JP3020025U

JP3020025U - 耳飾り

Info

Publication number: JP3020025U
Application number: JP1994016091U
Authority: JP
Inventors: 成啓畑中
Original assignee: 株式会社サクセシア
Priority date: 1994-11-21
Filing date: 1994-11-21
Publication date: 1996-01-19
Anticipated expiration: 2000-11-21

Abstract

(57)【要約】【構成】耳殻から耳朶に至る長さの装飾部１の一方端
部に、ピアス用ピンホールに挿入自在な略Ｌ型ピン２の
短小部３を固定する。装飾部１と対応する略Ｌ型ピン２
の長大部を外耳押圧部４とする。外耳押圧部４の弾性力
によって装飾部１とＬ型ピン２との間に外耳を挟持でき
るようにした。【効果】ピンホールの有無にかかわらず確実に装着す
ることができ、長時間装着しても痛みが生じない。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は耳飾りに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の耳飾りとしては、耳朶にあけたピンホールに、ピンを貫通し抜け止め用のバネを挿入して装着するピアス（第５図Ａ）、あるいは飾り部とネジの間に耳朶を挟み、ネジを締めて落下しないように装着するもの（第５図Ｂ）、バネ力で耳朶を挟むもの等がある。

【０００３】ピアスの場合、抜け止め用のバネが衝撃的動きをしたときに落ちることがあり、また、耳朶にネジ止めするものや、バネ力で耳朶を挟むものは装着時に耳が痛く、痛みのない程度の締め具合にすると落下しやすいものであった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記のような耳朶を挟んで止める耳飾りは、長時間装着しているとネジの先の小面積に集中的に押圧力が加わり痛みが生じるだけでなく健康上悪く、痛みのない程度の力では落下しやすい欠点がある。また、ピアスは短いピンを耳朶に貫通しているだけのため抜け止めが外れると簡単に本体も落下する欠点がある。

【０００５】本考案は上記のような従来品の欠点を解消し、落下しにくく、長時間使用しても痛みがなく、装着時の心地の良い製品を提供したものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記のような従来の欠点を解消するために、耳殻から耳朶に至る長さの装飾部に、ピアス用ピンホールに挿入自在で、かつ弾性を有する略Ｌ型ピンの短小部または略Ｕ型ピンの一方を固定し、装飾部と対応する略Ｌ型ピンの長大部又は略Ｕ型ピンの他方側ピンを外耳押圧部とし、装飾部と外耳押圧部との間に外耳を挟持できるようにしたものである。ピンをピンホールに貫通して外耳を挟持する場合と耳朶の下端から上方に向けてＬ型ピンと装飾部との間で耳を挟持する場合とがある。

【０００７】

【作用】

本考案は上記のような構成を採ったので、ピンホールの有無にかかわらず装着することができ、略Ｌ型ピンも略Ｕ型ピンも耳朶から耳殻に至る長い外耳押圧部の弾性力で装着するので押圧力が一点に集中せず、長時間装着していても痛みを生じることがない。

【０００８】

【実施例】

図１は本考案による耳飾りの一例を示した側面図、図２は図１の耳飾りをピンホールのない耳に装着した状態の説明図、図３は同耳飾りをピンホールを介して装着した状態の説明図である。

【０００９】１はシルバー細工の装飾部で、耳朶から耳殻に至る長さを有している。２は弾性を有する略Ｌ型ピンで、短小側端部３は装飾部１の端部に固定されている。略Ｌ型ピン２の長大部は装飾部１と対応し、外耳押圧部４を形成している。

【００１０】上記の耳飾りをピンホールの無い耳に装着するときは装飾部１と外耳押圧部４（長大部）との間に耳朶５下端を挟み、略Ｌ型ピン２の短小側端部３と耳朶５下端とが接触するまで耳飾りを押し上げる。図２に示したように装飾部１は耳朶５下端から耳殻６に至り、これと対応位置にある弾性を有する外耳押圧部４によって挟着することができる。

【００１１】ピンホールを介して装着するときは図３に示したように、耳飾りを装着状態とは上下逆にし、図３想像線で示したように外耳押圧部４をピンホールに挿入して短小側端部３まで貫通した後、耳殻６側に回動（矢印Ａ方向）し外耳押圧部４の弾性により装着を完了する。

【００１２】図４（Ａ）（Ｂ）は他実施例を示した側面図である。（Ａ）は弾性を有する略Ｕ型ピン７の一方に装飾部８を挿入固定したものである。（Ｂ）は装飾９を装飾台１０に固定して装飾部を形成したもので、Ｌ型ピン２を装飾台１０背面側に固定している。

【００１３】装飾としてはシルバー、金その他の金属、合成樹脂など、あらゆる材質のものが用いられる。図４（Ａ）では略Ｕ型ピンの互いに対向するピンの一方を装飾部８に挿入しているが、装飾用台あるいは装飾部の背面に固定することもある。装飾部の材質やデザインに応じて、略Ｕ型ピンあるいは略Ｌ型ピンが選択使用される。略Ｕ型ピン及び略Ｌ型ピンはいずれも弾性を有するので、装飾部と対応する部分が外耳押圧部として機能し、耳朶及び耳殻に耳飾りを固定することができる。

【００１４】上記のような構成を有する耳飾りは耳のピンホールの有無にかかわらず装着することができ耳朶から耳殻に至る比較的長い外耳押圧部の弾性力によって固定するので、従来の耳飾りのように押圧力が一点に集中することがない。したがって、耳飾り装着時に痛みを生じにくく、強い押圧力で固定できるため落下しにくく、使用感の良い製品である。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は上記のような構成及び作用を有するので、長時間装着していても痛みがなく健康を害するおそれもない。しかもピンホールの有無にかかわらず落下しないように確実かつ安全に装着することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による耳飾りの一例を示した側面図。

【図２】図１の耳飾りをピンホールのない耳に装着した
状態の説明図。

【図３】図１の耳飾りをピンホールを介して装着した状
態の説明図。

【符号の説明】

１装飾部２略Ｌ型ピン４外耳押圧部７略Ｕ型ピン

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【手続補正書】

【提出日】平成７年４月２１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】図面の簡単な説明

【補正方法】追加

【補正内容】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による耳飾りの一例を示した側面図。

【図２】図１の耳飾りをピンホールのない耳に装着し
た状態の説明図。

【図３】図１の耳飾りをピンホールを介して装着した
状態の説明図。

【図４】（Ａ）（Ｂ）は他実施例を示した側面図。

【図５】（Ａ）（Ｂ）は従来の耳飾りを示した側面
図。

【符号の説明】１装飾部２略Ｌ型ピン４外耳押圧部７略Ｕ型ピン

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】弾性を有し、かつピアス用ピンホールに
挿入自在な略Ｌ型ピンの短小部を、耳朶から耳殻に至る
長さの装飾部に固定し、装飾部と対応する略Ｌ型ピンの
長大部を外耳押圧部とした耳飾り。
【請求項２】弾性を有し、かつピアス用ピンホールに
挿入自在な略Ｕ型ピンの対向する一方のピンを、耳朶か
ら耳殻に至る長さの装飾部に固定し、装飾部と対応する
他方のピンを外耳押圧部とした耳飾り。