JP3025085U

JP3025085U - 窓用空気清浄換気器

Info

Publication number: JP3025085U
Application number: JP1995012402U
Authority: JP
Inventors: 良和片柳
Original assignee: 株式会社近畿設備
Priority date: 1995-11-22
Filing date: 1995-11-22
Publication date: 1996-06-07
Anticipated expiration: 2001-11-22

Abstract

(57)【要約】【課題】簡単な構造であって、外気が汚れていても、
この外気を清浄してから室内に取り入れることが可能な
窓用空気清浄換気器を提供する。【解決手段】窓用空気清浄換気器１は、換気用枠体２
と、空気清浄フィルター３を備えている。換気用枠体２
は、換気口２ａを有し、この換気口２ａに防虫網４を張
っている。また、その側端には、スリット２ｂを形成し
ており、このスリット２ｂから空気清浄フィルター３を
差し込む。換気用枠体２の下部には、パネル５を嵌め込
んでいる。この窓用空気清浄換気器１を窓枠に取り付け
た状態で、窓を少しだけ開けて、この換気器１を屋外と
室内間に介在させ、室の換気扇によって室内の空気を排
気すれば、これに伴って、外気が空気清浄フィルター３
を通じて室内に取り込まれる。空気清浄フィルター３
は、外気に含まれている微細な粉塵を取り除くので、室
内には、清浄な空気が流れ込む。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、清浄な空気を室内に導入するための窓用空気清浄換気器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

周知の様に、室内に設置され、この室内の空気を清浄する装置がある。この装置では、電動ファンによって空気を吸排気しており、この空気の経路の途中に、空気を濾過するフィルターや、空気に含まれる粉塵を静電気によって除去するフィルターを配している。

【０００３】あるいは、室内の空気を清浄するには、換気扇を作動させたり、室の窓を開け放って、外気を室内に取り入れても良く、このような方法が最も簡便であると言える。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来の装置、つまり電動ファンによって空気を循環させ、空気に含まれる粉塵を除去するものは、調理器具や暖房器具によって発生した煙やガスを除去することができない。また、この種の装置は、構造が複雑であって、コストが高い。

【０００５】一方、外気を室内に取り入れる場合は、清浄な外気であれば良いが、住居が道路や工場の近くにあると、外気が汚れているので、この外気を取り入れても、室内の空気を清浄することにはならない。

【０００６】そこで、この考案の課題は、簡単な構造であって、外気が汚れていても、この外気を清浄してから室内に取り入れることが可能な窓用空気清浄換気器を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、この考案の窓用空気清浄換気器は、窓枠に沿って移動される窓と擦れ違うように、この窓枠の一辺に配置され、屋外に通じる換気口を有する換気用枠体と、この換気用枠体の換気口に着脱自在に配置される空気清浄フィルターとを備えている。

【０００８】この換気口の換気用枠体は、窓枠の一辺に配置されるものの、窓と擦れ違うので、この窓の開閉を妨げることがない。また、窓を少しだけ開ければ、この換気用枠体が屋外と室内間に介在し、この状態で、室の換気扇を作動させて、室内の空気を排気すれば、これに伴い、外気が該換気用枠体の換気口を通じて室内に取り込まれる。この換気口には、空気清浄フィルターを配しているので、外気が汚れていても、この外気は、この空気清浄フィルターによって清浄され、清浄な空気となってから室内に取り込まれる。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、この考案の実施の形態を添付図面を参照して説明する。

【００１０】図１及び図２は、この考案の窓用空気清浄換気器の一実施形態を示している。また、図３は、この実施形態の窓用空気清浄換気器を窓枠に設置した状態を示している。

【００１１】これらの図に示すように、この窓用空気清浄換気器１は、換気用枠体２と、空気清浄フィルター３を備えている。換気用枠体２は、アルミ製の枠組であって、上部２_-1と下部２_-2に区分される。上部２_-1は、換気口２ａを有し、この換気口２ａに防虫網４を張っている。また、この上部２_-1の側端には、スリット２ｂを形成しており、このスリット２ｂから上部２_-1へと空気清浄フィルター３を差し込み、この空気清浄フィルター３によって、換気口２ａを塞ぐ。

【００１２】換気用枠体２の下部２_-2には、パネル５を嵌め込んでいる。このパネル５は、降雨に際し、雨の跳ね返りを防ぐためのものである。

【００１３】空気清浄フィルター３は、この考案の出願人が先に出願して登録したものであり（実用新案登録第３００３３５９号）、電源や動力源が無くても、空気に含まれる微細な粉塵を清浄する役目を果たす。

【００１４】この窓用空気清浄換気器１をアルミサッシの窓枠７に取り付けるには、換気用枠体２の上下端の各溝２ｃをアルミサッシの窓枠７の上下の各桟７ａに嵌め込む。そして、この換気用枠体２を窓枠７の一辺に設置する。また、換気用枠体２を窓枠７の各窓８，９と擦れ違う位置に配置し、これらの窓８，９の開閉を妨げない様にする。

【００１５】こうして窓用空気清浄換気器１を窓枠７に取り付けた状態で、窓８を少しだけ開けて、この換気器１を屋外と室内間に介在させ、室の換気扇によって室内の空気を排気すれば、これに伴って、外気が換気用枠体２の空気清浄フィルター３を通じて室内に取り込まれる。このとき、空気清浄フィルター３は、外気に含まれている微細な粉塵を取り除くので、室内には、清浄な空気が流れ込む。

【００１６】空気清浄フィルター３が汚れたときには、このフィルター３を換気用枠体２から取り外して、新たなものに交換すれば良い。

【００１７】このように実施形態の窓用空気清浄換気器１は、簡単な構造でありながら、換気扇と共用することにより、外気を清浄してから室内に取り入れることができ、室内の空気の速やかなる清浄を可能にする。

【００１８】

【効果】

以上説明したように、この考案の窓用空気清浄換気器は、簡単な構造であって、低いコストで提供することができ、また換気扇と共用することによって、汚れた外気を清浄してから室内に取り入れることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の窓用空気清浄換気器の一実施形態を
部分的に示す斜視図

【図２】図１の窓用空気清浄換気器を部分的に示す断面
図

【図３】図１の窓用空気清浄換気器を窓枠に取り付けた
状態を示す図

【符号の説明】

１窓用空気清浄換気器２換気用枠体３空気清浄フィルター４防虫網５パネル７窓枠８，９窓

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】窓枠に沿って移動される窓と擦れ違うよ
うに、この窓枠の一辺に配置され、屋外に通じる換気口
を有する換気用枠体と、この換気用枠体の換気口に着脱自在に配置される空気清
浄フィルターとを備える窓用空気清浄換気器。
【請求項２】換気用枠体は、換気口を設けた上部、及
び閉塞された下部からなる請求項１に記載の窓用空気清
浄換気器。
【請求項３】換気口には、防虫網を張った請求項１に
記載の窓用空気清浄換気器。