JP3019304B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
誘導加熱調理器Info
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- JP3019304B2 JP3019304B2 JP33753395A JP33753395A JP3019304B2 JP 3019304 B2 JP3019304 B2 JP 3019304B2 JP 33753395 A JP33753395 A JP 33753395A JP 33753395 A JP33753395 A JP 33753395A JP 3019304 B2 JP3019304 B2 JP 3019304B2
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- Japan
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- temperature sensor
- induction coil
- hole
- top plate
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波磁界を利用
して調理鍋類を誘導加熱することにより調理を行う誘導
加熱調理器に関する。
して調理鍋類を誘導加熱することにより調理を行う誘導
加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来この種の誘導加熱
調理器は、特開平3−276591号公報の第1図及び
第2図に示すように、調理器本体と、この調理器本体内
に設けられる誘導コイルと、この誘導コイルを支持し中
央部に貫通孔を有する誘導コイル支持台と、前記誘導コ
イル支持台の貫通孔と同軸状に設けられる貫通孔を有し
前記調理器本体の上部に設けられる天板と、前記誘導コ
イル支持台及び天板に夫々設けた貫通孔に挿通して前記
天板に対して出没自在に設けられた温度センサを設けた
筒状の温度センサ支持体と、この温度センサ支持体を上
方に付勢する付勢体と、前記温度センサ支持体の外周下
部に設けられ前記誘導コイル支持台の貫通孔に係止可能
な抜止め用の鍔部を備え、天板上に載置された鍋類を誘
導コイルから発せられる高周波交番磁界により発熱さ
せ、また鍋類の底面に温度センサ支持体を当接して鍋類
の温度を前記温度センサにより検知して所定温度で調理
ができるものである。
調理器は、特開平3−276591号公報の第1図及び
第2図に示すように、調理器本体と、この調理器本体内
に設けられる誘導コイルと、この誘導コイルを支持し中
央部に貫通孔を有する誘導コイル支持台と、前記誘導コ
イル支持台の貫通孔と同軸状に設けられる貫通孔を有し
前記調理器本体の上部に設けられる天板と、前記誘導コ
イル支持台及び天板に夫々設けた貫通孔に挿通して前記
天板に対して出没自在に設けられた温度センサを設けた
筒状の温度センサ支持体と、この温度センサ支持体を上
方に付勢する付勢体と、前記温度センサ支持体の外周下
部に設けられ前記誘導コイル支持台の貫通孔に係止可能
な抜止め用の鍔部を備え、天板上に載置された鍋類を誘
導コイルから発せられる高周波交番磁界により発熱さ
せ、また鍋類の底面に温度センサ支持体を当接して鍋類
の温度を前記温度センサにより検知して所定温度で調理
ができるものである。
【0003】このような誘導加熱調理器においては、温
度センサ支持体が天板の貫通孔を摺動するために、温度
センサ支持体と貫通孔には間隙が形成されることにな
る。したがって、調理時等に鍋類から水等がこぼれた時
には前記間隙を通って水等が前記誘導コイルや電子回路
等に侵入する虞があった。
度センサ支持体が天板の貫通孔を摺動するために、温度
センサ支持体と貫通孔には間隙が形成されることにな
る。したがって、調理時等に鍋類から水等がこぼれた時
には前記間隙を通って水等が前記誘導コイルや電子回路
等に侵入する虞があった。
【0004】このような問題を解決するために特開平7
−73964号公報の図3及び図4に、天板の貫通孔と
温度センサ支持体との間隙に該温度センサ支持体の上下
動に伴って移動する弾性を有したシール部材を設けた誘
導加熱調理器が提案されている。
−73964号公報の図3及び図4に、天板の貫通孔と
温度センサ支持体との間隙に該温度センサ支持体の上下
動に伴って移動する弾性を有したシール部材を設けた誘
導加熱調理器が提案されている。
【0005】しかしながら、このように天板の貫通孔と
温度センサ支持体との間隙にシール部材を設けたものに
おいては、天板上にこぼれた水等が調理器本体内に侵入
する虞は解消できるものの、シール部材としてゴム等の
弾性材が用いられるために、衝撃や経年変化による劣化
によりシール部材が破損した場合、水等が温度センサ支
持体の鍔回りに溜り、この結果誘導コイルや電子回路に
水等が侵入してしまうという問題点がある。
温度センサ支持体との間隙にシール部材を設けたものに
おいては、天板上にこぼれた水等が調理器本体内に侵入
する虞は解消できるものの、シール部材としてゴム等の
弾性材が用いられるために、衝撃や経年変化による劣化
によりシール部材が破損した場合、水等が温度センサ支
持体の鍔回りに溜り、この結果誘導コイルや電子回路に
水等が侵入してしまうという問題点がある。
【0006】そこで、本発明は前記問題を解決して、天
板の貫通孔と温度センサ支持体との間隙に設けられたシ
ール部材が破損してもセンサ支持体の抜止め用の鍔の回
りに水等が溜ることなく、電子回路や誘導コイルまで前
記水等が侵入することなく、安全で信頼性の高い誘導加
熱調理器を提供することを目的とする。
板の貫通孔と温度センサ支持体との間隙に設けられたシ
ール部材が破損してもセンサ支持体の抜止め用の鍔の回
りに水等が溜ることなく、電子回路や誘導コイルまで前
記水等が侵入することなく、安全で信頼性の高い誘導加
熱調理器を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、調理器本体
と、この調理器本体内に設けられる誘導コイルと、この
誘導コイルを支持する誘導コイル支持台と、前記調理器
本体の上部に設けられ中央部に貫通孔を設けた天板と、
前記天板に対して出没自在となるように前記貫通孔に上
下方向に挿通されると共に温度センサを設けた筒状の温
度センサ支持体と、温度センサ支持体を上方に付勢する
付勢体と、前記温度センサ支持体の外周面に設けられた
抜止め用の鍔部と、前記温度センサ支持体と前記天板と
の間隙に介在し前記温度センサ支持体の上下動に伴って
移動する弾性を有したシール部材とを設けた誘導加熱調
理器において、前記温度センサ支持体の鍔部の下方を開
口すると共に、該下方開口部と前記鍔部の上方を連通す
る連通孔を該鍔部に設けたことを特徴とする誘導加熱調
理器であり、前記シール部材が衝撃や経年変化により破
損して水等が天板の貫通孔より侵入しても、該水等は鍔
部に設けられた連通孔より下方開口部へ排出されて該鍔
部の回りに溜ることを防止できる。
と、この調理器本体内に設けられる誘導コイルと、この
誘導コイルを支持する誘導コイル支持台と、前記調理器
本体の上部に設けられ中央部に貫通孔を設けた天板と、
前記天板に対して出没自在となるように前記貫通孔に上
下方向に挿通されると共に温度センサを設けた筒状の温
度センサ支持体と、温度センサ支持体を上方に付勢する
付勢体と、前記温度センサ支持体の外周面に設けられた
抜止め用の鍔部と、前記温度センサ支持体と前記天板と
の間隙に介在し前記温度センサ支持体の上下動に伴って
移動する弾性を有したシール部材とを設けた誘導加熱調
理器において、前記温度センサ支持体の鍔部の下方を開
口すると共に、該下方開口部と前記鍔部の上方を連通す
る連通孔を該鍔部に設けたことを特徴とする誘導加熱調
理器であり、前記シール部材が衝撃や経年変化により破
損して水等が天板の貫通孔より侵入しても、該水等は鍔
部に設けられた連通孔より下方開口部へ排出されて該鍔
部の回りに溜ることを防止できる。
【0008】
【発明の実施態様】以下、本発明のー実施例を図を参照
して説明する。1は調理器本体であり、上部に天板取付
穴2Aを設けた上本体2と下本体3とから形成されてい
る。そして上本体2の天板取付穴2Aには、結晶化ガラ
スにより形成され且つ被調理物を収容する調理用の鍋類
(図示せず)が設置される天板4が設けられ、該天板4
の中央部に貫通孔5が設けられている。さらに、前記天
板4の下方に誘導コイル6が配設されている。この誘導
コイル6は、絶縁層を被覆した導線の束を渦巻き状に形
成したものであって、円盤状の誘導コイル支持板7上に
水平に支持されて接着固定されている。そして、該誘導
コイル支持台7はその取付支持脚部7Aを前記下本体3
の取付ボス8に螺子9により螺子止めして取付けられて
いる。また、誘導コイル支持台7の中央には、前記貫通
孔5と同軸状に貫通孔10が形成されている。この貫通孔
10は筒部11により形成されていると共に、前記筒部11の
下部には径小段部12が形成されている。さらに前記天板
4と該天板4の下方に配設された誘導コイル6との間に
は、誘導コイル保護板13が設けられている。この誘導コ
イル保護板13は、例えば4,6−ナイロン(ポリアミ
ド)のような、耐熱性を有すると共に磁力線を妨げない
材質から形成されている。そしてその内縁部13Aには、
前記誘導コイルの内側巻線6Aよりも径小で、平面が円
環形の凹部14が形成されると共に、該凹部14の内側に短
筒部15が上下方向に形成されている。この短筒部15によ
り、貫通孔16が前記貫通孔5,10と同軸状に設けられて
いる。また、前記誘導コイル保護板13の外側縁13Bは、
前記誘導コイル6の外側巻線6Bより径大に形成されて
おり、前記上本体2の天板取付穴2Aに接続している。
そして前記誘導コイル保護板13には、その内側縁13A,
外側縁13B側に下向きの突起17A,17Bが設けられてい
る。この突起17Aは前記誘導コイル支持台7に貫通形成
された取付け孔18に係止して固定されている。そして、
前記突起17Bは、誘導コイル支持台7の取付脚部7Aに
係止して固定されている。
して説明する。1は調理器本体であり、上部に天板取付
穴2Aを設けた上本体2と下本体3とから形成されてい
る。そして上本体2の天板取付穴2Aには、結晶化ガラ
スにより形成され且つ被調理物を収容する調理用の鍋類
(図示せず)が設置される天板4が設けられ、該天板4
の中央部に貫通孔5が設けられている。さらに、前記天
板4の下方に誘導コイル6が配設されている。この誘導
コイル6は、絶縁層を被覆した導線の束を渦巻き状に形
成したものであって、円盤状の誘導コイル支持板7上に
水平に支持されて接着固定されている。そして、該誘導
コイル支持台7はその取付支持脚部7Aを前記下本体3
の取付ボス8に螺子9により螺子止めして取付けられて
いる。また、誘導コイル支持台7の中央には、前記貫通
孔5と同軸状に貫通孔10が形成されている。この貫通孔
10は筒部11により形成されていると共に、前記筒部11の
下部には径小段部12が形成されている。さらに前記天板
4と該天板4の下方に配設された誘導コイル6との間に
は、誘導コイル保護板13が設けられている。この誘導コ
イル保護板13は、例えば4,6−ナイロン(ポリアミ
ド)のような、耐熱性を有すると共に磁力線を妨げない
材質から形成されている。そしてその内縁部13Aには、
前記誘導コイルの内側巻線6Aよりも径小で、平面が円
環形の凹部14が形成されると共に、該凹部14の内側に短
筒部15が上下方向に形成されている。この短筒部15によ
り、貫通孔16が前記貫通孔5,10と同軸状に設けられて
いる。また、前記誘導コイル保護板13の外側縁13Bは、
前記誘導コイル6の外側巻線6Bより径大に形成されて
おり、前記上本体2の天板取付穴2Aに接続している。
そして前記誘導コイル保護板13には、その内側縁13A,
外側縁13B側に下向きの突起17A,17Bが設けられてい
る。この突起17Aは前記誘導コイル支持台7に貫通形成
された取付け孔18に係止して固定されている。そして、
前記突起17Bは、誘導コイル支持台7の取付脚部7Aに
係止して固定されている。
【0009】19は円筒状の温度センサ支持体であり、前
記貫通孔5,10,16内を上下方向に移動可能に、且つ前
記貫通孔5に対して出没自在に設けられている。該温度
センサ支持体19は、上部が前記貫通孔5を貫通する径小
筒部20と、該径小筒部20の下部に鍔部21を介して設けら
れる該鍔部21よりやや径小な筒部22から形成されてい
る。そして、前記鍔部21が前記誘導コイル保護板13の短
筒部15の下端15Aに当接可能に設けられることで、前記
温度センサ支持体19は抜止めされる。また前記筒部22の
内側は中空に形成されて鍔部21の下方は下向きの開口部
23となっていると共に、前記鍔部21には、前記径小筒部
20の周面外側と前記下方開口部23を接続する、平面が円
形の連通孔24が形成されている。さらに、前記径小筒部
20の中心に形成した貫通孔20Aに金属等の熱伝導性に優
れる熱伝導部材25が装着されていると共に、該熱伝導部
材25の内側に温度センサ26が充填剤27により固着されて
いる。また、前記温度センサ支持体19を上方に付勢する
付勢体たるばね28が、前記筒部22に外嵌するように設け
られており、その上部は前記鍔部21の外周側に当接し、
一方ばね28の下部は前記筒部11の径小段部12に当接して
いる。
記貫通孔5,10,16内を上下方向に移動可能に、且つ前
記貫通孔5に対して出没自在に設けられている。該温度
センサ支持体19は、上部が前記貫通孔5を貫通する径小
筒部20と、該径小筒部20の下部に鍔部21を介して設けら
れる該鍔部21よりやや径小な筒部22から形成されてい
る。そして、前記鍔部21が前記誘導コイル保護板13の短
筒部15の下端15Aに当接可能に設けられることで、前記
温度センサ支持体19は抜止めされる。また前記筒部22の
内側は中空に形成されて鍔部21の下方は下向きの開口部
23となっていると共に、前記鍔部21には、前記径小筒部
20の周面外側と前記下方開口部23を接続する、平面が円
形の連通孔24が形成されている。さらに、前記径小筒部
20の中心に形成した貫通孔20Aに金属等の熱伝導性に優
れる熱伝導部材25が装着されていると共に、該熱伝導部
材25の内側に温度センサ26が充填剤27により固着されて
いる。また、前記温度センサ支持体19を上方に付勢する
付勢体たるばね28が、前記筒部22に外嵌するように設け
られており、その上部は前記鍔部21の外周側に当接し、
一方ばね28の下部は前記筒部11の径小段部12に当接して
いる。
【0010】29は前記天板4の貫通孔5と温度センサ支
持体19との間に介在するリング状のシール部材である。
このシール部材29は、例えばシリコンゴム等の耐熱性、
弾力及び柔軟性を有する材質から形成されている。そし
て、このシール部材29は、内周縁の設けられた膨出部3
0、中間部31、さらに該中間部31の下端より斜め上方へ
外側に連接した外周部32からなる。前記膨出部30は、前
記径小筒部20の周面に環状に形成した凹部33に嵌合し、
前記中間部31は前記貫通孔5に嵌合し、そして前記外周
部32は前記天板4と凹部14に挟持されると共に、その端
部が前記天板4の下面に圧接されることで固定される。
持体19との間に介在するリング状のシール部材である。
このシール部材29は、例えばシリコンゴム等の耐熱性、
弾力及び柔軟性を有する材質から形成されている。そし
て、このシール部材29は、内周縁の設けられた膨出部3
0、中間部31、さらに該中間部31の下端より斜め上方へ
外側に連接した外周部32からなる。前記膨出部30は、前
記径小筒部20の周面に環状に形成した凹部33に嵌合し、
前記中間部31は前記貫通孔5に嵌合し、そして前記外周
部32は前記天板4と凹部14に挟持されると共に、その端
部が前記天板4の下面に圧接されることで固定される。
【0011】尚、図中34は前記上本体2の上面に設けた
操作パネルであり、電源スイッチ、温度調節ボタン、タ
イマー等が設けられ、また、35は前記下方開口部23を避
けるように配置した回路基板である。
操作パネルであり、電源スイッチ、温度調節ボタン、タ
イマー等が設けられ、また、35は前記下方開口部23を避
けるように配置した回路基板である。
【0012】次に前記構成についてその作用、効果を説
明する。本実施例の誘導加熱調理器は、誘導コイル6に
高周波電流を通電させることで発せられる高周波交番磁
界により天板4上に載置された鍋類を発熱させる。ま
た、ばね28により上方へ付勢された温度センサ支持体19
の熱伝導部材25を鍋類の底面に当接させることにより、
鍋類、ひいては被調理物の温度を温度センサ26により検
知し、予め設定された温度と比較して誘導コイル6によ
る高周波交番磁界の出力を制御して調理を行う。
明する。本実施例の誘導加熱調理器は、誘導コイル6に
高周波電流を通電させることで発せられる高周波交番磁
界により天板4上に載置された鍋類を発熱させる。ま
た、ばね28により上方へ付勢された温度センサ支持体19
の熱伝導部材25を鍋類の底面に当接させることにより、
鍋類、ひいては被調理物の温度を温度センサ26により検
知し、予め設定された温度と比較して誘導コイル6によ
る高周波交番磁界の出力を制御して調理を行う。
【0013】そして、本実施例の誘導加熱調理器は、鍋
類から天板4に水等がこぼれたとしても、該水等がシー
ル部材29により貫通孔5,10,16へ侵入することが阻止
される。さらに、衝撃或いは経年変化により前記シール
部材29が破損した場合、水等がシール部材29を通って貫
通孔5,16へ侵入する可能性があるが、この侵入した水
等は矢印Wに示すように連通孔24を通って下方開口部23
へ自然落下するので、鍔部21回りに水等が溜ることはな
い。したがって、水等が誘導コイル6や回路基板35に侵
入することはなく、感電、漏電を防止できる。
類から天板4に水等がこぼれたとしても、該水等がシー
ル部材29により貫通孔5,10,16へ侵入することが阻止
される。さらに、衝撃或いは経年変化により前記シール
部材29が破損した場合、水等がシール部材29を通って貫
通孔5,16へ侵入する可能性があるが、この侵入した水
等は矢印Wに示すように連通孔24を通って下方開口部23
へ自然落下するので、鍔部21回りに水等が溜ることはな
い。したがって、水等が誘導コイル6や回路基板35に侵
入することはなく、感電、漏電を防止できる。
【0014】以上のように、本実施例では、ばね28によ
って上方に付勢されることで天板4に対して出没自在に
設けられる温度センサ26を設けた筒状の温度センサ支持
体19に、短筒部15に当接して前記温度センサ支持体19を
抜止めする鍔部21を設けると共に、該鍔部21に連通孔24
を設け、そして前記温度センサ支持体19の前記鍔部21の
下方に下方開口部23を設けたことにより、前記シール部
材29が破損したとしても、前記天板4上の水等が前記鍔
部21に溜ることなく前記連通孔24を通って下方開口部23
に排水される。したがって、前記シール部材29が破損し
たとしても、水等が前記鍔部21回りに溜って誘導コイル
6や回路基板35に侵入するようなことはなく、安全性を
向上することができる。
って上方に付勢されることで天板4に対して出没自在に
設けられる温度センサ26を設けた筒状の温度センサ支持
体19に、短筒部15に当接して前記温度センサ支持体19を
抜止めする鍔部21を設けると共に、該鍔部21に連通孔24
を設け、そして前記温度センサ支持体19の前記鍔部21の
下方に下方開口部23を設けたことにより、前記シール部
材29が破損したとしても、前記天板4上の水等が前記鍔
部21に溜ることなく前記連通孔24を通って下方開口部23
に排水される。したがって、前記シール部材29が破損し
たとしても、水等が前記鍔部21回りに溜って誘導コイル
6や回路基板35に侵入するようなことはなく、安全性を
向上することができる。
【0015】尚、前記実施例では鍔部21が誘導コイル保
護板13の短筒部15に係止して温度センサ支持体19が抜止
めされるものを示したが、鍔部を天板や誘導コイル支持
台の貫通孔に当接して温度センサ支持体を抜止めしても
よい。この場合には誘導コイル保護板がなくともよい。
また実施例では水等を排出する連通孔を1か所に設けた
が、複数個設けて単位時間当たりの排出量を大きくする
など種々の変形が可能である。
護板13の短筒部15に係止して温度センサ支持体19が抜止
めされるものを示したが、鍔部を天板や誘導コイル支持
台の貫通孔に当接して温度センサ支持体を抜止めしても
よい。この場合には誘導コイル保護板がなくともよい。
また実施例では水等を排出する連通孔を1か所に設けた
が、複数個設けて単位時間当たりの排出量を大きくする
など種々の変形が可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明は、調理器本体と、この調理器本
体内に設けられる誘導コイルと、この誘導コイルを支持
する誘導コイル支持台と、前記調理器本体の上部に設け
られ中央部に貫通孔を設けた天板と、前記天板に対して
出没自在となるように前記貫通孔に上下方向に挿通され
ると共に温度センサを設けた筒状の温度センサ支持体
と、温度センサ支持体を上方に付勢する付勢体と、前記
温度センサ支持体の外周面に設けられた抜止め用の鍔部
と、前記温度センサ支持体と前記天板との間隙に介在し
前記温度センサ支持体の上下動に伴って移動する弾性を
有したシール部材とを設けた誘導加熱調理器において、
前記温度センサ支持体の鍔部の下方を開口すると共に、
該下方開口部と前記鍔部の上方を連通する連通孔を該鍔
部に設けたことを特徴とする誘導加熱調理器であり、前
記シール部材が破損して水等が天板の貫通孔より侵入し
ても、該水等は鍔部に設けられた連通孔より下方開口部
へ排出されるので、誘導コイル等に侵入するようなこと
はなく、感電、漏電の虞を一掃し安全性や信頼性を向上
することができる。
体内に設けられる誘導コイルと、この誘導コイルを支持
する誘導コイル支持台と、前記調理器本体の上部に設け
られ中央部に貫通孔を設けた天板と、前記天板に対して
出没自在となるように前記貫通孔に上下方向に挿通され
ると共に温度センサを設けた筒状の温度センサ支持体
と、温度センサ支持体を上方に付勢する付勢体と、前記
温度センサ支持体の外周面に設けられた抜止め用の鍔部
と、前記温度センサ支持体と前記天板との間隙に介在し
前記温度センサ支持体の上下動に伴って移動する弾性を
有したシール部材とを設けた誘導加熱調理器において、
前記温度センサ支持体の鍔部の下方を開口すると共に、
該下方開口部と前記鍔部の上方を連通する連通孔を該鍔
部に設けたことを特徴とする誘導加熱調理器であり、前
記シール部材が破損して水等が天板の貫通孔より侵入し
ても、該水等は鍔部に設けられた連通孔より下方開口部
へ排出されるので、誘導コイル等に侵入するようなこと
はなく、感電、漏電の虞を一掃し安全性や信頼性を向上
することができる。
【図1】本発明のー実施例を示す断面図である。
【図2】本発明のー実施例を示す要部の断面図である。
【図3】本発明のー実施例を示す斜視図である。
1 調理器本体 4 天板 5 貫通孔 6 誘導コイル 7 誘導コイル支持台 19 温度センサ支持体 21 鍔部 24 連通孔 26 温度センサ 28 ばね(付勢体) 29 シール部材
Claims (1)
- 【請求項1】 調理器本体と、この調理器本体内に設け
られる誘導コイルと、この誘導コイルを支持する誘導コ
イル支持台と、前記調理器本体の上部に設けられ中央部
に貫通孔を設けた天板と、前記天板に対して出没自在と
なるように前記貫通孔に上下方向に挿通されると共に温
度センサを設けた筒状の温度センサ支持体と、温度セン
サ支持体を上方に付勢する付勢体と、前記温度センサ支
持体の外周面に設けられた抜止め用の鍔部と、前記温度
センサ支持体と前記天板との間隙に介在し前記温度セン
サ支持体の上下動に伴って移動する弾性を有したシール
部材とを設けた誘導加熱調理器において、前記温度セン
サ支持体の鍔部の下方を開口すると共に、該下方開口部
と前記鍔部の上方を連通する連通孔を該鍔部に設けたこ
とを特徴とする誘導加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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