JP3020986U - クーラー等の吹出口グリル - Google Patents

クーラー等の吹出口グリル

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JP3020986U
JP3020986U JP1995008693U JP869395U JP3020986U JP 3020986 U JP3020986 U JP 3020986U JP 1995008693 U JP1995008693 U JP 1995008693U JP 869395 U JP869395 U JP 869395U JP 3020986 U JP3020986 U JP 3020986U
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Inventor
善夫 荒田
Original Assignee
近江ベルベット株式会社
オー・ジー株式会社
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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クーラー等の冷気吹出口グリルであって一体
成形品として製作されたものに、結露防止用の植毛加工
を能率的に付与したという吹出口グリルを開発するこ
と。 【解決手段】 吹出口グリルの内壁面または内壁面と正
面壁に、直接に着色接着剤を塗布して着色接着層を形成
し、ここへ静電植毛法等によって着色パイルを植毛した
構造にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はクーラー、冷暖房機、空調機などにおける冷気の吹出口グリルに関す るもので、結露防止のための植毛加工に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
クーラー等の冷気吹出口グリルには、従来から、結露が飛散するのを防止する ために、出口内壁面にテープ状の植毛加工品を取付けることが行われている。
【0003】 つまり、植毛布裏面に粘着性を付与したテープを、吹出口グリルの出口内壁面 の各部の形状・寸法に合わせて裁断して、裏の離型紙を剥して貼るという作業が 実施されているのである。
【0004】 この作業は、大へんな手間を要し、非能率的であって生産スピードが低下し、 コストアップの要因ともなっている。
【0005】 その吹出口グリル自体が複雑な或は重量の大きい組立品である場合は、上記の テープ貼り作業による植毛付与加工も、改善することがかなり難しく、その意味 において仕方のないことであったと言える。
【0006】 しかしながら、最近になってこの吹出口グリルが、発泡スチロールによる一体 成形品として市販され始めており、この場合にも従来と同様に植毛テープ貼りに よる結露防止加工を実施しているのが現状であり、しかもこの発泡スチロールに よる一体成形品ではその表面状態(白いスチロールの発泡模様)を隠すために、 予め着色塗装する必要があり、この着色塗装プラス植毛テープ貼りという二重の 作業が要求され、一層能率低下が大きくなっているのである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、上記のような問題点を解決することを目的としてなされたものであ り、一体成形品の吹出口グリルに能率的な植毛加工法によって、結露防止性能が 付与されているという新規なクーラー等の吹出口グリルを提供しようとするもの である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために種々検討した結果、着色接着剤によって着色パイ ルを直接吹出口グリルの内壁面に植毛してやれば、極めて能率的な結露防止性の 吹出口グリル製造手段となることを見い出したのである。
【0009】 すなわち本考案は、一体成形品として製作されたクーラー等の冷気吹出口グリ ルの少なくともその出口内壁面に、直接塗布された着色接着剤層を介して着色パ イルを植毛したことを特徴とするクーラー等の吹出口グリル、を要旨とするもの である。
【0010】
【考案の実施の形態】
本考案吹出口グリルを、図面を参照しながら、その製造工程と共に詳細に説明 する。 図1は、本考案吹出口グリルの1例の正面略図である。 図2は、図1のA部の拡大断面略図である。
【0011】 図1のように、本考案における吹出口グリル(1)は一体成形品として製作さ れたものである。 この一体成形品としては、発泡スチロール成形品であることが、その軽量性、 コスト面、物性面等から最も好ましいが、これに限定されるものではなく、その 他の軽量なプラスチック成形品、真空成形品などであっても良い。
【0012】 この吹出口グリル(1)の少なくとも出口内壁面(w)に、直接に植毛加工に よってパイル(2)が密生した状態となっている。 なお、出口内壁面(w)以外の吹出口グリル(1)の正面壁(s)にも、この 植毛加工を同時に施しても良く、この様にすることによって極めて美麗な仕上り となる。
【0013】 植毛加工法としては、まず図2の様に植毛しようとする吹出口グリル(1)の 出口内壁面(w)などにスプレー法等によって接着剤を塗布し、接着剤層(3) を形成させるのである。
【0014】 この接着剤としては、例えば固形分30〜45%のアクリル系樹脂エマルジョ ンなどが好適に使用でき、粘度約2000〜9000cpsに調整してスプレー ガンにて出口内壁面(w)などにウエット状態の厚さ120〜170μ位に塗布 すれば良い。
【0015】 ついで、接着剤層(3)がウエット状態のときに通常の静電植毛法等により、 電着ボックス内でパイル(2)を飛翔させて植毛し、乾燥して熱処理すれば良い のである。
【0016】 このパイル(2)としては、特に限定する必要はないが、太さ2〜5デニール で、長さ0.5〜1.5mmのナイロンパイル、またはレーヨンパイルが好適であ る。
【0017】 本考案において、接着剤層(3)及びパイル(2)が共に着色されている点に も大きな特徴があり、これによって一体成形品である吹出口グリル(1)の材料 による白い表面模様が完全に隠蔽され非常に美麗に仕上り、予め塗装することを 省略できるのである。
【0018】 例えば、接着剤はエマルジョン用の水系顔料で着色すれば良く、パイルは染色 加工によって着色するのであるが、接着剤の色とパイルの色はなるべく近似した 色に調色することが好ましく、また色調としては、黒、茶、青、赤、緑など濃い 色が望ましいものである。
【0019】
【作用】
本考案は以上のような構成からなり、一体成形品としての吹出口グリル(1) に、結露防止のための植毛加工が着色接着剤層と着色パイルによって、直接的に 付与されているというものである。
【0020】 したがって、従来のように植毛テープを各形状に合わせて裁断したり貼り合わ せたりする必要はなく、極めて能率的な手段でもって結露防止性能としての植毛 加工が施されたものとなっている。
【0021】 しかも、従来において前処理として実施されていた塗装作業は不要であって、 上記植毛手段と相俟って非常に能率的な作業性を発揮するのである。 その結果、吹出口グリルの製作スピードは大幅に向上し、コスト上にも好結果 をもたらすことになる。
【0022】 また、植毛加工を出口内壁面と共に正面壁にも施すことにより、非常に美麗な 仕上りとなり商品価値は上がるし、さらにこの植毛加工層が吹出口グリル表面の 保護層として作用し、摩擦や引掻きに対する強度は向上し、かつ暖房時の熱影響 を緩和する効果も発揮するのである。
【0023】
【考案の効果】
本考案の効果は、作用欄にて詳述した通りであるが、簡単にまとめて箇条書に すると下記の如くである。 (a)吹出口グリルの結露防止植毛加工が極めて能率的に達成できる。 (b)着色塗装も不要であり、製造スピードは大幅に向上する。
【0024】 (c)仕上り状態が非常に美麗である。 (d)吹出口グリルの表面材が補強され、耐摩耗性や耐熱性が向上する。 以上の様に、本考案は種々なるすぐれた効果を奏し、クーラー等の冷気吹出口 グリルに高度な有用性を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案吹出口グリルの1例の正面略図である。
【図2】図1のA部の部分拡大断面略図である。
【符号の説明】
(1) 吹出口グリル (2) パイル (3) 接着剤層 (w) 出口内壁面 (s) 正面壁

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一体成形品として製作されたクーラー等
    の冷気吹出口グリルの少なくともその出口内壁面に、直
    接塗布された着色接着剤層を介して着色パイルを植毛し
    たことを特徴とするクーラー等の吹出口グリル。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010007928A (ja) * 2008-06-25 2010-01-14 Fuji Koki Corp 補助冷却装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05172391A (ja) * 1991-12-25 1993-07-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 空気調和機
JPH0573440B2 (ja) * 1985-09-20 1993-10-14 Juki Kk

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