JP3021600B2 - 視線検知装置付きカメラ - Google Patents

視線検知装置付きカメラ

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JP3021600B2 JP2281809A JP28180990A JP3021600B2 JP 3021600 B2 JP3021600 B2 JP 3021600B2 JP 2281809 A JP2281809 A JP 2281809A JP 28180990 A JP28180990 A JP 28180990A JP 3021600 B2 JP3021600 B2 JP 3021600B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、撮影者の視線を検知して被写体の対象を検
出する視線検知装置付きカメラに関するものである。
[従来の技術] 従来、被写体の撮影対象を決める方法として、ファイ
ンダ内の中心付近の枠内にあるものが撮影対象であると
してそこまでの距離を検出したり、その部分の明るさを
検出したりすることが行われていた。しかし、この方法
によると自由なフレーミングができないので、近年は撮
影者の視線を検出して、視線の方向から撮影対象を決め
る方法が特開平−211511号公報等に開示されている。こ
れは、赤外線等の光で撮影者の眼球を照明し、その反射
光を検出して視線を検出するものである。
[発明が解決しようとする課題] しかしながらこのような従来の方法は、撮影者が裸眼
で、かつ眼球から十分な反射光が得られる位置に撮影者
の眼球がくれば視線を検知することが可能となるが、撮
影者が眼鏡を使用していた場合、あるいは眼球位置がフ
ァインダから離れた場合等は、眼球からの反射光量が不
足し、視線検知の精度が下がるという課題があった。
また、光電変換素子としてCCDを用いると、その蓄積
時間を変えることによって光量不足を補う手段もある
が、この場合は視線検知の繰り返し周期が低下してしま
う。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたもので、安
定した視線検知を可能にすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] このような課題を解決するために本発明は、初期設定
された照明用のLEDの電流量における、眼球の反射光の
ピーク出力から視線検知の精度を判断し、視線検知に足
りる反射光を得られるように電流量を制御し、予め決め
られた電流量に達しても、なお視線検知に足りる反射光
が得られなければ撮影者にその旨の警告を発するもので
ある。
[作用] 眼球の反射光量に応じて照明光量を可変とするため、
安定した視線検知が可能になる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
図において10はCPUからなる制御装置であり、後述の視
線検知装置の光電変換出力から注視点方向を算出するよ
うになっている。またこの光電変換出力から視線検知機
能が使用可能の状態か否かを判断するようになってお
り、この判断結果に応じて眼球照明光の強度を制御する
ようになっている。さらに視線検知が可能と判断された
場合、これを撮影者に警告する警告装置の制御を行うよ
うになっている。
11は照明、集光、光電変換の手段からなる視線検知装
置、12は警告装置であり、制御装置10で照明光の強度を
切り換えても視線検知情報の信頼度が低いと判断された
場合、撮影者に検出不能の旨を知らせるようになってい
る。13はファインダ装置である。
第2図は視線検知装置の構成であり、21は撮影者の眼
球、22は接眼レンズ、23は照明装置であり、撮影者にと
ってまぶしくないように赤外LEDを用いている。24は照
明光学系であり、接眼レンズ22と相まって、眼球全体を
一様に照明させるようになっている。25は眼球照明用の
赤外光を反射し、可視光を透過する波長選択ミラーで構
成されている。26は赤外光を透過、反射するハーフミラ
ーであり、赤外光に対する後述の光電変換素子の利得を
最大にするため、反射率、透過率とも50%程度に設定す
ることが望ましい。27は眼球からの反射光を光電変換す
る光電変換素子であり、CCDまたはSPD等を用いる。28は
集光用光学系であり、接眼レンズ22と相まって、眼球反
射像を光電変換素子27上に再結像させるものである。こ
の光電変換出力はCPUからなる制御装置10のA/D変換器に
より反射光強度分布を知ることができる。
第3図は眼球反射光の強弱による光電変換素子の出力
例である。眼球からの反射光はブルキンエ像と呼ばれ、
集光用光学系28により、光電変換素子27上に輝点を結像
する。公知の技術にあるように、この輝点の位置を知る
ことで眼球の回転量、すなわち注視点位置を知ることが
できる。そこで、この輝点の位置を特定するためには、
輝点を弁別し、かつ十分な位置分解能が得られる輝点の
出力高さが求められる。
もし、第3図(a)のように、この輝点の出力高さP
が予め定めた出力高さの下限限界値Pl以上であれば、視
線検知情報としての信頼性があると判断できる。輝点の
出力高さPが第3図(b)のようにPlよりも低ければ、
視線検知情報としての信頼性に欠けると判断できる。
ここでは視線検知情報の信頼性判断基準として下限限
界値Plのみを用いたが、第3図(c)のように、上限限
界値Phを併設しても良い。これは光電変換出力が高すぎ
た場合、出力値が飽和し、輝点の位置が不正確になるの
を避けるためである。信頼性が低い場合は第5図で後述
するように、照明用LEDの電流を増加する。
第4図は制御装置の指示により照明用LEDへの電流量
を可変する回路例である。第4図(a)の場合について
説明すると、光電変換素子27はCCDまたはSPD等により構
成され、受光した光に対応した電圧として出力するイン
ターフェイス回路も含む。光電変換素子27より出力され
た電圧はCPU10内のA/D変換回路に供給される。また、照
明用LED23の光強度はそれに流れる電流により決められ
るが、演算増幅器30により電流は制御される。その演算
増幅器30はD/A変換回路31の電圧出力によって制御され
る。
D/A変換回路31に入力されるデジタル値はCPU10から供
給され、光電変換素子27からの入力値が低い場合、LED2
3の光強度を増すようにD/A変換回路31に対してデジタル
値を設定する。
第4図(b)の場合を説明すると、基本的には第4図
(a)と同じであるが、LED23に与える電流値を連続可
変とするのではなく、CPU10がスイッチング手段(トラ
ンスミッションゲート等)を選択的にスイッチングして
負荷抵抗を変えるようになっている。連続可変ではない
が、第4図(a)のものよりも簡便にすることができ
る。
第5図は照明用のLEDの電流量の制御動作を示すアル
コリズムの例である。電流制御のアルゴリズムはCPU10
にプログラムされた視線検知アルゴリズムのサブプログ
ラムに当り、視線検知周期に応じて、第5図のステップ
100から開始する。ステップ101では予め記憶されたデー
タに基づき、LED電流I dを初期設定するステップ、102
では設定されたLED電流I dでLEDを発光させる。眼球か
らの反射光を受けた光電変換素子のA/D変換出力からの
出力の最大値Pを検出する。ステップ103では予め記憶
された限界値Plと、最大値Pの大小関係を比較する。も
しこの結果、P>Plならば視線検知情報として十分信頼
できるとして、先のA/D変換出力から注視点位置の算出
プログラムに移り、電流制御プログラムステップ104で
終了する。
もし、P<Plなら、ステップ105に移り、電流量の変
更量を算出する。ステップ103の判断式としてP>Plの
みを用いているが、これ以外にも不限限界値Plと上限限
界値Phを併設して、最大値Pがこれら2値の間にあると
きにステップ104で終了するようにしても良い。ステッ
プ105では予め記憶された出力最大値の目標値Ptと最大
値Pの比Pt/PをLED電流量I dに乗じて、以後のLED電流
量I dを算出する。
ステップ106では予め記憶された最大LED電流量I thと
ステップ105で更新された電流I dとを比較する。ここで
もし電流I dが電流I thより小さい場合は、ステップ102
に移り、LED電流量I dで発光を行う。
もし電流I dが電流I thより大きければ視線検知は不
能と判断してステップ107の検出不能処理に移る。これ
は不必要に赤外光を眼球に照射することを避けるためで
ある。ステップ107では撮影者に視線検知が不能である
ことを知らせるために警告を発する。警告にはブザーを
用いたり、ファインダ内部に警告灯を点灯または点滅さ
せると良い。これらの処理はCPU10で制御される。
第4図および第5図では電流量を可変にしてLED発光
量を制御したが、発光量を制御する手段としてはこれ以
外にLEDをパルス発光させても良い。制御手段としては
電流オン、オフの繰り返し周期可変とする方法や、電流
のオン時間、オフ時間のデューティ比を可変とする方法
がある。ただし、これらの制御手段は光電変換素子にCC
Dのような電荷蓄積型素子を用いる場合に限られる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は、撮影者の目からの反射
光撮影者が眼鏡をつけていたり、眼球がファインダから
離れたりして視線検知に必要な眼球からの反射光量が不
足した場合、眼球照明光の強度が所定値以上となるよう
に制御し、制御不能の場合は警告を発するようにしたの
で、安定した視線検知が可能になり、視線検知機能が使
用できない場合も撮影者にそのことを知らせるので、撮
影の失敗がないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は視線検知装置の構成を示す図、第3図は撮影者の目か
らの反射光強度を表すグラフ、第4図は照明光を制御す
る回路の回路図、第5図は第1図の動作を示すフローチ
ャートである。 10……制御回路、11……視線検知装置、12……警告装
置、13……ファインダ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/28 - 7/38 G03B 13/02 - 13/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影者の眼を照明することにより眼からの
    反射光を光電変換した結果に基づいて撮影者の注視点方
    向を表す視線検知情報を出力する視線検知装置付きカメ
    ラにおいて、 光電変換出力に応じて照明光量を変更する制御回路を設
    けたことを特徴とする視線検知装置付きカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1において、予め決められたレベル
    まで照明光の強度を上げても光電変換出力が所定のレベ
    ルに達しない場合は、撮影者に警告を発する警告手段を
    備えたことを特徴とする視線検知装置付きカメラ。
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JP3297481B2 (ja) * 1992-10-29 2002-07-02 キヤノン株式会社 視線検出装置

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