JP3024492B2 - 撮像装置及び画像信号処理装置 - Google Patents

撮像装置及び画像信号処理装置

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JP3024492B2
JP3024492B2 JP6257583A JP25758394A JP3024492B2 JP 3024492 B2 JP3024492 B2 JP 3024492B2 JP 6257583 A JP6257583 A JP 6257583A JP 25758394 A JP25758394 A JP 25758394A JP 3024492 B2 JP3024492 B2 JP 3024492B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばNTSC方式や
PAL方式などの通常解像度のイメージセンサを利用し
て、ハイビジョン方式などの高解像度の画像信号を得る
場合に好適な撮像装置及び画像信号処理装置に関する。
【0002】
【背景技術】現在のNTSC方式のテレビジョンでは、
画面表示は4:3のアスペクト比となっている。ところ
が最近では、映画などに代表されるような横長の画面、
例えばハイビジョンのような16:9のアスペクト比の
画面が迫力などの観点から所望されるに至っている。こ
のハイビジョンの規格は、次の表1に示すようになって
おり、画面の精細度は従来のNTSC方式よりも3〜5
倍必要とされる。
【0003】
【表1】
【0004】この表1に示すように、例えば、水平走査
線数はNTSC方式が525本,PAL方式が625本
であるのに対し、ハイビジョンではそれらの約2倍の1
125本となっている。
【0005】ところで、このようなハイビジョン用のイ
メージセンサである高画素密度CCDは今日の技術によ
っても非常に高価である。すなわち、高解像度であるこ
とから高速の信号処理速度が要求され、消費電力も多
く、また周辺の使用デバイスも技術的に極めて高度なも
のが多く要求され、これらが価格面にも大きく影響して
いる。従って、ハイビジョン用の撮像手段として広く実
用化されるまでには、なお相当の時間を要するものと考
えられる。
【0006】そこで、現在広く利用されているイメージ
センサを利用して、ハイビジョン用の高解像度の画像信
号を得る手法が、特願平6−141181号として出願
されている。この出願の方式によれば、図10に示すよ
うにPAL方式のイメージセンサが4板用いられる。撮
像光学系(図示せず)から入射した入射光に含まれるB
(青)の光は、Bプリズム10のダイクロイック膜10
A及び入射面10Bで順に反射され、Bトリミングフィ
ルタ10Cを介してBのイメージセンサDBに入射結像
する。
【0007】次に、入射光に含まれるRの光は、Bプリ
ズム10のダイクロイック膜10Aを透過してRプリズ
ム12に入射し、ダイクロイック膜12A及び入射面1
2Bで全反射され、Rトリミングフィルタ12Cを介し
てRのイメージセンサDRに入射結像する。
【0008】更に、入射光に含まれるGの光は、Rプリ
ズム12のダイクロイック膜12Aを透過してGプリズ
ム14を構成するG第1プリズム16Aに入射し、更に
ハーフミラー16で2分割される。ハーフミラー16で
反射されたGの光は、Gトリミングフィルタ14Aを介
してGのイメージセンサDG1に入射結像する。他方、
ハーフミラー16を透過したGの光は、Gトリミングフ
ィルタ14Bを介して他のイメージセンサDG2に入射
結像する。
【0009】以上のような色分解光学系は、B及びRに
ついては一般的なものと同様となっているが、Gについ
ては2分割されて2つのイメージセンサにそれぞれ入射
するようになっており、全体で4板の構成となってい
る。なお、イメージセンサDG1の結像はハーフミラー
16による反射像であるため、他のイメージセンサD
B,DR,DG2の結像に対して左右が反転している。
このため、イメージセンサDG1については、CCDか
らの左右反転読出し,あるいはラインメモリやフレーム
メモリによる左右反転読出しを行って、正規画像を得る
ようにする。
【0010】各イメージセンサDB,DR,DG1,D
G2としては、一般に提供されている安価な1/3イン
チのイメージサイズをもつPAL方式用のCCD素子で
あって、手ぶれ補正されたものが用いられており、図1
1に示すように726×858画素となっている。これ
に、ハイビジョンのアスペクト比である16:9の規定
領域WWが設定されており、この領域の信号が読み出さ
れる。
【0011】ここで、イメージセンサDG1,DG2に
ついては、図12に示すように垂直方向について一画素
ずらして配置する。同図中、実線の矢印で示す水平ライ
ンの画素の信号を奇数フィールドで、点線の矢印で示す
水平ラインの画素の信号を偶数をフィールドで、それぞ
れ読み出す。しかし、これではイメージセンサDG1,
DG2の持つ画素相当の解像力しか得られないため、図
13に示すようにイメージセンサDR,DBをイメージ
センサDG2に対して半画素ずらして配置する。
【0012】すると、イメージセンサDG1,DG2,
DB,DRの各画素のハイビジョン画面上から見た配列
は、図14に示すようになる。同図中、四角印はイメー
ジセンサDG2から読み出されたGの画素であり、丸印
はイメージセンサDG1から読み出されたGの画素であ
り、三角印はイメージセンサDB,DRから読み出され
たB及びRの画素である。また、白印は各イメージセン
サにおける偶数フィールドの信号を表わしており、黒印
は各イメージセンサにおける奇数フィールドの信号を表
わしている。また、数字は、ハイビジョン画像として見
た走査線番号である。
【0013】各イメージセンサDG1,DG2,DB,
DRからの電荷信号読出処理は、図15に示す装置によ
って行われる。イメージセンサDG1,DG2,DB,
DRは読出制御部50によって同時駆動され、偶数フィ
ールド,奇数フィールドの信号が交互に出力される。こ
れらの信号は、プリアンプ52〜57による増幅の後A
/D変換器58〜63に供給され、デジタル信号に変換
されて信号処理回路65に供給される。信号処理回路6
5は図16に示す構成となっており、フィールドメモリ
84,85及びフレーム合成回路86,87を用いたフ
レーム合成,垂直高域フィルタ88,89や加算器90
〜96などによる高域付加信号G1*,G2*を求める処
理が行われる。
【0014】すなわち、垂直高域フィルタ88,89及
び加算器90,91では、信号B,b及び信号R,rに
基づいて数式(1),数式(2)のような演算が行われ、
高域周波数成分VH1,VH2が生成される。なお、水
平m画素,垂直nラインとし、奇数フィールドの画素を
大文字G,B,Rで、偶数フィールドの画素を小文字
g,b,rで表わしている。
【0015】
【数1】
【数2】
【0016】次に、これらの垂直高域周波数成分VH
1,VH2に対し、一方では加算器92による加算,乗
算器93による1/2,加算器94による信号G1との
加算が行われる。すなわち、数式(3)の演算が行わ
れ、垂直高周波成分が付加された信号G1*が得られ
る。他方、加算器96による加算によって数式(4)の
演算が行われ、垂直高周波成分が付加された信号G2*
が得られる。
【0017】
【数3】
【数4】
【0018】これら高域付加信号とイメージセンサ出力
は、切換スイッチ95,97により、フィールド毎に交
互に選択され、信号G3,G4がイメージセンサDB,
DRの電荷信号とともに出力される。各信号はラインメ
モリ64〜69にそれぞれ1ライン分格納された後、ラ
インメモリ70〜77にそれぞれ高速で出力される。そ
して、格納された各信号は、ハイビジョン方式の周波
数,すなわちイメージセンサから読み出すときの2倍の
速度で出力される。
【0019】次に、切換スイッチ78では、ラインメモ
リ70,72に格納されたG3,G4の信号が、交互に
選択的に出力されて走査変換が行われる。また、切換ス
イッチ80,81では、ラインメモリ74,76に格納
された信号が、交互に選択的に出力されて信号の補間処
理が行われる。このようにして得られたハイビジョン用
の信号GH,BH,RHに対してマトリクス処理が行わ
れ、最終的なハイビジョン信号Y,PB,PRが得られ
る。
【0020】以上のように、背景技術によれば、G用の
イメージセンサを2板用意するとともに、これらに対し
て垂直方向に1画素ずらしてB,R用のイメージセンサ
を配置している。そして、これらB,Rのイメージセン
サ出力からG画像の垂直方向高域成分を抽出し、これを
G画像に加えて高解像度のハイビジョン用画像信号を得
ている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この背
景技術では、次のような不都合がある。 (1)図16に示したように、B,Rの信号からGの高
域成分を抽出する際にフィールドメモリを使用してい
る。このため、コストの点で好ましくないという問題が
ある。
【0022】(2)高域成分の抽出に当って1フィール
ド前の信号を使用するため、速い動きのある画像の場合
には偽の垂直高域信号が発生してしまう。例えば、図1
7に示すように、前フィールドで同図(A)に示す位置
にある黒色縦線が現フィールドで同図(B)に示すよう
に移動したとする。このような場合に、前記数式
(1),(2)に基づいて高域周波数成分VH1,VH2
を求めると、VH1=0.5,VH2=−0.5とな
る。
【0023】同図(B)の現フィールドのみに着目する
と、縦線であるから垂直方向の高域成分は「0」であ
る。しかし、同図(A)に示す前フィールドから高域成
分を得ているため、偽の垂直高域信号が発生することに
なる。この発明は、それらの点に着目したもので、通常
解像度のイメージセンサを利用する際に、不要な垂直高
域周波数成分の発生を低減して、高解像度の画像信号を
高感度で得ることができるコスト的にも有利な手法を提
供することを、その目的とするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段と作用】前記目的を達成す
るため、この発明は、色分解光学系で分解されたR,
G,Bの各画像を撮像するイメージセンサのうち、B用
イメージセンサ及びR用イメージセンサの少なくとも一
方の画素位置を、G用イメージセンサの画素位置に対し
て1/2画素相当相対的に垂直方向にずらした配置とす
るとともに、B,R用イメージセンサを相対的に1画素
相当垂直方向にずらした配置としたものである。
【0025】このような配置のB用及びR用イメージセ
ンサから得られた画像信号から垂直方向の高域成分が抽
出され、G用イメージセンサから得られた画像信号の一
方のフィールドの画像信号に付加される。このため、同
一フィールドの画像から高域成分が抽出されるようにな
り、フィールドメモリを使用することなく、不要な垂直
高域周波数成分の発生を低減して、高解像度の画像信号
が得られる。この発明の前記及び他の目的,特徴,利点
は、次の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0026】
【好ましい実施例の説明】この発明の撮像装置及び画像
信号処理装置には数多くの実施例が有り得るが、ここで
は適切な数の実施例を示し、詳細に説明する。
【0027】<本実施例のイメージセンサ配置>最初
に、本実施例におけるイメージセンサの配置について説
明する。なお、色分解光学系は前記背景技術と同様であ
る。また、各イメージセンサ上におけるハイビジョン規
定領域WWの設定も、前記背景技術と同様である。ハイ
ビジョン方式の垂直方向の解像度は、上述したようにN
TSC方式やPAL方式に対して約2倍となっている。
ところが、イメージセンサ上のハイビジョン規定領域W
Wは、水平有効走査線数がハイビジョンの規格の1/2
である。
【0028】そこで、最も簡単にハイビジョンに相当す
る水平有効走査線数を得るための手法としては、規定領
域WWのイメージエリア内で画素走査補間処理を行って
ハイビジョンの水平有効走査線数1035本を得るもの
が考えられる。しかし、この走査補間の手法では、垂直
方向に隣接する走査線の画像情報が同一であり、垂直方
向の画像解像力は、ハイビジョンの1/2の518画素
相当でしかない。
【0029】そこで、この実施例では、Gのイメージセ
ンサに対してRやBのイメージセンサを垂直方向にずら
すことで、解像度の向上を図っている。よく知られてい
るように、画像の垂直解像力を決定するY信号は、ハイ
ビジョン方式では、 Y=0.212R+0.701G+0.087B であり、B成分やR成分にも依存している。このため、
イメージセンサDB,DRを有効利用してY信号を生成
すれば、垂直解像度の向上を図ることができる。
【0030】具体的には、図1(A)に示すように、イ
メージセンサDG2に対してイメージセンサDRを光軸
上で垂直方向に1/2画素ピッチずらして配置する。そ
して更に、イメージセンサDRに対してイメージセンサ
DBを光軸上で垂直方向に1画素ピッチずらして配置す
る。なお、イメージセンサDG2からみると、DR,D
Bを、それぞれ逆の垂直方向に1/2画素ピッチずらし
た配置となる。
【0031】図2には、このような配置のイメージセン
サDG2,DB,DRの画素配列の一部(図1(A)の
一部)が拡大して示されている。図中、n+mはイメー
ジセンサDG2,DB,DRの水平ラインの順序を示し
ており、n+1からn+518の部分が上述したハイビ
ジョンの規定領域WWとなっている。また、このような
配置で得られるB,Rの画像信号からGの画像信号の垂
直方向の高域成分が、後述するように生成されるように
なっている。
【0032】次に、イメージセンサDG1とDG2につ
いては、前記背景技術と同様であり、図1(B)に示す
ように、垂直方向に1画素ピッチずらして配置するとと
もに、水平方向に1/2画素ピッチずらして配置してい
る。
【0033】以上のような配置のイメージセンサDG
1,DG2,DB,DRは、いずれも同時駆動される。
すなわち、イメージセンサDG1から偶数フィールドの
信号読出しが行われているときは、イメージセンサDG
2,DB,DRからも偶数フィールドの信号読出しが行
われることになる。奇数フィールドについても同様であ
る。図2,図12で示すと、DG1から実線で示すライ
ンが読み出されるときは、DG2,DR,DBでも実線
で示すラインが読み出される。また、DG1から点線で
示すラインが読み出されるときは、DG2,DR,DB
でも点線で示すラインが読み出される。
【0034】<画素配列>次に、このような配置のイメ
ージセンサDG1,DG2,DB,DRの各画素のハイ
ビジョン画面上から見た配列について説明する。図3に
おいて、四角印はイメージセンサDG2から読み出され
たGの画素であり、丸印はイメージセンサDG1から読
み出されたGの画素である。これらの画素配列は、前記
背景技術と同様である。他方、上向き三角印はイメージ
センサDRから読み出されたRの画素であり、下向き三
角印はイメージセンサDBから読み出されたBの画素で
ある。なお、白印は各イメージセンサにおける偶数フィ
ールドの画素を表わしており、黒印は各イメージセンサ
における奇数フィールドの画素を表わしている。数字
は、ハイビジョン画像として見たときの走査線番号であ
る。
【0035】最初に、四角及び丸印の画素に着目する。
イメージセンサDG1,DG2は、水平方向に1/2画
素ピッチずれた配置となっているので、四角,丸が水平
方向に交互の配列となっている。また、イメージセンサ
DG1,DG2は、垂直方向に1画素ピッチずれた配置
となっているので、水平方向の隣接画素のフィールドは
異なるようになる。つまり、イメージセンサDG1,D
G2の画素は、水平方向に白,黒が交互の配列となる。
【0036】また、垂直方向については、もちろん偶数
フィールド,奇数フィールドが交互であるから、同様に
白,黒が交互の配列となる。これらの画素は、ハイビジ
ョン画像の偶数フィールドである603から1120ラ
イン上に位置しているが、イメージセンサからの読出し
は、あくまで白印画素がそのセンサにおける奇数フィー
ルド,黒印画素がそのセンサにおける偶数フィールドで
行われる。
【0037】次に、三角印の画素に着目する。イメージ
センサDG2に対してイメージセンサDRは垂直方向に
1/2画素ピッチずれた配置となっているので、DG2
の画素によるラインの間にDRの画素によるラインが位
置するようになる。つまり、上三角の画素のラインは、
四角及び丸の画素のラインの間に位置するようになる。
他方、イメージセンサDBは、イメージセンサDRに対
して1画素ピッチずれた配置となっているので、両者の
フィールドは異なるようになる。つまり、上三角と下三
角の画素は、同一ラインに重なって位置するものの、白
と黒とが逆の関係となる。
【0038】これらイメージセンサDR,DBの画素
は、ハイビジョン画像の奇数フィールドである41から
557ライン上に位置しているが、イメージセンサから
の読出しは、あくまで白印画素がそのセンサにおける奇
数フィールド,黒印画素がそのセンサにおける偶数フィ
ールドで行われる。この下三角で示すBの画素配列が、
前記背景技術と異なる点である。
【0039】<電荷信号の読出しと変換処理> (1)回路構成 次に、以上のようなイメージセンサDB,DR,DG
1,DG2からの電荷信号読出しと、それらのハイビジ
ョン画像信号への変換処理について説明する。信号読出
処理回路の全体構成は前記背景技術と同様であり、図1
5に示す構成となっている。詳述すると、上述したイメ
ージセンサDG1,DG2,DB,DRには、それらを
同時駆動して信号読出しの制御を行う読出制御部50が
設けられている。また、イメージセンサDG1,DG
2,DB,DRの電荷信号出力側は、プリアンプ(PA
で図示)52,54,56,57がそれぞれ接続されて
おり、それらの出力側にはA/D変換器58,60,6
2,63をそれぞれ介して信号処理回路65が接続され
ている。
【0040】信号処理回路65の信号出力側は、ライン
メモリ64,66,68,69にそれぞれ接続されてい
る。これらのうちのラインメモリ64,66の出力側は
ラインメモリ70,72にそれぞれ接続されている。ラ
インメモリ68の出力側はラインメモリ74,76にそ
れぞれ接続されている。また、ラインメモリ69の出力
側は、ラインメモリ75,77にそれぞれ接続されてい
る。
【0041】ラインメモリ70,72の出力側は、走査
ライン選択用の切換スイッチ78の切換入力側にそれぞ
れ接続されている。ラインメモリ74,76の出力側
は、データ補間処理用の切換スイッチ80の切換入力側
にそれぞれ接続されている。ラインメモリ75,77の
出力側は、データ補間処理用の切換スイッチ81の切換
入力側にそれぞれ接続されている。これらラインメモリ
64〜77,切換スイッチ78〜81の動作制御は、出
力制御部82によって行われるようになっている。
【0042】次に、信号処理回路65は、図4に示すよ
うな構成となっている。同図において、イメージセンサ
DB,DR側は、一方においてそのまま信号処理回路6
5のR,B出力となっており、他方においてフレーム合
成回路65Bに接続されている。フレーム合成回路65
Bの出力側は、垂直高域フィルタ65C,65Dにそれ
ぞれ接続されており、これら垂直高域フィルタ65C,
65Dの出力側は加算器65E,65Fの一方の加算入
力側にそれぞれ接続されている。
【0043】これら加算器65E,65Fの他方の加算
入力側は、イメージセンサDG1,DG2側がそれぞれ
接続されている。イメージセンサDG1側及び加算器6
5Eの出力側は、切換器65Gの切換入力側にそれぞれ
接続されている。イメージセンサDG2側及び加算器6
5Fの出力側は、切換器65Hの切換入力側にそれぞれ
接続されている。これら切換器65G,65Hの出力側
は、信号処理回路65のGA,GB出力となっている。
【0044】(2)各部の作用 次に、各部の作用について詳述する。図5には、イメー
ジセンサDG1,DG2,DB,DRからの信号読出し
(1水平画素列読出法)の順序が示されている。同図中
の数字は、イメージセンサ上における走査線の順番を表
わすが、DG1,DG2についてはハイビジョンにおけ
る走査線の順番を表わしている。同図においてB及びR
に着目すると、垂直方向に1画素ピッチずれた配置のた
め、DRで読み出されているラインとDBで読み出され
ているラインが交互の配置となっている。
【0045】他方、読出制御部50によるイメージセン
サDG1,DG2からの信号読出しは、図12に示した
通りである。そして、同図に実線で示す矢印のように読
み出した信号によってハイビジョン第1フィールドを構
成し、点線で示す矢印のように読み出した信号によって
ハイビジョン第2フィールドを構成する。
【0046】図15に示したように、イメージセンサD
G1,DG2,DB,DRからの走査読出しからライン
メモリ64,66,68,69に対する信号格納までの
周波数は、ハイビジョン方式の場合の周波数fHの1/2
(16.875KHz)である。上述したように、PAL方式の
CCDの電荷信号読出走査周波数は15.625KHzである
が、この値はfH/2と概略同じであるので、格別な対
策を講ずることなく使用できる。しかし、ラインメモリ
70〜77からの信号読出し以降は、ハイビジョン方式
の場合の周波数fHで行われるようになっている。な
お、本例における電荷読出走査手法は、読出周波数の点
を除けば通常の手法と同様である。
【0047】次に、ラインメモリ64〜69は、信号処
理回路65から出力された信号を格納するためのもの
で、1ライン分の信号データが格納された時点で後段の
ラインメモリ70〜77にそれぞれ並列に高速で出力さ
れるようになっている。そして、ラインメモリ70〜7
7に格納された信号は、ハイビジョン方式の周波数,す
なわちイメージセンサから読み出すときの2倍の速度で
出力されるようになっている。
【0048】次に、切換スイッチ78は、ラインメモリ
70,72に格納された信号を、ハイビジョンの走査の
順番となるように交互に1ライン毎に選択的に出力して
走査変換を行うためのものである。また、切換スイッチ
80は、ラインメモリ74,76に格納された信号を交
互に1ラインずつ出力して信号データの補間を行うため
のものである。切換スイッチ81も同様である。これら
ラインメモリ及び切換スイッチの動作は、出力制御部8
2によって動作制御が行われている。
【0049】このようにして得られたR,G,B出力
は、図示せぬマトリクスによって、ハイビジョン信号
Y,PB,PRに変換される。その変換は、 Y=0.715G+0.0721B+0.2125R PB=0.5389(−0.7154G+0.9279B−0.2125R) PR=0.6349(−0.7154G−0.0721B+0.7875R) で行われる。
【0050】(3)信号処理回路 次に、図4に示した信号処理回路65について説明す
る。上述した図3中の任意の位置(水平m画素,垂直n
ライン)の画素をとり、その番号付けを行うと図6に示
すようになる。同図中、大文字G,B,Rは奇数フィー
ルド,小文字g,b,rは偶数フィールドでそれぞれ読
み出される画素を示している。なお、「G」及び「g」
は緑信号,「R」及び「r」は赤信号,「B」及び
「b」は青信号をそれぞれ示している。また、大文字の
「1」,「2」は、イメージセンサDG1,DG2から
それぞれ読み出された画素であることを示している。
【0051】そして、4つのイメージセンサは同時駆動
されるから、(m,n)の同じ画素が同時に読み出され
る。例えば、G1m,n、G2m,n、Rm,n、Bm,nの4つは
奇数フィールドで同時に読み出され、g1m,n、g2m,
n、rm,n、bm,nの4つは偶数フィールドで同時にに読
み出される。
【0052】ここでR,r及びB,bの画素の位置に着
目すると、どの画素の位置でも「Rとb」又は「rと
B」の組み合わせになっており、偶数,奇数いずれのフ
ィールドにおいてもどちらかの画素が存在するようにな
っている。これは、イメージセンサDRに対してイメー
ジセンサDBが垂直方向に1画素ピッチずれた配置とし
たためで、図3でいえば、黒三角と白三角とが同一位置
となっていることに対応する。
【0053】このような関係にあるため、イメージセン
サDB,DRからの信号を単純に加算すれば、フィール
ドメモリを用いることなくフレーム合成が可能となる。
フレーム合成回路65Bは、このような処理を行うため
のものである。図6のように画素を表わしたとき、垂直
高域フィルタ65C,65Dでは、奇数フィールドで数
式(5),数式(6)のような演算が行われ、高域周波数
成分VHA,VHBが生成される。
【0054】
【数5】
【数6】
【0055】この演算は、ある画素の信号からその垂直
方向に隣接する画素の信号を減算する演算であり、これ
は垂直方向の変化分を求める演算に相当する。これによ
って、垂直方向の高周波成分が得られる。このように、
同一フィールドの信号から高周波成分が求められるた
め、不要な垂直高域周波数成分の発生が低減される。次
に、加算器65E,65Fでは、数式(7),(8)の演
算が行われ、B,Rから得られた高域成分がGの信号に
加算されて、広帯域のGの信号GA,GBが得られる。
【0056】
【数7】
【数8】
【0057】この演算は、前記背景技術と同様である
(数式(3),(4)参照)。このように、本実施例の信
号処理回路65によれば、図16に示した背景技術のよ
うなフィールドメモリを使用することなく、フレーム状
態の信号が得られる。
【0058】次に、切換器65G,65Hは、フィール
ドパルスによって切り換えられるようになっており、奇
数フィールドでは加算器側に切り換えられ、偶数フィー
ルドではイメージセンサ側に切り換えられる。これによ
り、奇数フィールド(ハイビジョン第1フィールドに対
応)の画像には垂直高域付加信号GA,GBが用いら
れ、偶数フィールド(ハイビジョン第2フィールドに対
応)の画像にはイメージセンサ出力の信号g1,g2が
用いられることになる。
【0059】(4)全体動作 次に、以上のように構成された実施例の全体動作を説明
する。イメージセンサDG1,DG2,DB,DRは、
読出制御部50によって同時駆動され、偶数フィール
ド,奇数フィールドの信号が交互に出力される。これら
の信号は、プリアンプ52〜57による増幅の後A/D
変換器58〜63に供給され、デジタル信号に変換され
て信号処理回路65に供給される。信号処理回路65で
は、上述した数式(5)〜(8)の演算が行われて高域付
加信号GA,GBが求められ、これとイメージセンサ出
力とがフィールド毎に交互に選択された信号G3,G4
が、信号B,b,R,rとともに出力される。
【0060】これらの信号は、倍速変換されて出力され
る。すなわち、ラインメモリ64〜69にそれぞれ1ラ
イン分格納された後、ラインメモリ70〜77にそれぞ
れ高速で出力される。そして、格納された各信号は、ハ
イビジョン方式の周波数,すなわちイメージセンサから
読み出すときの2倍の速度で出力される。
【0061】次に、切換スイッチ78では、ラインメモ
リ70,72に格納されたG3,G4の信号が、交互に
選択的に出力されて走査変換が行われる。また、切換ス
イッチ80では、ラインメモリ74,76に格納された
信号が、交互に選択的に出力されて信号の補間処理が行
われる。図7にはそれらの様子が示されており、同図
(A),(B)に示す2つのラインメモリの信号A,Bが
1ラインずつ交互に選択されて、同図(C)に示すよう
に高速で出力される。切換スイッチ81についても同様
である。
【0062】このようにして得られたハイビジョン用の
信号GH,BH,RHに対して、前記マトリクス処理が
行われ、最終的なハイビジョン信号Y,PB,PRが得
られる。なお、上述したようにイメージセンサDG1の
結像はハーフミラー16による反射像であるため、他の
イメージセンサDB,DR,DG2の結像に対して左右
反転している。このため、イメージセンサDG1として
左右反転読出し可能なものを使用しているときは、読出
制御部50によって左右反転読出しを行うようにする。
あるいは、信号処理回路65の前段にラインメモリやフ
ィールドメモリなどのメモリ手段を設けて信号を格納
し、読出時に左右反転読出を行うようにしてもよい。
【0063】<画像信号の空間周波数>ここで、図8を
参照して、この実施例における画像信号の空間周波数に
ついて説明する。同図のグラフの横軸は水平周波数,縦
軸は垂直周波数である。まず、同図(A)は、Gの信号
の空間間周波数を示しており、領域EG1の部分がB,
b,R,rの信号による高域付加部分である。また、領
域EG2で示すように、水平周波数が高域まで伸びてい
るのは、イメージセンサDG1,DG2を水平方向に半
画素ピッチずらして配置したためである。同図(B)
は、B,bの信号、又は、R,rの信号の空間周波数を
示している。同図(C)は、ハイビジョン画像の解像力
に寄与する輝度信号Yの空間周波数を示しており、同図
(A)と同図(B)を加算したものとなっている。
【0064】<実施例の効果>以上のように、本実施例
によれば、G用のイメージセンサを2板用意するととも
に、これらに対して垂直方向に1/2画素ずらしてR用
のイメージセンサが配置される。また、R用のイメージ
センサに対して垂直方向に1画素ずらしてB用のイメー
ジセンサが配置される。そして、これらB,Rのイメー
ジセンサ出力からG画像の垂直方向高域成分を抽出して
ハイビジョン用の画像信号が得られる。これにより、次
のような効果がある。
【0065】(1)イメージセンサとして、1/3イン
チのPAL用のものを使用しているので、非常に安価で
現実的なハイビジョン用のビデオカメラを提供すること
ができる。 (2)B及びRについては、いずれも単板構成としてい
るので、解像度の点では劣るものの小型,軽量化,低コ
スト化に非常に有効である。なお、B,Rよりも多くの
情報を含んでいる高解像度のGの画像信号を利用して信
号の修正,補間を行うようにすれば改善を図ることがで
きる。
【0066】(3)B,R画像の垂直方向の高域成分を
抽出してG画像に加えているので、高解像度のハイビジ
ョン用画像信号を得ることができる。 (4)しかも、イメージセンサに対するマスク処理は必
要とされないので、開口率を高めることができ、結果的
に低照度においても良好なS/Nの鮮明な画像信号を得
ることができる。
【0067】(5)ハイビジョン用の信号には一般に高
速処理が必要であるが、この実施例ではPAL用のイメ
ージセンサを使用しているため、格別な高速処理技術は
必要とされず、周辺のデバイスとして現在使用されてい
る一般的なものが使用できる。特に、マルチプレクスや
走査変換などの信号処理に現在普及しているDSPが使
用可能であり、汎用部品を使用してコストの低減を図る
など非常に有利である。
【0068】(6)B,Rのイメージセンサを1画素ず
らして配置しているので、フィールドメモリを使用する
ことなく垂直高域周波数成分を得ることができ、コスト
的に有利となる。また、同一フィールドの信号からフレ
ーム合成を行うことができるため、不要な垂直高域周波
数成分の発生を低減して、高解像度の画像信号を高感度
で得ることができる。
【0069】<他の実施例>この発明は、以上の開示に
基づいて多様に改変することが可能であり、例えば次の
ようなものがある。 (1)図10に示した撮像光学系について、例えば点線
で示すようにハーフミラー16を設け、イメージセンサ
DG1をイメージセンサDR側に配置するようにしても
よい。
【0070】(2)前記実施例では、Gのみ2板とし、
B,Rは1板とした4板構成としたが、R,G,Bすべ
て1板としても、B,Rの少なくとも一方を垂直方向に
ずらして配置することで垂直方向の高域周波数成分を得
るようにすれば、同様の効果を得ることができる。ま
た、R,G,Bすべてを2板とし全体で6板構成として
もよい。また、イメージセンサDG1,DG2を水平方
向に1/2画素ピッチずらして配置したが、これは水平
方向の解像度を高めるために行ったもので、必ずしもそ
のような水平方向配置としなくてもよい。つまり、イメ
ージセンサDG1,DG2を同一位置としてよい。
【0071】(3)また、前記実施例ではイメージセン
サを1画素分垂直方向にずらして配置したが、この配置
自体は入射光軸に対して垂直方向に同一位置とするとと
もに、信号読出しを1ラインずらして行うようにして
も、同様の効果が得られる。このようにして信号読出領
域を2つのイメージセンサ間でずらす場合も、本発明に
含まれる。この場合、2つのイメージセンサの一方は他
方に対して垂直方向に1ラインずれて駆動されることに
なる。しかし、一般的にはR,G,Bの各イメージセン
サは同時駆動を行うようにした方が都合がよいので、前
記実施例のように入射光軸に対してずらした配置とす
る。水平方向についても同様である。
【0072】(4)前記実施例では、16:9のハイビ
ジョンのアスペクト比の画像を得る場合を説明したが、
必ずしもそれに限定されるものではなく、比率は適宜設
定してよい。
【0073】(5)更に、前記実施例では、必要とする
ハイビジョンの画像領域WWをイメージセンサのほぼ中
央に設定したが、上下左右にずれた位置に設定するよう
にしてもよい。
【0074】(6)上述したように、イメージセンサD
G1の結像が他のイメージセンサDB,DR,DG2に
対して左右が反転するので、次の方法で正規の結像を得
ている。 左右反転した信号読出しを行うことができる性能を持
ったCCDを用いる。 イメージセンサDG1からは左右反転したまま信号読
出しを行うとともに、その信号をラインメモリやフレー
ムメモリなどのメモリ手段に格納し、読出時に左右反転
を行って正規の立像の画像信号を得るようにする。
【0075】しかし、図9に示すように、光学的に左右
反転を行って正規の結像を得るようにしてもよい。ま
ず、同図(A)の例では、Rプリズム12と微小の空気
層(図示せず)を介してG第1プリズム100が設けら
れている。また、このG第1プリズム100とG第2プ
リズム102との間には、ハーフミラー104が設けら
れている。
【0076】入射光に含まれるGの光は、Rプリズム1
2を透過してG第1プリズム100に入射する。G第1
プリズム100に入射したGの光は更にハーフミラー1
04に入射し、このハーフミラー104で反射分割され
たGの光は、Rプリズム12と空気層を介して接するG
第1プリズム100の入射面106で全反射され、Gト
リミングフィルタ14Aを介してイメージセンサDG1
の結像面に入射結像する。そして、ハーフミラー104
を透過したGの光は、Gトリミングフィルタ14Bを介
して他方のイメージセンサDG2の結像面に入射結像す
る。
【0077】次に、同図(B)の例では、Rプリズム1
2とダミープリズム110が接しており、このダミープ
リズム110と微小の空気層(図示せず)を介してG第
1プリズム112が設けられている。また、このG第1
プリズム112とG第2プリズム114との間には、ハ
ーフミラー116が設けられている。
【0078】入射光に含まれるGの光は、Rプリズム1
2,ダミープリズム110を透過してG第1プリズム1
12に入射する。G第1プリズム112に入射したGの
光は更にハーフミラー116に入射し、このハーフミラ
ー116で反射分割されたGの光は、ダミープリズム1
10と空気層を介して接するG第1プリズム112の入
射面118で全反射され、Gトリミングフィルタ14A
を介してイメージセンサDG1の結像面に入射結像す
る。そして、ハーフミラー116を透過したGの光は、
Gトリミングフィルタ14Bを介して他方のイメージセ
ンサDG2の結像面に入射結像する。
【0079】以上、いずれにおいても、イメージセンサ
DG1に入射する光は、BやRと同様に2回反射されて
いるため、同様の正立像が得られるようになる。従っ
て、左右反転の必要はなく、4つのイメージセンサD
B,DR,DG1,DG2は同じ性能のものを使用する
ことができる。
【0080】(7)前記実施例では、PAL方式に対応
したイメージセンサを用いたが、それに相当するもので
あれば他の方式のものを用いてもよい。 (8)前記実施例におけるイメージセンサDB,DRの
垂直方向の配置を逆にしても、同様の効果を得ることが
できる。また、イメージセンサDB,DRの出力の内の
奇数フィールドの信号から高帯域成分を得たが、偶数フ
ィールドの信号から高帯域成分を得るようにしてもよ
い。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果がある。 (1)PAL方式などの比較的垂直解像度の低いイメー
ジセンサを利用してハイビジョンなどの解像度の高い画
像信号を得ることができるので、非常に安価で現実的な
高解像度のビデオカメラを得ることができる。 (2)また、周辺のデバイスも含めて一般的な汎用部品
を使用でき、技術的難易度も低い。
【0082】(3)B,R画像の垂直方向の高域成分を
抽出してG画像に加えているので、高解像度の画像信号
を得ることができる。 (4)しかも、イメージセンサに対するマスク処理など
を必要としないので、開口率を高めることができ、結果
的に低照度においても良好なS/Nの鮮明な画像信号を
得ることができる。
【0083】(5)R用のイメージセンサとB用のイメ
ージセンサを垂直方向に1画素ずらして配置することと
したので、不要な垂直高域周波数成分の発生を低減して
高解像度の画像信号を高感度で得ることができ、コスト
的にも有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のイメージセンサの配置を示す図であ
る。
【図2】実施例のイメージセンサの配置を拡大して示す
図である。
【図3】実施例のイメージセンサの画素位置をハイビジ
ョン画面上で見た図である。
【図4】実施例の信号処理装置の主要部を示すブロック
図である。
【図5】実施例のイメージセンサの走査ラインの関係を
示す図である。
【図6】実施例の画素配置を符号で示す図である。
【図7】倍速変換の様子を示すタイムチャートである。
【図8】実施例における画像信号の周波数帯域を示す図
である。
【図9】色分解光学系の他の実施例を示す図である。
【図10】実施例及び背景技術の色分解光学系を示す図
である。
【図11】イメージセンサ上に設定されたハイビジョン
領域を示す図である。
【図12】背景技術におけるイメージセンサの配置を示
す図である。
【図13】背景技術におけるイメージセンサの配置を示
す図である。
【図14】背景技術における画素配列を示す図である。
【図15】実施例及び背景技術における信号処理装置を
示すブロック図である。
【図16】背景技術における信号処理装置の一部を示す
ブロック図である。
【図17】フィールド間で画像が移動する例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10…Bプリズム 12…Rプリズム 14,100,102,112,114…Gプリズム 16,104,116…ハーフミラー 50…読出制御部 52,54,56,57…プリアンプ 58,60,62,63…A/D変換器 64,66,68,69,70,72,74,75,7
6,77…ラインメモリ 65…信号処理回路 65B…フレーム合成回路 65C,65D…垂直高域フィルタ 65E,65F…加算器 65G,65H…切換器 78,80,81…切換スイッチ 82…出力制御部 DB,DR,DG1,DG2…イメージセンサ WW…ハイビジョンのイメージ領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 諏訪 哲也 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−217332(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/09 - 9/097

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像光を色分解して、青,緑,赤の各画
    像を得る色分解光学系; 通常解像度のテレビジョン方式に対応し、青の画像を撮
    像するための青用イメージセンサ; 通常解像度のテレビジョン方式に対応し、緑の画像を撮
    像するための緑用イメージセンサ; 通常解像度のテレビジョン方式に対応し、赤の画像を撮
    像するための赤用イメージセンサ; を備え、 青用イメージセンサ及び赤用イメージセンサの少なくと
    も一方の画素位置を、緑用イメージセンサの画素位置に
    対して相対的に垂直方向に1/2画素相当ずらした配置
    とするとともに、青用イメージセンサ及び赤用イメージ
    センサを相対的に垂直方向に1画素相当ずらした配置と
    した撮像装置。
  2. 【請求項2】 撮像光を色分解して、青,緑,赤の各画
    像を得る色分解光学系; 緑の画像を第1及び第2の緑の画像に分割する分割光学
    系; 通常解像度のテレビジョン方式に対応し、青の画像を撮
    像するための青用イメージセンサ; 通常解像度のテレビジョン方式に対応し、赤の画像を撮
    像するための赤用イメージセンサ; 通常解像度のテレビジョン方式に対応し、第1の緑の画
    像を撮像するための第1の緑用イメージセンサ; 通常解像度のテレビジョン方式に対応し、第2の緑の画
    像を撮像するための第2の緑用イメージセンサ; を備え、 青用イメージセンサ及び赤用イメージセンサの少なくと
    も一方の画素位置を、第2の緑用イメージセンサの画素
    位置に対して相対的に垂直方向に1/2画素相当ずらし
    た配置とするとともに、青用イメージセンサ及び赤用イ
    メージセンサを相対的に垂直方向に1画素相当ずらした
    配置とし、 第1の緑用イメージセンサの画素位置を、第2の緑用イ
    メージセンサの画素位置に対して水平,垂直の少なくと
    も一方向に相対的にずらした配置とした撮像装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の撮像装置の青用及
    び赤用イメージセンサから得られた画像信号から垂直方
    向の高域成分を抽出する高域成分抽出手段; これによって得られた高域成分を、緑用イメージセンサ
    から得られた画像信号の一方のフィールドの画像信号に
    付加する高域成分付加手段; を備えた画像信号処理装置。
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