JP3024627U - 生体インピーダンス測定装置 - Google Patents

生体インピーダンス測定装置

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JP3024627U
JP3024627U JP1995012928U JP1292895U JP3024627U JP 3024627 U JP3024627 U JP 3024627U JP 1995012928 U JP1995012928 U JP 1995012928U JP 1292895 U JP1292895 U JP 1292895U JP 3024627 U JP3024627 U JP 3024627U
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JP1995012928U
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浩 安在
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マクター株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚下のいろいろな深さにおける生体インピ
ーダンスを測定し、これら数通りに測定された生体イン
ピーダンスから、総合的に体内の脂肪率や脂肪量を知る
ことができ生体インピーダンス測定装置を提供すること
である。 【解決手段】 生体インピーダンス測定装置に、人体に
装着自在とした複数の電極センサと、交流電圧を発振
し、かつ、その周波数を設定した範囲内で変化させる発
振回路と、発振回路に接続し、かつ、上記電極センサの
うち2つの電極センサ間の測定用定電流を出力する電流
回路と、これら2つの電極センサ間の電圧降下から生体
インピーダンスを測定する処理回路とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、体内の脂肪率や脂肪量を知るために生体インピーダンスを測定す る生体インピーダンス測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
体内の脂肪率や脂肪量を知るために生体インピーダンスを測定する装置として は、例えば図4に示すものがある。 この生体インピーダンス測定装置では、50kHzの正弦波を発振する発振回路 1を、ローパスフィルター2を介して電流回路3に接続している。 そして、この電流回路3には、両足のつま先に設けられた電極センサ4a、4 bを接続している。なお、一方の電極センサ4bと電流回路3との間には、既知 の基準抵抗a,b、cを介在させている。 このようにした電流回路3からは、生体インピーダンスの線形性に影響のない 800μA程度の測定用定電流Iが出力され、電極センサ4a、4b間に流され る。そして、基準抵抗を含めた電極センサ4a、4b間の電圧降下を差動増幅器 5で測定している。
【0003】 ここでは、マイクロコンピューター7によって切換スイッチ6を制御し、ある 時間毎に切換位置6a〜6dに切り換えている。 例えば、切換スイッチ6が切換位置6aにあると、基準抵抗a,b,cを含め た電極センサ4a、4b間の電圧降下を測定することができる。また、切り換え 位置6bにあると、基準抵抗b、cを含めた電極センサ間4a、4bの電圧降下 を測定することができる。さらに、切り換え位置6cにあると、基準抵抗cのみ を含めた電極センサ4a、4b間の電圧降下を測定することができる。 なお、両足のかかとにも一対の電極センサ4c、4dを設けているが、これは 電極センサの接触状態をチェックするためのものであり、切換スイッチ6が切換 位置6dにあるときに接触状態をチェックしている。
【0004】 このようにして差動増幅器5で測定された電圧値は増幅され、整流器8に出力 される。そして、この整流器8で直流に整流され、平滑回路9で整形される。 さらに、整形された信号は、AD変換器10でデジタル信号に変換される。そ して、マイクロコンピューター7で、このデジタル信号から生体インピーダンス を測定している。 マイクロコンピューター7で生体インピーダンスが測定されれば、この生体イ ンピーダンスと、身長・体重などの身体的条件とから、体内の脂肪率や脂肪量を 知ることができる。つまり、脂肪を除いた体重は身長の二乗を生体インピーダン スで割った値に比例する、というルカスキーの報告に基づいて、体内の脂肪率や 脂肪量を算出することができる。 しかも、この生体インピーダンス装置によれば、既知のインピーダンスと比較 して生体インピーダンスを測定することができる。したがって、外部環境による 影響を補正することができ、より正確に生体インピーダンスを測定することがで きる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来例の生体インピーダンス測定装置では、発振回路1で発振される交流 電圧の周波数が一定に保たれている。 しかしながら、測定用定電流が到達する皮膚下の深さは、交流電圧の周波数に よって決められるので、周波数が一定だとある一定の深さにおける生体インピー ダンスしか測定できない。そのため、皮膚下の浅層から深層にわたる生体インピ ーダンスを測定するには不十分であった。 この考案の目的は、皮膚下のいろいろな深さにおける生体インピーダンスを測 定し、これら数通りに測定された生体インピーダンスから、総合的に体内の脂肪 率や脂肪量を知ることのできる生体インピーダンス測定装置を提供することであ る。
【0006】
【課題を解決するための手段】 第1の考案は、生体インピーダンス測定装置に係り、人体に装着自在とした複 数の電極センサと、交流電圧を発振し、かつ、その周波数を設定した範囲内で変 化させる発振回路と、発振回路に接続し、かつ、上記電極センサのうち2つの電 極センサ間に測定用定電流を出力する電流回路と、これら2つの電極センサ間の 電圧降下から生体インピーダンスを測定する処理回路とからなる点に特徴を有す る。 このような構成としたので、交流電圧の周波数を変化させて、測定用定電流を 人体に流すことができる。そして、周波数を変化させると、測定用定電流が到達 しうる皮膚下の深さを変えることができるので、皮膚下の浅層から深層にわたる 広範囲の生体インピーダンスも測定することができる。
【0007】 第2の考案は、第1の考案において、測定用定電流の電流値を、設定した範囲 内で変化させる構成とした電流回路を用いた点に特徴を有する。 交流電圧の周波数だけを変化させると、測定するインピーダンスが変わる分だ け、電圧降下を測定すべき範囲も大きくなってしまう。そのため、この電圧値デ ータの変化に合わせて処理回路のレンジを切り換なければならず、あらたにレン ジ切換回路などを設けなければならない。 そこで、周波数に合わせて測定用定電流の電流値を変化させてやれば、測定す るインピーダンスが異なっても、電圧降下の測定すべき範囲をある範囲内におさ めることができる。したがって、あらたにレンジ切換回路などを設ける必要がな い。
【0008】
【考案の実施の形態】
図1〜4に示すこの考案の実施例では、上記従来例と同様に、電源として交流 電圧を発振する発振回路11を設けている。 ただし、この実施例の発振回路11では、交流電圧の周波数fを所定の範囲で 自由に変えることができる。そして、この発振回路11をマイクロコンピュータ ー7に接続し、そのタイマー機能を利用して周波数fを変化させている。 例えば、この実施例ではある時間tごとに、従来例と同様50kHz程度の周波 数fMと、50kHzよりもやや高い周波数fHと、反対に50kHzよりもやや低い周 波数fLとに変化させている。 このようにした発振回路11を、ローパスフィルター12を介して電流回路1 3に接続している。なお、このローパスフィルター12も、マイクロコンピュー ター7のタイマー機能を利用して、その設定値を周波数fの変化fL〜fHに合わ せて変化させている。
【0009】 さらに、ローパスフィルター12に接続する電流回路13も、マイクロコンピ ューター7に接続している。そして、同様に、マイクロコンピューター7の出力 ポートに接続するアナログスイッチ及びオペアンプを利用し、出力する測定用定 電流の電流値Iを、周波数の変化fL〜fHに合わせて変化させている。 例えば、周波数fMのときに測定用定電流の電流値がIMであるとしたら、やや 高い周波数fHのときに電流値IH=(fH/fM)・IMと、また、やや低い周波数fH のときに電流値IL=(fL/fM)・IMとし、周波数fの変化に比例させて電流値I も変化させている。 このようにして周波数fと電流値Iとを変化させて、測定用定電流をつま先の 電極センサ4a、4b間に流す。そして、これらつま先の電極センサ4a、4b 間の電圧降下を測定すれば、マイクロコンピューター7で生体インピーダンスを 測定することができる。 なお、差動増幅器5に接続する整流器8、平滑回路9、AD変換器10につい ては従来例と同様であり、その詳細な説明を省略する。
【0010】 この実施例では、マイクロコンピューター7が、図2のフローチャートに対応 するプログラムを実行している。 つまり、まず周波数fH及び電流値IHで、つま先の電極センサ4a、4b間の 電圧降下を測定する。 次に、周波数fM及び電流値IMで、つま先の電極センサ4a、4b間の電圧降 下を測定する。 さらに、周波数fL及び電流値ILで、につま先の電極センサ4a、4b間の電 圧降下を測定する。
【0011】 このように周波数fL〜fH及び電流値IL〜IHで、つま先の電極センサ4a、 4b間の電圧降下をそれぞれ測定したら、次に、かかとの電極センサ4c、4d 間で接触状態をチェックする。つまり、かかとの電極センサ4c、4d間の電位 差を測定して、その電位差が生体インピーダンスとしてあり得ないほど大きかっ たり、あるいは小さかったりしないか判断し、接触状態をチェックしている。 さらに、体重を測定する。これにより、脂肪率や脂肪量を算出するのに必要な 体重を測定するとともに、被測定者が動いて不安定な状態か、あるいは静止して 安定した状態かをチェックしている。
【0012】 次に、この生体インピーダンス測定装置の作用を説明する。 この実施例では、発振回路11で発振する交流電圧の周波数fを変化させてい るので、測定用定電流を皮膚下のある深さにだけではなく、浅層あるいは深層に も到達させることができる。 その理由は、以下の通りである。つまり、図3に示すように、人体は抵抗Rと コンデンサCとを並列に接続した回路で表すことができる。そして、コンデンサ Cは、そこを通る電流の周波数が高ければインピーダンスが低くなり、逆に低け ればインピーダンスは高くなる。したがって、周波数fを高くすれば深層に到達 する電流を増加させ、また、周波数fを低くすれば浅層に到達する電流を増加さ せることができる。 そして、このように測定用定電流を、皮膚下のある深さにだけではなく、浅層 あるいは深層にも到達させて生体インピーダンスを測定すれば、無視される生体 インピーダンスを少なくできる。したがって、数通りに周波数fを変化させて生 体インピーダンスを測定すれば、皮膚下のいろいろな深さにおける脂肪率や脂肪 量を知ることができ、それらを総合して、より的確に被検査者の身体の状態を知 ることができる。
【0013】 また、この実施例では、周波数fに合わせて測定用定電流の電流値Iも変化さ せているので、不要なコストをかけずに、簡単に生体インピーダンスを測定でき る。 つまり、この実施例では、つま先の電極センサ4a、4b間で測定した電圧降 下を、AD変換器10でデジタル信号に変換している。 しかし、周波数fのみを変化させた場合、測定するインピーダンスが変わる分 だけ、その電圧降下を測定すべき範囲も大きくなってしまう。そのため、電圧降 下が入力されるAD変換器10のレンジをその範囲に対応させるため、あらたに レンジ切換回路などを設けなければならない。 そこで、周波数fに合わせて測定用定電流の電流値Iを変化させてやれば、測 定するインピーダンスが異なっても、電圧降下の測定すべき範囲をある範囲内に おさめることができる。したがって、レンジ切換回路などをあらたに設けなくて もよく、不要なコストをかけずに、簡単に生体インピーダンスを測定できる。
【0014】 なお、以上述べたこの実施例では、整流器8、平滑回路9、AD変換器、及び マイクロコンピューター7が相まって、処理回路を構成しているものとする。 また、この実施例では、マイクロコンピューター7のタイマー機能を利用して 、周波数fを変化させているが、もちろんその他の手段で周波数fを変化させて もかまわない。 さらに、この実施例では、2点間のインピーダンス測定装置を例にして説明し たが、4端子ケルビンブリッヂの生体インピーダンス測定装置に応用しても構わ ない。 さらにまた、この実施例の生体インピーダンスの測定装置を、基準抵抗を設け た従来例の装置と併用させても構わない。
【0015】
【考案の効果】
第1の考案によれば、皮膚下のある一定の深さの生体インピーダンスだけでは なく、浅層から深層にわたる広範囲の生体インピーダンスも測定できる。 そして、数通りに周波数を変化させて生体インピーダンスを測定すれば、皮膚 下のいろいろな深さにおける脂肪率や脂肪量を知ることができ、それらを総合し て、より的確に被検査者の身体の状態を知ることができる。 また、第2の考案によれば、第1の考案において、あらたにレンジ切換回路な ど設ける必要がなく、不要なコストをかけずに生体インピーダンスを測定できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施例の生体インピーダンスの測定
装置を示す図である。
【図2】この考案の実施例で、マイクロコンピューター
が実行するプログラムを示すフローチャート図である。
【図3】人体を表した等価回路図である。
【図4】従来例の生体インピーダンス測定装置を示す図
である。
【符号の説明】
4a、4d 電極センサ 7 マイクロコンピューター 8 整流器 9 平滑回路 10 AD変換器 11 発振回路 13 電流回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体に装着自在とした複数の電極センサ
    と、交流電圧を発振し、かつ、その周波数を設定した範
    囲内で変化させる発振回路と、発振回路に接続し、か
    つ、上記電極センサのうち2つの電極センサ間に測定用
    定電流を出力する電流回路と、これら2つの電極センサ
    間の電圧降下から生体インピーダンスを測定する処理回
    路とを備えたことを特徴とする生体インピーダンス測定
    装置。
  2. 【請求項2】 測定用定電流の電流値を、設定した範囲
    内で変化させる構成とした電流回路を用いたことを特徴
    とする請求項1記載の生体インピーダンス測定装置。
JP1995012928U 1995-11-13 1995-11-13 生体インピーダンス測定装置 Expired - Lifetime JP3024627U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3459204B2 (ja) 1999-08-16 2003-10-20 ヤーマン株式会社 体脂肪分布測定装置

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