JP3021429B1 - 液体貯蔵所における在庫調整システム - Google Patents

液体貯蔵所における在庫調整システム

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JP3021429B1
JP3021429B1 JP10283705A JP28370598A JP3021429B1 JP 3021429 B1 JP3021429 B1 JP 3021429B1 JP 10283705 A JP10283705 A JP 10283705A JP 28370598 A JP28370598 A JP 28370598A JP 3021429 B1 JP3021429 B1 JP 3021429B1
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tanks
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信介 前芝
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Showa Kiki Kogyo Co Ltd
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Abstract

【要約】 【課題】 専用のポンプ設備を必要とせず、また既設タ
ンクへの適用を容易に行うことのできる液体貯蔵所にお
ける在庫調整システムを提供する。 【解決手段】 同液種の液体を貯蔵した複数のタンク
1,2を有する液体貯蔵所において、タンク1,2の既
存の配管3,4内にそれぞれ液体移送管9,10を挿通
し、移送管9,10どうしを連結し、その連結部及び液
体移送管9,10内を液体で充満させ、サイフォン作用
を利用して、タンク9,10内の在庫を均一にさせる。
このシステムにおいて、移送管の途中に手動バルブを設
けて、バルブの開閉操作によってサイフォン作用が働き
液面を任意に設定できる構成とすることができる。さら
に、前記バルブを自動バルブとし、タンクの在庫を検知
する在庫検知手段の信号を受けて、タンク在庫に一定以
上の差が生じた場合に自動バルブを開き、在庫が任意の
設定値になれば自動バルブを閉める構成とすることもで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の同油種タン
クを有する給油所その他の液体貯蔵所における既存の配
管内を使用した在庫調整システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来においては、複数のタンクを有する
給油所等においては、各タンクに給油管を介して1〜2
本の計量機を接続し、販売を行っていたが、計量機の設
置場所等により、車の入る頻度の高い計量機、頻度の低
い計量機があり、給油量に大きな差が生じている。給油
量の差は、そのままタンクの在庫に関係し、同じ10キ
ロリットル容量等のタンクでも、給油量の多い計量機と
接続されたタンクの在庫は急速に減少し、給油量の少な
い計量機と接続されたタンクはわずかしか減少しない。
ついには、片方のタンクの在庫は充分あるにも拘わら
ず、もう片方のタンクの在庫が無くなり、在庫のないタ
ンクに接続した計量機の使用ができず、使用可能な計量
機に車を誘導したり、在庫の無くなったタンクのためだ
けにタンクローリー車の手配をしたり、相当の無駄が生
じている。これを解消するために、従来、特公平7−3
7280号公報及び実開昭60−129395号公報に
あるような方法にて在庫の調整が行われている。
【0003】特公平7−37280号公報には、同油種
の油を貯留した2つのタンクを有する給油所において、
一方のタンクに接続する立ち上がり管内に、先端がその
タンクに垂下し、基端が立ち上がり管から外部に導出さ
れる吸引管を挿通し、この吸引管の基端に前記一方のタ
ンク内の油を吸引して他方のタンクへ供給を行う手段を
備えた在庫調整システムが開示されている。また、実開
昭60−129395号公報には、2基以上のタンク間
を汲揚パイプ分岐部で接続し、各汲揚パイプ分岐部が連
結された共通の汲揚パイプに逆止弁を設け、この逆止弁
を閉口し各タンクの上部に設けられた空気取り入れ口を
開口することにより前記各タンク相互を連結する汲揚パ
イプ分岐部で各タンクの液面の平衡を保つように構成し
た燃料タンク装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前掲の
特公平7−37280号公報に開示されたシステムは、
液体を吸引、供給する手段としてポンプが用いられてい
るが、専用のポンプ設備を設置しなければならない等、
設置に当たり相当の費用と設置場所を必要としている。
また、実開昭60−129395号公報に開示された装
置は、既設タンクに設置しようとしても、土間ハツリを
行う等大掛かりな工事となり、設置に当たり、かなりの
費用を必要としている。また、火気等を使用する工事と
なり、危険物の貯蔵タンクの場合、爆発等の危険性が強
く非常に危険である。そこで本発明が解決しようとする
課題は、専用のポンプ設備を必要とせず、また既設タン
クへの適用を容易に行うことのできる液体貯蔵所におけ
る在庫調整システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の液体貯蔵所における在庫調整システムは、
同液種の液体を貯蔵した複数のタンクを有する液体貯蔵
所において、前記タンクの既存の配管内に、先端部が各
タンクの底部に位置するようにそれぞれ挿通した液体移
送管と、これらの移送管の基端部どうしを各移送管内を
液体で充満させた状態で連通させる連通管とを設け、前
記連通管の途中に自動バルブを設けると共に、前記タン
クの在庫を検知する在庫検知手段を備え、この在庫検知
手段からの信号を受けて、タンク在庫に一定以上の差が
生じた場合に前記自動バルブを開き、サイフォン作用に
よって在庫が任意の設定値になれば自動バルブを閉める
構成としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に示す実施例を参照しながら具体的に説明す
る。図1は本発明の第1実施例を示すものである。本実
施例では、タンクが2基の場合を示している。図中1,
2はタンク、3,4は既存の配管、5,6は注油口、
7,8はアダプタ、9,10はアダプタ7,8を通して
既存の配管3,4内に挿通された液体移送管、11は液
体移送管9,10の地上に取り出した端部を連通させる
連通管である。この第1実施例において、タンク1と2
に液位差がある場合、それぞれの既存の配管3,4内に
挿通した液体移送管9,10と連通管11を介して液体
が連通するので、サイフォン作用により液位が同一とな
るまで、タンク1からタンク2に液体が流れ込む。
【0007】図2は本発明の第2実施例を示すものであ
る。この実施例では、連通管11の途中に手動バルブ1
2を設ける。これは、液体が石油やガソリンなどの危険
物液体の場合、消防によっては、常時サイフォンとなる
ことを許可しないこともあるので、必要時に手動バルブ
12を操作して液位の調整を行うようにしたものであ
る。この第2実施例において、連通管11の部分の手動
バルブ12は常時閉とし、タンク1とタンク2の在庫に
差が生じた場合、手動バルブ12を開き、サイフォン作
用により、タンク1からタンク2へ液体を移動させ、在
庫が一定または任意の設定値になったら手動バルブ12
を閉めるようにする。
【0008】図3は本発明の第3実施例を示すものであ
る。この実施例では、図2の第2実施例における手動バ
ルブ12の代わりに電気またはエアー等で駆動される自
動バルブ13を設けたものである。この第3実施例にお
いて、タンク1,2に設けられている在庫検知手段1
4,15によりタンク1,2内の在庫を液面指示計16
で常時監視し、在庫を制御盤17に送信する。制御盤1
7は、タンク1とタンク2の在庫の差が予め設定された
値以上になったときに自動バルブ13を開く信号を送信
する。自動バルブ13が開となれば、サイフォン作用に
よりタンク1からタンク2に液が移動する。タンク1と
2の在庫が同一になれば、液面指示計16から制御盤1
7に信号が送られ、制御盤17は自動弁13を閉とする
信号を出す。
【0009】この第3実施例の変形例として、タンク在
庫に一定以上の差が生じた場合に自動バルブ13を開
き、サイフォン作用によって液面指示計16からの信号
を受けて、在庫が任意の設定値になれば自動バルブ13
を閉める構成とすることができる。そのようにすること
により、例えばタンク1が使用頻度の高いタンクであ
り、タンク2が使用頻度の低いタンクであった場合に、
タンク1の在庫が少なくなった場合に自動バルブ13を
開けてまだ充分在庫があるタンク2からタンク1に液を
所定の量、例えば2キロリットル供給し、自動バルブ1
3を閉める。タンク1の在庫が例えば2キロリットルに
なったときに、タンクローリー車からタンク1に給油を
行う。このようにすることで、タンクローリー車からの
給油はタンク1のみで済み、給油の頻度を少なくするこ
とができる。
【0010】なお、第3実施例における在庫検知手段1
4,15としては、液面のレベルを計測するセンサ、タ
ンクの内容物の重量を計測するセンサ、タンク内の空間
容積を計測するセンサ、液面の高さを検知するフロート
式スイッチ等が使用でき、要するにタンク内の在庫を検
知できる手段であればどのような形式のものでも使用す
ることができる。
【0011】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば下記の
効果を奏する。 (1)既設の液体貯蔵所のタンクにも簡単に設置が可能
となった。 (2)大掛かりな工事が不要となり、使用者の費用負担
が大幅に軽減した。 (3)省スペースでの設置が可能となった。 (4)火気等を一切使用せずに設置が可能となり、非常
に安全に工事が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す構成図である。
【図2】 本発明の第2実施例を示す構成図である。
【図3】 本発明の第3実施例を示す構成図である。
【符号の説明】
1,2 タンク、3,4 既存の配管、5,6 注油
口、7,8 アダプタ、9,10 液体移送管、11
連通管、12 手動バルブ、13 自動バルブ、14,
15 在庫検知手段、16 液面指示計、17 制御盤

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同液種の液体を貯蔵した複数のタンクを
    有する液体貯蔵所において、前記タンクの既存の配管内
    、先端部が各タンクの底部に位置するようにそれぞれ
    挿通した液体移送管と、これらの移送管の基端部どうし
    を各移送管内を液体で充満させた状態で連通させる連通
    管とを設け、前記連通管の途中に自動バルブを設けると
    共に、前記タンクの在庫を検知する在庫検知手段を備
    え、この在庫検知手段からの信号を受けて、タンク在庫
    に一定以上の差が生じた場合に前記自動バルブを開き、
    サイフォン作用によって在庫が任意の設定値になれば自
    動バルブを閉める構成とした液体貯蔵所における在庫調
    整システム。
JP10283705A 1998-10-06 1998-10-06 液体貯蔵所における在庫調整システム Expired - Lifetime JP3021429B1 (ja)

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