JP3022754B2 - 切梁サポート - Google Patents

切梁サポート

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JP3022754B2
JP3022754B2 JP7292794A JP29279495A JP3022754B2 JP 3022754 B2 JP3022754 B2 JP 3022754B2 JP 7292794 A JP7292794 A JP 7292794A JP 29279495 A JP29279495 A JP 29279495A JP 3022754 B2 JP3022754 B2 JP 3022754B2
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捷也 鈴木
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株式会社エヌ・エス・ピー
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、土留支保工に使
用される圧力シリンダ式切梁サポートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の土留支保工に使用され
る切梁サポートにおいては、シリンダの両端のパッドを
押圧板のリブ間に配置した状態で、リブ及びパッドにピ
ンを挿通することにより、シリンダの両端に押圧板が揺
動可能に取着されている。また、シリンダの一端側のパ
ッドには、注水栓を兼用する圧抜き用のバルブが突設さ
れている。
【0003】そして、この切梁サポートを土留支保工の
矢板間に挿入して、両押圧板を各矢板の腹起しに対向さ
せ、この状態でポンプからバルブを介してシリンダ内に
高圧水を注入したとき、シリンダが伸張されて、押圧板
が腹起しに圧接されるようになっている。また、土留支
保工を解体する場合には、バルブを頭部の押圧により開
弁させたとき、シリンダが内圧を抜かれて収縮され、こ
の状態で切梁サポートを腹起し間から撤去できるように
なっている。
【0004】この種の切梁サポートにおいては、バルブ
がシリンダの一端側のパッド上に突設されているため、
前記の各作業時等において、バルブを他の物と衝突しな
いように保護する必要がある。このため、従来の切梁サ
ポートでは、例えばバルブと対応する押圧板のリブに、
バルブを保護するためのガード部材を隣接配設し、リブ
及びパッドに挿通したピンにより抜け止めした構成が提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来構
成においては、ガード部材が1本のピンにより押圧板の
リブに取着されている。このため、切梁サポートを矢板
の腹起し間に出し入れする際等において、押圧板がバル
ブの両端に対しピンを中心にして揺動されると、ガード
部材もピンの周りで揺動される。それにより、ガード部
材がバルブと対応する保護位置から離間されて、バルブ
を保護することができなくなるという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、ガード部材を常にバルブと対応する保護
位置に配置することができて、バルブを確実に保護する
ことができる切梁サポートを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、シリンダの両端のパ
ッドを一対の押圧板のリブ間に取着し、シリンダの一端
側のパッドに注水栓を兼用する圧抜き用のバルブを突設
した切梁サポートにおいて、前記バルブと対応するパッ
ドと押圧板のリブとの間には、バルブを保護するための
ガード部材を配設し、そのガード部材にはパッドの下端
縁に係合して、ガード部材をパッドに係止保持するため
の係止部を形成したものである。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の切梁サポートにおいて、前記ガード部材にはパッド
の前側縁に係合する折曲部を形成したものである。請求
項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載
の切梁サポートにおいて、前記ガード部材の上端には蓋
体を開閉可能に取り付けたものである。
【0009】従って、請求項1に記載の切梁サポートに
おいては、ガード部材の係止部がパッドの下端縁に係合
して、ガード部材がパッドに対して一体的に係止保持さ
れる。このため、押圧板がシリンダの両端のパッドに対
して揺動された場合でも、ガード部材とパッドとの相対
位置が変化することはなく、ガード部材を常にバルブと
対応する保護位置に配置することができて、バルブを確
実に保護することができる。
【0010】請求項2に記載の切梁サポートにおいて
は、ガード部材の係止部とパッドの下端縁との係合のほ
かに、ガード部材の折曲部がパッドの前側縁に係合し
て、ガード部材がパッドに対して係止保持される。この
ため、パッドに対するガード部材の係止強度を高めるこ
とができるとともに、折曲部の形成によってガード部材
自体の強度を高めることもできる。
【0011】請求項3に記載の切梁サポートにおいて
は、蓋体を閉成位置に配置すると、バルブの上方が隠蔽
される。このため、バルブをガード部材によって側方か
ら保護することができるほかに、蓋体によって上方から
も保護することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を、
図面に基づいて詳細に説明する。図1〜図3に示すよう
に、この切梁サポート11はシリンダ12を備え、その
両端にはパッド12a,12bが配設されている。一対
の押圧板13,14は対向面に突設された各一対のリブ
13a,14a間にパッド12a,12bを配置した状
態で、リブ13a,14aからパッド12a,12bに
ピン15を挿通することにより、シリンダ12の両端に
揺動可能に取着されている。
【0013】一対の断面ほぼL字状の位置決め板16は
前記各押圧板13,14の外面に溶接固定され、図2に
示すように、切梁サポート11を土留支保工の矢板17
間に装着する場合、これらの位置決め板16を各矢板1
7の腹起し18上に載置するようになっている。一対の
掛金枠19は各押圧板13,14のリブ13a,14a
の上端に回動可能に取り付けられ、切梁サポート11を
土留支保工の矢板17間から引き抜くときに、これらの
掛金枠19に引き抜き具等を引っ掛けるようになってい
る。
【0014】バルブ20は前記シリンダ12の一端のパ
ッド12aに突設され、シリンダ12内に高圧水を注入
するための注入栓と、シリンダ12の内圧を抜くための
バルブとを兼用している。そして、このバルブ20はパ
ッド12aの側面からシリンダ12の軸線に対し所定の
角度をもって斜上方へ延びるように突出され、その頭部
を圧力解除具等により軸線方向へ押圧することにより開
弁されるようになっている。
【0015】図1〜図4に示すように、一対のガード部
材21は上下方向に延びる取付部22において、前記バ
ルブ20と対応するパッド12aと押圧板13のリブ1
3aとの間に配設され、その取付部22の上端にはピン
15の挿通する挿通孔23が形成されている。係止部2
4は取付部22の下端に折り曲げ形成され、この係止部
24がパッド12aの下端両側縁に係合することによ
り、ガード部材21がパッド12aに係止保持されてい
る。
【0016】ガード部25は各ガード部材21の取付部
22の上端前部にクランク状の折曲部26を介して延長
形成され、その側面には補強リブ27が突出形成されて
いる。そして、各ガード部材21のガード部25がバル
ブ20の両側に所定間隔をおいて平行に延長配置され、
バルブ20を両側方から他の物が衝突しないように保護
している。また、各折曲部26がパッド12aの前面両
側縁に係合することにより、ガード部材21がパッド1
2aに係止保持されている。
【0017】蓋体28は一方のガード部材21のガード
部25の上端にヒンジ29を介して開閉回動可能に取り
付けられ、その自由端部が閉成状態において他方のガー
ド部材21のガード部25の上端に当接されるようにな
っている。そして、この蓋体28の閉成状態において、
バルブ20の上方が隠蔽され、そのバルブ20を上方か
らも他の物が衝突しないように保護している。
【0018】次に、前記のように構成された切梁サポー
トについて作用を説明する。さて、この切梁サポート1
1を土留支保工に使用する場合には、図2に示すよう
に、所定間隔をおいて立設された各矢板17の腹起し1
8上に位置決め板16を載置して、各腹起し18の側面
に押圧板13,14を対向配置する。この状態で、図示
しないポンプにより、バルブ20からシリンダ12内に
高圧水を注入すると、シリンダ12の伸張によって押圧
板13,14が腹起し18に圧接され、両腹起し18が
土圧あるいはコンクリートの打設圧等に耐えて所定の間
隔に保持される。
【0019】また、土留支保工を解体する場合には、バ
ルブ20の頭部を圧力解除具等により軸線方向に押圧す
ると、そのバルブ20が開弁され、シリンダ12が内圧
を抜かれて収縮される。この状態で、両押圧板13,1
4上の掛金枠19に引き抜き具等を引っ掛けて、切梁サ
ポート11を腹起し18間から引き抜き撤去することが
できる。
【0020】前記のように切梁サポート11を矢板17
の腹起し18間に出し入れする際には、両押圧板13,
14がバルブ12の両端のパッド12a,12bに対し
て、ピン15を中心に揺動される。このとき、両ガード
部材21は、係止部24とパッド12aの下端両側縁と
の係合により、パッド12aに対して一体的に係止保持
されている。このため、押圧板13とパッド12aとの
相対揺動に伴って、ガード部材21とパッド12aとの
相対位置が変化することはなく、ガード部材21は常に
バルブ20と対応する保護位置に配置されている。従っ
て、このガード部材21により、バルブ20に他の物が
衝突しないようにバルブ20を確実に保護することがで
きる。
【0021】前記の実施形態によって奏される効果につ
いて、以下に記載する。 (1) この切梁サポートにおいては、ガード部材21
の係止部24とパッド12aの下端縁との係合のほか
に、ガード部材21の折曲部26がパッド12aの前側
縁に係合して、ガード部材21がパッド12aに対して
係止保持されるようになっている。このため、パッド1
2aに対するガード部材21の係止強度を高めることが
できる。 (2) ガード部材21に折曲部26を形成したことか
ら、ガード部材21自体の強度を高めることができる。 (3) この切梁サポートにおいては、ガード部材21
の上端に蓋体28が開閉回動可能に取り付けられ、この
蓋体28を閉成位置に配置したとき、バルブ20の上方
が隠蔽されるようになっている。このため、バルブ20
をガード部材21によって側方から保護することができ
るほかに、蓋体28によって上方からも保護することが
できる。
【0022】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (a) 前記実施形態における左右一対のガード部材2
1を、上部、中間部または下部において連結して一体に
形成すること。例えば、両ガード部材21下端の係止部
24を延長して一体化すること。この場合、ガード部材
21を下方から取付けることができる。 (b) バルブ20と対応するパッド12aの一側と押
圧板13の一方のリブ13aとの間に1枚のガード部材
21を配設し、そのガード部材21のガード部25の上
端にほぼ逆L字状の蓋体28を開閉回動可能に取り付け
ること。
【0023】このように構成した場合には、ガード部材
21によりバルブ20の一側方が保護され、蓋体28に
よりバルブ20の他側方及び上方が保護される。 (c) バルブ20がシリンダ12のパッド12aか
ら、シリンダ20の軸線と直交する上方に向かって立設
された切梁サポートに、この発明のガード部材21の構
成を具体化すること。 (d) ガード部材21をバルブ20のない側のパッド
12bと押圧板14のリブ14aとの間に配設し、切梁
サポートの取扱いをより容易にすること。
【0024】さらに、前記実施形態より把握される技術
的思想について以下に記載する。 (1)ガード部材の取付部の上端前部にクランク状の折
曲部を介してガード部を延長形成し、その側面には補強
リブを突出形成した請求項2に記載の切梁サポート。こ
のように構成すれば、ガード部材の厚みを薄くしても、
所要の強度を発揮することができる。 (2)前記補強リブは側面コ字形状をなす上記(1)に
記載の切梁サポート。この構成によれば、ガード部材の
強度をより高めることができる。 (3)ガード部材をパッドの左右に一対設け、両ガード
部材をその一部において連結して一体に形成した請求項
1に記載の切梁サポート。このように構成すれば、ガー
ド部材の取扱いや取付けを容易に行うことができる。
【0025】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発
明によれば、ガード部材を常にバルブと対応する保護位
置に配置することができて、バルブを確実に保護するこ
とができる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、パッドに
対するガード部材の係止強度を高めることができるとと
もに、ガード部材自体の強度を高めることもできる。請
求項3に記載の発明によれば、バルブをガード部材によ
って側方から保護することができるほかに、蓋体によっ
て上方からも保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の切梁サポートの一実施形態を示す
斜視図。
【図2】 その切梁サポートの使用状態を示す断面図。
【図3】 同じく切梁サポートの部分拡大平面図。
【図4】 ガード部材及び蓋体を分解して示す斜視図。
【符号の説明】
11…切梁サポート、12…シリンダ、12a,12b
…パッド、13,14…押圧板、13a,14a…リ
ブ、20…バルブ、21…ガード部材、22…取付部、
24…係止部、25…ガード部、26…折曲部、28…
蓋体。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダの両端のパッドを一対の押圧板
    のリブ間に取着し、シリンダの一端側のパッドに注水栓
    を兼用する圧抜き用のバルブを突設した切梁サポートに
    おいて、 前記バルブと対応するパッドと押圧板のリブとの間に
    は、バルブを保護するためのガード部材を配設し、その
    ガード部材にはパッドの下端縁に係合して、ガード部材
    をパッドに係止保持するための係止部を形成した切梁サ
    ポート。
  2. 【請求項2】 前記ガード部材にはパッドの前側縁に係
    合する折曲部を形成した請求項1に記載の切梁サポー
    ト。
  3. 【請求項3】 前記ガード部材の上端には蓋体を開閉可
    能に取り付けた請求項1または請求項2に記載の切梁サ
    ポート。
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JP7312450B2 (ja) * 2019-12-24 2023-07-21 株式会社エヌ・エス・ピー シリンダ用の保持具
CN111676905B (zh) * 2020-04-26 2021-08-24 翟来铮 一种水利工程施工用渠道侧壁支撑固定装置

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