JPH1026994A - カラオケ採点装置 - Google Patents

カラオケ採点装置

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JPH1026994A
JPH1026994A JP8183375A JP18337596A JPH1026994A JP H1026994 A JPH1026994 A JP H1026994A JP 8183375 A JP8183375 A JP 8183375A JP 18337596 A JP18337596 A JP 18337596A JP H1026994 A JPH1026994 A JP H1026994A
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accompaniment
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡単で、人間が行う歌唱力評価と近似
した採点を行うことが可能なカラオケ採点装置を提供す
る。 【解決手段】 第1のウェーブレット変換部10aは、
お手本となる者の歌唱に基づくお手本ボーカル信号Vr
及び伴奏の楽音信号Aからなるお手本楽音信号(Vr+
A)を直交ウェーブレット変換し、第2のウェーブレッ
ト変換部10bは、採点対象者の歌唱に基づく採点対象
ボーカル信号Vm及び伴奏の楽音信号Aからなる採点対
象楽音信号(Vm+A)を直交ウェーブレット変換す
る。採点部11は、両変換部10a,10bの出力間に
おける一致度を同一の周波数帯域毎に求め、この求めた
各一致度に基づいて採点対象者の歌唱に対する採点値を
求め、これを表示部12に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラオケシステム
において歌い手の歌唱力を評価するカラオケ採点装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来のカラオケ採点装置は、レ
ーザディスク(LD),コンパクトディスク(CD)等
の記録媒体から手本とすべき歌唱音声として抽出された
お手本ボーカル信号と、カラオケの歌い手による実歌唱
であるマイクボーカル信号との間でピッチ(音程)、音
量及びそれらの変化等を比較し、その一致度から歌い手
の歌唱力を採点するものであり、お手本ボーカル信号の
抽出処理、ピッチ抽出処理等にディジタル・シグナル・
プロセッサ(DSP)を用いていた。
【0003】このDSPを用いて、上記従来のカラオケ
採点装置では、所定のプログラム又はデータに従って当
該DSPを通過するディジタル楽音信号の中からお手本
ボーカル信号を抽出したり、抽出したお手本ボーカル信
号及びマイクボーカル信号のそれぞれのピッチを抽出し
たりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によるカラオケ採点装置においては、ボーカル
信号抽出、ピッチ抽出、レベル検出等によりボーカル信
号の特徴を抽出し、さらにこれらの処理をお手本ボーカ
ル信号とマイクボーカル信号とでそれぞれ行っていたの
で、全体のアルゴリズムの処理量が多くなり、構成が複
雑化するという問題があった。
【0005】また、上記従来のカラオケ採点装置では、
ボーカル信号抽出の精度が十分でないときには、ピッチ
の抽出が正確に行えないという問題もあった。
【0006】そこで、本発明は、構成が簡単で、人間が
その感覚によって行う歌唱力評価と近似した採点を行う
ことが可能なカラオケ採点装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1の発明は、お手本となる者の歌唱及び伴奏に基づ
くお手本楽音信号をウェーブレット変換する第1の変換
手段と、採点対象者の歌唱及び前記伴奏と同一の伴奏に
基づく採点対象楽音信号をウェーブレット変換する第2
の変換手段と、前記両変換手段の出力間における一致度
を同一の周波数帯域毎に求め、この求めた各一致度に基
づいて前記採点対象者の歌唱に対する採点値を求める採
点手段とを有することを特徴とする。
【0008】また、第2の発明は、お手本となる者の歌
唱に基づくお手本ボーカル信号をウェーブレット変換す
る第1の変換手段と、採点対象者の歌唱に基づく採点対
象ボーカル信号をウェーブレット変換する第2の変換手
段と、前記両変換手段の出力間における一致度を同一の
周波数帯域毎に求め、この求めた各一致度に基づいて前
記採点対象者の歌唱に対する採点値を求める採点手段と
を有することを特徴とする。
【0009】第1の変換手段がお手本ボーカル信号又は
お手本楽音信号をウェーブレット変換し、第2の変換手
段が採点対象ボーカル信号又は採点対象楽音信号をウェ
ーブレット変換すると、採点手段は、第1及び第2の変
換手段の出力間で同一の周波数帯域毎に一致度を求め、
この求めた各一致度に基づいて採点対象者の歌唱に対す
る採点値を求める。
【0010】ウェーブレット変換出力は、高周波領域ほ
どその帯域が広い複数の周波数帯域毎の信号に帯域分割
され、各帯域のパワー信号は簡単に求めることができる
のでピッチ抽出のためのアルゴリズムが不要となり、構
成が簡素化される。また、(直交)ウェーブレット変換
による帯域分割のし方が人間の聴感特性と一致している
ので人間的な採点が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0012】(第1の実施形態)まず、本発明による第
1の実施形態の説明を行う。
【0013】図1は、本発明の実施形態に係るカラオケ
採点装置の適用例を示すカラオケシステムのブロック図
である。
【0014】このカラオケシステムは、本発明の第1の
実施形態に係るカラオケ採点装置1Aと、カラオケ処理
部2とを有して構成されている。
【0015】ここで、このカラオケシステムにおいてカ
ラオケ採点装置1Aは、コンパクトディスク(CD)3
にステレオ記録されたお手本となる者の歌唱に基づくお
手本ボーカル信号Vr及び伴奏の楽音信号Aからなるデ
ィジタルのお手本楽音信号(Vr+A)を入力可能とな
っており、このCD3から再生されたお手本楽音信号
(Vr+A)の左チャンネル信号Lが左チャンネル・デ
ィジタル入力端子4aに入力され、右チャンネル信号R
が右チャンネル・ディジタル入力端子4bに入力される
ようになっている。
【0016】また、このカラオケ採点装置1Aは、両入
力端子4a,4bに接続された第1の混合回路5a及び
ボイスキャンセル部6と、マイクロホン7から採点対象
者である歌い手の歌唱に基づくアナログの採点対象ボー
カル信号Vmを入力するアナログ入力端子8と、アナロ
グ入力端子8からのアナログの採点対象ボーカル信号V
mをディジタルに変換するA/D変換器9と、ボイスキ
ャンセル部6及びA/D変換器9に接続された第2の混
合回路5bと、第1の混合回路5aに接続された第1の
ウェーブレット変換部10aと、第2の混合回路5bに
接続された第2のウェーブレット変換部10bと、第1
及び第2のウェーブレット変換部10a,10bに接続
され、第1及び第2のウェーブレット変換部10a,1
0bの出力に基づいて採点値を求める採点部11と、採
点部11に接続され、採点部11による採点値を表示す
る例えばCRTディスプレイの如き表示部12とを具備
している。
【0017】上記カラオケ処理部2は、A/D変換器9
の出力にエコーを与えるエコー処理部20と、ボイスキ
ャンセル部6の出力を入力するカラオケ信号処理部21
と、エコー処理部20の出力とカラオケ信号処理部21
の出力とを混合する第3の混合回路22と、第3の混合
回路22の出力をアナログ信号に変換してサウンドシス
テム(図示省略)に出力するD/A変換器23とを具備
している。
【0018】上記カラオケ採点装置1Aにおいて第1の
混合回路5aは、CD3から再生されたお手本楽音信号
(Vr+A)の左チャンネル信号Lと右チャンネル信号
Rとを混合し、第1のウェーブレット変換部10aに出
力するものである。
【0019】図2は、上記カラオケ採点装置1Aのボイ
スキャンセル部6の構成を示すブロック図である。
【0020】ボイスキャンセル部6は、各入力端子4
a,4bからの左チャンネル信号L及び右チャンネル信
号Rを入力し、お手本楽音信号(Vr+A)からお手本
ボーカル信号Vrを除去して伴奏のみの楽音信号Aを出
力するものであり、CD3から再生された左チャンネル
信号Lを入力する高域通過フィルタ(HPF)60a,
低域通過フィルタ(LPF)61a及び乗算器62a
と、CD3から再生された右チャンネル信号Rを入力す
る高域通過フィルタ(HPF)60b,低域通過フィル
タ(LPF)61b及び乗算器62bと、両乗算器62
a,62bの出力を加算する加算器63と、左チャンネ
ル信号用のHPF60aの出力及びLPF61aの出力
と加算器63の出力とを加算する左チャンネル信号用の
加算器64aと、右チャンネル信号用のHPF60bの
出力及びLPF61bの出力と加算器63の出力とを加
算する右チャンネル用の加算器信号64bとを備えてい
る。
【0021】各高域通過フィルタ(HPF)60a,6
0bは、CD3から再生された左チャンネル信号L及び
右チャンネル信号Rのうち例えば7kHz以上の高周波
成分を通過させるものである。また、低域通過フィルタ
(LPF)61a,61bは、CD3から再生された左
チャンネル信号L及び右チャンネル信号Rのうち例えば
100Hz以下の低周波成分を通過させるものである。
なお、これらのフィルタの周波数特性は、ボーカル信号
(人声)ができるだけ効果的にカットできる値に設定す
ればよい。
【0022】乗算器62aは、CD3から再生された左
チャンネル信号Lに+1の係数を乗算し、乗算器62b
は、CD3から再生された右チャンネル信号Rに−1の
係数を乗算するものである。
【0023】このような構成のボイスキャンセル部6に
おいて、左チャンネル信号用の乗算器62aで+1の係
数が乗算された左チャンネル信号Lと、右チャンネル信
号用の乗算器62bで−1の係数が乗算された右チャン
ネル信号Rとを加算器63により加算し、加算器64a
及び64bに供給することで、中央定位しているお手本
ボーカル信号Vrは相殺され、音声帯域中の伴奏信号A
のみが補償され、この伴奏信号Aが後段に出力される。
【0024】上記第2の混合回路5bは、ボイスキャン
セル部6からのディジタルの伴奏信号AとA/D変換器
9からのディジタルの採点対象ボーカル信号Vmとを混
合し、採点対象楽音信号(Vm+A)として第2のウェ
ーブレット変換部10bに出力するものである。
【0025】図3は、第1及び第2のウェーブレット変
換部10a,10bの構成を示すブロック図である。な
お、第1及び第2のウェーブレット変換部10a,10
bは、同様に構成されているため、一方を代表して説明
する。
【0026】「ウェーブレット変換」とは、数学的にい
えば時間的・周波数的に局在した基本関数(アナライジ
ング・ウェーブレット)を(1)伸縮、(2)シフトし
た関数群を基底関数として信号変換するものであり、特
に伸縮、シフトした関数群の基底関数が全て直交する場
合にはこれを直交ウェーブレット変換という。このウェ
ーブレット変換をハードウェア的に実現するためには、
(2)のシフトに関してはフィルタを用いることで実現
でき、(1)の伸縮に関しては同一アルゴリズムのフィ
ルタを再帰的に繰り返し使用することで実現可能とな
る。
【0027】ウェーブレット変換部10(10a,10
b)は、上記ウェーブレット変換を実現するためのもの
であり、例えば直交ウェーブレット変換を行うために、
入力信号の周波数帯域を高域周波数成分と低域周波数成
分とに2分割し、各々をさらに1/2にダウンサンプリ
ングしてそれぞれ高域の信号と低域の信号として出力す
る2分割サブバンドフィルタ100a,100b,...
100gを基本単位として低域信号出力側にこの2分割
サブバンドフィルタ100を再帰的に接続することで実
現される。この2分割サブバンドフィルタ100は、互
いに完全に直交する高域通過形ダウンサンプリングフィ
ルタ101及び低域通過形ダウンサンプリングフィルタ
102(I.Daubechies)から構成される。
なお、これらのフィルタ101,102は、概略直交条
件を満たす線形フィルタ(QMF)であってもよい。ま
た、図3は入力信号の周波数帯域を8分割する場合の構
成を示すものであり、2分割サブバンドフィルタ100
a乃至100gを7段接続している。1段目〜7段目の
各高域通過形ダウンサンプリングフィルタ101a乃至
101gからは通過信号W1 乃至W7 が採点部11に出
力され、7段目の低域通過形ダウンサンプリングフィル
タ102からは通過信号E7 が採点部11に出力され
る。この直交ウェーブレット変換では、同一構成(アル
ゴリズム)が再帰的に利用できるので、構成(アルゴリ
ズム)が非常に簡単である。
【0028】図4は、このウェーブレット変換部10の
出力信号の周波数特性を示す図である。
【0029】同図に示すように、1段目乃至7段目の各
高域通過形ダウンサンプリングフィルタ101a乃至1
01gから出力される信号W1 乃至W7 は、各々2kH
z以上、1kHz乃至2kHz、500Hz乃至1kH
z、250Hz乃至500Hz、125Hz乃至250
Hz、62Hz乃至125Hz、31Hz乃至62Hz
の周波数成分を各々主としており、7段目の低域通過形
ダウンサンプリングフィルタ102gから出力される信
号E7 は、31Hz下の周波数成分を主として出力す
る。従って、第1及び第2のウェーブレット変換部10
a,10bの出力信号の周波数特性は、直交ウェーブレ
ット変換を行うことで、低周波域から高周波域になる程
バンド幅が広くなる特性で帯域分割される。
【0030】なお、後述するが、この実施例では、お手
本側とマイク側のそれぞれについて、同一帯域同士の一
致度を検出することにより採点を行っているが、帯域幅
が高域周波数帯にいくほど広がるというのは、音程−周
波数特性と一致している。すなわち、直交ウェーブレッ
ト変換した同一帯域同士を比較するというのは、単なる
周波数比較ではなく音程比較をしていることに相当し、
人間の聴感特性と一致している。
【0031】図5は、採点部11の構成を示すブロック
図である。
【0032】この採点部11は、第1及び第2のウェー
ブレット変換部10a,10bの出力間における一致度
を同一の周波数帯域(バンド)毎に求め、この求めた各
一致度に基づいて採点対象者の歌唱に対する採点値を求
めるものである。すなわち、採点部11は、第1のウェ
ーブレット変換部10aからの信号W1 乃至W7 ,E7
の絶対値を各々検出する絶対値検出部(ABS)110
a乃至110hと、第2のウェーブレット変換部10b
からの信号W1 乃至W7 ,E7 の絶対値を各々検出する
絶対値検出部(ABS)111a乃至111hと、AB
S110a乃至110hの出力を各々平滑化する平滑化
部112a乃至112hと、ABS111a乃至111
hの出力を各々平滑化する平滑化部113a乃至113
hと、第1のウェーブレット変換部10a側と第2のウ
ェーブレット変換部10b側との間で同一バンドでの信
号の一致の有無を検出する一致検出部114a乃至11
4hと、各一致検出部114で一致したらそれぞれに対
応してカウントアップするカウンタ(CNT)115a
乃至115hと、CNT115の出力を各々正規化する
正規化部116a乃至116hと、例えば0〜1までの
任意の乱数を発生する乱数発生部200と、正規化部1
16の出力にパラメータa乃至hを乗算するとともに、
乱数発生部200の出力にパラメータiを乗算して出力
する乗算器117a乃至117h及び117iと、各乗
算器117の出力値を加算する加算器118と、比較回
数Kをカウントするカウンタ(CNT)119とを備え
ている。また、採点部11は、加算器118から出力さ
れた加算値xの増減を行う増減値変換部201及びこの
増減値変換部201で増減された加算値xの増減値yを
累算する累算部202をも備えており、この累算部20
2で累算された値が最終的な採点値として表示部12に
出力されるようになっている。
【0033】正規化部116は、CNT119からの比
較回数Kに基づいてCNT115の出力を1/Kに正規
化するものである。
【0034】各パラメータa乃至h及びiは、図示しな
いパラメータ設定部によって合計で1となる関係を満た
すことを条件として任意に可変設定可能になっており、
これによって採点評価基準が変更可能である。
【0035】次に、上記構成のカラオケ採点装置1Aの
動作を説明する。
【0036】まず、カラオケ採点装置1Aにおいて入力
されたお手本楽音信号(Vr+A)等の信号が、第1及
び第2のウェーブレット変換部10a,10bに至るま
での処理動作を説明する。
【0037】まず、CD3の再生により、両入力端子4
a,4bにはディジタルのお手本楽音信号(Vr+A)
が入力される。また、採点対象者の実歌唱により、アナ
ログ入力端子8にはマイクロホン7からのアナログの採
点対象ボーカル信号Vmが入力される。
【0038】両入力端子4a,4bに入力されたお手本
楽音信号(Vr+A)の左チャンネル信号Lと右チャン
ネル信号Rとは、第1の混合回路5aにて混合され、第
1のウェーブレット変換部10aに入力される。第1の
ウェーブレット変換部10aは、お手本楽音信号(Vr
+A)をウェーブレット変換して信号W1 乃至W7 ,E
7 を採点部11に出力する。
【0039】また、両入力端子4a,4bに入力された
お手本楽音信号(Vr+A)は、ボイスキャンセル部6
によりお手本ボーカル信号Vrが除去され、伴奏のみの
楽音信号Aが第2の混合回路5bに入力される。一方、
アナログ入力端子8に入力された採点対象ボーカル信号
Vmは、A/D変換器9によりディジタルに変換され、
第2の混合回路5bに入力される。第2の混合回路5b
は、ボイスキャンセル部6からの伴奏のみの楽音信号A
とA/D変換器9からの採点対象ボーカル信号Vmとを
混合し、採点対象楽音信号(Vm+A)として第2のウ
ェーブレット変換部10bに入力する。第2のウェーブ
レット変換部10bは、採点対象楽音信号(Vm+A)
をウェーブレット変換して信号W1 乃至W7 ,E7 を採
点部11に出力する。
【0040】次に、採点部11以降の処理動作について
説明する。
【0041】第1のウェーブレット変換部10aからの
信号W1 〜W7 ,E7 は、まず、採点部11の絶対値検
出部(ABS)110a乃至110hにおいて信号の絶
対値化がなされた後、平滑化部112a乃至112hに
おいて平滑化がなされる。平滑化がなされた後の各信号
はそれぞれ一致検出部114a乃至114hに送出され
る。
【0042】また、第2のウェーブレット変換部10b
からの信号W1 〜W7 ,E7 は、まず、絶対値検出部
(ABS)111a乃至111hにおいて信号の絶対値
化がなされた後、平滑化部113a乃至113hにおい
て平滑化がなされる。平滑化がなされた後の各信号は、
上記第1のウェーブレット変換部10a側からの信号と
同様にそれぞれ一致検出部114a乃至114hに送出
される。
【0043】一致検出部114a乃至114hでは、第
1のウェーブレット変換部10a側と第2のウェーブレ
ット変換部10b側から送信された信号が、同一バンド
で一致するか否かを検出する。一致検出部114a乃至
114hにおいて同一バンドでの信号がほぼ一致検出さ
れた場合には、次に、カウンタ(CNT)115a乃至
115hが、一致検出された信号をカウントアップす
る。このCNT115でカウントアップされたカウント
値は、カウンタ119でカウントされた比較回数Kに基
づいて正規化部116a乃至116hで1/Kに正規化
される。この正規化された値は例えば0〜1の値を持っ
ており、乗算器117a乃至117hに出力されてさら
にパラメータa乃至hが乗算される。この乗算された値
は、加算器118に出力される。
【0044】一方、乱数発生部200において発生され
た例えば0〜1までの任意の乱数が乗算器117iにお
いてパラメータiを乗算されて、乗算器117a乃至1
17hからの出力と同様に加算器118に出力される。
なお、乱数発生部200からの乱数値の出力は、最終的
な採点値に対して人間的な採点要素を加味するためのも
のであり、これにより従来のカラオケ採点装置における
機械的な採点を人間的な採点に近似することができる。
また、パラメータa乃至h及びiは、図示しないパラメ
ータ設定部によって合計で1となる関係(a+b+c…
+i=1)を満たすことを条件として任意に可変設定可
能になっており、これによって採点評価基準が変更可能
である。
【0045】加算器118に出力された乗算器117a
乃至117h及び乗算器117iからの乗算値は、加算
器118において各々加算され加算値x(例えば0〜1
の値)として増減値変換部201に送出される。増減値
変換部201は、複数の変換テーブル又は演算手段を有
し、これにより、加算値xに対応した増減値yを決定し
累算部202に出力する。なお、増減値変換部201に
おける加算値xから増減値yへの変換処理は、複数の変
換テーブル又は演算手段を備えることにより増減率が変
更可能であり、これによっても採点評価基準の変更が可
能となる。
【0046】増減値変換部201から出力された増減値
yは、累算部202であらかじめ設定された初期値(例
えば50点)に累算され、この「初期値+増減値yの累
算値」の値が最終的な採点結果として表示部12に出力
される。なお、表示部12に出力する採点値は、最終的
な採点結果のみならず、刻々変化する経時的な採点値を
出力するようにしてもよい。これにより、採点対象者
は、歌唱途中の得点を知ることができる。
【0047】上述した第1の実施形態に係るカラオケ採
点装置1Aによれば、CD3の再生に基づくお手本楽音
信号(Vr+A)の直交ウェーブレット変換出力と、マ
イクロホン7からの入力に基づく採点対象楽音信号(V
m+A)の直交ウェーブレット変換出力とを同一の周波
数帯域毎に一致度を求めているので、ピッチ抽出のため
のアルゴリズムが不要となり、構成が簡素化される。し
かも直交ウェーブレット変換を行っているので、人の聴
覚に対応した採点を行うことが可能となる。
【0048】(第2の実施形態)図6は、本発明の第2
の実施形態に係るカラオケ採点装置を示すブロック図で
ある。
【0049】このカラオケ採点装置1Bは、第1の実施
形態と同様に、左チャンネル・ディジタル入力端子4
a、右チャンネル・ディジタル入力端子4b、第1及び
第2の混合回路5a,5b、ボイスキャンセル部6、ア
ナログ入力端子8、A/D変換器9、第1及び第2のウ
ェーブレット変換部10a,10b、採点部11及び表
示部12を具備しているが、接続関係が第1の実施形態
とは異なる。
【0050】すなわち、このカラオケ採点装置1Bは、
第1の混合回路5aの出力信号と第2の混合回路5bの
出力信号をマイナスとした信号とを加算する加算器13
を備え、この加算器13の出力を第1のウェーブレット
変換部10aの入力とし、A/D変換器9の出力を第2
のウェーブレット変換部10bの入力としたものであ
る。
【0051】次に、上記構成のカラオケ採点装置1Bの
動作を説明する。なお、以下の動作説明において、上記
第1の実施形態における動作と重複する部分について
は、その説明は割愛する。
【0052】まず、第1の実施形態と同様に、両ディジ
タル入力端子4a,4bにはディジタルのお手本楽音信
号(Vr+A)が入力され、アナログ入力端子8にはア
ナログの採点対象ボーカル信号Vmが入力される。
【0053】両入力端子4a,4bに入力されたお手本
楽音信号(Vr+A)の左チャンネル信号Lと右チャン
ネル信号Rとは、第1の混合回路5aにより混合され
る。これと同時に、両入力端子4a,4bに入力された
お手本楽音信号(Vr+A)は、ボイスキャンセル部6
によりお手本ボーカル信号Vrが除去され、伴奏のみの
楽音信号Aが第2の混合回路5bに出力される。第2の
混合回路5bは、ボイスキャンセル部6からの伴奏のみ
の楽音信号Aの左右の信号を混合し加算器13に出力す
る。加算器13は、第1の混合回路5aからのお手本楽
音信号(Vr+A)と第2の混合回路5bからの伴奏の
みの楽音信号Aをマイナスとした信号とを加算してお手
本ボーカル信号Vrを第1のウェーブレット変換部10
aに入力する。第1のウェーブレット変換部10aは、
お手本ボーカル信号Vrをウェーブレット変換して信号
1 乃至W7 ,E7 を採点部11に出力する。
【0054】一方、アナログ入力端子8に入力された採
点対象ボーカル信号Vmは、A/D変換器9にてディジ
タルに変換され、第2のウェーブレット変換部10bに
入力される。第2のウェーブレット変換部10bは、採
点対象ボーカル信号Vmをウェーブレット変換して信号
1 乃至W7 ,E7 を採点部11に出力する。
【0055】採点部11は、第1及び第2のウェーブレ
ット変換部10a,10bからの信号W1 乃至W7 ,E
7 同士の一致度を求め、この各一致度に基づいて採点値
を求めて表示部12に表示する。
【0056】上述した第2の実施形態に係るカラオケ採
点装置1Bによれば、CD3の再生に基づくお手本ボー
カル信号Vrの直交ウェーブレット変換出力と、マイク
ロホン7からの入力に基づく採点対象ボーカル信号Vm
の直交ウェーブレット変換出力とを同一の周波数帯域毎
に一致度を求めているので、第1の実施形態と同様の効
果が得られる。
【0057】(第3の実施形態)図7は、本発明の第3
の実施形態に係るカラオケ採点装置を示すブロック図で
ある。
【0058】このカラオケ採点装置1Cは、レーザディ
スク(LD)14から再生されたアナログ信号を入力す
る左チャンネル・アナログ入力端子15a及び右チャン
ネル・アナログ入力端子15bと、左チャンネル・アナ
ログ入力端子15aからのアナログ信号をディジタル信
号に変換するA/D変換器16aと、マイクロホン7か
らアナログの採点対象ボーカル信号Vmを入力するアナ
ログ入力端子8と、アナログ入力端子8からのアナログ
信号と右チャンネル・アナログ入力端子15bからのア
ナログ信号とを加算する加算器17と、加算器17らの
アナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換器
16bと、A/D変換器16bに接続された第1のウェ
ーブレット変換部10aと、A/D変換器16bに接続
された第2のウェーブレット変換部10bと、第1の実
施形態と同様の採点部11及び表示部12とを具備して
構成されている。
【0059】上記レーザディスク(LD)14のアナロ
グオーディオチャンネルは、お手本となる者の歌唱及び
伴奏に基づくお手本楽音信号(Vr+A)が左チャンネ
ルに記録され、伴奏のみの楽音信号Aが他方のチャンネ
ルに記録されたものである。
【0060】次に、上記構成のカラオケ採点装置1Cの
動作を説明する。
【0061】まず、LD14の再生により、左チャンネ
ル・アナログ入力端子15aにはアナログのお手本楽音
信号(Vr+A)が入力され、左チャンネル・アナログ
入力端子15aには伴奏のみのアナログの楽音信号Aが
入力される。また、採点対象者の実歌唱により、アナロ
グ入力端子8にはマイクロホン7からアナログの採点対
象ボーカル信号Vmが入力される。
【0062】左チャンネル・アナログ入力端子15aに
入力されたアナログのお手本楽音信号(Vr+A)は、
A/D変換器16aによりディジタルに変換され、第1
のウェーブレット変換部10aに入力される。第1のウ
ェーブレット変換部10aは、お手本楽音信号(Vr+
A)をウェーブレット変換して信号W1 〜W7 ,E7
採点部11に出力する。
【0063】一方、右チャンネル・アナログ入力端子1
5bに入力された伴奏のみの楽音信号Aとアナログ入力
端子8に入力された採点対象ボーカル信号Vmとは、加
算器17にて加算され、採点対象楽音信号(Vm+A)
としてA/D変換器16bに入力される。A/D変換器
16bは、採点対象楽音信号(Vm+A)をアナログか
らディジタルに変換して第2のウェーブレット変換部1
0bに入力する。第2のウェーブレット変換部10b
は、採点対象楽音信号(Vm+A)をウェーブレット変
換して信号W1 〜W7 ,E7 を採点部11に出力する。
採点部11は、第1及び第2のウェーブレット変換部1
0a,10bからの信号W1 乃至W7 ,E7 同士の一致
度を求め、この各一致度に基づいて採点値を求めて表示
部12に表示する。
【0064】上述した第3の実施形態に係るカラオケ採
点装置1Cによれば、LD14の再生に基づくお手本楽
音信号(Vr+A)の直交ウェーブレット変換結果と、
マイクロホン7からの入力に基づく採点対象楽音信号
(Vm+A)の直交ウェーブレット変換結果とを同一の
周波数帯域毎に一致度を求めているので、第1の実施形
態と同様の効果が得られる。
【0065】(第4の実施形態)図8は、本発明の第4
の実施形態に係るカラオケ採点装置を示すブロック図で
ある。
【0066】このカラオケ採点装置1Dは、第3の実施
形態と同様に、左チャンネル・アナログ入力端子15
a、右チャンネル・アナログ入力端子15b、A/D変
換器16a,16b、アナログ入力端子8、第1及び第
2のウェーブレット変換部10a,10b、採点部11
及び表示部12を具備しているが、接続関係が第3の実
施形態とは異なる。
【0067】すなわち、このカラオケ採点装置1Dは、
左チャンネル・アナログ入力端子15aからのお手本楽
音信号(Vr+A)と右チャンネル・アナログ入力端子
15bからの伴奏のみの楽音信号Aをマイナスとした信
号とを加算する加算器18を備え、この加算器18にA
/D変換器16aを介して第1のウェーブレット変換部
10aを接続し、アナログ入力端子8にA/D変換器1
6bを介して第2のウェーブレット変換部10bを接続
したものである。
【0068】次に、上記構成のカラオケ採点装置1Dの
動作を説明する。
【0069】まず、第3の実施形態と同様に、左チャン
ネル・アナログ入力端子15aにはアナログのお手本楽
音信号(Vr+A)が入力され、右チャンネル・アナロ
グ入力端子15bにはアナログの伴奏のみの楽音信号A
が入力され、アナログ入力端子8にはアナログの採点対
象ボーカル信号Vmが入力される。
【0070】加算器18は、左チャンネル・アナログ入
力端子15aに入力されたお手本楽音信号(Vr+A)
と右チャンネル・アナログ入力端子15bに入力された
伴奏のみの楽音信号Aをマイナスとした信号とを加算
し、お手本ボーカル信号VrとしてA/D変換器16a
に入力する。A/D変換器16aは、お手本ボーカル信
号Vrをアナログからディジタルに変換して第1のウェ
ーブレット変換部10aに入力する。第1のウェーブレ
ット変換部10aは、お手本ボーカル信号Vrをウェー
ブレット変換して信号W1 乃至W7 ,E7 を採点部11
に出力する。
【0071】一方、アナログ入力端子8に入力された採
点対象ボーカル信号Vmは、A/D変換器16bにてデ
ィジタルに変換され、第2のウェーブレット変換部10
bに入力される。第2のウェーブレット変換部10b
は、採点対象ボーカル信号Vmをウェーブレット変換し
て信号W1 乃至W7 ,E7 を採点部11に出力する。
【0072】採点部11は、第1及び第2のウェーブレ
ット変換部10a,10bからの信号W1 乃至W7 ,E
7 同士の一致度を求め、この各一致度に基づいて採点値
を求めて表示部12に表示する。
【0073】上述した第4の実施形態に係るカラオケ採
点装置1Dによれば、LD14の再生に基づくお手本ボ
ーカル信号Vrの直交ウェーブレット変換結果と、マイ
クロホン7からの入力に基づく採点対象ボーカル信号V
mの直交ウェーブレット変換結果とを同一の周波数帯域
毎に一致度を求めているので、第1の実施形態と同様の
効果が得られる。
【0074】なお、本発明は、上記第1〜第4の実施形
態に限定されず、種々の変形実施が可能である。
【0075】例えば、上記ウェーブレット変換に伴う帯
域分割数は8帯域に限定されず、増やすことも減らすこ
とも可能である。
【0076】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、お手本ボ
ーカル信号又はお手本楽音信号のウェーブレット変換出
力と採点対象ボーカル信号又は採点対象楽音信号のウェ
ーブレット変換出力との間で同一の周波数帯域毎に一致
度を求めているので、ピッチ抽出のためのアルゴリズム
が不要となり、構成が簡素化されるとともに、人間の聴
感特性にマッチした、すなわち人間の評価基準に一致し
た採点が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカラオケ採点装置の適
用例を示すカラオケシステムのブロック図である。
【図2】本発明に係るボイスキャンセル部の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明に係るウェーブレット変換部の構成を示
すブロック図である。
【図4】本発明に係るウェーブレット変換部の出力信号
の周波数特性を示す図である。
【図5】本発明に係る採点部の構成を示すブロック図
【図6】本発明の第2の実施形態に係るカラオケ採点装
置を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係るカラオケ採点装
置を示すブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係るカラオケ採点装
置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D カラオケ採点装置 3 コンパクトディスク 5a 第1の混合回路 5b 第2の混合回路 6 ボイスキャンセル部 7 マイクロホン 10a 第1のウェーブレット変換部 10b 第2のウェーブレット変換部 11 採点部 12 表示部 13,17,18 加算器 14 レーザディスク A 伴奏の楽音信号 Vr お手本ボーカル信号 Vr+A お手本楽音信号 Vm 採点対象ボーカル信号 Vm+A 採点対象楽音信号

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 お手本となる者の歌唱及び伴奏に基づく
    お手本楽音信号をウェーブレット変換する第1の変換手
    段と、 採点対象者の歌唱及び前記伴奏と同一の伴奏に基づく採
    点対象楽音信号をウェーブレット変換する第2の変換手
    段と、 前記両変換手段の出力間における一致度を同一の周波数
    帯域毎に求め、この求めた各一致度に基づいて前記採点
    対象者の歌唱に対する採点値を求める採点手段と、 を有することを特徴とするカラオケ採点装置。
  2. 【請求項2】 お手本となる者の歌唱に基づくお手本ボ
    ーカル信号をウェーブレット変換する第1の変換手段
    と、 採点対象者の歌唱に基づく採点対象ボーカル信号をウェ
    ーブレット変換する第2の変換手段と、 前記両変換手段の出力間における一致度を同一の周波数
    帯域毎に求め、この求めた各一致度に基づいて前記採点
    対象者の歌唱に対する採点値を求める採点手段と、 を有することを特徴とするカラオケ採点装置。
  3. 【請求項3】 記録媒体から再生されたお手本となる者
    の歌唱及び伴奏に基づくお手本楽音信号をウェーブレッ
    ト変換する第1の変換手段と、 前記記録媒体から再生されたお手本楽音信号から前記お
    手本となる者の歌唱に基づくお手本ボーカル信号を除去
    して伴奏のみの楽音信号を出力する除去手段と、 この除去手段から出力された伴奏のみの楽音信号と、マ
    イクロホンから入力された採点対象者の歌唱に基づく採
    点対象ボーカル信号とを混合して採点対象楽音信号を出
    力する混合手段と、 この混合手段から出力された採点対象楽音信号をウェー
    ブレット変換する第2の変換手段と、 前記両変換手段の出力間における一致度を同一の周波数
    帯域毎に求め、この求めた各一致度に基づいて前記採点
    対象者の歌唱に対する採点値を求める採点手段と、 を有することを特徴とするカラオケ採点装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体から再生されたお手本となる者
    の歌唱及び伴奏に基づくお手本楽音信号を入力し、この
    入力信号から前記お手本となる者の歌唱に基づくお手本
    ボーカル信号を除去して伴奏のみの楽音信号を出力する
    除去手段と、 前記記録媒体から再生されたお手本楽音信号から、前記
    除去手段から出力された伴奏のみの楽音信号を減算して
    お手本ボーカル信号を出力する演算手段と、 この演算手段から出力されたお手本ボーカル信号をウェ
    ーブレット変換する第1の変換手段と、 マイクロホンから入力された採点対象者の歌唱に基づく
    採点対象ボーカル信号をウェーブレット変換する第2の
    変換手段と、 前記両変換手段の出力間における一致度を同一の周波数
    帯域毎に求め、この求めた各一致度に基づいて前記採点
    対象者の歌唱に対する採点値を求める採点手段と、 を有することを特徴とするカラオケ採点装置。
  5. 【請求項5】 お手本となる者の歌唱及び伴奏に基づく
    お手本楽音信号が一方のチャンネルに記録され、前記伴
    奏のみの楽音信号が他方のチャンネルに記録された記録
    媒体の前記一方のチャンネルから再生されたお手本楽音
    信号をウェーブレット変換する第1の変換手段と、 前記記録媒体の前記他方のチャンネルから再生された伴
    奏のみの楽音信号と、マイクロホンから入力された採点
    対象者の歌唱に基づく採点対象ボーカル信号とを加算し
    て採点対象楽音信号を出力する演算手段と、 この演算手段から出力された採点対象楽音信号をウェー
    ブレット変換する第2の変換手段と、 前記両変換手段の出力間における一致度を所定周波帯域
    毎に求め、この求めた各一致度に基づいて前記採点対象
    者の歌唱に対する採点値を求める採点手段と、 を有することを特徴とするカラオケ採点装置。
  6. 【請求項6】 お手本となる者の歌唱及び伴奏に基づく
    お手本楽音信号が一方のチャンネルに記録され、前記伴
    奏のみの楽音信号が他方のチャンネルに記録された記録
    媒体の前記一方のチャンネルから再生されたお手本楽音
    信号から、前記他方のチャンネルから再生された伴奏の
    みの楽音信号を減算して前記お手本となる者の歌唱に基
    づくお手本ボーカル信号を出力する演算手段と、 この演算手段から出力されたお手本ボーカル信号をウェ
    ーブレット変換する第1の変換手段と、 マイクロホンから入力された採点対象者の歌唱に基づく
    採点対象ボーカル信号をウェーブレット変換する第2の
    変換手段と、 前記両変換手段の出力間における一致度を所定周波帯域
    毎に求め、この求めた各一致度に基づいて前記採点対象
    者の歌唱に対する採点値を求める採点手段と、 を有することを特徴とするカラオケ採点装置。
  7. 【請求項7】 前記ウェーブレット変換は、直交ウェー
    ブレット変換であることを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5又は6記載のカラオケ採点装置。
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