JP3019364U

JP3019364U - 消臭装置

Info

Publication number: JP3019364U
Application number: JP1995006880U
Authority: JP
Inventors: ひろ子稲葉
Original assignee: 株式会社ムツミコーポレーション
Priority date: 1995-06-13
Filing date: 1995-06-13
Publication date: 1995-12-12
Anticipated expiration: 2001-06-13

Abstract

(57)【要約】【目的】消臭作用、空気殺菌作用を有する寿命の長い
消臭装置を提供する。【構成】ニッケル製の略円筒状電極を備え且つ波長１
８２〜１８５ｎｍの紫外線を放射する紫外線放射ランプ
をオゾン放出孔を備えたケース内に収容したことを特徴
とする消臭装置。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は消臭装置に関するものであり、特に下記の場所の消臭、空気殺菌等に用いられる消臭装置に係るものである。（１）病院、医院等の待合室、診察室、トイレ、脱衣所、洗濯室、病室等（２）オフィスの事務室、更衣室、喫煙所、トイレ等（３）一般家庭の台所、冷蔵庫内、下駄箱内、トイレ、脱衣所、ペットのいる場所等以下、上記の場所を「被消臭場所」という。

【０００２】

【従来の技術】

室内、トイレ等の被消臭場所の臭いを緩和するための手段として芳香剤が従来より使用されている。一方、フィラメントを使用した紫外線放射ランプにより消臭作用を有するオゾンを生成させることも知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかるに、芳香剤は謂わば芳香により悪臭を隠すにとどまり、積極的な消臭作用を有するものではないため、室内、トイレ等の被消臭場所の空気を爽やかに保つことはできない。一方、上記従来の紫外線放射ランプはフィラメントを使用しているため、ショックに弱く、寿命が短いという問題がある。本考案はこのような問題を解決し、消臭作用、空気殺菌作用を有する寿命の長い消臭装置を提供しようとしてなされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために、本考案は、ニッケル製の略円筒状電極を備え且つ波長１８２〜１８５ｎｍの紫外線を放射する紫外線放射ランプをオゾン放出孔を備えたケース内に収容したことを特徴とする消臭装置を提供するものである。

【０００５】

【作用】

本考案による消臭装置は、オゾン放出孔を被消臭場所に露出させた状態で被消臭場所の壁面等に取り付ける。被消臭場所の広さに応じて複数個の消臭装置を取り付けてもよい。適宜のスイッチ操作により紫外線放射ランプを作動させたときには、該紫外線放射ランプは波長１８２〜１８５ｎｍの紫外線を放射する。波長１８２〜１８５ｎｍの紫外線はオゾンを生成させる。生成されたオゾンはケースのオゾン放出孔より被消臭場所に流れ出し、被消臭場所の消臭、空気殺菌を行なう。従って、被消臭場所の空気は臭いのない爽やかな状態に保持される。また、ニッケル製の略円筒状電極を備えた紫外線放射ランプはフィラメントを使用した従来の紫外線放射ランプに比べて遥かに長い寿命を有する。なお、紫外線放射ランプの消費電力は極めて小さいため、該紫外線放射ランプを常時作動させておいても経済的である。

【０００６】

【実施例】

次に、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。符号１に示すものは消臭装置のケースである。ケース１はオゾン放出孔３、３を備えている。図示の事例におけるオゾン放出孔３はメッシュ状のものである。ケース１内には紫外線放射ランプ５を取り付ける。紫外線放射ランプ５は石英管を使用し、その両電極７、７はニッケル製の略円筒状電極とする。紫外線放射ランプ５は波長１８２〜１８５ｎｍの紫外線を放射する。オゾン生成量は例えば１．０〜１．５ｐｐｍ程度とする。符号１１は基板、１３は紫外線放射ランプ５の支持手段、１５は抵抗器、１７は変圧器、１９は紫外線放射ランプ５のＯＮ−ＯＦＦスイッチである。なお、紫外線放射ランプ５は直接目に見えないようになす。

【０００７】ニッケル製の略円筒状電極７、７を用いた紫外線放射ランプ５はフィラメントを使用した従来の紫外線放射ランプに比べて６倍以上の寿命を有する。因みに、フィラメントを使用した従来の紫外線放射ランプの寿命は約３，０００時間であるのに対し、ニッケル製の略円筒状電極を備えた紫外線放射ランプの寿命は約２０，０００時間である。フィラメントを使用した従来の紫外線放射ランプの場合には、安定器、グロースターターが用いられるが、本考案におけるニッケル製の略円筒状電極７、７を備えた紫外線放射ランプ５の場合にはラピッドスターターが使用され、安定器、グロースターターは不要である。

【０００８】大型の消臭装置の場合には、ケース１内にファン（図示せず）を備えさせてもよい。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の消臭装置はオゾンを被消臭場所に放出し、被消臭場所の消臭、空気殺菌を行なう。従って、被消臭場所の空気は臭いのない爽やかな状態に保持される。また、ニッケル製の略円筒状電極を備えた紫外線放射ランプはフィラメントを使用した従来の紫外線放射ランプに比べて遥かに長い寿命を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による消臭装置の外観を示す斜視図であ
る。

【図２】同上消臭装置の断面図である。

【図３】ニッケル製の略円筒状電極を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ケース３オゾン放出孔５紫外線放射ランプ７電極１１基板１３支持手段１５抵抗器１７変圧器１９ＯＮ−ＯＦＦスイッチ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ニッケル製の略円筒状電極を備え且つ波
長１８２〜１８５ｎｍの紫外線を放射する紫外線放射ラ
ンプをオゾン放出孔を備えたケース内に収容したことを
特徴とする消臭装置。