JPH05114836A - 集積フイルタ回路及びその調整方法 - Google Patents

集積フイルタ回路及びその調整方法

Info

Publication number
JPH05114836A
JPH05114836A JP27394891A JP27394891A JPH05114836A JP H05114836 A JPH05114836 A JP H05114836A JP 27394891 A JP27394891 A JP 27394891A JP 27394891 A JP27394891 A JP 27394891A JP H05114836 A JPH05114836 A JP H05114836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
state variable
signal
adjustment
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27394891A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3020685B2 (ja
Inventor
Takeshi Yamamoto
剛 山本
Iwao Kamoshita
巌 鴨志田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3273948A priority Critical patent/JP3020685B2/ja
Publication of JPH05114836A publication Critical patent/JPH05114836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3020685B2 publication Critical patent/JP3020685B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Networks Using Active Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体集積回路内に高精度の能動フィルタを実
現する。 【構成】状態変数フィルタは、トランスコンダクタンス
回路Gm1、Gm2及びコンデンサC1、C2とで構成
され、少なくともそのどちらかを可変できるように構成
されている。デジタルアナログ変換器25、26は、状
態変数フィルタの特性を可変調整するために、状態変数
と同数用意され各出力を対応するフィルタに与えること
ができる。そしてデジタルアナログ変換器25、26に
ははそれぞれメモリからの調整データが入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子機器一般に使用
される半導体集積回路に係わり、これに内蔵されてアナ
ログ信号処理用として利用される能動形の集積フィルタ
回路及びその調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子回路の半導体集積回路化が進
み、従来集積化が困難とされていた高精度アナログフィ
ルタも例外ではなくなった。アナログ集積回路では、実
用的なコイルは作れないため内蔵の抵抗とコンデンサと
で特性が決まる能動フィルタ回路として構成するのが一
般的である。このとき問題となるのが、集積回路内にお
けるこれらの能動素子の絶対ばらつきである。集積回路
では、一般的に抵抗とコンデンサの絶対ばらつきはそれ
ぞれ±10%〜±30%程度はある。このため集積回路
内に高精度フィルタを作る場合には、何等かの調整が必
要である。最も簡単な2次の状態変数フィルタを例にと
ってみる。このようなフィルタの従来の調整方法を、図
7(A)、(B)、及び図8(A)、(B)を参照して
説明する。
【0003】図7(A)のフィルタは、入力端子11か
らの信号がトランスコンダクタンス回路Gm1の一方に
供給される。トランスコンダクタンス回路Gm1の出力
端は、コンデンサC1を介して接地されるとともに、ト
ランスコンダクタンス回路Gm2の一方端に接続され
る。トランスコンダクタンス回路Gm2の出力端は、コ
ンデンサC2を介して接地されるとともに出力端子12
に接続される。出力端子12は、接続ラインを介してト
ランスコンダクタンス回路Gm1、Gm2の他方入力端
に接続されている。各トランスコンダクタンス回路Gm
1、Gm2のgm制御端子には、電流源14、15が接
続され、端子13から入力される調整電圧により、その
電流を制御することによりgmを調整できる。このフィ
ルタは、2つのgmの値を同時に制御することによりフ
ィルタ特性を可変できるようになっている。
【0004】図7(B)のフィルタは、可変コンデンサ
(バリキャップ)を同時調整することによりフィルタ特
性を可変できるフィルタである。同図(A)のフィルタ
と類似する回路部には同一符号を付している。このフィ
ルタは、コンデンサC1、C2の部分がバリキャップダ
イオードC11、C12で構成されている。上記の図7
(A)、(B)の調整は手動調整により行われるか、ま
たは、次に説明するような自動調整手段で行われる。
【0005】図8(A)のフィルタは、主信号系路に複
数の可変フィルタF1〜Fnが存在する構成である。そ
してその自動調整手段は、基本的には制御対象の可変フ
ィルタと同一形式の調整用基準フィルタFX、基準周波
数入力端子16、検波器17、コンデンサ18により構
成されている。可変フィルタと同一の基準フィルタFX
に基準周波数信号を入力し、基準フィルタFXの出力と
基準周波数信号とを位相比較するとフィルタによる位相
ずれに対応する検波出力を得ることができる。この検波
出力は、コンデンサ18に平滑されて可変フィルタF1
〜Fnの制御端子に供給されるとともに基準フィルタF
Xの制御端子にも供給される。これにより可変フィルタ
F1〜Fnの周波数特性は、基準フィルタFXのものと
合わせられる。振幅検波によりフィルタの利得から特性
ずれを検出する方式の場合は、スイッチ19が直流電源
20側に接続された回路形式を取る。すると検波器17
は、振幅検波出力を得ることになる。基準フィルタFX
の検波出力電圧で帰還制御することにより、基準周波数
における各可変フィルタの利得を基準フィルタと同じよ
うに合わせ込むことができる。手動、自動の調整方法
は、いずれにも問題がある。図7(A)、(B)のフィ
ルタの調整効果を、図8(B)に示すフィルタ特性を参
照して説明する。
【0006】調整の基準とするのは、1つの基準周波数
でありこれが予め決めてある「目標値」と一致するよう
に図7の端子13に印加する電圧を変えることにより調
整する。調整前のフィルタ特性が(X)であったとする
と、基準周波数における「検出値」より高い。そこで端
子13に印加する電圧を変えることにより、フィルタの
時定数を高くする。これはフィルタ全体の特性を図のよ
うに圧縮させる(横軸が対数軸の場合は平行移動させ
る)ことに相当する。このように制御し「検出値」が
「目標値」と一致したときを待って全体の特性も目標特
性(Y)に一致したとするものである。
【0007】このように図7(A)、(B)のフィルタ
は、周波数方向での誤差を補正するには有効である。し
かし例えばQのばらつき等のフィルタ特性の形状のばら
つき関しては制御できない。言い換えれば、この調整方
法は、先に述べた集積回路内の抵抗とコンデンサの絶対
ばらつきは補正できるが。相対ばらつきに関しては補正
できず、この分ばらつきが残ってしまう。
【0008】また最近では、1つの集積回路内にいくつ
ものフィルタを内蔵することが多い。この場合、調整方
法としては手動調整方法、自動調整方法のいずれもが、
調整は1か所で行い、全フィルタを同時制御するという
方法を通常はとる。これは経済性にすぐれた現実的な方
法ではあるが、大部分(あるいは全て)のフィルタが、
「間接調整」となるので調整用の基準フィルタと目的の
フィルタとの間の相対誤差を避けられない。特に、最近
の集積回路では大規模化するにつれてこれらフィルタ間
のICチップ上での距離もますます離れていく傾向にあ
り、高精度フィルタとしての精度が十分とれないのが現
状である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
アナログ集積回路内である程度の精度の必要な能動フィ
ルタの場合、調整方法としては周波数の一点調整が一般
的である。しかしこの調整では、抵抗やコンデンサの素
子同士の相対ばらつきによる調整誤差は避けられないた
め、調整精度が悪いという欠点がある。そこでこの発明
は、半導体集積回路内に高精度の能動フィルタを実現で
きる集積フィルタ回路及びその調整方法を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は、変数可変型
の状態変数フィルタを多段接続し、各段の状態変数Q、
ω0 の値を独立して制御できるように、状態変数と同数
のデジタルアナログ変換部を用意する。また前記デジタ
ルアナログ変換部のそれぞれに入力する調整データを保
持したメモリを用意する。これら状態変数フィルタ、デ
ジタルアナログ変換器及びメモリを半導体集積化して備
えるものである。さらに、前記メモリに調整データを格
納するフィルタ調整時においては、状態変数Q、ω0 の
値を、フィルタに基準信号を入力したときの出力(計測
値)をコントロール手段により取り込み、期待値と比較
することにより誤差分を検出し、上述したデジタルアナ
ログ変換器に与える調整データ(状態変数Q及び又はω
0)を修正し、誤差分が低減するように制御する手段を
備えるものである。計測値と期待値との差が許容範囲内
になればそのときの状態変数をメモリに格納するように
している。
【0011】
【作用】上記の手段により、メモリとデジタルアナログ
変換部により、対象となる集積フィルタ回路は、状態変
数フィルタの特性を決める各状態変数Q、ω0が独立し
て与えられるので、従来のような周波数軸上での一点で
の一致ではなく、フィルタ特性の全体での一致が達成で
きる。よって高精度の能動フィルタとして機能させるこ
とができる。また、上記状態変数フィルタを多段に接続
して構成するため、次数の高いフィルタであっても格段
毎に分けてそれぞれ独立に調整が可能となり、複雑な特
性も精度良く合わせ込むことができる。調整において
は、デジタル制御系による「直接調整」を実現してお
り、半導体素子の相対ばらつきの精度に影響されること
なく高精度のフィルタ特性を実現できる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0013】図1はこの発明の一実施例である。このフ
ィルタは変数可変型の状態変数フィルタであり、最も基
本的な2次の状態変数フィルタである。調整タイプとし
てはGm可変型の例を示している。トランスコンダクタ
ンス回路Gm1の正極入力端には端子21が接続され、
出力端にはコンデンサC1を介して端子22が設けられ
ている。このトランスコンダクタクンス回路Gm1の出
力端は、トランスコンダクタンス回路Gm2の正極入力
端に接続されている。さらにこのトランスコンダクタン
ス回路Gm2の出力端は、出力端子24に接続されてい
る。またこのトランスコンダクタンス回路Gm2の出力
端には、端子23がコンデンサC2を介して接続されて
いる。出力端子24と、トランスコンダクタンス回路G
m1、Gm2の負極入力端は共通に接続されている。
【0014】トランスコンダクタンス回路Gm1、Gm
2の制御端には、それぞれ独立してデジタルアナログ
(D/A)変換器25、26からの出力が与えられる。
D/A変換器25、26には入力端子27、28から第
1、第2の調整データが入力される。この調整データ
は、メモリから読み出されたものである。
【0015】上記フィルタは、トランスコンダクタンス
回路Gm1、Gm2にそれぞれD/A変換器25、26
を介して与えられる調整値により状態変数が独立して決
められるように構成されている。入力端子21、22、
23への信号の仕方によりフィルタを低域通過フィルタ
(LPF)、帯域通過フィルタ(BPF)及び高域通過
フィルタ(HPF)として機能させることができる。
【0016】今、端子21を入力Vinとして、端子22
と23をそれぞれ接地すると、このフィルタは低域通過
フィルタとして機能する。この場合の伝達関数Vout /
Vin(HLPF )は
【0017】
【数1】
【0018】と表すことができる。このように2次のフ
ィルタの特性は、ω0とQの2つの状態変数により一意
に決まる。この伝達関数は、一般に図1(B)のような
特性となり、Qが1に対して十分大きい場合は、図中に
示したようにω=ω0 のところでωが十分低域のところ
に対して20log Q(dB)のピークを持つことになる。
従って、Qが1に対して十分大きい場合、周波数特性の
ピークを検出することにより状態変数ω0 とQの値を知
ることができる。そうでない場合は、直接ω0 を検出す
ることにより状態変数Qの値を検出できないが、この場
合は、高域での減衰スロープから算出することができ
る。すなわち、ωがω0 から十分離れた高域では、減衰
の傾きがほぼ40dB/oct に等しくなることを利用す
る。例えばω=10ω0 の周波数のところでは低域に対
して約40dBの減衰となっており、この点を見付けるこ
とにより、ω0 の値を知ることができ、さらにこの周波
数における利得(減衰量)からQの値を知ることができ
る。
【0019】調整前のフィルタ特性の状態変数ω0 とQ
の値が検出できれば、目標値に調整するのにはGmの値
ををどのように変えれば良いかは(2)式、(3)式に
より求めることができる。この両式よりあきらかなよう
に、Gm1/Gm2(比)を一定にしたままで、Gm1
・Gm2(積)を変えていくことにより、Qの値を一定
にしたままω0 のみを変化させることができ、またGm
1・Gm2を一定にしたままでGm1/Gm2を変えて
いくことによりω0のみを変化させることができる。こ
のようにフィルタ特性を決める変数が少なく、しかも各
変数を独立に調整することが状態変数フィルタを用いる
最大の利点であり、後述するようにマイクロコンピュー
タを用いた複雑なフィルタ特性の合わせ込みも容易とな
る。
【0020】先に述べた2次の低域通過フィルタの調整
において、Qが1に対して十分には大きくない場合、高
域での減衰スロープからω0 を検出する方法において
は、厳密に言えば、減衰スロープもQの値の影響を受け
必ずしも一定とは限らない。
【0021】このため特に、高精度が要求されるフィル
タにおいては、一回だけではω0 とQの値とが正確に調
整しきれない場合もある。このような場合でも、上記し
たような「状態変数の検出−目標値への調整」という手
順を何回か繰り返せばより正確にフィルタ特性を合わせ
込むことができる。再び図1に戻って説明する。
【0022】端子23を信号入力Vinとして、端子21
と22をそれぞれ接地すると、このフィルタは高域通過
フィルタ(HPF)として機能する。この場合の伝達関
数Vout /Vin(=HHPF)は
【0023】
【数2】
【0024】と表すことができる。この場合も、ω0 と
Qの2つの状態変数によりフィルタ特性は、一意に決ま
る。ω0 、Qの各値は、先の低域通過フィルタの場合の
式と全く同じであり、しかもその特性は、周波数軸ω=
ω0 に対して全く対称な形をしている。従って、状態変
数の検出及び目標値の調整も先の述べた低域通過フィル
タの場合と全く同じように行うことにより、所望のフィ
ルタ特性に調整することが可能である。
【0025】図1(A)に示した基本回路は、さらに端
子22を信号入力Vinとして端子21と23をそれぞれ
接地することにより、帯域通過フィルタ(BPF)とし
て機能する。この場合の伝達関数Vout /Vin(=HBP
F )は
【0026】
【数3】
【0027】と表すことができる。この場合も、同図
(B)に示すようにフィルタ特性はω=ω0 のところに
ピークができるが、(7)式からも明らかなようにこの
点での利得は1である。Qの値を検出する方法は、例え
ば利得がピーク(即ちω=ω0 )に対して3dB下がると
ころの周波数から求めるという方法がある。つまりs=
jαω0 としαの値は
【0028】
【数4】
【0029】となり、各周波数αω0 (αは(10)式
を満たす数値)のところでピークに対して3dB下がるこ
とを意味する。即ち、逆に言えば3dB下がるところの周
波数αω0 が検出できれば(10)式よりQの値を知る
ことができる。このようにして帯域通過フィルタの場合
もω0 とQの値がわかれば、後は(8)、(9)式が先
の(2)、(3)式あるいは(5)、(6)式と同じな
ので、低域通過フィルタ(LPF)や高域通過フィルタ
(HPF)の場合と全く同じ制御方法でω0 とQの値を
調整して所望のフィルタ特性へ合わせ込んでいくことが
できる。図2は、この発明が適用された状態変数フィル
タの他の実施例である。
【0030】図2のフィルタは、ノッチフィルタ(BE
F)と言われるもので、これは、図1の基本型のうち端
子21と23を入力とし、端子22を接地したタイプで
ある。ただし、端子21は、直接信号を入力するのに対
して端子23へは、入力信号をβ倍して入力し、さらに
βの値を第3の調整データで調整できるようにしてい
る。従って、入力端子21と端子23間には、β増幅器
30が接続され、この制御端子には、端子33を通して
供給される調整データがD/A変換器32を介して供給
されるように構成されている。このフィルタの伝達関数
Vout /Vin(=HBPF )は
【0031】
【数5】
【0032】と表すことができる。この場合は3変数で
あるから、各変数の独立調整は困難である。そこで例え
ば、スイッチ等を用いてβの値を強制的に1にする。ノ
ッチの位置は、(10)式の伝達関数において分子を0
とする周波数(零点)であるから、β=1の場合は、こ
のような零点とω0 が一致することは明らかである。即
ち、β=1の場合のフィルタ特性のノッチ周波数を知る
ことで、ω0 の値を検出できる。またQの値を検出する
方法は、先に述べたBPFの場合と同じように、利得が
低域に対して3dB下がるところの周波数から求めればよ
い。つまり、s=jαω0 としてαの値は
【0033】
【数6】
【0034】となり、やはり角周波数αω0 (αは
(3)式を満たす値)のところで低域に対して3dB下が
ることを意味する。従って、3dB下がるところの周波数
から(13)式を用いてQの値を知ることができる。こ
のようにして検出したω0 やQの値を調整した後、強制
的なβ=1を解除する。この場合も、ノッチの位置は
(10)式の分子を0にする周波数であるということに
より、ノッチの位置はω0 からω0 /(β)(1/2)へ移
動するのは明らかである。従って、検出特性のノッチの
位置からβの値を知ることができ、第3の調整データに
よりβの値を制御することで全体特性を合わせ込むこと
が可能となる。以上はこの発明の半導体フィルタ自動調
整システムに係わるフィルタ構成の基本となる2次の状
態変数フィルタの調整方法について説明した。次に、こ
の発明についてマイクロコンピュータを用いた全体の調
整システムについて具体的実施例を説明する。
【0035】図3は、一実施例であり、調整対象となる
フィルタは、破線で囲むブロック40である。ブロック
40内には2次の状態変数フィルタが多段接続されてい
る。入力端子41は、2次の第1の状態変数フィルタ
(図にはBIQUADと記している)42に接続される
とともに、スイッチSW1、SW2の第1端子aに接続
されている。第1の状態変数フィルタ42の出力端は、
スイッチSW1の第2端子bに接続されるとともに、ス
イッチSW3の第1端子aに接続されている。スイッチ
SW1の出力端は、第2の状態変数フィルタ43の入力
端子に接続される。第2の状態変数フィルタ43の出力
端は、スイッチSW2の第2端子bに接続されるととも
にスイッチSW3の第2端子bに接続される。スイッチ
SW2の出力端は、第3の状態変数フィルタ44の入力
端子に接続される。第3の状態変数フィルタ44の出力
端は、スイッチSW3の第3の端しcに接続される。各
フィルタ42、43、44は、2次のフィルタであるこ
とから、それぞれには調整データを変換して変数値Q、
ω0 を与えるデジタルアナログ変換器45〜50が接続
されている。第1の状態変数フィルタ42が調整される
ときは、スイッチSW3は第1端子aを接続するように
制御される。第2の状態変数フィルタ43が単独で調整
されるときは、スイッチSW1は端子a側、スイッチS
W3は端子bに接続される。第3の状態変数フィルタ4
4が単独で調整されるときは、スイッチSW2は端子a
側、スイッチSW3は端子cに接続される。このように
スイッチSW1〜SW3の接続状態により、フィルタの
単独調整、あるいは組み合わせ調整が可能である。
【0036】フィルタブロック40の出力端子51は、
アナログデジタル変換器52に接続されている。このア
ナログ変換器52の出力データは、バスライン53を介
して中央演算処理装置(CPU)54に取り込まれる。
また、CPU54は、バスライン53、インターフェー
ス55を介して、信号発生器56を制御し、所望の周波
数信号を出力させることができる。信号発生器56の出
力は、フィルタブロック40の入力端子41に供給され
る。またバスライン53には、各状態変数フィルタの目
標特性や調整データを保持している不揮発性メモリ57
が接続されている。
【0037】CPU54は、全体の動作を管理するもの
で、フィルタ調整時に検出した周波数特性により状態変
数のω0 とQの値を算出し、目標値とのずれを補正でき
るように調整データを設定し、D/A変換器に供給す
る。そして調整データが決定されると、そのデータを不
揮発性メモリ57に書き込む。この調整システムは、製
品となる電子機器上に全て備えることも可能であるが、
製品コストの上昇を押さえるためにはD/A変換器と不
揮発性メモリのみを製品内に内蔵し、調整時に必要な他
のシステムは、製品の製造時の調整工程にてバスライン
を介して接続できるようにしておくのが好ましい。この
ようにしておけば、調整精度を上げるために必要な高精
度のアナログデジタル変換器や高精度の調整入力信号発
生器、さらには処理能力の高いCPUが製品コストに影
響せず、しかも後で容易に変更や機能アップが可能とい
うことになる。この場合、製品となった電子機器はメモ
リに記憶されている調整データが動作中連続してD/A
変換器に供給され続けることにより調整時に合わせ込ま
れたフィルタ特性で動作させることができることにな
る。最近の電子機器にはほとんどと言っていいほどマイ
クロコンピュータが組み込まれており、予め組み込まれ
ているマイクロコンピュータシステムと役割分担させる
方が好ましい。またそれゆえ、このようなデジタル制御
系による調整システムとの相性も良く、内蔵するD/A
変換器と不揮発性メモリも製品コスト上昇分は、ごくわ
ずかとなる。この点で、フィルタの集積回路への内蔵
化、調整の自動化、調整ボリウムの削減等によるコスト
のメリットの方がはるかに大きい。さらにD/A変換器
と不揮発性メモリも調整対象の集積回路への内蔵は困難
ではないので、本システムを採用してもみかけ上製品規
模はほとんど増えないということもありえる。
【0038】制御するフィルタは、2次の状態変数フィ
ルタの多段構成を前提としているが、調整時には各段1
つずつ調整が行えるようにしておく。これはトータルで
どのように複雑なフィルタ特性であっても各段の状態変
数が合ってさえいれば、トータル特性を精度良く合わせ
ることができるためであり、調整精度と調整のしやすさ
を考えてこのようにしている。
【0039】これを実現するのに、上記の実施例では2
段目以後の各段の信号入力部に選択スイッチを設け、全
体への入力と前段の出力とが選べるようになっている。
またフィルタ出力部には、各段の出力を選択するスイッ
チを設けてある。調整時には入力信号が当然調整段へ入
力され、A/D変換器へは調整段の出力が接続されるよ
うにスイッチが制御される。このような各段の制御法以
外にも調整段以外の全ての段をデジタルアナログ変換の
設定等でなるべくフラットな特性にしておいて全体特性
をみて各段ごとの調整を行うという方法もある。次に、
フィルタ調整時にフィルタの周波数特性を検出するため
の信号入力法と周波数特性を得る方法について具体的実
施例を2つ上げて説明する。
【0040】図4(A)は、信号発生器56から正弦波
を出力して調整を行う場合の例である。図には必要なブ
ロックを図3から抽出して示してる。CPU54は、信
号発生器56の出力信号周波数をステップ的に変更する
ことができる。フィルタブロック40からの出力は、A
/D変換器52でデジタル信号に変換され、CPU54
に取り込まれる。このようにして得るフィルタ特性の検
出結果Q、ω0 が目標値の許容範囲にあるかどうかが判
断される。許容範囲外であれば、調整データを再設定し
て調整中のフィルタに対応したD/A変換器へ与え、許
容範囲内に合わせ込むようにしている。この方法の場
合、フィルタ出力部とA/D変換器52の間に、振幅検
波器61を設けて、出力される振幅に比例して得られる
直流電圧をアナログデジタル変換することにより、アナ
ログデジタル変換の負担を減らし、周波数特性検出のス
ピードアップをすることもできる。
【0041】この方法の欠点は、周波数特性に急俊な変
化を持つ部分がある場合、周波数のステップが粗いこ
と、このような急俊な変化の部分での調整精度がとれな
いこと、言い換えれば、このような周波数特性の場合は
周波数のステップを細かくしなければならないため、調
整時間を長く必要とするということである。このような
欠点の改善を得るには、同図(B)に示すような入力信
号供給方法が良い。
【0042】これは、信号源56からフィルタへ供給す
る信号としてインパルス信号を用いるものである。そし
てこれに対する時間応答を、CPU54にてラプラス変
換し、リアルタイムで周波数特性を得るものである。こ
の場合、理想的なインパルス信号は実現できないので、
実際には短い幅のパルスを入力することになる。この
時、ラプラス変換により得られる特性は、実際の周波数
特性とはやや異なるが予めパルス幅を決めておき、パル
ス幅の入力に応じて目標特性の設定を補正しておけばよ
い。同様に考えてインパルス信号の代わりにステップ信
号を入力とすることも可能である。
【0043】上記したように、半導体集積アナログフィ
ルタとその調整システムを用いれば、フィルタを構成す
る各状態変数フィルタ毎に、全状態変数をそれぞれ独立
して調整することが容易に可能となる。これにより従来
のように1点での調整と異なり、全体のフィルタ特性を
合わせ込めるために、アナログ集積回路内でも精度の高
いフィルタが実現可能となる。調整システムは、対象機
器の製造工程においてそのほとんどを機器の外にバスラ
インを介して接続することにより構築するため、機器の
コスト上昇分はごくわずかである。代わりにマイクロコ
ンピュータ処理を中心とするデジタル制御系であるため
自動化に向いており、フィルタの集積化によるコストメ
リットのほか、調整コストの削減及び調整ボリウムの削
減に大きな効果がある。この発明は、高精度が必要なた
め集積化が見送られていたフィルタに対しても集積回路
への内蔵への道を開くものであり、マイクロコンピュー
タによるデジタル制御系も最近のデジタル化への流れと
整合しやすくそれだけ利用価値も大きい。図5は、この
発明のシステム調整装置の他の実施例である。
【0044】入力端子71にはフィルタ前段回路の出力
信号が供給される。また70は信号源である。スイッチ
72は、フィルタ調整時には、信号源70からの信号を
状態変数フィルタ40aの入力端子21aに導く。信号
源70から出力される信号としてはインパルス、ステッ
プパルスまたはパルス信号である。状態変数フィルタ4
0aの特性制御端には、D/A変換部73からの状態変
数ω0 、Qを与えることができる。状態変数フィルタ4
0aは、出力端子に導出されるとともに、A/D変換器
74に入力される。このA/D変換器74の出力データ
は、演算制御部75に入力される。ROM76は、理想
信号波形データを記憶している。ROM76は、電源の
オンオフに係わらず内部データが消えることのない、書
き込み可能な不揮発性メモリである。演算制御部75
は、A/D変換器74から得られた計測信号波形データ
と理想信号波形データとを比較し、計測信号波形データ
が理想波形データに近付くようにD/A変換部73を通
して状態変数フィルタ40aの特性を調整する。計測信
号波形データと理想信号波形データのずれが許容値以内
になると、そのときにD/A変換部73に与えてられて
いる調整データはROM76に書き込まれる。なお、調
整前には、ROM76には、調整データの初期値が格納
されており、実際のフィルタ調整が終了したときにこの
調整データが修正されることになる。フィルタ調整が終
了すれば、スイッチ72は、演算制御部75の指令によ
り入力端子71側を選択する。
【0045】状態変数フィルタとしては、先に図1で示
した回路を用いればよい。従って、D/A変換部73
は、図1にあるように2個のD/A変換器(図では25
と26)とから成り、これで2つの状態変数をコントロ
ールする。この調整方法も先の例と同様に2つのD/A
変換器の出力で制御するトランスコンダクタンスの比を
変えることによりQの値を、積を変えることによりω0
の値を変えればよい。
【0046】上記のフィルタの周波数特性は、例えば図
6(A)の如く表され、そのステップ応答は、同図
(B)の如く表される。ステップ応答波形は、フィルタ
出力の理想ステップ応答を示しており、このような波形
に近付くように、トランスコンダクタンスが制御され
る。このような方法でも前述の実施例と同様に、周波数
方向だけの特性調整ではなく、特性全体の調整が可能と
なり、理想に近いフィルタ特性を得ることができる。こ
の方法が前述の実施例と特に異なるのは、前述の例がラ
プラス変換を用いて周波数特性を検出していたのに対し
て、時間応答特性から直接フィルタ特性を調整している
点である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
半導体集積回路内に高精度の能動フィルタを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の集積フィルタ回路の一実施例を示す
構成説明図とその各周波数応答特性を示す図。
【図2】この発明の集積フィルタ回路の他の実施例を示
す構成説明図。
【図3】この発明の集積フィルタ調整装置の一実施例を
示す構成説明図。
【図4】図3の調整装置の動作例を示す説明図。
【図5】この発明の集積フィルタ調整装置の他の実施例
を示す構成説明図。
【図6】図5に示したフィルタ回路の周波数応答特性及
びステップ応答特性を示す図。
【図7】従来のフィルタ回路の例を示す図。
【図8】従来のフィルタ調整回路とフィルタ特性の変化
の例を示す図。
【符号の説明】
21〜23…端子、25、26、32、46〜50、7
3…D/A変換器、Gm1、Gm2…トランスコンダク
タンス回路、30…β増幅器、C1、C2…コンデン
サ、40…フィルタブロック、42、43、44、40
a…2次状態変数フィルタ、SW1、SW2、SW3…
スイッチ、52、74…A/D変換器、54…CPU、
55…インターフェース、56…信号発生器、57、7
6…ROM、75…演算制御部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2個以上のトランスコンダクタ
    ンス回路と少なくとも2個以上のコンデンサとで構成さ
    れ、少なくともコンダクタンス、キャパシタンスのどち
    らかを可変できるようにした状態変数フィルタブロック
    と、前記状態変数フィルタブロックの特性を可変調整す
    るために、状態変数と同数用意され各出力を前記状態変
    数フィルタブロックに与えるデジタルアナログ変換部
    と、前記デジタルアナログ変換部にそれぞれ入力する調
    整データを保持したメモリとを半導体集積化したことを
    特徴とする集積フィルタ回路。
  2. 【請求項2】 前記状態変数フィルタブロックは、2次
    の状態変数フィルタが多段に縦続配列され、2段目以後
    のフィルタの入力側には、初段フィルタに入力される信
    号若しくは前段フィルタの出力信号を選択的に導入する
    スイッチ手段が設けられ、最終段フィルタの出力側に
    は、いずれの段のフィルタの出力信号をも選択的に導出
    できるスイッチ手段が設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の集積フィルタ回路。
  3. 【請求項3】 少なくとも2個以上のトランスコンダク
    タンス回路と少なくとも2個以上のコンデンサとで構成
    され、少なくともコンダクタンス、キャパシタンスのど
    ちらかを可変できるようにした状態変数フィルタブロッ
    クと、前記状態変数フィルタブロックの特性を可変調整
    するために、状態変数と同数用意され各出力を前記状態
    変数フィルタブロックに与えるデジタルアナログ変換部
    と、前記デジタルアナログ変換部にそれぞれ入力する調
    整データを保持したメモリとからなる能動フィルタを調
    整する方法として、 前記状態変数フィルタに所定の信号を入力しているとき
    に得られる前記状態変数フィルタ出力をアナログデジタ
    ル変換して演算制御部に取り込み、前記状態変数フィル
    タの状態変数を計算し、予め設定している状態変数との
    ずれを求め、このずれを補正するように前記デジタルア
    ナログ変換器に調整データとして入力し、前記ずれが許
    容範囲であればその調整データを前記メモリに記憶させ
    ることを特徴とするフィルタ調整方法。
  4. 【請求項4】 前記状態変数フィルタブロックは、2次
    の状態変数フィルタが用られており、このフィルタに2
    個のD/A変換器を接続し、2つのトランスコンダクタ
    ンス値またはキャパシタ値を調整するのに、第1の調整
    法としては前記2つの積を一定にしつつ比を変えてい
    き、第2の調整法としては前記2つの比を一定にしつつ
    積を増減させるという、2種の調整法を組み合わせるこ
    とにより、所望のフィルタ特性への合わせ込みを行うこ
    とを特徴とする請求項3記載のフィルタ調整方法。
  5. 【請求項5】 前記状態変数フィルタブロックに調整時
    に供給するテスト信号として、周波数掃引信号または周
    波数ステップ信号を入力し、この結果、前記状態変数フ
    ィルタブロックを通して前記演算制御手段に取り込まれ
    た計測信号のピーク利得及び減衰域の減衰量とから、前
    記2次の状態変数のQ及びω0 の値を算出し、前記Qを
    合わせ込むために前記第1の調整法を実施し、前記ω0
    を合わせ込むために前記第2の調整法を実施することを
    特徴とする請求項4記載のフィルタ調整方法。
  6. 【請求項6】 前記周波数掃引信号または周波数ステッ
    プ信号の代わりに、インパルス波、パルス波またはステ
    ップ波を入力し、前記演算制御手段に取り込まれた応答
    計測信号を、ラプラス変換処理することによりフィルタ
    伝達特性を算出し、得られた伝達特性からさらに2次の
    状態変数であるQ及びω0 の値を算出することを特徴と
    する請求項5記載のフィルタ調整方法。
  7. 【請求項7】 複数の制御信号を供給可能であり、この
    複数の制御信号の値に応じて周波数特性が可変できるフ
    ィルタブロックと、 前記フィルタブロックに対して本来の処理信号と調整用
    の所定の信号とを選択的に入力することができる切り換
    え手段と、 前記フィルタブロックに前記所定の信号を入力している
    ときに得られるフィルタ出力信号の波形情報を、予め記
    憶している期待信号の波形情報とを比較してずれ情報を
    検出し、双方のずれが許容値以内となるように前記フィ
    ルタブロックの前記複数の制御信号を可変する演算制御
    手段とを具備したことを特徴とするフィルタ調整装置。
JP3273948A 1991-10-22 1991-10-22 集積回路フィルタの調整方法 Expired - Fee Related JP3020685B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3273948A JP3020685B2 (ja) 1991-10-22 1991-10-22 集積回路フィルタの調整方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3273948A JP3020685B2 (ja) 1991-10-22 1991-10-22 集積回路フィルタの調整方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05114836A true JPH05114836A (ja) 1993-05-07
JP3020685B2 JP3020685B2 (ja) 2000-03-15

Family

ID=17534803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3273948A Expired - Fee Related JP3020685B2 (ja) 1991-10-22 1991-10-22 集積回路フィルタの調整方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3020685B2 (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0879007A (ja) * 1994-08-31 1996-03-22 Nec Corp 自動調整フィルタ回路
WO1997045954A1 (en) * 1996-05-28 1997-12-04 Analog Devices, Inc. Variable gain cmos amplifier
US6307427B1 (en) 1998-08-06 2001-10-23 Fujitsu Limited Filter characteristic regulating apparatus and regulating method therefor
EP1172933A2 (en) * 2000-07-12 2002-01-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Automatic filter tuning control system
US6867650B2 (en) 2001-12-10 2005-03-15 Nec Electronics Corporation Variable gain amplifier circuit
WO2006117943A1 (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Nec Corporation 無線用フィルタ回路およびノイズ低減方法
US7865087B2 (en) 2006-11-15 2011-01-04 Sharp Kabushiki Kaisha Bandpass filter circuit, band-elimination filter circuit, infrared signal processing circuit
US8260155B2 (en) 2006-07-18 2012-09-04 Sharp Kabushiki Kaisha Carrier detection circuit, method for controlling carrier detection circuit, and infrared signal processing circuit having the carrier detection circuit
EP2311188B1 (en) * 2008-06-19 2016-03-30 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for tuning a gm-c filter
JP2016096500A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 富士通株式会社 増幅回路および半導体装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0879007A (ja) * 1994-08-31 1996-03-22 Nec Corp 自動調整フィルタ回路
WO1997045954A1 (en) * 1996-05-28 1997-12-04 Analog Devices, Inc. Variable gain cmos amplifier
US6307427B1 (en) 1998-08-06 2001-10-23 Fujitsu Limited Filter characteristic regulating apparatus and regulating method therefor
US6570412B2 (en) 1998-08-06 2003-05-27 Fujitsu Limited Filter characteristic regulating apparatus and regulating method therefor
EP1172933A3 (en) * 2000-07-12 2008-01-30 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Automatic filter tuning control system
EP1172933A2 (en) * 2000-07-12 2002-01-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Automatic filter tuning control system
US6512414B2 (en) 2000-07-12 2003-01-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Automatic filter tuning control system
US6867650B2 (en) 2001-12-10 2005-03-15 Nec Electronics Corporation Variable gain amplifier circuit
WO2006117943A1 (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Nec Corporation 無線用フィルタ回路およびノイズ低減方法
US7719349B2 (en) 2005-04-28 2010-05-18 Nec Corporation Filter circuit for wireless applications and noise reduction method
US8260155B2 (en) 2006-07-18 2012-09-04 Sharp Kabushiki Kaisha Carrier detection circuit, method for controlling carrier detection circuit, and infrared signal processing circuit having the carrier detection circuit
US7865087B2 (en) 2006-11-15 2011-01-04 Sharp Kabushiki Kaisha Bandpass filter circuit, band-elimination filter circuit, infrared signal processing circuit
EP2311188B1 (en) * 2008-06-19 2016-03-30 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for tuning a gm-c filter
JP2016096500A (ja) * 2014-11-17 2016-05-26 富士通株式会社 増幅回路および半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3020685B2 (ja) 2000-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4495640A (en) Adjustable distortion guitar amplifier
US5625316A (en) Tuning circuit for an RC filter
USRE35494E (en) Integrated active low-pass filter of the first order
US5331218A (en) Switched-capacitor notch filter with programmable notch width and depth
JPH05114836A (ja) 集積フイルタ回路及びその調整方法
JPH0666619B2 (ja) デジタル制御式周波数応答の交流増幅器
US4340854A (en) Distortion measurement system
EP0145184B1 (en) Apparatus for digitally controlled calibration of frequency response of amplifiers
US7113028B2 (en) Method and arrangement for calibrating an active filter
US5231360A (en) Multi-range voltage amplifier having multiplying digital/analog converters and programmable filter using multiplying DAC in feedback loop
RU2110140C1 (ru) Перестраиваемый arc-фильтр
US20030141925A1 (en) Adjustable time constant integrator
US5485115A (en) Impedance synthesizer
US4644306A (en) Programmable electronic synthesized capacitance
US4899069A (en) Integrated active low-pass filter of the first order
JPS62173809A (ja) 増幅装置
JPH05114835A (ja) 集積フイルタ回路とその調整方法
KR100452825B1 (ko) 선형 채널 선택 필터
JPH0652283B2 (ja) Lcrメ−タ
US20230421133A1 (en) Active filter
US5243548A (en) Integratable circuit configuration with an analog network
JPS63132510A (ja) プログラマブルゲインコントロ−ルアンプ
RU2019904C1 (ru) Программируемый arc-фильтр
JPS6342884B2 (ja)
RU1838821C (ru) Устройство дл извлечени квадратного корн из суммы квадратов двух величин

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees