のストッパ部分の構成等についても種々変形
することができる。さらに、上記実施の形態では、スパ
ウトは、インクを収容する収容体に取着されるものを例
にして説明したが、内容物の再充填を防止する必要性が
ある場合には、他の用途においても同様に適用すること
ができる。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のスパウ
トによれば、収容体に収容された収容物を使用した後に
おいて、別途、異なる成分の収容物の再注入を防止する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すスパウトの要部構
成を示す分解斜視図。
【図2】(a)はスパウトの全体構成を示す図、(b)
は部分拡大図。
【図3】スパウトに収容される弁の拡大斜視図。
【図4】注入針を差し込んだ状態を示すスパウトの部分
断面図。
【図5】差し込まれた注入針によって、弁を押し込んだ
状態を示すスパウトの部分断面図。
【図6】(a)は、図4のA−A線に沿った断面図、
(b)は、図5のB−B線に沿った断面図、(c)は、
図5のC−C線に沿った断面図。
【図7】本発明の別の実施の形態を示す図であり、
(a)は、スパウトの係止部領域を示す図、(b)は、
(a)のD−D線に沿った断面図。
【図8】スパウトに挿入される弁の別の構成例を示す
図。
【図9】(a)は、図8のE−E線に沿った断面図、
(b)は、図8のF−F線に沿った断面図。
【符号の説明】
1 スパウト本体部 3 取着部 5 弾性体 7 口部 7a 連通孔 10 冠体 15 係止部 20,40 弁 22,48a 第1ストッパ 25,55 第2ストッパ 27,48b 第3ストッパ 50 注入針

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容物を収容する収容体に取着され、前
    記収容物の吸出用針が突き刺される弾性体を所定の押圧
    力をもって封入した口部と、この口部と前記収容体との
    間を連通する連通孔とを備え、この連通孔に収容物の再
    注入を防止する弁を設けたスパウトであり、 前記連通孔には、前記弁を係止する係止部が形成されて
    おり、 前記弁は、前記係止部に係止可能な第1ストッパと、 前記弁が第1ストッパで係止されている場合において、
    最初に前記収容物を注入すべく注入針を突き刺した際、
    収容物を前記収容体に連通させる流通部と、 前記注入針を収容体に向けて押し込んだ際、前記弁が収
    容体側に抜けることを防止する第2ストッパと、 前記第1ストッパと第2ストッパとの間に形成され、前
    弁が弾性体方向に抜けることを防止する第3ストッパ
    と、 前記第2ストッパと第3ストッパとの間に形成され、前
    記吸出用針が突き刺されて収容物が吸引された際、収容
    物を微少量だけ流通可能とする微小流通手段とを備えた
    ことを特徴とするスパウト。
  2. 【請求項2】 前記微少流通手段は、前記係止部との接
    触面に形成された溝であることを特徴とする請求項1に
    記載のスパウト。
  3. 【請求項3】 前記微少流通手段は、前記第2ストッパ
    と第3ストッパとの間の弁本体の外径を、前記係止部に
    よって規定される内径よりも僅かに小さくして構成され
    ることを特徴とする請求項1に記載のスパウト。
  4. 【請求項4】 収容物を収容する収容体に取着され、前
    記収容物の吸出用針が突き刺される弾性体を所定の押圧
    力をもって封入した口部と、この口部と前記収容体との
    間を連通する連通孔と、この連通孔に配され収容物の再
    注入を防止する弁と、前記連通孔に形成され、前記弁を
    係止する係止部とを備えたスパウトであり、 前記弁は、前記係止部に係止可能な第1ストッパと、前
    記弁が第1ストッパで係止されている場合において、最
    初に前記収容物を注入すべく注入針を突き刺した際、収
    容物を前記収容体に連通させる流通部と、前記注入針を
    収容体に向けて押し込んだ際、前記弁が収容体側に抜け
    ることを防止する第2ストッパと、前記第1ストッパと
    第2ストッパとの間に形成され、前記弁が弾性体方向に
    抜けることを防止する第3ストッパとを備えており、 前記第2ストッパと第3ストッパとの間に、前記吸出用
    針が突き刺されて収容物が吸引された際、収容物を微少
    量だけ流通可能とする微小流通手段を形成したことを特
    徴とするスパウト
  5. 【請求項5】 前記微少流通手段は、前記係止部におけ
    る弁との接触面に形成された溝であることを特徴とする
    請求項4に記載のスパウト。
JP30197897A 1997-06-06 1997-11-04 スパウト Expired - Fee Related JP3025226B2 (ja)

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