JP3024408B2 - 真空装置用加熱ユニット - Google Patents

真空装置用加熱ユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工業的に用いられる真空
装置用等の加熱ユニットに関するものであり、主にワ−
ク加熱用に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】近年、IC・LSIなど半導体分野の発
展はめざましいものがあり、それにつれて半導体製造装
置の性能向上が求められている。
【0003】従来より半導体製造装置として高周波スパ
ッタリング装置・CVD装置・イオンプレ−ティング装
置などの真空装置が用いられているが、これらの真空装
置のワ−ク加熱用の熱源には主にシーズヒータが使用さ
れている。これはシーズヒータが簡便であるとともに、
安全性が高く、耐熱性に優れているためである。この従
来の真空装置におけるワ−ク加熱用の加熱ユニットは、
図4に示すような構成となっている。つまり、ステンレ
ス製の熱板1を細径のシ−ズヒ−タ2で加熱する形式と
なっているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の真空装置用の加
熱ユニットは、ステンレス製の熱板1を用いているため
に、加熱面の温度分布が不均一となるという課題を有し
ている。このため製品の歩留まりも悪いものである。さ
らに、温度分布の不均一による熱歪の発生で、加熱面の
平面度が悪くなり、長期間の使用に耐えられないという
こともある。また、熱質量が大きいので、昇温・降温特
性も悪いものである。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、長期
間にわたって平面度を維持することができ、耐久性の高
い装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、オ−ステナイト系ステンレス鋼板と銅板
とを交互に5層以上積層して両表面をオ−ステナイト系
ステンレス鋼板として熱板を構成し、この熱板のオ−ス
テナイト系ステンレス鋼板に抵抗加熱素子を設けた真空
装置用加熱ユニットとするものである。
【0007】
【作用】本発明は、熱膨張係数がほぼ同一であるオ−ス
テナイト系ステンレス鋼板と銅板とを交互に積層した構
造として、層間での熱応力を受けにくく、従って層間剥
離を生じないように作用するものである。また、中間に
存在するオ−ステナイト系ステンレス鋼板がクリ−プ特
性を改善するように作用するものである。このため、長
期間にわたって平面度を維持することができ、耐久性の
高い装置とすることができる。
【0008】
【実施例】以下本発明の第一の実施例について図1に基
づいて説明する。3・3a・3bはステンレス等の耐熱
合金板である。また4・4aは銅板である。この耐熱合
金板と銅板とは、交互に積層した積層体となっており、
この積層体の最外面を構成する両表面は耐熱合金板3・
3bとなっている。この積層体は熱板5を構成している
ものである。6はこの耐熱合金板3bの表面に設けたシ
−ズヒ−タ等の抵抗加熱素子である。また、10は熱板
5の端部を封止しているNiロウ材である。
【0009】本実施例では耐熱合金板3・3a・3bと
して、SUS304・0.5tのものを、銅板4・4a
として無酸素銅の1.0tのものを用いている。この耐
熱合金板と銅板とを爆着などの方法で接着し、φ150
に切断して、熱板5としているものである。この熱板5
に抵抗加熱素子6として、渦巻状のシーズヒータ(10
0v−1500w)をロウ付けして本実施例の真空装置
用の加熱ユニットを作成しているものである。
【0010】この真空装置用の加熱ユニットと、従来使
用している形式の加熱ユニットとの加熱面の温度分布を
比較した。この場合、従来形式のものは、本実施例と同
一形状のSUS304製の熱板に、本実施例と同一形状
・同一容量のシーズヒータをロウ付けして作成してい
る。この結果、従来品の温度分布が571±43℃であ
るのに対して、本実施例の真空装置用の加熱ユニットは
612±7.5℃の範囲であった。
【0011】以下この理由について説明する。抵抗加熱
素子6が発生した熱は、1層目の耐熱合金板から、2層
目の銅板、3層目の耐熱合金板、4層目の銅板を経て、
加熱面を構成している5層目の耐熱合金板へと伝達され
ていく。このとき、3層目を構成する耐熱合金板の熱伝
導率は14〜20Kcal/m・h℃であり、2層目を
構成する銅板の熱伝導率は320〜332Kcal/m
・h℃である。このように本実施例の構成は、垂直方向
の熱伝導率に比べて水平方向の熱伝導率の方が高いた
め、水平方向の拡散が速くなるものである。この結果、
加熱面の温度分布は良くなるものである。
【0012】以上のように本実施例の真空装置用の加熱
ユニットは、温度分布を大幅に改善することができる。
【0013】次に第二の実施例について説明する。この
実施例は両面を耐熱合金板とした熱板の端部を封止した
構成として、熱板端部の銅板の酸化を防止して、耐久性
を改善したものである。図1に示した例では、熱板5の
端部をNiロウ材10で被覆して封止している。また図
2に示した例では、熱板5の端部を耐熱鋼からなる熱板
固定リング8を使用して、全周を溶接して封止している
ものである。
【0014】次に第三の実施例について説明する。上記
した実施例では、熱板5を構成している耐熱合金板3・
3a・3bとして、SUS304・0.5tのものを用
いているが、オ−ステナイト系ステンレス鋼を用いるこ
とによって、一層耐久性の高い熱板を構成することがで
きるものである。つまり、オ−ステナイト系ステンレス
鋼の熱膨張係数は150×10-7/℃〜173×10-7
/℃、銅板の熱膨張係数も150×10-7/℃〜173
×10-7/℃でほぼ同一である。このため、熱板5は層
間での熱応力を受けにくく、層間剥離を生じにくいもの
である。また、本実施例は5層構成となっており中間に
オ−ステナイト系ステンレス鋼板が入っているために、
クリ−プ特性もよいものである。こうして長期間にわた
って平面度を維持することができ、一層耐久性の高い熱
板とすることができるものである。なお、この場合使用
できるステンレス鋼板としては、SUS201・301・
302・303・304・305・309・310・310S
・316・321などがあり、好ましくは、SUS30
4・310S・316・321が挙げられる。本実施例で
は、高温クリ−プを考慮してSUS310Sを用いてい
る。
【0015】以下具体的な実験結果について述べる。サ
ンプルとしては、SUS310Sの0.5tと銅の1.
0tのものを7層構造(ト−タル厚み:5.0t)とし
た熱板と、SUS310Sの0.5tと銅4.0tの3
層構造の熱板とを使用した。これらに100v−250
0wの渦巻型シーズヒータをロウ付けして実験資料と
し、30分ON−10分OFFのサイクルを1000回
繰り返し、その後の平面度を求めたものである。この結
果、本実施例のサンプルは0.2mm、比較品は1.0
mmの変形であった。
【0016】以上のように本実施例の真空装置用の加熱
ユニットは、長期間にわたって平面度を確保することが
できる。
【0016】次に第四の実施例について説明する。図3
に示すように、熱板5の冷却速度をコントロ−ルするた
めの冷却パイプ9を抵抗加熱素子6の間に設けている。
【0017】こうして、冷却パイプ9に外部から空気ま
たは水を注入して、加熱ユニットの冷却速度を自由にコ
ントロールすることができるものである。
【0018】
【発明の効果】本発明は、オ−ステナイト系ステンレス
鋼板と銅板とを交互に5層以上積層して両表面をオ−ス
テナイト系ステンレス鋼板として熱板を構成し、この熱
板のオ−ステナイト系ステンレス鋼板に抵抗加熱素子を
設けた構成として、長期間にわたって平面度を保つこと
ができる耐久性の高い真空装置用加熱ユニットを実現す
るものである
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一〜第三の実施例を示す真空装置用
加熱ユニットの断面図
【図2】同、第二の実施例の他の手段を示す断面図
【図3】同、第四の実施例を示す断面図
【図4】従来の真空装置用の加熱ユニットを示す断面図
【符号の説明】
3・3a・3b 耐熱合金板 4・4a 銅板 6 抵抗加熱素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 14/00 - 14/58 C23C 16/00 - 16/56 H01L 21/203 H01L 21/68 H05B 3/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オ−ステナイト系ステンレス鋼板と銅板
    とを交互に5層以上積層して両表面をオ−ステナイト系
    ステンレス鋼板として熱板を構成し、この熱板のオ−ス
    テナイト系ステンレス鋼板に抵抗加熱素子を設けた真空
    装置用加熱ユニット。
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