JP3022076U - 埋設物確認用標識シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 等間隔に折り重ねる部分を設けた標識シート
本体に、埋設物の種類を示す文字の全体を一連に表わ
す。 【解決手段】 埋設物の種類を示す文字６における各文
字６ａ，６ｂを適宜の距離をおいて表示する。そして標
識シート本体５を各文字６ａ，６ａの中間位置において
折り重ねるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は地中に埋設する水道管、ガス管、電力ケーブル、通信ケーブル等の各 種埋設物の上部に埋設し、掘削工事の際に誤って埋設物を破損する事故を防ぐた めの埋設物確認用標識シートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

地中には水道管やガス管、更にはケーブルや通信ケーブルといったものが多数 埋設されている。そこで掘削工事の際に誤ってこれらのものを破損することがな いようにするために、従来図４乃至図６に示した埋設物確認用標識シートが用い られてきた。

【０００３】 それは、標識シート本体１の長さ方向に沿って埋設物の種類を示す文字２、例 えば「水道管注意」「ガス管注意」「消火管注意」等を表示し、また標識シート 本体１を等間隔に所要の幅Ｗ宛折り重ね、更にその折り重ねた状態を、標識シー ト本体１に長さ方向に引っ張る相当な力が加わったときに解ける程度に熱融着３ 等の手段によって保持してなるものである。そしてまた、それは図４に示す如く 水道管等の埋設物４の上部３０〜６０cmの位置に埋設するものである。

【０００４】 尚、標識シート本体１に等間隔に折り重ねる部分をつくる理由は、掘削時にパ ワーショベル等が引っ掛かったときに、この折り重ねた部分が解けて伸びるよう にして、切断を防ぐことにある。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

斯かる従来の標識シートにあっては、図６に示す如く埋設物の種類を示す文字 ２が標識シート本体１の折り重ねた部分によって所所隠れてしまい、掘削工事の 際に該標識シートが地中からあらわれたときに、埋設物の種類を直ちに判別する ことができないといった問題点があった。勿論パワーショベル等によって引っ掛 けられて折り重ねた部分が解ければそういった問題は起こらないが、必ずしもパ ワーショベル等に引っ掛けられるとは限らない。

【０００６】 そして、このように埋設物の種類を示す文字２が所所隠れてしまうのは、印刷 によって表示する各文字２ａ，２ａの配置と標識シート本体１の折り重ねる位置 との関係を全く無視しているからである。

【０００７】 本考案は上記の点に鑑みなされたものであって、埋設物の種類を示す文字にお ける各文字の配置と標識シート本体の折り重ねる位置との関係を調整することに より、埋設物の種類を示す文字の全体を一連に表わすことができるようになした 標識シートを提供せんとするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

而して、本考案の要旨は、埋設物の種類を示す文字を標識シート本体の長さ方 向に沿って表示し、標識シート本体を適宜の間隔で所要の幅宛折り重ね、更に該 折り重ねた状態を、標識シート本体に長さ方向に引っ張る相当な力が加わったと きに解ける程度に熱融着等の手段によって保持してなる埋設物確認用標識シート において、前記埋設物の種類を示す文字における各文字を適宜の距離をおいて表 示すると共に、標識シート本体を各文字の中間位置において折り重ねるようにな したことを特徴とする埋設物確認用標識シートにある。

【０００９】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図１は要部の斜 視図、図２は正面図、図３は折り重ねる前の状態の正面図である。

【００１０】 図中、５は標識シート本体であり、材質や幅等は従来品と同様である。６は前 記標識シート本体１にその長さ方向に沿って表示した埋設物の種類を示す文字で ある。また、該埋設物の種類を示す文字６は、各文字６ａ，６ａを適宜の距離を おいて表示する。また、標識シート本体１には、従来品と同様に、該埋設物の種 類を示す文字６の他に、例えば「この下に水道管あり、立合いを求めて下さい。 」等の文字を表示してもよい。

【００１１】 そして前記標識シート本体５は前記埋設物の種類を示す文字６における各文字 ６ａ，６ａの中間位置において折り重ねている。７は折り重ねた部分であり、８ ，９は折る位置を示す。尚、折り重ねた部分７の幅Ｗ′は従来品と同様でよい。 １０は熱融着部分である。

【００１２】

【考案の効果】

本考案は上記の如く構成したから、埋設物の種類を示す文字の全体を一連に表 わすことができる。したがって、掘削工事の際に地中からあらわれたとき、作業 者に埋設物の種類を直ちに判別させることができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の要部の斜視図である。

【図２】本考案の要部の正面図である。

【図３】本考案の折り重ねる前の状態の正面図である。

【図４】従来品の斜視図である。

【図５】従来品の側面図である。

【図６】従来品の正面図である。

【符号の説明】

５ 標識シート本体 ６ 埋設物の種類を示す文字 ７ 折り重ねた部分 ８，９ 折る位置 １０ 熱融着部分

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 埋設物の種類を示す文字を標識シート本
   体の長さ方向に沿って表示し、標識シート本体を適宜の
   間隔で所要の幅宛折り重ね、更に該折り重ねた状態を、
   標識シート本体に長さ方向に引っ張る相当な力が加わっ
   たときに解ける程度に熱融着等の手段によって保持して
   なる埋設物確認用標識シートにおいて、前記埋設物の種
   類を示す文字における各文字を適宜の距離をおいて表示
   すると共に、標識シート本体を各文字の中間位置におい
   て折り重ねるようになしたことを特徴とする埋設物確認
   用標識シート。