JP3023110U - ガードル付きペチコート - Google Patents

ガードル付きペチコート

Info

Publication number
JP3023110U
JP3023110U JP1995010060U JP1006095U JP3023110U JP 3023110 U JP3023110 U JP 3023110U JP 1995010060 U JP1995010060 U JP 1995010060U JP 1006095 U JP1006095 U JP 1006095U JP 3023110 U JP3023110 U JP 3023110U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
girdle
petticoat
cloth
buttocks
sewn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995010060U
Other languages
English (en)
Inventor
逸男 相
純一 豊崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Wacoal Corp
Original Assignee
Wacoal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wacoal Corp filed Critical Wacoal Corp
Priority to JP1995010060U priority Critical patent/JP3023110U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3023110U publication Critical patent/JP3023110U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Corsets Or Brassieres (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペチコートにガードル機能およびウエストニ
ッパーの機能を持たせる。 【解決手段】 伸縮性布から形成していると共に股部を
開閉式としているガードル10と、滑らかな布からなる
下端開放のスカート状のペチコート11とからなり、ペ
チコートの上端のみをガードルに縫着している。あるい
は、ペチコートの上端にウエストニッパー12を縫着し
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はガードル付きペチコートに関し、詳しくは、腹部の膨出を抑制する補 整機能およびヒップアップの臀部補整機能を有するガードルをペチコートと一体 化し、さらに好ましくは、ウエスト補整機能を有するウエストニッパーも一体化 して、多機能を有するペチコートとしたものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スカート着用時には、ペチコートの代わりにスリップを着用するが、 夏季等では、ブラジャーのみを着用して、スリップを着用しない場合が多い。そ の場合、スカートを直接着用すると肌触りが悪く、かつ、パンティあるいはガー ドルのラインが外から見えないようにすると共に、スカートを汗等から保護する ために、ペチコートを着用することが好ましい。しかしながら、ガードルの上に ペチコートを重ねて着用すると、それぞれのウエスト締付位置が異なり、ウエス ト部分がすっきりしない場合が発生しやすく、着用感が悪い。また、下着を重ね て着用することとなり、夏季等においては暑苦しい感じが否めない問題がある。
【0003】 上記した問題に対して、従来、ガードルとペチコートとを一体化したものが種 々提案されている。例えば、第1従来例として、実公昭49−2651号で図8 (A)(B)に示すガードル付きパンティ式ペチコートが提案されている。該ペ チコートは、ペチコート主体1およびガードル主体2がいずれも左右一対の筒状 部1a、2aから構成され、これらを前後中央部で突き合わせて縫着すると共に 腰回りで一体に縫着し、左右に筒状の足回部1bを有するパンティ式のペチコー ト主体1の内側にパンティ式のガードル主体2を設けた形状とされている。
【0004】 また、第2従来例として、実公昭53−337号で図9(A)(B)に示す伸 縮性布からなるパンティ形状のガードル体2’の上縁部に覆布3を縫着し、覆布 3でガードル体2’の外周面を間隔をあけて覆うようにしたガードルが提供され ている。
【0005】 さらに、第3従来例として、実開平5−37904号で図10に示すショーツ 、ガードル機能が組み込まれたペチコートが提案されている。該ペチコートは弾 性材質から形成された筒状のペチコート本体1’の股間部にクロッチ片5を縫着 すると共に、該クロッチ片5から腹部中央から上端にかけて延設した弾性片6を 設け、弾性片6をペチコート本体1’に縫着している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1従来例では、ペチコート主体1がスカート状でなく長 い丈のパンティ式であるため、大腿部回りが暑苦しく、また、言わば二重のパン ティ形状となっているだけで、ペチコート主体がスカート状でないため、ペチコ ートの着用感が得られない。しかも、ガードル主体2は腹部中央部で縫着されて いるため縫目が腹部中央に当たって、ガードル主体2が締付力が強い布からなる 場合、腹部中央に筋が入りやすく、この点からも着用感に問題がある。
【0007】 さらに、第1従来例では、ペチコート主体1およびガードル主体2とも股部が 縫着されており、同様に、第2従来例ではガードル体2’はパンティ状であり、 第3従来例ではクロッチ布5が取付られているため、いずれも、排尿時等にペチ コートと共に降ろして使用する必要があり、特に、ペチコートの丈が長い場合に は注意する必要があり、使用上に問題がある。
【0008】 また、上記第1従来例、第2従来例のガードルは単に伸縮性を有する布でパン ティ形状に形成しているだけで、特に、腹部側では膨出部を効果的に押さえる補 整機能、臀部側ではヒップアップする補整機能を具備しておらず、全体的に締め 付けているだけに過ぎず、ガードルとしての補整機能が劣っている。
【0009】 さらにまた、第3従来例ではペチコート本体の腹部中央に弾性片を当てている だけであり、臀部側の後部には弾性布が取り付けられておらず、よって、臀部側 の補整機能はない。
【0010】 本発明は、上記した従来の欠点を解消すると共に、腹部補整機能および臀部補 整機能、さらには、ウエスト補整機能を有するガードル付きペチコートを提供す ることを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、請求項1で、伸縮性を有する布から形成 していると共に、臀部側の後部布と腹部側の前部布の夫々の股部先端を止具を介 して開閉自在としたガードルと、 トリコット、丸編、織物等の滑らかな布から形成したスカート状で、その上端 のみを上記ガードルのウエストラインにギャザーをよせて縫着しているペチコー トとからなり、 上記ガードルは、その腹部膨出部に当たる位置の伸縮性布の押圧力を強めてい ると共に、左右の臀部膨出部の下側縁より左右両側にかける伸縮性布の押圧力を 強めて臀部を押し上げる構成としているガードル付きペチコートを提供している 。
【0012】 上記ガードルは、その腹部膨出部に当たる位置には伸縮性布を2枚重ねして腹 部への押圧力を強めている。また、臀部側でも、左右の臀部膨出部の下側縁より 左右両側にかけて伸縮性布を2枚重ねて押圧力を強め、臀部を押し上げてヒップ アップする補整機能を付与している。
【0013】 また、上記ガードルはショートタイプとし、ペチコートの長さは上辺から下辺 にかけて35cm〜80cmで、好ましくは、40cm〜75cmとしている。 しかしながら、ガードルはショートタイプに限定されず、ロングタイプでも良 いし、ペチコートの長さも限定されない。また、ペチコートの下端縁あるいは左 右両側部にレース布を取り付けてよく、さらに、後部中央に下端よりスリットを 設けてもよい。
【0014】 上記請求項1のガードル付きペチコートでは、ガードルにより腹部の膨出を押 さえる補整がなされると共に、臀部側ではヒップアップする補整がなされる。ま た、ペチコートはガードルと上端のみが縫着され、滑らかな布で形成されている ためペチコートの着用感が得られる。また、ペチコートはスカートタイプで股部 が形成されておらず、かつ、ガードルの股部が開閉式としているため、排尿時等 には股部を開くだけでよく、ペチコートと共に降ろす必要がない。さらにまた、 ガードルとペチコートとのウエストがウエストラインで縫着されているため、別 個に重ね着した場合に発生するウエストラインでの異なる位置での締め付けがな くなり、ウエストラインをすっきりさせることができる。かつ、ガードルがペチ コートで覆われるため、ガードルのラインが外部から目立なくなる。
【0015】 また、本考案は、請求項2で、上記ペチコートの上端ウエストラインに沿って 、伸縮性布からなるウエストニッパーが縫着されている請求項1に記載のガード ル付きペチコートを提供している。なお、上記ウエストニッパーは表布と裏布と の2枚布から形成し、内部の所要箇所に上下方向のボーンを封入していることが 好ましい。また、該ウエストニッパーの上下幅は5〜15センチ程度が好ましい 。
【0016】 上記請求項2に記載のように、ペチコートの上端にウエストニッパーを連続し て設けると、ウエストを細くする補整も行うこともできる。このように、ガード ルによる腹部補整機能および臀部のヒップアップ補整機能、ウエストニッパーに よるウエストラインの補整機能の3種の補整機能を、ペチコートに組み込むこと ができる。
【0017】 また、本考案は、請求項3で、上記ウエストニッパーを前部中央で分割し、止 具で開閉すると共に、該ウエストニッパーと縫着する上記ペチコートも前部布の 中央部で分割した前開きとしている請求項2に記載のガードル付きペチコートを 提供している。
【0018】 上記ウエストニッパーの止具は、分割端の一方にフックを取り付ける一方、他 方にフックが係止する鐶を取り付けている。これらフックと鐶とは上下方向に複 数組設けると共に、鐶は左右方向に複数列取り付け、ウエストの寸法に応じて係 止位置を調節できるようにしている。
【0019】 請求項3に記載のようにウエストの寸法に応じてウエストニッパーの係止位置 を調節できるようにすると、ウエストラインの補整機能をより高めることができ る。また、ウエストニッパーおよびペチコートを前開きとすると着脱が容易とな る。
【0020】 また、本考案は、請求項4で、上記ガードルの後部布には、左右の臀部膨出部 を露出させる1つの大きな開口を設けている請求項1乃至請求項3のいずれか1 項に記載のガードル付きペチコートを提供している。
【0021】 さらに、請求項5で、上記ガードルの後部布には、左右の臀部膨出部を夫々露 出させる左右一対の円形の開口を設けている請求項1乃至請求項3のいずれか1 項に記載のガードル付きペチコートを提供している。
【0022】 上記請求項4に記載のように、ガードルの臀部中央に1つの開口を設けた言わ ばOバック、請求項5に記載のように臀部中央に細幅布を設けた言わばTバック とすると、夫々左右の臀部膨出部が露出され、伸縮性布より押圧されて膨出部の 頂点が潰れることがなく、かつ、臀部の下側部から両側にかけての伸縮性布によ る押上とで、左右の膨出部を効果的にヒップアップさせることができる。
【0023】 また、本考案は、請求項6で、上記ガードルの後部布は上記開口の上縁を覆う 部分は設けずに、開口の左右を囲む左右脇布の上端を、上記ペチコートあるいは ウエストニッパーに縫着している請求項4または請求項5に記載のガードル付き ペチコートを提供している。 なお、請求項5のTバックの場合は臀部境界線の中央布の上端もペチコートに 縫着している。
【0024】 また、本考案は、請求項7で、伸縮性を有する布から形成していると共に、臀 部側の後部布と腹部側の前部布の夫々の股部先端を止具を介して開閉自在とした ガードルと、 トリコット、丸編、織物等からなる滑らかな布から形成したスカート状で、そ の上端を上記ガードルのウエストラインにギャザーをよせて縫着しているペチコ ートと、 上記ペチコートの上端ウエストラインに沿って縫着する伸縮性布からなるウエ ストニッパーとからなり、 上記ガードルの後部布に、左右の臀部膨出部を露出させる1つの開口あるいは 左右の臀部膨出部を別々に露出させる2つの開口を設けていることを特徴とする ガードル付きペチコートを提供している。
【0025】 上記のように、ガードルおよびウエストニッパーをペチコートに組み合わせた 場合、ガードルによる腹部および臀部補正機能とウエストニッパーによるウエス ト補正機能とをペチコートに付加することができ、ガードル、ウエストニッパー およびペチコートとをそれぞれ別々に着用する場合に比較して、特に、ウエスト 回りをすっきりとさせることができる。また、ガードルの臀部側では、左右の臀 部膨出部を露出させて伸縮性布で押圧していないため、左右膨出部をつぶすこと なく、立体的な外感を与えることができる。
【0026】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。 図1から図4は第1実施形態を示し、第1実施形態は、ガードル10、ペチコ ート11およびウエストニッパー12とを組み合わせ、かつ、ペチコート11お よびウエストニッパー12を前部中央で分離した前開きタイプとしたものである 。なお、図1は前側から見た斜視図、図2は後側から見た斜視図、図3はガード ル10のみを示し、(A)は腹部側前部を示す正面図、(B)は臀部側後部を示 す背面図であり、図4はガードル10とペチコート11とウエストニッパー12 との縫着部を示す図面である。
【0027】 上記ガードル10は弾性繊維を使用したパワーネットからなる伸縮性布、例え ば、210デニールから420デニール程度の伸縮性を有するスパンデックス糸 交編編物、特に、ラッセル織からなるパワーネットから形成している。また、ウ エストニッパー12は表布40と裏布41とからなり、裏布41はガードル10 と同様な弾性繊維を使用したパワーネットからなる伸縮性布から形成する一方、 表布40はトリコット、丸編、織物等の滑らかな素材より形成している。また、 ペチコート11はウエストニッパーの表布と同様なトリコット、丸編、織物等の 滑らかな素材より形成している。
【0028】 上記ガードル10は、ショートタイプで、かつ、臀部側はTバックタイプとし ている。ガードル10は、その腹部側の前部布を、中央布20と左右両側布21 、22とから構成している。中央布20はウエストラインの前部中央から腹部の 略中央位置まで下広がりとし、腹部中央位置から股部にかけて次第に幅が狭くな る形状とし、股部下端位置に2個のボタン止具23を取り付けている。また、中 央布20には上端から腹部膨出部の頂点にかけて伸びの少ない伸縮性布24を裏 打ちして、腹部膨出部に当たる位置では押圧力を強めている。
【0029】 左右両側布21、22は腹部側の前部左右両側部21a、22aを構成すると 共に、脇線ラインを越えて後部側へ延在して後部布を構成し、左右臀部膨出部を 囲む後部左右両側部21b、22bを構成すると共に、下側へも延在して、臀溝 に沿った左右下側部21c、22cを構成している。
【0030】 上記前側の左右両側部21a、22aは中央布20の上半部両側と縫着し、該 縫着位置からは後部側へと傾斜して、中央布20の下半分との間に股部より上方 にV字形状に切り込んだ形状の股回り部25を形成している。
【0031】 後部左右下側部21cと22cとは、その先端部を臀溝中央位置で突き合わせ て縫着している。また、これら縫着した部分の後部左右下側部21cと22cの 下端縁にクロッチ布26の後端縁を縫着している。該クロッチ布26は股部を通 して前側に湾曲させ、前端縁に取り付けた2個のボタン27を上記ボタン止具2 3と係止して、股部を開閉できるようにしている。
【0032】 さらに、後部左右下側部21cと22cの縫着部の上端縁には、左右の臀部境 界に沿って上下に延在される細幅の臀部中央布28の下端を縫着している。この ように、臀部側の後部布は、左右臀部膨出部の側縁に沿った後部左右両側部21 b、22bと、左右臀部膨出部の下側の臀溝に沿った後部左右下側部21c、2 2cと、左右臀部境界部に沿った臀部中央布28とからなり、左右臀部膨出部を それそれ露出させる2つの開口29を形成し、Tバック形状としている。
【0033】 左右両側布21、22は伸縮性布を2枚重ねで形成し、その押圧力を強めてい る。よって、左右臀部膨出部を両側より臀部中央部へと押圧すると共に、下側よ り上側へと押し上げ、左右臀部膨出部のヒップアップがそれぞれ効果的になされ るようにしている。
【0034】 上記ペチコート11は後部布31と、前部左右両側布32、33とからなり、 前部左右両側布32、33の脇側と後部布31の両側を縫着して、前部中央部で 分離した前開きタイプとしている。該ペチコート11の丈は、ウエストラインか ら大腿部の上部までとしている。また、本実施形態では、両側脇線の縫着部の下 側部にレース布34を介在させていると共に、分離した前側縁に沿ってレーステ ープ35を縫着している。
【0035】 ペチコート11は、その上端にギャザーをよせて、ウエストニッパー12の下 端縁の全長にかけて縫着している。また、上記ガードル10の左右両側布21、 22の上部および臀部中央布28の上端をペチコート11の上端縁と縫着してい る。即ち、ガードル10とペチコート11とは上端のみを縫着し、他の部分は縫 着せず、ウエストラインからギャザーをつけたペチコート11がガードル10を 覆うスカート状となっている。
【0036】 ウエストニッパー12は、前記したように、伸びの少ない伸縮性布からなる裏 布41とトリコット等からなる表布40との2枚重ねとし、ウエスト回りに所要 の締付力を与えるようにしている。本実施形態では上下幅を9.5cmとし、上 端にゴムテープ42を取り付けると共に、左右両側脇部および背面部の2カ所に 合計4本の上下方向のボーン43を表布40と裏布41の間に封入して取り付け 、ウエストニッパー12が上下に撓まないようにしている。
【0037】 上記ウエストニッパー12は前部中央で分離する前開きタイプで、分離した一 端側の内面に上下5個のフック44を一定ピッチで取り付ける一方、他端側の外 面に、上下5つの鐶45を一定ピッチで取り付けるている。かつ、鐶45は左右 方向に所定間隔をあけて3列取り付け、ウエスト回りの寸法に応じて係止位置を 調節できるようにしている。
【0038】 上記構成からなるガードル付きペチコートでは、ガードル10により腹部の膨 出部が押圧されて補整されると共に、左右の臀部がヒップアップ状態に補整され 、さらに、ウエストニッパー12によりウエストラインが適宜に締め付けられて 補整される。さらに、ガードル10がペチコート11で覆われるために、ガード ルのラインが外感できないようになると共に、ペチコート11を滑らかな布で形 成しているため、肌触りがよく、着用感が良好となる。このように、ペチコート を着用するだけで、ガードルおよびウエストニッパーによる体型補整が同時にな される。
【0039】 図5は第1実施形態の変形例を示し、相違点は、ガードル10の後部布に、左 右臀部膨出部の境界に沿って取り付ける臀部中央布を無くし、言わば臀部側をO バック形状としている。即ち、臀部後部側には左右の臀部膨出部を露出させる1 つの開口50を設けている。このようなOバック形状とした場合にも、第1実施 形態と同様な、効果的なヒップアップ補整を行うことができる。
【0040】 図6および図7(A)(B)は第2実施形態を示し、ガードル10とペチコー ト11とからなり、ウエストニッパー12は取り付けられていない。ペチコート 11は前開きタイプではなく筒形状である。ガードル10は図7(A)(B)に 示すように、後部布には左右臀部膨出部を露出させる開口は設けておらず、左右 後部布51、52とから形成している。これら左右後部布51、52は左右臀部 膨出部53を除いて伸縮性布を2枚重ねとし、左右臀部膨出部53にあたる位置 は1枚の伸縮性布で形成して、押圧力を弱めて臀部の膨出をつぶさないようにし ている。
【0041】 筒状のペチコート11の上端は、ガードル10の前部布55の上端と後部布5 1、52の上端に取り付けた弾性テープ56にギャザーを寄せて縫着している。 上記後部布51と52との下端部にはクロッチ布26を縫着し、該クロッチ布 26を前部布55の下端と止具を介して開閉自在としている構成は第1実施形態 と同様である。
【0042】 上記第2実施形態のガードル付きペチコートを着用すると、ウエストニッパー によるウエストライン回りの補正機能が劣るだけで、第1実施形態と同様な腹部 補整、臀部のヒップアップ補整がなされると共に、ガードルのラインが外部に浮 き上がらない利点がある。
【0043】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案の請求項1のガードル付きペチコート は、ペチコートを下端開放のスカート状とし、かつ、ガードルも股部を開閉式と しているため、排尿時等にペチコートを降ろして使用する必要はなく、利便性に 優れている。また、ガードルとペチコートを一体としているため、ガードルとペ チコートとを重ねて着用する必要がなく、特に、ウエスト回りをすっきりとさせ ることができる。しかも、ガードルにより腹部の膨出を効果的に抑制して補整で きると共に、臀部を左右から中央に寄せると共に下側から押し上げて、臀部をヒ ップアップでき、立体的な臀部を現出させることができ、補整機能の点で優れて いる。
【0044】 また、請求項2のガードル付きペチコートでは、さらに、ウエストニッパーを 一体化しているため、ウエスト回りの補整も同時に行うことができる。 かつ、請求項3のように、ウエストニッパーおよびペチコートを前開きとする と、簡単に脱着することができ、かつ、ウエストの寸法に応じて、ウエストニッ パーを調節することができる。
【0045】 また、請求項4および請求項5のガードル付きペチコートでは、臀部の左右膨 出部を露出させているため、伸縮性布で臀部の膨出をつぶさず、より立体的にヒ ップアップさせることができる。
【0046】 請求項6のように、臀部の左右両側布を直接ペチコートあるいはウエストニッ パーに縫着すると、上方への押上力を強めることができ、ヒップアップ効果を高 めることができる。 また、請求項7のガードル付きペチコートでは、上記した全ての効果を生じさ せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のガードル付きペチコートを前
方から見た斜視図である。
【図2】 図1を後方から見た斜視図である。
【図3】 第1実施形態のガードルを示し、(A)は正
面図、(B)は背面図である。
【図4】 第1実施形態のガードル、ペチコートおよび
ウエストニッパーの縫着部を示す図面である。
【図5】 第1実施形態の変形例を示し、ガードルの背
面図である。
【図6】 第2実施形態のガードル付きペチコートの斜
視図である。
【図7】 第2実施形態のガードルを示し、(A)は正
面図、(B)は背面図である。
【図8】 (A)(B)は第1従来例の斜視図である。
【図9】 (A)(B)は第2従来例の斜視図である。
【図10】 第3従来例の正面図である。
【符号の説明】
10 ガードル 11 ペチコート 12 ウエストニッパー 26 クロッチ布 27 ボタン 29、50 開口 44 フック

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮性を有する布から形成していると共
    に、臀部側の後部布と腹部側の前部布の夫々の股部先端
    を止具を介して開閉自在としたガードルと、 トリコット、丸編、織物等の滑らかな布から形成したス
    カート状で、その上端のみを上記ガードルのウエストラ
    インにギャザーをよせて縫着しているペチコートとから
    なり、 上記ガードルは、その腹部膨出部に当たる位置の伸縮性
    布の押圧力を強めていると共に、左右の臀部膨出部の下
    側縁より左右両側にかける伸縮性布の押圧力を強めて臀
    部を押し上げる構成としているガードル付きペチコー
    ト。
  2. 【請求項2】 上記ペチコートの上端ウエストラインに
    沿って、伸縮性布からなるウエストニッパーが縫着され
    ている請求項1に記載のガードル付きペチコート。
  3. 【請求項3】 上記ウエストニッパーを前部中央で分割
    し、止具で開閉すると共に、該ウエストニッパーと縫着
    する上記ペチコートも前部布の中央部で分割した前開き
    としている請求項2に記載のガードル付きペチコート。
  4. 【請求項4】 上記ガードルの後部布には、左右の臀部
    膨出部を露出させる1つの開口を設けている請求項1乃
    至請求項3のいずれか1項に記載のガードル付きペチコ
    ート。
  5. 【請求項5】 上記ガードルの後部布には、左右の臀部
    膨出部を夫々露出させる左右一対の円形の開口を設けて
    いる請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のガー
    ドル付きペチコート。
  6. 【請求項6】 上記ガードルの後部布は上記開口の上縁
    を覆う部分は設けずに、開口の左右を囲む左右脇布の上
    端を、上記ペチコートあるいはウエストニッパーに縫着
    している請求項4または請求項5に記載のガードル付き
    ペチコート。
  7. 【請求項7】 伸縮性を有する布から形成していると共
    に、臀部側の後部布と腹部側の前部布の夫々の股部先端
    を止具を介して開閉自在としたガードルと、 トリコット、丸編、織物等からなる滑らかな布から形成
    したスカート状で、その上端を上記ガードルのウエスト
    ラインにギャザーをよせて縫着しているペチコートと、 上記ペチコートの上端ウエストラインに沿って縫着する
    伸縮性布からなるウエストニッパーとからなり、 上記ガードルの後部布に、左右の臀部膨出部を露出させ
    る1つの開口あるいは左右の臀部膨出部を別々に露出さ
    せる2つの開口を設けていることを特徴とするガードル
    付きペチコート。
JP1995010060U 1995-09-25 1995-09-25 ガードル付きペチコート Expired - Lifetime JP3023110U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995010060U JP3023110U (ja) 1995-09-25 1995-09-25 ガードル付きペチコート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995010060U JP3023110U (ja) 1995-09-25 1995-09-25 ガードル付きペチコート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3023110U true JP3023110U (ja) 1996-04-12

Family

ID=43158391

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995010060U Expired - Lifetime JP3023110U (ja) 1995-09-25 1995-09-25 ガードル付きペチコート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3023110U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012056572A1 (ja) * 2010-10-29 2012-05-03 株式会社ワコール スカートタイプの補整用下着

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012056572A1 (ja) * 2010-10-29 2012-05-03 株式会社ワコール スカートタイプの補整用下着
CN103179871A (zh) * 2010-10-29 2013-06-26 株式会社华歌尔 裙型的修整用内衣
CN103179871B (zh) * 2010-10-29 2015-04-22 株式会社华歌尔 裙型的修整用内衣

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3696031B2 (ja) 生理用ショーツ
TWI484922B (zh) 附有褲襠的衣服
US20140331390A1 (en) Lower body garment for men
EP0101142B1 (en) Short girdle
TWI662953B (zh) 內衣
JPWO2012056572A1 (ja) スカートタイプの補整用下着
JP3023110U (ja) ガードル付きペチコート
JP3038140B2 (ja) 衣 類
JP6232811B2 (ja) ボトム衣類
JP3230438U (ja) 股部を有する衣類
JPH09111502A (ja) 男性用ガードルタイプのパンツ
JPH03260102A (ja) パンティストッキング
JP2005330628A (ja) ヒップアップ用スラックス
JP3118742U (ja) 補正用下着
JP3037440U (ja) ボトム下着
JP2001248001A (ja) 男性用下着
JP5524770B2 (ja) インナーウエア
JP4408130B2 (ja) 多機能下着
JP3076162U (ja) 補正機能付下着
JP3155507U (ja) 成形衣料
JPH08127903A (ja) ガードル
JPH0354094Y2 (ja)
JP6744563B1 (ja) 下衣
JPH093705A (ja) 女性用被服
JP3228668U (ja) 下半身用衣類