JP3942393B2 - ふとん収納袋 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭などで長期間使用することのないシーズンオフの掛けふとんや敷きふとんを押し入れなどに保管するためのふとん収納袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、家庭などで長期間使用することのないシーズンオフの掛けふとんや敷きふとんは、ふとん収納袋内に収納されて押し入れなどに保管される。
【0003】
従来、ふとん収納袋として、上部にファスナなどによって開閉可能な開口部を有する袋状のものが利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のふとん収納袋では、内部にふとんを収納する際、上部の開口部を充分に開かせた状態で持ち上げて保持しておき、その開口部より折り畳んだふとんを収納することになるため、一人では収納が困難であり、二人掛りでないと要領よく収納できない。また、従来のふとん収納袋は、収納するふとんのサイズに合わせて形成されているため、サイズの異なるふとんを収納する場合に不都合があり、例えばシングルサイズとダブルサイズの2種類のふとんがあれば、各サイズ用のふとん収納袋が必要である。更に、従来のふとん収納袋は、ふとんを収納した状態の寸法や形状が一定であるため、押し入れなどの限られた収納スペースに合わせてふとんを収納するのには適していない。
【0005】
本発明は、前記問題点に鑑みて提案されたもので、一人で簡単に、しかも、サイズの異なるふとんを収納できるとともに、押し入れなどの収納スペースに合わせてふとんを収納できるふとん収納袋の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、それぞれが等大長方形状を成し、一方の長辺同士が帯状のマチ部で連結された第1袋地片および第2袋地片と、前記第1袋地片の他方の長辺に沿って取付けられた第1ファスナと、前記第1ファスナと連結可能であって前記第2袋地片の他方の長辺に沿って取付けられた第2ファスナと、前記第1ファスナと連結可能であって前記第2袋地片の外側面に前記第2ファスナと所定間隔を隔てて平行状に取付けられた第3ファスナと、前記第1袋地片の両側短辺に沿って取付けられ互いに連結可能な第4ファスナと、前記第2袋地片の両側短辺に沿って取付けられ互いに連結可能で、かつ、前記第1袋地片の同じ側に位置する短辺の前記第4ファスナとも連結可能な第5ファスナとを備えたものである。
【0007】
また、本発明は、前記第1袋地片または第2袋地片の外側面に、両端部が袋地片の両側短辺からそれぞれ側方に所定長さ延び、かつ、両端部に互いに連結可能な連結手段が装着された巻付けベルトを取付けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
【0009】
図1は本実施形態のふとん収納袋Aを内側面を上方に向けて平面状に拡げた状態を示す図面である。
【0010】
図1において、1は長方形状に形成された第1袋地片、2は第1袋地片1と同形等大の第2袋地片、3は第1袋地片1と第2袋地片2の一方の長辺同士を連結する帯状のマチ部である。
【0011】
第1袋地片1および第2袋地片2は、ポリプロピレン等の繊維から形成された不織布で構成され、必要に応じて抗菌・防湿加工が施されている。第1袋地片1および第2袋地片2は、短辺方向を例えば三つ折りに畳んだ状態のふとんMの大きさに相当する大きさを有する。例えば、長辺方向の寸法が約200cm、短辺方向の寸法が約85cmである。
【0012】
マチ部3は、収納したふとんMが外部から認識し得るように、ポリエチレン等から形成された透明な樹脂シートで構成されている。
【0013】
第1袋地片1の他方の長辺には第1ファスナ4が全長に亘って取付けられ、第2袋地片2の他方の長辺には第1ファスナ4と連結可能な第2ファスナ5が全長に亘って取付けられている。また、第2袋地片2の外側面には、第1ファスナ4と連結可能な第3ファスナ6が第2ファスナ5と所定間隔を隔てて平行状に取付けられている。
【0014】
第1ファスナ4には第1スライド金具7がスライド自在に装着されており、この第1スライド金具7によって第1ファスナ4と第2ファスナ5または第1ファスナ4と第3ファスナ6とを連結し得るようになっている。
【0015】
第1袋地片1の両側短辺には互いに連結可能な第4ファスナ8,8´が全長に亘って取付けられ、第2袋地片2の両側短辺には互いに連結可能で、かつ、第1袋地片1の同じ側に位置する短辺の第4ファスナ8,8´とも連結可能な第5ファスナ9,9´が全長に亘って取付けられている。
【0016】
第4ファスナ8には第2スライド金具10がスライド自在に装着されており、この第2スライド金具10によって第4ファスナ8と第4ファスナ8´または第4ファスナ8と第5ファスナ9とを連結し得るようになっている。また、第5ファスナ9´には第3スライド金具11がスライド自在に装着されており、この第3スライド金具11によって第5ファスナ9と第5ファスナ9´または第4ファスナ8´と第5ファスナ9´とを連結し得るようになっている。
【0017】
第2袋地片2の外側面には複数条、例えば2条の巻付けベルト12,12が一定間隔を隔てて平行状に取付けられている。巻付けベルト12は、基端部が第2袋地片2にそれぞれ取付けられ、先端部が第2袋地片2の短辺からそれぞれ側方に所定長さ延びる左右一対のベルト片13a,13bからなり、ベルト片13a,13bの先端には互いに掛合可能なバックル14a,14bがそれぞれ装着されており、このバックル14a,14b同士を掛合することによってベルト片13a,13bを連結し得るようになっている。尚、巻付けベルト12のベルト片13a,13bの少なくとも一方は長さ調節可能になっている。
【0018】
次に、上記構成のふとん収納袋AにダブルサイズのふとんMを収納する手順について説明する。
【0019】
先ず、図1に示すように、ふとん収納袋Aを内側面を上方に向けて平面状に拡げる。次に、図2に示すように、短辺方向を三つ折りに畳んだふとんMを第2袋地片2に載置させた後、第1袋地片1を第2袋地片2側にマチ部3において折り曲げてふとんMに被せる。これにより、ふとんMは第1袋地片1と第2袋地片2との間に挟まれた状態となる。
【0020】
次に、図3に示すように、第1袋地片1の第1ファスナ4と第2袋地片2の第2ファスナ5とを第1スライド金具7によって連結するとともに、第1袋地片1の第4ファスナ8,8´と第2袋地片2の第5ファスナ9,9´とを第2、第3スライド金具10,11によって連結する。これにより、第1袋地片1と第2袋地片2との他方の長辺同士が連結されるとともに、第1袋地片1と第2袋地片2との両側短辺同士がそれぞれ連結され、ふとんMは第1袋地片1と第2袋地片2との間に完全に包まれた状態となる。尚、シングルサイズのふとんを収納する場合には、第1袋地片1の第1ファスナ4と第2袋地片2の第3ファスナ6とを第1スライド金具7によって連結する。
【0021】
次に、ふとんMを包み込んだ第1袋地片1と第2袋地片2とを、第1袋地片1が内側になるように、例えば、図4に示すように、筒状に丸めたり、或いは、図5に示すように、三つ折りに畳み、これに巻付けベルト12,12のベルト片13a,13bを巻付けて当該ベルト片13a,13bをバックル14a,14bによって連結することにより、第1袋地片1と第2袋地片2とを巻付けベルト12,12によりしばりつけることができる。これにより、ふとんMを筒状に丸まった状態、或いは、三つ折りに畳まれた状態で収納することができる。
【0022】
図6は上述した収納形態とは別のふとんMの収納形態を示す。この収納形態の手順は、先ず、上述した収容形態と同様に、平面状に拡げられたふとん収納袋Aの第2袋地片2に、短辺方向を三つ折りに畳んだふとんMを載置させた後、第1袋地片1を第2袋地片2側に折り曲げてふとんMに被せ、第1袋地片1と第2袋地片2との間にふとんMを挟む。
【0023】
次に、第1袋地片1の第1ファスナ4と第2袋地片2の第2ファスナ5とを第1スライド金具7によって連結し、第1袋地片1と第2袋地片2との他方の長辺同士を連結する。尚、シングルサイズのふとんを収納する場合には、第1袋地片1の第1ファスナ4と第2袋地片2の第3ファスナ6とを第1スライド金具7によって連結する。
【0024】
次に、第1袋地片1と第2袋地片2とを第1袋地片1が内側になるように長辺方向に二つ折りに畳み、第2袋地片2の両側短辺の第5ファスナ9,9´を第3スライド金具11によって連結することで、第2袋地片2の両側短辺同士を連結してふとんMを完全に包み、これに巻付けベルト12,12を巻付けて第1袋地片1と第2袋地片2とを縛り付けるようにしている。
【0025】
このふとん収納袋Aによれば、上記収納手順から明らかなように、短辺方向を三つ折りにしたふとんMを第2袋地片2に載置し、第1袋地片1を折り曲げてふとんMに重ねた後、第1袋地片1と第2袋地片2との他方の長辺同士および両側短辺同士を、第1ファスナ4と第2ファスナ5(第3ファスナ6)および第4ファスナ8,8´と第5ファスナ9,9´によりそれぞれ連結するだけでふとんMを収納することができるので、一人でも簡単にふとんMを収納することが可能である。
【0026】
また、第2袋地片2の他方の短辺に沿って第2ファスナ5を取付けるとともに、第2袋地片2の外側面に第2ファスナ5と所定間隔を隔てて平行状に第3ファスナ6を取付けているため、第1袋地片1の他方の長辺に沿って取付けられた第1ファスナ4をふとんのサイズに合わせて第2ファスナ5または第3ファスナ6と選択的に連結させることにより、シングルサイズとダブルサイズの2種類のふとんを収納することが可能である。
【0027】
更に、第2袋地片2の外側面に巻付けベルト12,12を取付けているため、ふとんMを包んだ第1袋地片1と第2袋地片2とを更に折り畳んで巻付けベルト12,12によって縛り付けることができる。これにより、第1袋地片1と第2袋地片2との畳み方をいろいろ選ぶことができるので、ふとんMを収納スペースに合わせて収納することが可能である。
【0028】
尚、本発明のふとん収納袋Aは上記実施形態に限定されるものではなく、図3乃至図5に示す収納形態以外でもふとんMを収納することが可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のふとん収納袋は、それぞれが等大長方形状を成し、一方の長辺同士が帯状のマチ部で連結された第1袋地片および第2袋地片と、前記第1袋地片の他方の長辺に沿って取付けられた第1ファスナと、前記第1ファスナと連結可能であって前記第2袋地片の他方の長辺に沿って取付けられた第2ファスナと、前記第1ファスナと連結可能であって前記第2袋地片の外側面に前記第2ファスナと所定間隔を隔てて平行状に取付けられた第3ファスナと、前記第1袋地片の両側短辺に沿って取付けられた互いに連結可能な第4ファスナと、前記第2袋地片の両側短辺に沿って取付けられた互いに連結可能で、かつ、前記第1袋地片の同じ側に位置する短辺の前記第4ファスナとも連結可能な第5ファスナとを備えたから、一人で簡単にふとんを収納することが可能であるとともに、例えばシングルサイズとダブルサイズの2種類のふとんを収納することが可能である。
【0030】
また、前記第1袋地片または第2袋地片の外側面に、両端部が袋地片の両側短辺からそれぞれ側方に所定長さ延び、かつ、両端部に互いに連結可能な連結手段が装着される巻付けベルトを取付けたから、ふとんを包んだ第1袋地片と第2袋地片とを更に畳んで巻付けベルトによって縛り付けることで、ふとんを収納スペースに合わせて収納することができ、押し入れなどの内部空間を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のふとん収納袋を平面状に拡げた状態を示す図面。
【図2】本発明のふとん収納袋の袋地片にふとんを載置した状態を示す図面。
【図3】本発明のふとん収納袋の袋地片間にふとんを包みファスナを連結した状態を示す図面。
【図4】本発明のふとん収納袋のふとんを筒状に丸める収納形態の斜視図。
【図5】本発明のふとん収納袋のふとんを三つ折りに畳む収納形態の斜視図。
【図6】本発明のふとん収納袋のふとんを二つ折りに畳む収納形態の斜視図。
【符号の説明】
A ふとん収納袋
M ふとん
1 第1袋地片
2 第2袋地片
3 マチ部
4 第1ファスナ
5 第2ファスナ
6 第3ファスナ
7 第1スライド金具
8,8´ 第4ファスナ
9,9´ 第5ファスナ
10 第2スライド金具
11 第3スライド金具
12,12 巻付けベルト
13a,13b ベルト片
14a,14b バックル
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭などで長期間使用することのないシーズンオフの掛けふとんや敷きふとんを押し入れなどに保管するためのふとん収納袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、家庭などで長期間使用することのないシーズンオフの掛けふとんや敷きふとんは、ふとん収納袋内に収納されて押し入れなどに保管される。
【0003】
従来、ふとん収納袋として、上部にファスナなどによって開閉可能な開口部を有する袋状のものが利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のふとん収納袋では、内部にふとんを収納する際、上部の開口部を充分に開かせた状態で持ち上げて保持しておき、その開口部より折り畳んだふとんを収納することになるため、一人では収納が困難であり、二人掛りでないと要領よく収納できない。また、従来のふとん収納袋は、収納するふとんのサイズに合わせて形成されているため、サイズの異なるふとんを収納する場合に不都合があり、例えばシングルサイズとダブルサイズの2種類のふとんがあれば、各サイズ用のふとん収納袋が必要である。更に、従来のふとん収納袋は、ふとんを収納した状態の寸法や形状が一定であるため、押し入れなどの限られた収納スペースに合わせてふとんを収納するのには適していない。
【0005】
本発明は、前記問題点に鑑みて提案されたもので、一人で簡単に、しかも、サイズの異なるふとんを収納できるとともに、押し入れなどの収納スペースに合わせてふとんを収納できるふとん収納袋の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、それぞれが等大長方形状を成し、一方の長辺同士が帯状のマチ部で連結された第1袋地片および第2袋地片と、前記第1袋地片の他方の長辺に沿って取付けられた第1ファスナと、前記第1ファスナと連結可能であって前記第2袋地片の他方の長辺に沿って取付けられた第2ファスナと、前記第1ファスナと連結可能であって前記第2袋地片の外側面に前記第2ファスナと所定間隔を隔てて平行状に取付けられた第3ファスナと、前記第1袋地片の両側短辺に沿って取付けられ互いに連結可能な第4ファスナと、前記第2袋地片の両側短辺に沿って取付けられ互いに連結可能で、かつ、前記第1袋地片の同じ側に位置する短辺の前記第4ファスナとも連結可能な第5ファスナとを備えたものである。
【0007】
また、本発明は、前記第1袋地片または第2袋地片の外側面に、両端部が袋地片の両側短辺からそれぞれ側方に所定長さ延び、かつ、両端部に互いに連結可能な連結手段が装着された巻付けベルトを取付けたものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
【0009】
図1は本実施形態のふとん収納袋Aを内側面を上方に向けて平面状に拡げた状態を示す図面である。
【0010】
図1において、1は長方形状に形成された第1袋地片、2は第1袋地片1と同形等大の第2袋地片、3は第1袋地片1と第2袋地片2の一方の長辺同士を連結する帯状のマチ部である。
【0011】
第1袋地片1および第2袋地片2は、ポリプロピレン等の繊維から形成された不織布で構成され、必要に応じて抗菌・防湿加工が施されている。第1袋地片1および第2袋地片2は、短辺方向を例えば三つ折りに畳んだ状態のふとんMの大きさに相当する大きさを有する。例えば、長辺方向の寸法が約200cm、短辺方向の寸法が約85cmである。
【0012】
マチ部3は、収納したふとんMが外部から認識し得るように、ポリエチレン等から形成された透明な樹脂シートで構成されている。
【0013】
第1袋地片1の他方の長辺には第1ファスナ4が全長に亘って取付けられ、第2袋地片2の他方の長辺には第1ファスナ4と連結可能な第2ファスナ5が全長に亘って取付けられている。また、第2袋地片2の外側面には、第1ファスナ4と連結可能な第3ファスナ6が第2ファスナ5と所定間隔を隔てて平行状に取付けられている。
【0014】
第1ファスナ4には第1スライド金具7がスライド自在に装着されており、この第1スライド金具7によって第1ファスナ4と第2ファスナ5または第1ファスナ4と第3ファスナ6とを連結し得るようになっている。
【0015】
第1袋地片1の両側短辺には互いに連結可能な第4ファスナ8,8´が全長に亘って取付けられ、第2袋地片2の両側短辺には互いに連結可能で、かつ、第1袋地片1の同じ側に位置する短辺の第4ファスナ8,8´とも連結可能な第5ファスナ9,9´が全長に亘って取付けられている。
【0016】
第4ファスナ8には第2スライド金具10がスライド自在に装着されており、この第2スライド金具10によって第4ファスナ8と第4ファスナ8´または第4ファスナ8と第5ファスナ9とを連結し得るようになっている。また、第5ファスナ9´には第3スライド金具11がスライド自在に装着されており、この第3スライド金具11によって第5ファスナ9と第5ファスナ9´または第4ファスナ8´と第5ファスナ9´とを連結し得るようになっている。
【0017】
第2袋地片2の外側面には複数条、例えば2条の巻付けベルト12,12が一定間隔を隔てて平行状に取付けられている。巻付けベルト12は、基端部が第2袋地片2にそれぞれ取付けられ、先端部が第2袋地片2の短辺からそれぞれ側方に所定長さ延びる左右一対のベルト片13a,13bからなり、ベルト片13a,13bの先端には互いに掛合可能なバックル14a,14bがそれぞれ装着されており、このバックル14a,14b同士を掛合することによってベルト片13a,13bを連結し得るようになっている。尚、巻付けベルト12のベルト片13a,13bの少なくとも一方は長さ調節可能になっている。
【0018】
次に、上記構成のふとん収納袋AにダブルサイズのふとんMを収納する手順について説明する。
【0019】
先ず、図1に示すように、ふとん収納袋Aを内側面を上方に向けて平面状に拡げる。次に、図2に示すように、短辺方向を三つ折りに畳んだふとんMを第2袋地片2に載置させた後、第1袋地片1を第2袋地片2側にマチ部3において折り曲げてふとんMに被せる。これにより、ふとんMは第1袋地片1と第2袋地片2との間に挟まれた状態となる。
【0020】
次に、図3に示すように、第1袋地片1の第1ファスナ4と第2袋地片2の第2ファスナ5とを第1スライド金具7によって連結するとともに、第1袋地片1の第4ファスナ8,8´と第2袋地片2の第5ファスナ9,9´とを第2、第3スライド金具10,11によって連結する。これにより、第1袋地片1と第2袋地片2との他方の長辺同士が連結されるとともに、第1袋地片1と第2袋地片2との両側短辺同士がそれぞれ連結され、ふとんMは第1袋地片1と第2袋地片2との間に完全に包まれた状態となる。尚、シングルサイズのふとんを収納する場合には、第1袋地片1の第1ファスナ4と第2袋地片2の第3ファスナ6とを第1スライド金具7によって連結する。
【0021】
次に、ふとんMを包み込んだ第1袋地片1と第2袋地片2とを、第1袋地片1が内側になるように、例えば、図4に示すように、筒状に丸めたり、或いは、図5に示すように、三つ折りに畳み、これに巻付けベルト12,12のベルト片13a,13bを巻付けて当該ベルト片13a,13bをバックル14a,14bによって連結することにより、第1袋地片1と第2袋地片2とを巻付けベルト12,12によりしばりつけることができる。これにより、ふとんMを筒状に丸まった状態、或いは、三つ折りに畳まれた状態で収納することができる。
【0022】
図6は上述した収納形態とは別のふとんMの収納形態を示す。この収納形態の手順は、先ず、上述した収容形態と同様に、平面状に拡げられたふとん収納袋Aの第2袋地片2に、短辺方向を三つ折りに畳んだふとんMを載置させた後、第1袋地片1を第2袋地片2側に折り曲げてふとんMに被せ、第1袋地片1と第2袋地片2との間にふとんMを挟む。
【0023】
次に、第1袋地片1の第1ファスナ4と第2袋地片2の第2ファスナ5とを第1スライド金具7によって連結し、第1袋地片1と第2袋地片2との他方の長辺同士を連結する。尚、シングルサイズのふとんを収納する場合には、第1袋地片1の第1ファスナ4と第2袋地片2の第3ファスナ6とを第1スライド金具7によって連結する。
【0024】
次に、第1袋地片1と第2袋地片2とを第1袋地片1が内側になるように長辺方向に二つ折りに畳み、第2袋地片2の両側短辺の第5ファスナ9,9´を第3スライド金具11によって連結することで、第2袋地片2の両側短辺同士を連結してふとんMを完全に包み、これに巻付けベルト12,12を巻付けて第1袋地片1と第2袋地片2とを縛り付けるようにしている。
【0025】
このふとん収納袋Aによれば、上記収納手順から明らかなように、短辺方向を三つ折りにしたふとんMを第2袋地片2に載置し、第1袋地片1を折り曲げてふとんMに重ねた後、第1袋地片1と第2袋地片2との他方の長辺同士および両側短辺同士を、第1ファスナ4と第2ファスナ5(第3ファスナ6)および第4ファスナ8,8´と第5ファスナ9,9´によりそれぞれ連結するだけでふとんMを収納することができるので、一人でも簡単にふとんMを収納することが可能である。
【0026】
また、第2袋地片2の他方の短辺に沿って第2ファスナ5を取付けるとともに、第2袋地片2の外側面に第2ファスナ5と所定間隔を隔てて平行状に第3ファスナ6を取付けているため、第1袋地片1の他方の長辺に沿って取付けられた第1ファスナ4をふとんのサイズに合わせて第2ファスナ5または第3ファスナ6と選択的に連結させることにより、シングルサイズとダブルサイズの2種類のふとんを収納することが可能である。
【0027】
更に、第2袋地片2の外側面に巻付けベルト12,12を取付けているため、ふとんMを包んだ第1袋地片1と第2袋地片2とを更に折り畳んで巻付けベルト12,12によって縛り付けることができる。これにより、第1袋地片1と第2袋地片2との畳み方をいろいろ選ぶことができるので、ふとんMを収納スペースに合わせて収納することが可能である。
【0028】
尚、本発明のふとん収納袋Aは上記実施形態に限定されるものではなく、図3乃至図5に示す収納形態以外でもふとんMを収納することが可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のふとん収納袋は、それぞれが等大長方形状を成し、一方の長辺同士が帯状のマチ部で連結された第1袋地片および第2袋地片と、前記第1袋地片の他方の長辺に沿って取付けられた第1ファスナと、前記第1ファスナと連結可能であって前記第2袋地片の他方の長辺に沿って取付けられた第2ファスナと、前記第1ファスナと連結可能であって前記第2袋地片の外側面に前記第2ファスナと所定間隔を隔てて平行状に取付けられた第3ファスナと、前記第1袋地片の両側短辺に沿って取付けられた互いに連結可能な第4ファスナと、前記第2袋地片の両側短辺に沿って取付けられた互いに連結可能で、かつ、前記第1袋地片の同じ側に位置する短辺の前記第4ファスナとも連結可能な第5ファスナとを備えたから、一人で簡単にふとんを収納することが可能であるとともに、例えばシングルサイズとダブルサイズの2種類のふとんを収納することが可能である。
【0030】
また、前記第1袋地片または第2袋地片の外側面に、両端部が袋地片の両側短辺からそれぞれ側方に所定長さ延び、かつ、両端部に互いに連結可能な連結手段が装着される巻付けベルトを取付けたから、ふとんを包んだ第1袋地片と第2袋地片とを更に畳んで巻付けベルトによって縛り付けることで、ふとんを収納スペースに合わせて収納することができ、押し入れなどの内部空間を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のふとん収納袋を平面状に拡げた状態を示す図面。
【図2】本発明のふとん収納袋の袋地片にふとんを載置した状態を示す図面。
【図3】本発明のふとん収納袋の袋地片間にふとんを包みファスナを連結した状態を示す図面。
【図4】本発明のふとん収納袋のふとんを筒状に丸める収納形態の斜視図。
【図5】本発明のふとん収納袋のふとんを三つ折りに畳む収納形態の斜視図。
【図6】本発明のふとん収納袋のふとんを二つ折りに畳む収納形態の斜視図。
【符号の説明】
A ふとん収納袋
M ふとん
1 第1袋地片
2 第2袋地片
3 マチ部
4 第1ファスナ
5 第2ファスナ
6 第3ファスナ
7 第1スライド金具
8,8´ 第4ファスナ
9,9´ 第5ファスナ
10 第2スライド金具
11 第3スライド金具
12,12 巻付けベルト
13a,13b ベルト片
14a,14b バックル
Claims (2)
- それぞれが等大長方形状を成し、一方の長辺同士が帯状のマチ部で連結された第1袋地片および第2袋地片と、
前記第1袋地片の他方の長辺に沿って取付けられた第1ファスナと、
前記第1ファスナと連結可能であって前記第2袋地片の他方の長辺に沿って取付けられた第2ファスナと、
前記第1ファスナと連結可能であって前記第2袋地片の外側面に前記第2ファスナと所定間隔を隔てて平行状に取付けられた第3ファスナと、
前記第1袋地片の両側短辺に沿って取付けられ互いに連結可能な第4ファスナと、
前記第2袋地片の両側短辺に沿って取付けられ互いに連結可能で、かつ、前記第1袋地片の同じ側に位置する短辺の前記第4ファスナとも連結可能な第5ファスナとを備えたことを特徴とするふとん収納袋。 - 前記第1袋地片または第2袋地片の外側面に、両端部が袋地片の両側短辺からそれぞれ側方に所定長さ延び、かつ、両端部に互いに連結可能な連結手段が装着された巻付けベルトを取付けたことを特徴とする請求項1記載のふとん収納袋。
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