JP3024984U - 親指代わりの押圧健康器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 親指による指圧は親指が疲れるので，これに
代わるもので親指の感触に近く老人や女性にも使いやす
い小形のもので，手の平や手首などの力を用いてつぼを
押圧しようとするのが本考案の課題である。 【解決手段】 課題を解決するために，長さ約１２ｃ
ｍ，巾約６ｃｍ，厚さ約１ｃｍの長方形の板に，太さ約
２ｃｍ，長さ約２．５ｃｍのすりこぎ状の棒をとりつ
け，棒の先端に磁石を埋め，棒全体を肉状厚ゴムサック
でおおう。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は，押圧健康器の技術分野に属するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の技術は，単体の握り棒，多突起押し板，多突起踏み板，数珠，ローラー 等を利用したものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

考案が解決しようとする課題は次の４点である。 ．親指による指圧は親指が疲れるので，手の平，手首等の力を用いてこれを解 決する。 ．老人にも使いやすいように，手の平で握れる小形なものにする。 ．親指感触に近いものにするために，押圧棒の先に肉状厚ゴムサックをつける 。 ．指圧のつぼとその効能が即座にわかるように解説したつぼシールを器具の一 部につける。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

課題を解決するために，長さ約１２ｃｍ，巾約６ｃｍ，厚さ約１ｃｍの長方形 の押圧板（１）をつくる。材料は木でもプラスチックでもよい。

【０００５】 押圧板の約６ｃｍの一辺の中央に，人差し指をひっかけ，しかも握るのに適し た湾曲切り込み（２）をつける。

【０００６】 親指に代わるものとして，太さ約２ｃｍ，長さ約２．５ｃｍで一端を丸くした すりこぎ状の押圧棒（３）をつくり，その先端にＮ極を上にして円柱状の磁石（ ４）を埋める。押圧棒の材料は木でもプラスチックでもよい。

【０００７】 この押圧棒を押圧板にとりつける，とりつける位置は湾曲状の切り込みのない 側から約４ｃｍ中央に寄った手の平の押す力が最もよくかかる位置にする。

【０００８】 押圧棒の先に肉状厚ゴムサック（５）をかぶせる。

【０００９】 押圧板の押圧棒のついていない面に，指圧のつぼ位置とそのつぼの効能を解説 したつぼシール（６）をはり，更にその反対面に押圧板の握り方の図解シール（ ７）をはる。

【００１０】

【考案の実施の形態】

肩以外で自分の手のとどく範囲のつぼを押す場合は，押圧板の湾曲切り込み（ ２）に人指し指をひっかけるようにしてあて，押圧板（１）を手の平に入れて握 り，押圧棒（３）を目的のつぼにあて，手の平の力で押す（図４参照）。

【００１１】 肩のつぼを押す場合は，湾曲切り込みが手首側にくるように押圧板の向きを変 え，押圧板を親指と小指ではさむようにして握り，人差し指，中指，くすり指の ３指は押圧板の上にのせ，この３指と手首の力を利用してつぼを押す（図５参照 ）。

【００１２】 背中のつぼを押す場合は，親指代わりの押圧健康器を椅子の背もたれにとりつ け，背をよりかけて押す。

【００１３】 背中の左右にあるつぼ（肝兪から腎兪にかけてのつぼ）を左右同時に押したい 場合は，親指代わりの押圧健康器を２個横に並べて椅子の背もたれにとりつけ， 背をよりかけて押す（図６参照）。

【００１４】

【実施例】

実施例としては，考案の実施の形態の項で説明した例にならって押圧したり， 押圧板を傾け円を描くようにぐりぐりもむのを組み合わせて実施する。

【００１５】

【考案の効果】

考案の効果としては，親指で指圧したのに近い効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の親指代わりの押圧健康器の斜視図であ
る。

【図２】押圧棒の側面図である。

【図３】押圧棒の上面図である。

【図４】肩以外で自分の手のとどく範囲のつぼを押圧す
る場合の握り方を示す斜視図である。

【図５】肩のつぼを押圧する場合の握り方を示す上面図
である。

【図６】背中のつぼを自分で押す場合椅子の背もたれに
とりつける方法を示した斜視図である。

【図７】押圧棒のついている側の押圧板に，握り方の図
解シール（７）をはった状態を示した平面図である。

【図８】押圧棒のついていない側の押圧板に，つぼシー
ル（６）をはった状態を示した平面図である。

【図９】押圧板にはるつぼシールを示した平面図であ
る。

【符号の説明】

１ 押圧板 ２ 湾曲切り込み ３ 押圧棒 ４ 磁石 ５ 肉状厚ゴムサック ６ つぼシール ７ 握り方の図解シール ８ 本考案の親指代わりの押圧健康器 ９ ベルト １０ 板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 手の平で握れる大きさの押圧板（１）
   に，人指し指がひっかかる湾曲切り込み（２）をつく
   り，押圧板の下面に親指大のすりこぎ状の押圧棒（３）
   をつけ，その押圧棒の先端に円柱状の磁石（４）をはめ
   込み，更にその押圧棒に肉状厚ゴムサック（５）をかぶ
   せ，押圧板の上面に人体の指圧のつぼを解説したつぼシ
   ール（６）をはり，更にその反対面に押圧板の握り方の
   図解シール（７）をはった親指代わりの押圧健康器。