JP3025170U - リードケース - Google Patents

リードケース

Info

Publication number
JP3025170U
JP3025170U JP1995013898U JP1389895U JP3025170U JP 3025170 U JP3025170 U JP 3025170U JP 1995013898 U JP1995013898 U JP 1995013898U JP 1389895 U JP1389895 U JP 1389895U JP 3025170 U JP3025170 U JP 3025170U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
upper lid
lid frame
frame
base frame
reed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995013898U
Other languages
English (en)
Inventor
健次 遠山
Original Assignee
株式会社グローバル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社グローバル filed Critical 株式会社グローバル
Priority to JP1995013898U priority Critical patent/JP3025170U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3025170U publication Critical patent/JP3025170U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管楽器の歌口とともに唇に当てがって演
奏するリードは、従来から木製の容器に入りて保護され
ていたが、このリードは葦の茎で製されているため、破
損し易く、また、使用の都度唾液が付着するため衛生上
の問題点が生じ、その保管、運搬、安全性、性能等の機
能を保全するには不十分であった。 【解決手段】 基枠1と上蓋枠2を可動固定式蝶番3と
開閉止め具4を設けて形成したABS樹脂製容器におい
て、基枠1の底部にはプラスチックス製ガラス6を斜向
して敷設し、上蓋枠2の底部にはプラスチックス製ミラ
ー7を敷設するとともに、該上蓋枠2の一辺が支承する
柔軟性パッド8を嵌め込んでなるリードケースである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案はリードケース(reed case)に関するものである。 リード9は葦の茎を一定長(楽器によって異なるが通常、70mm〜100m m前後)に切断し、その底部10を平滑面とし、円弧状表面11の中ほどから一 方向の端部12に行くに従い傾斜面13に形成したもの(図4及び図5参照)で 、管楽器の歌口とともに前記傾斜面13を唇で押さえて振動を与え吹奏する道具 である。従って、管楽器の演奏者は管楽器と共に常にリード9の保管、運搬、性 能、衛生、安全性等の保全に注意しなければならない。
【0002】
【従来の技術】
このようなリードは、従来からその都度紙に包んだり、袋に入れたり、あるい は適当な木箱に入れて携帯し、これをリード専用の容器としているのが現状であ る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように、リードは葦の茎製であり、また、唇に触れる部分はごく薄く形 成されているので、破損し易く不衛生になりがちで、しかも、その振動によって 音響を発するので常に一定の湿度を保っていなければならない。つまり、前記従 来のその都度の手段ではリードの機能を十分に保全することはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、前記従来技術の問題点並びにリードの機能保全を確実にするとと もに、その取り扱いを一層便にすることを目的とするものである。 本案は、上記目的を達成するために基枠と上蓋枠を可動固定式蝶番と開閉止め 具を設けて形成したABS樹脂製容器において、基枠の底部にはプラスチックス 製ガラスを斜向して敷設し、上蓋枠の底部にはプラスチックス製ミラーを敷設す るとともに、該上蓋枠の一辺が支承する柔軟性パッドを嵌め込んでなるリードケ ースを提供するにある。
【0005】 この考案の構成によると、開閉止め具を上蓋枠が可動固定式蝶番を支軸として 開口し、この開口角度αは所望する位置で停止できる。そして、基枠の底部に敷 設したプラスチックス製ガラス上に数個のリードを並列的に配置すると、リード の円弧状表面の方向が斜向する深さ方向に、また、リードの端部の薄い部分が浅 い部分にあてはまり、リードの高さ(厚さ)が基枠の高さとほぼ一致する。上蓋 枠を閉じると、該上蓋枠に嵌まり込んでいる柔軟性パッドが並列しているリード を柔らかく押さえ、ABS樹脂製容器内での揺動を拘束する。
【0006】 また、上蓋枠が開いた状態において、上蓋枠に嵌まり込んでいる柔軟性パッド を引き起こせば、上蓋枠の底部に内蔵されているプラスチックス製ミラーによっ て、リードを唇にくわえた演奏状態等のアンブシャーを見ることができ、その練 習に活用できる。この際、基枠に対する上蓋枠の開口角度αは、可動固定式蝶番 によって所望する一定開口位置に調整し、かつ、これを不動のものとすることが でき、上蓋枠を閉じた状態においては、基枠と上蓋枠に設けたプラスチックス製 ガラス並びにプラスチックス製ミラーは、その中間に位置する柔軟性パッドによ って保護される。
【0007】
【考案の実施の形態】
基枠1、上蓋枠2、開閉止め具4及び止板14をABS樹脂(アクリロ−ニト リルとブタジエンとスチレンの共重合によりつくられる熱可塑性樹脂)によって 金型で製し、かつ、プラスチックス製ガラス6、プラスチックス製ミラー7、柔 軟性パッド8、止め棒15及びバネ体(図示していない)をそれぞれ用意した。
【0008】 基枠1は四角形のものとし、その一辺に雄形蝶番16を、また、その底部を該 雄形蝶番16に向かうに従って低く斜向するようにそれぞれ一体成形し、その対 向辺に穴17を設けたものである。そして、この底部にはプラスチックス製ガラ ス6を斜向して設け、かつ、開閉止め具4を前記バネ体を介して穴17に緩入す るとともに、前記対向辺の内側に沿って止板14を固定することによって前記プ ラスチックス製ガラス6を敷設すると同時に開閉止め具4の突起18を止板14 に出現せしめた。
【0009】 また、上蓋枠2も基枠1と同様の四角形とし、その一辺に雌形蝶番19を一体 成形したもので、四角形の柔軟性パッド8と連続する薄い耳を前記雌形蝶番19 の辺から底部に当てがったのち、プラスチックス製ミラー7を底部に固定したも のである。従って、柔軟性パッド8は、上蓋枠2の支持一辺を支線として該上蓋 枠2内に嵌ったり、引き起こすことができる。該柔軟性パッド8の一角に引き布 20を設けておけば便である。
【0010】 そして、雄形蝶番16を雌形蝶番19に嵌合し、その中心線方向から軸棒15 を挿入し可動固定式蝶番3を形成し、基枠1と上蓋枠2とが一連となり、前記可 動固定式蝶番3を支軸とし開閉できるリードケースを得た。なお、上蓋枠2の雌 形蝶番19の対向辺には引掛部21が予め一体成形されていて、該引掛部21に 基枠1に設けた開閉止め具4の突起18が内蔵されているバネ体の弾力によって 嵌合の脱着を行うものである。
【0011】
【考案の効果】
この考案の構成によると、次のような効果を奏でる。 基枠の底部にはプラスチックス製ガラスが斜向して敷設され、リードの収納 スペースに適応し、かつ、柔軟性パッドの押圧力によって容器内の複数個収納し たリードを確実に不動のものとする。 リードの先部は唇でくわえられ、使用後容器に収納する際、リードの底部は プラスチックス製ガラスに接し、上面は柔軟性パッドに接するので、該柔軟性パ ッドがリードの先部に付着している唾液等を吸収し、極めて衛生的であるととも に、リード自体の湿度を常に一定に保つ。 上蓋枠の底部には破損しにくいプラスチックス製ミラーが敷設され、これが 柔軟性パッドを引き起こせば現出し、かつ、可動固定式蝶番と相俟って使用者の 所望する位置に設定でき、アンブシャーを見るなど演奏練習に役立つ。 基枠、上蓋枠、開閉止め具はABS樹脂にてそれぞれ一体成形できるので、 生産性に富み、かつ、プラスチックス製ガラス及びプラスチックス製ミラーと相 俟って軽量で対衝撃性にも富む。 従って、収納したリードの保管、運搬、携帯、安全性を全うするとともに、リ ードの性能並びに衛生等の機能を保全する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示した斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を示した斜視図である。
【図3】本考案の一実施例を示した縦断面図である。
【図4】リードの斜視図である。
【図5】リードの縦断面図である。
【符号の説明】
1 基枠 2 上蓋枠 3 可動固定式蝶番 4 開閉止め具 5 ABS樹脂製容器 6 プラスチックス製ガラス 7 プラスチックス製ミラー 8 柔軟性パッド 9 リード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基枠(1)と上蓋枠(2)を可動固定式
    蝶番(3)と開閉止め具(4)を設けて形成したABS
    樹脂製容器において、基枠(1)の底部にはプラスチッ
    クス製ガラス(6)を斜向して敷設し、上蓋枠(2)の
    底部にはプラスチックス製ミラー(7)を敷設するとと
    もに、該上蓋枠(2)の一辺が支承する柔軟性パッド
    (8)を嵌め込んでなるリードケース。
JP1995013898U 1995-11-24 1995-11-24 リードケース Expired - Lifetime JP3025170U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995013898U JP3025170U (ja) 1995-11-24 1995-11-24 リードケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995013898U JP3025170U (ja) 1995-11-24 1995-11-24 リードケース

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3025170U true JP3025170U (ja) 1996-06-11

Family

ID=43160380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995013898U Expired - Lifetime JP3025170U (ja) 1995-11-24 1995-11-24 リードケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3025170U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010104305A2 (ko) * 2009-03-11 2010-09-16 Kim Jae Jun 관악기용 마우스피스 및 리드 살균소독 및 탈습기

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010104305A2 (ko) * 2009-03-11 2010-09-16 Kim Jae Jun 관악기용 마우스피스 및 리드 살균소독 및 탈습기
WO2010104305A3 (ko) * 2009-03-11 2011-01-20 Kim Jae Jun 관악기용 마우스피스 및 리드 살균소독 및 탈습기
JP2012524286A (ja) * 2009-03-11 2012-10-11 キム,ジェジュン 管楽器用マウスピース及びリード殺菌消毒及び脱湿器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3025170U (ja) リードケース
GB2041332A (en) Receptacle Closures
JPH059090Y2 (ja)
JPH076939Y2 (ja) ゲーム装置
JPH0355282U (ja)
JP3094108U (ja) 紙付着テープカッター
JPH0647368Y2 (ja) コンパクト容器
JPH0615654Y2 (ja) 人形、縫いぐるみ類の頭部可動装置
JPH0355385Y2 (ja)
JPS5987838U (ja) 芳香剤容器
JPS5919031Y2 (ja) 針収納ケ−ス
JPS6044Y2 (ja) 清掃具
JPH03120447U (ja)
JPH066790Y2 (ja) ウェットティッシュ容器
JPS6237463Y2 (ja)
JPS5854366Y2 (ja) チュ−ブ容器の動物似顔キャップ
JPS615764U (ja) カツトテ−プ付き包装体
JPS604451U (ja) 容器
JPH0453659U (ja)
JPS63141190U (ja)
JPH0364517U (ja)
JPS6117020U (ja) 会葬御返し品容器
JPS61196974U (ja)
JPH0311653U (ja)
JPH03120415U (ja)