JP3023643U - ポップハンガ−のジョイント - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 売場の状況に応じてポップを吊り下げるポッ
プハンガ−を複数本接続する。 【解決手段】 上端の基部２の両側から垂下する腕部３
の一方の側面に、外側へ開口する横向きＴ字状の凹溝４
を有し、吊り下げ片６を凹溝４に取付けたポップハンガ
−１を接続するため、基板１２の後縁１２ａから垂下す
る側壁１３に、凹溝４に嵌め込まれる横向きＴ字状の嵌
め込み部１４が突設されている。ポップハンガ−１の凹
溝４にジョイントの嵌め込み部１４を嵌め込めば、両者
１、１１を着脱自在に接続できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、小売店、大量販売店、百貨店などで、値段、商品名や、例えば特 売品、新発売などのメッセ−ジなどを記したカ−ド、即ちポップを吊り下げるポ ップハンガ−を、互いに接続するための接続具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

まず、この考案のコ−ナ−ジョイントで接続される、公知のポップハンガ−１ を、図５により説明する。このポップハンガ−１は、弾力性のある合成樹脂で一 体にクリップ状に形成され、基部２の両側から腕部３が垂下する。腕部３の一方 の側面上部には、外側へ開口する横向きＴ字状の凹溝４が、長手方向に沿って凹 設されている。５は凹溝４の開口部である。

【０００３】 ６はポップハンガ−１と同材質の吊り下げ片で、両側には上向きの爪７ａと、 両爪７ａの間には下向きの爪ｂとが突設され、上部には穴８が貫設されている。 そして爪７ａ、７ｂを前記凹溝４に嵌め込むことにより、吊り下げ片６をスライ ド自在にポップハンガ−１に取付けることができる。

【０００４】 そこで、このポップハンガ−１の両側に吊り下げ片６を取付けて、腕部３の弾 力を利用してポップ９を腕部３に挟む。釣糸を天井などから吊るし、釣糸を穴８ に結び付けてポップ９を吊るす。

【０００５】 このポップハンガ−１は、その長さが６００ｍｍ又は９００ｍｍと規格化され ている。しかし、宣伝効果、販売効果を上げるため、複数のポップを並列させて 吊り下げたり、規格化されたポップハンガ−より横幅が長いポップを、売場の状 況に即応して作成して吊り下げる必要が起こる。このような場合、従来では必要 に応じて規格化されたポップハンガ−を、適宜に接続するジョイントがなかった 。

【０００６】

【考案が解決しようとする課題】

この考案が解決しようとする課題は、売場の状況に応じて上記ポップハンガ− を複数本接続できるようにすることにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

この考案は、以下の点にその特徴がある。即ち、基部の両側から腕部が垂下し 、一方の腕部の側面に、外側へ開口する横向きＴ字状の凹溝が長手方向に沿って 凹設され、穴を有する吊り下げ片を凹溝に嵌め込んだ、クリップ状のポップハン ガ−を接続するもので、基板の後縁から垂下する側壁に、前記凹溝に嵌め込まれ る横向きＴ字状の嵌め込み部が突設されている

【０００８】

【実施例】

図１ないし図３により、この考案のジョイント１１を説明する。 １２は長さ約５０ｍｍ程度の基板で、後縁１２ａからは側壁１３が垂下する。 １４は横向きＴ字状の嵌め込み部であって、側壁１３から基板１２の前縁１２ｂ 側へ突設されている。１４ａは側壁１３から突出する支持部、１４ｂは縦部であ る。この嵌め込み部１４は、前述のポップハンガ−１の凹溝４へ、図１、図３で 示すように着脱自在に嵌め込まれる。

【０００９】 ここで、ポップハンガ−１とジョイント１１とを接続したとき、がたつかない よう、基板１２がポップハンガ−１の基部２に、側壁１３がポップハンガ−１の 腕部３に接触するように、ジョイント１１は形成されている。

【００１０】 即ち、基板１２の底面と嵌め込み部１４の縦部１４ｂの上面との間隔は、ポッ プハンガ−１の基部２の厚みより僅かに大きい。又、側壁１３は少なくとも下部 は、基板１２の前縁１２ｂ側へ彎曲し、ジョイント１１の材質の弾力により腕部 ３へ接触するように形成されている。

【００１１】 このジョイント１１は、ポップハンガ−１と同じ材質の合成樹脂で一体に形成 されているが、もとよりその材質は適宜選択できる。

【００１２】 図４は２個のジョイント１１を用いて、２本のポップハンガ−１を接続した実 施例を示す。それぞれポップ９を挟んだ各ポップハンガ−１には、例えば２個の 吊り下げ片６を取付け、天井などから吊り下げた鎖、紐などの下端のフックを、 吊り下げ片６の穴８に引っ掛けて吊るす。

【００１３】

【考案の効果】

複数のポップハンガ−を、この考案のコ−ナ−ジョイントで容易に接続できる ので、必要に応じて、複数のポップや大きなポップを吊り下げて、宣伝効果、販 売効果を向上させられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】ジョイントでポップハンガ−を接続する状態を
示す斜視図である。

【図２】ジョイントの斜視図である。

【図３】ジョイントをポップハンガ−に嵌め込んだ状態
の側面図である。

【図４】２本のポップハンガ−をジョイントで接続した
状態の正面図である。

【図５】ポップハンガ−の拡大斜視図である。

【符号の説明】

１ ポップハンガ− ４ 凹溝 ６ 吊り下げ片 ８ 穴 ９ ポップ １１ ジョイント １２ 基板 １３ 側壁 １４ 嵌め込み部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 基部の両側から腕部が垂下し、一方の腕
   部の側面に、外側へ開口する横向きＴ字状の凹溝が長手
   方向に沿って凹設され、穴を有する吊り下げ片を凹溝に
   嵌め込んだ、クリップ状のポップハンガ−を接続するも
   ので、基板の後縁から垂下する側壁に、前記凹溝に嵌め
   込まれる横向きＴ字状の嵌め込み部が突設されているポ
   ップハンガ−のジョイント。
2. 【請求項２】 基板の底面と嵌め込み部の縦部上面との
   間隔は、嵌め込み部をポップハンガ−の凹溝に嵌め込ん
   だとき、基板の底面がポップハンガ−の基部上面と接触
   可能な間隔である請求項１のポップハンガ−のジョイン
   ト。
3. 【請求項３】 側壁は、嵌め込み部をポップハンガ−の
   凹溝に嵌め込んだとき、ポップハンガ−の腕部に接触可
   能に形成されている請求項１又は２のポップハンガ−の
   ジョイント。