JP3018314U - 展示箱 - Google Patents

展示箱

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JP3018314U
JP3018314U JP1995005825U JP582595U JP3018314U JP 3018314 U JP3018314 U JP 3018314U JP 1995005825 U JP1995005825 U JP 1995005825U JP 582595 U JP582595 U JP 582595U JP 3018314 U JP3018314 U JP 3018314U
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陽夫 岡本
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陽夫 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開蓋時の箱蓋の安定性が良く、組み立てが容
易な展示箱を提供する。 【構成】 下向きに開口された箱形の箱蓋11の背板下
端部と、上向きに開口された箱本体12の背板上端部と
がヒンジ14bにより連結されて、箱蓋11がヒンジ1
4bを中心に開閉し、また閉蓋時に全体が直方体になる
展示箱10において、箱蓋11および箱本体12の背部
に、上端が箱蓋11の背板上端に回動可能に連結され、
下端が箱本体12の背板下端に連結され、しかも中央に
ヒンジ14bの回動軸芯と平行な折り目16aを有する
支脚板16を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、展示箱に係り、更に詳しくは、開蓋時の箱蓋の安定性が良く、また 組み立てが容易な展示箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
展示箱には、木、プラスチック、厚紙などの各種材質のものがあり、そのうち 紙製の展示箱としては、箱蓋が箱本体の背板上に、90度だけ上側へ垂直回動可 能な金属製の蝶番により連結され、また箱蓋の元部の内側に、左右一対のリンク 金具を介して、棚箱が収納可能に取り付けられたものが知られている。 従来の紙製の展示箱の使用にあっては、箱蓋を掴んで引き上げると、その箱蓋 は蝶番を中心に上側へ垂直回動し、それが蝶番により直立状態に保持されると共 に、リンク金具により棚箱が箱本体の上方で略水平に配置される。これにより、 開蓋された箱蓋の内面を背にして、箱本体内の物品や棚箱内の物品を展示できる 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来技術の展示箱にあっては、このように90度だけ回動 可能な蝶番により、箱蓋が箱本体に連結されているので、開蓋された箱蓋の支点 は、その蝶番の部分だけであるために安定性が悪く、箱本体を重くするなどの対 策を施さないと、小さな力を箱蓋に加えるだけで簡単にバランスを崩して展示箱 が倒れてしまうという問題点があった。 また、このように箱蓋、箱本体、棚箱は、金属製の蝶番やリンク金具を介して 、折り畳み可能に取り付けられているので、予め蓋開閉時における各箱の位置や 状態を正確に想定して蝶番やリンク金具を各箱間の所定箇所に取り付けなければ 、箱の開閉ができなかったり、開閉に抵抗のある不良品が発生するという問題点 があった。これにより、展示箱の組み立ては、通常、熟練した作業者だけしか取 り扱うことができなかった。
【0004】 本考案はかかる事情に鑑みなされたもので、開蓋時の箱蓋の安定性が良く、組 み立てが容易な展示箱を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載の展示箱は、下向きに開口された箱形の箱蓋の背 板下端部と、上向きに開口された箱本体の背板上端部とがヒンジにより連結され て、前記箱蓋が前記ヒンジを中心に開閉し、また閉蓋時に全体が直方体になる展 示箱において、前記箱蓋および前記箱本体の背部に、上端が前記箱蓋の背板上端 に回動可能に連結され、下端が前記箱本体の背板下端に連結され、しかも中央に 前記ヒンジの回動軸芯と平行な折り目を有する支脚板を設けている。 なお、ここでいうヒンジとは、2枚の小片をピンにより軸着した一般的なヒン ジだけでなく、例えば箱蓋および箱本体間に、直接または間接的に形成された折 り曲げ部なども含む。また、箱蓋、箱本体、支脚板の素材としては、紙や比較的 肉薄なプラスチック板などが挙げられる。
【0006】 請求項2記載の展示箱は、請求項1記載の展示箱において、前記ヒンジが、前 記箱蓋の背板および前記箱本体の背板の外面に一連に貼着された連結板の折り目 からなる。
【0007】 請求項3記載の展示箱は、請求項2記載の展示箱において、前記連結板には切 り抜きが形成され、前記支脚板が、閉蓋時に前記切り抜き内に収納可能となって いる。
【0008】 請求項4記載の展示箱は、請求項3記載の展示箱において、前記支脚板は左右 対称であって、前記折り目の長さが、前記支脚板の上、下端の長さより長くなっ ている。
【0009】 請求項5記載の展示箱は、請求項2記載の展示箱において、前記箱蓋の内側に 棚箱が設けられ、しかも該棚箱の背板の上縁部が前記箱蓋の上板の内面に回動可 能に連結され、また前記棚箱の前側底部に、前記箱本体の左右の側板上縁に沿っ て摺動可能なガイド片が設けられている。
【0010】 請求項6記載の展示箱は、請求項3記載の展示箱において、前記箱蓋の内側に 棚箱が設けられ、しかも該棚箱の背板の上縁部が前記箱蓋の上板の内面に回動可 能に連結され、また前記棚箱の前側底部に、前記箱本体の左右の側板上縁に沿っ て摺動可能なガイド片が設けられている。
【0011】 請求項7記載の展示箱は、下向きに開口された箱形の箱蓋の背板下端部と、上 向きに開口された箱本体の背板上端部とがヒンジにより連結されて、前記箱蓋が 前記ヒンジを中心に一定角度まで開閉し、しかも前記箱蓋の内側には棚箱が設け られて、閉蓋時に全体が直方体になる展示箱において、前記棚箱の背板上縁部が 、前記箱蓋の上板の内面に回動可能に連結され、また前記棚箱の前側底部には、 前記箱本体の左右の側板上縁に沿って摺動可能なガイド片が設けられている。
【0012】
【作用】
請求項1〜6記載の展示箱においては、箱蓋を掴んで引き上げると、箱蓋はヒ ンジを中心に上側へ回動し、それに伴って、支脚板が徐々に折り目を中心に外方 へ屈曲する。 箱蓋が立ち上がったとき、支脚板の箱本体側は床面に当接して下方から箱蓋を しっかりと支持する。こうして、開蓋された箱蓋の上板の内面を背にして、箱本 体内に物品を展示できる。
【0013】 請求項2記載の展示箱においては、箱蓋を掴んで引き上げると、箱蓋は連結板 の折り目を中心に上側へ垂直回動する。 展示箱の組み立てに際して、箱蓋、箱本体の背板の外面に連結板を貼着すれば よいので、箱蓋、箱本体からなる展示箱を、誰にでも簡単に組み立てできる。
【0014】 請求項3記載の展示箱においては、箱蓋を閉蓋すると、連結板の切り抜き内に 支脚板が収納されるので、展示箱を閉蓋した状態がスッキリとし、外観が良好に なると共に、例えば異物に引っ掛かって支脚板が破損する虞れが少なく、しかも 携帯性も良好である。
【0015】 請求項4記載の展示箱においては、開蓋された箱蓋を、屈曲した支脚板により 下方から支持した際、支脚板は、折り目の長さがその上、下端より長いので、上 端と折り目との間で上底より下底の長い台形が形成され、これにより、屈曲した 支脚板の安定性が向上し、箱蓋の重量をさらにしっかりと下方から受けることが できる。
【0016】 請求項5、6記載の展示箱においては、箱蓋を引き上げると、支脚板が徐々に その折り目を中心に外方へ屈曲すると共に、棚箱がガイド片を箱本体の側板上縁 に沿って摺動しながら引き起こされ、箱蓋の立ち上がり時に、支脚板の箱本体側 が床面に当接して、箱蓋を下方から支持する一方、棚箱は箱本体より上段に横置 き状態に配置される。これにより、箱蓋の内面を背にして、箱本体内品や棚箱内 に物品を展示できる。 展示箱の組み立てに際して、支脚板の上端を、箱蓋の背板上端に回動可能に連 結し、支脚板の下端を箱本体の背板下端に連結し、棚箱の背板の上縁部を箱蓋の 上板の内面に連結すれば展示箱が組み立てられるので、箱蓋、箱本体および棚箱 からなる展示箱を、簡単に組み立てできる。
【0017】 請求項7記載の展示箱においては、箱蓋を引き上げると、それに伴って、箱蓋 の上板の内面に回動可能に連結された棚箱が、ガイド片を箱本体の側板上縁に沿 って摺動しながら引き起こされ、箱蓋が立ち上がったとき、棚箱は箱本体より上 段に横置き状態に配置される。これにより、箱蓋の内面を背にして、箱本体内品 や棚箱内に物品を展示できる。 なお、展示箱の組み立てに際し、棚箱の背板の上縁部を、箱蓋の上板の内面に 回動可能に連結すればよいので、箱蓋、箱本体および棚箱からなる展示箱を比較 的簡単に組み立てできる。
【0018】
【実施例】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の第1の実施例に係る展示箱の開蓋時における前方から の斜視図、図2は同開蓋時における側方からの斜視図、図3は同開蓋時における 後方からの斜視図、図4は同開蓋時における側断面図、図5は同閉蓋状態を示す 側面図、図6は同開蓋途中の状態を示す側面図、図7は同箱蓋の展開図、図8は 同箱蓋の組み立て斜視図、図9は同箱本体の展開図、図10は同箱本体の組み立 て斜視図、図11は同棚箱の展開図、図12は同棚箱の組み立て斜視図、図13 は同箱蓋、箱本体の仮止め状態を示す斜視図、図14は同箱蓋、箱本体への接着 剤の塗布範囲を示す斜視図、図15は箱蓋、箱本体への連結板の貼着状態を示す 斜視図、図16は同棚箱の蝶番板の展開図、図17は本考案の第2の実施例に係 る展示箱の開蓋時における側方からの斜視図、図18は本考案の第3の実施例に 係る展示箱の開蓋途中の状態を示す側面図である。
【0019】 図1〜3に示すように、本考案の第1の実施例に係る展示箱10は、箱蓋11 が箱本体12に略直立状態まで開蓋可能に連結され、また箱蓋11の元部付近の 内側に比較的小型の棚箱13が収納可能に設けられた紙製の展示箱である。 図8に示すように、箱蓋11は、背板11eだけが肉薄な平面視して略正方形 の一部額縁付きのトムソン式箱体であり、その構造は、図7の展開図に示すよう に一般的なものである。
【0020】 すなわち、略正方形の上板11aの各辺に前板11b、両側板11c、11d および背板11eが折り目を介して連結されており、隣接する各板11b〜11 e間は、対角線の折り目が入った内折り片11fにより連結されている。また、 各板11b〜11eの外辺には、折り返し板11g〜11jが連結されている。 ただし、背板11eを除く各板11b〜11dと、それぞれに繋がる折り返し板 11g〜11iとの間には、幅狭の額縁片11k、11m、11nが介在されて いる。 また、各折り返し板11g〜11jの外辺には、折り返し片11g′〜11j ′が連結されており、さらに両側の折り返し板11h、11iの両側辺には、長 方形の内折り小片11oが連結されている。 箱蓋11の組み立てにあたっては、上板11aを中心にして、各内折り片11 fを対角線の折り目に沿って内折りしながら各板11b〜11eを立ち上げた後 、一般的なトムソン式の箱体の組み立て方法に従って、各片や板11g〜11o 、11g′〜11j′を所定方向へ折り返すことにより組み立てられる。
【0021】 図10に示すように、箱本体12は、平面視して略正方形の額縁付きのトムソ ン式箱体であり、その構造は、図9の展開図に示すように一般的なものである。 すなわち、略正方形の下板12aの各辺に前板12b、両側板12c、12d および背板12eが折り目を介して連結されており、隣接する各板12b〜12 e間は、対角線の折り目が入った内折り片12fにより連結されている。また、 各板12b〜12eの外辺には、折り返し板12g〜12jが連結されている。 このとき、各板12b〜12eと、それぞれに繋がる折り返し板12g〜12j との間には、幅狭の額縁片12k、12m、12n、12pが介在されている。 また、各折り返し板12g〜12jの外辺には、折り返し片12g′〜12j ′が連結されており、さらに折り返し板12g、12jの両側辺には、長方形の 内折り小片12oが連結されている。 箱本体12の組み立てにあたっては、下板12aを中心にして、各内折り片1 2fを対角線の折り目に沿って内折りしながら各板12b〜12eを立ち上げた 後、一般的なトムソン式の額縁付き箱体の組み立て方法に従って、各片や板12 g〜12p、12o、12g′〜12j′を所定方向へ内折りすることにより組 み立てられる。
【0022】 図1〜4に示すように、箱蓋11の上、背板11a、11eから箱本体12の 背、下板12e、12aにかけては、背板14aの中間部に折り目14bが形成 された連結板の一例である外巻板14が一連に貼着されている。この背板14a の中央部付近には、線対称の楔状をした一対の切れ目15を入れることにより、 外巻板14に切り抜き14sが形成されると共に、その内部に支脚板16が、外 面の高さを揃えて収納されることになる。支脚板16は、背板14aの箱蓋11 側の上縁に上端が連結され、背板14aの箱本体12側の下縁に下端が連結され 、しかも外巻板14の折り目14bの形成位置付近に、折り目14bと平行な折 り目16aが設けられた外方へ屈曲可能な板である。なお、外巻板14は、少な くとも箱蓋11の背板11eと箱本体12の背板12eとを一連に被う大きさで あればよい。
【0023】 折り目16aは、箱蓋11が80度の立ち上げ角度αを保持するように、外巻 板14の折り目14bより若干上方(ここでは3mm前後)に形成されている( 図15参照)が、折り目16aの位置は、箱蓋11の立ち上げ角度に応じて任意 に変更できる。また、支脚板16は、折り目16aの長さを支脚板16の上、下 端16b、16cより長くして、折り目16aより箱蓋11側の形状を、上底よ り下底が長い台形状になるように、切れ目15を線対称の楔状とした(同じく図 15参照)。これにより、屈曲した支脚板16の安定性が向上し、箱蓋11の重 量をしっかりと下方から受けることができる。ただし、支脚板16は、必ずしも このような形状にする必要はない。
【0024】 箱蓋11の上端から下端部付近の内面には、棚箱13を箱蓋11内に収納可能 に保持するヒンジの一例である蝶番板17(図16も参照)の元板部17aが貼 着されている。そして、蝶番板17の折り目で区画された中板部17bおよび先 板部17cには、それぞれ棚箱13の背板13e、下板13aが貼着されている (図11参照)。これにより、棚箱13は、背板13eの上縁部を連結部18と して箱蓋11の上板11aの内面に連結される。先板部17cの先端部の両側に は、箱蓋11の開閉時に、箱本体12の両側板12c、12dの上縁である左右 の額縁片12m、12nに沿って摺動するガイド片19が一体形成されている。
【0025】 図12に示すように、棚箱13はトムソン式の小型長方形の箱体であり、その 構造は、図11の展開図に示すように一般的なものである。 すなわち、長方形の下板13aの各辺に前板13b、両側板13c、13dお よび背板13eが折り目を介して連結されており、隣接する各板13b〜13e 間は、対角線の折り目が入った内折り片13fにより連結されている。また、各 板13b〜13eの外辺には、折り返し板13g〜13jが連結されている。 各折り返し板13g〜13jの外辺には、折り返し片13g′〜13j′が連 結されており、さらに前後の折り返し板13g、13jの両側辺には、長方形の 内折り小片13oが連結されている。 棚箱13の組み立てにあたっては、下板13aを中心にして、各内折り片13 fを対角線の折り目に沿って内折りしながら各板13b〜13eを立ち上げた後 、トムソン式の箱体の組み立て方法に従って、各片や板13g〜13j、13g ′〜13j′、13oを所定方向へ内折りすることにより組み立てられる。
【0026】 続いて、本考案の第1の実施例に係る展示箱10の組み立て方法を説明する。 図7〜12に示すように、まずそれぞれの型抜きされた厚紙を所定順序で折り 曲げて、箱蓋11、箱本体12や棚箱13を組み立てる。 次いで、図13に示すように、箱蓋11、箱本体12の背板11e、12eの 中央部を仮止めテープ20により仮止めする。 それから、図14に示すように、支脚板16との対向部分を除いて、箱蓋11 の上、背板11a、11eから箱本体12の背、下板12e、12aにかけて接 着剤を塗布し、次いで図15に示すように、その接着剤の塗布部分に一連に切れ 目15入りの外巻板14を貼着する。もちろん、切り目15間の支脚板16は貼 着されない。
【0027】 図4に示すように、箱蓋11の上板11aの内面に蝶番板17の元板部17a を貼着し、中板部17bおよび先板部17cの内面に接着剤を塗布して、棚箱1 3の前記各面13j、13aを貼着する。 これにより、従来の蝶番やリンク金具といった組み立て作業に熟練を要する連 結金具を使用しなくても、紙製の箱蓋11、箱本体12および棚箱13からなる 展示箱10を、誰にでも簡単に組み立てできる。
【0028】 この第1の実施例に係る展示箱10の使用にあたっては、図5に示すような閉 蓋状態の箱蓋11を掴んで引き上げると、図6に示すように、支脚板16が徐々 に折り目16aを中心に外方へ屈曲すると共に、棚箱13が連結部18を中心に 垂れ下がりながら、そのガイド片19を箱本体12の左右の側板12c、12d の上縁、すなわち額縁片12m、12nに沿って摺動して引き起こされ、箱蓋1 1が略直立したとき、支脚板16の下部が床面に当接し、箱蓋11を下方からし っかりと支持する。これにより、箱蓋11の上板11aの内面を背にして、箱本 体12内や棚箱13内に物品を展示できる。 なお、閉蓋時には、これらの反対の動作により閉蓋される。この際、外巻板1 4の切り抜き14s内に支脚板16が収納されるので、展示箱10を閉蓋した状 態がスッキリとし、外観が良好になると共に、例えば異物に引っ掛かって支脚板 16が破損する虞れが少なく、しかも携帯性も良好となる。
【0029】 次に、図17に基づいて、本考案の第2の実施例に係る展示箱30を説明する 。 図17に示すように、第2の実施例の展示箱30は、第1の実施例の展示箱1 0における箱蓋11の上板11aに、蝶番板17を介して取り付けられる棚箱1 3を省略したものである。 展示箱30の組み立て時には、前述の方法と同様に、予め箱蓋11、箱本体1 2を組み立てて、支脚板16は未貼着のまま、箱蓋11、箱本体12に切れ目1 5入りの外巻板14を貼着すれば、箱蓋11、箱本体12が連結された展示箱3 0が組み立てられる。これにより、紙だけを用いた箱蓋11、箱本体12からな る展示箱30を、誰にでも簡単に組み立てできる。
【0030】 箱蓋11を掴んで引き上げると、箱蓋11は外巻板14の背板14aの折り目 14bを中心に立ち上がり、それに伴って、支脚板16が徐々にその折り目16 aを中心に外方へ屈曲する。 箱蓋11がほぼ直立したとき、支脚板16の蓋本体側は床面に当接して、立ち 上がった箱蓋11を下方からしっかりと保持する。これにより、開蓋された箱蓋 11の内面を背にして、箱本体12内に物品を展示できる。 その他の構成および作用は、第1の実施例と同様であるので、説明を省略する 。
【0031】 次に、図18に基づいて、本考案の第3の実施例に係る展示箱40を説明する 。 図18に示すように、第3の実施例の展示箱40は、支脚板16を省略すると 共に、箱蓋11を箱本体12に略直立状態まで開蓋可能に連結する構造として、 従来品に使用されている90度だけ回動可能な金属製のヒンジの一例である蝶番 41を用いた例である。 展示箱40の組み立て時に、棚箱13を、その背板13eの上縁部を箱蓋11 の内面に連結すれば、箱蓋11、箱本体12および棚箱13を有する展示箱40 が、第1の実施例ほどではないものの、比較的簡単に組み立てられる。
【0032】 その使用にあたっては、箱蓋11を引き上げると、それに伴って、棚箱13が ガイド片19を箱本体12の側板12c、12dの額縁片12m、12nに沿っ て摺動しながら引き起こされ、箱蓋11が略直立したとき、棚箱13が箱本体1 2の上方で略水平に保持される。これにより、箱蓋11の内面を背にして、箱本 体12内の物品や棚箱13内の物品を展示できる。 その他の構成および作用は、第1の実施例と同様であるので、説明を省略する 。
【0033】
【考案の効果】
請求項1〜6記載の展示箱においては、このように箱蓋および箱本体の背部に 、中央に折り目を有して、開蓋時に箱蓋を下方支持する支脚板を設けたので、箱 蓋が立ち上がったとき、支脚板の箱本体側は床面に当接して下方から箱蓋をしっ かりと支持できる。
【0034】 特に、請求項2記載の展示箱においては、ヒンジを、箱蓋の背板および箱本体 の背板の外面に一連に貼着された連結板の折り目としたので、展示箱の組み立て に際して、箱蓋、箱本体の背板の外面に連結板を貼着すればよいので、箱蓋、箱 本体からなる展示箱を、誰にでも簡単に組み立てできる。
【0035】 また、請求項3記載の展示箱においては、連結板に切り抜きを形成し、閉蓋時 に、支脚板が切り抜き内に収納されるので、展示箱を閉蓋した状態がスッキリと し、外観が良好になると共に、例えば異物に引っ掛かって支脚板が破損する虞れ が少なく、しかも携帯性も良好になる。
【0036】 さらに、請求項4記載の展示箱においては、支脚板として、折り目の長さが、 その上、下端の長さより長いものを採用したので、屈曲状態の支脚板の安定性を 増し、箱蓋の支持がさらに良好となる。
【0037】 そして、請求項5、6記載の展示箱においては、このように連結板の背板に支 脚板を設け、また箱蓋の内側に棚箱を設けるにあたって、棚箱の背板の上縁部を 、箱蓋の上板の内面に回動可能に連結したので、箱蓋、箱本体および棚箱からな る展示箱を、簡単に組み立てできる。
【0038】 そして、請求項7記載の展示箱においては、このように棚箱の背板の上縁部を 箱蓋の裏面に回動可能に連結し、かつ棚箱の前側底部に、箱本体の側板上縁に沿 って摺動するガイド片を設けたので、箱蓋、箱本体および棚箱からなる展示箱を 簡単に組み立てできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例に係る展示箱の開蓋時に
おける前方からの斜視図である。
【図2】同開蓋時における側方からの斜視図である。
【図3】同開蓋時における後方からの斜視図である。
【図4】同開蓋時における側断面図である。
【図5】同閉蓋状態を示す側面図である。
【図6】同開蓋途中の状態を示す側面図である。
【図7】同箱蓋の展開図である。
【図8】同箱蓋の組み立て斜視図である。
【図9】同箱本体の展開図である。
【図10】同箱本体の組み立て斜視図である。
【図11】同棚箱の展開図である。
【図12】同棚箱の組み立て斜視図である。
【図13】同箱蓋、箱本体の仮止め状態を示す斜視図で
ある。
【図14】同箱蓋、箱本体への接着剤の塗布範囲を示す
斜視図である。
【図15】箱蓋、箱本体への連結板の貼着状態を示す斜
視図である。
【図16】同棚箱の蝶番板の展開図である。
【図17】本考案の第2の実施例に係る展示箱の開蓋時
における側方からの斜視図である。
【図18】本考案の第3の実施例に係る展示箱の開蓋途
中の状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 展示箱 11 箱蓋 11a 上板 11b 前板 11c 側板 11d 側板 11e 背板 11f 内折り片 11g 折り返し板 11h 折り返し板 11i 折り返し板 11j 折り返し板 11g′ 折り返し片 11h′ 折り返し片 11i′ 折り返し片 11j′ 折り返し片 11k 額縁片 11m 額縁片 11n 額縁片 11o 内折り小片 12 箱本体 12a 下板 12b 前板 12c 側板 12d 側板 12e 背板 12f 内折り片 12g 折り返し板 12h 折り返し板 12i 折り返し板 12j 折り返し板 12g′ 折り返し片 12h′ 折り返し片 12i′ 折り返し片 12j′ 折り返し片 12k 額縁片 12m 額縁片 12n 額縁片 12o 内折り小片 12p 額縁片 13 棚箱 13a 下板 13b 前板 13c 側板 13d 側板 13e 背板 13f 内折り片 13g 折り返し板 13h 折り返し板 13i 折り返し板 13j 折り返し板 13g′ 折り返し片 13h′ 折り返し片 13i′ 折り返し片 13j′ 折り返し片 13o 内折り小片 14 外巻板 14a 背板 14b 折り目 14s 切り抜き 15 切れ目 16 支脚板 16a 折り目 16b 上端 16b 下端 17 蝶番板 17a 元板部 17b 中板部 17c 先板部 18 連結部 19 ガイド片 20 仮止めテープ 30 展示箱 40 展示箱 41 蝶番

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下向きに開口された箱形の箱蓋の背板下
    端部と、上向きに開口された箱本体の背板上端部とがヒ
    ンジにより連結されて、前記箱蓋が前記ヒンジを中心に
    開閉し、また閉蓋時に全体が直方体になる展示箱におい
    て、 前記箱蓋および前記箱本体の背部に、上端が前記箱蓋の
    背板上端に回動可能に連結され、下端が前記箱本体の背
    板下端に連結され、しかも中央に前記ヒンジの回動軸芯
    と平行な折り目を有する支脚板を設けたことを特徴とす
    る展示箱。
  2. 【請求項2】 前記ヒンジが、前記箱蓋の背板および前
    記箱本体の背板の外面に一連に貼着された連結板の折り
    目である請求項1記載の展示箱。
  3. 【請求項3】 前記連結板には切り抜きが形成され、前
    記支脚板が、閉蓋時に前記切り抜き内に収納可能となっ
    ている請求項2記載の展示箱。
  4. 【請求項4】 前記支脚板は左右対称であって、前記折
    り目の長さが、前記支脚板の上、下端の長さより長い請
    求項3記載の展示箱。
  5. 【請求項5】 前記箱蓋の内側に棚箱が設けられ、しか
    も該棚箱の背板の上縁部が前記箱蓋の上板の内面に回動
    可能に連結され、また前記棚箱の前側底部に、前記箱本
    体の左右の側板上縁に沿って摺動可能なガイド片が設け
    られたことを特徴とする請求項2記載の展示箱。
  6. 【請求項6】 前記箱蓋の内側に棚箱が設けられ、しか
    も該棚箱の背板の上縁部が前記箱蓋の上板の内面に回動
    可能に連結され、また前記棚箱の前側底部に、前記箱本
    体の左右の側板上縁に沿って摺動可能なガイド片が設け
    られたことを特徴とする請求項3記載の展示箱。
  7. 【請求項7】 下向きに開口された箱形の箱蓋の背板下
    端部と、上向きに開口された箱本体の背板上端部とがヒ
    ンジにより連結されて、前記箱蓋が前記ヒンジを中心に
    一定角度まで開閉し、しかも前記箱蓋の内側には棚箱が
    設けられて、閉蓋時に全体が直方体になる展示箱におい
    て、 前記棚箱の背板上縁部が、前記箱蓋の上板の内面に回動
    可能に連結され、また前記棚箱の前側底部には、前記箱
    本体の左右の側板上縁に沿って摺動可能なガイド片が設
    けられたことを特徴とする展示箱。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010064751A (ja) * 2008-09-08 2010-03-25 Rengo Co Ltd 仕掛け付き包装ケース
JP2016088583A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 中央紙器工業株式会社 包装箱
KR20190131644A (ko) * 2018-05-17 2019-11-27 (주)엘지하우시스 샘플북

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