JP3024136U - 手動式きりもみ工具 - Google Patents
手動式きりもみ工具Info
- Publication number
- JP3024136U JP3024136U JP1995012685U JP1268595U JP3024136U JP 3024136 U JP3024136 U JP 3024136U JP 1995012685 U JP1995012685 U JP 1995012685U JP 1268595 U JP1268595 U JP 1268595U JP 3024136 U JP3024136 U JP 3024136U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rope
- winding cylinder
- shaped body
- barrel
- interlocking sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 手動式きりもみ工具の提供。
【解決手段】 一端が外部に露出したロープ5が巻き付
けられると共に、歯車系を駆動する巻き線筒40内側
に、ロープ5の引張り時にトルクを蓄積し、ロープ5の
釈放時に巻き線筒40を反対方向に回転させロープ5を
回収させるうず巻ばね42を固着し、歯車系に連動する
盤状体30の周囲に斜めの凹槽31を設け、並びにその
内に盤状体30が時計まわりに回転する時にドリルヘッ
ドホルダ2と同軸上に設けた連動シート20に抵触して
その回転を駆動し、盤状体30が逆時計まわりに回転す
る時には連動シート20と不接触状態を呈し単一方向に
連動シート20の回転を駆動する摩擦回転子32を設け
てなる連動機構をケーシング1内に設けた。
けられると共に、歯車系を駆動する巻き線筒40内側
に、ロープ5の引張り時にトルクを蓄積し、ロープ5の
釈放時に巻き線筒40を反対方向に回転させロープ5を
回収させるうず巻ばね42を固着し、歯車系に連動する
盤状体30の周囲に斜めの凹槽31を設け、並びにその
内に盤状体30が時計まわりに回転する時にドリルヘッ
ドホルダ2と同軸上に設けた連動シート20に抵触して
その回転を駆動し、盤状体30が逆時計まわりに回転す
る時には連動シート20と不接触状態を呈し単一方向に
連動シート20の回転を駆動する摩擦回転子32を設け
てなる連動機構をケーシング1内に設けた。
Description
【0001】
本考案は一種の手動式きりもみ工具、特に電源を必要とせず、使用者が引き輪 を引っ張ることでドリルヘッドが回転し、きりもみができるものに関する。
【0002】
現在、製造業にあって、きりもみ工具の使用は非常に普及しており、不可欠な ものとなっている。きりもみ工具の種類は、動力の来源により分類され、ほぼ、 電力で駆動する電気ドリルと気圧で駆動しドリルヘッドを回転させる気動ドリル がある。前者については、電力でモーターを回転させ、さらにドリルヘッドを回 転させるものである。これは、動力源が容易に取得できるので、最も広く使用さ れている。しかし、モーター回転時の振動が大きいので、さん孔の中心が偏移す る状況が発生しやすい。次に、気動ドリルは、気圧ポンプにより提供する高圧空 気を蓄圧シリンダの保存と蓄圧を経た後に、きりもみ工具に提供して使用するも のである。これは、気圧ポンプと蓄圧シリンダを備える必要があるため、コスト がかかり、広範に適用できるものではなかった。
【0003】 このほか、きりもみ工具は金属材料の加工に用いられるほか、木工にも用いら れ、木工に上述の二種類のきりもみ工具を使用すると、回転速度が速すぎて木材 が焼け焦げる状況が発生しやすい。ゆえにこれらのきりもみ工具は木材加工には 完全に適しているとはいえない。また、現在、各界の識者や学者が極力エネルギ ー源の節約を呼びかけている中にあって、手動方式により駆動されるきりもみ工 具があれば上述の問題は解決できるであろう。
【0004】
本考案の目的は、引き輪が牽引されることで連動によりドリルヘッドホルダが 駆動される構造により、使用者が引き輪を引っ張るだけでドリルヘッドホルダを 回転させられ、ドリルヘッドホルダに挟持されたドリルヘッドで外界の電源或い は気圧による駆動を必要とせず木材或いはプラスチック材をきりもみできる一種 の手動式きりもみ工具を提供することにある。
【0005】 本考案のもう一の目的は、エネルギー源を節約し、環境保護の要求を達成し、 実用性の高い一種の手動式きりもみ工具を提供することにある。
【0006】
請求項1の考案は、一の中空のバレル10と手による握持に供する一の握把1 1を包括するピストル型のケーシング1を有し、その中、該動力機構は、バレル 10前端に設けられたドリルヘッドホルダ2を単一方向に駆動するものとされ、 該動力機構は、該ドリルヘッドホルダ2と同軸上に固設された一の連動シート2 0、該連動シート20を単一方向に駆動する一の盤状体30、該盤状体30を同 期に駆動する一組の歯車系、自身が回転時に該歯車系の回転を駆動する一の巻き 線筒40、及び該巻き線筒40に巻かれ並びにバレル10末端に延伸されて外部 に露出し引っ張られることで該巻き線筒40の回転を駆動する一のロープ5を有 し、該巻き線筒40内側には、ロープ5が引っ張られる時にトルクを蓄積し、ロ ープ5が釈放されるとき巻き線筒40を反対方向に回転させて巻き線筒40にロ ープ5を回収させる一のうず巻ばね42が固着され、前述の盤状体30の周囲に は一の斜めの凹槽31が設けられ並びにその内に盤状体30が時計まわりに回転 する時に連動シート20に抵触し逆時計まわりに回転する時には連動シート20 と不接触状態を呈し単一方向に連動シート20の回転を駆動する摩擦回転子32 が設けられ、ロープ5の反復引っ張りによりドリルヘッドホルダ2を単一方向に 回転させることを特徴としている。
【0007】 請求項2の考案では、前記ロープ5のバレル10より露出する自由端に使用者 によるロープ5の引っ張り時の保持に供する引き輪50を固結している。
【0008】 請求項3の考案では、前記ロープ5をプーリ52を経てバレル10末端に延伸 している。
【0009】 請求項4の考案では、前記歯車系を、巻き線筒40と同軸上に固設された一の 主動歯車4と、盤状体30と同軸上に固設されると共に上記主動歯車4とかみ合 う従歯車3を含むものとしている。
【0010】 請求項5の考案では、前記歯車系を、加速歯車系としている。
【0011】
本考案の手動式きりもみ工具は、ピストル状のケーシング1のバレル10内に 、バレル10先端に露出するドリルヘッドホルダ2を駆動して単一方向に回転さ せると共にロープを手で引っ張る方式により駆動される動力機構が設けられてい ることを特徴としている。該動力機構は、該ドリルヘッドホルダ2と同軸上に固 設された一の連動シート20、該連動シート20を単一方向に駆動する一の盤状 体30、該盤状体30を同期に駆動する一組の歯車系、自身が回転時に該歯車系 の回転を駆動する一の巻き線筒40、及び該巻き線筒40に巻かれ並びにバレル 10末端に延伸されて外部に露出し引っ張られることで該巻き線筒40の回転を 駆動する一のロープ5を有し、該巻き線筒40内側には、ロープ5が引っ張られ る時にトルクを蓄積し、ロープ5が釈放されるとき巻き線筒40を反対方向に回 転させて巻き線筒40にロープ5を回収させる一のうず巻ばね42が固着され、 前述の盤状体30の周囲には一の斜めの凹槽31が設けられ並びにその内に盤状 体30が時計まわりに回転する時に連動シート20に抵触し逆時計まわりに回転 する時には連動シート20と不接触状態を呈し単一方向に連動シート20の回転 を駆動する摩擦回転子32が設けられ、ロープ5の反復引っ張りによりドリルヘ ッドホルダ2を単一方向に回転させることを特徴としている。
【0012】
図1及び図2に示されるように、本考案はピストル型のケーシング1を有し、 該ケーシング1は一の中空のバレル10と手による握持に供する握把11より構 成される。その中、中空のバレル10の前端には一のドリルヘッドホルダ2が露 出しており、該ドリルヘッドホルダ2は該バレル10内に置かれた一の動力機構 により駆動されて単一方向に回転するものとされ、該ドリルヘッドホルダ2にド リルヘッドを挟置して、きりもみを進行することができる。
【0013】 前述の動力機構は、該ドリルヘッドホルダ2と同軸上に固設された一の連動シ ート20、該連動シート20を単一方向に駆動する一の盤状体30、該盤状体3 0を同期に連動させる主動歯車4、及び該主動歯車4を牽引して回転させるのに 用いられ、バレル10の末端に延伸されると共に外部で一の引き輪50に結びつ けられたロープ5を包括する。その中、盤状体30と同軸上には上記主動歯車4 とかみ合う一の従歯車3が設けられ、これにより一の加速歯車系が形成されてい る。該主動歯車4は前述のロープ5が巻き付けられる巻き線筒40を有し、この 巻き線筒40内部は中空とされると共に一の枢軸41が設けられる。図3に示さ れるように、該枢軸41はケーシング1に設けられた枢軸孔12内に挿置されて それを中心として回転する。また、該巻き線筒40内には一のうず巻ばね42が 設けられ、該うず巻ばね42の両端はそれぞれ前述の巻き線筒40の内側と枢軸 孔12の外側に固着される。該巻き線筒40がロープ5の引っ張りにより回転す るときに、うず巻ばね42は巻き絞られてエネルギーを蓄積でき、ロープ5釈放 後には、巻き線筒40はうず巻ばね42の蓄積したトルクにより反対方向に回転 してロープ5を回収し、使用者による次の引き輪50の引っ張りに待機する。該 ロープ5はプーリ52の引導により盤状体30末端より外部に露出し並びに引き 輪50に連接されている。
【0014】 上述の構造より分かるように、ロープ5が反復して引っ張られる時、歯車系と 盤状体30を駆動して持続的に正、反転させられる。盤状体30が連動シート2 0を駆動する状況は図4に示されるが、該盤状体30の外周には一の斜めの凹槽 31が設けられ、該凹槽31の内側には一の摩擦回転子32が設けられている。 この摩擦回転子32は凹槽31内を転動できる。該盤状体30が歯車系に連動し て時計まわりに回転する時、該摩擦回転子32は遠心力により滑って移動し、連 動シート20に抵触する位置に至り、並びに該凹槽31は漸次縮小する設計とさ れているため、連動シート20を駆動して同期に回転させる。該盤状体30が逆 時計まわりに回転する時には、摩擦回転子32は凹槽31の広い所に移動し、こ の時には、図の仮想線で示されるように連動シート20と接触しないため連動シ ート20は時計まわりの回転を保持し、これがきりもみに利用される。この摩擦 回転子32はいわゆるクラッチに類似した機能を有する。即ち、盤状体30が時 計まわりに回転する時、該摩擦回転子32は連動シート20を駆動して同期に回 転させ、盤状体30が逆時計まわりに回転する時には分離して連動シート20を 連動させない。本考案は木材及びプラスチック材に対してきりもみするのに適し 、手で引っ張るだけで駆動されきりもみの目的を達成する。さらに本考案では加 速歯車系の設置により運動エネルギーが増加され、きりもみに利用されている。
【0015】
以上述べたように、本考案は引き輪50を引っ張る方式でドリルヘッドホルダ 2を回転させてきりもみを進行でき、ゆえにエネルギー源を節約でき、各種環境 中での使用に適している。
【図1】本考案の側面視による立体図である。
【図2】本考案の部分断面図である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
1・・・ケーシング 10・・・バレル 11・・・握
把 12・・・枢軸孔 2・・・ドリルヘッドホルダ 20・・・連動シート
3・・・従歯車 30・・・盤状体 3・・・・凹槽 32・・・摩擦回
転子 4・・・主動歯車 40・・・巻き線筒 41・・・枢
軸 42・・・うず巻ばね 5・・・ロープ 50・・・引
き輪 52・・・プーリ
把 12・・・枢軸孔 2・・・ドリルヘッドホルダ 20・・・連動シート
3・・・従歯車 30・・・盤状体 3・・・・凹槽 32・・・摩擦回
転子 4・・・主動歯車 40・・・巻き線筒 41・・・枢
軸 42・・・うず巻ばね 5・・・ロープ 50・・・引
き輪 52・・・プーリ
Claims (5)
- 【請求項1】 一の中空のバレル10と手による握持に
供する一の握把11を包括するピストル型のケーシング
1を有し、その中、該動力機構は、バレル10前端に設
けられたドリルヘッドホルダ2を単一方向に駆動するも
のとされ、該動力機構は、該ドリルヘッドホルダ2と同
軸上に固設された一の連動シート20、該連動シート2
0を単一方向に駆動する一の盤状体30、該盤状体30
を同期に駆動する一組の歯車系、自身が回転時に該歯車
系の回転を駆動する一の巻き線筒40、及び該巻き線筒
40に巻かれ並びにバレル10末端に延伸されて外部に
露出し引っ張られることで該巻き線筒40の回転を駆動
する一のロープ5を有し、該巻き線筒40内側には、ロ
ープ5が引っ張られる時にトルクを蓄積し、ロープ5が
釈放されるとき巻き線筒40を反対方向に回転させて巻
き線筒40にロープ5を回収させる一のうず巻ばね42
が固着され、前述の盤状体30の周囲には一の斜めの凹
槽31が設けられ並びにその内に盤状体30が時計まわ
りに回転する時に連動シート20に抵触し逆時計まわり
に回転する時には連動シート20と不接触状態を呈し単
一方向に連動シート20の回転を駆動する摩擦回転子3
2が設けられ、ロープ5の反復引っ張りによりドリルヘ
ッドホルダ2を単一方向に回転させることを特徴とす
る、手動式きりもみ工具。 - 【請求項2】 前記ロープ5のバレル10より露出する
自由端には使用者によるロープ5の引っ張り時の保持に
供される引き輪50が固結されていることを特徴とす
る、請求項1に記載の手動式きりもみ工具。 - 【請求項3】 前記ロープ5はプーリ52を経てバレル
10末端に延伸されていることを特徴とする、請求項1
に記載の手動式きりもみ工具。 - 【請求項4】 前記歯車系は、巻き線筒40と同軸上に
固設された一の主動歯車4と、盤状体30と同軸上に固
設されると共に上記主動歯車4とかみ合う従歯車3を含
むことを特徴とする、請求項1に記載の手動式きりもみ
工具。 - 【請求項5】 前記歯車系は、加速歯車系であることを
特徴とする、請求項1に記載の手動式きりもみ工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012685U JP3024136U (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 手動式きりもみ工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995012685U JP3024136U (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 手動式きりもみ工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3024136U true JP3024136U (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=43159382
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995012685U Expired - Lifetime JP3024136U (ja) | 1995-10-26 | 1995-10-26 | 手動式きりもみ工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3024136U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0680433U (ja) * | 1993-04-30 | 1994-11-15 | 五十一 紫垣 | 介護支援浴槽装置 |
-
1995
- 1995-10-26 JP JP1995012685U patent/JP3024136U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0680433U (ja) * | 1993-04-30 | 1994-11-15 | 五十一 紫垣 | 介護支援浴槽装置 |
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