JP3020685B2 - 集積回路フィルタの調整方法 - Google Patents

集積回路フィルタの調整方法

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JP3020685B2
JP3020685B2 JP3273948A JP27394891A JP3020685B2 JP 3020685 B2 JP3020685 B2 JP 3020685B2 JP 3273948 A JP3273948 A JP 3273948A JP 27394891 A JP27394891 A JP 27394891A JP 3020685 B2 JP3020685 B2 JP 3020685B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子機器一般に使用
される半導体集積回路に係わり、これに内蔵されてアナ
ログ信号処理用として利用される能動形の集積フィルタ
回路の調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路の半導体集積回路化が進
み、従来集積化が困難とされていた高精度アナログフィ
ルタも例外ではなくなった。アナログ集積回路では、実
用的なコイルは作れないため内蔵の抵抗とコンデンサと
で特性が決まる能動フィルタ回路として構成するのが一
般的である。このとき問題となるのが、集積回路内にお
けるこれらの能動素子の絶対ばらつきである。集積回路
では、一般的に抵抗とコンデンサの絶対ばらつきはそれ
ぞれ±10%〜±30%程度はある。このため集積回路
内に高精度フィルタを作る場合には、何等かの調整が必
要である。最も簡単な2次の状態変数フィルタを例にと
ってみる。このようなフィルタの従来の調整方法を、図
7(A)、(B)、及び図8(A)、(B)を参照して
説明する。
【0003】図7(A)のフィルタは、入力端子11か
らの信号がトランスコンダクタンス回路Gm1の一方に
供給される。トランスコンダクタンス回路Gm1の出力
端は、コンデンサC1を介して接地されるとともに、ト
ランスコンダクタンス回路Gm2の一方端に接続され
る。トランスコンダクタンス回路Gm2の出力端は、コ
ンデンサC2を介して接地されるとともに出力端子12
に接続される。出力端子12は、接続ラインを介してト
ランスコンダクタンス回路Gm1、Gm2の他方入力端
に接続されている。各トランスコンダクタンス回路Gm
1、Gm2のgm制御端子には、電流源14、15が接
続され、端子13から入力される調整電圧により、その
電流を制御することによりgmを調整できる。このフィ
ルタは、2つのgmの値を同時に制御することによりフ
ィルタ特性を可変できるようになっている。
【0004】図7(B)のフィルタは、可変コンデンサ
(バリキャップ)を同時調整することによりフィルタ特
性を可変できるフィルタである。同図(A)のフィルタ
と類似する回路部には同一符号を付している。このフィ
ルタは、コンデンサC1、C2の部分がバリキャップダ
イオードC11、C12で構成されている。上記の図7
(A)、(B)の調整は手動調整により行われるか、ま
たは、次に説明するような自動調整手段で行われる。
【0005】図8(A)のフィルタは、主信号系路に複
数の可変フィルタF1〜Fnが存在する構成である。そ
してその自動調整手段は、基本的には制御対象の可変フ
ィルタと同一形式の調整用基準フィルタFX、基準周波
数入力端子16、検波器17、コンデンサ18により構
成されている。可変フィルタと同一の基準フィルタFX
に基準周波数信号を入力し、基準フィルタFXの出力と
基準周波数信号とを位相比較するとフィルタによる位相
ずれに対応する検波出力を得ることができる。この検波
出力は、コンデンサ18に平滑されて可変フィルタF1
〜Fnの制御端子に供給されるとともに基準フィルタF
Xの制御端子にも供給される。これにより可変フィルタ
F1〜Fnの周波数特性は、基準フィルタFXのものと
合わせられる。振幅検波によりフィルタの利得から特性
ずれを検出する方式の場合は、スイッチ19が直流電源
20側に接続された回路形式を取る。すると検波器17
は、振幅検波出力を得ることになる。基準フィルタFX
の検波出力電圧で帰還制御することにより、基準周波数
における各可変フィルタの利得を基準フィルタと同じよ
うに合わせ込むことができる。手動、自動の調整方法
は、いずれにも問題がある。図7(A)、(B)のフィ
ルタの調整効果を、図8(B)に示すフィルタ特性を参
照して説明する。
【0006】調整の基準とするのは、1つの基準周波数
でありこれが予め決めてある「目標値」と一致するよう
に図7の端子13に印加する電圧を変えることにより調
整する。調整前のフィルタ特性が(X)であったとする
と、基準周波数における「検出値」より高い。そこで端
子13に印加する電圧を変えることにより、フィルタの
時定数を高くする。これはフィルタ全体の特性を図のよ
うに圧縮させる(横軸が対数軸の場合は平行移動させ
る)ことに相当する。このように制御し「検出値」が
「目標値」と一致したときを待って全体の特性も目標特
性(Y)に一致したとするものである。
【0007】このように図7(A)、(B)のフィルタ
は、周波数方向での誤差を補正するには有効である。し
かし例えばQのばらつき等のフィルタ特性の形状のばら
つき関しては制御できない。言い換えれば、この調整
方法は、先に述べた集積回路内の抵抗とコンデンサの絶
対ばらつきは補正できるが、相対ばらつきに関しては補
正できず、この分ばらつきが残ってしまう。
【0008】また最近では、1つの集積回路内にいくつ
ものフィルタを内蔵することが多い。この場合、調整方
法としては手動調整方法、自動調整方法のいずれもが、
調整は1か所で行い、全フィルタを同時制御するという
方法を通常はとる。これは経済性にすぐれた現実的な方
法ではあるが、大部分(あるいは全て)のフィルタが、
「間接調整」となるので調整用の基準フィルタと目的の
フィルタとの間の相対誤差を避けられない。特に、最近
の集積回路では大規模化するにつれてこれらフィルタ間
のICチップ上での距離もますます離れていく傾向にあ
り、高精度フィルタとしての精度が十分とれないのが現
状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
アナログ集積回路内である程度の精度の必要な能動フィ
ルタの場合、調整方法としては周波数の一点調整が一般
的である。しかしこの調整では、抵抗やコンデンサの素
子同士の相対ばらつきによる調整誤差は避けられないた
め、調整精度が悪いという欠点がある。そこでこの発明
は、半導体集積回路内に高精度の能動フィルタを実現で
きる集積フィルタ回路の調整方法を提供することを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
2個以上のトランスコンダクタンス回路と少なくとも2
個以上のコンデンサとで構成され、少なくともコンダク
タンス、キャパシタンスのどちらかを可変できるように
した2次の状態変数フィルタからなる状態変数フィルタ
ブロックと、前記状態変数フィルタブロックの特性を調
整するために、出力を前記状態変数フィルタブロックに
与えるデジタルアナログ変換部と、前記デジタルアナロ
グ変換部に入力する調整データを保持したメモリとから
なる能動フィルタを調整する方法として、前記状態変数
フィルタブロックの調整時に前記状態変数フィルタブロ
ックにテスト信号としてインパルス波、パルス波または
ステップ波を入力し、この結果、前記状態変数フィルタ
ブロックから出力される応答信号をアナログデジタル変
換して演算制御部に取り込み、前記演算制御部に取り込
まれた応答信号をラプラス変換を含む演算処理を施すこ
とにより、フィルタ伝達特性を算出し、得られた伝達特
性からさらに2次の状態変数の少なくともω0 の値を算
出し、予め設定しているω0 の値とのずれを求め、この
ずれを補正するように前記デジタルアナログ変換部に調
整データを入力し、前記ずれが許容範囲であればその調
整データを前記メモリに記憶させるものである。
【0011】
【作用】上記の手段により、メモリとデジタルアナログ
変換部により、対象となる集積フィルタ回路は、状態変
数フィルタの特性を決める各状態変数Q、ω0が独立し
て与えられるので、従来のような周波数軸上での一点で
の一致ではなく、フィルタ特性の全体での一致が達成で
きる。よって高精度の能動フィルタとして機能させるこ
とができる。また、上記状態変数フィルタを多段に接続
して構成するため、次数の高いフィルタであっても格段
毎に分けてそれぞれ独立に調整が可能となり、複雑な特
性も精度良く合わせ込むことができる。調整において
は、デジタル制御系による「直接調整」を実現してお
り、半導体素子の相対ばらつきの精度に影響されること
なく高精度のフィルタ特性を実現できる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0013】図1はこの発明の方法で使用される集積フ
ィルタ回路の一例を示している。このフィルタは変数可
変型の状態変数フィルタであり、最も基本的な2次の状
態変数フィルタである。調整タイプとしてはGm可変型
の例を示している。トランスコンダクタンス回路Gm1
の正極入力端には端子21が接続され、出力端にはコン
デンサC1を介して端子22が設けられている。このト
ランスコンダクタクンス回路Gm1の出力端は、トラン
スコンダクタンス回路Gm2の正極入力端に接続されて
いる。さらにこのトランスコンダクタンス回路Gm2の
出力端は、出力端子24に接続されている。またこのト
ランスコンダクタンス回路Gm2の出力端には、端子2
3がコンデンサC2を介して接続されている。出力端子
24と、トランスコンダクタンス回路Gm1、Gm2の
負極入力端は共通に接続されている。
【0014】トランスコンダクタンス回路Gm1、Gm
2の制御端には、それぞれ独立してデジタルアナログ
(D/A)変換器25、26からの出力が与えられる。
D/A変換器25、26には入力端子27、28から第
1、第2の調整データが入力される。この調整データ
は、メモリから読み出されたものである。
【0015】上記フィルタは、トランスコンダクタンス
回路Gm1、Gm2にそれぞれD/A変換器25、26
を介して与えられる調整値により状態変数が独立して決
められるように構成されている。入力端子21、22、
23への信号の仕方によりフィルタを低域通過フィルタ
(LPF)、帯域通過フィルタ(BPF)及び高域通過
フィルタ(HPF)として機能させることができる。
【0016】今、端子21を入力Vinとして、端子22
と23をそれぞれ接地すると、このフィルタは低域通過
フィルタとして機能する。この場合の伝達関数Vout /
Vin(HLPF )は
【0017】
【数1】
【0018】と表すことができる。このように2次のフ
ィルタの特性は、ω0とQの2つの状態変数により一意
に決まる。この伝達関数は、一般に図1(B)のような
特性となり、Qが1に対して十分大きい場合は、図中に
示したようにω=ω0 のところでωが十分低域のところ
に対して20log Q(dB)のピークを持つことになる。
従って、Qが1に対して十分大きい場合、周波数特性の
ピークを検出することにより状態変数ω0 とQの値を知
ることができる。そうでない場合は、直接ω0 を検出す
ることにより状態変数Qの値を検出できないが、この場
合は、高域での減衰スロープから算出することができ
る。すなわち、ωがω0 から十分離れた高域では、減衰
の傾きがほぼ40dB/oct に等しくなることを利用す
る。例えばω=10ω0 の周波数のところでは低域に対
して約40dBの減衰となっており、この点を見付けるこ
とにより、ω0 の値を知ることができ、さらにこの周波
数における利得(減衰量)からQの値を知ることができ
る。
【0019】調整前のフィルタ特性の状態変数ω0 とQ
の値が検出できれば、目標値に調整するのにはGmの値
どのように変えれば良いかは(2)式、(3)式によ
り求めることができる。この両式よりあきらかなよう
に、Gm1/Gm2(比)を一定にしたままで、Gm1
・Gm2(積)を変えていくことにより、Qの値を一定
にしたままω0 のみを変化させることができ、またGm
1・Gm2を一定にしたままでGm1/Gm2を変えて
いくことによりω0 のみを変化させることができる。こ
のようにフィルタ特性を決める変数が少なく、しかも各
変数を独立に調整することが状態変数フィルタを用いる
最大の利点であり、後述するようにマイクロコンピュー
タを用いた複雑なフィルタ特性の合わせ込みも容易とな
る。
【0020】先に述べた2次の低域通過フィルタの調整
において、Qが1に対して十分には大きくない場合、高
域での減衰スロープからω0 を検出する方法において
は、厳密に言えば、減衰スロープもQの値の影響を受け
必ずしも一定とは限らない。
【0021】このため特に、高精度が要求されるフィル
タにおいては、一回だけではω0 とQの値とが正確に調
整しきれない場合もある。このような場合でも、上記し
たような「状態変数の検出−目標値への調整」という手
順を何回か繰り返せばより正確にフィルタ特性を合わせ
込むことができる。再び図1に戻って説明する。
【0022】端子23を信号入力Vinとして、端子21
と22をそれぞれ接地すると、このフィルタは高域通過
フィルタ(HPF)として機能する。この場合の伝達関
数Vout /Vin(=HHPF)は
【0023】
【数2】
【0024】と表すことができる。この場合も、ω0 と
Qの2つの状態変数によりフィルタ特性は、一意に決ま
る。ω0 、Qの各値は、先の低域通過フィルタの場合の
式と全く同じであり、しかもその特性は、周波数軸ω=
ω0 に対して全く対称な形をしている。従って、状態変
数の検出及び目標値の調整も先の述べた低域通過フィル
タの場合と全く同じように行うことにより、所望のフィ
ルタ特性に調整することが可能である。
【0025】図1(A)に示した基本回路は、さらに端
子22を信号入力Vinとして端子21と23をそれぞれ
接地することにより、帯域通過フィルタ(BPF)とし
て機能する。この場合の伝達関数Vout /Vin(=HBP
F )は
【0026】
【数3】
【0027】と表すことができる。この場合も、同図
(B)に示すようにフィルタ特性はω=ω0 のところに
ピークができるが、(7)式からも明らかなようにこの
点での利得は1である。Qの値を検出する方法は、例え
ば利得がピーク(即ちω=ω0 )に対して3dB下がると
ころの周波数から求めるという方法がある。つまりs=
jαω0 としαの値は
【0028】
【数4】
【0029】となり、各周波数αω0 (αは(10)式
を満たす数値)のところでピークに対して3dB下がるこ
とを意味する。即ち、逆に言えば3dB下がるところの周
波数αω0 が検出できれば(10)式よりQの値を知る
ことができる。このようにして帯域通過フィルタの場合
もω0 とQの値がわかれば、後は(8)、(9)式が先
の(2)、(3)式あるいは(5)、(6)式と同じな
ので、低域通過フィルタ(LPF)や高域通過フィルタ
(HPF)の場合と全く同じ制御方法でω0 とQの値を
調整して所望のフィルタ特性へ合わせ込んでいくことが
できる。図2は、この発明が適用された状態変数フィル
タの他の実施例である。
【0030】図2のフィルタは、ノッチフィルタ(BE
F)と言われるもので、これは、図1の基本型のうち端
子21と23を入力とし、端子22を接地したタイプで
ある。ただし、端子21は、直接信号を入力するのに対
して端子23へは、入力信号をβ倍して入力し、さらに
βの値を第3の調整データで調整できるようにしてい
る。従って、入力端子21と端子23間には、β増幅器
30が接続され、この制御端子には、端子33を通して
供給される調整データがD/A変換器32を介して供給
されるように構成されている。このフィルタの伝達関数
Vout /Vin(=HBPF )は
【0031】
【数5】
【0032】と表すことができる。この場合は3変数で
あるから、各変数の独立調整は困難である。そこで例え
ば、スイッチ等を用いてβの値を強制的に1にする。ノ
ッチの位置は、(10)式の伝達関数において分子を0
とする周波数(零点)であるから、β=1の場合は、こ
のような零点とω0 が一致することは明らかである。即
ち、β=1の場合のフィルタ特性のノッチ周波数を知る
ことで、ω0 の値を検出できる。またQの値を検出する
方法は、先に述べたBPFの場合と同じように、利得が
低域に対して3dB下がるところの周波数から求めればよ
い。つまり、s=jαω0 としてαの値は
【0033】
【数6】
【0034】となり、やはり角周波数αω0 (αは
(3)式を満たす値)のところで低域に対して3dB下が
ることを意味する。従って、3dB下がるところの周波数
から(13)式を用いてQの値を知ることができる。こ
のようにして検出したω0 やQの値を調整した後、強制
的なβ=1を解除する。この場合も、ノッチの位置は
(10)式の分子を0にする周波数であるということに
より、ノッチの位置はω0 からω0 /(β)(1/2)へ移
動するのは明らかである。従って、検出特性のノッチの
位置からβの値を知ることができ、第3の調整データに
よりβの値を制御することで全体特性を合わせ込むこと
が可能となる。以上はこの発明の半導体フィルタ自動調
整システムに係わるフィルタ構成の基本となる2次の状
態変数フィルタの調整方法について説明した。次に、こ
の発明についてマイクロコンピュータを用いた全体の調
整システムについて具体的実施例を説明する。
【0035】図3は、一実施例であり、調整対象となる
フィルタは、破線で囲むブロック40である。ブロック
40内には2次の状態変数フィルタが多段接続されてい
る。入力端子41は、2次の第1の状態変数フィルタ
(図にはBIQUADと記している)42に接続される
とともに、スイッチSW1、SW2の第1端子aに接続
されている。第1の状態変数フィルタ42の出力端は、
スイッチSW1の第2端子bに接続されるとともに、ス
イッチSW3の第1端子aに接続されている。スイッチ
SW1の出力端は、第2の状態変数フィルタ43の入力
端子に接続される。第2の状態変数フィルタ43の出力
端は、スイッチSW2の第2端子bに接続されるととも
にスイッチSW3の第2端子bに接続される。スイッチ
SW2の出力端は、第3の状態変数フィルタ44の入力
端子に接続される。第3の状態変数フィルタ44の出力
端は、スイッチSW3の第3の端子cに接続される。各
フィルタ42、43、44は、2次のフィルタであるこ
とから、それぞれには調整データを変換して変数値Q、
ω0 を与えるデジタルアナログ変換器45〜50が接続
されている。第1の状態変数フィルタ42が調整される
ときは、スイッチSW3は第1端子aを接続するように
制御される。第2の状態変数フィルタ43が単独で調整
されるときは、スイッチSW1は端子a側、スイッチS
W3は端子bに接続される。第3の状態変数フィルタ4
4が単独で調整されるときは、スイッチSW2は端子a
側、スイッチSW3は端子cに接続される。このように
スイッチSW1〜SW3の接続状態により、フィルタの
単独調整、あるいは組み合わせ調整が可能である。
【0036】フィルタブロック40の出力端子51は、
アナログデジタル変換器52に接続されている。このア
ナログ変換器52の出力データは、バスライン53を介
して中央演算処理装置(CPU)54に取り込まれる。
また、CPU54は、バスライン53、インターフェー
ス55を介して、信号発生器56を制御し、所望の周波
数信号を出力させることができる。信号発生器56の出
力は、フィルタブロック40の入力端子41に供給され
る。またバスライン53には、各状態変数フィルタの目
標特性や調整データを保持している不揮発性メモリ57
が接続されている。
【0037】CPU54は、全体の動作を管理するもの
で、フィルタ調整時に検出した周波数特性により状態変
数のω0 とQの値を算出し、目標値とのずれを補正でき
るように調整データを設定し、D/A変換器に供給す
る。そして調整データが決定されると、そのデータを不
揮発性メモリ57に書き込む。この調整システムは、製
品となる電子機器上に全て備えることも可能であるが、
製品コストの上昇を押さえるためにはD/A変換器と不
揮発性メモリのみを製品内に内蔵し、調整時に必要な他
のシステムは、製品の製造時の調整工程にてバスライン
を介して接続できるようにしておくのが好ましい。この
ようにしておけば、調整精度を上げるために必要な高精
度のアナログデジタル変換器や高精度の調整入力信号発
生器、さらには処理能力の高いCPUが製品コストに影
響せず、しかも後で容易に変更や機能アップが可能とい
うことになる。この場合、製品となった電子機器はメモ
リに記憶されている調整データが動作中連続してD/A
変換器に供給され続けることにより調整時に合わせ込ま
れたフィルタ特性で動作させることができることにな
る。最近の電子機器にはほとんどと言っていいほどマイ
クロコンピュータが組み込まれており、予め組み込まれ
ているマイクロコンピュータシステムと役割分担させる
方が好ましい。またそれゆえ、このようなデジタル制御
系による調整システムとの相性も良く、内蔵するD/A
変換器と不揮発性メモリも製品コスト上昇分は、ごくわ
ずかとなる。この点で、フィルタの集積回路への内蔵
化、調整の自動化、調整ボリウムの削減等によるコスト
のメリットの方がはるかに大きい。さらにD/A変換器
と不揮発性メモリも調整対象の集積回路への内蔵は困難
ではないので、本システムを採用してもみかけ上製品規
模はほとんど増えないということもありえる。
【0038】制御するフィルタは、2次の状態変数フィ
ルタの多段構成を前提としているが、調整時には各段1
つずつ調整が行えるようにしておく。これはトータルで
どのように複雑なフィルタ特性であっても各段の状態変
数が合ってさえいれば、トータル特性を精度良く合わせ
ることができるためであり、調整精度と調整のしやすさ
を考えてこのようにしている。
【0039】これを実現するのに、上記の実施例では2
段目以後の各段の信号入力部に選択スイッチを設け、全
体への入力と前段の出力とが選べるようになっている。
またフィルタ出力部には、各段の出力を選択するスイッ
チを設けてある。調整時には入力信号が当然調整段へ入
力され、A/D変換器へは調整段の出力が接続されるよ
うにスイッチが制御される。このような各段の制御法以
外にも調整段以外の全ての段をデジタルアナログ変換の
設定等でなるべくフラットな特性にしておいて全体特性
をみて各段ごとの調整を行うという方法もある。次に、
フィルタ調整時にフィルタの周波数特性を検出するため
の信号入力法と周波数特性を得る方法について具体的実
施例を2つ上げて説明する。
【0040】図4(A)は、信号発生器56から正弦波
を出力して調整を行う場合の例である。図には必要なブ
ロックを図3から抽出して示してる。CPU54は、信
号発生器56の出力信号周波数をステップ的に変更する
ことができる。フィルタブロック40からの出力は、A
/D変換器52でデジタル信号に変換され、CPU54
に取り込まれる。このようにして得るフィルタ特性の検
出結果Q、ω0 が目標値の許容範囲にあるかどうかが判
断される。許容範囲外であれば、調整データを再設定し
て調整中のフィルタに対応したD/A変換器へ与え、許
容範囲内に合わせ込むようにしている。この方法の場
合、フィルタ出力部とA/D変換器52の間に、振幅検
波器61を設けて、出力される振幅に比例して得られる
直流電圧をアナログデジタル変換することにより、アナ
ログデジタル変換の負担を減らし、周波数特性検出のス
ピードアップをすることもできる。
【0041】この方法の欠点は、周波数特性に急俊な変
化を持つ部分がある場合、周波数のステップが粗いこ
と、このような急俊な変化の部分での調整精度がとれな
いこと、言い換えれば、このような周波数特性の場合は
周波数のステップを細かくしなければならないため、調
整時間を長く必要とするということである。このような
欠点の改善を得るには、同図(B)に示すような入力信
号供給方法が良い。
【0042】これは、信号源56からフィルタへ供給す
る信号としてインパルス信号を用いるものである。そし
てこれに対する時間応答を、CPU54にてラプラス変
換し、リアルタイムで周波数特性を得るものである。こ
の場合、理想的なインパルス信号は実現できないので、
実際には短い幅のパルスを入力することになる。この
時、ラプラス変換により得られる特性は、実際の周波数
特性とはやや異なるが予めパルス幅を決めておき、パル
ス幅の入力に応じて目標特性の設定を補正しておけばよ
い。同様に考えてインパルス信号の代わりにステップ信
号を入力とすることも可能である。
【0043】上記したように、半導体集積アナログフィ
ルタとその調整システムを用いれば、フィルタを構成す
る各状態変数フィルタ毎に、全状態変数をそれぞれ独立
して調整することが容易に可能となる。これにより従来
のように1点での調整と異なり、全体のフィルタ特性を
合わせ込めるために、アナログ集積回路内でも精度の高
いフィルタが実現可能となる。調整システムは、対象機
器の製造工程においてそのほとんどを機器の外にバスラ
インを介して接続することにより構築するため、機器の
コスト上昇分はごくわずかである。代わりにマイクロコ
ンピュータ処理を中心とするデジタル制御系であるため
自動化に向いており、フィルタの集積化によるコストメ
リットのほか、調整コストの削減及び調整ボリウムの削
減に大きな効果がある。この発明は、高精度が必要なた
め集積化が見送られていたフィルタに対しても集積回路
への内蔵への道を開くものであり、マイクロコンピュー
タによるデジタル制御系も最近のデジタル化への流れと
整合しやすくそれだけ利用価値も大きい。図5は、この
発明のシステム調整装置の他の実施例である。
【0044】入力端子71にはフィルタ前段回路の出力
信号が供給される。また70は信号源である。スイッチ
72は、フィルタ調整時には、信号源70からの信号を
状態変数フィルタ40aの入力端子21aに導く。信号
源70から出力される信号としてはインパルス、ステッ
プパルスまたはパルス信号である。状態変数フィルタ4
0aの特性制御端には、D/A変換部73からの状態変
数ω0 、Qを与えることができる。状態変数フィルタ4
0aは、出力端子に導出されるとともに、A/D変換器
74に入力される。このA/D変換器74の出力データ
は、演算制御部75に入力される。ROM76は、理想
信号波形データを記憶している。ROM76は、電源の
オンオフに係わらず内部データが消えることのない、書
き込み可能な不揮発性メモリである。演算制御部75
は、A/D変換器74から得られた計測信号波形データ
と理想信号波形データとを比較し、計測信号波形データ
が理想波形データに近付くようにD/A変換部73を通
して状態変数フィルタ40aの特性を調整する。計測信
号波形データと理想信号波形データのずれが許容値以内
になると、そのときにD/A変換部73に与えてられて
いる調整データはROM76に書き込まれる。なお、調
整前には、ROM76には、調整データの初期値が格納
されており、実際のフィルタ調整が終了したときにこの
調整データが修正されることになる。フィルタ調整が終
了すれば、スイッチ72は、演算制御部75の指令によ
り入力端子71側を選択する。
【0045】状態変数フィルタとしては、先に図1で示
した回路を用いればよい。従って、D/A変換部73
は、図1にあるように2個のD/A変換器(図では25
と26)とから成り、これで2つの状態変数をコントロ
ールする。この調整方法も先の例と同様に2つのD/A
変換器の出力で制御するトランスコンダクタンスの比を
変えることによりQの値を、積を変えることによりω0
の値を変えればよい。
【0046】上記のフィルタの周波数特性は、例えば図
6(A)の如く表され、そのステップ応答は、同図
(B)の如く表される。ステップ応答波形は、フィルタ
出力の理想ステップ応答を示しており、このような波形
に近付くように、トランスコンダクタンスが制御され
る。このような方法でも前述の実施例と同様に、周波数
方向だけの特性調整ではなく、特性全体の調整が可能と
なり、理想に近いフィルタ特性を得ることができる。こ
の方法が前述の実施例と特に異なるのは、前述の例がラ
プラス変換を用いて周波数特性を検出していたのに対し
て、時間応答特性から直接フィルタ特性を調整している
点である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
半導体集積回路内に高精度の能動フィルタを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の方法で使用される集積フィルタ回路
一例を示す構成説明図とその各周波数応答特性を示す
図。
【図2】この発明の方法で使用される集積フィルタ回路
他の例を示す構成説明図。
【図3】この発明の方法を実施する集積フィルタ調整装
置の一例を示す構成説明図。
【図4】図3の調整装置の動作例を示す説明図。
【図5】この発明の方法を実施する集積フィルタ調整装
置の他の例を示す構成説明図。
【図6】図5に示したフィルタ回路の周波数応答特性及
びステップ応答特性を示す図。
【図7】従来のフィルタ回路の例を示す図。
【図8】従来のフィルタ調整回路とフィルタ特性の変化
の例を示す図。
【符号の説明】
21〜23…端子、25、26、32、46〜50、7
3…D/A変換器、Gm1、Gm2…トランスコンダク
タンス回路、30…β増幅器、C1、C2…コンデン
サ、40…フィルタブロック、42、43、44、40
a…2次状態変数フィルタ、SW1、SW2、SW3…
スイッチ、52、74…A/D変換器、54…CPU、
55…インターフェース、56…信号発生器、57、7
6…ROM、75…演算制御部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−93309(JP,A) 特開 平3−34717(JP,A) 特開 昭63−167514(JP,A) 特開 昭64−61113(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03H 11/12 H01L 27/00 H03H 11/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2個以上のトランスコンダク
    タンス回路と少なくとも2個以上のコンデンサとで構成
    され、少なくともコンダクタンス、キャパシタンスのど
    ちらかを可変できるようにした2次の状態変数フィルタ
    からなる状態変数フィルタブロックと、前記状態変数フ
    ィルタブロックの特性を調整するために、出力を前記状
    態変数フィルタブロックに与えるデジタルアナログ変換
    部と、前記デジタルアナログ変換部に入力する調整デー
    タを保持したメモリとからなる能動フィルタを調整する
    方法として、 前記状態変数フィルタブロックの調整時に前記状態変数
    フィルタブロックにテスト信号としてインパルス波、パ
    ルス波またはステップ波を入力し、この結果、前記状態
    変数フィルタブロックから出力される応答信号をアナロ
    グデジタル変換して演算制御部に取り込み、前記演算制
    御部に取り込まれた応答信号をラプラス変換を含む演算
    処理を施すことにより、フィルタ伝達特性を算出し、得
    られた伝達特性からさらに2次の状態変数の少なくとも
    ω0 の値を算出し、予め設定しているω0 の値とのずれ
    を求め、このずれを補正するように前記デジタルアナロ
    グ変換部に調整データ入力し、前記ずれが許容範囲で
    あればその調整データを前記メモリに記憶させることを
    特徴とするフィルタ調整方法。
  2. 【請求項2】 前記デジタルアナログ変換部は、前記2
    個以上のトランスコンダクタンス回路または前記2個以
    上のコンデンサのいずれか一方について、各トランスコ
    ンダクタンス値またはキャパシタ値の比を一定にしつ
    つ、その値を増減させることにより、前記ω0 の値の合
    わせ込みを行うことを特徴とする請求項1記載のフィル
    タ調整方法。
  3. 【請求項3】 前記伝達特性から2次の状態変数のさら
    にQの値を算出し、予め設定しているQの値とのずれを
    求め、このずれを補正するように前記デジタルアナログ
    変換部に調整データ入力し、前記ずれが許容範囲であ
    ればその調整データを前記メモリに記憶させることを特
    徴とする請求項1記載のフィルタ調整方法。
  4. 【請求項4】 前記デジタルアナログ変換部は前記2次
    の状態変数フィルタに接続された少なくとも2つのデジ
    タルアナログ変換器からなり、前記2個以上 のトランス
    コンダクタンス回路または前記2個以上のコンデンサの
    いずれか一方について、各トランスコンダクタンス値ま
    たはキャパシタ値の比を一定にしつつ、その積を増減さ
    せることにより、前記ω0 の値の合わせ込みを行い、各
    トランスコンダクタンス値またはキャパシタ値の積を一
    定にしつつ、その比を増減させることにより前記Qの値
    の合わせ込みを行うことを特徴とする請求項3記載のフ
    ィルタ調整方法。
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