JP3099640U - 自動開閉傘の引張り動力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 自動開閉傘の引張り動力装置の提供。
【解決手段】 中棒内部1に動力押し棒2が設けられ、中棒内の下バネの圧縮、伸張により回復弾力を提供し、外管14を係止解除後に上に移動させ、並びに傘骨5及び可動ろくろ4を上向きに駆動し、自動開傘を完成し、別に上バネと折り畳みバネ51の弾力を利用し、動力押し棒を係止解除後に下向きに移動させて折り畳み動作を完成する。
【選択図】    図1

Description

 本考案は一種の自動開閉傘の引張り動力装置に関する。
 周知の自動開閉傘は、傘の中棒を圧縮する方式で、内部のバネを先に圧縮し、伸張する弾力を提供し、これにロープと弾頭型の係止具を組み合わせ、傘を自動開閉する構造とされる。周知の構造は比較的複雑であり、中棒内の同一位置に大小のバネを重畳するように設け、且つ内部に極めて細いロープと位置決めしにくい弾頭形の係止具を設ける必要があり、組立に非常に不便で、また故障しやすく、実用的でない。
 本考案は上述の従来の自動開閉傘の欠点を鑑み、新規な自動開閉傘の動力構造を提供するものであり、その構造は簡単で、製造と組立が容易で、使用上も非常に便利であり、故障しにくく、ゆえに極めて良好な実用性を具備するものとする。
 請求項1の考案は、中棒の内管を具え、該内管の下端にハンドルが結合され、該内管の上端に上ろくろが組み合わされ、該内管の外部に外管が套設され、外管の上部に中ろくろが結合され、可動ろくろが外管の外部に上下にスライド可能に套設され、傘骨フレームの内端が上ろくろ、中ろくろ及び可動ろくろに枢設され、別に折り畳みバネが傘骨フレームと可動ろくろの間に連接された自動開閉傘の引張り動力装置において、
 動力押し棒が下から上に、内管の内部に通され、その上端に結合ブロックが結合され、該結合ブロックの側部に凸部が設けられて内管に設けられた上長溝内に位置し、結合ブロックの上方の内管内部に、上バネが設けられて、折り畳み補助に供され、結合ブロックの下方に別に下バネが設けられて動力押し棒の外部を囲み、下バネの下端に嵌合ブロックが組み合わされ、該嵌合ブロックも動力押し棒の外部に套設され、該嵌合ブロックに側方向凸部が設けられ、該側方向凸部が内管の下長溝内に位置し、動力押し棒にあってハンドルの制御ボタンに対応する位置に、折り畳み係止ボタンが設けられて小バネに結合され、該折り畳み係止ボタンの凸部が外向きに弾き出されるよう付勢され、制御ボタンの内部に位置決め凸塊と小バネが設けられ、傘の折り畳み時に、位置決め凸塊が外管下部の対応する係止孔を係止し、外管下部のもう一側に位置決め孔が設けられ、該位置決め孔が嵌合ブロックの凸部に対応するよう設置されたことを特徴とする、自動開閉傘の引張り動力装置としている。
 請求項2の考案は、請求項1記載の自動開閉傘の引張り動力装置において、動力押し棒を圧縮する方式でエネルギーを保存し、動力押し棒を上に移動させることにより、その折り畳み係止ボタンが内管の開孔部分に係合して位置決めし、このほか、動力押し棒の上端の結合ブロックが上向きに移動し、下バネを引っ張り、下バネの下端に結合された嵌合ブロックがその側方向凸部により外管の位置決め孔内に係止されて、外管が固定されて不動とされ、下バネが引き伸ばされ、回復の弾力が発生することを特徴とする、自動開閉傘の引張り動力装置としている。
 請求項3の考案は、請求項1記載の自動開閉傘の引張り動力装置において、制御ボタンが押されると、位置決め凸塊が外管の係止孔より離脱し、外管が嵌合ブロックの上への移動により上に移動し、中ろくろもまた同時に上に移動するため、傘骨フレームが駆動されて展開し、可動ろくろがこれに伴い上に移動し開傘状態とされることを特徴とする、自動開閉傘の引張り動力装置としている。
 請求項4の考案は、請求項1記載の自動開閉傘の引張り動力装置において、エネルギー保存状態の時、外管の下端の折り畳み係止ボタンに対応する位置は薄い構造とされ、並びにその外部を被覆するため、傘が開かれる前、即ち外管が上に移動する前に、制御ボタンを押しても折り畳み係止ボタンに接触して誤触の現象が発生することがないことを特徴とする、自動開閉傘の引張り動力装置としている。
 請求項5の考案は、請求項1記載の自動開閉傘の引張り動力装置において、開傘状態から傘を折り畳みたい時は、ただ制御ボタン3を押せば、制御ボタン内側の制圧縁が折り畳み係止ボタンを内向きに押し、このとき、折り畳みバネ及び上バネの回復弾力により、動力押し棒が下に移動し、折り畳み状態に回復することを特徴とする、自動開閉傘の引張り動力装置としている。
 本考案は上述の従来の自動開閉傘の欠点を解決した新規な自動開閉傘の動力構造を提供しており、その構造は簡単で、製造と組立が容易で、使用上も非常に便利であり、故障しにくく、ゆえに極めて良好な実用性を具備している。
 図1、4に示されるように、本考案の自動開閉傘は、中棒内管1を具え、該中棒内管1の下端にハンドル16が結合され、上端に上ろくろ13が組み合わされ、中棒内管1の外部に外管14が套設され、外管14の上部に中ろくろ15が結合され、可動ろくろ4が外管14の外部に上下にスライド可能に套設され、傘骨フレーム5の内端が上ろくろ13、中ろくろ15及び可動ろくろ4に枢設され、別に折り畳みバネ51が傘骨フレーム5と可動ろくろ4の間に連接されている。
 本考案の特徴は以下のとおりである。動力押し棒2が下から上に、中棒内管1の内部に通され、その上端に結合ブロック21が結合され、該結合ブロック21の側部に凸部211が設けられて中棒内管1に設けられた上長溝11内に位置している。結合ブロック21の上方の中棒内管1内部に、上バネ7が設けられて、折り畳み補助に供され、結合ブロック21の下方に別に下バネ6が設けられて動力押し棒2の外部を囲み、下バネ6の下端に嵌合ブロック22が組み合わされ、該嵌合ブロック22も動力押し棒2の外部に套設され、該嵌合ブロック22に側方向凸部221が設けられ、該側方向凸部221が中棒内管1の下長溝12内に位置する。動力押し棒2にあってハンドル16の制御ボタン3に対応する位置に、折り畳み係止ボタン23が設けられて小バネ24に結合され、該折り畳み係止ボタン23の凸部が外向きに弾き出されるよう付勢され、制御ボタン3の内部に位置決め凸塊31と小バネ32が設けられている。傘の折り畳み時に、位置決め凸塊31が外管14下部の対応する係止孔141を係止し、外管14下部のもう一側に位置決め孔142が設けられ、該位置決め孔142は嵌合ブロック22の凸部221に対応するよう設置されている。
 使用する前に、本考案は動力押し棒2を圧縮する方式でエネルギーを保存し、図2、5に示されるように、動力押し棒2を上に移動させて、その折り畳み係止ボタン23を中棒内管1の開孔17部分に係合させて位置決めする。このほか、動力押し棒2の上端の結合ブロック21が上向きに移動し、下バネ6を引っ張り、下バネ6の下端に結合された嵌合ブロック22がその側方向凸部221により外管14の位置決め孔142内に係止されて、外管14が固定されて不動とされる。こうして下バネ6が引き伸ばされ、回復の弾力が発生する。この時、ただ制御ボタン3を押せば、位置決め凸塊31が外管14の係止孔141より離脱し、外管14が嵌合ブロック22の上への移動により上に移動し、中ろくろ15もまた同時に上に移動するため、傘骨フレーム5が駆動されて展開し、可動ろくろ4がこれに伴い上に移動し開傘状態とされる。このエネルギー保存状態の時、外管14の下端の折り畳み係止ボタン23に対応する位置は比較的薄い構造とされ、並びにその外部を被覆するため、傘が開かれる前、即ち外管14が上に移動する前に、制御ボタン3を押しても折り畳み係止ボタン23に接触して誤触の現象が発生することがない。
 傘を折り畳みたい時は、ただ制御ボタン3を押せば、図3、6に示されるように、制御ボタン3内側の制圧縁33が折り畳み係止ボタン23を内側に押し、このとき、折り畳みバネ51及び上バネ7の回復弾力により、動力押し棒2が下に移動し、図1、4の折り畳み状態に回復する。再使用したい時は新たに動力押し棒2を圧縮すれば、傘の自動開閉を行なうことができる。図7のA〜Cに示されるのは本考案の局部構造拡大図であり、制御ボタン3の動作時の各部品の相対移動状態を示す。
本考案のエネルギー蓄積前の折り畳み状態の側面図である。 図1のエネルギー蓄積後の側面図である。 本考案の開傘後の側面図である。 図1の断面構造図である。 図2の断面構造図である。 図3の断面構造図である。 本考案の制御ボタン位置の部分拡大図である。
符号の説明
1 中棒内管    11 上長溝  12 下長溝   13 上ろくろ
14 外管     15 中ろくろ 16 ハンドル  17 開孔
2 動力押し棒   21 結合ブロック    22 嵌合ブロック
23 折り畳み係止ボタン      24 小バネ
3 制御ボタン           31 位置決め凸塊
32 小バネ            33 制圧縁
4 可動ろくろ           5 傘骨フレーム
51 折り畳みバネ         6 下バネ
7 上バネ

Claims (5)

  1.  中棒の内管を具え、該内管の下端にハンドルが結合され、該内管の上端に上ろくろが組み合わされ、該内管の外部に外管が套設され、外管の上部に中ろくろが結合され、可動ろくろが外管の外部に上下にスライド可能に套設され、傘骨フレームの内端が上ろくろ、中ろくろ及び可動ろくろに枢設され、別に折り畳みバネが傘骨フレームと可動ろくろの間に連接された自動開閉傘の引張り動力装置において、
     動力押し棒が下から上に、内管の内部に通され、その上端に結合ブロックが結合され、該結合ブロックの側部に凸部が設けられて内管に設けられた上長溝内に位置し、結合ブロックの上方の内管内部に、上バネが設けられて、折り畳み補助に供され、結合ブロックの下方に別に下バネが設けられて動力押し棒の外部を囲み、下バネの下端に嵌合ブロックが組み合わされ、該嵌合ブロックも動力押し棒の外部に套設され、該嵌合ブロックに側方向凸部が設けられ、該側方向凸部が内管の下長溝内に位置し、動力押し棒にあってハンドルの制御ボタンに対応する位置に、折り畳み係止ボタンが設けられて小バネに結合され、該折り畳み係止ボタンの凸部が外向きに弾き出されるよう付勢され、制御ボタンの内部に位置決め凸塊と小バネが設けられ、傘の折り畳み時に、位置決め凸塊が外管下部の対応する係止孔を係止し、外管下部のもう一側に位置決め孔が設けられ、該位置決め孔が嵌合ブロックの凸部に対応するよう設置されたことを特徴とする、自動開閉傘の引張り動力装置。
  2.  請求項1記載の自動開閉傘の引張り動力装置において、動力押し棒を圧縮する方式でエネルギーを保存し、動力押し棒を上に移動させることにより、その折り畳み係止ボタンが内管の開孔部分に係合して位置決めし、このほか、動力押し棒の上端の結合ブロックが上向きに移動し、下バネを引っ張り、下バネの下端に結合された嵌合ブロックがその側方向凸部により外管の位置決め孔内に係止されて、外管が固定されて不動とされ、下バネが引き伸ばされ、回復の弾力が発生することを特徴とする、自動開閉傘の引張り動力装置。
  3.  請求項1記載の自動開閉傘の引張り動力装置において、制御ボタンが押されると、位置決め凸塊が外管の係止孔より離脱し、外管が嵌合ブロックの上への移動により上に移動し、中ろくろもまた同時に上に移動するため、傘骨フレームが駆動されて展開し、可動ろくろがこれに伴い上に移動し開傘状態とされることを特徴とする、自動開閉傘の引張り動力装置。
  4.  請求項1記載の自動開閉傘の引張り動力装置において、エネルギー保存状態の時、外管の下端の折り畳み係止ボタンに対応する位置は薄い構造とされ、並びにその外部を被覆するため、傘が開かれる前、即ち外管が上に移動する前に、制御ボタンを押しても折り畳み係止ボタンに接触して誤触の現象が発生することがないことを特徴とする、自動開閉傘の引張り動力装置。
  5.  請求項1記載の自動開閉傘の引張り動力装置において、開傘状態から傘を折り畳みたい時は、ただ制御ボタン3を押せば、制御ボタン内側の制圧縁が折り畳み係止ボタンを内向きに押し、このとき、折り畳みバネ及び上バネの回復弾力により、動力押し棒が下に移動し、折り畳み状態に回復することを特徴とする、自動開閉傘の引張り動力装置。
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