JP3024840U - 替刃式鉈 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 従来からの製品は切刃と本体は鍛接工法で一
体化溶着状であり、切刃に摩減が生じた時には研ぎ直し
作業を必要とし、又鍛接工法は至難の技術で材質の損傷
が起こりがちであった。これらの欠点を補う為に、付け
替え自在で、分離生産も可能な替刃式鉈を提供する。 【解決手段】 本体１の凹面の替刃設置面に横型４、縦
型５、自在型６の各固定部を設置をして前後左右の水平
方向の固定を行う。更に前記の各固定部４、５、６には
嵌合型を併設して上下の立体方向の固定をなす。本体１
に付け替え自在とする替え刃１３は凹面の替刃設置面に
設定してある各固定部４、５、６と重合固定を可能とす
る各固定孔４′、５′、６′を貫設して下端部に切刃１
０を設定してある平板形状とする。この両者１、１３、
を替刃設置面で、付け替え自在に重ね合せて、締結具７
を、締結孔７′、７″に、充填挿着を行って固定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、 替刃１３の付け替えを自在に行える構造の替刃式鉈に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の鉈は、 切削の主体をなす、 切刃１０と本体１が鍛接工法で、 一 体化して溶着状であった。

【０００３】

【考案が解決をしようとする課題】

これは、 次のような欠点があった。 （イ）切刃１０と 本体１が一体化構造である事は、 使用をなす事により切 刃１０の摩減をなして、 切味が悪くなってきた時には研ぎ直し作業を 必要として、 この作業は多大の時間、労力、熟練を要す。 （ロ）切刃１０と本体１を一体化する鍛接工法は、 材質を高温度にする事で 材質の損傷を致し、又高度の熟練を要するものである。 本考案は、 これらの欠点を除くためになされるものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

前記形状の凹面を替刃設置面３となして、 その面３の、上部位置の境界壁１ ２に嵌合型９′を形成して、 横型固定部４となして、 中部の適宜位置に所 要突出形状で、 且つその側周の適宜面に嵌合型９′を併設して、 縦型固定 部５となして、 更に下部の適宜位置に所要突出形状で、且つ側周の適宜位置 に嵌合型９′を併設をなして自在型固定部６となし、 尚、自在型固定部６の 隣接位置に貫通をする、 締結孔７′を貫設をして 柄２を設定をしてある本 体１と、 上部の形状は替刃設置面３に設定をしてある、横型、縦型、自在型 の各固定部４、５、６、並びに各締結孔７′と重着適合を可能とする、形状又 は固定孔９、６′並びに締結孔７″を設定をなして、 中部の適宜位置にＵ削 遮断面８を形成をなし、 下端部に切刃１０を設定してある、替刃１３とを、 替刃設置面３において、 重着接合をなして、 重合状の各締結孔７′、７ ″に締結具７を挿着締結をなして、 替刃１３の付け替えを自在に行える、 替刃式鉈。 本考案は、以上のような構成である。

【０００５】

【作用】

（イ） 本案の使用法を説明すると、 本体１の替刃設置面３に替刃１３を重 ね合せる事で、 本体１の各固定部４、５、６、と替刃１３の各固定形 状又は、 固定孔４′、５′、６′、は互いに雌雄結合をなして、次に 各締結孔７′、７″内に締結具７を充填挿着をする事で、 各嵌合型９ 、９′も互いに嵌みあい、 間隙１１も無くなって、両者１、１３、は は完全に結合状となって、 使用を可能となる使用法である。 （ロ） 本案による本体１と替刃１３の固定構造は、 本体１の各固定部４、 ５、６、と替刃１３の各固定形状又は固定孔４′、５′、６′の雌雄結 合によって、 前後左右の平面方向（一段階）を、 次に各嵌合型９、 ９′の互いに嵌り合う事で上下の立体方向（二段階）を、 更に各締結 孔７′、７″内に締結具７を挿着固定（三段階）をする三段階固定方式 で成り立つ。 （ハ） 嵌合型９、９′は １０図で示す如く、 差し込み体の雄体９と受容 体の雌型９′の両者の組み合せでなりたって、 形の合った両者を互い に嵌め合せる事で間隙１１を生じないで、 上下、左右、前後の全方向 の固定を完結する固定方式の総称である、 但し着脱は自在とする。 （ニ） 締結具７は、 外形は円錐形の雌ネジと雄ネジで成り立ち、両者を締 め込む事で、 締結孔７′、７″内はゆるみを生じない事となる。 （ホ） 切削遮断面８は、 替刃１３の中間位置に設定をなして切刃１０の傾 面に添って排出をしてくる切削片を、 角度を変える事で、 本体１と と替刃１３との接合面内に喰い込みを遮断する平担面である。

【０００６】

【実施例】

以下本案の実施例について説明をする。 本案の替刃式鉈等の刃物類は、 名称や外形は違っても内部構造は同様で あり、 よって本案による替刃の付け替え構造と同一刃物として、次のも のがある。 （イ）本案の替刃の日け替え構造と同一である鉞形の替刃式鉞 （ロ）本案の替刃の付け替え構造と同一である鉋形の替刃式鉋 （ハ）本案の替刃の付け替え構造と同一である包丁形の替刃式包丁 （ニ）本案の替刃の付け替え構造と同一である鍬形の替刃式鍬 （ホ）本案の替刃の付け替え構造と同一である鎌形の替刃式鎌

【０００７】

【考案の効果】

（イ）至難とする研ぎ直し作業と鍛接工法は不必要となる。 （ロ）本案の替刃三段階固定法は、 同形同類の外の刃物の替刃式構造に も広く応用ができる。 （ハ）本案の替刃１３は平板形であるので製造も仕易く低コストである。

【提出日】平成７年１１月２０日

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】０００４

【補正方法】変更

【補正内容】

【０００４】

【問題を解決するための手段】従来の鉈本体の楔形状の断面を本案は該断面の必
要の側面下部を削除した形状に成形をして該凹面を替刃設置面３となし 該面３
の上部位置の境界壁１２に嵌合型９′を形成して、横型固定部４となして、中部
の適宜位置に所要突出形状で、且つその側周の適宜面に嵌合型９′を併設して、
縦型固定部５となして、更に下部の適宜位置に所要突出形状で、且つ側周の適宜
位置に嵌合型９′を併設をなして自在型固定部６となし、尚、自在型固定部６の
隣接位置に貫通をする、締結孔７′を貫設をして柄２を設定をしてある本体１
と、上部の形状は替刃設置面３に設定をしてある、横型、縦型、自在型の各固定
部４、５、６、並びに各締結孔７′と重着適合を可能とする、形状又は固定孔
９、６′並びに締結孔７″を設定をなして、中部の適宜位置に切削遮断面８を形
成をなし、下端部に切刃１０を設定してある、替刃１３とを、替刃設置面３にお
いて、重着接合をなして、重合状の各締結孔７′、７″に締結具７を挿着締結を
なして、替刃１３の付け替えを自在に行える、替刃式鉈。本考案は、以上のよう
な構成である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本案の正面斜視図である。

【図２】 本案の図１のＡ〜Ｂ線切断側面図である。

【図３】 本案の本体１の正面図である。

【図４】 本案の替刃１３の正面図である。

【図５】 本案の実施例による替刃式鉞の正面図であ
る。

【図６】 本案の実施例による替刃式鉋の正面図であ
る。

【図７】 本案の実施例による替刃式包丁の正面図であ
る。

【図８】 本案の実施例による替刃式鍬の正面図であ
る。

【図９】 本案の実施例による替刃式鎌の正面図であ
る。

【図１０】 本案の嵌合型９、９′を示す、側断面図で
ある。

【符号の説明】

１ ．本体 ２ ．柄 ３ ．替刃設置面 ４ ．横型固定部 ５ ．縦型固定部 ６ ．自在型固定部 ６′．自在型固定部に適合する替刃の固定孔 ７ ．締結具 ７′．締結具を受け入る本体の締結孔 ７，．締結具を受け入る替刃の締結孔 ８ ．切削遮断面 ９ ．嵌合型の雄型 ９′．嵌合型の雌型 １０．切刃 １１．間隙 １２．境界壁 １３．替刃

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【手続補正書】

【提出日】平成７年１１月２０日

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 成形をなして、 前記形状の凹面を替刃設置面３となし
   て、 その面３の上部位置の境界壁１２に嵌合型９′
   （作用で説明）を成形をして横型固定部４となし、 中
   部の適宜位置に所要突出形状で且つその側周の適宜面に
   嵌型９′を併設をなして縦型固定部５となして、 更に
   下部の適宜位置に所要突出形状で且つ側周の適宜位置に
   嵌合型９′を併設をなして、 自在型固定６となし、
   尚自在型固定部６の隣接位置に貫通をする各締結孔７を
   貫設をして柄２を設定をなしてある本体１と、 上部の
   形状は替刃設置面３に設定をしてある横型、縦型、自在
   型の各固定部４、５、６、と、 並びに各締結孔７′と
   重着適合を可能とする 形状又は固定孔９、６′及び各
   締結孔７″を設定をなして、 中部の適宜位置は切削遮
   断面８、を形成して、 下端部に切刃１０を設定してあ
   る替刃１３とを、 替刃設置面３、において、重着接合
   をなして、 重合状の各締結孔７′、７″に締結具７を
   挿着締結をなして、替刃１３の付け替えを自在に行え
   る、替刃式鉈。