JP3022081U - ボタン - Google Patents
ボタンInfo
- Publication number
- JP3022081U JP3022081U JP1995009962U JP996295U JP3022081U JP 3022081 U JP3022081 U JP 3022081U JP 1995009962 U JP1995009962 U JP 1995009962U JP 996295 U JP996295 U JP 996295U JP 3022081 U JP3022081 U JP 3022081U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- button
- resistance
- layer
- synthetic resin
- coloring layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 合成樹脂製のボタンで、金属色を有し、しか
も、変色、耐磨耗性、耐ドライクリーニング性及び耐熱
性等、実用面において安定して問題なく使用できるもの
を提供する。 【解決手段】 合成樹脂製のボタン1の表面に顔料着色
層2を設け、その上に耐熱性及び耐溶剤性ある透明樹脂
層3を形成する。
も、変色、耐磨耗性、耐ドライクリーニング性及び耐熱
性等、実用面において安定して問題なく使用できるもの
を提供する。 【解決手段】 合成樹脂製のボタン1の表面に顔料着色
層2を設け、その上に耐熱性及び耐溶剤性ある透明樹脂
層3を形成する。
Description
【0001】
本考案は、顔料着色したボタンに関する。
【0002】
合成樹脂製のボタンは、一般に酸性染料や分散染料で着色されているが、染色 堅牢度に問題があり、長期間安定して装飾性ある状態で使用することは困難な場 合が多かった。また、着色できる色にも限度があった。 そこで、顔料着色層を設けることも試みられているが、需要者の取扱いで種々 の問題が生じている。特に、金属色を有する着色層の場合、耐磨耗性、耐ドライ クリーニング性及び耐熱性において、充分なものを得難かった。 他方、金属メッキした製品も開発されているが、メッキ製品は、使用者によっ てはアレルギーの問題があり、また、変色、発錆、腐食などをも生じ易いという 欠点があった。これらの問題は、表面に透明樹脂層を設けることによって、ある 程度解決できるが、完全なものではなかった。また、製造装置やコストの点でも 問題があった。
【0003】
本考案は、合成樹脂製のボタンで、金属色を有するものであっても、変色、耐 磨耗性、耐ドライクリーニング性及び耐熱性等、実用面において安定して問題な く使用できるものを提供することを課題とする。
【0004】
本考案のボタンは、合成樹脂製のボタンの表面に顔料着色層を形成し、該着色 層上に耐熱性の透明樹脂層を設けたものである。
【0005】 合成樹脂製のボタンとしては、耐熱性あるナイロン66からなるものを使用す るのが好ましく、また、顔料着色層は、顔料を含む塗料で形成されればよいが、 特に金又は銀色の塗料からなり、上記透明樹脂層がポリウレタン系又はアクリル 系樹脂からなるのが好ましい。
【0006】
図面に従って、本考案の一例を説明する。 図1のボタンは、ナイロン66からなる合成樹脂製ボタン1の表面に、金色の 塗料をスプレー塗布し、顔料着色層2を形成し、更に、その上にポリウレタン系 の樹脂からなるクリアラッカーをスプレー塗布し、透明樹脂層3を形成したもの である。 このボタンは、表面に凹凸模様のあるものでありながら、スプレー塗装により 、顔料着色層2を形成しているため、経済的かつ均一な着色が可能であり、しか も、その上には耐熱及び耐溶剤性に優れたポリウレタン樹脂からなる樹脂層3を 形成しているため、耐磨耗性に優れ、また、アイロン掛けやドライクリーニング 等においても、品質に変化のない、非常に扱い易い製品となった。
【0007】 図2の如く、表面の凹凸模様の異なる4種のボタンA〜Dを準備し、それらの 物性試験をした。その結果を表1に示す。 なお、ボタンA〜Dはいずれも、図1の製品と同様の方法で製造されたもので あり、ボタンAとBは、共に約3mm幅の鱗状の螺旋模様(凸条の高さは約1mm) を有するものであり、また、ボタンCとDは、共に約1.5mm幅の鱗状の螺旋模様 (凸条の高さは約0.5mm)を有するものである。ボタンAとCの着色層2を銀色 の塗料で形成し、ボタンBとDの着色層2を金色の塗料で形成した。
【0008】
【表1】
【0009】 表1に示されるように、本考案のボタンA〜Dがいずれも、耐洗濯性、耐熱性 、耐ドライクリーニング性に優れるものであり、非常に実用性あるものであった 。
【0010】
本考案のボタンは、塗料の塗布による鮮明な着色層を有するものであるが、そ の表面が耐熱及び耐溶剤性に富んだ透明皮膜で覆われているため、アイロン掛け や洗濯、ドライクリーニング等によって侵されることなく、耐久性よく使用でき る。
【図1】本考案の一例の断面図である。
【図2】実施例で試験したボタンA〜Dの平面図であ
る。
る。
1 ボタン 2 着色層 3 樹脂層
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂製のボタンであって、表面に顔
料着色層を形成し、該着色層上に耐熱性の透明樹脂層が
形成されていることを特徴とするボタン。 - 【請求項2】 上記合成樹脂製のボタンがナイロン製で
あり、上記透明樹脂層がポリウレタン系樹脂からなるこ
とを特徴とする請求項1のボタン。 - 【請求項3】 上記顔料着色層が金又は銀色の塗料から
なるものであることを特徴とする請求項2のボタン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009962U JP3022081U (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | ボタン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1995009962U JP3022081U (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | ボタン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3022081U true JP3022081U (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=43157402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1995009962U Expired - Lifetime JP3022081U (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | ボタン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3022081U (ja) |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP1995009962U patent/JP3022081U/ja not_active Expired - Lifetime
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3022081U (ja) | ボタン | |
US4295347A (en) | Simulated gem | |
KR20000017827A (ko) | 피혁 표면의 다색무늬 형성 방법 | |
US5342670A (en) | Process for simulating a chaotic pattern on a surface by applying to the surface a nonuniform multilayered coating | |
JPH05200964A (ja) | 装飾体及びその製造方法 | |
CN219382032U (zh) | 一种涂色本 | |
JPH03226594A (ja) | アルミニウム又はアルミニウム合金材の斑点状模様の塗装方法及び塗装材 | |
JPH03253437A (ja) | 着色モール及びその製造方法 | |
JPS59109384A (ja) | プラスチツクの表面装飾方法 | |
JPH0228675B2 (ja) | Emoyoojusurushatsutaanoseiho | |
JPS6025280B2 (ja) | 木製化粧板の製造方法 | |
CN207979121U (zh) | 一种植绒喷色啪钮 | |
US1797619A (en) | Ornamental button | |
JPS5943224B2 (ja) | 装飾版の製造方法 | |
JPS6026039A (ja) | 着色方法 | |
ATE18442T1 (de) | Verfahren zur herstellung eines gegenstandes mit einem metallglanzeffektpigmente enthaltenden lackueberzug, nach diesem verfahren hergestellte gegenstaende und die verwendung von interferenzpigmenten hierfuer. | |
US6932881B2 (en) | Method of three dimensional surface coating | |
JPH04219300A (ja) | 模様付き物品の製造方法 | |
JP3955159B2 (ja) | 窯業系建築用板材の化粧方法 | |
JPS6112898A (ja) | 装飾体の製造方法 | |
JP2001205172A (ja) | プラスチック製成型品の着色方法 | |
JPS5520650A (en) | Pattern forming method | |
JPH04367603A (ja) | スライドファスナー用ファスナーエレメント | |
JPH058582U (ja) | マスキングシートを併設した転写マーク | |
JPH07251600A (ja) | 金粉銀粉模様を有する装飾物とその製造方法 |