JP3021065U - ピッチ抽出装置 - Google Patents

ピッチ抽出装置

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JP3021065U
JP3021065U JP1995007426U JP742695U JP3021065U JP 3021065 U JP3021065 U JP 3021065U JP 1995007426 U JP1995007426 U JP 1995007426U JP 742695 U JP742695 U JP 742695U JP 3021065 U JP3021065 U JP 3021065U
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JP
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low
pass filter
pitch
microcomputer
pitch period
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JP1995007426U
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Inventor
務 金森
晴弘 片寄
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財団法人イメージ情報科学研究所
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 マイク12からの入力音声がマイクアンプ1
4で増幅された後、第1ローパスフィルタ18および第
2ローパスフィルタ20に与えられる。ローパスフィル
タ18および20の遮断周波数は、男声の場合、それぞ
れ120Hzおよび400Hzに設定する。マイクロコ
ンピュータ22はローパスフィルタ18および20から
の出力のピッチ周期をそれぞれ計算し、ピッチ周期が第
1ローパスフィルタ18の遮断周波数以下のとき、第1
ローパスフィルタ18の出力で計算したピッチのデータ
を出力する。また、ピーク検波回路28で検出した振幅
値が、ピッチ周期とともに、たとえばMIDI信号とし
てマイクロコンピュータ24のシリアル出力ポートから
出力される。 【効果】 2つのローパスフィルタとマイクロコンピュ
ータだけで、ピッチ周期を正確に検出することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はピッチ抽出装置に関し、特にたとえば、歌唱トレーニング等におい てピッチ周期を検出するピッチ抽出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自己相関関数を計算することによってピッチ抽出を行うピッチ抽出装置 が知られている。 また、たとえば特開昭59−168495号に開示されているように多数のバ ンドパスフィルタと減算回路とを用いるピッチ抽出装置がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
いずれの従来技術においても、ハードウエアが大規模になってしまうという欠 点がある。 それゆえに、この考案の主たる目的は、コンパクトなハードウエアで正確にピ ッチを抽出することができる、ピッチ抽出装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は、入力音声を入力する音声入力手段、入力音声を受けるかつダブル ピッチ音の基本周波数を通過する第1遮断周波数を有する第1のローパスフィル タ、第1遮断周波数より高い第2遮断周波数を有する第2のローパスフィルタ、 第1のローパスフィルタを通過した入力音声の第1ピッチ周期を計算する第1計 算手段、第2のローパスフィルタを通過した入力音声の第2ピッチ周期を計算す る第2計算手段、および第1ピッチ周期が第1遮断周波数以下であるときその第 1ピッチ周期を出力する手段を備える、ピッチ抽出装置である。
【0005】
【作用】
第1のローパスフィルタの第1遮断周波数は、たとえば120Hz(男声)で あり、第2のローパスフィルタの第2遮断周波数は、たとえば400Hzに設定 される。マイクロコンピュータからなる第1ピッチ計算手段および第2ピッチ計 算手段が、それぞれ第1ピッチ周期および第2ピッチ周期を計算する。第1ピッ チ周期が第1遮断周波数以下のとき、第1ピッチ周期が検出すべきピッチ周期と して出力される。
【0006】
【考案の効果】
この考案によれば、第1のローパスフィルタによってダブルピッチ音の基本周 波数を抽出し、それ以外の音は第2のローパスフィルタによって抽出するように しているので、従来技術とは異なり、ハードウエアを簡単かつコンパクトにする ことができる。しかも、第1のローパスフィルタによってダブルピッチ音の基本 周波数を抽出するので、誤検出し易いダブルピッチ音のピッチ周期も正確に検出 することができる。
【0007】 この考案の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行 う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【実施例】
図1に示すこの考案の一実施例のピッチ抽出装置10は、マイク12からの入 力音声を受けるマイクアンプ14を含む。マイク12から入力音声は、マイクア ンプ14によって増幅された後、所定の遮断周波数(たとえば数10Hz)を有 するハイパスフィルタ16を経て、第1ローパスフィルタ18および第2ローパ スフィルタ20に与えられる。ハイパスフィルタ16は、入力音声に重畳してい るマイク吹込み音を除去するためのものであり、所定の帯域周波数を有するバン ドパスフィルタに置換されてもよい。
【0009】 第1ローパスフィルタ18の遮断周波数は、たとえば「い」や「え」のような ダブルピッチ音の基本周波数を通過できるように設定されていて、第2ローパス フィルタ20の遮断周波数は、第1ローパスフィルタ18の遮断周波数より高く なるように設定されている。男声の場合、第1ローパスフィルタ18の遮断周波 数は、たとえば120Hzに設定され、第2ローパスフィルタ20の遮断周波数 は、たとえば400Hzに設定される。第1ローパスフィルタ18は2次の倍音 を多く含む「い」や「え」の音程を決定するためのものであり、女声の場合には 男声の場合よりやや高く、たとえば180Hzに第1ローパスフィルタ18の遮 断周波数を設定する必要がある。第2ローパスフィルタ20は第1ローパスフィ ルタ18で抽出する音声以外の音声のためのものであるから、女声の場合でも、 男声の場合と同じ程度の遮断周波数でよい。
【0010】 なお、図1実施例では、第1ローパスフィルタ18および第2ローパスフィル タ20として、いずれも、たとえばMAXIM社製の“MAX293”,“MA X294”あるいは“MAX297”のような集積回路を利用している。この集 積回路は、たとえば8次ローパス・エリプティックスイッチトキャパシタフィル タであり、この集積回路に与えるクロック周波数を変化することによって、遮断 周波数ないしコーナ周波数を制御することができる。そのために、図1実施例で は、マイクロコンピュータ22から、第1ローパスフィルタ18および第2ロー パスフィルタ20に遮断周波数制御のためのクロック信号が与えられる。したが って、マイクロコンピュータ22がクロック周波数を適宜切り換えまたは設定す ることによって、上述の男声または女声に対応することができる。
【0011】 マイクロコンピュータ22としては、実施例では、CPUコアとしてたとえば “8086”を含むたとえばNEC社製の“V25”または“V55”のような 16ビットシングルチップマイクロコンピュータを用いている。 第1ローパスフィルタ18および第2ローパスフィルタ20の出力は、それぞ れ、信号変換器24および26に与えられる。信号変換器24および26は、い ずれも、入力信号を或るレベルに対して2値化する、たとえばレベルコンパレー タである。したがって、信号変換器24および26は、第1ローパスフィルタ1 8および第2ローパスフィルタ20の出力を、それぞれ2値化信号に変換して出 力し、マイクロコンピュータ22の2つの入力ポートにそれぞれ与える。
【0012】 一方、マイクアンプ14によって増幅された入力音声は、また、ピーク検波回 路28に与えられる。ピーク検波回路28では、入力音声のピーク値を検出し、 マイクロコンピュータ22のA/D変換ポートに入力する。 マイクロコンピュータ22は、2つのフリーランカウンタ30および32を含 む。フリーランカウンタ30は、マイクロコンピュータ22のシステムクロック によってインクリメントされる。信号変換器28からの2値化信号の立ち上がり 毎にフリーランカウンタ30のカウント値が読み取られるので、フリーランカウ ンタ30のカウント値が第1ローパスフィルタ18の出力のピッチ周期に相関す るデータとなる。同様に、フリーランカウンタ32が第2ローパスフィルタ20 の出力のピッチ周期相関データを出力する。
【0013】 マイクロコンピュータ22は、図2に示すようなインタラプトルーチンを実行 する。すなわち、図2の最初のステップS1では、マイクロコンピュータ22は A/D変換ポートに入力されたピーク検波回路28で検出した入力音声のピーク 値、すなわち入力音声の振幅値が所定レベル以上であるかどうか判断する。もし 、振幅値が所定レベル未満であると、マイクロコンピュータ22は、このインタ ラプトルーチンを抜ける。すなわち、入力音声が所定レベル未満のときには、そ の入力音声をノイズとみなし、ピッチ抽出処理は行わない。
【0014】 入力音声が所定レベル以上であると、マイクロコンピュータ22は、次のステ ップS3において、2つのフリーランカウンタ30および32のカウント値を読 み取り、第1ローパスフィルタ18および第2ローパスフィルタ20のそれぞれ の出力のピッチ周期を計算する。つまり、フリーランカウンタ30および32の それぞれの前回のカウント値と今回のカウント値との差をピッチ周期データとし て計算する。
【0015】 そして、次のステップS5において、マイクロコンピュータ22は、計算した ピッチ周期が第1ローパスフィルタ18の遮断周波数以下であるかどうか判断す る。前述のように、マイクロコンピュータ22から第1ローパスフィルタ18に 与えるクロック周波数によって第1ローパスフィルタ18の遮断周波数が決まる のであるから、マイクロコンピュータ22は、そのとき第1ローパスフィルタ1 8にどの周波数のクロックを与えているかを知ることができ、したがって、第1 ローパスフィルタ18の遮断周波数を知ることができる。
【0016】 このステップS5において“YES”が判断されると、マイクロコンピュータ 22は、ステップS7において、1つの入力ポートの信号をみて、第1ローパス フィルタ18から出力があったかどうかを判断する。このステップS7において “YES”が判断されると、マイクロコンピュータ22は、そのときの入力音声 のピッチデータとしてフリーランカウンタ30のカウント値で計算したピッチデ ータを出力する。つまり、第1ローパスフィルタ18から有意な信号が出力され ると、マイクロコンピュータ22は、一義的に、第1ローパスフィルタ18の出 力のピッチをピッチデータとして出力する。
【0017】 ステップS7において“NO”と判断したときには、マイクロコンピュータ2 2は、次のステップS9において、他の入力ポートの信号をみて、第2ローパス フィルタ20から出力があったかどうかを判断する。このステップS9において “YES”が判断されると、マイクロコンピュータ22は、そのときの入力音声 のピッチデータとしてフリーランカウンタ32のカウント値で計算したピッチデ ータを出力する。
【0018】 すなわち、図1実施例では、2次の倍音を多く含む「い」や「え」に対しては 第1ローパスフィルタ18の出力でピッチを検出し、それ以外の音は第2ローパ スフィルタ20の出力でピッチを検出する。 マイクロコンピュータ22は、上述のピッチデータとともに、A/D変換した 振幅値データをシリアルポートデータとして出力する。ただし、このようなピッ チ情報は、MIDI信号としてマイクロコンピュータ22から出力するようにし てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
10 …ピッチ抽出装置 12 …マイク 18 …第1ローパスフィルタ 20 …第2ローパスフィルタ 22 …マイクロコンピュータ 24,26 …信号変換器 28 …ピーク検波回路 30,32 …フリーランカウンタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力音声を入力する音声入力手段、 前記入力音声を受けるかつダブルピッチ音の基本周波数
    を通過する第1遮断周波数を有する第1のローパスフィ
    ルタ、 前記第1遮断周波数より高い第2遮断周波数を有する第
    2のローパスフィルタ、 前記第1のローパスフィルタを通過した入力音声の第1
    ピッチ周期を計算する第1計算手段、 前記第2のローパスフィルタを通過した入力音声の第2
    ピッチ周期を計算する第2計算手段、および前記第1ピ
    ッチ周期が前記第1遮断周波数以下であるとき前記第1
    ピッチ周期を出力する手段を備える、ピッチ抽出装置。
JP1995007426U 1995-07-19 1995-07-19 ピッチ抽出装置 Expired - Lifetime JP3021065U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931079A (ja) * 1982-08-13 1984-02-18 Nec Corp レ−ザ発振器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5931079A (ja) * 1982-08-13 1984-02-18 Nec Corp レ−ザ発振器

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