JP3018472U - 品物搬出入口付防災ドア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 警報ブザーを設けた品物搬出入口付き防災ド
アを提供する。 【構成】 玄関等に設けられるドア１に、外部と品物の
遣り取りが出来る様に内側に開閉する小ドア２を取り付
けた開口部３を設け、小ドア２を開いた時強化プラスチ
ック板で外部と遮蔽出来、安全を確認して開けられ、万
一の事件発生時に速やかに外部に知らせる為に、ドア１
の内側に非常用押釦５と外部に大きく聞こえるランプ付
非常ベル６を設け、侵入しようとした者が体重を開いた
小ドア３にのせると、それに取り付けてある、一定の荷
重を越えると働く伸びる装置４が働き、小ドア２は下に
脱落して侵入しがたく構成されている事を特徴とし、万
一住居内で火災等が発生した時、一早く近隣に通報出来
る役目も有する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、玄関等のドアに、外部の人間が家の中に飛び込むのに不可能な高 さの位置に、ある程度の大きさの小荷物が遣り取り出来る様に、適合した開閉可 能な小ドアを付けた開口部を設け、万一の災害に備えて、その小ドアの付近に非 常用押釦とドアの外部の上方に赤色のランプ付警報ブザーを設けた品物搬出入口 付防災ドアに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、小荷物等が外部から配達された時、防犯上取り付けられていた安全チェ ーン等を外し、ドアを開けて受け取らなければならなかった。その為、配達人を 装った強盗に入り込まれた事件等が時々発生していた。又一般の家庭において、 万一何んらかの思わぬ災害が発生しても近隣に一早く知らせる警報装置を設けて いる家は皆無であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記した様な災害発生時の問題点を解消する品物搬出入用付防災ド アを提供する事を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するこの考案の品物搬出入口付防災ドアは、玄関のドアに品物 の受台にもなる小ドアを設け、万一の災害発生時には、直ちに周囲の人に通報出 来る警報装置を設けた事を特徴とする。

【０００５】

【作用】

この考案の品物搬出入口付防災ドアには、品物の遣り取り用の小ドアが設けら れているから、玄関のドアを開けずにそれが出来、強盗等の侵入が防止出来る。 更に、その様な行為にあった時や室内で万一火災等が発生した場合には、警報 装置が設けられているので、周囲に一早く通報する事も出来る。

【０００６】

【実施例】

これを図１〜図３について説明すれば、ドア１に、ある程度の大きさの小荷物 等が出し入れ出来る開口部２を設け、内側の下方に開いた時、荷受け台になる小 ドア３を取付け、これを開けると開口部２の上部に設けた透明の強化プラスチッ ク板４が下りて、外部と内部を瞬時に遮蔽出来る様にして、これにより外部の人 間が小ドア３を開けた時、突然内部の住居人に何らかの危害を加える事が防止出 来る。

【０００７】 よって外部の安全性を確認して強化プラスチック板４を上に上げて固定金物５ で固定して、安全で安心に応対出来る様にした。

【０００８】 更に万一外部の人間が不法な行為に出た時、あるいは火災等が発生した場合に はドア１の内部に設けた非常用押釦６を直ちに押せば、ドア１の上部に設けた、 外部に面した赤色のランプ付警報ブザー７が点灯し、大きく鳴り響き、近隣の住 人に事件発生と、その場所を一早く知らせる事が出来る様にした。

【０００９】

【考案の効果】

この考案の品物搬出入付防災ドアは小荷物等が配達された時、又は品物等を取 りに来た時、小ドアを開いて相手を完全に確認してから安心して遣り取りが出来 る。そして小ドアは荷物の受け台にもなっているので品物が置けて便利である。 だが、配達人又は第三者が突然住居内に侵入しようとして体重を掛けた時、そ れを防止する為一定の重量が掛かると伸びる装置が働く様にしてあるので、小ド アは下に下落ししてしまうので容易な侵入を防止出来る。

【００１０】 そして、万一思わぬ強盗事件等が発生した時、ドアの内側の非常用押釦を一早 く押せば赤色のランプ付警報ブザーが点灯し、周囲に大きく鳴り響き、事件発生 と場所を直ちに近隣に知らせる事が出来るので、犯人が逃走しても、近隣の住人 の協力等を得て早期犯人逮捕につながる効果は莫大である。

【００１１】 又、室内で火災が発生した場合等も、ドアの非常用押釦を直ちに押して外部に 一早く通報すれば、近隣の人々の協力を得て大事にならず初期消火につながる効 果も計り知れない。

【００１２】 更に居室内に火災感知器等を設置して、ドアに取り付けた赤色のランプ付警報 ブザーに連動させとおくと、住居人が留守中に万一室内にて火災が発生した時、 赤色のランプ付警報ブザーが作動して直ちに近隣に通報して、何らかの方法で室 内に入り消火にあたれば大事にならない効果も確実に大であることも確信出来る 。 よって、本考案は住居内で思わぬ諸事災害に対応出来る事を考えると、その効 果効力は想像以上の期待が出来るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の正面図である。

【図２】本考案の裏面図である。

【図３】本考案の開口部を開けた側面図である。

【符号の説明】

１． ドア ２． 開口部 ３．小ドア ４． 強化プ
ラスチック板 ５．固定金物 ６． 非常用押釦 ７．
ランプ付警報ブザー ８．伸びる装置 ９． 郵便受け
１０． 防犯メガネ

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【手続補正書】

【提出日】平成７年５月３１日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 玄関等に設けられるドアに、ある程度の
   大きさの小荷物等が外部の人間と遣り取り出来る様に、
   開閉可能な小ドアを付けた開口部を設け、この小ドアは
   荷物等の遣り取りの際荷受け台の役目をし、一定の荷重
   が掛かると下落する。又災害発生時には直ちに外部に知
   らせられる様に、ドアの内側に非常用押釦を設け、外部
   に知らせる赤色のランプ付警報ブザーをドア外部の上方
   に設けた、品物搬出入口付防災ドア。
2. 【請求項２】 建築物の共同の出入口用玄関の強化ガラ
   ス等で作られている自動ドア等に、ある程度の大きさの
   小荷物等が外部の人間と遣り取り出来る様に、開閉可能
   な同質の小ドアを付けた開口部を設けるが、災害発生時
   に外部に知らせる警報機器の取付けが板ガラスで困難な
   為、これを自動ドアの至近距離の壁等に設けた、請求項
   １の品物搬出入口付防災ドア。
3. 【請求項３】 開口部を開けた時、突然危害を受ける様
   な行為を防ぐ為に、小ドアを開けると、外部の人間と会
   話が可能にした透明な強化プラスチック板等が小ドアの
   上部から下りて、開口部を閉鎖出来る様にして、安全を
   確認してから開口出来る様にした、請求項１の品物搬出
   入口付防災ドア。