JP3020274B2 - 動物の生のパートの消化によるタンパク質性生産物の製造方法 - Google Patents

動物の生のパートの消化によるタンパク質性生産物の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、動物の副産物の消化方法およびそれからの
濃厚フロテイン生成物の続く製造方法に関する。
2.関連出願のクロスリファレンス 本出願は、現在放棄してある1984年4月30日付け米国
特許出願第06/605,120号の継続出願である現在放棄して
ある1987年2月24日付け米国特許出願第07/018,848号の
継続出願である現在放棄してある1988年1月26日付け米
国特許第07/148,092号の継続出願である現在放棄してあ
る1988年10月21日付け米国出願第07/262,140号の継続出
願である現在放棄してある1989年8月23日付け米国特許
第07/398,326号の一部継続出願である。
3.従来技術の全般的な説明 処理をして食物にする動物には、多量のプロテインが
含まれていて、これらのプロテインのすべてが利用され
ているわけではないことはしばしばである。例えば、魚
の切り身をつくる場合、魚の切り身を取った後かなりの
量の廃棄物が残る。この廃棄物は、頭、尾、骨、皮、
鰭、内蔵および切り身にされなかった残りの肉からなる
『切り身フレーム(fillet frames)』の形をとってい
る。また大規模漁獲操業は、しばしば『屑』魚の多量捕
獲をもたらし、これはしばしば無駄に捨てられる貴重な
動物プロテイン源である。食物として利用する大きな陸
性動物および家禽を処理する屠殺場は、回収すると有益
なプロテインを含む副産物と廃棄物をある量生じる。陸
性動物は、羊(シープ)、豚(ホッグ)および牛(キャ
トル)を含む。切り身および肉の慣用の肉片は、人間の
消費用の動物プロテインのより望ましい形態を与える
が、『廃棄』部分にあるプロテインも、価値ある食物源
であり、特に動物性食物あるいは食物補充物としての価
値ある食物源である。
拡大する世界の入口を直接にあるいは間接に支持する
食物の生産の重要性において、廃棄プロテインを回収す
ることは、経済的にも環境上からも望ましい。そのよう
なプロテインに対する主な用途には、家畜飼料、家畜飼
料補充物、養殖飼料、食物香味向上剤および人間の食物
用のプロテイン補充物がある。
廃棄動物の諸部分および副産物からのプロテインの回
収のための多くの試みがこれまでになされてきている。
例えば、メインケ(Meinke)の米国特許第4,361,586
号;オロフソン(Olofsson)等の米国特許第4,293,571
号;ボルマー(Vollmer)等の米国特許第4,176,199号;
フェルデマン(Feldman)等の米国特許第3,970,520号;
ベリニ(Perini)の米国特許第3,928,630号;ハス(Hut
h)等の米国特許第3,796,811号;およびロシア国特許第
441,915号は、動物の副産物を酵素により消化して(加
水分解)濃厚なプロテイン生成物を製造する方法を開示
している。しかしながら、これらの特許に開示された方
法は、特有な欠点を有している。多くは、長い反応時間
を要し、大規模操業には適さない。例えば、米国特許第
4,361,568号および同第3,928,630号は、加水分解に24時
間までかかる。米国特許第4,176,199号は、消化に4−
6時間必要である。加えて、上記の方法は、タンパク質
性の物質の単に比較的に希薄な懸濁液を処理することに
よる以外は、処理機械装置の詰まりの面倒な問題をいか
に監視し制御することについて述べていない。そのよう
な希薄な懸濁液は、酵素消化の後に脱水するのに多量の
エネルギーを必要とし、このことはさらにかなりの費用
がかかることになる。
燃料の高いコストおよび我々の天然資源を浪費しない
必要性とから、動物副産物を処理する大規模な方法では
特に、エネルギー消費を最低限に保つことが非常に重要
である。高い水分の生成物から水を除くのには多量のエ
ネルギーが必要とされるので、この必要性は、バクテリ
アおよび黴がもはや成長しない時点まで生成物を乾燥す
ることにより高プロテイン生成物を腐敗しないようにす
る必要性と直接対立する。
乾燥生成物を生じる上記に引用した方法のすべては、
乾燥媒体として加熱した空気を用いる慣用の乾燥機を使
用することによっているので、比較的にエネルギーの面
で非効率的である。例えば、本分野で典型的なスプレー
乾燥機は、1ポンドの水を除去するのに1600−1800BTU
必要とし、1ポンドの水を除くのに500−600BTU必要と
する二重効果蒸発器と比較される。あるプロセスは加水
分解したプロテイン中の水分の一部を除くのに蒸発器を
使用するが、それでも生成物をその所望の乾燥度にする
ために効果的に劣る慣用の乾燥機に依存しなければなら
ない。このことは、加水分解されたプロテインが、非常
に粘着性でゴム状になり、蒸発プロセスの間に取り扱い
にくくなり得るからである。
慣用の乾燥方法に伴うもう1つの問題は、慣用のプロ
テインミールプロセスに関連する環境上の主な異臭源で
あることである。乾燥機からの水分の放出にともない、
いやな臭いを起こす多くの化合物たとえばアミン化合物
および微粒状の物質も、慣用の乾燥方法から大気中に放
出される。
臭気の問題は、これらの臭気性化合物の多くが、加熱
された空気中の酸素および窒素と反応し、さらにより不
快な生成物を生じ得る事実によりさらに複雑となってい
る。
慣用の乾燥機の使用のさらにもう1つの欠点は、それ
らが非常に大きくかつ高価であることである。
特に、動物の副産物を処理する大規模な連続方法で
は、該方法が、装置の詰まりに対する抵抗力があること
が重要である。詰まりは、ありふれた問題であり、その
理由は、過度な熱と乱流にさらされたプロテイン懸濁液
は、予防措置および適当な装置の設計を用いないなら、
かなりの変性(卵の料理に似ている)を受け得るからで
ある。変性がない場合でも、脂肪固体が、詰まりの形成
に通常関係し、その理由は、プロテイン消化(プロテイ
ン加水分解すなわちプロテインの加水分解)酵素は脂肪
を攻撃しないからである。消化に先立つ予備段階として
生の動物の部分を粉砕することは、詰まりが部分的に起
こらないであろうことの保証を生ずるものではなく、そ
の理由は、粉砕した材料は、容易に再び凝集し得るから
である。詰まりは、処理装置の運転停止をさせてしまう
ばかりではなく、運転を再開させるために装置から除去
されねばならないタンパク質性の物質の有為的な無駄を
もたらす。さらに、詰まりの結果としての装置の停止時
間が、プロセスを経済的に実現不能とし得る重大な経済
的な非能率をもたらす。さらに、予期しない詰まりは、
連続的なプロセスの予期される利益の1つを深刻にむし
ばことになろう、すなわち人による介在なしでプロセス
がかなりの時間運転されるという予期を深刻にむしばむ
であろう。
従来技術で公知の多くの関連したプロセスは、同様な
一連の段階を含んでいる。これらには、ある形式の粉砕
段階;動物プロテインを内因性または外因性のプロテイ
ン分解酵素と混合して生の動物プロテインを消化する消
化段階;非消化性の固体例えば骨、うろこおよび軟骨組
織が除去される段階;および消化された物質中の少なく
とも残留水の一部が除去される乾燥段階。詰まりが最も
起こり得る段階は、非消化性固体の除去および乾燥段階
である。しかしながら、詰まりは、装置の実質的にどこ
でも起こり得る。詰まったものおよび凝集物は、除くの
が極端困難であり得、驚くほど短期間に装置の運転停止
を起こし得る。
詰まりは、しばしば他の理由からも既存のプロセスで
の問題である。例えば、そのようなプロセスは、かなり
のプロテインの変性を起こす酵素消化の前またはその間
にプロテイン懸濁液が部分的に煮沸(cook)されるまた
は強力に攪拌される段階をしばしば含む。また、詰まり
を減少させるように希薄な懸濁液を使用する他のプロセ
スは、生じるプロテイン生成物が非常に粘るようになり
後で下流の装置を通過しにくくなる各種の乾燥段階によ
り消化後物質から多量の水を除去しようとするものであ
る。
ある既存のプロセスのもう1つの不利な点は、粉砕後
の与えられた量の動物の副産物が、酵素を含むバットな
どに入れられ、その中で混合物が、非消化性固体の除去
と生成物の乾燥の前に、与えられた時間攪拌されるバッ
チでプロセスが行われなければならないことである。そ
のようなバッチプロセスは、本来非能率的であり、連続
プロセスよりも遅く、したがって、連続プロセスよりも
経済性に劣る。
詰まりに抵抗性がある連続プロセスにより、変性され
ていない、部分的に加水分解されたプロテイン生成物を
製造する方法に対する必要性が存在する。
さらに、製造されたプロテイン生成物が保存の容易さ
と保存の寿命の点から粒状であるそのようなプロセスに
対する必要性がある。
さらに、プロテイン加水分解度が注意深く調節されて
いて食物に用いるより高い品質のプロテインをもたらす
プロテイン生成物を生じるそのようなプロセスに対する
必要性が存在する。
さらには、必要に応じまたは状況に応じ粒状の形態の
ままにできるかまたはペレットまたはブロックに圧縮で
きる生成物を生じるそのような方法に対する必要性があ
る。
さらに、不快な臭気を有することなく望ましい香味特
性と稠度のための十分な油を含む生成物を生じるそのよ
うなプロセスに対する必要性が存在する。
さらに、カロリー価のための高い品質の油を含むプロ
テイン生成物に対する必要性が存在する。
さらに、腐敗することなく生成物の長期保存性を向上
するように残存水分のほとんどが除去されているプロテ
イン生成物を生じるそのようなプロセスに対する必要性
が存在する。
さらには、大規模運転においてもプロテイン生成物か
ら残存水分のほとんどを経済的に除去するプロセスに対
する必要性が存在する。
さらには、不快な臭気と他の望ましくない化合物で空
気を汚すことなくプロテイン生成物から残存水分のほと
んどを除去するプロセスに対する必要性が存在する。
発明の要約 上記の必要性は、動物の副産物から変性されてない、
部分的に加水分解されたタンパク質性生成物を製造する
本発明の方法により満たされる。本明細書に示して記載
した好ましい具体例では、本発明の方法は、次の5つの
基本的な段階を含んでなる:マリング(mulling)段
階、プロテイン加水分解段階、スクリーニング段階、濃
縮段階および油分離段階。これらの段階は、肉および魚
の処理操作で残された生プロテインを含む動物の部分
を、他の動物例えばペット、家禽、家畜および養殖の魚
のための食物または食物補充物として使用できる微粒状
のプロテインに富んだ生成物に変換できる。
生成物は、指触乾燥状態の微粒状のフレークの状態で
あり、ケーキまたはペレットに圧縮できる。プロテイン
に富んでいることに加えて、生成物は、動物副産物から
のかなりの量の高品質の油を含んでなる。生成物は、ま
た、灰分が少なく、臭気が少なく、従来技術の方法に従
ってつくられる生成物よりも動物にとってよりうける味
を有している。動物の副産物を含んでなる最初のプロテ
イン分子は、従来技術によるよりもより調節された度合
いに本発明の方法により部分的に加水分解される。さら
に、生成物中のプロテインは、変性されていない。結果
として、生成物は、プロテイン源として高度に栄養があ
る。さらに、生成物は、従来の方法よりも酸化と黴に対
してより抵抗性がある。
マリング段階では、生の動物の部分および副産物が、
好ましくは、粉砕機または類似の装置を用いて粉砕状態
に変えられる。通常、得られる粉砕懸濁液は、十分な水
を含んでいるので、従来の方法と対照的に詰まりを防ぐ
ためにさえ希釈は必要でない。
後続するプロテイン加水分解段階では、粉砕懸濁液
は、プロテイン加水分解酵素を用いて部分的に消化され
(加水分解され)て部分的に加水分解された動物の部分
からなる水性懸濁液を形成する。消化は、酵素の加水分
解活性に対して行動する(conductive)範囲であってプ
ロテインを変性しない範囲の温度で行われる。消化酵素
は、粉砕懸濁液に固有の酵素であるかまたは補充物とし
て加えられる酵素たとえばパラピンまたは同様なプロテ
イン加水分解酵素であってよい。行動する温度は、粉砕
懸濁液を温め前消化混合物を形成する熱交換器または同
様な装置を用いて好ましくは達成される。プロテイン加
水分解は、前消化混合物の進行の間混合物中のプロテイ
ンを変性することなく前消化混合物を行動する温度(co
nductive temperature)に保って攪拌する複数の直列に
接続した蒸解器を調節した流量で前消化混合物を通過さ
せることによって好ましくは行われる。蒸解器を通る調
節された流量に一部起因して、『プラグフロー』条件下
で、プロテインの酵素加水分解は、従来技術で未知の一
定の度合いに注意深く調節され得る。多数の蒸解器の使
用とそれを通る混合物の『プラグフロー』の進行は、従
来の方法よりも速い消化を可能とする。
後続するスクリーン段階では、水性懸濁液がさらに加
熱され、非消化性の固体がそれから分離される。加熱
は、水性懸濁液中の酵素を不活性化することによりプロ
テインのさらなる加水分解を停止させる好ましい方法で
ある。好ましくは、酵素は、約175−200゜Fに加熱され
る。そのような加熱は、驚くべきことに、部分加水分解
されたプロテインの変性を起こさない。そのような加熱
は、懸濁液中の脂肪固体を詰まり物を形成しない油にす
ることにより、従来技術よりも詰まりの形成をより起こ
しにくい懸濁液を形成する予期せざる利益をも有する。
水性懸濁液の加熱後、非消化性の固体は、懸濁液を傾斜
させた振動篩または同様な分離装置を通すことにより好
ましくは除かれる。
後続する濃縮段階では、油が、調節された流量で水性
懸濁液に加えられ、ポンプ送りできない凝集した固まり
を形成することなく水除去段階にかけることのできるプ
ロテイン−油懸濁液を形成する。後に、懸濁液は、低温
殺菌され水のほとんどが除去されて部分加水分解された
プロテインの油質懸濁液を形成する。好ましくは、低温
殺菌および水除去の一部は、懸濁液を約200−250゜Fに
0−15psigで約10−20秒間加熱する第1の蒸発器に調節
された流量でプロテイン−油懸濁液を通すことにより行
われる。次に、懸濁液は、所望の程度の水除去を完了す
る第2の蒸発器に減圧で調節された流量で好ましくは通
される。
後続する油除去段階では、外来性の油が、油質懸濁液
から除去されて、約20−35w/wパーセントの油、約10−1
5w/wパーセントの水分、約0−7w/wパーセントの灰分お
よび残りの部分加水分解された変性されてない動物プロ
テインを含んでなる微粒タンパク質性生成物を形成す
る。好ましくは、油は、遠心機または類似の装置に油質
懸濁液を通すことにより除去される。除去された油の一
部は、濃縮段階の水性懸濁液に加えるために使用され
る。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の方法の好ましい具体例の図式フロー
ダイアグラムである。
図2は、図1の具体例の一部のクローズアップ図であ
り、近くの装置を接続させた第1と第2の蒸発器の断面
図である。
詳細な説明 本発明に従う方法は、図1に図解してある。このよう
な方法は、多数の異なる段階を含んでなり、そのそれぞ
れは、1つまたはそれ以上の別個のステップをふくんで
なる。各段階は、順番に、マリング段階10、プロテイン
加水分解段階20、スクリーニング段階30、濃縮段階40お
よび油分離段階50である。これらの5つの段階は、『切
り身フレーム』のような生の動物の部分12を微粒の部分
加水分解された変性されていないタンパク質性の生成物
100に全体で変える。ここで用いる『生の動物の部分』
とは、屠殺場残物、他の廃棄動物の部分、切り身フレー
ム、屑魚、産卵後の魚(spawned−out fish)、動物の
副産物、使用可能な内蔵などを含む群からのいずれかを
指す。
典型的には、生成物100は、いくらか乾燥していて、
粉体状またはフレーク状の稠度を有する。これは、所望
に応じて、ペレットまたはケーキに容易に圧縮され得る
(図示せず)。例えば、1つの望ましい形態は、約1/8
−1/4インチの直径のペレットである。そのようなペレ
ットは、例えば、空気輸送システム(pneumatic syste
m)による輸送が容易である。生成物100は、典型的には
約10kgの重さのケーキまたはブロックの形に圧縮しても
よく(図示せず)、この場合も輸送が容易である。
生成物100をペレットまたはケーキの形態に変える重
要な理由は、酸化に対する生成物の表面積を少なくする
ことである。酸化は、空気中の酸素に長い間かなりさら
されることにより通常起こされる魚粉のような微粉砕さ
れたタンパク質性生成物での通常の現象である。酸素
は、そのような生成物中のある種の油脂と反応し得るも
のであり、油脂を化学的に変化させて、熱と望ましくな
い臭気とを発散する。実際、例えば魚粉では、生成物の
量が熱を取り込んで蓄積するほど十分に多量で空気に制
限なくさらされると自然燃焼が起こり得る。
生成物100が、指触乾燥状態であると、従来技術の生
成物と対照的に、生の動物の部分12から終局的に得られ
る油を比較的高濃度を有する。そのような油は、生成物
をペレットまたはケーキに圧縮するのを便するばかりで
はなく他の利益をももたらす。まず、生成物100は、食
物または食物補充物として用いられることを意図される
ので、油は、生成物が消費用に与えられる動物にとって
生成物をより香味のあるようにする傾向がある。例え
ば、魚から得られた生成物100が、ペットフードの製造
に使用されると、内因性の油は、猫のようなペットに訴
えるその味を大きく向上する。第2に、油は、容易に消
化されて栄養のあることを意味する『高品質』油であ
る。例えば、魚の餌に含まれる高い油の含量は、魚のエ
ネルギー必要条件を容易に満たし、餌に含まれるプロテ
インを異化作用よりも成長のために支配的に使用される
ようにさせ得ることが示されている。第3に、内因性の
油は、生成物が動物の餌として与えられると、高価な外
来性の油を加える必要を最小限とする。生成物100に存
在する油は、外来性の結合物質の添加なしで生成物をペ
レットまたはブロックにより容易に圧縮できるようにす
る。
図1にさらに関連して、生の動物の部分12は、まず、
動物の部分12が、通常、粉砕機14または類似の装置を通
すことにより粉砕状態にされるマリング段階10を通る。
図1よりわかるように、粉砕機14は、動物の部分12のタ
ンパク質性の成分だけでなく骨、うろこおよび関連する
他の部分をも粉砕状態に細かくする。ここで用いた『粉
砕状態』とは、微粒形態であり、各粒子は、約1/16イン
チ−1/2インチの範囲の直径を有する。好ましくは、粒
子は、約1/4インチのメジアン直径を有している。
粉砕後、粉砕動物の部分は、16を通りトランスファー
ビン18へと送られる。粉砕機および類似のマリング装置
は、典型的には、一定の流れの処理量で物質を処理しな
いので、トランスファービン18は、粉砕機14を通る物質
の流れをならすようにする。トランスファービン18の中
の粉砕された動物の部分は、軸線を中心として回転され
ているオーガー22または類似の素材運搬装置に向けるよ
うにし、よって、粉砕された動物の部分は第1の容量形
ポンプ24へと強制される。ポンプ24は、典型的には、回
転羽根式であるが、いずれの容量形または一定流量送り
形のポンプを用いてもよい。第1のポンプ24は、熱交換
器32の入口28へ導管26を通じて粉砕された動物の部分を
推進する。熱交換器32を通る必要な正確な液圧流量(hy
draulic flowrate)は、第1のポンプ24のポンプ送り
の速度をあらかじめ設定して正確に制御することにより
決定される。
上記したステップを含んでなるマリング段階10の完了
後、粉数された動物の部分の得られる懸濁液は、プロテ
イン加水分解段階20に入る。この段階で、懸濁液中のプ
ロテインは、プロテインを変性することなくそのような
加水分解に対して有効な温度で酵素により加水分解され
る。
粉砕された動物の部分の懸濁液を、内因性のプロテイ
ン加水分解酵素を用いて消化させることを意図しないな
ら、懸濁液に外来性のプロテイン加水分解酵素34を加え
る必要があろう。通常、外来性の酵素34の添加は、全体
的なプロセスの稠度と所望の予想できる性質を持つ生成
物100を生じるプロセスの能力とを確保するのに好まし
い。外来性酵素34は、プロテイン加水分解酵素またはペ
プチド加水分解酵素例えばパパインなどの通常公知の形
式であるものが好ましい。プロテイン加水分解酵素は、
プロテイン骨格に沿うペプチド結合を加水分解して、粉
砕された動物の部分の大きなプロテイン分子を開裂して
より小さな分子とする。外来性酵素34を必要とするな
ら、粉砕された動物の部分の懸濁液が熱交換器32に入る
直前に外来性酵素34を加えることが好ましい。熱交換器
32を通る通過は、懸濁液に混合作用を与え、このこと
が、懸濁液全体への酵素の分散を助ける。
外来性の酵素34は、商業的に入手できる配合物(prep
aration)であってよく、例えば、ドイツ連邦共和国、
ダームスタット、D−6100、キースチャナラエ、ポスト
ファ 4242、ローム Gmbh(Rhm Gmbh,Postfach 4
242,Kirschenallee,D−6100,Darmstadt,Federal Repub
lic of Germany)により製造される『コロラーゼL10
(Corolase L 10)』であってよい。魚の場合、この
配合物の量は、生の魚の部分1000ポンド当たり約300−4
00mlである。牛の各部分のような陸性の動物からの部分
を処理する時は、さらに酵素が必要とされよう。好まし
くは、外来性の酵素は、酵素の変性を起こすことのない
適当な流量を有する正確なポンプ(図示せず)を用いて
懸濁液に加えられる。
プロセスのこの段階での粉砕された動物の部分の懸濁
液中の水の量は、通常、生の動物の部分12に存在する天
然に存在する水の量により定められる。例えば、魚で
は、天然の水の含量は、約75%である。通常、さらに水
を加える必要はない。しかしながら、粉砕された動物の
部分が、あまり粘稠であるかまたは多量の固体例えば骨
等を含むなら、さらに水を加えることが奨められよう。
追加の水が必要とされるなら、それは、懸濁液が第1の
ポンプ24に入る直前に計量されることが好ましい。
所望とされる外来性のプロテイン加水分解酵素34を別
として、懸濁液に他の配合剤を加えることは、本発明の
この段階で必要ではない。例えば、外来性の緩衝配合物
またはpH調節配合物は必要とされない。懸濁液の自然の
pHが十分であり、通常、6−6.5の範囲にある。
プロテイン加水分解作用を誘発させるためには、粉砕
された動物の部分と酵素からなる懸濁液を、酵素の加水
分解に有効な温度に予備的に加熱すべきで、これは、通
常、約140−約150゜Fの範囲である。約140゜Fの温度
が、内因性のプロテイン加水分解酵素に対し最適であ
り、約150゜Fの温度が、パパインのような外来性の酵素
に対して最適である。外来性の酵素34を加えた時に内因
性の酵素の働きを抑えたいならば、懸濁液は、約150゜F
に予備的に加熱されるべきである。約150゜Fを越える温
度は、プロテインの変性と酵素の不活性化を起こすので
不利である。約140゜Fよりも低い温度は、必ずしも不利
ではないが、後続する酵素加水分解ステップ(下記)の
間、プロテイン加水分解の所望の度合いを達成するのに
長い時間を必要としよう。
熱交換器32は、懸濁液を温めるのに好ましい手段であ
る。熱交換器32は、懸濁液が通される内部チャンバー36
を好ましくは含んでなる。内部チャンバー36は、熱い流
体熱交換媒体が通る別個の外部チャンバー38により包囲
されている。図1に示されるように、外部チャンバー38
は、熱交換媒体例えば熱い水または蒸気の給源42に流体
的に接続されている。
熱交換媒体は、懸濁液の所望の温度よりも高くあるべ
きである。蒸気を熱い水の代わりに熱交換媒体として使
用すると、蒸気は、沸騰水よりも熱いのでより小さな熱
交換器が使用されてよい。しかしながら、蒸気の使用は
いくつかの欠点がある。まず、熱い水が使われる場合よ
りも外部チャンバー38がより高い圧力に耐えることので
きることを蒸気は必要とする。また、蒸気は、熱い水よ
りも制御がより困難であろう。さらに、蒸気の使用は、
プロテインの望ましくない変性および酵素の不活性を起
こさせ得る内部チャンバー36内での『ホットスポット』
のより大きな確率をつくり出す。結果として、約180−
約200゜Fに加熱された熱い水は、加熱媒体として蒸気よ
りも好ましい。(必要とされる実際の水の温度は、懸濁
液の流量、内部チャンバー36の表面積および達成される
べき所望の懸濁液の温度を含む多数の因子に依存するで
あろう。)熱い水はまた、外部チャンバー38の実質的な
圧力の性能を何ら必要としない。熱い水を使用する主な
不利益は、大きなそして結果的にはより高価な熱交換器
が必要とされることである。
熱交換器32は好ましくは内部チャンバー36内で中速度
ないし高速度で回転される壁掻取りパドル44などを含み
懸濁液が内部チャンバー36を通る際に懸濁液に混合作用
を与える。混合は、懸濁液全体に酵素を分散させること
を確実するうえ過熱することなしに均等な予備加熱を確
実にする。
第1のポンプ24は、あらかじめ定まった一定の流体流
量で動物の部分の粉砕懸濁液を推進させるので、熱交換
器32を通る粉砕懸濁液の通過時間(transit time)
は、正確にわかる。このことは、懸濁液が熱交換器に長
時間滞在すればするほど懸濁液がより熱くなるので重要
である。正確な流体流量は、粉砕懸濁液が、所望の消化
温度までのみに予備的に加熱されそれよりも熱くも冷た
くもないことを確実にする。
熱交換器32を出た後、粉砕された動物の部分のより加
熱された粉砕懸濁液(ここで『予備消化混合物』と呼ぶ
ことにする)は、第2の蒸解器46に案内される。好まし
くは、多数の蒸解器が用いられて所望のプロテイン加水
分解度を達成し、この際、各蒸解器は、端と端とが接続
されている(すなわち直列に接続されている)。例え
ば、図1は、直列に接続された3つの蒸解器46、48およ
び52を示している。単一の大きい蒸解器を用いることが
できるが、一連の小さな蒸解器が好ましく、その理由
は、単一の大きな蒸解器によるよりも多数の小型の蒸解
器により加水分解度についてより密な制御が可能である
からである。多数の小さな直径の蒸解器はまた、蒸解器
の有効容積を変えてしまい詰まりを起こし得る沈殿する
非消化性の固体の可能性を減ずる。
図1に示すように小さな細長い蒸解器は、また、蒸解
器を通る物質の所望の『プラグフロー』の通過を大いに
便する点で有利である。『プラグフロー』とは、懸濁液
のそれぞれの量子が蒸解器を通る同じ長さの通路を流れ
る流れの挙動を指す。プラグフローは、懸濁液のそれぞ
れの量子が実質的に同じ量の時間に蒸解器を通ることを
確実にし、したがって、懸濁液のどの部分についても消
化の過不足を防止する。このようにして、生成物100を
含んでなる部分加水分解されたプロテイン分子の数平均
分子量は、予定の値にしっかりと制御され得、生成物10
0の酸化に対する抵抗と最大栄養値を確実にする。プラ
グフローは、また、従来技術の方法よりもより迅速な消
化を可能とする。
数平均分子量についての通常の目標値は、約15000−
約30000ドルトンの範囲内であるが、他の値を選択して
もよく生成物100の意図する用途に依存して信頼あるよ
うに達成され得る。プロテイン加水分解度を注意深く制
御する鍵となる利益は、最低限の変化が、生成物100中
の動物の部分を含んでなるアミノ酸に与えられることで
あり、よって、生成物100の栄養値を最大にする。
直列に接続した蒸解器の数は、動物の部分の給源、水
の含量、所望の容量処理量、消化温度、酵素の種類と濃
度、個々の蒸解器の能力および所望の消化度を含む多数
の因子に依存して変わり得る。いずれにしろ、多数の蒸
解器の使用は、一群のより小さな蒸解器の合計の通過時
間に等しい液体スルーアウト(liquid throughout)に
対する通過時間を示す単一のより大きな蒸解器よりも所
望の加水分解度により速く消化を達成する。図1では、
それぞれの蒸解器46、48、52は、懸濁液の粒子が、約20
−40分の通過時間で蒸解器を通過するようにした体積の
容量を有する。
さらに、図1を参照して述べると、各蒸解器46、48、
52は、複数の回転可能なパドル54または類似の攪拌装置
を有していることが好ましい。パドル54は、対応する蒸
解器の長手方向の軸線を中心として回転されて、消化混
合物が蒸解器を通る際に消化混合物のを防止する。パド
ルは、プラグフローの中断および混合のし過ぎを起こし
得るほど速く回転させないことが重要である。パドル
は、パドルが回転された時、パドルの平面でなく蒸解器
を通る混合物を通ってパドルの縁が切るように好ましく
は方向づける。パドル54の外側の縁は、好ましくは、そ
れぞれの蒸解器の端に向け90゜の角度で曲げられてい
て、パドル54が回転された時、壁からの懸濁液の穏やか
な払拭を行う。パドル54を実質的に縁に沿うように方向
づけることは、従来技術から有意的に異なるこおであ
り、本発明により達成できる部分的な正確なプロテイン
加水分解度の達成を助ける。パドル54は、また、非消化
性の固体例えば骨の粒子が、詰まりをもたらし得る各蒸
解器の底に沿って沈殿するのを防ぐ。
蒸解器は、図1に示すように集合的に設置してもある
いは個々に設置しても好ましい。断熱材56は、懸濁液が
蒸解器を通る際に酵素による消化の最適温度を保つのを
助ける。各蒸解器内の温度は、温度計58または類似の装
置により測定されて表示される。
別法として、熱交換器32は、除いてもよい、そしてそ
れぞれの蒸解器は個々にあるいはまとめて加熱してもよ
く(図示せず)、熱交換器32の機能をそれぞれの蒸解器
46、48、52と実質的に組み合わせてもよい。
蒸解器の通過は、予備消化混合物を部分加水分解され
た動物の部分からなる水性懸濁液に変える。蒸解器中で
の酵素による消化は、部分プロテイン加水分解に起因し
て、予備消化混合物からなる粉砕された動物の部分の粒
子を細かくしていくぶん乳化状の稠度とする。本発明の
方法の部分加水分解の鍵の利益は、部分的に加水分解さ
れた動物の部分からなる得られる水性の懸濁液は、もは
や、変性を受けないことである。このことは、下流のプ
ロセスの段階が、加水分解されてないプロテインを変性
するより高い温度を必要とすることから重要である。
水性懸濁液は、活性な酵素をまだ含んでいる。我々
は、懸濁液の蒸解器通過直後に酵素を不活性化すること
が好ましいことを発見した。酵素を不活性化すること
は、蒸解器の下流で起こるであろう、さらなるプロテイ
ンの加水分解を停止させる。我々は、水性懸濁液の加熱
が、酵素を不活性化する好ましい方法であることも発見
した。加熱は、懸濁液に蒸気を直接制御するようにして
ふき込むことにより行っていよい。例えば、図1では、
蒸気源62からの生蒸気を、最後の蒸解器52からの水性懸
濁液を通す導管63に注入される。蒸気の注入の別法は、
さらに加熱するためのもう1つの熱交換器に水性懸濁液
を通すことであろう(図示せず)。本分野で公知の他の
熱交換器が使用されてもよい。
酵素を加熱不活性化するには、水性懸濁液を、約175
−約200゜Fの範囲の温度に好ましくは加熱する。そのよ
うな加熱は、懸濁液の粘度を減ずる重要な利益をも持
つ。消化温度で、懸濁液は、スクリーニング段階30の下
流で詰まりを起こし得る固体の脂肪様物質をまだふくん
でなる。酵素不活性化に十分な約175−200゜Fへの懸濁
液の加熱も、懸濁液中に存在する脂肪様固体を、詰まり
の機会を大きく減じる液体にさせることを我々は発見し
た。最後の蒸解器52の下流で行われるそのような加熱
は、特に重要であり、その理由は、水性懸濁液は、脂肪
様固体に起因する詰まりがそうでないと特に起こるであ
ろうプロセスのスクリーニング段階30にその後に入るか
らである。従来技術の方法のスクリーニング段階等は、
流路オリフィスを妨害する傾向を有する固体の脂肪様物
質の存在に少なくとも一部起因する詰まりを特に起こし
やすい。この問題は、チキンの部分を処理する従来技術
の方法で特に問題となるようである。本発明では消化後
加熱段階は、詰まりを起こすことなく、生成物100への
チキンの部分の処理すら可能とした。
脂肪の液化を確実にするため温度は、少なくとも約15
0゜Fとすべきであることを我々は発見した。約200゜Fよ
りも高い温度は、約175−約200゜Fの間の温度よりも大
きな利益をもたらさないと考えられる。190−200゜Fの
範囲の温度は、家禽について通常最適であり、175−185
゜Fの範囲の温度が、魚について通常最適である。
本発明の方法の後消化加熱段階は、また、従来技術の
方法よりも、粉砕された生の動物の部分からなるより濃
縮された懸濁液の処理を可能とする。多くの従来技術の
方法は、粉砕した動物の部分からなる懸濁液を希釈して
詰まりを最小限とすることを必要としている。本発明の
方法は、詰まりに対してより抵抗性であるので、希釈
は、通常、必要ない。希釈が必要なら、それは、懸濁液
が、極端に粘稠であるかまたはポンプ送りを可能とする
ほど非消化性の固体をあまりにも有しているからであ
る。
スクリーニング段階30では、加熱された水性懸濁液
が、スクリーニング64を通る液体68からの非消化性の固
体66を分離する傾斜振動スクリーンを好ましくは通され
る。典型的には、スクリーンのサイズは、1インチ当た
り40−60メッシュである。スクリーン64の振動と傾斜し
た配向は、通過しない消化されてない固体をスクリーン
が有さないようにして液体がスクリーンが通ることを便
する。非消化性の固体は、乾燥され得て、さらに処理さ
れて骨粉および同様な生成物にされる(図示せず)。
必要なら、熱い(175−200゜F)水のスプレー(図示
せず)が、非消化性の固体にさもないと固着する加水分
解されたプロテインを回収するようにスクリーンに注が
れてもよい。このことは、高い生成物の回収と『清浄な
(clean)』非消化性の固体をもたらすが、後に濃縮段
階40で除去されねばならないことになる懸濁液への追加
の水が加わる。
振動スクリーン64の代わりとして、他の類似の装置
が、非消化性の固体66を除去するために用いられてもよ
い。例えば、バスケット遠心機または真空スクリーンが
用いられてもよい(図示せず)。しかしながら、振動ス
クリーン64が、遠心機のような別の装置よりも低価格と
固有の単純さの有利さを有する。
本発明は、通常、最後の蒸解器を通った後、水性懸濁
液の一部を蒸解器を通して再循環するように戻すことを
必要としない。このことは、詰まりを防ぐためにまたは
より大きい消化度を達成させるためにそのような再循環
を用いる多くの従来技術の方法と対照的である。本発明
では、後消化加熱と組み合わせた正確に制御したプロテ
イン加水分解の組み合わせが、通常、再循環を不要のも
のとする。また、再循環は、望ましくなく、その理由
は、再循環は、注意深く制御した消化で達成される利
益:すなわち、生成物100中の高い品質の部分的に加水
分解されたプロテインを打ち消す懸濁液の一部の増大し
たプロテイン加水分解をもたらすからである。再循環が
指示される唯一の場合は、動物の部分12が非常に高い割
合の非消化性の固体例えばえびの廃棄物中に見られる殻
または骨を含んでなる時である。しかしながら、この場
合にも、多量の骨または殻による過度な粘度を伴う問題
は、通常、懸濁液に追加の水を単に供給することにより
解決され得る。
必要な場合、再循環(図示せず)は、トランスファー
ビン14または第1の蒸解器46の直く上流への戻しのため
のスクリーン64の下流で油および部分的に加水分解され
たプロテインからなる水性懸濁液の一部を除去すること
により好ましく行われる。通常、ポンプが必要とされよ
う(図示せず)。再循環は、少なくとも二重に消化され
た一部のプロテインをもたらすが、他の場合に不可能で
あろうある種類の生の動物の部分12を処理することを可
能とする。
油および部分的に加水分解されたプロテインからなる
水性懸濁液を含んでなるスクリーン64を通る液体68は、
集められて、実質的に保持容器となるサージタンク70に
送られる。サージタンク70は必要であり、その理由は、
蒸解器から出る液圧の流量は、時々不均一であることと
本発明の方法の下流の濃縮段階40が、実質的に一定の液
圧流量を必要とするからである。
後続の濃縮段階40を開始させるため、サージタンク70
に集められた油と部分的に加水分解されたプロテインか
らなる加熱された水性懸濁液は、正確な容量のポンプ送
り速度を有する容量形の第2のポンプ72を通じてサージ
タンク70から取り出される。好ましくは、ポンプ72は、
蠕動(peristaltic)形であるが、これを通る正確な容
量の流れを確実にするある手段例えば流れ制御弁(図示
せず)を含むなら、他の形式も使用でき、例えば回転弁
形も使用できる。ポンプの形式の選択は、また、所望の
容量の処理量に依存し得るものであり、なぜなら、蠕動
ポンプは、比較的低い流量で通常使用できるだけだから
である。
濃縮段階40は好ましくは、第2のポンプ72の下流で直
列に接続した第1の蒸発器74と第2の蒸発器76を含む。
第1の蒸発器74は、水性懸濁液を低温殺菌するためとそ
れからかなりの部分の水を除去するための装置として通
常働く。第2の蒸発器76は、所望の度合いの水の除去を
完結する。これらの蒸発器は、プロテイン−油懸濁液か
ら所望の量の残留水を除去するのに必要な量のエネルギ
ーをかなり減ずる『二重効果(double effect)』配置
として本分野で知られるように互いに関連して配置され
る。『二重効果』配置では、図1および2に示されるよ
うに、第1の蒸発器74から生じる蒸気は、後続の第2の
蒸発器76での加熱媒体として用いられる。このような配
置でのそれぞれの蒸発器74、76は、『効果』と呼ばれ
る。『三重効果(triple effect)』および『再圧縮
(recompression)』のような他の配置も、使用でき、
これらは、『二重効果』よりもさらによりエネルギー効
率的である。使用される『効果』の数は、得られる全体
的な温度差に依存しさらにプロセスの経済性に依存し、
追加の『効果』は、エネルギーコストで達成された節約
を相殺するであろう資本経費の増加をもたらす。
両方の蒸発器74、76は、好ましくは、『ワイプドフィ
ルム』形である。これらは、低温殺菌され濃縮されるべ
き液体が、頂部で入り低部で出ていくように垂直に配向
される。ワイプドフィルム蒸発器の代わりとして、本分
野で公知のシェルアンドチューブまたはプレート蒸発器
が使用されてもよいが、汚れまたは詰まりをより起こし
やすくまたプロテイン変性および油酸化をもたらし得る
長い滞留時間を有する。
もうひとつの代わりの具体例では、1つだけの蒸発器
を用いることが可能である(図示せず)。しかし、その
ような単一の蒸発器は、低温殺菌と必要な程度の水の除
去を行うことができなければならない。別法として、単
一の蒸発器がそれだけで水の除去に用いられてもよく、
他の形式の装置が、単一の蒸発器の上流で低温殺菌のた
めに用いられる。この配置は、同じ量の残留水を除くの
によりエネルギーを必要とするので好ましさに劣る。
図1をさらに参照すると、第2のポンプ72を通過した
後、油および部分的に加水分解されたプロテインを含ん
でなる加熱された水性懸濁液は、懸濁液が下流ステップ
で懸濁液から除かれ導管79を通ってポンプ送りされる油
の制御された流れと一緒にされる導管78に通される(以
下に詳細に述べる)。油の添加は、油および部分的に加
水分解されたプロテインからなる水性懸濁液をプロテイ
ン−油懸濁液に変換する。油のこの添加は、従来技術の
方法と異なる新規な点である。添加された油は、生成物
が蒸発器を詰まらせるポンプ送りできない粘りのあるペ
ーストになることなく懸濁液が蒸発器74を後に通る時に
水のほとんどを除去可能とする。
プロテイン−油懸濁液は、導管78を経て第1の蒸発器
74の頂端80へと送られる。頂端80から、プロテイン−油
懸濁液は、第1の蒸発器74を垂直に下方向に進みその底
端82へと進む。第1の蒸発器74は、外部チャンバー84に
より包囲されていて、外部チャンバー84には外来給源86
からの蒸気のごとき加熱媒体が通される。外部チャンバ
ー84は、第1の蒸発器74の底端82へと頂端80からプロテ
イン−油懸濁液が通る内部チャンバー(図示せず)と包
囲関係となっている。
第2のポンプ72により推進されるプロテイン−油懸濁
液が、第1の蒸発器74を通されるとき、それは、第1の
蒸発器74を懸濁液が通るのに必要な10−20秒の間(通過
時間)0−15psigの圧力で約200−約250゜Fの低温殺菌
温度に好ましくは加熱される。通過時間は、あらかじめ
定められ、第2のポンプ72のポンプ送り速度と第1の蒸
発器74の体積容量とにより規定される。制御弁89の圧力
設定は、懸濁液が第1の蒸発器74をさる温度を規定し、
その理由は、懸濁液の圧力が高ければ高いほど、プロテ
イン−油懸濁液が沸騰する温度が高いからである。プロ
テイン−油懸濁液が第1の蒸発器74を通り低温殺菌され
る時、その中の懸濁液に与えられた加熱は、また、かな
りの部分の水を懸濁液から除く。
第1の蒸発器74の内部チャンバーは、好ましくは、第
1の蒸発器74の垂直軸線を中心として回転可能な掻き取
りまたは払拭ブレード81の配列を含む。別法として、第
1の蒸発器74を通る懸濁液の穏和な攪拌を行う類似の装
置が用いられてもよい。慣用の設計でもよい一群のブレ
ード81は、懸濁液が第1の蒸発器74を通る際に高速で回
転される。そのような攪拌は、熱交換効率を増加させ、
また、懸濁液の局部的な過熱を防ぐ。結果的な増加した
熱移動効率が、小型でより費用のかからない蒸発器の使
用を考慮に入れる。
底端78を通り第1の蒸発器74をさった後、低温殺菌さ
れたプロテイン−油懸濁液は、好ましくは容量形ロータ
リータイプの蒸発器移送ポンプ85を通る。第2のポンプ
72よりも高い容量速度でポンプ送りする蒸発器移送ポン
プ85は、第1の蒸発器74がいっぱいにならないことを保
証する。第1の蒸発器74のそのような連続的な取り出し
(unloading)は、そこを通過するプロテイン−油懸濁
液の長い滞留時間を防ぐのに重要である。連続的な取り
出しは、また、第1の蒸発器74を通る懸濁液の実際の通
過を予見できないので重要である。
第1の蒸発器74からの蒸気は、導管88、制御弁89さら
に導管90を経て第2の蒸発器76の外部ジャケット92へと
導かれる。これは、最大限の熱が、蒸気から回収される
エネルギー効率の良いプロセスを生み出す。制御弁89
(図2には示してない)は、必要とされない。しかし、
この弁は、第2の蒸発器76が十分に大きく第1の蒸発器
74により生じる蒸気のすべてを使用するなら特に好まし
い。
蒸発器移送ポンプ85を通った後、低温殺菌されたプロ
テイン−油懸濁液は、導管87を通って第2の蒸発器76の
第1の端94に導かれる。低温殺菌された懸濁液が第2の
蒸発器76に入るとすぐ、約15−25inHgの減圧にさらさ
れ、この圧力は、約15−約160゜Fの範囲まで懸濁液の温
度を直ちに下げる。この減圧は、好ましくは真空ポンプ
97と第2の蒸発器74との間に接続された冷却器(図2の
99)を用いることにより導管95につなげられた真空ポン
プまたは類似の装置(図2の97)を用いて生じる。冷却
器99は、第2の蒸発器76を去る水蒸気を凝縮し、必要な
真空ポンプの大きさを減少させる。冷却器99は、また、
蒸発により放出された多くの臭気性化合物を凝結させ、
よって、その大気中への放出を防ぐ。
プロテイン−油懸濁液が、第2の蒸発器76を通る時、
懸濁液は、それからさらに水が除去されるので、約175
−200゜Fの出口温度まで穏和な再加熱を受ける。懸濁液
は、第2の蒸発器76をこの温度でその底端96と底端96に
接続された蒸発器輩出ポンプ98とを介して出る。出口温
度は、プロテイン−油懸濁液の水分レベルに直接関連さ
れている。懸濁液に残っている水分が少なければ少ない
ほど、出口温度は高い。導管95を通り第2の蒸発器を出
る水蒸気の温度の監視と関連する出口温度のクロス監視
は、第2の蒸発器76で起こる再加熱の量の直接的な表示
を与える。したがって、そのような温度は、プロテイン
−油懸濁液に残っている残留水分の量の表示として働
く。第2の蒸発器76の温度上昇10−30゜Fは、10−15%
の最終的な水分レベルをもたらす。
外来性の空気が、プロテイン−油懸濁液が蒸発器74、
76を通る時にプロテイン−油懸濁液から除かれるので、
油の酸化の可能性は大きく減ぜられる。結果として、臭
気を起こす化合物の形成も減ぜられる。
第2の蒸発器76を通った後のプロテイン−油懸濁液の
温度に影響を与えるもう1つのパラメーターは、それに
加えられる減圧のレベルである。圧力が低ければ低いほ
ど、第2の蒸発器76に入る懸濁液の温度降下は大きく、
したがって、第2の蒸発器76を去る温度は低くなる。
第2の蒸発器76を通る時に水分が懸濁液から蒸発させ
られる温度は、ある種の動物の給源から得られる懸濁液
を処理する時に臨界的である。例えば、魚のティラピア
属およびブラックコッドのような種からの廃棄物は、あ
まり高く熱せられると受け入れられないほどガム状にな
る懸濁液を生じる。
理解されるように、第2の蒸発器76を通る懸濁液の温
度上昇に影響する複数のパラメーターを制御すること
は、プロテイン−油懸濁液からの水の損失の程度と稠度
を直接的に左右する。
第2の蒸発器76の底端96を出るプロテイン−油懸濁液
は、部分的に加水分解されたプロテインの油性の懸濁液
の形態である。第1と第2の蒸発器74、76を通ることに
よる懸濁液の脱水は、部分的に加水分解されたプロテイ
ンを自己凝集させて油媒体中に懸濁されたタンパク質性
の粒体にする。
次に、この油性の懸濁液は、プロセスの油分離段階50
に入る。この段階で、油の大部分は、懸濁液から除か
れ、上記のように一部が第1の蒸発器74の上流で導管78
に再循環される油の連続的な流れを生じる。油分離段階
50は、また、部分的に加水分解された消化されてない動
物のプロテインを含んでなる実質的に乾燥した微粒状の
最終的な製品100を生じる。
油の添加が従来技術と異なる新機軸であるように、懸
濁液からの水の除去後の最終ステップとしての油の除去
も、水の除去すなわち脱水が通常最終プロセスのステッ
プである従来技術の方法と異なる新機軸である。上記し
たように、添加した油は、残留タンパク質性の物質の粘
りのある動かない固まりを形成しないで蒸発器74、76中
の懸濁液から大部分の水が除去されることを可能とす
る。後続する多量の油の除去は、粉砕されなければなら
ない大きな凝集した塊でない粒状(フレーク状)である
生成物100を形成する。スプレー乾燥のような別個の粉
砕ステップを必要とすることなくフレークが自然にでき
る。
油の除去は、油分離遠心機102に油性の懸濁液を通す
ことにより好ましくは達成される。懸濁液が、遠心機10
2に供給されると、油の大部分が除去されて遠心機102か
らでて導管104を通って保持タンク106へと進む。油が除
去されると、懸濁液中の部分的に加水分解された変性さ
れてないプロテインは、これも遠心機102から送り出さ
れる所望のフレーク状の粒子の生成物100に変えられ
る。
保持タンク106に集められた油の一部は、油を第1の
蒸発器74の上流で導管78にあらかじめ設定された流量で
送る蠕動容量形のまたは類似の容量形のポンプ110を用
いて導管108を通して保持タンク106より引き出される。
保持タンク106に残っている過剰の油は、引き出されて
他の商業的な用途のために集められる112。
遠心機112を通り懸濁液から除かれる油の量は、回転
速度、体積での容量および最大許容処理量速度を含む遠
心機102に関する複数の変数により決定される。除去さ
れる油の量は、また、生成物自体によっても決められ、
比較的に高い水分レベル(10−15%)を持つ懸濁液は、
比較的に低い生成物油レベル(20−25%)をもたらし、
比較的に低い水分レベル(6−10%)を有する懸濁液
は、比較的に高い生成物油レベル(30−35%)をもたら
し得る。約8%(w/w)よりも低い水分含量の達成は、
得られるタンパク質性の生成物の遠心機102の通過を困
難とする。
魚の廃棄物から本発明により製造された典型的な生成
物100は、約10−約15%(w/w)の範囲内の水含量、約20
−約35%(w/w)の範囲内の油含量、約40−約60%(w/
w)の範囲内のプロテイン含量および約0−約7%(w/
w)の範囲内の灰含量を有している。他の微粒状の高プ
ロテイン生成物と対照的に比較的に高い油含量は、生成
物100を動物に取って、通常、より訴えるものとし、生
成物100をだめにすることなく、例えば、従来の魚粉よ
り高い水含量を可能とするものと考えられる。言い換え
るなら、水分が約10%を越えると、ほとんど油を含まな
い従来の魚粉は、通常、黴等のかなりの成長を示す。
(典型的には、魚粉は、約6−8%の水分を有する。)
対照的に、生成物100は、約13%の水分レベルを有し
て、黴の成長に対して比較的に抵抗性である。
しかしながら、生成物100が約10%よりも大きい水分
で黴に対してより抵抗性であると信じられる主な理由
は、部分的に加水分解されたプロテインが、かなりの量
の水を生物学的成長に対し利用できない形態に束縛する
傾向があるからである。このことは、より少ない水を束
縛する変性された(少なくとも部分的にだめにされた)
形態のプロテインから主になっている既存の魚粉と対照
的である。水を束縛することは、貯蔵性が向上すること
から望ましいましいばかりではなく、生成物が、また、
加えられた時または飼料として用いられた時、この水結
合能力を生成物と共に持っていて飼料の中の高い水含量
を可能とするから望ましいのである。飼料の中のより高
い水分レベルは、飼料を消費することを意図した動物に
よるその容認性をしばしば向上させよう。
所望であるなら、向上した安定性のために、特に長期
保存のためにまたは特に湿度のある条件下での貯蔵のた
めに、生成物100に酸化防止剤または黴抑制剤を加える
ことができる。代表的な酸化防止剤には、ブチル化ヒド
ロキシアニソール(BHA)、ブチル化ヒドロキシトルエ
ン(BHT)およびエトキシキン(ethoxyquin)がある。
代表的な黴抑制剤は、ソルビン酸カリウムである。
生成物100は、また、灰分が低いことから、既存の魚
粉などより優る。『灰』とは、特に骨からの不燃性の無
機物を含む残留物を示す。魚粉の製造は、しばしば、骨
除去ステップを含まない。多くの魚粉の見られるような
高い灰分は、食事の過剰の灰により起こされる尿の問題
のために猫による消費にとっては特に望ましくない。
生成物100は、また、慣用の魚粉よりも他の利点を持
っている。油および加水分解されたプロテインがすべ
て、骨の分離の間に40−60メッシュのスクリーンを通る
ので、生成物100は、さらに粉砕する必要がない。魚粉
は、魚粉が飼料に加えられることのできる前に、ハンマ
ーミル等により粉砕されねばならない。この粉砕ステッ
プは、費用がかかり、そして、粉の油の酸化を大いに促
進し得る。生成物100をペレットにしても、ペレット
は、ミキサーで単に攪拌しただけで細かな粉体に容易に
砕くことができる。生成物100は、また、飼料の成分を
一緒に結合する能力を有し、よって、費用のかかる結合
剤の必要性を減ずる。
さまざまな動物給源から得られる生成物100は、水と
油の相対的な含量に関し顕著に調和している。油の含量
は、水の含量のほぼ倍となる傾向があり、そして、油の
含量と水の含量との合計が、約40−45%w/wの範囲内と
なる傾向がある。この不変性は、生成物100をつくるの
に使用される異なる種類の生の動物の部分にある脂肪、
油および水のさまざまなレベルにもかかわらず自動的に
保たれる。魚でさえ、脂肪のレベルは、例えば、種類、
魚が捕らえられた年および水の温度に依存して明白に異
なり得る。それにもかかわらず、異なる季節の間に捕ら
えられた異なる種類の魚から製造された生成物100は、
約20−35%(w/w)の油と約10−15%(w/w)の水を調和
して含んでいる。このような不変性の1つの理由は、水
分レベルが変化すると、処理中の油の含量が、同じ割合
となるようにそれに応じて順応し得るのである。また、
油と水分の%(w/w)は、生成物中の約8−20%の水分
のレベル内で満足に稼働する遠心機102の能力に一部規
定されるものと思われる。水の存在が多過ぎると、プロ
テインが不十分に凝集して粒となり、油と共に懸濁液か
らでる傾向のある部分的に加水分解されたプロテインを
もたらす。水分のレベルが低すぎると、部分的に加水分
解されたプロテインの粒子が、遠心機102内で密に詰ま
り過ぎる傾向があり、生成物中に残る油が多過ぎること
になりまた遠心機102を生成物が通るのに困難となる。
疎なフレーク状ですらあっても、生成物100は、公知
の魚粉よりもまた同様な出所の多くの他の種類の高プロ
テイン生成物よりも酸化する傾向が低い。これについて
の理由は、まったく明白であるというわけではないが、
おそらく、従来技術の方法と対照的に本発明の方法でプ
ロテイン消化が制御されている向上した程度に一部起因
している。これは、酸化に対してより抵抗性である生成
物100をつくる油とのポリマーの加水分解されたプロテ
インによる構成によるものであろうと信じられる。ま
た、従来技術の生成物と比較される高い油含量および/
または水分は、酸化を抑制する手段になっていると信じ
られる。
生成物100の色は、通常、金色を帯びた褐色である。
生成物100は、普通、わずかに臭気があり、その特有の
臭気は、用いた生の動物の部分12の種類により決まる。
例えば、魚から得ると、臭気は、特徴あるわずかに魚よ
うとなる。しかしながら、生成物100は、従来技術に見
られる魚粉特有の強い不快な魚ようの臭気はない。
生成物100は、プロテインが得られた動物の種類に一
部依存して、多数の用途がある。通常、生成物100は、
特に、ペット、牛、豚および家禽用の高プロテインの食
物添加物または補充物として用いられよう。また、単独
で、養殖による魚に与えるためにも用いられてもよい。
生成物100は、優れた保存特性を有し、多量に輸送さ
れかつ貯蔵される。生成物は、潮解性ではないが、生成
物の通常の内因性の水分レベルである約10−15%(w/
w)に水分を保つことを確実にすることが重要である。
したがって、生成物を乾燥させておくために、湿度があ
る、あるいは湿った環境で輸送する時および貯蔵する時
は、特別な用心をしなければならないであろう。他の点
では、貯蔵のために特別な空気の状態を必要としない。
内因性のレベル以内に水分を保つことは、生成物に黴抑
制剤を加える必要なく、黴の成長を防ぐ。
生成物は、製造後、無菌ではないので、低温殺菌され
る:このことは、実質的にすべての有害な微生物が除去
されていることを意味する。
例1 1バッチの生成物100を生の魚の部分12から図1に示
した方法を使用して製造した。最終生産物100及び図1
の種々の地点で取り出した懸濁液の飼料について、種々
の分析試験を行った。飼料は下記のように表示される。飼 料 供 給 源 A 生の魚廃棄物 B 消化後 C 非消化性固体 D 振動スクリーンを通した後 E 第1の蒸発器を通した後 F 第2の蒸発器を通した後 G 最終生産物 アミノ酸分析を高性能液体クロマトグラフィー(HPL
C)法により行い、下記の結果を得た。
金属/無機質の走査を、誘導結合プラズマ〔inductiv
ely−coupled plasma(ICP)〕法で行い、下記の結果を
得た(ND=検出されなかったことを示す)。
ナトリウム濃度及びカリウム濃度を、原子吸光分光分
析法で測定し、下記の結果を得た。
原子吸光分光分析、濃度mg/kg金 属 Na 2560 3370 2520 9190 K 1610 1190 1720 5760 分子量分布をサイズ排除クロマトグラフィーで測定
し、下記の結果を得た。
分子量分布: 試料A 分子量組成 相対パーセント 200000+ 100% 試料D 分子量組成 相対パーセント 19700 100% 試料G 分子量組成 相対パーセント 19700 79% 15000 21% 水溶性プロテインの割合の測定は、比色測定法でクー
マシーブルー(Coomassie Blue)法を使用して行い、下
記の結果を得た。
脂肪酸分布(profile)及びω−3脂肪酸類の分布を
キャピラリーガスクロマトグラフィー(AOAC法)を用い
て測定し、下記の結果を得た。
近成分析(栄養情報)を標準AOAC法を用いて測定し、
下記の結果を得た(RDA=Recommended Dietary Allowan
ce)。
本発明の原理を主要な態様及び幾つかの別の態様にお
いて例証し、説明したが、かかる原理から離脱すること
なく配列及び細部において本発明を変更し得ることは当
業者には明白である。本発明者らは下記の請求の範囲の
精神及び範囲の中に入る全ての態様を請求する。
フロントページの続き (72)発明者 ロー、ロージャー ダブリュー アメリカ合衆国 97062 オレゴン州 トゥアラティン シェナンドー ウェイ エス ダブリュー 8248 (72)発明者 ロー、ロナルド アール アメリカ合衆国 97103 オレゴン州 アストリア グランド アヴェニュー 620 (72)発明者 ラム、ケネス アメリカ合衆国 97103 オレゴン州 アストリア ウェスト レクシントン ストリート 404 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23J 3/34 A23J 3/04 501

Claims (62)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】生のプロテインを含む動物の部分(animal
    parts)からタンパク質性生産物を製造する方法であっ
    て、下記の工程: (a)前記の生の動物部分を粉砕状態にする工程; (b)上記の粉砕された動物の部分中の前記プロテイン
    類をタンパク質分解酵素類を用いて加水分解する工程、
    該工程において該加水分解は、該プロテインを変性させ
    ることなく前記酵素類の加水分解活性を導く範囲内の温
    度で且つ該プロテインのあらかじめ選定された部分加水
    分解率を達成するのに十分な時間行なわれて、部分加水
    分解された動物の部分の水性懸濁液を生成するものであ
    る; (c)前記水性懸濁液を十分に加熱して該水性懸濁液中
    の前記のタンパク質分解酵素類を失活させ且つ該水性懸
    濁液中の脂肪を油に転化させる工程; (d)前記により加熱された水性懸濁液から非消化性固
    体を分離し、除去する工程; (e)前記により加熱された水性懸濁液に油を添加して
    プロテイン−油懸濁液を生成させる工程; (f)前記のプロテイン−油懸濁液を殺菌する(pasteu
    rizing)工程; (g)前記のプロテイン−油懸濁液中の水分濃度を低下
    させて部分加水分解されたプロテインの油質懸濁液を生
    成させる工程;及び (h)前記油質懸濁液から前記の油の一部を除去して粒
    状の部分加水分解された未変性タンパク質性生産物を生
    成させる工程 を含んでなる、生のプロテインを含む動物の部分からタ
    ンパク質性生産物を製造する方法。
  2. 【請求項2】前記タンパク質分解酵素類が前記の粉砕さ
    れた動物の部分に内在性のものである、請求の範囲第1
    項に記載のタンパク質性生産物を製造する方法。
  3. 【請求項3】工程(a)の後であってしかも工程(b)
    の前に、補足量のタンパク質分解酵素類を添加する工程
    を含む、請求の範囲第1項に記載のタンパク質性生産物
    を製造する方法。
  4. 【請求項4】工程(a)の後であってしかも工程(b)
    の前に前記の粉砕された動物の部分を予熱して、該粉砕
    された動物の部分の温度をプロテインの変性を生じさせ
    ることなく前記酵素類の加水分解活性を導く範囲内の温
    度にまで高める工程を含む、請求の範囲第3項に記載の
    タンパク質性生産物を製造する方法。
  5. 【請求項5】前記の粉砕された動物の部分を約140〜約1
    50゜Fの範囲内の温度まで予熱する、請求の範囲第4項
    に記載のタンパク質性生産物を製造する方法。
  6. 【請求項6】前記の粉砕された動物の部分を、該部分に
    対して補足量のタンパク質分解酵素類を添加した後に予
    熱する、請求の範囲第4項に記載のタンパク質性生産物
    を製造する方法。
  7. 【請求項7】前記の粉砕された動物の部分を、熱交換器
    に該粉砕された動物の部分を通すことによって予熱す
    る、請求の範囲第6項に記載のタンパク質性生産物を製
    造する方法。
  8. 【請求項8】前記の粉砕された動物の部分を熱交換器の
    中を通過する間にかき混ぜる工程を含む、請求の範囲第
    7項に記載のタンパク質性生産物を製造する方法。
  9. 【請求項9】消化装置であってその中で前記タンパク質
    分解酵素類が前記の前消化混合物中のプロテイン類を部
    分加水分解する消化装置の少なくとも1つの中に、前記
    の予熱され粉砕された動物の部分を通す工程を含む、請
    求の範囲第4項に記載のタンパク質性生産物を製造する
    方法。
  10. 【請求項10】前記の前消化混合物を複数の消化装置に
    連続的に通す、請求の範囲第9項に記載のタンパク質性
    生産物を製造する方法。
  11. 【請求項11】前記の前消化混合物の温度を、該混合物
    が複数の消化装置の中を通過する間、各消化装置を断熱
    化することによって前記酵素類の加水分解活性に適した
    範囲内の温度に維持する、請求の範囲第10項に記載のタ
    ンパク質性生産物を製造する方法。
  12. 【請求項12】前記のあらかじめ選定されたプロテイン
    部分加水分解率が、前記の前消化混合物をプラグフロー
    方式で制御された流量で各消化装置を通すことによって
    達成される、請求の範囲第10項に記載のタンパク質性生
    産物を製造する方法。
  13. 【請求項13】前記の前消化混合物を各消化装置の中に
    通しながら該前消化混合物をかき混ぜる工程を含む、請
    求の範囲第10項に記載のタンパク質性生産物を製造する
    方法。
  14. 【請求項14】前記の部分加水分解された動物の部分の
    水性懸濁液を約175〜約200゜Fの範囲内の温度に加熱し
    て該水性懸濁液中の前記タンパク質分解酵素類を失活さ
    せ且つ該水性懸濁液中の脂肪を油に転化させる、請求の
    範囲第3項に記載のタンパク質性生産物を製造する方
    法。
  15. 【請求項15】前記の部分加水分解された動物の部分の
    水性懸濁液中に蒸気を噴射することによって前記タンパ
    ク質分解酵素類を失活させる、請求の範囲第14項に記載
    のタンパク質性生産物を製造する方法。
  16. 【請求項16】前記の部分加水分解された動物の部分の
    水性懸濁液を熱交換器に通すことによって前記タンパク
    質分解酵素類を失活させる、請求の範囲第14項に記載の
    タンパク質性生産物を製造する方法。
  17. 【請求項17】部分加水分解されたプロテインと油の前
    記加熱された水性懸濁液から前記の非消化性固体を、該
    非消化性固体の通過を排除する傾斜振動スクリーンに該
    懸濁液を通すことによって分離し且つ除去する、請求の
    範囲第3項に記載のタンパク質性生産物を製造する方
    法。
  18. 【請求項18】部分加水分解されたプロテインと油の前
    記加熱された水性懸濁液から前記の非消化性固体を、該
    非消化性固体の通過を排除する遠心分離機に該懸濁液を
    通すことによって分離し且つ除去する、請求の範囲第3
    項に記載のタンパク質性生産物を製造する方法。
  19. 【請求項19】部分加水分解されたプロテインと油の前
    記加熱された水性懸濁液に添加される油が、部分加水分
    解されたプロテインの前記油質懸濁液から除去された油
    の一部を含んでなるものである、請求の範囲第3項に記
    載のタンパク質性生産物を製造する方法。
  20. 【請求項20】第1の蒸発器であってそのなかで前記プ
    ロテイン−油懸濁液が約200〜約250゜Fの範囲内の温度
    に約0〜約15psigの範囲内の圧力で約10〜約20秒間加熱
    される第1の蒸発器に該懸濁液を通すことにより、前記
    のプロテイン−油懸濁液を殺菌する、請求の範囲第3項
    に記載のタンパク質性生産物を製造する方法。
  21. 【請求項21】前記プロテイン−油懸濁液が、前記第1
    の蒸発器の中に温度、圧力、及び該プロテイン−油懸濁
    液の殺菌時間が調節されるように制御された流量で通さ
    れる、請求の範囲第20項に記載のタンパク質性生産物を
    製造する方法。
  22. 【請求項22】前記プロテイン−油懸濁液中の水分濃度
    を、該懸濁液を前記第1の蒸発器と、該第1の蒸発器の
    下流方向で該第1の蒸発器に連結された第2の蒸発器と
    に通すことによって低下させ、該第2の蒸発器において
    は該プロテイン−油懸濁液が約10〜約20秒の範囲内の時
    間、約15〜約25inHgの範囲内の減圧に、且つ該懸濁液が
    該第2の蒸発器に入った直後には約150〜約160゜Fの範
    囲内の温度であってしかも該懸濁液が該第2の蒸発器を
    出る直前で約175〜約200゜Fの範囲内の温度にまで該懸
    濁液が該第2の蒸発器を通る間に上昇する温度に供され
    る、請求の範囲第20項に記載のタンパク質性生産物を製
    造する方法。
  23. 【請求項23】前記第2の蒸発器がダブルエフェクト
    (double effect)配置で前記第1の蒸発器に連結され
    る、請求の範囲第22項に記載のタンパク質性生産物を製
    造する方法。
  24. 【請求項24】前記の油の一部が前記の部分加水分解さ
    れたプロテインの油質懸濁液から、遠心分離機に該油質
    懸濁液を通すことによって除去される、請求の範囲第3
    項に記載のタンパク質性生産物を製造する方法。
  25. 【請求項25】油含有量約20〜約35重量%、部分加水分
    解された動物プロテイン含有量約45〜約65重量%、及び
    灰分含有量0を越え約7重量%までとを含有してなる、
    請求の範囲第1項に記載の方法により製造されるタンパ
    ク質性生産物。
  26. 【請求項26】生のプロテインを含む動物の部分から部
    分加水分解された動物プロテイン約45〜約65重量%を含
    有してなる粒状のタンパク質性生産物を製造する法であ
    って、下記の工程: 前記の生の動物の部分を粉砕状態にする工程; 前記の粉砕された生の動物の部分に、タンパク質分解酵
    素少なくとも1種を含有してなる酵素組成物を添加して
    前消化混合物を生成させる工程; 前記の前消化混合物中の前記プロテインを変性させるこ
    となく前記酵素組成物のタンパク質分解活性に適した範
    囲内の消化温度に該前消化混合物を予熱する工程; 前記の前消化混合物を前記の消化温度で維持し、その間
    に前記酵素組成物によって前記の前消化混合物中の前記
    プロテイン類を該プロテインのあらかじめ選定された部
    分加水分解率まで加水分解させて部分加水分解された動
    物の部分の水性懸濁液を生成させる工程; 前記酵素組成物を加熱失活させ且つ該水性懸濁液中の脂
    肪を油に転化させるように該水性懸濁液を前記消化温度
    よりも高い温度に加熱する工程; 前記加熱水性懸濁液から非消化性固体を分離し、除去す
    る工程; 前記の加熱された水性懸濁液に油を添加してプロテイン
    −油懸濁液を生成させる工程; 前記プロテイン−油懸濁液を殺菌する工程; 前記プロテイン−油懸濁液中の水分濃度を低下させて部
    分加水分解されたプロテインの油質懸濁液を生成させる
    工程;及び 得られるタンパク質性生産物中の油の濃度が約20〜約35
    重量%の範囲内にあり且つ該生成物中の部分加水分解さ
    れた動物プロテインの濃度が約45〜約65重量%の範囲内
    にあるようになるまで前記油質懸濁液から油を除去する
    工程 を含んでなる粒状のタンパク質性生産物の製造方法。
  27. 【請求項27】生のプロテインを含む動物の部分が、魚
    全体、魚の部分、家禽副生物、羊副生物、牛副生物及び
    豚副生物からなる群から選択される請求の範囲第26項に
    記載の粒状のタンパク質性生産物の製造方法。
  28. 【請求項28】請求の範囲第26項又は第27項に記載の方
    法によって製造される粒状のタンパク質性生産物。
  29. 【請求項29】約10〜約15重量%の範囲内の水分含有量
    を有する請求の範囲第27項に記載の粒状のタンパク質性
    生産物。
  30. 【請求項30】0を越え約7重量%までの範囲内の灰分
    含有量を有する請求の範囲第27項に記載の粒状のタンパ
    ク質性生産物。
  31. 【請求項31】約15,000〜約30,000ダルトンの範囲内の
    数平均分子量を有する部分加水分解された動物プロテイ
    ン類を含有してなる請求の範囲第27項に記載の粒状のタ
    ンパク質性生産物の製造法。
  32. 【請求項32】生のプロテインを含む動物の部分からタ
    ンパク質性生産物を製造する方法であって、下記の工
    程: (a)前記の動物の部分を粉砕する工程; (b)前記の粉砕された動物の部分に対して、タンパク
    質分解酵素類を含有してなるプロテイン加水分解組成物
    を添加して前消化混合物を生成させる工程; (c)前記の前消化混合物を熱交換器の中に通して前記
    の前消化混合物を約140〜約150゜Fの範囲内の消化温度
    に予熱し且つ前記の粉砕された動物の部分の全体に前記
    タンパク質分解酵素類を分散させる工程; (d)前記の前消化混合物を消化温度に維持しながら、
    該前消化混合物を所定の流量でプラグフロー方式で複数
    の消化装置中に連続的に通して該前消化混合物中のプロ
    テイン類の所定の加水分解率を達成させ、それによって
    部分加水分解された動物の部分の水性懸濁液を生成させ
    る工程; (e)前記水性懸濁液を約175〜約180゜Fの範囲内の酵
    素失活化温度に加熱して前記プロテイン類の消化を停止
    させ且つ該水性懸濁液中の脂肪を油に転化させる工程; (f)前記水性懸濁液を前記酵素失活化温度で維持しな
    がら、非消化性固体の通過を妨害可能な傾斜振動スクリ
    ーンの中に該水性懸濁液を通すことによって該水性懸濁
    液から非消化性固体を分離し、除去する工程; (g)前記水性懸濁液に補足量の油を添加してプロテイ
    ン−油懸濁液を生成させる工程; (h)前記プロテイン−油懸濁液を、該プロテイン−油
    懸濁液を殺菌するための第1の蒸発器に、約200〜約250
    ゜Fの範囲内の温度で、約0〜約15psigの圧力で、且つ
    約10〜約20秒の範囲内の所定時間通す工程; (i)第2の蒸発器に前記の殺菌されたプロテイン−油
    懸濁液を、得られる油質懸濁液が約175〜約200゜Fの範
    囲内の温度で第該2の蒸発器を出ることを確実にするよ
    うに約15〜約25inHgの範囲内の減圧で、約10〜約20秒の
    範囲内のあらかじめ選定された通過時間で通すことによ
    って、前記の殺菌されたプロテイン−油懸濁液から水の
    一部を除去して油質懸濁液を生成させる工程;及び (j)前記油質懸濁液から十分な量の油を除去して、約
    20〜約35重量%の範囲内の濃度の油と、約10〜約15重量
    %の範囲内の濃度の水分と、約0〜約7重量%の範囲内
    の濃度の灰分と、約45〜約65重量%の範囲内の濃度の未
    変性の、部分加水分解された動物プロテインとを含有し
    てなる粒状のタンパク質性生産物を生成させる工程 を含んでなる生のプロテインを含む動物の部分からタン
    パク質性生産物を製造する方法。
  33. 【請求項33】工程(g)で添加される補足量の油とし
    て前記の除去された油の少なくとも一部を使用する工程
    を含む、請求の範囲32項に記載のタンパク質性生産物を
    製造する方法。
  34. 【請求項34】生のプロテインを含む動物の部分から粒
    状のタンパク質性生産物を製造する装置であって、 前記の生の動物の部分を、粉砕された動物の部分に転化
    させるための粉砕手段であって、粉砕すべき生の動物の
    部分を導入し得る入口と、粉砕された動物の部分を排出
    し得る出口とを有する粉砕手段; 前記の粉砕された動物の部分中のプロテイン類を酵素的
    に加水分解して部分的加水分解された動物の部分の水性
    懸濁液を生成させるのに適合した加水分解手段であっ
    て、前記の粉砕された動物の部分を導入し得る入口と、
    該水性懸濁液を排出し得る出口とを有する加水分解手
    段; 部分加水分解された動物の部分の前記水性懸濁液から非
    消化性固体を除去するための分離手段であって、該水性
    懸濁液を導入し得る入口と、非消化性固体が除去されて
    いる水性懸濁液を排出し得る出口とを有する分離手段; 前記分離手段の出口に連結され、前記分離手段の出口を
    通る前記水性懸濁液に油を添加してそれによってプロテ
    イン−油懸濁液を生成させるための油添加手段; 前記部分加水分解されたプロテイン−油懸濁液を脱水し
    それによって部分加水分解されたプロテインの油質懸濁
    液を生成させるための濃縮手段であって、該プロテイン
    −油懸濁液を導入し得る入口と、該油質懸濁液を該濃縮
    手段に通した後に排出し得る出口とを有する濃度手段;
    及び 前記油質懸濁液中の所定量の油を除去してそれによって
    粒状のタンパク質性生産物を生成させるための油除去手
    段であって、該油質懸濁液を導入し得る入口と、該タン
    パク質生産物を該油除去手段の中を通した後に排出し得
    る第1の出口と、該油質懸濁液から除去された所定量の
    油を排出し得る第2の出口とを有する油除去手段 を含有してなる、生のプロテインを含む動物の部分から
    粒状のタンパク質性生産物を製造する装置。
  35. 【請求項35】前記の粉砕された動物の部分を前記加水
    分解手段の入口を通して導入する前に、該粉砕された動
    物の部分中のプロテイン類の酵素加水分解を行う温度ま
    で前記の粉砕された動物の部分を加温するための熱交換
    器をさらに有してなる、請求の範囲第34項に記載の装
    置。
  36. 【請求項36】前記の粉砕された動物の部分を前記の加
    水分解手段の入口を通して導入する前に、該粉砕された
    動物の部分に外来性のタンパク質分解酵素類を添加する
    ための手段をさらに有してなる、請求の範囲第35項に記
    載の装置。
  37. 【請求項37】前記熱交換器の中を通る前記の粉砕され
    た動物の部分の通過を所定の液圧流量で促す手段をさら
    に有してなる、請求の範囲第35項に記載の装置。
  38. 【請求項38】前記加水分解手段が、直列配置で両端を
    突き合わせて互いに連結された複数の横型の、縦に伸び
    た消化装置を有してなる、請求の範囲第34項に記載の装
    置。
  39. 【請求項39】前記の粉砕された動物の部分が前記複数
    の消化装置を通るに従って該粉砕された動物の部分中の
    プロテイン類の所定の加水分解率が得られるように、所
    定の液圧流量で且つプラグフロー方式で該粉砕された動
    物の部分を前記複数の消化装置の中に通すための手段を
    さらに有してなる、請求の範囲第38項に記載の装置。
  40. 【請求項40】前記の粉砕された動物の部分が前記複数
    の消化装置を通る前に、該粉砕された動物の部分を、該
    粉砕された動物の部分中のプロテイン類の酵素加水分解
    を行う温度まで加温するための熱交換器をさらに有して
    なる、請求の範囲第38項に記載の装置。
  41. 【請求項41】前記加水分解手段の出口を通して排出さ
    れる前記の部分加水分解された動物の部分の水性懸濁液
    を、該水性懸濁液中のプロテイン類の酵素加水分解を停
    止させるのに十分な温度まで加熱するのに使用できる加
    熱失活化(heat−deactivating)手段をさらに有してな
    る、請求の範囲第34項に記載の装置。
  42. 【請求項42】前記加熱失活化手段が、前記加水分解手
    段の出口に連結され、前記加水分解手段の出口を通して
    排出される前記の部分加水分解された動物の部分の水性
    懸濁液中に生蒸気を制御可能に通すための蒸気噴射装置
    を有してなる、請求の範囲第41項に記載の装置。
  43. 【請求項43】前記分離手段が傾斜振動スクリーンをさ
    らに有してなる、請求の範囲第34項に記載の装置。
  44. 【請求項44】前記濃縮手段が前記プロテイン−油懸濁
    液を殺菌するための手段をさらに有してなる、請求の範
    囲第34項に記載の装置。
  45. 【請求項45】前記濃縮手段が、前記分離手段の出口に
    連結された入口と、出口とを有する第1の蒸発器と、該
    第1の蒸発器の出口に連結された入口と、前記油質懸濁
    液を排出し得る出口とを有する第2の蒸発器とをさらに
    有してなる、請求の範囲第34項に記載の装置。
  46. 【請求項46】前記第1の蒸発器が前記のプロテイン−
    油懸濁液を殺菌するための手段を含んでいる、請求の範
    囲第45項に記載の装置。
  47. 【請求項47】前記第1の蒸発器及び第2の蒸発器がダ
    ブルエフェクト(double−effect)配置にある、請求の
    範囲第45項に記載の装置。
  48. 【請求項48】前記第1の蒸発器がワイプドフィルム
    (wiped−film)型の蒸発器である、請求の範囲第45項
    に記載の装置。
  49. 【請求項49】前記第1の蒸発器の中に前記プロテイン
    −油懸濁液の通過を促すためのポンプ手段であって、前
    該第1の蒸発器から連続的に取り出すのに十分なポンプ
    輸送能力を有し、それによって該プロテイン−油懸濁液
    が該第1の蒸発器を通るにつれて該第1の蒸発器が該プ
    ロテイン−油懸濁液で満たされてくるのを防止するポン
    プ手段をさらに有してなる、請求の範囲第48項に記載の
    装置。
  50. 【請求項50】前記油添加手段が、前記油除去手段の第
    2の出口を通って排出される所定量の油を該油添加手段
    に配送するための手段をさらに有してなる、請求の範囲
    第34項に記載の装置。
  51. 【請求項51】前記油除去手段が油分離遠心分離機を有
    してなる、請求の範囲第34項に記載の装置。
  52. 【請求項52】生のプロテインを含む動物の部分から粒
    状のタンパク質性生産物を製造する装置であって、 前記の生の動物の部分を粉砕された状態に転化させるた
    めの粉砕機であって、粉砕すべき生の動物の部分を導入
    し得る入口と、粉砕された動物の部分を排出し得る出口
    とを有する粉砕機; 前記の粉砕された動物の部分中のプロテイン類を酵素加
    水分解するのによい温度に前記粉砕された動物の部分を
    加熱するために適合した加熱装置であって、該粉砕され
    た生の動物の部分を導入し得る入口と、前記の加熱され
    粉砕された動物の部分を排出し得る出口とを有する加熱
    装置; 前記の粉砕された動物の部分中のプロテイン類を酵素的
    に加水分解して部分加水分解された動物の部分の水性懸
    濁液を生成させるための、直列配置で両端を突き合わせ
    て互いに連結された複数の水平に配置され、縦方向に広
    がる複数の消化装置であって、該消化装置において直列
    装置の最初の消化装置が、前記の加熱され粉砕された動
    物の部分を導入し得る入口を有し、直列配置の最後の消
    化装置が前記の部分加水分解された動物の部分の水性懸
    濁液を排出し得る出口を有するものである複数の消化装
    置; 前記水性懸濁液から非消化性固体を除去するための分離
    装置であって、部分加水分解された動物の部分の前記水
    性懸濁液を導入し得る入口と、前記非消化性固体が除去
    されている水性懸濁液を排出し得る出口とを有する分離
    装置; 前記分離装置の出口を通して排出される前記水性懸濁液
    に所定量の油を添加してそれによってプロテイン−油懸
    濁液を生成させるための油噴射装置; 前記プロテイン−油懸濁液を部分脱水しそれによって部
    分加水分解されたプロテインの油質懸濁液を生成させる
    ための第1の蒸発器及び第2の蒸発器であって、該第1
    の蒸発器が前記プロテイン−油懸濁液を導入し得る入口
    と、出口とを有し、且つ該第2の蒸発器が該第1の蒸発
    装置の出口に連結された入口と、部分加水分解されたプ
    ロテインの前記油質懸濁液を排出し得る出口とを有する
    ものである第1の蒸発器及び第2の蒸発器; 前記油質懸濁液から所定量の油を除去してそれによって
    粒状のタンパク質性生産物を生成させるための油除去装
    置であって、該油質懸濁液を導入し得る入口と、該粒状
    のタンパク質性生産物を排出し得る第1の出口と、該油
    質懸濁液から除去された油を排除し得る第2の出口とを
    有する油除去装置 の組み合わせを有してなる、生のプロテインを含む動物
    の部分から粒状タンパク質性生産物を製造する装置。
  53. 【請求項53】前記の粉砕された動物の部分が前記消化
    装置を通るに従って該粉砕された動物の部分中のプロテ
    イン類の加水分解の程度を調節するように所定の液圧流
    量で且つプラグフロー方式で前記の粉砕された動物の部
    分を複数の消化装置の中に通すための手段を有してな
    る、請求の範囲第52項に記載の装置。
  54. 【請求項54】前記の最後の消化装置の出口を通して排
    出される前記の部分加水分解された動物の部分の水性懸
    濁液中のタンパク質分解酵素類を加熱失活させるための
    手段をさらに有してなる、請求の範囲第52項に記載の装
    置。
  55. 【請求項55】前記第1の蒸発装置が、該第1の蒸発装
    置の中を通る前記プロテイン−油懸濁液を殺菌するため
    の手段を含む、請求の範囲第52項に記載の装置。
  56. 【請求項56】前記第1の蒸発装置がワイプドフィルム
    (wiped film)型の蒸発器であり、且つ該装置が、前記
    第1の蒸発装置の中を通る前記プロテイン−油懸濁液の
    通過を促すためのポンプ手段であって、前記第1の蒸発
    装置から連続的に取り出すのに十分なポンプ輸送能力を
    有し、それによって前記プロテイン−油懸濁液が第1の
    蒸発装置を通るに従って第1の蒸発装置が該プロテイン
    −油懸濁液で満たされてくるのを防止するポンプ手段を
    さらに有してなる、請求の範囲第52項に記載の装置。
  57. 【請求項57】前記油噴射装置が、前記油除去装置の第
    2の出口を通して排出される油の所定量を該油噴射装置
    に配送するための手段をさらに有してなる、請求の範囲
    第52項に記載の装置。
  58. 【請求項58】生のプロテインを含む動物の部分から粒
    状の部分加水分解されたタンパク質性生産物を製造する
    装置であって、 前記の生の動物の部分を微粉砕するための粉砕機であっ
    て、微粉砕すべき生の動物の部分を導入し得る入口と、
    粉砕された動物の部分を排出し得る出口とを有する粉砕
    機; 前記の粉砕された動物の部分に外来性のタンパク質分解
    酵素類を添加するための手段; 前記の粉砕された動物の部分を、該粉砕された動物の部
    分中のプロテイン類の酵素加水分解を行う温度まで加温
    するための熱交換器であって、粉砕された生の動物の部
    分を導入し得る入口と、前記の加熱され粉砕された動物
    の部分を排出し得る出口とを有する熱交換器; 前記の加温された粉砕された動物の部分が複数の消化装
    置を通るに従って前記の加温され粉砕された動物の部分
    中のプロテイン類を酵素的に加水分解して部分加水分解
    された動物の部分の水性懸濁液を生成させるための、直
    列配置で両端を突き合わせて互いに連結されて水平に配
    置され、縦方向に伸びた複数の消化装置であって、該消
    化装置において直列配置の最初の消化装置が前記の加熱
    され粉砕された動物の部分を導入し得る入口を有し、且
    つ直列配置の最後の消化装置が前記の部分加水分解され
    た動物の部分の水性懸濁液を排出し得る出口を有するも
    のである複数の消化装置; 前記の加熱され粉砕された動物の部分が前記複数の消化
    装置を通るに従って該粉砕された動物の部分中のプロテ
    イン類の酵素加水分解の程度を制御するように、該加熱
    され粉砕された動物の部分を前記複数の消化装置に所定
    の液圧流量で且つプラグフロー方式で通すための手段; 前記の最後の消化装置の出口を通して排出される部分加
    水分解された動物の部分の前記水性懸濁液を、該水性懸
    濁液中のプロテイン類の酵素加水分解を停止させるのに
    十分な温度まで加熱できる加熱失活化装置; 前記水性懸濁液から非消化性固体を除去するための傾斜
    振動スクリーンであって、部分加水分解された動物の部
    分の前記水性懸濁液を導入し得る入り口と、前記非消化
    性固体が除去されている前記水性懸濁液を排出し得る出
    口とを含む傾斜振動スクリーン; 前記スクリーンの出口を通して排出される前記水性懸濁
    液に所定量の油を添加してそれによってプロテイン−油
    懸濁液を生成させるための油噴射装置; 前記プロテイン−油懸濁液を殺菌し且つ部分脱水するた
    めの第1の蒸発器であって、前記プロテイン−油懸濁液
    を導入し得る入口と、出口とを有する第1の蒸発器; 前記プロテイン−油懸濁液が前記第1の蒸発装置を通っ
    た後に該プロテイン−油懸濁液をさらに脱水してそれに
    よって部分加水分解されたプロテインの油質懸濁液を生
    成させるための第2の蒸発器であって、前記第1の蒸発
    装置の出口に連結された入口と、前記油質懸濁液を排出
    し得る出口とを有する第2の蒸発器; 前記油質懸濁液から所定量の油を除去してそれによって
    粒状のタンパク質性生産物を生成させるための油除去装
    置であって、該油質懸濁液を導入し得る入口と、該粒状
    タンパク質性生産物を排出し得る第1の出口と、該油質
    懸濁液から除去された油を排出し得る第2の出口であっ
    て該油の所定量を前記油噴射装置に配送するポンプに連
    結されている第2の出口とを有する油除去装置 を有してなる、生のプロテインを含む動物の部分から粒
    状の部分加水分解されたタンパク質性生産物を製造する
    装置。
  59. 【請求項59】約40〜60重量%の濃度の熱変性されてい
    ない動物プロテイン及び約20〜35重量%の濃度の油とを
    含有してなる粒状のタンパク質性生産物。
  60. 【請求項60】さらに約10〜15重量%の濃度の水分を含
    有してなる、請求の範囲第59項に記載の粒状のタンパク
    質性生産物。
  61. 【請求項61】さらに約0〜8重量%の濃度の灰分を含
    有してなる、請求の範囲第60項に記載の粒状のタンパク
    質性生産物。
  62. 【請求項62】前記の熱変性されていない動物プロテイ
    ンが約15000〜約300000ダルトンの範囲の数平均分子量
    を有する、請求の範囲第59項に記載の粒状のタンパク質
    性生産物。
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