JP3020084U - 加圧水貯蔵タンク - Google Patents

加圧水貯蔵タンク

Info

Publication number
JP3020084U
JP3020084U JP1995006601U JP660195U JP3020084U JP 3020084 U JP3020084 U JP 3020084U JP 1995006601 U JP1995006601 U JP 1995006601U JP 660195 U JP660195 U JP 660195U JP 3020084 U JP3020084 U JP 3020084U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
storage tank
upper container
diaphragm
water storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1995006601U
Other languages
English (en)
Inventor
慶雄 林
Original Assignee
慶雄 林
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 慶雄 林 filed Critical 慶雄 林
Priority to JP1995006601U priority Critical patent/JP3020084U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3020084U publication Critical patent/JP3020084U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水貯蔵タンクをプラスチック材料により製作
し、重量を軽くかつ安価に提供すると共に、組立作業性
を向上させ、貯蔵タンク内に配設されるダイヤフラムの
固着を完全なものとし、長期間の使用に耐えるようにす
る。 【構成】 プラスチック製の加圧水貯蔵タンク1Aは、
上部容器2および下部容器1を有する。可撓性のダイヤ
フラム4の底部は、プラスチックのくさび形部分を研摩
して溶融させることによって上部容器と下部容器の接続
部の所で周縁としっかり結合するようになるフランジ2
b付き係止リング3でもって、上部容器周縁底部へ固着
されるので、溶融部分が冷えると、ダイヤフラムは適所
に保持固着される。上部容器にはT字管6bへ連通して
いる連通口があり、下部容器の底部には、加圧空気の通
る空気供給口1eが配置され、空気室9の圧力が水貯蔵
室10の水を押し上げると、T字管の水放出つなぎ部分
を介して水を流し出す。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、貯蔵タンク内に収容された水に可撓性ダイヤフラムを介して圧力を 加えることで、タンク外に吐水できるようにした加圧水貯蔵タンクに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般に使用されている加圧水貯蔵タンクは、タンク自体がすべて鉄など の金属材料によって製作されており、二分割によって形成した上部,下部容器の 開口端部を溶接等によって固着し、上部容器(蓋部)の底部周縁に可撓性ダイヤ フラムの側周端部を固着するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、上部,下部容器の接合端面を溶接するための作業時に、先に上部 容器に接合してあるダイヤフラムの接合部が剥離したり、貯蔵タンクの使用時、 即ち下部容器に充填される空気の圧力によってダイヤフラムの接合部が剥離する 等の不具合が生じ、貯蔵タンク全体を使用不能にすると共に、貯蔵タンクの重量 が極めて重いなどの問題点があった。
【0004】 本考案は前述した問題点を解決して水貯蔵タンクをプラスチック材料によって 製作し、重量を軽くかつ安価に提供できるようにすると共に、組立作業性を向上 させ、かつ貯蔵タンク内に配設される可撓性ダイヤフラムの固着を完全にして長 時間の使用に耐え得るようにしたした加圧水貯蔵タンクを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る請求項1の加圧水貯蔵タンクは、上部容器と、下部容器と、係止 リングと、貯蔵タンクに水が充填されていない時の状態は前記上部容器の内面形 状に一致するように配置された可撓性ダイヤフラムとからなる加圧水貯蔵タンク であって、前記上部容器には、前記タンクへ充填されたりタンクから放出される 水が通る連通口が形成されており、前記ダイヤフラムおよび前記下部容器の間の 空気室に空気が充填される空気供給口が前記下部容器に形成されており、底部開 放端を有する前記ダイヤフラムは前記上部容器の開口端に対して前記係止リング によって保持され、前記係止リングは前記上部,下部容器の接合部に保持される ようになり、これによって、水が、前記可撓性ダイヤフラムの上方で且つ前記上 部容器の内面とで形成される水貯蔵室へ充填されると、前記ダイヤフラムは充填 された水の重量のせいで変形させられて、水は、前記ダイヤフラムと前記下部容 器との間の空気室へ充填された加圧空気によって、前記タンクから放出されるよ うにしたものである。
【0006】 請求項2の考案は請求項1に記載した加圧水貯蔵タンクにおいて、前記係止リ ングには周縁フランジが形成されていて、該係止リングは前記上部容器および前 記下部容器との接合部の所に配置され、前記フランジは前記上部容器の段部と係 合し、前記ダイヤフラムの底部開放端が前記係止リングによって前記上部容器の 底部開放端に対して保持するようにしたものである。
【0007】 請求項3の考案は請求項1に記載した加圧水貯蔵タンクにおいて、前記上部容 器と前記下部容器と前記係止リングはすべてプラスチック製であり、前記上部容 器および前記下部容器には、組立時に高速で平坦に研摩される突出部分が形成さ れていて、前記突出部分がある程度溶融させられるので、前記上部容器と前記下 部容器と前記係止リングは互いにしっかりと固着するようにしたものである。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき、図を参照して説明する。 図1は本考案の加圧水貯蔵タンク1Aの各構成要素の分解斜視図であり、部品 の一部を破断して示したものである。 図中、1は硬質のプラスチック材によりほゞ半円形状に形成した下部容器で、 この下部容器は、上方に開口部1aの周縁にフランジ1bを有し、かつ底面には 、円形枠状の基台1cを備えると共に、下部容器1内に空気を充填するための空 気供給口1eが形成されている。
【0009】 2は前記下部容器1の開口部1aと同一の周径の周縁開口端2aを有し、かつ 開口端2aの周縁にフランジ2bを備えたほゞ半円形状の上部容器で、上部容器 2の上方には円形枠体2cが一体成形により形成され、かつ円形枠体2cの中央 には内方と連通して水をタンク1A内に注入したり吐水させるための連通口21 を備えた連通管21aが突出形成されている。
【0010】 3は前記上部容器2と下部容器1との開口端内周面に配設されるプラスチック の帯状リング材からなる係止リングで、係合リング3の外周中央には全周に沿っ て突状片3aが形成され、この突状片3aが前記上部容器2の開口端2aに形成 した外面段部2dに係合するようになっている。
【0011】 4は前記上部容器2の内周面2fとほゞ同一形状を持つ可撓性ダイヤフラムで 、ダイヤフラム4の開放端4aの外周縁には外方に突出したフランジ4bが前記 上部容器2の開口端2aに形成した内面段部2eと係合するようになっている。
【0012】 本考案は以上のような部品から構成され、その組立においては、まず、上部容 器2内に可撓性ダイヤフラム4を密接させた状態で挿入し、ダイヤフラム4のフ ランジ4bを上部容器2の開口端2aに形成した内面段部2eに係合させ、次に 係合リング3の突状片3aを開口端2aの外面段部2dに位置決めして係合させ 、次に下部容器1の開口部1aのフランジ1bに当接させる。
【0013】 前記上部容器2と下部容器1の各フランジ1b,2bが当接状態で、各フラン ジ1b,2bのくさび状の突出面12を両者が垂直面12aとなるように高速で 平坦に研摩する。高速研摩された各フランジ1b,2bの当接面は摩擦により高 温が発生することで該面を溶かし、各フランジ1b,2bの当接面は溶融し、溶 融部が冷えることで完全に接合固着される。尚、係合リング3の突状片3aの先 端も同様に溶けるので、ダイヤフラム4のフランジ4bを上部容器2の内面段部 2eに確実に固着させることができる。
【0014】 尚、フランジ1b,2b同志の溶融固着については(図示しない)超音波溶着 法を行うことが可能であり、また、各フランジ1b,2bの両方またはいずれか 一方に予め接着剤を塗布した上で、超音波溶着を行うこともできる。 更に又、溶着部に希釈した接着剤を少量滴下する等の方法により、超音波溶着 と接着剤との組合せによりさらに安定強固な連結接続が可能である。
【0015】 以上のようにして組立てられた本考案の圧力水貯蔵タンク1Aは、その使用に おいては、まず、図6に示すように、上部容器2の上方に突出した連通管21a に、一端を給水源に接続した給水管6の他端部6aをT字管6bを介して接続し 、連通口21を通して水をダイヤフラム4の外面側4cと上部容器2の内面間で 形成される水貯蔵室10に供給する。水の自重によってダイヤフラム4は下方に 押し下げられ移動することで、水量の貯蔵が増し、タンク1A内に貯蔵される。
【0016】 一方、ダイヤフラム4の内面側4dと下部容器1の内面で形成される空気室9 には、下部容器1の底面に形成した空気供給口1eを介して空気管5が連結され 、空気室9内の空気圧3〜5psiに保つように適切な量の空気が空気室9内に 入れられるよう調整されている。
【0017】 従って、水が空気室9の圧力よりも高い圧力で連通口21を通過して水貯蔵室 10内に充填されると、ダイヤフラム4を押しつけることになるので、空気室9 の体積を減少させ圧力が増加する。空気室9はダイヤフラム4を介して同圧力を 水貯蔵室10へ行使するので、T字管6bにより分岐された吐出管6cの蛇口( 図示せず)部の圧力が水貯蔵室10の圧力よりも小さい状態となった時点で水貯 蔵室10内の水が吐出管6cの蛇口より放出されることになる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように、本考案に係る加圧水貯蔵タンクによれば、貯蔵タンクを、それ ぞれ硬質プラスチックにより上部容器と下部容器とに二分割して形成すると共に 、各容器の開口端のフランジ間に可撓性ダイヤフラムのフランジを挟持して一体 的に溶融固定するようにしたので、全体の重量を軽量とし、安価に提供できると 共に、組立作業性が向上し、貯蔵タンク内に配設される可撓性ダイヤフラムの開 放端を確実に固着し、長期間の使用に耐える加圧水貯蔵タンクを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の加圧水貯蔵タンクの各構成要素の一部
破断斜視図である。
【図2】本考案の加圧水貯蔵タンク集成体を示す斜視図
である。
【図3】本考案のタンクの断面図である。
【図4】上部容器および下部容器との当接面を溶着させ
た状態の断面図。
【図5】図4のA部の円形部分の拡大図である。
【図6】水がタンクへ充填されている状態を示す概略図
である。
【図7】加圧されたダイヤフラムによって、水がタンク
から放出されている状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 下部容器 1a 開口部 1b フランジ 1c 基台 1e 空気供給口 1A 貯蔵タンク 2 上部容器 2a 開口端 2b フランジ 2c 円形枠体 2d 外面段部 2e 内面段部 21a 開口部 3 係止リング 3a 突状片 4 可撓性ダイヤフラム 4b フランジ 6 給水管 6b T字管 6c 吐出管 9 空気室 10 水貯蔵室

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部容器と、下部容器と、係止リング
    と、貯蔵タンクに水が充填されていない時の状態は前記
    上部容器の内面形状に一致するように配置された可撓性
    ダイヤフラムとからなる加圧水貯蔵タンクであって、 前記上部容器には、前記タンクへ充填されたりタンクか
    ら放出される水が通る連通口が形成されており、前記ダ
    イヤフラムおよび前記下部容器の間の空気室に空気が充
    填される空気供給口が前記下部容器に形成されており、
    底部開放端を有する前記ダイヤフラムは前記上部容器の
    開口端に対して前記係止リングによって保持され、前記
    係止リングは前記上部,下部容器の接合部に保持される
    ようになり、これによって、水が、前記可撓性ダイヤフ
    ラムの上方で且つ前記上部容器の内面とで形成される水
    貯蔵室へ充填されると、前記ダイヤフラムは充填された
    水の重量のせいで変形させられて、水は、前記ダイヤフ
    ラムと前記下部容器との間の空気室へ充填された加圧空
    気によって、前記タンクから放出されるようになること
    を特徴とする加圧水貯蔵タンク。
  2. 【請求項2】 前記係止リングには周縁フランジが形成
    されていて、該係止リングは前記上部容器および前記下
    部容器との接合部の所に配置され、前記フランジは前記
    上部容器の段部と係合し、前記ダイヤフラムの底部開放
    端が前記係止リングによって前記上部容器の底部開口端
    に対して保持されることを特徴とする請求項1に記載の
    加圧水貯蔵タンク。
  3. 【請求項3】 前記上部容器と前記下部容器と前記係止
    リングはすべてプラスチック製であり、前記上部容器お
    よび前記下部容器には、組立時に高速で平坦に研摩され
    る突出部分が形成されていて、前記突出部分がある程度
    溶融させられるので、前記上部容器と前記下部容器と前
    記係止リングは互いにしっかりと固着されることを特徴
    とする請求項1に記載の加圧水貯蔵タンク。
JP1995006601U 1995-06-30 1995-06-30 加圧水貯蔵タンク Expired - Lifetime JP3020084U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995006601U JP3020084U (ja) 1995-06-30 1995-06-30 加圧水貯蔵タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1995006601U JP3020084U (ja) 1995-06-30 1995-06-30 加圧水貯蔵タンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3020084U true JP3020084U (ja) 1996-01-19

Family

ID=43155472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1995006601U Expired - Lifetime JP3020084U (ja) 1995-06-30 1995-06-30 加圧水貯蔵タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3020084U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11502292A (ja) * 1996-01-17 1999-02-23 フイブラシンセテイカ・ド・ブラジル・エリ・テー・デー・アー 加圧流体用プラスチック容器
WO2007142153A1 (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Fukoku Co., Ltd. 空気ばね
JP2015513642A (ja) * 2012-01-20 2015-05-14 サビック グローバル テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ 熱可塑性組成物から調製した物品、およびそのような物品を調製する方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11502292A (ja) * 1996-01-17 1999-02-23 フイブラシンセテイカ・ド・ブラジル・エリ・テー・デー・アー 加圧流体用プラスチック容器
WO2007142153A1 (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Fukoku Co., Ltd. 空気ばね
JP2015513642A (ja) * 2012-01-20 2015-05-14 サビック グローバル テクノロジーズ ベスローテン フェンノートシャップ 熱可塑性組成物から調製した物品、およびそのような物品を調製する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO1980000326A1 (fr) Procede d'obtention d'un corps creux monobloc par soufflage
EP1138605A2 (en) Plastic container and method of manufacturing the same
JP3020084U (ja) 加圧水貯蔵タンク
US5156853A (en) Windshield repair apparatus
FR2620422A1 (fr) Reservoir de cartouche
JP2957010B2 (ja) 漏れ口をシールするための方法及び装置
JPH05346189A (ja) Gfrp管の接合方法及び接合構造
JP2019521498A (ja) 三層から成る接着複合体により互いに密に接着されたハウジング部品を含む電池セル、並びに、その製造のための方法及び装置
JP4020892B2 (ja) スパウト付き収容体、及びスパウト
JPS6233193Y2 (ja)
CN218960484U (zh) 加热容器及加热杯
JP2003343788A (ja) 管継手
JPH0631324Y2 (ja) 蓄熱容器
JP2001038807A (ja) 溶着接合方法及び該方法によって製造した濾過器
KR200313866Y1 (ko) 합성수지관의 분기관 연결구조
JP2001047285A (ja) 溶接治具
WO2000044505A1 (fr) Distributeur de produit fluide a poche souple
FR2460196A2 (fr) Procede d'obtention de corps monobloc par soufflage et pourvu d'une partie saillante sur l'une de ses parois interieures
FR2581517A1 (fr) Chaussure en forme de botte, concue notamment pour servir de chaussure " apres-ski " ou de botte de navigation
JPH0744909B2 (ja) エア−ポツトのエア−ポンプ及びその製造方法
JPH04279459A (ja) 塗布容器
JP4016626B2 (ja) アイロンの水タンクおよびアイロンの水タンクの製造方法
JPS5878743A (ja) 紙容器の製造方法
KR200252115Y1 (ko) 매장용 아이스크림 용기
JP3575282B2 (ja) 蓄電池の極柱封口方法