JP3022386U - ラチェットレンチ - Google Patents

ラチェットレンチ

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JP3022386U
JP3022386U JP1995010293U JP1029395U JP3022386U JP 3022386 U JP3022386 U JP 3022386U JP 1995010293 U JP1995010293 U JP 1995010293U JP 1029395 U JP1029395 U JP 1029395U JP 3022386 U JP3022386 U JP 3022386U
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shank
boss member
bevel gear
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housing
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明伸 梶本
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Kuken Co Ltd
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Kuken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヨークを揺動させてシャンクを間欠的に回動
させる従来ラチェットレンチの不都合を解消し、シャン
クを一方方向に連続的に回動させることによって騒音を
減少し、また締めつけ完了の反動を手に感じやすくす
る。 【構成】 エアーモーターから減速機構を介して低速回
転される駆動軸8の先端部にピニオン傘歯車7を形成
し、ハウジング3の前端頭部の円形開口部内に、外周に
一方回転機構9を備えたボス部材10を一方向にのみ回動
するように装着し、ボス部材10に上記駆動軸8のピニオ
ン傘歯車7と噛み合う傘歯車11を固着すると共にこのボ
ス部材10の軸芯部にシャンク2を装着し、エアーモータ
ーを作動させると、駆動軸8から傘歯車7,11を経てボ
ス部材と共にシャンク2を逆戻り回転することなく一方
向に連続的に回転させてボルトやナットの締めつけや緩
め作業ができるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばボルトやナットを締めつけたり緩めたりする作業に使用され るラチェットレンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ボルトやナットなどのネジの締めつけや緩め作業にラチェットレン チが汎用されている。一般にラチェットレンチは、エアーモーターによって回転 されるスピンドルを減速機構を介してクランク軸に回転伝動し、クランク軸の鍔 部の偏心位置に立設されたピン軸に嵌合している球状のブッシュ体を旋回させて ハウジングによって保持されたヨークを揺動させ、このヨークの揺動と、ヨーク の内周に形成された内歯に弾力付勢された爪とからなるラチェット機構の作用に よって、ハウジングによって回転自在に保持されてヨーク内に位置しているシャ ンクを所定方向に間欠的に回動させ、このシャンクの間欠的回動動作を利用して 機械的にボルトやナットなどのネジの締めつけや緩め作業ができるように構成さ れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが従来のラチェットレンチは、上記したようにシャンクが揺動されるヨ ークのよって間欠的に回動されるようになっているため、ヨークが揺動する際の 振動音が大きく作業環境を悪くしている。そのうえボルトやナットの締めつけが 間欠的なラチェット機構で行われることから、ボルトやナットの締めつけ度合い 、つまり締めつけ完了時の微妙な反動を感じ取ることが困難であり、この反動具 合を習得してボルトやナットを程よくかつ確実に締めつけできるまでにはかなり の熟練を必要とする。
【0004】 本考案は、操作時における騒音の発生が少なく、ボルトやナットの締めつけ度 合が手に感じやすいラチェットレンチを提供することを目的としてなされたもの である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、例えばラチェットレンチのグリップレバーを操作してハウジング本 体内のエアーモーターを作動させると、ヨークが揺動することなくシャンク部が 一方向に連続的に回動するように構成することによって上記課題を解決した。即 ち、本考案のラチェットレンチは、エアーモーターから減速機構を介してハウジ ング内において減速回転される駆動軸の先端部にピニオン傘歯車が形成され、ラ チェットレンチ本体のハウジングの前端部の円形開口部内に、外周に一方回転機 構を備えたボス部材が逆回転不能に装着されてこのボス部材に上記ピニオン傘歯 車と噛み合う傘歯車が設けられ、このボス部材の軸芯部にシャンクが嵌合されて いることを特徴としているものである。
【0006】
【実施の形態】
本考案のラチェットレンチは、図1および図2に示しているように、ハンドグ リツプとなるハウジング本体1と、シャンク2を備えたラチェットハウジング3 とから構成されている。モーターハウジング1の内部には、グリップレバー4に よって作動がオンオフされるエアーモーター(図示せず)とその回転スピンドル 5を備え、ラチェットハウジング3側には、上記スピンドル5の回転を減速する 遊星歯車機構6およびこの減速機構から回転伝動され先端部にピニオン傘歯車7 が形成された駆動軸8を備えている。
【0007】 一方、ラチェットハウジング3の前端頭部に設けられている円形開口部3A内に は、外周に一方回転機構9を備えたボス部材10が逆回転不能に装着されてこのボ ス部材10に上記ピニオン傘歯車7と噛み合う傘歯車11が固着され、このボス部材 10の軸芯部にシャンク2が嵌合されていて、上記駆動軸8が回転されると、ピニ オン傘歯車7によって傘歯車11と共にボス部材10およびシャンク2が連続的に回 動され、シャンク2の端部に装着しているソケット20でもってボルトやナットの 締めつけまたは緩め作業が行われるようになっている。
【0008】 本考案においては、上記のようにシャンク部分に一方回転機構9を介装してい るから、シャンク2は図1の矢印方向にのみ回動が許容され、逆方向への戻り回 動をすることがなく、またシャンク2に連続的な回動を与えてボルトやナットの 締めつけを行うものであることから、締めつけ完了時の反動を従来のスパナによ る作業のように感じとることができ、ボルトやナットの過不足のない締めつけを 行うことができる。
【0009】 上記一方回転機構9としては既に知られている各種構造のものを適用してもよ いが、本考案のようなラチェットレンチ用としては、図示しているように、全体 がほぼ円筒状をなしたボス部材10の外周縦方向に等間隔に鋸刃状の歯12が形成さ れ、ハウジング3の円形開口部の内周面と鋸刃状の歯12の各谷部にそれぞれ棒状 ころ13が鋸刃状の歯12の各谷部において回転可能なように配設されたものが好ま しい。
【0010】 また上記ボス部材10の中心部に設けられるシャンク2は、固定タイプでもよい がボス部材10内において上下方向に所定の範囲に亘り移動可能となし、一方の端 部2Bを突出させるとボルトやナットの締めつけ用に使用でき、他方の端部2Aを突 出させるとボルトやナットの緩め用に使用できるように構成しておくと好都合で ある。
【0011】
【実施例】
以下本考案の実施例を図にもとづいてさらに具体的に説明すると、本考案のラ チェットレンチは、図1に示しているように、ハウジング1のグリップレバー4 のオンオフ操作によってエアーモーター(図示せず)が作動され、エアーモータ ーのスピンドル5の回転が遊星歯車機構6で減速されて回転伝動される駆動軸8 を備え、この駆動軸8の先端部にはピニオン傘歯車7が形成されている。
【0012】 ラチェットハウジング3の前端部には円形開口部が形成され、この円形開口部 内には外周に一方回転機構9を備えたボス部材10が逆回転不能に装着され、この ボス部材10の下部に上記ピニオン傘歯車7と噛み合う傘歯車11が固着されている 。一方回転機構9は本実施例においては図示しているように、ボス部材10の外周 縦方向に等間隔に鋸刃状の歯12が形成され、ハウジング3の円形開口部の内周面 と鋸刃状の歯12の各谷部にそれぞれ棒状ころ13が鋸刃状の歯12の各谷部において 回転可能なように配設されて形成され、ボス部材10が図1に示した矢印方向にの み回動できるようになっている。
【0013】 シャンク2は上記ボス部材10の軸芯部に嵌合装着され、その側面に形成された 縦溝14とこの縦溝14に嵌入されたストッパーによって規制された範囲内において 上下方向に摺動可能となっていて、上記駆動軸8が回転されると、ピニオン傘歯 車7によって傘歯車11と共にボス部材10およびシャンク2が連続的に回動される ようになっている。このシャンク2は本実施例においては断面が方形をなし、長 さはボス部材10よりも大きく、上下部分にそれぞれ凹部15が形成されていて、こ の凹部15内にスプリングで支持されたストッパーボール16A 、16B がそれぞれ装 備されている。そしてボス部材10の内面の上下に溝17A 、17B が形成され、強制 的にシャンク2を上記溝14によって規制されたストロークを交互に上下動させる と、図2に示しているように、上部のストッパーボール16A がボス部材10の上側 の溝17A に嵌合した状態または下部のストッパーボール16B がボス部材10の下側 の溝17B に嵌合した状態となり、この状態においてシャンク2の上下方向の移動 が制止されると共に、どちらか一方のストッパーボール16A または16B の部分が ハウジング3の上方または下方に突出し、そのシャンク2の突出端部にボルトの 頭部やナットに嵌合可能なソケット20がこのストッパーボール16A 、16B を利用 して装着できるようになっている。
【0014】 したがって図2における下側のストッパーボール16B の部分を突出させ、ソケ ット20を装着して駆動軸8を回転させると、シャンク2は時計方向に回動してボ ルトやナットの締めつけができ、また図2における上側のストッパーボール16A の部分を突出させてソケット20を装着し、ラチェットレンチ本体を裏返して駆動 軸8を回転させると、シャンク2は反時計方向に回動してボルトやナットの緩め 作業ができるようになっている。
【0015】
【考案の効果】
このように本考案のラチェットレンチは、エアーモーターから減速機構を介し て低速回転される駆動軸8の先端部にピニオン傘歯車7が形成され、ハウジング 3の前端部の円形開口部内に、外周に一方回転機構9を備えたボス部材10が逆回 転不能に装着されてこのボス部材10に上記ピニオン傘歯車7と噛み合う傘歯車11 1が固着され、このボス部材10の軸芯部にシャンク2が嵌合されてなるものであ るから、従来のラチェットレンチとは異なり、エアーモーターを作動させて駆動 軸8を回転させると、ボス部材10と共にシャンク2が連続的に回動され、従来の ようにヨークの揺動音の発生がなく、シャンク2の端部に装着しているソケット でもってボルトやナットの締めつけまたは緩め作業を静かに行うことができる。
【0016】 そして本考案においては、上記のようにシャンク2を保持しているボス部材10 とハウジングの開口部との間に一方回転機構9を介装しているから、シャンク2 は一方方向にのみ回動が許容され、逆方向への戻り回動をすることがなく、また シャンク2に連続的な回動を与えてボルトやナットの締めつけ行うものであるか ら、締めつけ完了時の反動が従来のスパナによる手作業のように直接手に感じと ることができ、過不足のない締めつけを行うことができる。
【0017】 そのうえ請求項2のように、ボス部材10の軸芯部にシャンク2を規制された範 囲内において上下方向に摺動可能に嵌合し、シャンク2の上下部分にそれぞれ凹 部15を形成すると共にこの凹部15内にスプリングで支持されたストッパーボール 16A 、16B を装備させ、ボス部材10の内面の上下に溝17A 、17B を設けて上部の ストッパーボール16A をボス部材10の上側の溝17A に嵌合させた状態または下部 のストッパーボール16B をボス部材10の下側の溝17B に嵌合させた状態において シャンク2の上下方向の移動が制止されると共に、どちらか一方のストッパーボ ール16A または16B の部分がハウジング3の上方または下方に突出するようにな し、このストッパーボール16A 、16B を利用してそのシャンク2の突出端部にボ ルトの頭部やナットに嵌合可能なソケットを装着できるように構成しておけば、 下側のストッパーボール16B の部分を突出させソケット20を装着して駆動軸8を 回転させるとシャンク2は時計方向に回動し、またスプリングの弾力に抗してシ ャンク2を上方に移動させ、上側のストッパーボール16A の部分を突出させてソ ケット20を装着し、ラチェットレンチ本体を裏返して駆動軸8を回転させると、 シャンク2は反時計方向に回動するから、一つのラチェットレンチでもってネジ の締めつけと緩め作業を行うことができるなど、実用上有益な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のラチェットレンチの水平方向の断面図
である。
【図2】本考案の主要部の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング本体 2 シヤンク 3 ハウジング 7 ピニオン傘歯車 8 駆動軸 9 一方回転機構 10 ボス部材 11 傘歯車 15 凹部 16A 、16B ストッパーボール 17A 、17B 溝 20 ソケット

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアーモーターから減速機構を介して低
    速回転される駆動軸8の先端部にピニオン傘歯車7が形
    成され、ハウジング3の前端頭部に設けている円形開口
    部内に、外周に一方回転機構9を備えたボス部材10が逆
    回転不能に装着されてこのボス部材10に上記ピニオン傘
    歯車7と噛み合う傘歯車11が固着され、このボス部材10
    の軸芯部にシャンク2が嵌合されていることを特徴とす
    るラチェットレンチ。
  2. 【請求項2】上記ボス部材10の軸芯部にシャンク2が規
    制された範囲内において上下方向に摺動可能に嵌合さ
    れ、シャンク2の上下部分にそれぞれ凹部15が形成され
    てこの凹部15内にスプリングで支持されたストッパーボ
    ール16A 、16B がそれぞれ装備され、ボス部材10の内面
    の上下に溝17A 、17B が設けられて上部のストッパーボ
    ール16A がボス部材10の上側の溝17A に嵌合した状態ま
    たは下部のストッパーボールが16B がボス部材10の下側
    の溝17B に嵌合した状態においてシャンク2の上下方向
    の移動が制止されると共に、どちらか一方のストッパー
    ボール16A または16B の部分がハウジング3の上方また
    は下方に突出され、このストッパーボール16A 、16B を
    利用してそのシャンク2の突出端部にボルトの頭部やナ
    ットに嵌合可能なソケットが装着できるように構成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のラチェットレン
    チ。
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