JP3018470U - 健康促進器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 身体全体の筋肉を均等に鍛えることにより、
理想的な健康状態を保つことができる健康促進器具を提
供することを目的とする。 【構成】 ワイヤロープと、該ワイヤロープを巻き取る
スプリングを内装したテーパ状の本体を固定装置に回動
自在に設けると共に、前記ワイヤロープの基端に把手部
を設置した。また、前記把手部の上部に弾性材を設け
た。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、組立てライン等で使用されるスプリングバランサを二個利用し、身 体全体をトレーニングすることにより、理想的な健康状態を実現することを目的 とする健康促進器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より、人々は運動不足解消のため、さまざまな方法でトレーニングをして きた。 例えば、手軽なものとしてウォーキングやジョギングなどで足腰を鍛える方法 がある。また、トレーニングマシーン等の器具を設置したスポーツジムに通い、 健康促進やストレス解消に努めてきた。

【０００３】

【本考案が解決しようとする課題】

ところが近日、体を使わない楽をする生活が尊ばれ、子供の遊びは基より、単 純、細分化された労働又頭脳労働等により、運動不足や体の歪みを持った人々が 増加している恐れが生じている。 その為に敏捷性、反射神経などが失われ、又内蔵にも悪影響を及ぼし、ストレ スを増し、身体的、精神的にも健康を害している恐れが生じている。

【０００４】 本考案は上記の点に鑑み、身体全体の筋肉を均等に鍛えることにより、大人か ら子供まで使用できる理想的な健康促進器具を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案の健康促進器具は、ワイヤロープと、該ワ イヤロープを巻き取るスプリングを内装したテーパ状の本体を固定装置に回動自 在に設けると共に、前記ワイヤロープの基端に把手部を設置した。

【０００６】 前記把手部の上部に弾性材を設けた。

【０００７】

【作用】

本体を天井または固定具に回動自在に２個設置し、各々の把手部を握り、上下 、左右、前後または回転させ、身体全体でトレーニングをする。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図１乃至図３に基づいて説明する。

【０００９】 本体１は、通常組立てライン等で使用されるスプリングバランサと同様の構造 からなり、テーパ状の巻取りドラム２と該巻取りドラム２を覆うカバー３からな り、本体１の内部には、巻取り方向に付勢するスプリング４が内装されており、 巻取りドラム２にはワイヤロープ５が巻かれている。

【００１０】 前記本体１の頂部には、回動自在であって横滑り防止構造を有する吊持具２３ に吊着するフック６が固着されている。

【００１１】 ワイヤロープ５は約２ｍから３ｍの長さからなり、端部には滑り止め１０が施 されている把手部７が設置されている。該把手部７の上部には本体１の係止部９ に柔圧される弾性材８が設けられている。

【００１２】 １１は、使用者の年齢や体力に応じてスプリング４の巻取る力を調節する調節 ネジである。また、スプリング４がワイヤロープ５を巻取る力は、ワイヤロープ ５を引き伸ばした長さに関係なく、常に均等に巻取り方向に付勢する。

【００１３】 本体１は、天井もしくは専用の固定装置２０に吊着する。 専用の固定装置２０は図３に示すように、吊着高さが節できるスライド自在の 支柱２１と、該支柱２１に横架されたアーム２２と吊持具２３により構成されて いる。該吊持具２３は回動自在の接続部２５とリング２６を有しており、アーム ２２に対して横滑りしないようネジ２４で固定されている。

【００１４】 次に、本考案の使用例を図４の（ａ）、（ｂ）、（ｃ）及び（ｄ）に基づいて 説明する。

【００１５】 図４の（ａ）は、本考案のトレーニング方法の基本姿勢で、本体１に設けられ た把手部７を両手で握り、両腕を伸ばした状態で左右下方へ降し、略水平状態の 位置に保つ。

【００１６】 図４の（ｂ）は、両足を適宜幅に開き、身体をやや斜め方向に前屈し、把手部 ７を床面に到達する運動である。

【００１７】 図４の（ｃ）は、両腕を伸ばしやや下方に保った状態で、膝を折り曲げる屈伸 運動である。

【００１８】 図４の（ｄ）は、身体を後方へ移行するとともに、両腕を伸ばした状態で後方 へ引っ張る運動である。 これらの一連の運動においても、本体１は回動自在に吊着されているので、巻 取りドラム２とワイヤロープ５との斜め方向に加わる抵抗はほとんど生じない。

【００１９】

【考案の効果】

以上説明してきたように、本考案の健康促進器具は、上述の構成とすることで 以下に示す効果を奏するものである。 （１）一連のトレーニングにおいて、ワイヤーロープは長さに関係なく常に均等 に巻取られるので、安全で効果的なトレーニングが実施できる。 （２）把手部の上部に弾性材を設けたので、本体と把手部は柔圧された状態で接 触する。 （３）巻取りドラムはテーパ状なので、ワイヤーロープが絡む心配がない。 （４）調節ネジが設けてあるので、使用者の年齢や体力に応じて使用できる。 （５）通常使用していない筋肉を鍛えることができるので、バランスのとれた理 想的な身体を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の健康促進器具の側面図である。

【図２】本考案の健康促進器具の正面図である。

【図３】固定装置を表す図である。

【図４】本考案の健康促進器具の使用状態を表す図であ
る。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 巻取りドラム ３ カバー ４ スプリング ５ ワイヤロープ ６ フック ７ 把手部 ８ 弾性材

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成７年５月１９日

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図３】

【図１】

【図２】

【図４】

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ワイヤロープと、該ワイヤロープを巻き
   取るスプリングを内装したテーパ状の本体を固定装置に
   回動自在に設けると共に、前記ワイヤロープの基端に把
   手部を設置したことを特徴とする健康促進器具。
2. 【請求項２】 前記把手部の上部に弾性材を設けた請求
   項１記載の健康促進器具。