JPH0354094Y2 - - Google Patents

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JPH0354094Y2
JPH0354094Y2 JP3299288U JP3299288U JPH0354094Y2 JP H0354094 Y2 JPH0354094 Y2 JP H0354094Y2 JP 3299288 U JP3299288 U JP 3299288U JP 3299288 U JP3299288 U JP 3299288U JP H0354094 Y2 JPH0354094 Y2 JP H0354094Y2
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girdle
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abdomen
panel body
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は妊産婦用、殊に産後に着用することに
よつて、出産後の崩れた腹部を妊娠前の整状で美
麗な腹部形態へ確実に補整し得る妊産婦用ガード
ルに関する。
従来の技術 従来より妊産婦用の特に出産後の弛緩した腹部
形態を美麗な妊娠前の腹部形態に復帰させるため
に、両脇側から前身頃側へ末端に係合部材を設け
た舌片を夫々延出し、その締結によつて腹部補整
を期待するウエストニツパー式のガードル、或い
は腹部に相当する部分にダイヤ形またはこれに近
似せる曲線を有する窓を形成し、その周辺の各辺
長より短かい辺長を有するフロント片を夫々相互
に引き伸ばして縫着したガードルまたはパンテイ
ガードル(特公昭41−7626号)、若しくは伸縮性
腹部固定帯をガードル本体の下方腹部に縫合し、
その自由端をガードル本体の脇部に脱着自在に係
合したマタニテイガードル(実公昭57−2406号)
等が周知されるところである。
然し乍ら前段の技術では、仮令左右の舌片の絞
込みにより腹部を扁平化し得たとしても、斯かる
舌片が付設されるフアンデーシヨンがガードルま
たはパンテイ式ガードルであるため、その形態
上、あく迄腹部相当部分への締結に過ぎず、妊娠
途中に唯一脂肪が沈着するとされる恥骨部分の面
上を押え込みまた引き締めて、沈着し易い該部の
脂肪を分散させるには及ばないものであつた。
また中断の技術では、嵩高とならずに簡単な構
造で、しかも腹部相当部分を該フロント片の伸長
に伴つて強力に押圧、圧迫するガードルまたはパ
ンテイガードルとして画期的なフアンデーシヨン
であることは、広く周知されるところであるが、
然し斯かる技術は主として腹部相当部分の中心部
位を補整することを主眼とされ、前段の技術と同
様に恥骨上の脂肪沈着を可及的に防止するもので
はない。
更にはまた後段の技術では、下腹部を上方へ持
ち上げて安全に保持する機能を主眼として開発さ
れた所謂マタニテイガードルであり、既述した両
技術と同様恥骨部分を強力に押圧する技術思想は
採択されないものである。
解決しようとする問題点 然るに本考案による妊産婦用ガードルに於いて
は、人間工学上の妊婦の体表面の変化並びにその
変化に起因せる脂肪の沈着度合いを鋭意研究した
結果、前記従来の技術と異なり妊娠中に唯一脂肪
が沈着する恥骨部分の面上に位置する脂肪を可及
的に分散せしめるべく出産後に補整して、妊娠前
の美麗な腹部形態を再現出来る妊産婦用ガードル
を提供することを目的とするものである。
また、前記恥骨上の脂肪沈着を防止すると共
に、弛緩した腹部相当部分を補整、即ち該部の下
腹部は斜上方へ押圧されつつ持ち上げられ、中心
部は身体の中心方向へ押し込まれ、もつて腹部全
体の脂肪を除去する機能を備えた妊産婦用ガード
ルを提供することを目的とするものである。
更には出産後の乳児の世話を、本案品着用のま
ま快適に遂行し得る妊産婦用ガードルを提供する
ことを目的とするものである。
問題点を解決するための手段 上記した各目的を達成するがために本考案に於
ける妊産婦用ガードルにあつては、伸縮性素材よ
り成るハイウエストガードル本体Aの前身頃2側
に、クロツチ部分3に近接する下方前中心位置4
より夫々略鼠径溝に沿つてV字型に下脇側へ延び
る下側縁7と、上腹部の上方前中心位置5よりV
字型に上脇側へ延びる上側縁6とにより伸縮性フ
ロントパネル体1を充当し、末端に一の係合部材
10を有する一方のフロントパネル片8には、腰
骨付近を通過して腰廻りを横切り他側の脇側へ至
り、他方のフロントパネル片9末端の他の係合部
材11と係脱自在とする帯状片12を有すると共
に、下方前中心位置4より両脇側に至る中程にか
けてのフロントパネル体1の下側縁7をガードル
本体Aと縫合13して一体化した妊産婦用ガード
ルを特徴としており、そして前記フロントパネル
体1のV字型上側縁6とガードル本体Aの上方開
口周縁部14とにより、少なくとも上腹部より上
部に略逆三角形状をなす胃部充当部15を出現さ
せ、またV字型をした上下側縁6,7に亘る腹部
相当部位に、ダイヤ型またはこれに近似した形状
の非伸縮性腹部充当片16を構成し、該充当片1
6を介してフロントパネル体1が形成され、また
フロントパネル体1のV字型をした下側縁7に相
当する辺a,bと更に下側縁7の縫合13末端付
近より前中心線Hへ向う辺c,dを備えたダイヤ
型またはこれに近似した腹部裏当布17をガード
ル本体Aの腹部相当部位裏面に重接縫合18した
妊産婦用ガードルを特徴としている。
以下に本考案の妊産婦用ガードルの具体的実施
例に就して詳述する。
Aはスパンデツクス等の伸縮性糸条にて編成さ
れた素材を用いた伸縮性のハイウエストガードル
本体であつて、該ハイウエストガードル本体1
は、その上方開口周縁部14がガードル本体A着
用時にウエストラインを越えて上方へ延長した高
さを備え、また脚部が挿入される下方開口周縁部
20,20a間には適宜クロツチ片が形設された
クロツチ部分3を備え、該クロツチ部分3は適宜
係合部材で開閉自在とされている。
1はガードル本体Aの前身頃2側の表面で、該
本体Aと一部分が縫合され連結されているフロン
トパネル体であつて、該フロントパネル体1の前
身頃2に於ける構成は、下側縁7と上側縁6とに
より成り、先ずフロントパネル体1の下側縁7
は、前身頃側のクロツチ部分3の端縁に接するか
若しくは極く近接する下方前中心位置4から略鼠
径溝のラインに沿つて、夫々がガードル本体Aの
下脇側へ延びることによりV字型の形状が一辺に
構成されるものとなる。
次いでフロントパネル体1の上側縁6は、前身
頃側に於ける上腹部の上方前中心位置5、換言す
ればガードル本体Aの上方開口周縁部14より略
10cm内外下方の前中心線Hより夫々がガードル本
体Aの上脇側へ延びることにより、V字型の形状
が他辺に構成されるものとなる。
もつてガードル本体Aの前身頃2側には上下両
側縁6,7とによつて、広幅で且つ下側縁7の尖
端を恥骨表面に至らしめたV字型のフロントパネ
ル1が充当されることになる。
8はフロントパネル体1の一方のフロントパネ
ル片であつて、この一方のフロントパネル片8に
は、その末端に環状片等の一の係合部材10が数
列並設されると共に、一方脇側の腰骨付近を通過
して後身頃側の腰廻りを広幅状に横切り、他方脇
側にまで延びる長さを備えた伸縮性の帯状片12
が延設されている。
9はフロントパネル体1の他方のフロントパネ
ル片であつて、この他方のフロントパネル片9に
は、その末端に鉤片等の他の係合部材11を沿設
すると共に、長さ方向の脇側中心付近で終端とな
つた構成を備え、前記両係合部材10,11の互
いの係合により、好みの緊締状態に維持すること
が出来る。
而して、ガードル本体Aにフロントパネル体1
を連結して一体化するに際して、前身頃側のクロ
ツチ部分の端縁に接するか若しくは近接する下方
前中心位置4から夫々V字型に両脇側へ至る間の
中間位置、還元すればV字型尖端から夫々略中腹
部に亘るフロントパネル体1の下側縁7をガード
ル本体Aに縫合13して一体化するものである。
既述した構成をベースとし、前身頃2側に於け
るフロントパネル体1の上側縁6とガードル本体
Aの上方開口周縁部14との間には、着用時に略
逆三角形状をなす一重使いの胃部充当部15が、
少なくとも上腹部より上部に出現させており、且
つV字型をした上側縁6と下側縁7とに亘るフロ
ントパネル体1の腹部相当部位には、ダイヤ型ま
たはこれに近似した形状を備えた非伸縮性の腹部
充当片16が縫合19され、その腹部充当片16
を介して伸縮性のフロントパネル体1が接続一体
化されており、またガードル本体Aに於ける腹部
相当部位の裏面には、フロントパネル体1のV字
型をした下側縁7に相当する辺a,bと、下側縁
7の縫合13個所末端付近よりガードル本体Aの
前中心線Hへ向い斜め上方に延びる辺c,dとを
備えて成るダイヤ型またはこれに近似した形状の
伸縮性腹部裏当布17が重接縫合18された二重
使いの構造が採択されている妊産婦用ガードルで
ある。
考案の効果 斯くて本考案によれば、フロントパネル体1の
V字型をした下側縁7の尖端が、前身頃側のクロ
ツチ部分3の端縁若しくはその付近に臨み、また
該尖端から両下脇側へ至る略中間部位迄をV字型
にガードル本体Aに縫合13し、且つフロントパ
ネル体1の上側縁6も上脇側へ向つてV字型に切
欠されることにより、フロントパネル体1から延
びる帯状片12を緊締した場合、その緊締による
引張り方向が斜上方へ常に発揮されるため、恥骨
表面に沈着した脂肪はその緊締によつて絞り込ま
れながら上方へと移行し、且つ下腹部は斜上方へ
押圧されつつ持ち上げられると同時に身体の中心
方向へ圧迫され押し込まれ、更に上腹部は下方へ
向つて押し戻されることとなる。
従つて関節の恥骨表面の脂肪を含む産後、子宮
の収縮による腹壁のたるみ、即ち腹部相当部位の
脂肪は引き締められて押え込まれ、産後の腹直筋
の離開をもとに戻し、ひいては妊娠前の整状で美
麗な腹部外観へと矯正出来ることとなる。
そしてハイウエストガードルであるに拘らず、
上腹部より上方の部位に略逆三角形状の一重使い
の胃部充当部15を出現させるため、腹部相当部
位を強く緊締状態に維持しても、作業性即ち出産
後の乳児の世話等、前傾姿勢での苦痛を伴うこと
なく、快適な着用感のもとに遂行出来、胃を圧迫
しないものとなる。
またフロントパネル体1の腹部相当部位に、ダ
イヤ型またはこれに近似した非伸縮性の腹部充当
片16を連結縫合する場合は、恥骨表面を含む腹
部相当部位の補整効果が一段と向上し、ハードな
緊締であるが作業性、運動性に優れたものとな
る。
更にはまたガードル本体Aの腹部相当部位裏面
にダイヤ型またはこれに近似せる伸縮性腹部裏当
布17を重接すれば、ダイヤ型の形状と相俟つて
全体として四重使いの腹部相当部位となり、確実
に産後のたるんだ腹部を矯正する効果が発揮出来
るものとなる。
また帯状片12は広幅となるため、ウエストラ
インをも同時に矯正出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の正面図、第2図は帯状片を開
放した正面図、第3図は帯状片を縫合する以前の
一部切欠正面図、第4図は他の実施例による正面
図を示すものである。 1……フロントパネル体、3……クロツチ部
分、6……上側縁、7……下側縁、8……一方の
フロントパネル片、9……他方のフロントパネル
片、10,11……係合部材、12……帯状片、
13……縫合、A……ガードル本体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 伸縮性素材より成るハイウエストガードル本
    体Aの前身頃2側に、クロツチ部分3に近接す
    る下方前中心位置4より夫々略鼠径溝に沿つて
    V字型に下脇側へ延びる下側縁7と、上腹部の
    上方前中心位置5よりV字型に上脇側へ延びる
    上側縁6とにより伸縮性フロントパネル体1を
    充当し、末端に一の係合部材10を有する一方
    のフロントパネル片8には、腰骨付近を通過し
    て腰廻りを横切り他側の脇側へ至り、他方のフ
    ロントパネル片9末端の他の係合部材11と係
    脱自在とする帯状片12を有すると共に、下方
    前中心位置4より両脇側に至る中程にかけての
    フロントパネル体1の下側縁7をガードル本体
    Aと縫合13して一体化したことを特徴とする
    妊産婦用ガードル。 2 フロントパネル体1のV字型上側縁6とガー
    ドル本体Aの上方開口周縁部14とにより、少
    なくとも上腹部より上部に略逆三角形状をなす
    胃部充当部15を出現させた請求項1記載の妊
    産婦用ガードル。 3 V字型をした上下側縁6,7に亘る腹部相当
    部位に、ダイヤ型またはこれに近似した形状の
    非伸縮性腹部充当片16を構成し、該充当片1
    6を介してフロントパネル体1が形成されてい
    る請求項1記載の妊産婦用ガードル。 4 フロントパネル体1のV字型をした下側縁7
    に相当する辺a,bと更に下側縁7の縫合13
    末端付近より前中心線Hへ向う辺c,dを備え
    たダイヤ型またはこれに近似した腹部裏当布1
    7をガードル本体Aの腹部相当部位裏面に重接
    縫合18した請求項1記載の妊産婦用ガード
    ル。
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