JP3019245U - 収納袋付き枕 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明災害発生時、速やかに非常持出品を携
帯して避難し得る為のものである。 【構成】 層状に重ね合わせた布状シート材の中央を縫
止し、縫に沿って折曲げ、折り目に続く一方の開口部を
閉じて袋状体とし、重ね合せた各層間をファスナーで縫
合し更に他方の開口部にファスナーを縫付けたものであ
る。 【効果】非常持出品を収納して保管するほか、通常の枕
として使用し、災害時の頭巾ともなる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この発明は、非常持出品を枕に収納し得るようにした災害対策用品に関もである 。

【０００２】

【従来の技術】

従来非常持出品は室内の特定の場所に保管して置くのが通常である。

【０００３】

【本発明が解決しようとする課題】

非常持出保管場所は、たとえ室内であっても災害時特に夜間の災害時において は、その場所まで辿り着くことが困難な場合が起こりやすい。

【０００４】

【課題を解決しようとする手段】

この発明は、主として夜間において最も身近に使用する枕に非常持出品を収納 しておくことによって、上記の困難を解決するものであるる。

【０００５】

【作用】

収納する物品は、枕のファスナー付き収納部に容易に分類され、非常の場合に おいても内容の散逸等が起らない。

【０００６】

【実施例】

以下本発明の実施例として、素材を布地とし、３層の組合わせ材を使用した場 合について説明する。

【０００７】 使用する素材は、あり合せの布地で差し支えないが、本実施例では外層の布 地には、しっかりしたものを用い、内層の素材はメッシュ布を用いている、次に 製作行程に従って説明する。

【０００８】 先ず、ほぼ長方形の各々外層中間層内層布を等大に裁断し、この順序に重ね合 わせる。外層と中間層は一枚布を折曲げたものでよい。

【０００９】 折曲げた中間層に組合わせ素材を中央にて縫止めし、且つ中間層と内層を上下 で止めると中間層内層は左右に開放口を持つことになる。

【００１０】 中間層と内層による左右の開放口はファスターで縫合わし、更に中間層と外層 も同様にファスナーで縫合せする。

【００１１】 このようにまとめた組合わせ体を中央縫止めに沿って内層を内側として折曲げ 、折目に続く一方の開放口を縫止めして２方向を閉じた袋状とし、折目続く他の 開放口はファスナーで縫合わせする。

【００１２】 外層外側に適当に、紐通しを設けこれに紐を通し必要に応じて、第１図のご とく本体わ締め付け、又吊り紐として利用出来る、その上頭巾の紐として利用出 来る。

【００１３】

【発明の効果】

貴重品、下着類が枕の中に収容されているから、特に夜間災害時においては、 非常持出を探す必要なく、速やかに避難することが出来る。又図２Ａ部のファス ナーを開けば頭巾として頭部を保護する事が出来る。

【００１４】

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の使用状態の一例を示す全体斜視図で
ある。

【図２】 本発明の内部構造の一部を展開した全体斜視
図である。

【符号の説明】

１．．．．．．本体 ２．．．．．．外層 ３．．．．．．中間層 ４．．．．．．内層 ５．．．．．．ファスナー

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ほぼ等大の長方形布状シート数枚を重ね合
   せた、層状の組合わせ材を中央にて縫い止めし、縫い目
   に沿って折りたたみ、折り目に続く一方の開口部縫い合
   わして、全体として２方向開放の袋状とし、前記組合わ
   せ素材の相隣れる２層間をファスナーを用いて縫合わし
   て収納部とし、更に前記折り目に続く外層の開口部にフ
   ァスナーを取り付けた収納袋付き枕。