JP3018731U - 全自動開閉傘 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉制御構造が簡単な全自動開閉傘。 【構成】 中棒、傘骨組、ハンドル及び開傘ばねと収傘
ばねを有する傘であって、傘の中棒内管内部の下方に一
弓形ばねを設け、外管とハンドルの嵌合部分に一制御片
を取り付けて該制御片の内側の凸柱を内管内の制動管の
下方に位置させ、制御片が上に移動する時、該凸柱によ
り制動管を上に移動し、その上端に上片体を外向きに押
させて外管のロックを離脱させ、可動ろくろに開傘ばね
の駆動下で、傘骨組を押し上げさせて開傘し、制御片内
部に一つの小ばねを設けた単向内圧の制動片を弓形ばね
の腹凸部位置に相対して取り付け、弓形ばねには内管下
位置決め孔をロックする上フック部を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は一種の全自動開閉傘に関し、特に、簡単な開閉制御構造を有するもの に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現在の傘の設計は、すでに簡単な操作により傘を自動オープンして開傘の位置 とし、自動回収して収容状態とする全自動開閉傘の構造に向けて発展しているが 、従来すでにあるものは、構造が複雑であり、特に下の止め具構造の取り付けが 難しく、製造コストが高く、製造に不便であり、さらに操作により故障しやすく 修理も難しく、使用上便利でなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、簡単な制御構造により自動開閉が行える、全自動開閉傘を提供する ことを課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案の全自動開閉傘は、中棒、傘骨組、ハンドル及び開傘ばねと収傘ばねを 有する傘であって、傘の中棒内管内部の下方に一弓形ばねを設け、外管とハンド ルの嵌合部分に一制御片を取り付けて該制御片の内側の凸柱を内管内の制動管の 下方に位置させ、制御片が上に移動する時、該凸柱により制動管を上に移動し、 その上端に上片体を外向きに押させて外管のロックを離脱させ、可動ろくろに開 傘ばねの駆動下で、傘骨組を押し上げさせて開傘し、制御片内部に一つの小ばね を設けた単向内圧の制動片を弓形ばねの腹凸部位置に相対して取り付け、弓形ば ねには内管下位置決め孔をロックする上フック部を設けたことを特徴とする。

【０００５】

【作用】

本考案は簡単な開閉制御構造を有する一種の全自動開閉傘を提供し、それは改 良した弓形ばねと制御片を包括し、弓形ばねの巧妙な設計を組合せ、及び収傘ば ねを応用し、これにより安定した制御の下で、全自動開閉を達成している。

【０００６】

【実施例】

本考案は、中棒１、開傘ばね２、スリーブ３、収傘ばね４、傘骨組５とハンド ル６を有する全自動開閉傘にあって、特に制動とロック構造に改良を加えたもの である。図１、４、７に示されるように、本考案は内管１２の下端内に一弓形ば ね７を設け、外管１１の下端とハンドル６の結合部分に一制御片８を取り付ける 。収傘ばね４を圧縮した後、内管１２の下位置決め孔１２１と弓形ばね７の上フ ック部７１を嵌合して位置決めし（図２、５、８のごとく）、開傘する時には只 制御片８を上に移動すると、制御片８内部の凸柱８１が内部の制動管９を上に押 し上げ、上ロック体９１をロック位置より離脱させ、これにより可動ろくろ５１ に制限を受けさせず、開傘ばね２の付勢の下、傘骨組５を図３、６、９に示され るごとく外向きに開く。前述の制御片８が上に移動する時、その内のもう一つの 制動片８２は弓形ばねの腹凸部７２に接触する場合があるが、小ばね８３の設置 により、その内圧により、弓形ばね７を推動しない。該制御片８を下に移動する 時は、この制動片８２は弓形ばね７の腹凸部７２に沿って順に弓形ばね７を圧迫 して移動し、その上フック部７１に内管１１を離脱させ、内管１２は収傘ばね４ の付勢の下、再度上に移動し、図１、４、７に示される収傘状態となる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は僅かに単一の弓形ばねと制動管の組合せにより、傘の全自動開閉を達 成している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の閉じた状態での断面図である。

【図２】本考案の圧縮エネルギー貯存時に断面図であ
る。

【図３】本考案の開いた状態での断面図である。

【図４】本考案は図１の正転９０°の断面図である。

【図５】本考案は図２の正転９０°の断面図である。

【図６】本考案は図３の正転９０°の断面図である。

【図７】本考案は図１の反転９０°の断面図である。

【図８】本考案は図２の反転９０°の断面図である。

【図９】本考案は図３の反転９０°の断面図である。

【図１０】本考案の制御片の斜視図である。

【図１１】上記図１０の端面図である。

【図１２】上記図１０の断面図である。

【符号の説明】

１・・・中棒 ２・・・開傘ばね ３・・・スリーブ
４・・・収傘ばね ５・・・傘骨組 ６・・・ハンドル
１２・・・内管 ７・・・弓形ばね １１・・・外管
８・・・制御片 １２１・・・下位置決め孔 ７１・
・・上フック部 ８１・・・凸柱 ９・・・制動管 ９１・・・上ロック
体 ５１・・・可動ろくろ ８２・・・制動片 ７２・
・・腹凸部 ８３・・・小ばね

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 中棒、傘骨組、ハンドル及び開傘ばねと
   収傘ばねを有する傘であって、傘の中棒内管内部の下方
   に一弓形ばねを設け、外管とハンドルの嵌合部分に一制
   御片を取り付けて該制御片の内側の凸柱を内管内の制動
   管の下方に位置させ、制御片が上に移動する時、該凸柱
   により制動管を上に移動し、その上端に上片体を外向き
   に押させて外管のロックを離脱させ、可動ろくろに開傘
   ばねの駆動下で、傘骨組を押し上げさせて開傘し、制御
   片内部に一つの小ばねを設けた単向内圧の制動片を弓形
   ばねの腹凸部位置に相対して取り付け、弓形ばねには内
   管下位置決め孔をロックする上フック部を設けた、全自
   動開閉傘。