JP3021397U - レール取付け用のブラケット - Google Patents

レール取付け用のブラケット

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JP3021397U JP1995006292U JP629295U JP3021397U JP 3021397 U JP3021397 U JP 3021397U JP 1995006292 U JP1995006292 U JP 1995006292U JP 629295 U JP629295 U JP 629295U JP 3021397 U JP3021397 U JP 3021397U
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清 植田
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エスエム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】適宜固定部に対してブラケット本体のみを固定
でき、レールの取付け作業及び取外し作業が容易に行な
えるレール取付け用のブラケットを提供する。 【構成】シングルブラケットを構成するブラケット本体
を天井部の取付け面に押付け、係止部材の操作窓とブラ
ケット本体の取付け孔とを介して取付けネジを天井部の
取付け面に螺合した後、係止部材の操作窓を介してブラ
ケット本体の取付け孔に挿通した取付けネジを回動操作
具により直接回動操作することで、天井部の取付け面に
対してブラケット本体を独立して締付け固定することが
できる。且つ、係止部材のみを板バネ又はコイルスプリ
ングに抗して前後動させるので、ブラケット本体とカー
テンレールとの取付け位置が可変調節でき、カーテンレ
ールの取付け作業及び取外し作業が容易に行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、天井部、窓部、壁部等を構成する適宜固定部の取付け面 にレールを架設するときに用いられるレール取付け用のブラケットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような天井部の取付け面に対してカーテンレールを架設する場 合、例えば、図5、図6に示すように、シングルブラケット11を構成するブラ ケット本体12の下面側に係止部材13を嵌込み、ブラケット本体12に形成し たネジ孔12bと、係止部材13に形成した長孔13bとを連通して締付けネジ 14により一体的に組付ける。ブラケット本体12の上面側を天井部Aの取付け 面Aaに押付けた後、ブラケット本体12の後端側に形成した取付け孔12cと 、係止部材13に形成した長孔13cとを介して、天井部Aの取付け面Aaに取 付けネジ15を鉛直に螺合して締付け固定する。この後、ブラケット本体12の 前端側に形成した係止爪12aにカーテンレール16の一側上縁部16aを係止 し、ブラケット本体12の後端側に取付けた係止部材13を板バネ13dに抗し て後退させ、係止部材13の前端側に形成した本止め爪13aにカーテンレール 16の他側上縁部16bを係止する取付け方法がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のように天井部Aの取付け面Aaに対してシングルブラケット1 1を予め固定した場合、ブラケット本体12とカーテンレール16との取付け位 置を設定及び調節することが難しく、ブラケット本体12の取付け孔12c及び 係止部材13の長孔13cを介して取付けネジ15を天井部Aの取付け面Aaに 螺合すると、ブラケット本体12と係止部材13とが一体的に固定され、ブラケ ット本体12とカーテンレール16とを組付けることが困難となる。取付けネジ 15を緩めるとブラケット本体12の取付け位置が変位するので、カーテンレー ル16の取付け作業に手間及び時間が掛かるという問題点を有している。
【0004】 また、シングルブラケット11とカーテンレール16とを予め固定した場合、 ブラケット本体12の前端側に形成した取付け孔12dがカーテンレール16に より覆い隠されてしまうため、ブラケット本体12の取付け孔12c及び係止部 材13の長孔13cを介して取付けネジ15を天井部Aの取付け面Aaに螺合す ることで、各部品を一体的に組付けた状態のまま天井部Aの取付け面Aaに対し て固定することができるが、ブラケット本体12と係止部材13とが取付けネジ 15により一体的に固定されてしまい、カーテンレール16の取付け位置を可変 調節することができない。取付けネジ15を緩めるとブラケット本体12及びカ ーテンレール16の取付け位置が変位するので、カーテンレール16の取付け作 業に手間及び時間が掛かるという問題点を有している。
【0005】 この考案は上記問題に鑑み、係止部材の操作窓を介して、ブラケット本体の取 付け孔に挿通した固定部材を回動操作具により直接回動操作することにより、適 宜固定部の取付け面に対してブラケット本体のみを独立して固定できるレール取 付け用のブラケットの提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、上記ブラケット本体の下面側に、該ブラケット本体に 取付けた係止部材の上面側と対向して固定部材を挿通するための取付け孔を形成 し、上記係止部材の下面側に上記ブラケット本体の取付け孔に挿通された固定部 材を回動操作具により回動操作するための操作窓を形成すると共に、上記操作窓 を上記ブラケット本体の取付け孔に挿通された固定部材との接触が回避される大 きさに形成したレール取付け用のブラケットであることを特徴とする。
【0007】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記ブラケット本 体の下面側に、該ブラケット本体に取付けた係止部材の上面側と対向して固定部 材を螺合するためのネジ孔を形成し、上記係止部材の下面側に上記ブラケット本 体のネジ孔と連通して取付け孔を形成したレール取付け用のブラケットであるこ とを特徴とする。
【0008】 請求項3記載の考案は、上記請求項1又は2記載の構成と併せて、上記係止部 材の上面側に上記ブラケット本体の取付け孔と対向して切欠き部を形成し、上記 係止部材の切欠き部と操作窓とを連通して形成すると共に、該切欠き部を上記ブ ラケット本体の取付け孔に挿通された固定部材との接触が回避される大きさに形 成したレール取付け用のブラケットであることを特徴とする。
【0009】 請求項4記載の考案は、上記請求項1,2又は3記載の構成と併せて、上記ブ ラケット本体の下面側に、上記レールの上面側と対向して固定部材を挿通するた めの取付け孔を形成したレール取付け用のブラケットであることを特徴とする。
【0010】 請求項5記載の考案は、上記請求項1,2,3又は4記載の構成と併せて、上 記弾性部材を、上記レールの他側縁部に対して係止部材が係止される方向に弾性 を付与する板バネで構成したレール取付け用のブラケットであることを特徴とす る。
【0011】 請求項6記載の考案は、上記請求項1,2,3又は4記載の構成と併せて、上 記弾性部材を、上記レールの他側縁部に対して係止部材が係止される方向に弾性 を付与するコイルスプリングで構成したレール取付け用のブラケットであること を特徴とする。
【0012】
【作用】
請求項1記載のレール取付け用のブラケットは、適宜固定部の取付け面にブラ ケット本体の上面側を押付け、係止部材に形成した操作窓と、ブラケット本体に 形成した取付け孔とを介して、例えば、ネジやボルト等の固定部材を適宜固定部 の取付け面に螺合すると共に、係止部材の操作窓を介してブラケット本体の取付 け孔に挿通した固定部材を回動操作具により直接回動操作することで、適宜固定 部の取付け面にブラケット本体を独立して締付け固定できる。且つ、係止部材の みを弾性部材に抗して前後動させるので、ブラケット本体とレールとの取付け位 置が可変調節でき、レールの取付け作業及び取外し作業が容易に行える。
【0013】 請求項2記載のレール取付け用のブラケットは、上記請求項1記載の作用と併 せて、係止部材に形成した取付け孔を介して、ブラケット本体のネジ孔に螺合し た固定部材を回動操作具により回動操作することで、カーテンレールの両側縁部 に対してブラケット本体の係止爪と、係止部材の本止め爪とを係止した状態に締 付け固定することができる。
【0014】 請求項3記載のレール取付け用のブラケットは、上記請求項1又は2記載の作 用と併せて、ブラケット本体の取付け孔と対向して係止部材の上面側に切欠き部 を形成することで、係止部材を弾性部材に抗して前後動させたとき、ブラケット 本体の取付け孔に挿通した固定部材と係止部材との接触が回避され、係止部材に よる係止固定及び係止解除が円滑に行える。
【0015】 請求項4記載のレール取付け用のブラケットは、上記請求項1,2又は3記載 の構成と併せて、係止部材又はレールの上面側と対向して形成したブラケット本 体の各取付け孔に固定部材を挿通することで、適宜固定部の取付け面にブラケッ ト本体を予め固定する仕様と、レールの上面側にブラケット本体を予め固定する 仕様とを選択できる。
【0016】 請求項5記載のレール取付け用のブラケットは、上記請求項1,2,3又は4 記載の構成と併せて、レールに係止した係止部材を板バネの弾性に抗して前後動 することで、ブラケット本体とレールとの取付け位置が可変調節できる。
【0017】 請求項6記載のレール取付け用のブラケットは、上記請求項1,2,3又は4 記載の構成と併せて、レールに係止した係止部材をコイルスプリングの弾性に抗 して前後動することで、ブラケット本体とレールとの取付け位置が可変調節でき ると共に、コイルスプリングを交換するだけで係合力を任意に可変設定できる。
【0018】
【考案の効果】
この考案によれば、係止部材の操作窓を介して、ブラケット本体の取付け孔に 挿通した固定部材を回動操作具により直接回動操作するので、適宜固定部の取付 け面に対してブラケット本体のみを独立して固定することができ、従来例のよう にブラケット本体12と係止部材13とが一体的に固定されたり、ブラケット本 体の取付け位置が変位したりするのを確実に防止できる。且つ、係止部材のみを 弾性部材に抗して前後動させるので、ブラケット本体とレールとの取付け位置が 可変調節できると共に、レールの取付け作業及び取外し作業が容易に行える。
【0019】 しかも、係止部材の取付け孔を介して、ブラケット本体のネジ孔に螺合した固 定部材を回動操作具により回動操作することで、カーテンレールの両側縁部に対 してブラケット本体の係止爪と係止部材の本止め爪とを係止した状態に締付け固 定することができ、例えば、板バネやスプリング等の弾性部材により係止部材を 係止するよりも大きな係合力が得られ、ブラケット本体とレールとを強固に固定 することができる。
【0020】 さらに、ブラケット本体の取付け孔と対向して係止部材の上面側に切欠き部を 形成することで、係止部材を弾性部材に抗して前後動させたとき、ブラケット本 体の取付け孔に挿通固定した固定部材と係止部材との接触が回避されるため、係 止部材による係止固定及び係止解除が円滑に行え、レールの取付け作業及び取外 し作業が容易に行える。
【0021】
【実施例】
図面は適宜固定部の一例として天井部に対してカーテンレールを架設するとき に用いられるシングルブラケットを示し、図1、図2、図3に於いて、このシン グルブラケット1は、ブラケット本体2の前端側に形成した係止爪2bにカーテ ンレール6の一側上縁部6aを係止し、同ブラケット本体2の後端側に取付けた 係止部材3を板バネ3cの弾性に抗して若干後退させ、同係止部材3の前端側に 形成した本止め爪3bにカーテンレール6の他側上縁部6bを強制的に係止して 組付ける。
【0022】 上述したブラケット本体2は、例えば、ステンレス鋼板、アルミニウム鋼板等 で形成した金属板(図示省略)をプレス成形して金具本体2aを形成し、同金具 本体2aの前端側に上述したカーテンレール6の一側上縁部6aに対して係止さ れる係止爪2bを斜め前方に折曲げ形成し、同金具本体2aの後端側に後述する 係止部材3の板バネ3cを係止するための係止片2cを垂直方向に折曲げ形成す ると共に、同係止片2cの係止側中央面に上述した板バネ3cの突片3dと対向 して係止孔2dを形成している。
【0023】 且つ、金具本体2aの後端側下面部に後述する係止部材3の一側上面部と対向 して締付けネジ4を螺合するためのネジ孔2eを形成し、同ネジ孔2eの近傍位 置に係止部材3の他側上面部と対向して取付けネジ5を挿通するための取付け孔 2fを形成すると共に、金具本体2aの前端側下面部にカーテンレール6の上面 側と対向して取付けネジ5を挿通するための取付け孔2gを形成している。且つ 、金具本体2aの下面側両端部に後述する係止部材3の両側端面と摺接する間隔 に隔てて各支持片2h,2hを垂直方向に折曲げ形成している。
【0024】 前述した係止部材3は、例えば、POM樹脂、PC樹脂等の合成樹脂により部 材本体3aを形成し、同部材本体3aの前端側に上述したカーテンレール6の他 側上縁部6bに対して係止される本止め爪3bを突出形成し、同部材本体3aの 後端側に上述したブラケット本体2の係止片2cに対して係止される板バネ3c を形成すると共に、同板バネ3cの係止側端部に上述した係止片2cの係止孔2 dと対向して突片3dを突出形成している。
【0025】 且つ、部材本体3aの一側下面部に上述したブラケット本体2のネジ孔2eと 連通して締付けネジ4を挿通するための長孔3eを形成し、同長孔3eの近傍位 置に部材本体3aの他側下面部にブラケット本体2の取付け孔2fと連通して取 付けネジ5を挿通するための操作窓3fを形成し、同長孔3e及び操作窓3fを 部材本体3aの移動距離が許容される大きさ及び長さに形成すると共に、一方の 操作窓3fを、例えば、プラスドライバー等の回動操作具Bが回動許容される大 きさに形成している。さらに、部材本体3aの中央上面部に上述した操作窓3f と連通して切欠き部3gを形成すると共に、同切欠き部3gをブラケット本体2 の取付け孔2fに挿通固定された取付けネジ5との接触が回避される大きさ及び 形状に形成している。
【0026】 つまり、上述したブラケット本体2と係止部材3とを組付ける場合、ブラケッ ト本体2に形成した各支持片2h,2h間に係止部材3を下方から嵌込み、同ブ ラケット本体2に形成したネジ孔2eと、係止部材3に形成した長孔3eとを連 通した後、係止部材3に形成した長孔3eを介して、ブラケット本体2に形成し たネジ孔2eに締付けネジ4を下方から螺合して、ブラケット本体2に形成した 係止爪2bと対向する方向に係止部材3を前後摺動可能に組付ける。且つ、ブラ ケット本体2に形成した係止片2cの係止孔2dに、係止部材3に形成した板バ ネ3cの突片3dを係止して、板バネ3cの弾性により、ブラケット本体2に形 成した係止爪2bと対向する方向に係止部材3を付勢する。なお、ブラケット本 体2の係止爪2bと係止部材3の本止め爪3bとをカーテンレール6の両側上縁 部6a,6bに係合したとき、カーテンレール6が移動不可に固定される弾性力 に板バネ3cを設定している。
【0027】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、天井部Aの取付け面Aa に対してカーテンレール6を架設するときの取付け方法を説明する。 先ず、図1、図2に示すように、複数個の各シングルブラケット1…を天井部 Aの取付け面Aaに予め固定する取付け方法の場合、天井部Aの取付け面Aaに 対して複数個の各シングルブラケット1…を所定間隔に隔てて配列し、各シング ルブラケット1…を構成する各ブラケット本体2…の上面側を天井部Aの取付け 面Aaに夫々押付け、各係止部材3…に形成した各操作窓3f…と、各ブラケッ ト本体2…に形成した各取付け孔2f…とを介して各取付けネジ5…を天井部A の取付け面Aaに螺合すると共に、各係止部材3…の各操作窓3f…を介して、 各ブラケット本体2…の各取付け孔2f…に挿通した各取付けネジ5…を、例え ば、プラスドライバー等の回動操作具Bにより締付け方向に直接回動操作するこ とで、天井部Aの取付け面Aaに対して各ブラケット本体2…を独立して締付け 固定することができる。
【0028】 なお、複数個の各シングルブラケット1…を天井部Aの取付け面Aaに予め固 定する場合、各ブラケット本体2…に形成した各取付け孔2g…に各取付けネジ 5…を夫々挿通し、これら各取付けネジ5…を天井部Aの取付け面Aaに夫々螺 合して固定してもよい。
【0029】 次に、各ブラケット本体2…の前端側に形成した各係止爪2b…にカーテンレ ール6の一側上縁部6aを下方から係止し、各ブラケット本体2…の後端側に取 付けた各係止部材3…を各板バネ3c…に抗して若干後退させ、各係止部材3… の前端側に形成した各本止め爪3b…にカーテンレール6の他側上縁部6bを下 方から強制的に係止する。各ブラケット本体2…とカーテンレール6との取付け 位置を可変調節した後、各係止部材3…の各長孔3e…に挿通された各締付けネ ジ4…を回動操作具Bにより締付け方向に回動操作して、カーテンレール6の両 側上縁部6a,6bに対して各ブラケット本体2…の各係止爪2b…と、各係止 部材3…の各本止め爪3b…とを係止した状態に締付け固定することで、カーテ ンレール6の取付け作業が完了する。
【0030】 一方、複数個の各シングルブラケット1…をカーテンレール6の長手側上面部 に予め固定する取付け方法の場合、上述と同様にして、カーテンレール6の長手 側上面部に対して複数個の各シングルブラケット1…を所定間隔に隔てて固定し た後、各シングルブラケット1…を構成する各ブラケット本体2…の上面側を天 井部Aの取付け面Aaに夫々押付け、各係止部材3…に形成した各操作窓3f… と、各ブラケット本体2…に形成した各取付け孔2f…とを介して各取付けネジ 5…を天井部Aの取付け面Aaに螺合すると共に、各係止部材3…の各操作窓3 f…を介して各取付けネジ5…を回動操作具Bにより直接回動操作することで、 各ブラケット本体2…とカーテンレール6との取付け位置を変位させることなく 、天井部Aの取付け面Aaに対して各ブラケット本体2…を独立して締付け固定 することができ、カーテンレール6の取付け作業が容易に行える。
【0031】 以上のように、係止部材3の操作窓3fを介して、ブラケット本体2の取付け 孔2fに挿通した取付けネジ5を回動操作具Bにより直接回動操作するので、天 井部Aの取付け面Aaに対してブラケット本体2のみを独立して固定することが でき、ブラケット本体2と係止部材3とが一体的に固定されたり、ブラケット本 体2の取付け位置が変位したりするのを確実に防止できる。且つ、係止部材3の みを板バネ3cに抗して後退させるので、ブラケット本体2とカーテンレール6 との取付け位置が可変調節できると共に、カーテンレール6の取付け作業及び取 外し作業が容易に行える。
【0032】 しかも、係止部材3の長孔3eを介して、ブラケット本体2のネジ孔2eに螺 合した締付けネジ4を回動操作具Bにより締付け方向に回動操作することで、カ ーテンレール6の両側上縁部6a,6bに対してブラケット本体2の係止爪2b と、係止部材3の本止め爪3bとを係止した状態に締付け固定することができ、 上述した板バネ3cや後述するコイルスプリング7の弾性により係止部材3を係 止するよりも大きな係合力が得られ、ブラケット本体2とカーテンレール6とを 強固に固定することができる。
【0033】 さらに、ブラケット本体2の取付け孔2fと対向して係止部材3の上面側に切 欠き部3gを形成することで、ブラケット本体2の取付け孔2fに挿通固定した 取付けネジ5と係止部材3との接触が回避され、係止部材3による係止固定及び 係止解除が円滑に行え、カーテンレール6の取付け作業及び取外し作業が容易に 行える。
【0034】 図4はブラケット本体2に形成した係止爪2bと対向する方向に係止部材3を コイルスプリング7により付勢した第2実施例のシングルブラケット1を示し、 ブラケット本体2の後端側に形成した係止片2cと、係止部材3の後端側に形成 した係止凹部3hとの間にコイルスプリング7を圧縮装填して、コイルスプリン グ7の弾性により、ブラケット本体2に形成した係止爪2bと対向する方向に係 止部材3を付勢している。つまり、第1実施例と同様にして、各シングルブラケ ット1…を構成する各ブラケット本体2…を天井部Aの取付け面Aaに夫々押付 け、各係止部材3…の各操作窓3f…を介して、各ブラケット本体2…の各取付 け孔2f…に挿通した各取付けネジ5…を回動操作具Bにより直接回動操作する ので、天井部Aの取付け面Aaに対して各ブラケット本体2…を独立して締付け 固定することができ、ブラケット本体2とカーテンレール6との取付け位置が可 変調節できると共に、カーテンレール6の取付け作業及び取外し作業が容易に行 える。
【0035】 且つ、各コイルスプリング7…の弾性により、カーテンレール6の両側上縁部 6a,6bに対して各ブラケット本体2…の各係止爪2b…と、各係止部材3… の各本止め爪3b…とを係止した状態に圧接固定するので、各コイルスプリング 7…を交換するだけでカーテンレール6の両側上縁部6a,6bに対する係合力 を任意に可変設定できる。
【0036】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案のブラケットは、実施例のシングルブラケット1に対応し、 以下同様に、 固定部材は、締付けネジ4と、取付けネジ5とに対応し、 弾性部材は、係止部材3に形成した板バネ3cと、コイルスプリング7とに対 応し、 レールは、カーテンレール6に対応し、 レールの一側縁部は、一側上縁部6aに対応し、 レールの他側縁部は、他側上縁部6bに対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0037】 上述した第1及び2実施例では、ブラケット本体2に形成したネジ孔2eに、 係止部材3に形成した長孔3eを介して締付けネジ4を螺合することにより、ブ ラケット本体2の後端側下面部に係止部材3が前後摺動可能に保持されるが、例 えば、ブラケット本体2に形成した各支持片2h,2hを内側に折曲げて係止部 材3を前後摺動可能に保持するもよく、 且つ、第1及び2実施例に於いて、1本のカーテンレール6を架設するときに 用いられるシングルブラケット1の取付け構造を説明しているが、例えば、2本 の各カーテンレール6,6を架設するためのダブルブラケット(図示省略)にも 本考案の取付け構造を適用することができ、実施例のシングルブラケット1のみ に用途が限定されるものではない。
【0038】 さらに、係止部材3に形成した板バネ3cやコイルスプリング7の弾性部材の 代わりに、例えば、カーテンレール6の他側上縁部6bに対して係止部材3が係 止される方向に弾性を付与するゴム部材(図示省略)を用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のシングルブラケットの取付け状態
を示す縦断側面図。
【図2】シングルブラケットの取付け状態を示す正面
図。
【図3】シングルブラケットの組付け状態を示す底面
図。
【図4】第2実施例のシングルブラケットの取付け状態
を示す縦断側面図。
【図5】従来例のシングルブラケットの取付け状態を示
す縦断側面図。
【図6】シングルブラケットの組付け状態を示す底面
図。
【符号の説明】
A…天井部 Aa…取付け面 B…回動操作具 1…シングルブラケット 2…ブラケット本体 2b…係止爪 2e…ネジ孔 2f,2g…取付け孔 3…係止部材 3b…本止め爪 3c…板バネ 3e…長孔 3f…操作窓 3g…切欠き部 4…締付けネジ 5…取付けネジ 6…カーテンレール 6a…一側上縁部 6b…他側上縁部 7…コイルスプリング

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブラケット本体の一端側に形成した係止爪
    にレールの一側縁部を係止し、該ブラケット本体の他端
    側に取付けた係止部材を弾性部材に抗して前後動させ、
    該係止部材に形成した本止め爪にレールの他側縁部を係
    止するレール取付け用のブラケットであって、上記ブラ
    ケット本体の下面側に、該ブラケット本体に取付けた係
    止部材の上面側と対向して固定部材を挿通するための取
    付け孔を形成し、上記係止部材の下面側に上記ブラケッ
    ト本体の取付け孔に挿通された固定部材を回動操作具に
    より回動操作するための操作窓を形成すると共に、上記
    操作窓を上記ブラケット本体の取付け孔に挿通された固
    定部材との接触が回避される大きさに形成したレール取
    付け用のブラケット。
  2. 【請求項2】上記ブラケット本体の下面側に、該ブラケ
    ット本体に取付けた係止部材の上面側と対向して固定部
    材を螺合するためのネジ孔を形成し、上記係止部材の下
    面側に上記ブラケット本体のネジ孔と連通して取付け孔
    を形成した請求項1記載のレール取付け用のブラケッ
    ト。
  3. 【請求項3】上記係止部材の上面側に上記ブラケット本
    体の取付け孔と対向して切欠き部を形成し、上記係止部
    材の切欠き部と操作窓とを連通して形成すると共に、該
    切欠き部を上記ブラケット本体の取付け孔に挿通された
    固定部材との接触が回避される大きさに形成した請求項
    1又は2記載のレール取付け用のブラケット。
  4. 【請求項4】上記ブラケット本体の下面側に、上記レー
    ルの上面側と対向して固定部材を挿通するための取付け
    孔を形成した請求項1,2又は3記載のレール取付け用
    のブラケット。
  5. 【請求項5】上記弾性部材を、上記レールの他側縁部に
    対して係止部材が係止される方向に弾性を付与する板バ
    ネで構成した請求項1,2,3又は4記載のレール取付
    け用のブラケット。
  6. 【請求項6】上記弾性部材を、上記レールの他側縁部に
    対して係止部材が係止される方向に弾性を付与するコイ
    ルスプリングで構成した請求項1,2,3又は4記載の
    レール取付け用のブラケット。
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