JPH0721523Y2 - 産褥ショーツ - Google Patents
産褥ショーツInfo
- Publication number
- JPH0721523Y2 JPH0721523Y2 JP1863493U JP1863493U JPH0721523Y2 JP H0721523 Y2 JPH0721523 Y2 JP H0721523Y2 JP 1863493 U JP1863493 U JP 1863493U JP 1863493 U JP1863493 U JP 1863493U JP H0721523 Y2 JPH0721523 Y2 JP H0721523Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shorts
- abdomen
- sewn
- cloth
- crotch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Undergarments, Swaddling Clothes, Handkerchiefs Or Underwear Materials (AREA)
- Corsets Or Brassieres (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は出産直後、更に詳しく
は産後一週間前後の間に、産婦が着用して腹部を元の状
態に戻すのに最も効果を奏する産褥ショーツに関するも
のである。
は産後一週間前後の間に、産婦が着用して腹部を元の状
態に戻すのに最も効果を奏する産褥ショーツに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】妊娠、出産で大きな負担となった母体の
腹部を可及的早期に、元の状態に戻すためには、出産直
後の腹部ケアと回復のための機能的な下着の着用が肝要
であることは云うまでもないが、この時期は伸びきった
腹部を強く圧迫し過ぎたり、冷やしたりすることは、筋
肉の自然の治癒力を弱める原因になると言われている。
腹部を可及的早期に、元の状態に戻すためには、出産直
後の腹部ケアと回復のための機能的な下着の着用が肝要
であることは云うまでもないが、この時期は伸びきった
腹部を強く圧迫し過ぎたり、冷やしたりすることは、筋
肉の自然の治癒力を弱める原因になると言われている。
【０００３】他方、これ迄の産褥ショーツとしては、縦
横方向に伸縮性を有するメリヤス地などを主材として前
開きのクロッチを設けた上、両脇部に腹部中心で互いに
係合可能なフロントパネルの一端を縫着したものが広く
利用されていた（例えば実開昭６１−８０１７号公報を
参照のこと）。
横方向に伸縮性を有するメリヤス地などを主材として前
開きのクロッチを設けた上、両脇部に腹部中心で互いに
係合可能なフロントパネルの一端を縫着したものが広く
利用されていた（例えば実開昭６１−８０１７号公報を
参照のこと）。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】而して、上記従来の産
褥ショーツを含む、女性の下着は、上述したように縦横
に伸縮するメリヤス地によって縫製されるものとして
も、一般にメリヤス地の縦横方向の伸び率は必ずしも均
等ではなく、方向によって伸びに強弱があった。そこで
従前のこの種の下着では穿き心地の関係などから、伸び
率の大きい方向を左右、即ち横方向にし、少ない方を上
下に配向するのが通例であったから、特に産褥ショーツ
の場合、腹部に対する圧迫や刺激が充分に得られず、こ
れを補う手段として上述したように腹部全体に別のフロ
ントパネル等を縫着して緊締力を補っていたが、締めつ
けの強弱に変動があって、猶充分とはいえなかった。
褥ショーツを含む、女性の下着は、上述したように縦横
に伸縮するメリヤス地によって縫製されるものとして
も、一般にメリヤス地の縦横方向の伸び率は必ずしも均
等ではなく、方向によって伸びに強弱があった。そこで
従前のこの種の下着では穿き心地の関係などから、伸び
率の大きい方向を左右、即ち横方向にし、少ない方を上
下に配向するのが通例であったから、特に産褥ショーツ
の場合、腹部に対する圧迫や刺激が充分に得られず、こ
れを補う手段として上述したように腹部全体に別のフロ
ントパネル等を縫着して緊締力を補っていたが、締めつ
けの強弱に変動があって、猶充分とはいえなかった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案は出産直後の約一
週間が、産婦の拡張した腹筋の緊縮や脂肪の拡散を行っ
て腹部の復元に最も効果的な時期であることに着目し、
この期間に腹部に適宜な緊迫と刺激を付与することを目
的としたもので、下腹部にクロッチを設ける一方、必要
に応じて後身頃地に防水布を裏打ちしてなるショーツ主
体をスパンフライス地で縫製するに当たり、伸び率の大
きい方向を上下に用い、更にショーツ前面の上縁から、
下方に向けてパワーネットを縫着するという手段を用い
たものである。
週間が、産婦の拡張した腹筋の緊縮や脂肪の拡散を行っ
て腹部の復元に最も効果的な時期であることに着目し、
この期間に腹部に適宜な緊迫と刺激を付与することを目
的としたもので、下腹部にクロッチを設ける一方、必要
に応じて後身頃地に防水布を裏打ちしてなるショーツ主
体をスパンフライス地で縫製するに当たり、伸び率の大
きい方向を上下に用い、更にショーツ前面の上縁から、
下方に向けてパワーネットを縫着するという手段を用い
たものである。
【０００６】
【作用】上記構成の本案産褥ショーツは、生地の伸びの
少ない方向を左右にしたことで、ヒップまわりを含む腹
周が無理なく緊迫可能であると同時に、前面に縫着され
たパワーネットによってショーツ主体の左右方向の伸び
を更に規制して腹部の適度な圧迫を保ち、この部位に程
よい刺激を与え得るという格別の作用を有するのであ
る。
少ない方向を左右にしたことで、ヒップまわりを含む腹
周が無理なく緊迫可能であると同時に、前面に縫着され
たパワーネットによってショーツ主体の左右方向の伸び
を更に規制して腹部の適度な圧迫を保ち、この部位に程
よい刺激を与え得るという格別の作用を有するのであ
る。
【０００７】又、伸びの大きい方向を上下にしたことに
より、股上がよく伸びてショーツの上縁がウエストライ
ンに担持され、穿着時のフィット性を一層良好に保つと
いう作用も得られる。
より、股上がよく伸びてショーツの上縁がウエストライ
ンに担持され、穿着時のフィット性を一層良好に保つと
いう作用も得られる。
【０００８】
【実施例】以下、本考案の構成を図面に示す一つの実施
例に従って更に詳述すると、図において、１は前・後の
身頃１ａ．１ｂが例えばスパンフライスのように縦横に
一定の伸びを有する生地からなるショーツ主体であっ
て、股間部に面ファスナー１ｃ・１ｄによって係脱自在
なクロッチ１ｅを設けるとともに、後身頃１ｂの一部に
防水布１ｆを裏打ちしてなり、更に該生地の伸び率の大
きい方を上下（縦）方向にして縫製したものである。
例に従って更に詳述すると、図において、１は前・後の
身頃１ａ．１ｂが例えばスパンフライスのように縦横に
一定の伸びを有する生地からなるショーツ主体であっ
て、股間部に面ファスナー１ｃ・１ｄによって係脱自在
なクロッチ１ｅを設けるとともに、後身頃１ｂの一部に
防水布１ｆを裏打ちしてなり、更に該生地の伸び率の大
きい方を上下（縦）方向にして縫製したものである。
【０００９】又、２は主体前面の上縁から、上記クロッ
チ１ｅの係止部にかけて縫着された逆三角形状のパワー
ネット、３はショーツ主体１の上縁に挿通された伸縮テ
ープ又はゴム紐等の弾性帯である。
チ１ｅの係止部にかけて縫着された逆三角形状のパワー
ネット、３はショーツ主体１の上縁に挿通された伸縮テ
ープ又はゴム紐等の弾性帯である。
【００１０】尚、本考案におけるショーツ主体の生地
は、上記スパンフライス地に限られず縦横に一定量伸縮
する例えばメリヤス地のようなものであってもよい。
は、上記スパンフライス地に限られず縦横に一定量伸縮
する例えばメリヤス地のようなものであってもよい。
【００１１】
【考案の効果】上記構成の本案ショーツ主体は、これを
直に穿着するか若しくは適当な当て物を介して穿着する
のであるが、何づれにしても主体部は伸び率の大きい方
向を上下に用いたことにより、穿着時にショーツの上縁
が伸長してウエストライン、即ち臍を覆う位置に来るか
ら腹部を冷やすことがなく、また、伸び率の少ない方が
左右方向となって、前面に縫着されたパワーネットとの
相乗効果によってフィット性に優れ、これが出産直後の
産婦の腹部に適当な緊迫力と刺激性を与えて拡張した腹
筋や腹壁の回復および脂肪の拡散に極めて高い効果を齎
らし得るものである。
直に穿着するか若しくは適当な当て物を介して穿着する
のであるが、何づれにしても主体部は伸び率の大きい方
向を上下に用いたことにより、穿着時にショーツの上縁
が伸長してウエストライン、即ち臍を覆う位置に来るか
ら腹部を冷やすことがなく、また、伸び率の少ない方が
左右方向となって、前面に縫着されたパワーネットとの
相乗効果によってフィット性に優れ、これが出産直後の
産婦の腹部に適当な緊迫力と刺激性を与えて拡張した腹
筋や腹壁の回復および脂肪の拡散に極めて高い効果を齎
らし得るものである。
【００１２】更にショーツ主体の挿肢部分をハイレグタ
イプとすることにより、穿着時に脚のつけ根の圧迫感を
大幅に緩和して快適に使用することが可能である他、本
案ショーツは上述したように着用時のフィット性が良好
であるから、用便や診察時にクロッチを引いても、ショ
ーツがずれることがなく、またパッドやナプキン等の当
て物の移動も解消できる等、多くの実用的効果が期待で
きるものである。
イプとすることにより、穿着時に脚のつけ根の圧迫感を
大幅に緩和して快適に使用することが可能である他、本
案ショーツは上述したように着用時のフィット性が良好
であるから、用便や診察時にクロッチを引いても、ショ
ーツがずれることがなく、またパッドやナプキン等の当
て物の移動も解消できる等、多くの実用的効果が期待で
きるものである。
【図１】本案産褥ショーツの一部を切欠して示す平面図
１ ショーツ主体 １ａ 前身頃 １ｂ 後身頃 １ｅ クロッチ １ｆ 防水布 ２ パワーネット ３ 弾性帯
Claims (1)
- 【請求項１】下腹部にクロッチを設ける一方、必要に応
じて防水布を裏打ちしてなるショーツ主体をスパンフラ
イス地などで縫製するに当たり、伸び率の大きい方向を
上下に用い、更にショーツ前面の上縁から下方に向けて
パワーネットを縫着したことを特徴とする産褥ショー
ツ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1863493U JPH0721523Y2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 産褥ショーツ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1863493U JPH0721523Y2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 産褥ショーツ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0673107U JPH0673107U (ja) | 1994-10-11 |
| JPH0721523Y2 true JPH0721523Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=11977050
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1863493U Expired - Lifetime JPH0721523Y2 (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 産褥ショーツ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0721523Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3817187B2 (ja) * | 2002-03-12 | 2006-08-30 | 四郎 小方 | 股下部分離型下ばき |
| US10966468B2 (en) * | 2016-08-31 | 2021-04-06 | Hbi Branded Apparel Enterprises, Llc | Garment with inner panel |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP1863493U patent/JPH0721523Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0673107U (ja) | 1994-10-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |