JP3025163U - ファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止構造 - Google Patents
ファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止構造Info
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- JP3025163U JP3025163U JP1995013843U JP1384395U JP3025163U JP 3025163 U JP3025163 U JP 3025163U JP 1995013843 U JP1995013843 U JP 1995013843U JP 1384395 U JP1384395 U JP 1384395U JP 3025163 U JP3025163 U JP 3025163U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 ファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止構造。
【解決手段】 ファクシミリの後蓋30内面に一長条状
の突出する導紙リブ31が下蓋との間に適当な間隙を形
成するように設け、この間隙により感熱紙14を送出す
る時の浮き上がり角度を抑制し、感熱紙を平らに整えて
送り、これによりファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止
を効果的に達成する。
の突出する導紙リブ31が下蓋との間に適当な間隙を形
成するように設け、この間隙により感熱紙14を送出す
る時の浮き上がり角度を抑制し、感熱紙を平らに整えて
送り、これによりファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止
を効果的に達成する。
Description
【0001】
本考案は、一種のファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止構造に関し、特に感熱 紙ロールの巻きが少なくなったときに発生し易い偏斜現象を防ぎ、ロールの末端 まで真っ直ぐに送出させる構造に関する。
【0002】
ファクシミリの受信紙に使用される感熱紙ロールの巻きが少なくなる時には重 量も相対的に軽くなるため、ロールがファクシミリ内部で回転により揺動を発生 し、送出される時に偏斜現象を発生しやすい。現在、この問題を解決するための 方法としては以下の二つがある。 1.図1に示されるように感熱紙ロール10の両端にそれぞれ固定円盤11を 設け、該二つの固定円盤11の中心の凸円12を感熱紙ロール10の軸心13中 に挿入すると共に、それを同心に保持する方法:この方法の欠点は、加設される 固定円盤11のための空間がファクシミリ内部に必要であることと、メーカーに より感熱紙ロール10の軸心13の直径は異なり、その直径が上記固定円盤11 の凸円12の直径より大きすぎると逸脱しやすく、また小さすぎると凸円12を 挿入できず、このように全ての感熱紙ロールが凸円12を共用できるわけではな かったことである。 2.図2に示されるように一組の整紙ローラ20を使用し、感熱紙14の出紙 の安定性を得る方法:これは即ち感熱紙14の出口前方に一組の整紙ローラ20 を加設して紙を挟み、感熱紙14を平整に保持して送出させる方法であり、この 方法の欠点は、整紙ローラ20設置のための空間が余分に必要であり、またファ クシミリの製造コストを高し、且つ同期性の問題から機体の伝動構造に大きな影 響を与えることである。 以上のように現在採用されているファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止構造は 、共用性に欠け、また製造コストが高くなるという欠点を有し、例えば、ファク シミリの感熱紙14出口に整紙ローラ20の如き一圧紙装置を設けたものでは、 該装置により感熱紙14の摩擦度が高められているが、その製造コストは極めて 高くなりまた体積は膨大となる。一方、感熱紙ロール10の軸心13両側に一つ の固定円盤11を組み合わせる方法では、感熱紙ロール10の軸心13の孔径が 一定でないために、固定円盤11の凸円12の直径と感熱紙ロール10の軸心1 3の孔径が同じくないと感熱紙ロール10が揺動を発生する場合があり、実用性 と経済性の点で理想的とはいえなかった。
【0003】
本考案の主な目的は、ファクシミリの上蓋内面に一長条形の突出する導紙リブ を形成し、該導紙リブと下蓋板の間に一つの適当な間隙を形成し、この間隙の抑 制を利用して感熱紙ロールより感熱紙を真っ直ぐに送り出し、感熱紙ロールより の感熱紙送出における偏斜現象を防ぐことである。
【0004】 本考案の次の目的は、複雑な伝動構造を有する整紙ローラを必要としない構造 によりファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止を行い、整紙ローラを設けたものよ り製造コストを低くすると共に、体積を縮小することである。
【0005】
ファクシミリの後蓋内面に一長条状の突出する導紙リブが下蓋との間に適当な 間隙を形成するように設ける。
【0006】
後蓋内面に一長条状の突出する導紙リブが下蓋との間に適当な間隙を形成するよ うに設け、この間隙により感熱紙を送出する時の浮き上がり角度を抑制し、感熱 紙を平らに整えて送り、これによりファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止を効果 的に達成する。
【0007】
図3と図4は、それぞれ従来と本考案のファクシミリの内部構造を示す断面図で ある。これらの図に示されるように、感熱紙ロール10が回転して出紙を行う時 、感熱紙14は高く浮き上がり、また降下するという動作を反復し、感熱紙14 と基座32の摩擦力が左右で均等でない時には紙の偏斜が形成される。図4に示 される如く、本考案では一導紙リブ31を加設して感熱紙14の浮上の引張り力 を抑制し、感熱紙ロール10の軸方向の力を下向きに圧することで感熱紙ロール 10と基座32を強制的に接触させ、これにより出紙を正しく導く効果を得る。
【0008】 また、感熱紙ロール10は実際の回転時には非連続的な回転を行い、電動機の回 転、停止に伴い、高引き上げられたり降下する現象を形成する。回転が停止する 状態の時に、感熱紙14は回転時の慣性により長く引っ張られる現象を呈し、さ らに、電動機が回転を開始すると感熱紙14は高く引っ張られ、それにより基座 32左右両側との摩擦が不均等となる。このとき感熱紙ロール10の巻きが大き いと、感熱紙ロール10の自身の重量の圧制により左右の摩擦の不均等という問 題は減少するが、感熱紙ロール10の巻きが少なくなり、重量が少なくなると、 有効に摩擦力の不均等を消去することができなくなり、このために左右側の回転 度が不均等となり、送出する紙の偏斜が形成される。
【0009】 図5のベクトル図と図6の本考案の状態表示図を参照されたい。図5の中、
【数1】 の時、感熱紙ロール10は回転を開始し、
【数2】 で、
【数3】 となり、
【数4】 で却ってWがFより大きいか、等しくなる時、感熱紙ロール10は回転の不均等 を発生し、送紙の左右不均等を発生する。
【0010】 本考案では後蓋30内面に一つの導紙リブ31が設けられる。その主要な用途 は、回転時の感熱紙ロール10の浮き上がり角度θ2をθ1内に圧制し、該感熱 紙14を該導紙リブ31の圧制を経させてそれと基座32にθ3角度を形成させ 、一旦感熱紙14がθ3角度を保持される時に該紙は自身の重みと後蓋30の摩 擦力により平らで整った送紙状態を発生する。また、該導紙リブ31と基座32 は一つの適当な間隙を形成し、この間隙の引っ張りと支承力を利用し、感熱紙ロ ール10を平らにし均一にサーマルヘッド40とサーマルヘッドローラ50の間 に送入し、感熱紙ロール10の偏斜の問題を効果的に解決する。
【0011】
本考案は、ファクシミリの上蓋丙面に一長条形の突出する導紙リブを形成し、 該導紙リブと下蓋板の間に一つの適当な間隙を形成し、この間隙の抑制を利用し て感熱紙ロールより感熱紙を真っ直ぐに送り出し、感熱紙ロールよりの感熱紙送 出における偏斜現象を防ぐことができる。
【0012】 本考案は次に、複雑な伝動構造を有する整紙ローラを必要としない構造により ファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止を行い、整紙ローラを設けたものより製造 コストを低くすると共に、体積を縮小することができる。
【図1】従来の技術を示す断面図である。
【図2】もう一つの従来の技術を示す側面図である。
【図3】従来のファクシミリの断面図である。
【図4】本考案のファクシミリの断面図である。
【図5】上記図3のベクトル図である。
【図6】上記図4の感熱紙状態表示図である。
10・・・感熱紙ロール 11・・・固定円盤 12・
・・凸円 13・・・軸心 14・・・感熱紙 20・
・・整紙ローラ 30・・・後蓋 31・・・導紙リブ
32・・・基座 40・・・サーマルヘッド 50・
・・サーマルベッドローラ
・・凸円 13・・・軸心 14・・・感熱紙 20・
・・整紙ローラ 30・・・後蓋 31・・・導紙リブ
32・・・基座 40・・・サーマルヘッド 50・
・・サーマルベッドローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 ファクシミリの後蓋内面に一長条状の突
出する導紙リブが下蓋との間に適当な間隙を形成するよ
うに設け、この間隙により感熱紙を送出する時の浮き上
がり角度を抑制し、感熱紙を平らに整えて送る、ファク
シミリの感熱紙送りの偏斜防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995013843U JP3025163U (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | ファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995013843U JP3025163U (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | ファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3025163U true JP3025163U (ja) | 1996-06-11 |
Family
ID=43160373
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995013843U Expired - Lifetime JP3025163U (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | ファクシミリの感熱紙送りの偏斜防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3025163U (ja) |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP1995013843U patent/JP3025163U/ja not_active Expired - Lifetime
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