JP3022697U

JP3022697U - Ｐｏｓ装置

Info

Publication number: JP3022697U
Application number: JP1995010743U
Authority: JP
Inventors: 敏男緒川
Original assignee: 株式会社日本ソフトウェアシステム
Priority date: 1995-09-14
Filing date: 1995-09-14
Publication date: 1996-03-26
Anticipated expiration: 2001-09-14

Abstract

(57)【要約】【課題】１台の装置で、売り上げ集計と、その他の会
計処理とを自動的にできるようにして、入力操作手数を
低減することである。【解決手段】仕訳キーと、テンキーおよび部門キーと
を備えたキーボードと、このキーボードにより入力され
たデータを処理する処理部とからなり、処理部が、売り
上げ入力部と、売り上げ入力部に入力されたデータを集
計する売り上げ演算部と、仕訳入力部と、この仕訳入力
部から入力されたデータを処理する仕訳演算部とを備
え、売り上げ演算部で処理した売り上げデータが自動的
に仕訳入力部に入力されるようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案が属する技術分野】

この考案は、小売り店などで、売り上げ集計に利用するＰＯＳ装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

小売り店で使用している、図３に示すような従来のＰＯＳ装置１は、売り上げの集計のみをするものであった。キーボード２に、テンキー４と、部門キー５とを備えていて、内蔵された処理部３で、商品ごとの売り上げ数、売り上げ金額および、客数などを集計するものである。なお、この装置は、料金表示ディスプレイ７、ディスプレイ８、プリンター９を備えている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そして、売り上げ集計以外会計処理は、別の、仕訳作業などができる会計処理装置を用いて行っていた。そのため、例えば、現金出納帳等を作成する時には、その会計処理装置に、売り上げデータを入力しなければならなかった。この売り上げデータは、店頭で、ＰＯＳ装置に、一度、入力されたものである。このように、２台の装置を持たなければならないうえ、同じ様な入力作業を重複して、行うことになる。そこで、本考案の課題は、１台の装置で、売り上げ集計と、その他の会計処理とを自動的にできるようにして、入力操作手数を低減することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のＰＯＳ装置は、仕訳キーと、テンキーおよび部門キーとを備えたキーボードと、このキーボードにより入力されたデータを処理する処理部とからなり、処理部が、売り上げ入力部と、売り上げ入力部に入力されたデータを集計する売り上げ演算部と、仕訳入力部と、この仕訳入力部から入力されたデータを処理する仕訳演算部とを備え、売り上げ演算部で処理した売り上げデータが自動的に仕訳入力部に入力されることを特徴とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１、図２に示す本発明の実施例は、キーボード２と、処理部３の構成が従来例とは、異なるが、外観その他は、図３の従来例と同様である。キーボード２には、テンキー４と、部門キー５と、仕訳キー６が配列されている。図２は、キーボードの拡大図である。また、処理部３は、売り上げ入力部１０と、売り上げ演算部１１と、仕訳入力部１２と、仕訳演算部１３と、記憶部１４と、出力部１５とからなる。売り上げ入力部１０には、部門キー５と、テンキー４とによって、売り上げを入力し、売り上げ演算部１１は、従来のＰＯＳ装置で行っていた、売り上げ集計を行う。仕訳演算部１３は、仕訳入力部１２を介して入力されたデータを自動的に、仕訳処理する所である。例えば、仕訳キー６と、テンキー４によって、「新聞」、「３５００」と入力すると、借方：雑費、貸方：現金、金額：３５００円というように、経理仕訳が自動的にできるのである。なお、店ごとの特徴的な仕訳に付いては、追加キーの登録ができる。また、売り上げ集計以外の会計処理は、この仕訳演算部１３において行うものとする。

【０００６】このようなＰＯＳ装置を店頭に設置して、通常は、売り上げ集計のみに使用する。商品が売れるごとに、部門キー５とテンキー４で、商品名と金額を入力すると、このデータは、売り上げ入力部１０に入力され、売り上げ演算部１１で、処理される。処理された売り上げデータは、記憶部１４で記憶されると共に、自動的に、仕訳入力部１２へ入力され、さらに仕訳演算部１３で、仕訳され記憶部１４で記憶される。また、売り上げ以外の、仕訳作業を行う場合には、仕訳キー６と、テンキー４から、データ入力を行い、このデータが、仕訳入力部１２を介して仕訳演算部１３に入力される。仕訳入力部１２には、このような仕訳キー６と、テンキー４による入力のほか、売り上げ演算部１１からの売り上げデータの入力がある。以上の方法で入力されたデータは、仕訳演算部１３で、自動的に仕訳処理される。そして、仕訳されたデータは、記憶部１４で記憶され、必要に応じて、出力部１５で、現金出納帳や、日計集計表の形に加工して、ディスプレイ８や、プリンター９へ、出力される。このような、装置を用いることで、売り上げ集計処理と、経理処理とを１台の装置で行うことができるし、仕訳作業時に、売り上げデータを改めて入力する必要が無い。

【０００７】

【考案の効果】

本考案により、１台の装置で、売り上げ集計と、その他の会計処理とを自動的にできるようになった。そのため、入力操作手数を低減することができた。

【図面の簡単な説明】

【図１】本実施例のＰＯＳ装置のブロック図である。

【図２】本実施例のキーボードの配置図である。

【図３】従来例のＰＯＳ装置の全体図である。

【符号の説明】

１ＰＯＳ装置２キーボード３処理部４テンキー５部門キー６仕訳キー１０売り上げ入力部１１売り上げ演算部１２仕訳入力部１３仕訳演算部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】仕訳キーと、テンキーおよび部門キーと
を備えたキーボードと、このキーボードにより入力され
たデータを処理する処理部とからなり、処理部が、売り
上げ入力部と、売り上げ入力部に入力されたデータを集
計する売り上げ演算部と、仕訳入力部と、この仕訳入力
部から入力されたデータを処理する仕訳演算部とを備
え、売り上げ演算部で処理した売り上げデータが自動的
に仕訳入力部に入力されることを特徴とするＰＯＳ装
置。