JP3022742U - 飲料水用缶 - Google Patents
飲料水用缶Info
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- JP3022742U JP3022742U JP1995010845U JP1084595U JP3022742U JP 3022742 U JP3022742 U JP 3022742U JP 1995010845 U JP1995010845 U JP 1995010845U JP 1084595 U JP1084595 U JP 1084595U JP 3022742 U JP3022742 U JP 3022742U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 飲用に供するまでに飲み口付近が汚染される
のを確実に防止できる飲料水用缶の提供を課題とする。 【解決手段】 缶胴2の上下に蓋部4と底部3とを有
し、蓋部4には開口されることで内部の飲料水の流出口
となる流出口部5を有する飲料水用缶1であって、透明
キャップ7が流出口部5のある蓋部4全面とそれに続く
缶胴2の上部全周に一体的に被着され、且つ、透明キャ
ップ7の側壁部7aには、少なくとも透明キャップ7の下
端7bまで達する破線状の切断目線9が設けられている。
のを確実に防止できる飲料水用缶の提供を課題とする。 【解決手段】 缶胴2の上下に蓋部4と底部3とを有
し、蓋部4には開口されることで内部の飲料水の流出口
となる流出口部5を有する飲料水用缶1であって、透明
キャップ7が流出口部5のある蓋部4全面とそれに続く
缶胴2の上部全周に一体的に被着され、且つ、透明キャ
ップ7の側壁部7aには、少なくとも透明キャップ7の下
端7bまで達する破線状の切断目線9が設けられている。
Description
【0001】
本考案は飲料水用缶に関し、飲み口となる缶の蓋部に設けられた流出口部の汚 染を防止し、使用に供されるまでの間、飲み口を衛生的に保つことができる飲料 水用缶に関するものである。
【0002】
図5に従来の一般的な飲料水用缶の例を示す。図5に示すように、飲料水用缶 1は、一般に、缶胴2の上下に蓋部4と底部3とを有し、前記蓋部4には、内部 の飲料水の流出口となる流出口部5を有し、その流出口部5を開口するためのタ ブ6が設けられており、自動販売機やその他の店舗等で販売されている。 この飲料水用缶の内部の飲料水を飲むに際しては、上記蓋部4に装着してある タブ6を指等で操作することで、流出口部5を開口し、これを飲み口として、口 に当てがって飲むものである。
【0003】
ところが、上記従来の飲料水用缶にあっては、缶の蓋部4にある流出口部5が 直接的に外部に曝されているため、輸送中や保管中、或いは自動販売機から購入 する際等、その飲料水用缶を口にするまでに、前記飲み口となる流出口部5付近 が埃やその他により汚染せられる可能性があり、飲む人に衛生上の不快感を与え る等の問題があった。
【0004】 そこで本考案は上記従来技術の問題点を解消し、飲用に供するまでに飲み口付 近が汚染されるのを確実に防止できる飲料水用缶の提供を課題とする。
【0005】
上記課題を達成するため、本考案の飲料水用缶は、缶胴の上下に蓋部と底部と を有し、前記蓋部には開口されることで内部の飲料水の流出口となる流出口部を 有する飲料水用缶であって、透明キャップが前記流出口部のある蓋部全面とそれ に続く前記缶胴の上部全周に一体的に被着され、且つ、前記透明キャップの側壁 部には、少なくとも前記透明キャップの下端まで達する破線状の切断目線が設け られていることを第1の特徴としている。 また本考案の飲料水用缶は、上記第1の特徴に加えて、透明キャップの下端に 、切断目線の下端と連続する切り欠き部が設けられていることを第2の特徴とし ている。 また本考案の飲料水用缶は、上記第1の特徴に加えて、切断目線は一対の平行 線からなることを第3の特徴としている。 また本考案の飲料水用缶は、上記第3の特徴に加えて、透明キャップの下端に 、切断目線を構成する一対の平行線に挟まれた領域に連続して突出する摘まみ片 が設けられていることを第4の特徴としている。 また本考案の飲料水用缶は、上記第1〜4の何れかの特徴に加えて、切断目線 の上端は少なくとも透明キャップの側壁部の上端近くに達していることを第5の 特徴としている。
【0006】 上記の本考案の第1の特徴によれば、飲料水用缶を飲用に供する際には、蓋部 及び缶胴の上部を一体的に被う透明キャップを、その透明キャップの下端から切 断目線に沿って縦方向に引き裂くことにより、容易に取り外し除去することがで きる。一方、飲用に供する以前にあっては、飲み口となる蓋部の流出口部が透明 キャップで完全に被覆されているので、流出口部が外部から確実に遮断されてお り、前記飲み口となる流出口部付近が埃やその他によって汚染されるのが確実に 防止される。 透明キャップとすることで、内部の缶も見ることができるので、購買者に安心 感を与えることができ、また衛生的な感を与えることができる。 また本考案の第2の特徴によれば、上記第1の特徴に加えて、透明キャップの 下端の切り欠き部に指を掛けて、該部から透明キャップを切り裂いて行くことで 、切断目線に沿った透明キャップの引き裂きが切断目線だけの場合に比べて、一 層容易に行うことができる。 また本考案の第3の特徴によれば、上記第1の特徴に加えて、切断目線は一対 の平行線からなるので、透明キャップをその下端から平行な切断目線に沿って帯 状に切り取って行くことができ、透明キャップを確実、容易に取り除くことがで きる。 また本考案の第4の特徴によれば、上記第3の特徴に加えて、一対の平行線に 挟まれた領域に連続して突出する摘まみ片を持って、これを引っ張ることにより 、透明キャップを一層容易に帯状に切り取って、除去することができる。 また本考案の第5の特徴によれば、上記第1〜4の何れかの特徴に加えて、切 断目線の上端が透明キャップの側壁部の上端近くまで達しているので、飲用に際 して透明キャップを下端から切断目線に沿って引き裂くことで、裂け目をほぼ確 実に透明キャップの上壁部へ到達せしめることができる。よって透明キャップを 確実、容易に取り除くことができる。
【0007】
図1は本考案に係る飲料水用缶の実施形態の第1の例を示す斜視図、図2は第 1の例の正面図、図3は本考案に係る飲料水用缶の実施形態の第2の例を示す斜 視図、図4は本考案に係る飲料水用缶の実施形態の第3の例を示す斜視図である 。
【0008】 先ず第1の例を図1と図2に沿って説明する。図1、図2において、1はそれ 自体公知の飲料水用缶を示し、飲料水用缶1は缶胴2、底部3、蓋部4からなり 、蓋部4には飲料水の流出口となる流出口部5と、該流出口部5を開口するため のタブ6が装着されている。 7は透明キャップで、この透明キャップ7を流出口部5のある蓋部4全面とそ れに続く缶胴2の上部全周に一体的に被着している。缶胴2での被覆部分8、即 ち透明キャップ7の側壁部7aの長さは、10〜20mmが適当である。そしてこの透明 キャップ7の側壁部7aに、缶胴2の長手方向に、透明キャップ7の下端7bまで達 する破線状の切断目線9を設けている。 上記透明キャップ7は例えば合成樹脂製のフィルムを用いて、これを公知の熱 収縮法により、容易に飲料水用缶1の蓋部4から缶胴2の上部へかけて被着する ことができる。
【0009】 この第1の例によれば、飲料水用缶1の蓋部4、即ち飲料水を飲む時に口に当 てがう部分は透明キャップ7の被着により常に汚染から保護されている。次に飲 料水を飲む時には、破線状の切断目線9の下端から切断目線9に沿って透明キャ ップ7を破れば、透明キャップ7は簡単に除去できる。 前記透明キャップ7を除去した後、飲料水用缶1内の飲料水を飲むに際しては 、タブ6に指の先端等を引っかけて流出口部5を開放すればよい。
【0010】 切断目線9の上端は透明キャップ7側壁部7aの上端近くに達するようにするの が好ましい。上端近くまで達することで、飲用に際して透明キャップ7を下端か ら切断目線9に沿って引き裂くことで、裂け目をほぼ確実に透明キャップ7の上 壁部7cまでへ到達せしめることができる。よって透明キャップ7を確実、容易に 取り除くことができる。 切断目線9が透明キャップ7の上壁部7cにまで達した状態にして設けた場合に は、飲用に際して透明キャップ7を除去するのは容易であるが、その切断目線9 の部分から少し凹んだ状態の蓋部4に塵等が侵入して流出口部5やその付近を汚 染する可能性がある。 また切断目線9は、飲み口となる前記流出口部5に対応する蓋部4の円周上の 位置から、円周方向に離れた位置に設けるのが好ましい。
【0011】 図3に本考案に係る飲料水用缶の実施形態の第2の例を示す。この第2の例で は、透明キャップ7の下端7bに、破線状の切断目線9の下端と連続する切り欠き 部10を設けている。切り欠き部10は本例では逆V状の切り欠き部10としているが 、特に逆V状である必要はない。切り欠き部10を設けることで、該切り欠き部10 に指を掛けて、該部10から透明キャップ7を切り裂いて行くことで、切断目線9 に沿った透明キャップ7の引き裂きが切断目線9だけの場合に比べて、一層容易 に行うことができる。
【0012】 図4に本考案に係る飲料水用缶の実施形態の第3の例を示す。この第3の例で は、破線状の切断目線9を一対の平行線9a、9aで構成している。切断目線9を一 対の平行線9a、9aから構成することで、透明キャップ7をその下端から平行線9a 、9aに沿って帯状に切り取って行くことができ、透明キャップ7を確実、容易に 取り除くことができる。 またこの第3の例において、透明キャップ7の下端に、前記切断目線9を構成 する一対の平行線9a、9aに挟まれた領域に連続して突出する摘まみ片11を設けて もよい。摘まみ片11を設けることで、この摘まみ片11を持ってこれを引っ張るこ とにより、透明キャップ7を一層容易に帯状に切り取って、取り除くことができ る。 切断目線9を構成する一対の平行線9a、9aの上端は、透明キャップ7の側壁部 7aの上端近くとするが、一対の平行線9a、9aの上端を逆U字状に連続させてもよ い。この場合には、一対の平行線9a、9aの上端の逆U字状部が透明キャップ7の 上壁部7cに少しかかるようにしてもよい。
【0013】
本考案は以上の構成よりなり、請求項1に記載の飲料水用缶によれば、缶胴の 上下に蓋部と底部とを有し、前記蓋部には開口されることで内部の飲料水の流出 口となる流出口部を有する飲料水用缶であって、透明キャップが前記流出口部の ある蓋部全面とそれに続く前記缶胴の上部全周に一体的に被着され、且つ、前記 透明キャップの側壁部には、少なくとも前記透明キャップの下端まで達する破線 状の切断目線が設けられているので、 飲用に供する以前にあっては、飲み口となる蓋部の流出口部が透明キャップで 完全に被覆されているので、流出口部が外部から確実に遮断されており、前記飲 み口となる流出口部付近が埃やその他によって汚染されるのが確実に防止され、 衛生的である。また透明キャップとすることで、内部の缶も見ることができるの で、購買者に安心感を与えることでき、また衛生的な感を与えることができる。 そして飲料水用缶を飲用に供する際には、蓋部及び缶胴の上部を一体的に被う 透明キャップを、その透明キャップの下端から切断目線に沿って縦方向に引き裂 くことにより、容易に取り外し除去することができる。 また請求項2に記載の飲料水用缶によれば、上記請求項1に記載の構成による 効果に加えて、透明キャップの下端に、切断目線の下端と連続する切り欠き部が 設けられているので、透明キャップの下端の切り欠き部に指等を掛けて、該部か ら透明キャップを切り裂いて行くことで、切断目線に沿った透明キャップの引き 裂き、取り外しを、切断目線だけの場合に比べて、一層容易に行うことができる 。 また請求項3に記載の飲料水用缶によれば、上記請求項1に記載の構成による 効果に加えて、切断目線は一対の平行線からなるので、透明キャップをその下端 から平行な切断目線に沿って帯状に切り取って行くことができ、透明キャップを 一層確実、容易に取り除くことができる。 また請求項4に記載の飲料水用缶によれば、上記請求項3に記載の構成による 効果に加えて、透明キャップの下端に、切断目線を構成する一対の平行線に挟ま れた領域に連続して突出する摘まみ片が設けられているので、該摘まみ片を持っ て、これを引っ張ることにより、透明キャップを一層容易に帯状に切り取って、 除去することができる。 また請求項5に記載の飲料水用缶によれば、上記請求項1〜4の何れかに記載 の構成による効果に加えて、切断目線の上端は少なくとも透明キャップの側壁部 の上端近くに達しているので、飲用に際して透明キャップを下端から切断目線に 沿って引き裂くことで、裂け目をほぼ確実に透明キャップの上壁部へ到達せしめ ることができる。よって透明キャップを確実、容易に取り除くことができる。
【図1】本考案に係る飲料水用缶の実施形態の第1の例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】本考案に係る飲料水用缶の実施形態の第1の例
の正面図である。
の正面図である。
【図3】本考案に係る飲料水用缶の実施形態の第2の例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】本考案に係る飲料水用缶の実施形態の第3の例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】従来の一般的な飲料水用缶の例を示す斜視図で
ある。
ある。
1 飲料水用缶 2 缶胴 3 底部 4 蓋部 5 流出口部 7 透明キャップ 7a 透明キャップの側壁部 7b 透明キャップの下端 9 切断目線 9a 平行線 10 切り欠き部 11 摘まみ片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 平尾 志朗 兵庫県姫路市飾磨区西浜町3丁目48番地 (72)考案者 石井 正人 兵庫県姫路市大津区勘兵衛町2丁目236− 5
Claims (5)
- 【請求項1】 缶胴の上下に蓋部と底部とを有し、前記
蓋部には開口されることで内部の飲料水の流出口となる
流出口部を有する飲料水用缶であって、透明キャップが
前記流出口部のある蓋部全面とそれに続く前記缶胴の上
部全周に一体的に被着され、且つ、前記透明キャップの
側壁部には、少なくとも前記透明キャップの下端まで達
する破線状の切断目線が設けられていることを特徴とす
る飲料水用缶。 - 【請求項2】 透明キャップの下端に、切断目線の下端
と連続する切り欠き部が設けられている請求項1に記載
の飲料水用缶。 - 【請求項3】 切断目線は一対の平行線からなる請求項
1に記載の飲料水用缶。 - 【請求項4】 透明キャップの下端に、切断目線を構成
する一対の平行線に挟まれた領域に連続して突出する摘
まみ片が設けられている請求項3に記載の飲料水用缶。 - 【請求項5】 切断目線の上端は少なくとも透明キャッ
プの側壁部の上端近くに達している請求項1〜4の何れ
かに記載の飲料水用缶。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995010845U JP3022742U (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 飲料水用缶 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995010845U JP3022742U (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 飲料水用缶 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3022742U true JP3022742U (ja) | 1996-04-02 |
Family
ID=43158036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995010845U Expired - Lifetime JP3022742U (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 飲料水用缶 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3022742U (ja) |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP1995010845U patent/JP3022742U/ja not_active Expired - Lifetime
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