JP3019474U

JP3019474U - 自動車用のタイマー付録音器

Info

Publication number: JP3019474U
Application number: JP1995007445U
Authority: JP
Inventors: 賢亮野尻
Original assignee: 賢亮野尻
Priority date: 1995-06-15
Filing date: 1995-06-15
Publication date: 1995-12-19
Anticipated expiration: 2001-06-15

Abstract

(57)【要約】【目的】自動車の運転者が自動車の運転を開始する
と、車内の拡声器より交通安全等に関する音声が発声さ
れて、運転者に聞こえ、交通事故を未然に防止すること
ができるようにする。【構成】タイマーを付設した録音器内に交通安全等に
関する注意事項等を録音したカセットテープを内蔵させ
たものを自動車内に設置し、自動車の電源を用い、カセ
ットテープに録音した音声を、自動車ラジオの拡声器よ
り発声させて運転者に聞えるような構成としたものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、交通安全等に関する事項を録音したカセットテープを内設した録音器を、自動車内の拡声器と運転装置に関連させて設置し、自動車の運転開始とともに、自動的に拡声器より交通安全等に関する音声が流れて、運転者の耳に入るようにした自動車用のタイマー付録音器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の自動車には、ラジオやテレビが設けてあったが、それは運転者などが手で操作するようになっていた。またカセットテープを内設した録音器を車内に設けて、それを運転に関連させて自動的に発声させるようにしたものはなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来における自動車のラジオやテレビは、運転を行ないながら音楽などを聞くようになっており、注意力が散漫となって運転を誤り、交通事故発生の原因となることもあった。本考案は、従来におけるこのような問題点を解消するために考案されたものであり、その目的とするところは、自動車を運転すると、自動的に交通安全の注意事項などが運転者の耳に入り、運転者の注意力を促し、事故発生を防止するようにしたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

タイマーを付設した録音器内に、交通安全に関する注意事項などを録音したカセットテープを内設し、該録音器を自動車に設置するとともに、該録音器を車内ラジオの拡声器と、該自動車の運転装置に関連させ、自動車の運転に応じてカセットテープに録音した音声を拡声器より自動的に発声させて運転者に聞かせるようにしたものである。

【０００５】

【作用】

自動車に乗った運転者が運転レバーを操作して運転を開始すると、録音器のスイッチが入り、自動車の電流が録音器に連通して録音器が始動し、ラジオの拡声器を経て音声を発声する。

【０００６】

【実施例】

本考案を図面に基づいて説明する。図は録音器１を示し、その表面には、タイマー２と音量調整器４が設けてあり、内部にはカセットテープ３を挿入可能となっている。また該録音器１に接続された電線５は、自動車の電源に通じており、また電線６は車内ラジオの拡声器に通じている。この録音器１を車内のチェンジレバーの台、または座席の下などに内蔵しておくのである。

【０００７】次にこの録音器１の作用と録音内容の一例を説明する。運転者がエンジンを始動し、チェンジレバーを操作すると、録音器のタイマー２に電流が通じてカセットテープ３が作動し、録音内容の発声が始まる。例えば、一日の誓い、社長命令、本人の誓い、家族の願い、さらに一日無事故で出発進行などの声が発声され、約２０秒経過すると、タイマー２のスイッチにより発声が中止される。さらにその後タイマー２の針が進み、例えば５分４０秒から８分４０秒経過すると、再びタイマー２のスイッチが作動して、交通安全の一口メモを発声する。それが２０秒ほど続くと発声が中止され、その状態を繰り返す。なお上記の発声内容の中間に、低音の軽音楽等を時々挿入するようにしてもよい。上記の発声内容は一例であるが、上記の他に安全教育の一口メモや交通規則、さらにまた本日の業務内容などを、時々発声するようにしてもよい。なおタイマー時間は自由に調節することができ、また音量調整器４により音量は適当に調節することができる。

【０００８】

【考案の効果】

上述のように本考案は、自動車の運転中に、安全運転の社長命令や交通安全メモなどが、間隔をおいて運転者に聞えるようになっているので、交通事故を未然に防止することになり、交通事故発生を防止する効果が大である。それに加えて本日の業務内容の忘却を防止したり、業務を完全に果すことができるという効果や、居眠り運転防止などの効果もあり、交通事故発生防止に大いに有益な考案である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の録音器の斜視図である。

【符号の説明】

１・・・録音器２・・・タイマー３・・・カセットテープ４・・・音量調整器５・・・電線６・・・電線

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】タイマー（２）を付設した録音器（１）
内に、交通安全に関する注意事項などを録音したカセッ
トテープ（３）を内設し、該録音器（１）を自動車内に
設置するとともに、該録音器（１）を自動車の電源と、
車内ラジオの拡声器と、さらに該自動車の運転装置に関
連させ、自動車の運転に応じてカセットテープ（３）に
録音してある音声を、自動的に拡声器より発声させるよ
うに構成したことを特徴とする自動車用のタイマー付録
音器。