JP3021446U - 簡易型乾式脱臭装置 - Google Patents

簡易型乾式脱臭装置

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JP3021446U
JP3021446U JP1995009130U JP913095U JP3021446U JP 3021446 U JP3021446 U JP 3021446U JP 1995009130 U JP1995009130 U JP 1995009130U JP 913095 U JP913095 U JP 913095U JP 3021446 U JP3021446 U JP 3021446U
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deodorant
casing
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deodorant accommodating
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JP1995009130U
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三夫 山口
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Sanwa Techno Co Ltd
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Sanwa Techno Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダストを発生させることなく脱臭剤の充填及び
交換作業を行う。収容部に複数種類の脱臭剤を収容可能
として複数の臭気成分をも効率良く脱臭する。ケーシン
グの周壁外表面に突出部を設けない。 【解決手段】内部に脱臭剤収容空間を有するケーシング
の下部に吸気口を設ける一方、上記ケーシングの上部に
上記脱臭剤収容空間を通過して脱臭された気流の排気口
を設けて成る簡易型乾式脱臭装置におけるものである。
脱臭剤収容空間に脱臭剤の詰められたネット地の充填袋
を多数堆積し、 上記ケーシングの上部にこの充填袋を
出し入れするための開閉蓋を取付けた。脱臭剤収容空間
と吸気口との間のケーシング下部空間には、均一上向流
を得る送風手段を配設する。脱臭剤収容空間は、複数層
に区分し、各層毎に異なる種類の脱臭剤の詰め込まれた
充填袋を堆積させても良い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は簡易的乾式脱臭装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来技術】
簡易的乾式脱臭装置の一般的な例を図2に示す。 この装置は、内部空間に脱臭剤の収容部Bが設けられた密閉型のケーシングA の下部に原ガスの吸引口Cを設ける一方、ケーシングAの上部に排気口Dを設け 、吸引口Cから吸引した悪臭成分を含む原ガスを脱臭剤収容部Bを通過させる間 に脱臭して排気口Dより排気するものである。脱臭剤収容部Bに近接するケーシ ング周壁面には、脱臭剤の抜出部Eが設けられ、またケーシングAの天板には脱 臭剤の投入部Fが形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、この従来装置の場合、脱臭剤の交換時に使用済みの脱臭剤を上記抜 出部Eから掻き出し、上記投入部Fから新しい脱臭剤をバラでそのまま充填する 構造であるために、作業中、ダストの発生が著しい。
【0004】 また、ケーシングAの周壁に抜出部Eが突設されているために、この突出部分 が周囲で作業する者などの邪魔になる。
【0005】 更には、脱臭剤収容部Bに上記したように脱臭剤をばらでそのまま充填せざる を得ないために、単一の装置では一種類の脱臭剤しか使用できない。この結果、 脱臭処理する臭気成分が限定されてしまう。
【0006】 本発明の目的は、ダストを発生させることなく脱臭剤の充填及び交換作業を行 え、収容部には複数の種類の脱臭剤を収容可能として複数の臭気成分をも効率良 く脱臭でき、しかもケーシングの周壁外表面に突出部を有しない、簡易的乾式脱 臭装置を提供することにある。
【0007】
【課題を達成するための手段】
本発明は上記した目的を達成するために、次の構成を備えた点に特徴がある。 すなわち、内部に脱臭剤収容空間を有するケーシングの下部に吸気口を設ける 一方、上記ケーシングの上部に上記脱臭剤収容空間を通過して脱臭された気流の 排気口を設けて成る簡易型乾式脱臭装置において、上記脱臭剤収容空間に脱臭剤 の詰められたネット地の充填袋を多数堆積し、 上記ケーシングの上部にはこの 充填袋を出し入れするための開閉蓋を取付けるようにしたものである。
【0008】 また、脱臭剤収容空間と吸気口との間のケーシング下部空間には、送風手段を 設け、送風手段が均一上向流を得るべく配設させても良い。 脱臭剤収容空間は、複数層に区分し、各層毎に異なる種類の脱臭剤の詰め込ま れた充填袋を堆積させることもできる。例えば2層に区分した場合には、下層に 、ゼオライトに硫酸アルミニウムあるいは硫酸亜鉛を担持させた吸着剤を詰め込 んで成る充填袋を堆積し、上層に、活性炭に硫酸アルミニウムあるいは硫酸亜鉛 を担持させた吸着剤を詰め込んで成る充填袋を堆積させるなどする。 上記した開閉蓋は、排気口を避けたケーシング上部に取付け、あるいは排気口 を備えるものとして形成しても良い。また、ケーシング自体は、中空であればそ の断面形状の如何を問わず、例えば矩形状あるいは円形状、楕円形状等であって も良い。
【0009】
【実施の最良の形態】
以下、本考案を図示した実施例に基ずいて詳説する。 図1は本考案の一実施例に係る装置の概念構成図である。図中符号1は装置本 体のケーシングで、防食処理を施したアルミ材、防錆処理を施したスチール材、 各種SUS材、あるいはポリエチレン、硬質塩ビ、FRPなどの合成樹脂材によ って断面矩形状に形成されている。ケーシングの形状や大きさ等は、悪臭成分を 含む被処理ガスの量などに応じて適宜設計される。
【0010】 ケーシング1の内部空間下部2には送風機3が設置され、その吸引口3aはケ ーシング1の周壁面下部に取り付けられた被処理ガスの吸気管4の内端4aに連 結されている。送風機3の送風口3bは、ケーシング1の内部空間上方に向けて 気流を送り出す。送風機の他、吸引ファンや送風ブロワーなどであっても同様に 実施される。
【0011】 ケーシング1の底部は開放され、周壁面下端に連設したフランジ状の縁部1a にアンカーを打ち込んで固定してある。もちろん、有底の構造や、固定式でなく 底板にキャスターを取り付けた移動式の構造であっても良い。ケーシングの周壁 面外表面は上記した吸気管4の外端4bを除いて何等の突出部を有していない。
【0012】 ケーシング1の上部開口には開閉蓋5が着脱自在に取付けられており、この開 閉蓋5のほぼ中央に排気口6が形成されている。開閉蓋5は、後述する充填袋を ケーシング内から出し入れするに支障のない大きさであれば上部開口全体を覆う ものでなくとも良い。排気口6は開閉蓋5を避けたケーシング上部位置に設ける こともできる。
【0013】 図中符号7はケーシング1の内部に設けられた脱臭剤収容空間で、送風機3を 設置した下部空間2とはパンチングメタル、金属ネットあるいは格子枠等から成 る通気性隔壁8によって隔たれている。この空間7には多数の充填袋9が集積さ れている。充填袋9は、例えば柔軟な合成樹脂製のネット地によって形成され、 一般的には内部に2〜3Kg程度の脱臭剤を収納可能な容積を有する。ネット地 の編み目の大きさは当然のことながら脱臭剤が通過し得ない程度とし、したがっ て脱臭剤の粒径等によって適宜選択される。
【0014】 脱臭剤には様々な物質を使用できる。例えば第一の脱臭剤として、天然ゼオラ イトを代表とする種々のゼオライトに硫酸アルミニウムあるいは硫酸亜鉛を担持 させた吸着剤が挙げられる。また第二の脱臭剤として、粒状あるいは成型市販活 性炭に硫酸アルミニウムあるいは硫酸亜鉛を担持させた吸着剤が用いられる。両 脱臭剤は、吸着剤の母体として通常流通品を用い、硫酸アルミニウムあるいは硫 酸亜鉛(または両者の混合物)の水溶液に浸漬後、母液分離を経て乾燥する最も 簡単な担持法を適用して製造される。
【0015】 脱臭剤収容空間7は堆積される充填袋9によって2層7a,7bに区分けされ ている。通気性隔壁8と接触する下層(前記送風機によって送られる気流の上流 側)7aには上記した第一の脱臭剤を収納した充填袋9aが全量で例えば110 Kg〜120Kgになる程度に積み上げられ、上層(上記気流の下流側)7bに は上記第二の脱臭剤を収納した充填袋9bが上部空間を残した位置まで全量で1 70Kg〜180Kgになる程度に積み上げられる。両層7a,7bの境界部は 各層の充填袋9a,9bが直接接触する構造としてあるが、両者間に着脱自在な 通気性の仕切り板を設ける構造であっても良い。仕切り板は、前記した隔壁とほ ぼ同様な素材が選定される。
【0016】 各層の厚みは、被処理ガスの成分や組成に応じて各層の充填袋9a,9bの数 を調整することにより行われる。例えば、水分(ドレイン)やミストなどが比較 的多量に含まれているガスの場合、あるいはNH3 (アンモニア)が相当量(2 0vol ppm以上)含まれている場合には下層7aを厚くする。また、油分や有機 化合物(炭化水素類、脂肪酸類等)が相当量含まれている場合には、上層7bを 厚くする。なお、脱臭剤収容空間7は、複数層に区分けしても良いが、区分けを 行うことなく同一脱臭剤による充填袋9を単層で堆積するようにしても良い。
【0017】 使用に際しては、先ず開閉蓋5を開けて下層用の充填袋9aを脱臭剤収容空間 7に投入し、所定の堆積量に達したところで上層用の充填袋9bを必要量投入す る。開閉蓋5を閉じて送風機3を作動させると、吸引管4を介して送られたガス は送風口3bから脱臭剤収容空間7の底部に向けて流れ、先ず、下層7aの充填 袋内の脱臭剤と接触してアンモニアや水分等が吸着され、一次脱臭される。下層 7aを通過したガスは上層7bの充填袋内の脱臭剤と接触し、対応する悪臭成分 等が吸着され、二次脱臭が行われて排気口6より外部に排出される。
【0018】 運転が継続して脱臭剤取り替えの必要が生じた場合には、開閉蓋5を開けて上 部より充填袋9を順次取り出し、新しい充填袋を上記と同様にして投入する。充 填袋は紐状の連結部材によって予めお互いを連結しておくことにより、取出し作 業が容易となる。取り出された充填袋内の吸着脱臭剤は再生使用される。
【0019】 本実施例では、脱臭剤として比較的に低廉な吸着剤を使用し、しかも再生後の 反復使用が可能であるから、例えば硫酸等の酸性成分や苛性ソーダ等の塩基性成 分を添着させた成型ペレット状の脱臭剤を使用する従来のものに比べて製作コス ト及びランニングコストも低く押さえることができる。また本実施例では、送風 機が脱臭装置のケーシングの下部空間に収容されているので、騒音防止や防水に 効果的である。なお、本装置は、一般的には処理風量が3〜20m3 /min程度の ものに対して実用的である。
【0020】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、脱臭剤収容空間に、脱臭剤が収納されたネ ット地の充填袋を多数堆積させ、これに悪臭ガスを通過させるようにしてあるの で、脱臭剤の出し入れのときにダストの発生を極力抑えることができるばかりで なく、その作業も能率良く行うことができる。
【0021】 また、脱臭剤の異なる複数種類の充填袋を上記収容空間にそれぞれ層状に堆積 させることができ、これにより、組成や物性の異なる各種悪臭ガスを単一の装置 で効率よく脱臭することができる。
【0022】 更に、上記充填袋の出し入れをケーシング上部の開閉蓋を開閉することによっ て行うようにしてあるので、ケーシングの周壁外表面に突出物をなくすことがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る脱臭装置の概念構成
図。
【図2】従来の一例に係る簡易的乾式脱臭装置の概念構
成図。
【符号の説明】
1・・・・・・・ケーシング 2・・・・・・・下部空間 3・・・・・・・送風機 4・・・・・・・吸気口 5・・・・・・・開閉蓋 6・・・・・・・排気口 7・・・・・・・脱臭剤収容空間 7a・・・・・・下層 7b・・・・・・上層 9(9a,9b)・・・・・・・充填袋

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に脱臭剤収容空間を有するケーシング
    の下部に吸気口を設ける一方、上記ケーシングの上部に
    上記脱臭剤収容空間を通過して脱臭された気流の排気口
    を設けて成る簡易型乾式脱臭装置において、 上記脱臭剤収容空間に脱臭剤の詰められたネット地の充
    填袋を多数堆積し、 上記ケーシングの上部に上記袋を出し入れするための開
    閉蓋を取付けた、 ことを特徴とする簡易型乾式脱臭装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の簡易型乾式脱臭装置にお
    いて、 前記脱臭剤収容空間と吸気口との間のケーシング下部空
    間に、送風手段が均一上向流を得るべく配設されてい
    る、 ことを特徴とする簡易型乾式脱臭装置。
  3. 【請求項3】前記脱臭剤収容空間が複数層に区分され、 各層毎に異なる種類の脱臭剤の詰め込まれた充填袋を堆
    積させた、 ことを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の簡
    易型乾式脱臭装置。
  4. 【請求項4】前記脱臭剤収容空間は2層に区分され、 下層にはゼオライトに硫酸アルミニウムあるいは硫酸亜
    鉛を担持させた吸着剤が詰め込まれた充填袋を堆積し、 上層には活性炭に硫酸アルミニウムあるいは硫酸亜鉛を
    担持させた吸着剤が詰め込まれた充填袋を堆積してあ
    る、 ことを特徴とする請求項3に記載の簡易型乾式脱臭装
    置。
  5. 【請求項5】前記開閉蓋に前記排気口が取付けられてい
    る、 ことを特徴とする請求項1もしくは請求項2に記載の簡
    易型乾式脱臭装置。
JP1995009130U 1995-08-07 1995-08-07 簡易型乾式脱臭装置 Expired - Lifetime JP3021446U (ja)

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