JP3019830U - 凍結乾燥品を付着させて成る煎餅 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 新規な風味と食感を提供するために、凍結乾
燥品を付着させた煎餅を得る。 【構成】 うす焼煎餅本体１の表面に、接着材３を用い
て凍結乾燥品２を付着させてそのまま食べることができ
るようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、穀粉、又は澱粉等から製出される煎餅本体に凍結乾燥品を付着させ て新規な風味と食感を呈するように構成した煎餅に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から、煎餅とチーズ、或いはクリーム、チョコレート等を組み合わせた菓 子は公知である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、凍結乾燥品を組み合わせた例はない。 本考案の目的は、凍結乾燥品と煎餅を組み合わせることによって新規な風味と 食感を有する煎餅を提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の構成は次のとおりである。 １．煎餅本体の表面に接着材を用いて凍結乾燥品を付着させて成る煎餅。 ２．煎餅本体の片面に接着材を用いて凍結乾燥品を付着させて成る前記１記載 の煎餅。 ３．うす焼煎餅本体の表面に接着材を塗布し、その上に凍結乾燥品を付着させ て成るうす焼煎餅。 ４．接着材としてコーンクリームを用いる前記１又は２又は３記載の煎餅。 ５．接着材として小豆クリームを用いる前記１又は２又は３記載の煎餅。 ６．凍結乾燥品としてスイートコーン又は小豆を用いる前記１又は２又は３又 は４又は５記載の煎餅。

【０００５】

【作用】

煎餅は穀粉又は澱粉を原料に用い、常法により焼き上げる。焼き方は、うす焼 きの方が、凍結乾燥品との食感のバランスからは好ましい。凍結乾燥品としては スイートコーン（水煮）或いは小豆（かのこ）等が風味の調和としては好ましい が、その他のものであってもよい。接着材としては、コーンクリーム或いは小豆 クリーム等を用い、これを先に煎餅本体の表面に塗布し、続いて凍結乾燥品を散 布して固着させる。食べ方は、そのままである。

【０００６】

【実施例】

図１は、本考案の実施に係る煎餅の基本的な構造であって、１はうす焼煎餅本 体、２は凍結乾燥品、３は接着材である。

【０００７】 図２は、うす焼煎餅本体１の上に接着材としてコーンクリーム３ａを塗布し、 この上に凍結乾燥したスイートコーン（水煮）２ａを散布して付着させた実施例 である。

【０００８】 図３は、うす焼煎餅本体１の上に接着材として小豆クリーム３ｂを塗布し、こ の上に小豆（かのこ）２ｂの丸粒を散布して付着させた実施例である。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は以上のように、煎餅と凍結乾燥品を組み合わせたことにより、次の効 果を奏する。 ａ．煎餅と凍結乾燥品の食感、舌ざわり等は共通しており、また、口の中に入 れて噛んだときに両方の風味が一気に口中に広がるため、煎餅と凍結乾燥品の風 味がミックスされて大変おいしい。 ｂ．スイートコーンや小豆を凍結乾燥させて粒状のまま煎餅と組み合わせて用 いることができるので、夫々の素材が持つ風味を最大限に活かすことができる。 ｃ．凍結乾燥品を粒状で用いることにより、煎餅との食感がバランスして違和 感がなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る煎餅の基本構造の説明図。

【図２】凍結乾燥品にスイートコーン（水煮）を用い、
接着材にコーンクリームを用いた実施例の説明図。

【図３】凍結乾燥品に小豆（かのこ）を用い、接着材に
小豆クリームを用いた実施例の説明図。

【符号の説明】

１ 煎餅本体 ２ 凍結乾燥品 ３ 接着材

Claims (6)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 煎餅本体の表面に接着材を用いて凍結乾
   燥品を付着させて成る煎餅。
2. 【請求項２】 煎餅本体の片面に接着材を用いて凍結乾
   燥品を付着させて成る請求項１記載の煎餅。
3. 【請求項３】 うす焼煎餅本体の表面に接着材を塗布
   し、その上に凍結乾燥品を付着させて成るうす焼煎餅。
4. 【請求項４】 接着材としてコーンクリームを用いる請
   求項１又は２又は３記載の煎餅。
5. 【請求項５】 接着材として小豆クリームを用いる請求
   項１又は２又は３記載の煎餅。
6. 【請求項６】 凍結乾燥品としてスイートコーン又は小
   豆を用いる請求項１又は２又は３又は４又は５記載の煎
   餅。