JP3021416U - 電源箱 - Google Patents

電源箱

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JP3021416U
JP3021416U JP1995007231U JP723195U JP3021416U JP 3021416 U JP3021416 U JP 3021416U JP 1995007231 U JP1995007231 U JP 1995007231U JP 723195 U JP723195 U JP 723195U JP 3021416 U JP3021416 U JP 3021416U
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circuit breaker
supply box
plate
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JP1995007231U
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Inventor
道則 西ノ坊
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株式会社プレズン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電源箱の遮断器を操作し忘れたときに、作業者
が通電状態の接続端子に直接触れ、感電事故を誘発する
危険が大きく、安全に取り扱うことができる作業用の電
源箱が待望されていた。 【解決手段】蓋板2を有する電源箱本体1内に、透明樹
脂等の絶縁体で成形されていて、接続端子3を覆う大き
さを有する保護板7を兆番8により回動自在に設け、保
護板7の回動領域内に遮断器4の開閉動作を制御する制
御回路13の操作スイッチ13aを配置し、保護板7を
上方回動したときに、給電設備と接続端子3を結ぶ電流
供給路が遮断されるように配線する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、作業用や工事用の電力供給口として工場の構内等に設置される電源 箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種電源箱は、工場構内の壁面等に取り付けられ、作業用の設備等を稼働す るための電力供給口として用いられており、従来の電源箱は図5に示すように、 蓋板22を有する箱本体21内に、図示しない配電盤等の給電設備の末端部であ る接続端子23と、この接続端子23と給電設備との間の電流供給路の開閉を行 なう遮断器24を設置していた。 作業者は、先ず、把手22aを把持して電源箱の蓋板22を開け、作業設備の 電源ケーブルを箱本体21内に引き入れて接続端子23に接続し、次に遮断器2 4を操作して接続端子23に通電させて作業設備に電流を供給する。また、作業 終了後は、先ず、遮断器24を操作して電流供給路を遮断し、次にケーブルを接 続端子23から取り外し、蓋板22を閉じるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の電源箱は、接続端子23への電流の供給と停止を遮断器24の操作のみ で切換えるようになっており、而も接続端子23が箱本体21内で剥き出しとな っているから、前の作業者が遮断器24の遮断操作をし忘れたとき等に、後の作 業者が通電状態の接続端子23に触れて感電事故を引き起こす恐れがあり、非常 に危険であった。 このような事故を防止する手段としては、電源箱内に取り扱い手順を示す標識 や標語を表示したり、作業者同士が日頃から声を掛け合ったりして、作業者の取 り扱い意識を向上させる他にないが、取り扱いに熟知していない未経験者や作業 時間に余裕のない状況下では上記の如き遮断器24の操作のし忘れによる事故を 誘発する危険性が極めて高く、不注意に起因する事故を防止するための抜本的な 解決策ではなかった。
【0004】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、通電状態の接続端子に接触する危険がなく、誰でも 安全に取り扱うことができる電源箱を提供することにある。
【0005】
【課題を解決しようとするたの手段】
上記課題を解決するため、蓋板を有する箱本体内に、電線を介して配電盤等の 給電設備と接続する接続端子と、当該給電設備と接続端子間の電流供給路を遮断 する遮断器が設置された本考案の電源箱は、箱本体内に上記接続端子を開放又は 被覆する保護板を回動自在に設けると共に、スイッチ操作により上記遮断器内の 電流供給路を遮断する遮断回路を作動せしめる制御機構を設置し、且つ当該制御 機構の操作スイッチを上記保護板の回動動作に連動して作動するように配置し、 上記保護板を開放したときに制御機構が作動して上記遮断器の電流供給路が遮断 されるように構成したことを特徴としている。 保護板の裏面と箱本体に互いに係止可能な係止部材、好ましくは磁石と鉄等の 磁性体からなるものをそれぞれ設け、保護板の表面には保護板を回動するための 把手を設けることが好ましい。 また、箱本体内に、給電端子が通電しているときは点灯し、通電していないと きには消灯する表示ランプを設けることが好ましい。 保護板は、透光性を有する絶縁体で成形することが好ましい。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の好適な一実施形態を図1〜4に基づいて詳細に説明する。 図中、1は適宜な奥行きを有する箱本体、2は一側部において蝶番を介して箱 本体1の一側壁部に回動自在に取付けられた蓋板、3,4は箱本体1の背面板部 1aに固設された接続端子及び遮断器であり、接続端子3は電線を介して図示し ない配電盤等の電力供給設備と接続し、遮断器4は電力供給設備と接続端子3間 の電流供給路の開閉を行なう。
【0007】 5は箱本体1の背面板部1aから立設したスペーサ6,6,6,6により遮断 器4の操作面と略同一面となるように支持され、遮断器4の操作レバー4aを除 く遮断器4全体及び箱本体1内の略上半分の領域を覆うように設置された金属製 又は合成樹脂製の化粧板、7は箱本体1内の略下半分の領域を覆う大きさを有し 、その上端部において蝶番8,8を介して化粧板5の下端部に回動自在に取付け られた保護板である。保護板7は、上方回動したときに接続端子4を開放し、常 時は化粧板6と同一面を形成して接続端子4を被覆している。
【0008】 保護板7の裏面下部には鉄片9を固着してあり、常時はこの鉄片9が箱本体1 内に支持部材10を介して固設した磁石11に当接、且つ吸着していて、保護板 7が容易に開放しないようにしてある。また、保護板7の表面下部には把手12 を固着してある。鉄片9の代わりに他の磁性体を用いてもよく、鉄片9及び磁石 11の代わりに、互いに係合可能な他の係止部材を用いてもよい。
【0009】 保護板7及び把手12は、例えば塩化ビニル樹脂等の絶縁体により成形し、保 護板7は接続端子4の配線状況が容易に視認できるように透明又は半透明とする ことが好ましい。
【0010】 13は遮断器4の操作レバー4aとは独立して遮断器4を制御する制御回路で あり、遮断器4内の遮断回路に接続するリレー回路13aと前後摺動式の操作ス イッチ13bとを有し、操作スイッチ13bの接点オンでリレー回路13aを作 動し、遮断器4内の遮断回路を作動せしめるように設けてある。リレー回路13 aは遮断器4内又は遮断器4の近傍に設置し、操作スイッチ13bは操作杆13 cを保護板7の回動領域内に位置するように、箱本体1の背面板部1aに立設し てある。
【0011】 操作スイッチ13bは、常時は保護板7により抑圧されて操作杆13cは縮長 状態にあり、リレー回路13aは作動せず、遮断器4は操作レバー4aの操作に より電流供給路を開放又は遮断し得る。一方、保護板7を上方回動すると、操作 杆13cは伸長してリレー回路13aが作動し、操作レバー4aの操作にかかわ らず、電流供給路を遮断せしめるようになっている。
【0012】 操作スイッチ13bは、保護板7の回動動作に連動して動作可能であれば、各 種形状のスイッチを用いることができる。また、必ずしも保護板7との接触によ り作動するものに限られず、非接触の各種光学式センサー等を用いることができ る。なお、操作スイッチ13bは、誤動作防止のため、作業者が接続端子3に配 線作業をする際に手が触れにくい箇所、例えば保護板7の上端近傍に設置するの が好ましい。
【0013】 14は化粧板5に配設された表示ランプであり、遮断器4の開閉動作と連動さ せ、遮断器4が電流供給路を開放し、接続端子3が通電しているときは点灯し、 遮断器4が電流供給路を遮断し、接続端子3が通電していないときには消灯する ように配線してある。 表示ランプ14は、例えば赤色等の目につき易く、且つ見やすい色及び大きさ の各種ランプやLEDを用い、遮断器4の近傍に隣接させて設けることが好まし い。また、ランプカバーに「通電中」等の語句や情報を明示した銘板を配設する ようにしてもよい。
【0014】 かかる構成よりなる本例の電源箱は、以下の手順で取り扱われる。 設備稼働のため設備の電源ケーブルを接続する際に、作業者は、蓋板2を開け 、遮断器4が非作動状態であることを操作レバー4aの位置及び表示ランプ14 で確認し、保護板7を開けて電源ケーブルと接続端子3とを接続する。そして、 保護板7を閉めた後、遮断器4の操作レバー4aを操作して接続端子3を通電さ せ、さらに蓋板2を閉めてから設備稼働し、作業を行なう。
【0015】 この場合、万一、作業者が遮断器4の確認を怠り、接続端子3が通電していた としても、保護板7を開いた瞬間に操作スイッチ13bを介して制御回路13が 作動し、遮断器4が電流供給路を自動的に遮断するので、ケーブル接続作業の際 に感電事故を引き起こす恐れがなく安全である。また、保護板7が閉まっている 状態では、接続端子3等の通電箇所に直接手が触れる危険性が全くなく、作業者 が電源箱の取り扱いに熟知していない場合にも、事故を引き起こす恐れがない。
【0016】 作業終了後は、設備を停止させ、蓋板2を開けて遮断器4を操作し、電流供給 路を遮断してから保護板7を開け、電源ケーブルを接続端子3から取り外し、こ れを電源箱から引き出す。この場合、蓋板2を開けた状態で接続端子3は通電し ているが、上記のように保護板7が閉まっているため通電箇所に直接手が触れる 危険性が全くなく安全である。
【0017】 このようにして、本例の電源箱によれば、蓋板2を開いた状態で、通電状態の 接続端子に直接触れる危険性が全くなく、万一、前の作業者が遮断器4の操作を し忘れた場合にも、電源ケーブルを接続するために保護板7を開けた際に、自動 的に電流供給路が遮断されるように構成してあるので、安全性が極めて高く、従 来の如き利用者の不注意等に起因する感電事故の発生を効果的に防止することが できるものである。
【0018】 また、保護板7は、化粧板5と略同一平面を成す位置に到った状態で鉄片9が 磁石11に吸着されて当該位置に確実に保持され、当該位置で接続端子3全体を 被覆すると共に操作スイッチ13bを抑圧して制御回路13を正確に作動せしめ 、また、把手12を把持して押引し、鉄片9と磁石11との吸着を解けば、当該 位置から任意角度に手軽に回動させることができるので、操作を円滑に進めるこ とができる。
【0019】 さらに、化粧板5に接続端子3が通電されているか否かを表示する表示ランプ 14が設けてあるので、作業者は通電状態を容易に把握することができると共に 、視覚を通じて作業者の注意を引き、誤操作防止の喚起を促すことができる。
【0020】
【考案の効果】
以上のように、本考案の電源箱は、通電状態の端子に直接手が触れる危険性が 全くなく、また、万一、遮断器の操作をし忘れた場合にも、保護板を開ければ電 源ケーブルと接続端子との接続作業の際に、自動的に電流供給路が遮断されるよ うに構成してあるので、安全性が極めて高く、従来の如き利用者の不注意等に起 因する感電事故の発生を効果的に防止することができるものである。
【0021】 保護板は、その裏面に固着した鉄片と箱本体に設けた磁石との吸着により、或 いは他の係止部材同士の係合により、当該位置に確実に保持され、当該位置で接 続端子全体を閉塞すると共に操作スイッチを抑圧して制御回路を正確に作動せし め、また、その表面に設けた把手を押引して鉄片と磁石との吸着を容易に解き、 任意角度に手軽に回動させることができ、操作を円滑に進めることができる。
【0022】 また、接続端子が通電されているか否かを表示する表示ランプが設けてあるの で、通電状態を容易に把握することができると共に、視覚を通じて利用者の注意 を引き、誤操作防止の喚起を促することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電源箱の一実施例の蓋板を開けた状態
の正面図である。
【図2】図1の電源箱の略縦断面図である。
【図3】図1の電源箱の保護板と制御回路の操作スイッ
チの配置状態を示す図である。
【図4】図1の電源箱の配線図である。
【図5】従来の電源箱を示す、(A)は正面図、(B)
は略縦断面図である。
【符号の説明】
1 箱本体 2 蓋板 3 接続端子 4 遮断器 7 保護板 12 把手 13 制御回路 14 表示ランプ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋板を有する箱本体内に、電線を介して
    配電盤等の給電設備と接続する接続端子と、当該給電設
    備と接続端子間の電流供給路を遮断する遮断器が設置さ
    れた電源箱において、箱本体内に上記接続端子を開放又
    は被覆する保護板を回動自在に設けると共に、スイッチ
    操作により上記遮断器内の電流供給路を遮断する遮断回
    路を作動せしめる制御機構を設置し、且つ当該制御機構
    の操作スイッチを上記保護板の回動動作に連動して作動
    するように配置し、上記保護板を開放したときに制御機
    構が作動して上記遮断器の電流供給路が遮断されるよう
    に構成したことを特徴とする電源箱。
  2. 【請求項2】 保護板の裏面と箱本体に互いに係止可能
    な係止部材をそれぞれ設け、保護板の表面に保護板を回
    動するための把手を設けた請求項1に記載の電源箱。
  3. 【請求項3】 係止部材の一方は磁石、他方は鉄等の磁
    性体である請求項2に記載の電源箱。
  4. 【請求項4】 接続端子が通電しているときは点灯し、
    通電していないときには消灯する表示ランプを箱本体に
    設けた請求項1〜3の何れかに記載の電源箱。
  5. 【請求項5】 保護板を、透光性を有する絶縁体で形成
    した請求項1〜4の何れかに記載の電源箱。
JP1995007231U 1995-07-14 1995-07-14 電源箱 Expired - Lifetime JP3021416U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013240134A (ja) * 2012-05-11 2013-11-28 Shindengen Electric Mfg Co Ltd 収容構造
JP5852201B1 (ja) * 2014-09-18 2016-02-03 日本電気株式会社 感電保護構造及び方法
CN109546552A (zh) * 2018-05-21 2019-03-29 镇江京润农电有限公司 农用自断电电源箱

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