JP3022995U - 仮設便所 - Google Patents
仮設便所Info
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- JP3022995U JP3022995U JP1995011006U JP1100695U JP3022995U JP 3022995 U JP3022995 U JP 3022995U JP 1995011006 U JP1995011006 U JP 1995011006U JP 1100695 U JP1100695 U JP 1100695U JP 3022995 U JP3022995 U JP 3022995U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 使用者等に穏やかな気持ちを惹起させて、便
器等を汚さないような注意を喚起することができると共
に、室内だけでなく該仮設便所近辺に悪臭を漂わすのを
極力抑制することができ、常に衛生的で女性でも安心し
て使用することができる仮設便所を提供する。 【解決手段】 箱型の便槽11と、便槽11上に載置さ
れ且つ中央に和式便器が設けられる床部材12と、便槽
11の前半分側に立設され且つ開閉自在のドア14を有
する前面壁13a及び前面壁13aに連接する左右の部
分側壁13b、13cを有する前面側壁部材13と、便
槽11の後半分側に立設される断面U字状の後面側壁部
材15と、前面側壁部材13及び後面側壁部材15の上
端に載置され且つ換気口16a及び日差し16bを有す
る天井板16とを備えている。
器等を汚さないような注意を喚起することができると共
に、室内だけでなく該仮設便所近辺に悪臭を漂わすのを
極力抑制することができ、常に衛生的で女性でも安心し
て使用することができる仮設便所を提供する。 【解決手段】 箱型の便槽11と、便槽11上に載置さ
れ且つ中央に和式便器が設けられる床部材12と、便槽
11の前半分側に立設され且つ開閉自在のドア14を有
する前面壁13a及び前面壁13aに連接する左右の部
分側壁13b、13cを有する前面側壁部材13と、便
槽11の後半分側に立設される断面U字状の後面側壁部
材15と、前面側壁部材13及び後面側壁部材15の上
端に載置され且つ換気口16a及び日差し16bを有す
る天井板16とを備えている。
Description
【0001】
本考案は、公園や博覧会会場、運動会や見本市等の各種イベント会場、建築工 事現場等、更に地震等の災害時の避難所等に設置される仮設便所に係り、更に詳 しくは、台風等の災害にも強いと共に、各種動物に類似させた外観形状とするこ とで使用者等に穏やかな気持ちを惹起させ、用を足す際にもなるべく汚さないよ うな注意を喚起することができ、常に衛生的で女性でも安心して使用することが できる仮設便所に関する。
【0002】
従来、建築工事現場や催し物会場等では、仮設便所が広く利用されている。こ の仮設便所は、容易に組み立てたり或いは容易に撤去することを目的に、通常、 便槽と、この便槽上で室内空間を形成するべくこの便槽を囲繞して立設された厠 囲い(又は周壁部という)と、この仮設便所で用を足す際に雨や雪、更に暑い陽 射しを避けるべくこの厠囲い上に覆設された屋根とを有して構成されている。 しかしながら、この仮設便所では、便槽、厠囲い及び屋根を連結した際に、便 槽及び厠囲いの連結部や、厠囲い及び屋根の連結部が機械的強度や剛性に劣るた め、この仮設便所が台風等の自然災害で簡単に倒壊するという問題点を有してい た。 また、各連結部を完全に密封することが困難なので、便槽内に溜められた便の 臭気がこの連結部に生じた隙間を介して室内空間や外部に漏洩したり、或いは用 を足す際の音が外部に漏洩してしまい、この結果、特に女性は使用することがで きないという問題点を有していた。
【0003】 そこで、この問題点を解決するために、実公平3−49243号公報には、各 隅角部より外側方に指向して地中埋込板を突設してなる角筒状主体の頂面全周に 亘って、外側面がテーパー面に形成され、頂面が水平面に形成された係止突隆条 を、同主体の外周縁より内側に位置して突設してなるプレキャスト鉄筋コンクリ ート便槽(以下PC製便槽という)と、前後左右の壁版を一体に連接し、且つ同 各壁版に亘って、前記便槽の係止突隆条の頂面に着座する水平床版が一体に連接 され、且つ前記各壁版における水平床版より下方に突出する部分の内側面が前記 係止突隆条の外側テーパー面に係合するテーパー面に形成されると共に、前記各 壁版の上端外周縁にハンチ部が突設されたプレキャスト鉄筋コンクリート上屋( 以下PC製上屋という)と、屋根主版の外周縁より、前記上屋における各壁版の 上端ハンチ部に嵌合する垂下部片を垂設してなるプレキャスト鉄筋コンクリート 屋根版(以下PC製屋根版という)とよりなる組立便所が提案されている。
【0004】
しかしながら、前記実公平3−49243号公報に記載された仮設便所では、 次のような問題点を有していた。すなわち、 この仮設便所がプレキャスト鉄筋コンクリート製(以下PC製という)なの で、その重量が極めて重くなってしまい、この結果、仮設便所を製造する作業や 地面に掘削された穴内に設置する作業、更に搬送する作業に、多大な労力や手間 を要するので、極めて作業性に劣るという問題点を有していた。 PC製便槽を地中に埋設するために、地面を掘削する作業や、地面に掘削さ れた穴内にPC製便槽を設置した後、この穴とPC製便槽との隙間に石や土泥を 埋める作業が必要で、且つこの作業に多大な労力と手間を要してしまい、極めて 設置作業性に劣るという問題点を有していた。 一般にプレキャスト鉄筋コンクリート(以下PCという)の内部には骨材同 士間に微細な隙間が形成されているので、便槽をPC製とした場合、このPC製 便槽の角筒状主体内に溜まった便が、前記隙間を介して外部(又は地中)に漏洩 するのを防止するために、この角筒状主体の肉厚を大きくしなければならないの で、この角筒状主体並びにPC製便槽の重量が重くなってしまい、更に製造作業 性や設置作業性、搬送作業性を低下させるという問題点を有していた。
【0005】 PC製便槽の角筒状主体内に溜まった便の臭気が、このPC製便槽上で、P C製上屋及びPC製屋根版によって形成された室内に漏洩するのを防止するため に、PC製便槽の係止突隆条及びPC製上屋の突出部を係合させているが、PC 製便槽の係止突隆条を、角筒状主体の頂面全周に亘って、所定の肉厚を持ってそ の外周面及び内周面を平行に縮径させる(特にその内周面を縮径させてPCとす る)のが困難で、極めて製造作業性に劣るという問題点を有していた。 前記と同様の目的で、PC製便槽の係止突隆条の頂面や角筒状主体の頂面と 、PC製上屋の下端面や突出部の下端面とを接触させているが、これら係止突隆 条の頂面や角筒状主体の頂面、PC製上屋の下端面や突出部の下端面を各々面一 に形成するのが困難で、このため、対向する各面同士を完全に接触させることが できず、便の臭気が室内に漏洩してしまい、信頼性に劣るという問題点を有して いた。 PC製便槽の角筒状主体内に溜まった便をバキュームカー等で回収するため に、PC製上屋の一側面の基部に作業窓を設けると共に、このPC製上屋の水平 床版に汲み取り口を設けているが、バキュームカー等の汲取用ホースを作業窓及 び汲み取り口を順次介してPC製便槽の角筒状主体内に挿入する際に、誤って汲 取用ホースの先端を作業窓や汲み取り口にあて易く、この結果、汲取用ホースの 先端に付着した便を作業窓や汲み取り口の近傍に撒き散らして、汚してしまい、 清掃作業が必要になる等、極めて汲取作業性に劣るという問題点を有していた。
【0006】 一般にPC製の建物内は夏季にとても暑いといわれているが、その上、この 仮設便所には、夏季の暑い陽射しで暖まった室内の空気や、室内に立て籠もった 臭気を外方に逃がす換気口等がないので、例えば、夏季の暑い日中に晒された仮 設便所は到底使用することができず、極めて不快感を与えるという問題点を有し ていた。 一般にPC製の建物内は冬季にとても寒いといわれているが、その上、この 仮設便所では、前述したように、PC製便槽の係止突隆条の頂面や角筒状主体の 頂面と、PC製上屋の下端面や突出部の下端面とを完全に接触させることができ ないこと、更に、PC製上屋の上端面と、PC製屋根版の屋根主版及び上端ハン チ部とを、各々面一に形成することができないことによってPC製上屋及びPC 製屋根版を完全に接触することができないことから、例えば、冬季にこの仮設便 所を使用すると、PC製便槽及びPC製上屋の隙間や、PC製上屋及びPC製屋 根版の隙間から冷たい外気が侵入してしまい、寒くて到底使用することができな いという問題点を有していた。 一般に、仮設便所は、安価とすることを目的として、前記実公平3−492 43号公報に記載された仮設便所の如く、箱状の仮設便所が定着されていること から、中に入ればそれだけで周囲に用を足していることを知らしめてしまうので 、特に女性はこれを嫌い、用を足すことができないという問題点を有していた。 また、水洗設備を有さないために、一旦汚してしまうと中々清掃されずにそのま ま放置されてしまうので、極めて非衛生的であるという問題点を有していた。 一般に、仮設便所は、その室内空間が略長方形状で角張っているために使用者 に圧迫感を与えてしまい易いために、特に幼い子供に敬遠されるという問題点を 有していた。また、仮設便所に明るいイメージを与えるために塗装を施すことも 行われているが、厠囲い等が平面状なので(換言すると仕切り等がない)、誰で も簡単にきれいな塗装を行うことができないという問題点を有していた。
【0007】 本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、前面側壁部材及び後面側壁 部材の機械的強度に優れ、台風や地震等の災害にも強く、また、一見して仮設便 所を想起させることがなく、建築工事現場や非難所等だけでなく公園や博覧会会 場、運動会や見本市等の各種イベント会場にも使用することができると共に、使 用者等に穏やかな気持ちを惹起させ、用を足す際にもなるべく和式便器を汚さな いような注意を喚起することができ、更に室内のみならず該仮設便所近辺に悪臭 を漂わすのを極力抑制することができ、この結果、常に衛生的で女性でも安心し て使用することができる作業性や信頼性に優れた仮設便所を提供することを目的 とする。
【0008】
前記目的に沿う請求項1記載の仮設便所は、上部に開口部が形成された箱型の 便槽と、該便槽の開口部に被さり、中央には和式便器が設けられる床部材と、前 記便槽の前半分側に取付けられ、前面には開閉自在のドアが設けられ、前面壁及 び前面壁の両側に一体として連接する左右の部分側壁をそれぞれ有する前面側壁 部材と、前記便槽の後半分側に取付けられ、前記それぞれの左右の部分側壁に連 結される断面U字状の後面側壁部材と、前記前面側壁部材及び後面側壁部材の上 端に取付けられ、その両側面に換気口及び前側に日差しが形成され、中央部が上 方に膨出した天井板とを備えた繊維強化プラスチックの仮設便所であって、前記 部分側壁の接合端部及び前記後面側壁部材との接合端部には湾曲して符合するフ ランジが設けられ、更に前記便槽の後面側角部であって、前記後面側壁部材の更 に後面外側には、汲み取り口が設けられている。
【0009】 また、請求項2記載の仮設便所は、請求項1記載の仮設便所において、前記便 槽の底部には、フォークリフトのフォークを挿着する対となる溝が形成されてい る。 また、請求項3記載の仮設便所は、請求項1記載の仮設便所において、全体の 形状をペンギン、兎、犬、鶏等の各種動物に類似させ、しかも前記換気口を該動 物の目の部分としている。 また、請求項4記載の仮設便所は、請求項2記載の仮設便所において、前記便 槽の前側には、前記開口部より一段低い踏段が設けられている。 また、請求項5記載の仮設便所は、請求項4記載の仮設便所において、前記床 部材は二段構造となって、下段には小用時に使用する踏台部が、上段には両側に 足載せ部を備え、中央に前記和式便器が設けられて構成されている。 また、請求項6記載の仮設便所は、請求項4記載の仮設便所において、全体の 形状をペンギン、兎、犬、鶏等の各種動物に類似させ、しかも前記換気口を該動 物の目の部分としている。 また、請求項7記載の仮設便所は、請求項4記載の仮設便所において、前記ド アは、外側に膨出している。 また、請求項8記載の仮設便所は、請求項4記載の仮設便所において、前記便 槽の後面側には、臭気抜き管が設けられている。
【0010】 ここで、便槽の形状としては、有底枠体状の箱型であれば、特に規定されるも のではなく、平面視して正方形状や長方形状等の四角形状等の角形状、また側面 視して長方形状や台形状等の四角形状等の角形状等のものを使用することができ る。また、便槽の内容積も特に規定されるものではなく、この仮設便所の設置場 所(換言すると使用頻度)等に応じて適宜選択される。また、便槽に形成される 開口部の形状も特に規定されるものではなく、平面視して正方形状や長方形状、 台形状、砲弾状等を使用することができる。また、汲み取り口の形状も特に規定 されるものではなく前記と同様の形状を使用することができる。
【0011】 また、床部材は、平板状とされてもよいが、踏台部及び足載せ部を有する二段 構造とし、更に和式便器を挿着する便投入口を足載せ部と同じ高さを持って突出 させると、例えば男子が小用を足す際には容易に狙いを付け易く、また、男子又 は女子が大用等を足す際には足載せ部に足を載せることで便槽から、なるたけ離 隔することができるので、便槽内に溜まった便を直接視認するのを極力抑制する ことができる。また、床部材には、用を足した後、和式便器内を洗浄するための 洗浄水を供給するための足踏みポンプ等の小型ポンプを備えると、常に和式便所 を洗浄して清潔にすることができるので、衛生的である。
【0012】 また、前面側壁部材及び後面側壁部材の対向し且つ連結される各接合端部は、 動物の腹部に合わせて円弧状、波型状等の種々形状に湾曲させるのが好ましい。 接合面の接触面積を増大させることで各種接着剤の使用量又はボルト・ナットや ビス等の各種締結具の使用量は若干増加するものの、連結された各接合端部の機 械的強度や剛性を増加させることができる。また各接合端部にはフランジを設け るのが好ましい。このフランジに一種のリブの役目を果たさせることができるの で、前面側壁部材及び後面側壁部材を連結したときの機械的強度や剛性を向上さ せることができる。また、前記と同様に、前面側壁部材及び後面側壁部材の上端 や下端にもフランジを取付けてもよい。
【0013】 また、この仮設便所は、ペンギン、兎、犬、鶏、その他、リスやパンダ等各種 動物に類似させると、これら動物の愛らしさも手伝って使用者や仮設便所近辺を 通る人にも穏やかな気持ちを惹起させることができ、また、たとえ仮設便所内を 汚しても後に使用する人のことを考えてきれいに洗浄しようという気持ちを惹起 させることができる。また、各種動物の形状に類似させるために、例えば前面側 壁部材及び後面側壁部材の連結部を湾曲させているので、この連結部でペンギン や鶏の腹部と羽部を区別したり、兎や犬の腹部と脚部を区別したりして容易に各 種動物を視認することができる。また、前面側壁部材及び後面側壁部材をそれぞ れ各種動物の腹部や羽部等の色に合わせて容易に塗装することができると共に、 従来の如く塗装する際のはみ出し等に注意を払う必要を極力省略することができ る。更に、天井板を交換すると共にこの仮設便所の色を塗り替えるだけで容易に 各種動物に変更することができる。
【0014】 また、便槽と前面側壁部材又は後面側壁部材の間や、前面側壁部材と後面側壁 部材の間、更に、前面側壁部材又は後面側壁部材と天井板の間には、便槽内の臭 気がこの仮設便所の室内空間に漏洩するのを防止すること、また、用を足す際の 音が外部に漏洩するのを防止することを目的として(換言すると室内を完全に密 閉することを目的として)、テフロン(商標名)等のフッ素樹脂、シリコン樹脂 等の軟質合成樹脂等の合成樹脂製の所謂パッキン材(リングという)を使用して もよい。なお、この仮設便所の室内空間(室内という)とは、便槽上に載置又は 連結された床部材、前面側壁部材、後面側壁部材及び天井板で囲まれた空間をい う。
【0015】 また、繊維強化プラスチックとは、ガラス繊維強化プラスチック(fiber glass reinforced plastic:FRP)をいい、補強材 としてガラス繊維を埋め込んだ合成樹脂複合材料をいうものである。また、この 繊維強化プラスチックに使用される合成樹脂としては、ポリエステル、エポキシ 樹脂、低圧フェノール樹脂、低圧メラミン樹脂、ケイ素樹脂(又はシリコン樹脂 )等が挙げられる。
【0016】
【作用】 請求項1〜8記載の仮設便所においては、以下の作用を奏することができる。 すなわち、 この仮設便所の材質に繊維強化プラスチックを用いたことにより、この繊維 強化プラスチックにガラス繊維等の各種繊維が含有され、更に含有された各種繊 維の相対的位置を合成樹脂で充填されていることで、合成樹脂に比べて極めて機 械的強度及び剛性を向上させることができる。更に、PCに比べて極めて軽量で 且つ耐蝕性や成形性を向上させることができる。また、例えば前面側壁部材や後 面側壁部材の各接合端部等を容易に且つ精度良く形成することができるので、組 付けられた仮設便所の室内空間や仮設便所の近辺に便槽内に溜められた便の悪臭 を漂わすのを確実に防止することができる。更に、便槽にPC製便槽のように便 が漏洩する隙間が形成されるのを極力抑制することができるので、便が外部に漏 洩するのを確実に防止することができる。 箱型の便槽としたことで、容易に且つしっかりと安定させて地上に載置する ことができる。また、便槽を地上に載置したことで、従来の穴を掘削する作業や 穴と便槽の隙間に土泥等を埋める作業を省略することができる。また、この仮設 便所を極めて軽量化することができるので、この仮設便所を搬送する作業や組付 ける作業を極めて容易にすることができる。 便槽の後面側壁部材の外側に汲み取り口を設けたことで、従来のように誤っ て室内を汚すのを確実に防止することができる。また、便槽上に前面壁及び左右 の部分側壁を有する前面側壁部材と、平面視(又は断面)U字状の後面側壁部材 を設けたことで、従来の一体状の厠囲いと比べて軽量化することができるので、 便槽上に設置する作業や搬送する作業を極めて容易にすることができる。
【0017】 前面側壁部材の左右の部分側壁と後面側壁部材の接合端部を湾曲させたので 、接合端部の接触面積を大きくすることができ、各種接着剤の使用量又はボルト ・ナットやビス等の各種締結具の使用量は若干増加するものの連結された各接合 端部の機械的強度や剛性を増加することができる。 各接合端部にフランジを設けたことで、このフランジに一種のリブの役目を 果たさせることができ、前面側壁部材や後面側壁部材の接合端部の機械的強度や 剛性を向上させることができると共に、連結された前面側壁部材及び後面側壁部 材の接合端部の機械的強度や剛性を向上させることができる。
【0018】 後面側壁部材を断面U字状としたことで、この後面側壁部材の機械的強度や 剛性を向上することができるだけでなく、従来の断面矩形状又は正方形状の厠囲 いに比べて、室内空間を広く感じさせることができるので、幼児でも安心して用 を足すことができる。 天井板を上方に膨出させたことで、機械的強度を向上することができるだけ でなく、更に室内空間を広く感じさせることができるので、前記と同様に、幼児 でも安心して使用することができる。また、天井板に日差しを設けたことで、降 雨時や夏季の暑い日中に用を足した後、この日差しの下で雨傘や日傘をさすこと ができる。 天井板に換気口を設けたことで、たとえこの仮設便所内に便槽内の臭気が漏 洩してもこの換気口で換気することができる。また、換気口が天井板の両側面に 対向して設けられているので、風通しがよく、効率よく換気することができる。 またこの仮設便所の形状を各種動物に類似させたことで、この仮設便所の装飾美 を極めて向上させることができる。
【0019】 請求項2、4、5、6、7、8記載の仮設便所においては、便槽の底部にフォ ークリフトのフォークを挿着する一対の溝を形成したことで、容易に便槽を搬送 することができる。また、便槽を廃棄する際に便等で汚れた便槽を直接手で持つ のを防止することができる。また、一対の溝を設けたことで、便槽を搬送する際 に安定して搬送することができ、便槽が返るのを防止することができる。
【0020】 請求項3、6記載の仮設便所においては、全体の形状をペンギン、兎、犬、鶏 等の各種動物に類似させ、且つ換気口を動物の目の部分に相当させていることで 、この仮設便所を使用する人や仮設便所近辺を歩行する人に、従来の、不潔であ る又は非衛生的である等の仮設便所に対する認識を極力抑制することができ、更 に使用者に穏やかな気持ちを惹起させ、たとえ、使用時に誤って汚しても、次に 使用する人のことを思って綺麗に清掃していこうといった気持ちを促すことがで きる。
【0021】 請求項4〜8記載の仮設便所においては、便槽の前側に開口部より一段低い踏 段を設けたことで、たとえ狭い設置面積内に大容量の便槽を設置することを目的 として便槽の高さが高くなってもこの踏段を利用して容易に室内に入ることがで きる。
【0022】 請求項5記載の仮設便所においては、床部材を、下段に小用時に使用する踏台 部を有し且つ上段に和式便器の両側に足載せ部を有する二段構造としたことで、 和式便器を足載せ部と略面一となる位置に設けることで、男子が小用を足す際に は容易に狙いを付け易く、また、男子又は女子が大用等を足す際には足載せ部に 載ることで便槽からなるたけ離隔することができるので、便槽内に溜まった便を 直接視認するのを極力抑制することができる。
【0023】 請求項7記載の仮設便所においては、ドアを外側に向かって膨出状としたこと で、この仮設便所の室内空間を広くすることができるので、従来の圧迫感を与え るのを極力抑制して安堵感を与えることができ、気持ち良く用を足すことができ ると共に、幼児でも安心して用を足すことができる。
【0024】 請求項8記載の仮設便所においては、便槽の後面側に臭気抜き管を設けたこと で、便槽内に溜まった便の悪臭を容易に外部で且つ上方に排気することができる ので、この仮設便所の室内空間に便の悪臭が立て籠もるのを防止することができ る。更に、便槽の後面側に臭気抜き管を設けたので、この仮設便所の美観を損ね るのを極力防止することができる。
【0025】
請求項1〜8記載の仮設便所においては、仮設便所の材質に繊維強化プラスチ ックを用いたことで、この仮設便所の重量を大きくすることなく機械的強度及び 剛性を高めることができるので、この仮設便所の搬送作業や設置作業等の作業性 を極めて向上させることができる。また、繊維強化プラスチック製なので、耐蝕 性や耐候性に優れ、台風や自身等の災害だけでなく風雨にも強く半永久的に使用 することができ、極めて信頼性を向上させることができる。更に、成形性に優れ ているので、製造作業性や生産性、量産性を向上させることができる。
【0026】 また、便槽内に溜まった便が漏洩するのを確実に防止することができると共に 、前面側壁部材や後面側壁部材の各接合端部等を精度良く形成することができる ので、組付けられたこの仮設便所の室内空間や仮設便所の近辺に便槽内に溜まっ た便の悪臭を漂わすのを確実に防止することができ、信頼性を極めて向上させる ことができる。また、たとえ、この仮設便所の室内に便槽から悪臭が漏洩しても 天井板に換気口が形成されているので、確実に室内の換気を行うことができる。
【0027】 更に、前述したように、この仮設便所を閉構造としたことで、用を足すときの 音を外部に漏洩させるのを防止することができるので、女性でも安心して使用す ることができる。また、前面側壁部材のドアや後面側壁部材、更に天井板を外方 に向かって膨出状としたことで、機械的強度や剛性を向上させるだけでなく、こ の仮設便所の室内空間を広く感じさせることができるので、従来の圧迫感を与え るのを極力抑制して安堵感を与えることができ、幼児でも安心して用を足すこと ができ、更に気持ち良く用を足すことができる。
【0028】 また、前面壁及び左右の部分側壁を有する前面側壁部材と、後面側壁部材を設 けたことで、この前面側壁部材及び後面側壁部材の搬送作業や製造作業、搬送作 業等の作業性や生産性を極めて向上させることができる。また、前面側壁部材と 後面側壁部材の接合端部を湾曲させたので、連結された接合端部の機械的強度や 剛性を増加させることができ、風雨だけでなく台風や地震等の災害にも強く、極 めて信頼性を向上させることができる。
【0029】 更に、各接合端部にフランジを設けたことで更に各接合端部の機械的強度及び 剛性を向上させることができると共に、連結後の接合端部の機械的強度及び剛性 を向上させることができ、信頼性を向上させることができる。更にこの仮設便所 の形状を各種動物の形状に類似させたことで装飾美を極めて向上させることがで きる。
【0030】 また、請求項2、4、5、6、7、8記載の仮設便所においては、便槽の底部 に一対の溝を形成したので、この溝にフォークリフトのフォークを差し込んで容 易に且つ安定して搬送することができ、極めて搬送性や利便性を向上させること ができる。また、搬送作業時に手を汚すのを防止することができるので、極めて 衛生的である。
【0031】 また、請求項3、6記載の仮設便所においては、全体の形状をペンギン、兎、 犬、鶏等の各種動物に類似させたので、この仮設便所を使用する人や仮設便所近 辺を歩行する人に、従来の、不潔である又は非衛生的である等の仮設便所に対す る認識を極力抑制することができ、更に使用者に穏やかな気持ちを惹起させ、た とえ、使用時に誤って汚しても次に使用する人のことを思って綺麗に清掃する気 持ちを促すことができ、この結果、常にこの仮設便所を清潔に保つことができる ので、女性でも不快感を惹起させるのを極力抑制して安心して用を足すことがで きる。
【0032】 また、請求項4〜8記載の仮設便所においては、便槽に踏段を設けたので、容 易に室内に入って用を足すことができ、利便性を向上させることができる。
【0033】 また、請求項5記載の仮設便所においては、床部材を二段構造としたので、不 快感を感じさせること、更に和式便器及びその周囲を汚すのを極力抑制して容易 に用を足すことができ、極めて利便性や信頼性を向上させることができる。
【0034】 また、請求項7記載の仮設便所においては、ドアを膨出状としたので、この仮 設便所の室内空間を広くすることができる。従って、従来の圧迫感を与えるのを 極力抑制して安堵感を与えることができ、気持ち良く用を足すことができると共 に、幼児でも安心して用を足すことができる。
【0035】 また、請求項8記載の仮設便所においては、便槽の後面側に臭気抜き管を設け たことで、便槽内に溜まった便の悪臭を容易に外部で且つ上方に排気することが できるので、この仮設便所の室内空間に便の悪臭が立て籠もるのを防止すること ができる。
【0036】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施の形態につき説 明し、本考案の理解に供する。なお、各実施の形態について同様の構成について は同一の符号を用いて説明を省略する。
【0037】 ここに、図1は本考案の第1の実施の形態に係る仮設便所の外観斜視図、図2 は同便槽及び床部材の分解斜視図、図3は同前面側壁部材、後面側壁部材及び天 井板の分解斜視図、図4は同便槽及び床部材の一部切欠き要部断面図、図5は同 便槽、床部材及び後面側壁部材の要部断面図、図6は本考案の第2の実施の形態 に係る仮設便所の側面図、図7は本考案の第3の実施の形態に係る仮設便所の側 面図、図8は本考案の第4の実施の形態に係る仮設便所の側面図である。
【0038】 図1〜図5に示すように、本考案の第1の実施の形態に係る仮設便所10は、 上面に開口部11aを有する箱型の便槽11と、踏台部12a及び足載せ部12 bを有する二段構造で、その中央に和式便器19が挿着される便器装着口12c を有する床部材12と、開閉自在のドア14を前側に有する前面壁13a及び前 面壁13aの左右両端に直交して連接された左右の部分側壁13b、13cを有 する前面側壁部材13と、平面視してU字状に形成され、その両端部が前面側壁 部材13の左右の部分側壁13b、13cの各接合端部13iに各々連結される 後面側壁部材15と、前面側壁部材13及び後面側壁部材15の上端に取付けら れる天井板16とを有する。 また、これら便槽11、床部材12、前面側壁部材13、ドア14、後面側壁 部材15及び天井板16は繊維強化プラスチック製となっている。 以下これらについて詳しく説明する。
【0039】 前記便槽11は、底面が四角形状で所定の内容積を有する箱型状となっている 。そして、便槽11の上面に、平面視して半楕円状の開口部11aが形成される と共に、この開口部11aの上周縁に、補強リブ11bが形成されている。ここ で、補強リブ11bが汲み取り口11cより高く形成されているので、たとえ、 便槽11内に便が一杯になっても、この開口部11aから床部材12の上面に便 が溢れ出るのを防止することができる。 なお、開口部11aの下周縁又はその近傍に、周縁板(蛆返し)を設けると、 便槽11内の蛆が床部材12上に上がってくるのを防止することができる。 また、便槽11上の後側の一角部には、便槽11内に溜まった便を汲み取るた めの汲み取り口11cが形成されている。また、便槽11内の後側の他角部には 、箱型状の洗浄水貯留槽11wが設けられ、更に、便槽11上の後側の他角部に は、洗浄水貯留槽11wに連通して洗浄水供給口11dが形成されている。これ によって、和式便器19内を洗浄する洗浄水を貯留できると共に、洗浄水貯留槽 11w内の洗浄水が減ったときには、洗浄水貯留槽11w内に洗浄水を供給でき る。なお、汲み取り口11c及び洗浄水供給口11dには、それぞれ蓋11b′ 、11eが嵌着又は螺着等の方法で取付け取外し可能に設けられている。 なお、洗浄水供給口11dの蓋11eに貫通させて各種金属製又は各種合成樹 脂製のパイプ(図示せず)を設けると、この蓋11eを開ける動作を省略して、 パイプにホース(図示せず)を接続させるだけで、容易に洗浄水貯留槽11w内 に洗浄水を溜めることができる。 また、図5に示すように便槽11上の前側の両角部や補強リブ11bの後側の 周辺部には、平面視して三角形状又は円形状の窪み部11gが形成されると共に 、窪み部11gにボルト挿着孔11hが形成されている。そして、窪み部11g の下面に、ベニヤ板や単板等の木製板又は合成ゴム製板或いは金属製板等で中央 にボルト挿着孔11h′を有する座11oが配されると共に、各ボルト挿着孔1 1h′、11hを順次介してアイボルトやボルト等の締結具11d′が貫通され 、更に、この締結具11d′にナット等の係止具11c′が螺合等で係止されて いる。なお、座11oは、カバー11i′で覆われている。これによって、座1 1oが腐るのを防止することができる。
【0040】 また、図4に示すように便槽11の前面には、便槽11の上面より一段低い踏 段11jが形成され、更に、踏段11jの上面には、凸条の滑り止め11kが数 条形成されている。これによって、仮設便所10内に容易に入ることができると 共に、雨や雪が降っているときに、踏段11jで足を滑らすのを防止することが できる。 なお、凸条の代わりに、点在状の突起(図示せず)や人工芝(図示せず)等の 各種マット(図示せず)を設けてもよい。更に、手摺りを設けると、お年寄りも 楽に仮設便所10内に入ることができる。 更に、便槽11の後側には、水抜き孔11zが形成されると共に、この水抜き 孔11zには、盲栓11yが取外し可能に装着されている。これによって、便槽 11を洗浄したときの洗浄水を容易に排出させることができる。なお、盲栓11 yの代わりに、コック(図示せず)を取付けてもよい。 また、便槽11の下面には、フォークリフト(図示せず)のフォーク(図示せ ず)を挿着するための一対の溝11iが形成されている。これによって、便槽1 1を容易にフォークリフトで搬送することができる。 なお、便槽11は、側部、踏段11j及び天井部を含む周壁部11nと、この 下端に取付けられた下板11mとを接着剤等で一体に連結して構成されている。 そして、周壁部11nには、溝11iの高さより高く底上げされた底板11pが 形成されている。なお、底板11pは、前部から後部にかけてなだらかに傾斜さ れ、便の汲み取りや便槽11の洗浄が容易になっている。 なお、前側の溝11iと底板11pの間に木製又は合成樹脂製等の角柱等をか ませると、便の重みで底板11pが凹むのを防止することができる。 便槽11の下板11mの下面に、ステンレス等の金属等を敷くと、耐摩耗性及 び強度を向上させることができる。
【0041】 また、図2に示すように前記便槽11の開口部11aには、この開口部11a より若干大形状の蓋11sが被せられるようになっている。この蓋11sの後側 には、平面視して矩形状の凹部11vが形成されている。これによって、臭気抜 き管15eを装着するための連結体11fを装着することができる。 また、蓋11sの凹部11vを除く下周縁には、取付け枠11a′が形成され ている。これによって、蓋11sを便槽11の開口部11aに被せたとき、補強 リブ11bと取付け枠11a′が係合して、蓋11sが前後左右に動くのを防止 することができる。 更に、蓋11sには、和式便器19の下部を装着する開口11tが形成されて いると共に、この開口11tの上周縁には、補強リブ11xが設けられている。 これによって、和式便器19内に排泄された便が便槽11内に落下するとき、蓋 11sと床部材12の隙間に入るのを防止することができる。 更に、蓋11sには、床部材12に設けられた塵排出兼洗浄水供給口12dに 連通する開口11uが設けられている。
【0042】 前記便槽11上に被さる蓋11s上には、前記床部材12が被さるようになっ ている。この床部材12は二段構造となって、下段が小用使用時の足載せ台を兼 用する踏台部12a、後部は大用使用時の足載せ部12bとなっている。また、 床部材12の中央には、踏台部12a及び足載せ部12bに亘って便器装着孔1 2cが設けられている。そして、便器装着孔12cには、軟質合成樹脂等の合成 樹脂製のパッキン材53を介して、陶磁器製の和式便器19が装着されている。 なお、踏台部12a側に表出された便器挿着孔12cは、その周縁部を足載せ部 12bと同じ高さまで突出させている。 前記踏台部12aには、平面視して円形状の塵排出兼洗浄水供給口12dが形 成されている。これによって、便槽11内に溜まった便を汲み取るときに、この 塵排出兼洗浄水供給口12dを通じて便槽11内に洗浄水を供給することができ 、便を汲み取りながら便槽11内を洗浄することができる。また、仮設便所10 内を箒で掃いたり水をかけて清掃したときの塵や洗浄水を流すこともできる。な お、この塵排出兼洗浄水供給口12dには、蓋(図示せず)が嵌着等で脱着可能 に取付けられている。 また、踏台部12aの下面には、ベニヤ板や単板等の木製板又は合成ゴム製板 等の補強材11f′が取付けられている。これによって、踏台部12a上に使用 者が載っても、屈曲等するのを防止することができる。更に、踏台部12aの下 周縁には、補強材11f′を囲むようにして取付け枠12hが形成されている。 更に、踏台部12aの取付け枠12hの前部には、段差状の取付け枠12jが形 成されている。これによって、この床部材12を、便槽11上に被さった蓋11 s上に被せるときに、この取付け枠12jを、蓋11sの取付け枠11a′の前 面に当接させて容易に位置決めすることができる。
【0043】 前記足載せ部12bの後側には、平面視して矩形状の凹部12eが形成されて いる。これによって、後面側壁部材15の管支持用凹部15bを装着することが できる。更に、足載せ部12bの凹部12eを除く裏面には、ベニヤ板や単板等 の木製板又は合成ゴム製板等の補強材11g′が設けられている。これによって 、使用者が足載せ部12bに体重をかけたとき屈曲等するのを防止することがで きる。更に、足載せ部12bの凹部12eを除く下周縁には、補強材11g′を 囲むようにして取付け枠12iが設けられている。 更に、足載せ部12bの便器挿着孔12cを挟んだ一方の側には、側面視して 逆L字状に形成されたポンプ収納兼脚載せ板12fが蝶番等の連結具(図示せず )で開閉自在に取付けられている。これによって、和式便器19内に洗浄水を供 給するための足踏みポンプ(図示せず)等の小型ポンプ(図示せず)を収納する ことができる。 なお、小型ポンプとしては、合成樹脂製で蛇腹状に形成された所謂ダイヤフラ ム(図示せず)と、このダイヤフラムに一端部が連通され且つ他端部が洗浄水貯 留槽11wや河川、蛇口に連結された洗浄水供給ホース(図示せず)と、このダ イヤフラムに一端部が連通され且つ他端部が和式便器19内に連結された洗浄水 放出ホース(図示せず)と、このダイヤフラムを押圧する足踏みペダル(図示せ ず)とを有するもの等からなっている。 なお、洗浄水供給ホースを洗浄水貯留槽11wに連通させるために、床部材1 2や蓋11s、更に洗浄水貯留槽11wの所定部には洗浄水供給ホースを通すた めの開口(図示せず)を設けてもよい。また、ポンプ収納兼脚載せ板12fの前 面には、開口12gが形成されている。これによって、ポンプ収納兼脚載せ板1 2f内に配された足踏みポンプのペダル(図示せず)を押圧するために脚を挿入 したり或いは足踏みポンプのペダルをポンプ収納兼脚載せ板12fで形成された ポンプ収納室内から外方に露出することができる。
【0044】 また、図1、図3に示すように前記前面側壁部材13の前面壁13aは、左右 の部分側壁13b、13cより長尺に形成されている。そして、前面壁13aの 上端は、天井板16の形状に合わせて丸みが付けられている。更に、前面壁13 aの中央部に、ドア取付用口13dが形成されると共に、このドア取付用口13 dに、ドア14が蝶番等の連結具52で開閉自在に取付けられている。 このドア14は、前面側に向かって膨出状とされ、更に、その外周縁に補強リ ブ14bが形成されている。これによって、機械的強度や剛性が高くなっている 。また、ドア14の左端近傍に、ノブ取付用口14aが形成されると共に、この ノブ取付用口14aに、ノブ51が取付けられている。また、ドア取付用口13 dの奥行き側には、ドア停止用フランジ13eが形成されている。これによって 、ドア14を閉じる際にドア14をこの前面壁13aと面一となる位置で停止さ せることができる。 また、前面壁13aの上端近傍に、矩形状又は正方形状の照明器具取付用口1 3fが形成されると共に、この照明器具取付用口13fに、照明器具50が取付 けられている。これによって、この仮設便所10のドア14の周辺や室内を照ら すことができる。更に、照明器具取付用口13fの左右には、扇形状の明かり取 り用窓13gが形成されると共に、この明かり取り用窓13gに、アクリル樹脂 製等の透明又は半透明の覆い13qが取付けられている。更に、前面壁13aの 上端には、換気用凹部13rが形成されている。これによって、この仮設便所1 0の室内に漂う臭気を換気することができる。 前面壁13aの両端には、左右の部分側壁13b、13cが直交状に連接され ている。また、左右の部分側壁13b、13cは、同形状で且つその後面側壁部 材15と連結される接合端部13iを側面視して湾曲状としている。詳述すると 、左右の部分側壁13b、13cの各接合端部13iは、その上端から前面側下 方に向かって凹状になだらかな湾曲を描くと共に、中途部(又は所定高さ位置) から各下端に向かって直線状とされている。 また、湾曲状とされた各接合端部13iや、前面壁13a及び左右の部分側壁 13b、13cの下方の接合端部13kには、それぞれフランジ13j、13m が形成されている。これによって、この前面側壁部材13を便槽11上に良好な 密着性を確保して容易に取付けることができると共に、室内に雨や雪が入るのを 防止することができる。なおフランジ13mには、ボルト装着孔13sが形成さ れている。
【0045】 前記後面側壁部材15は、平面視してU字状となっている。また、後面側壁部 材15の接合端部15aは、前面側壁部材13の接合端部13iに対応して湾曲 状とされている。詳述すると、各接合端部15aは、後面側壁部材15の各上端 からその前面側下方に向かって膨出状になだらかな湾曲を描くと共に、中途部か ら下端に向かって斜めに直線状とされている。更に、後面側壁部材15の各接合 端部15aや下端には、それぞれフランジ15c、フランジ15dが形成されて いる。 また、後面側壁部材15の後面側には、平面視して半円形状の凹条に屈曲形成 された管支持用凹部15bが形成されている。これによって、便槽11内の臭気 を外方に逃がすための臭気抜き管15eを嵌着等させて支持することができる。 更に、後面側壁部材15の後面側の下端には、連結体11fが設けられている 。この連結体11fは、前部が矩形状で且つ後部が半円形状で、前部が開放の偏 平な角筒状となっている。そして、その底部には、便槽11の補強リブ11bが 嵌着し、連結体11fを便槽11に固定する切り欠き11qが設けられ、上面に は臭気抜き管15eの下部が嵌着する連結管11rが設けられている。
【0046】 前記天井板16は、側面視して逆U時状になっている。天井板16の後面側は 、側面視してなだらかな曲面を描いて湾曲されている。更に、天井板16の両側 面には、換気口16aが形成されている。これによって、この仮設便所10内に 臭気が立て籠もるのを防止することができる。更に、各換気口16aが対向され ているので、風通しがよく、効率よく換気を行うことができる。なお、各換気口 16aには、円形状で且つスリットが形成された蓋16eが取付けられている。 これによって、この換気口16aを介して室内に雨や雪が入るのを防止すること ができる。 また、天井板16の前面には、この天井板16から前方に向かって日差し16 bが設けられている。また、この天井板16の頂部から日差し16bに亘ってな だらかな傾斜面とされ、更に、その両側面が膨出状となっている。これによって 、傾斜面及び日差し16bと両側面の間に段差16cが形成されているので、こ の天井板16の機械的強度や剛性を高めることができる。更に、この段差16c が形成されたことによって、この天井板16の頂部に溝16dを形成することが できたので、雨が降っているときには、この雨が溝16dを伝って前方へ流れる と共に、段差16cを伝って下方へ落下させることができる。 なお、天井板16の後面側に前面側壁部材13の換気用凹部13rに対向して 換気口(図示せず)を設けると、更にこの方向の風通しもよくなるので、どの方 向に風が吹いても効率よく換気を行うことができる。
【0047】 そして、この仮設便所10では、便槽11及び天井板16の日差し16bや溝 16dの表面に黄色系、前面側壁部材13のドア14を除く左右の部分側壁13 b、13c等の表面に白色系、ドア14の表面に水色系、後面側壁部材15及び 天井板16の日差し16bや溝16dを除く両側面等の表面に青色系の塗装を施 した。これによって、換気口16aを目玉、日差し16bをくちばしとして、天 井板16をペンギンの頭部として視認させることができ、前面側壁部材13をペ ンギンの腹部、後面側壁部材15をペンギンの背部として視認させることができ 、更に、便槽11をペンギンの脚部として視認させることができ、この仮設便所 10を一見してペンギンに視認させることができる。
【0048】 なお、前面側壁部材13の各部分側壁13b、13cの各フランジ13j及び 後面側壁部材15のフランジ15cの上端部近傍には、それぞれ開口13p、1 5fが形成されると共に、この開口13p、15fに吊下用フック17が取付け られている。これによって、フォークリフト等が使えない場所では、クレーンや ユニック等を用いて設置することができる。 また、後面側壁部材15の一側面には、平面視してコ字状の把手18が螺着等 で取付けられている。これによって、便槽11を微妙に動かしたり、便槽11を 洗浄するために後面側壁部材15を取り外したりすることができる。
【0049】 続いて、本考案の第1の実施の形態に係る仮設便所10の組立方法を説明する 。 まず、便槽11の開口部11a上に蓋11sを被せた後、この蓋11sの上に 床部材12を載置する。次に、便槽11の上面の隙間の前側に前面側壁部材13 を載置する。ここで、前面側壁部材13のボルト装着孔13sを便槽11の締結 具11d′に装着させた後、締結具11d′にアイナット等の係止具11e′を 螺合して締結する。次に、前面側壁部材13の基部から、床部材12の取付け枠 12h、蓋11sの取付け枠11a′及び補強リブ11bに亘ってビスやボルト ・ナット等の締結具21で締結する。次に、前記と同様にして、便槽11の上面 の隙間の後側に後面側壁部材15を取付ける。次に、後面側壁部材15から床部 材12の取付け枠12iに亘ってビスやボルト・ナット等の締結具21で締結す ると共に、同様にして、把手18を取付ける。次に、前面側壁部材13及び後面 側壁部材15の各フランジ13j、15c同士をビスやボルト・ナット等の締結 具21で締結する。次に、後面側壁部材15から床部材12の取付け枠12iに 亘ってビス等の締結具21で締結する。最後に、前面側壁部材13及び後面側壁 部材15の上面に天井板16をビスやボルト・ナット等の締結具21で締結する 。ここで、天井板16を取付ける場合には、まず、この天井板16を前面側壁部 材13及び後面側壁部材15の各フランジ13j、15cの上端に載置した後、 所定部を前記締結具21で締結する。
【0050】 以上のように本考案の第1の実施の形態に係る仮設便所10によれば、この仮 設便所10をペンギンに類似させたので、この仮設便所10の装飾美を極めて向 上させることができ、更に、この仮設便所10の使用者等に従来の不潔又は非衛 生的なイメージを与えるのを極力防止して、使用者に穏やかな気持ちを惹起させ 、用を足す際に汚さないような注意を促すと共に、たとえ汚しても清掃する気持 ちを喚起させることができ、この結果、常にこの仮設便所10を清潔に保つこと ができるので、女性でも不快感を惹起させるのを極力抑制して安心して用を足す ことができる。
【0051】 また、この仮設便所10が機械的強度や剛性に優れると共に密閉されているこ とで、用を足すときの音を外部に漏洩させるのを極めて防止することができるの で、女性でも安心して使用することができる。また、この仮設便所10が全体に 丸みを持って形成されていることで、この仮設便所10の室内空間を広く感じさ せることができるので、安堵感を与えることができ、気持ち良く用を足すことが できる。更に、白色系又は水色系等の塗装を施したことにより、天井板16等を 介して明り取りを行うことができるので、室内を明るくすることができ、更に安 堵感を高めることができると共に、冬季等でも室内を暖かく感じさせることがで きる。
【0052】 次に、本考案の第2の実施の形態に係る仮設便所20について説明する。 本考案の第2の実施の形態に係る仮設便所20が、本考案の第1の実施の形態 に係る仮設便所10と異なるのは、図6に示すように、天井板26の日差し26 bを短軸状にすると共に、その前端中央部に膨出状又は肉盛状に鼻部26cを形 成した点と、天井板26の両側面から上方に向かって耳部26dを形成した点で ある(換言するとこの仮設便所20の形状を兎に類似させた点である)。なお、 この仮設便所20では、全体に白色系の塗装を施している。 以上のように本考案の第2の実施の形態に係る仮設便所20によれば、本考案 の第1の実施の形態に係る仮設便所10と同様の効果を得ることができる。
【0053】 次に、本考案の第3の実施の形態に係る仮設便所30について説明する。 本考案の第3の実施の形態に係る仮設便所30が、本考案の第1の実施の形態 に係る仮設便所10と異なるのは、図7に示すように、天井板36の日差し36 bを短軸状にすると共に、その前端中央部に膨出状又は肉盛状に鼻部36cを形 成した点と、天井板36の両側面の換気口16aの後面側に膨出状に段差部36 dを形成した点である(換言するとこの仮設便所30の形状を犬に類似させた点 である)。なお、本考案の第3の実施の形態に係る仮設便所30では、全体に薄 茶色系の塗装を施している。 以上のように本考案の第3の実施の形態に係る仮設便所30によれば、本考案 の第1の実施の形態に係る仮設便所10と同様の効果を得ることができる。
【0054】 次に、本考案の第4の実施の形態に係る仮設便所40について説明する。本考 案の第4の実施の形態に係る仮設便所40が、本考案の第1の実施の形態に係る 仮設便所10と異なるのは、図8に示すように、天井板46の頂部に鶏冠部46 bを形成した点である(換言するとこの仮設便所40の形状を鶏に類似させた点 である)。なお、本考案の第4の実施の形態に係る仮設便所40では、天井板4 6の鶏冠部46bに赤色系の塗装を施した以外は白色系の塗装を施している。 以上のように本考案の第4の実施の形態に係る仮設便所40によれば、本考案 の第1の実施の形態に係る仮設便所10と同様の効果を得ることができる。
【0055】 以上、本考案の実施の形態を説明したが、本考案はこれらの実施の形態に限定 されるものではなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本考案の適用範囲で ある。 例えば、前面側壁部材13の左右の部分側壁13b、13cや後面側壁部材1 5の上端にフランジ(図示せず)を設けると、天井板16を前面側壁部材13や 後面側壁部材15に良好な密着性を確保して容易に取付けることができ、機械的 強度や剛性を高めることができると共に、室内に雨や雪が入るのを防止すること ができる。 また、アイナット等の係止具11e′や吊下用フック17に、ロープ(図示せ ず)等の一端を括りつけると共に、その他端を仮設便所10近辺の木(図示せず )や、アンカー(図示せず)等に括りつけると、更に台風や地震の災害による倒 壊を確実に防止することができる。
【図1】本考案の第1の実施の形態に係る仮設便所の外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図2】同便槽及び床部材の分解斜視図である。
【図3】同前面側壁部材、後面側壁部材及び天井板の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図4】同便槽及び床部材の一部切欠き要部断面図であ
る。
る。
【図5】同便槽及び後面側壁部材の要部断面図である。
【図6】本考案の第2の実施の形態に係る仮設便所の側
面図である。
面図である。
【図7】本考案の第3の実施の形態に係る仮設便所の側
面図である。
面図である。
【図8】本考案の第4の実施の形態に係る仮設便所の側
面図である。
面図である。
10 仮設便所 11 便槽 11a 開口部 11a′ 取付
け枠 11b 補強リブ 11b′ 蓋 11c 汲み取り口 11c′ 係止
具 11d 洗浄水供給口 11d′ 締結
具 11e 蓋 11e′ 係止
具 11f 連結体 11f′ 補強
材 11g 窪み部 11g′ 補強
材 11h ボルト挿着孔 11h′ ボル
ト挿着孔 11i 溝 11i′ カバ
ー 11j 踏段 11k 滑り止
め 11m 下板 11n 周壁部 11o 座 11p 底板 11q 溝 11r 連結管 11s 蓋 11t 開口 11u 開口 11v 凹部 11w 洗浄水貯留槽 11x 補強リ
ブ 11y 盲栓 11z 水抜き
孔 12 床部材 12a 下段
(踏台部) 12b 上段(足載せ部) 12c 便器挿
着孔 12d 塵排出兼洗浄水供給口 12e 凹部 12f ポンプ収納兼脚載せ板 12g 開口 12h 取付け枠 12i 取付け
枠 12j 取付け枠 13 前面側壁
部材 13a 前面壁 13b 部分側
壁 13c 部分側壁 13d ドア取
付用口 13e ドア停止用フランジ 13f 照明器
具取付用口 13g 明かり取り用窓 13i 接合端
部 13j フランジ 13k 接合端
部 13m フランジ 13p 開口 13q 覆い 13r 換気用
凹部 13s ボルト装着孔 14 ドア 14a ノブ取付用口 14b 補強リ
ブ 15 後面側壁部材 15a 接合端
部 15b 管支持用凹部 15c フラン
ジ 15d フランジ 15e 臭気抜
き管 15f 開口 16 天井板 16a 換気口 16b 日差し 16c 段差 16d 溝 16e 蓋 17 吊下用フ
ック 18 把手 19 和式便器 20 仮設便所 21 締結具 26 天井板 26b 日差し 26c 鼻部 26d 耳部 30 仮設便所 36 天井板 36b 日差し 36c 鼻部 36d 段差部 40 仮設便所 46 天井板 46b 鶏冠部 50 照明器具 51 ノブ 52 連結具 53 パッキン
材
け枠 11b 補強リブ 11b′ 蓋 11c 汲み取り口 11c′ 係止
具 11d 洗浄水供給口 11d′ 締結
具 11e 蓋 11e′ 係止
具 11f 連結体 11f′ 補強
材 11g 窪み部 11g′ 補強
材 11h ボルト挿着孔 11h′ ボル
ト挿着孔 11i 溝 11i′ カバ
ー 11j 踏段 11k 滑り止
め 11m 下板 11n 周壁部 11o 座 11p 底板 11q 溝 11r 連結管 11s 蓋 11t 開口 11u 開口 11v 凹部 11w 洗浄水貯留槽 11x 補強リ
ブ 11y 盲栓 11z 水抜き
孔 12 床部材 12a 下段
(踏台部) 12b 上段(足載せ部) 12c 便器挿
着孔 12d 塵排出兼洗浄水供給口 12e 凹部 12f ポンプ収納兼脚載せ板 12g 開口 12h 取付け枠 12i 取付け
枠 12j 取付け枠 13 前面側壁
部材 13a 前面壁 13b 部分側
壁 13c 部分側壁 13d ドア取
付用口 13e ドア停止用フランジ 13f 照明器
具取付用口 13g 明かり取り用窓 13i 接合端
部 13j フランジ 13k 接合端
部 13m フランジ 13p 開口 13q 覆い 13r 換気用
凹部 13s ボルト装着孔 14 ドア 14a ノブ取付用口 14b 補強リ
ブ 15 後面側壁部材 15a 接合端
部 15b 管支持用凹部 15c フラン
ジ 15d フランジ 15e 臭気抜
き管 15f 開口 16 天井板 16a 換気口 16b 日差し 16c 段差 16d 溝 16e 蓋 17 吊下用フ
ック 18 把手 19 和式便器 20 仮設便所 21 締結具 26 天井板 26b 日差し 26c 鼻部 26d 耳部 30 仮設便所 36 天井板 36b 日差し 36c 鼻部 36d 段差部 40 仮設便所 46 天井板 46b 鶏冠部 50 照明器具 51 ノブ 52 連結具 53 パッキン
材
Claims (8)
- 【請求項1】 上部に開口部が形成された箱型の便槽
と、該便槽の開口部に被さり、中央には和式便器が設け
られる床部材と、前記便槽の前半分側に取付けられ、前
面には開閉自在のドアが設けられ、前面壁及び前面壁の
両側に一体として連接する左右の部分側壁をそれぞれ有
する前面側壁部材と、前記便槽の後半分側に取付けら
れ、前記それぞれの左右の部分側壁に連結される断面U
字状の後面側壁部材と、前記前面側壁部材及び後面側壁
部材の上端に取付けられ、その両側面に換気口及び前側
に日差しが形成され、中央部が上方に膨出した天井板と
を備えた繊維強化プラスチックの仮設便所であって、 前記部分側壁の接合端部及び前記後面側壁部材との接合
端部には湾曲して符合するフランジが設けられ、更に前
記便槽の後面側角部であって、前記後面側壁部材の更に
後面外側には、汲み取り口が設けられていることを特徴
とする仮設便所。 - 【請求項2】 前記便槽の底部には、フォークリフトの
フォークを挿着する対となる溝が形成された請求項1記
載の仮設便所。 - 【請求項3】 全体の形状をペンギン、兎、犬、鶏等の
各種動物に類似させ、しかも前記換気口を該動物の目の
部分とした請求項1記載の仮設便所。 - 【請求項4】 前記便槽の前側には、前記開口部より一
段低い踏段が設けられている請求項2記載の仮設便所。 - 【請求項5】 前記床部材は二段構造となって、下段に
は小用時に使用する踏台部が、上段には両側に足載せ部
を備え、中央に前記和式便器が設けられている請求項4
記載の仮設便所。 - 【請求項6】 全体の形状をペンギン、兎、犬、鶏等の
各種動物に類似させ、しかも前記換気口を該動物の目の
部分とした請求項4記載の仮設便所。 - 【請求項7】 前記ドアは、外側に膨出している請求項
4記載の仮設便所。 - 【請求項8】 前記便槽の後面側には、臭気抜き管が設
けられている請求項4記載の仮設便所。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995011006U JP3022995U (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 仮設便所 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995011006U JP3022995U (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 仮設便所 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3022995U true JP3022995U (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=43158282
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995011006U Expired - Lifetime JP3022995U (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 仮設便所 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3022995U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018012630A1 (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | 株式会社カワハラ技研 | 簡易型トイレ |
JP2019510900A (ja) * | 2016-02-29 | 2019-04-18 | ダイネッリ,アレッシオ | 化学トイレキャビン |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP1995011006U patent/JP3022995U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019510900A (ja) * | 2016-02-29 | 2019-04-18 | ダイネッリ,アレッシオ | 化学トイレキャビン |
JP7005021B2 (ja) | 2016-02-29 | 2022-01-21 | ダイネッリ,アレッシオ | 化学トイレキャビン |
WO2018012630A1 (ja) * | 2016-07-15 | 2018-01-18 | 株式会社カワハラ技研 | 簡易型トイレ |
JPWO2018012630A1 (ja) * | 2016-07-15 | 2018-07-12 | 株式会社カワハラ技研 | 簡易型トイレ |
JP2019000754A (ja) * | 2016-07-15 | 2019-01-10 | 株式会社カワハラ技研 | 簡易型トイレ |
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