JP3018290B1 - 三輪車 - Google Patents

Abstract

【要約】 【解決手段】ヘッドパイプ１に車体フレ−ム７を設け、
且つヘッドパイプ１の下端部に設けられたホ−クステム
２内にペタル部４を有する前車輪５を設け、車体フレ−
ム７の後部両側に２つの後車輪13を設けた三輪車におい
て、ハンドルポスト６をヘッドパイプ１に伸縮自在に挿
着し、且つ車体フレ−ム７の長さを調整して前車輪５と
後車輪13の間隔を調整可能とすると共に、ハンドルポス
ト６にはその外表面の一部を座席シ−ト19した荷篭18を
着脱自在に取り付け、更に車体フレ−ム７には座席シ−
ト19を上面にして荷篭18を着脱自在に取り付けるように
した三輪車 【効果】幼児用の遊戯乗り物として好適な騎乗式三輪車
或は児童用の遊戯乗り物として好適なスケ−タ何れにも
簡単に変換できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、成長に応じて騎乗式
の三輪車となり、或はスケ−タともなる三輪車に関する
ものである。

【０００２】

【従来の技術】従来幼児用の遊戯乗り物としては、ヘッ
ドパイプの下端部に設けられたホ−クステム内にペタル
部を有する前車輪を設け、ヘッドパイプに設けられた車
体フレ−ムの中央部上方に座席シ−トを設け、車体フレ
−ムの後部両側には２つの後車輪を設けた騎乗式の三輪
車が知られている。

【０００３】また、これより成長した児童用の遊戯乗り
物としては、ヘッドパイプの下端部に設けられたホ−ク
ステム内に前車輪を設け、ヘッドパイプに設けられた長
めの車体フレ−ムの後部両側に２つの後車輪を設けたス
ケ−タ式の三輪車が知られている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、幼児用の遊戯
乗り物として騎乗式の三輪車で遊ぶ時期は短く、これよ
り成長した児童には、別の遊戯乗り物を与えなければな
らず、このため使用されずに放置されることも屡々あ
る。

【０００５】そこで、この発明では目的に応じて騎乗式
の三輪車となり、或はスケ−タとなる三輪車を提供する
ことを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
め、この発明ではヘッドパイプに車体フレームを設け、
且つヘッドパイプの下端部に設けられたホークステム内
に着脱自在なペタル部を有する前車輪を設け、車体フレ
ームの後部両側に２つの後車輪を設けた自転車におい
て、ハンドルポストをヘッドパイプに伸縮自在に枢着
し、車体フレームには足踏み台を取り付け、且つ該車体
フレームの長さを調整して前車輪と後車輪の間隔を調整
可能とすると共に、上記ハンドルポストにはその外表面
の一部を座席シートとした荷籠を着脱自在に取り付け、
更に車体フレームには上記座席シートを上面にして荷籠
を着脱自在に取り付けるようにした三輪車を提案するも
のである。

【０００７】

【作用】即ち、この発明においては車体フレ−ムの長さ
を調整して前車輪と後車輪の間隔を短くし、車体フレ−
ムには座席シ−トを上面にして荷篭を取り付け、ハンド
ルポストをヘッドパイプ内に埋設すれば、幼児用の騎乗
式三輪車となる。

【０００８】また、車体フレ−ムの長さを調整して前車
輪と後車輪の間隔を長くし、ハンドルポストをヘッドパ
イプより引き出してこれに荷篭を取り付けるようにすれ
ば、スケ−タ式の三輪車となる。

【０００９】したがって、この発明では幼児から児童へ
の成長に合わせて騎乗式の三輪車からスケータ式の三輪
車に変えることができるので、従来のように騎乗式の三
輪車が使用されずに放置されることもない。

【００１０】また、年の違った兄弟の場合は、それぞれ
の年齢に合わせて騎乗式の三輪車、或はスケ−タ式の三
輪車に変えて使用すれば良い。

【００１１】

【実施例】以下、この発明を図示の実施例に基づいて詳
細に説明すると、１はヘッドパイプで、ヘッドパイプ１
の下端にはホ−クステム２が設けられ、ホ−クステム２
の先端のホーク部３，３には着脱自在なペタル４を有す
る前車輪５が回動自在に軸着され、ヘッドパイプ１の上
端にはその内部にハンドルポスト６を伸縮自在に挿着さ
れる。

【００１２】一方、７はヘッドパイプ１の後端部に設け
られた車体フレ−ムで、車体フレーム７は中端部を２本
の中空パイプ８，８で構成され、後端部を中空パイプ
８，８に伸縮自在に挿着されたコ字状管９で構成され、
コ字状管９は中空パイプ８，８の適当な挿入位置で長さ
調整ネジ10で固定する。

【００１３】また、中空パイプ８，８の後端部両側には
軸受け11,11 及びコ字状管９の両側には軸受け12,12 が
設けられ、軸受け11,11 及び12,12 には２つの後車輪13
の車軸14が軸着される。

【００１４】更に、中空パイプ８，８上には後端部に凹
部15を有する足踏み台本体16が取り付けられ、コ字状管
９上には凹部15に収納される足踏み台小片17が取り付け
られる。

【００１５】18は外表面の一部にクッション材を施して
座席シ−ト19を設けた荷篭であり、荷篭18には座席シ−
ト19の設けられている反対面に取り付け穴が設けられて
おり、荷篭18は取り付け穴にボルト20を通してハンドル
ポスト６に着脱可能に取り付けられる。

【００１６】また、荷篭18は取り付け穴にボルト20を通
すことにより座席シ−ト19を上にして車体フレ−ム７に
着脱可能に取り付けられる。

【００１７】以上の構成において、この発明に係る三輪
車を騎乗式として使用する場合には、コ字状管９を中空
パイプ８，８内に挿着し、足踏み台小片17を凹部15に収
納し、軸受け11,11 にそれぞれ後車輪13の軸14を軸受け
させる。

【００１８】また、荷篭15は座席シ−ト16を上にして車
体フレ−ム７に固定し、更にハンドルポスト６は適当な
高さになる迄ヘッドパイプ１内に挿入して固定すること
により、幼児用の遊戯乗り物として好適な騎乗式三輪車
が構成される。

【００１９】一方、この発明に係る三輪車をスケ−タと
して使用する場合には、コ字状管９を中空パイプ８，８
より引き出し、第２足踏み台17を凹部15より引き出して
固定し、軸受け12,12 にはそれぞれ後車輪13の軸14を軸
受けさせる。

【００２０】また、ハンドルポスト６を適当な高さにな
る迄ヘッドパイプ１から引き出して固定し、これに荷篭
15を取り付けることにより、児童用の遊戯乗り物として
好適なスケ−タが構成される。

【００２１】この場合、ペタル４を外し、乗り手は後方
に引き出された足踏み台小片17に片足を載せてスケ−タ
が走行される。

【００２２】

【発明の効果】以上要するに、この発明によれば幼児用
の遊戯乗り物として好適な騎乗式三輪車或は児童用の遊
戯乗り物として好適なスケ−タ式三輪車何れにも簡単に
変換できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 騎乗式三輪車形態にしたこの発明の一実施例
を示す斜視図

【図２】 同上の平面図（Ａ）と側面図（Ｂ）

【図３】 スケ−タ式三輪車形態にしたこの発明の一実
施例を示す斜視図

【図４】 同上の平面図（Ａ）と側面図（Ｂ）

【符号の説明】

１はヘッドパイプ ２はホ−クステム ３はホーク部 ４はペタル ５は前車輪 ６はハンドルポスト ７は車体フレ−ム ８は中空パイプ ９はコ字状管 10は長さ調整ネジ 11は軸受け 12は軸受け 13は後車輪 14は車軸 15は凹部 16は足踏み台本体 17は足踏み台小片 18は荷篭 19は座席シ−ト 20はボルト

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) B62K 9/02 B62K 17/00

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ヘッドパイプに車体フレームを設け、且
   つヘッドパイプの下端部に設けられたホークステム内に
   着脱自在なペタル部を有する前車輪を設け、車体フレー
   ムの後部両側に２つの後車輪を設けた自転車において、
   ハンドルポストをヘッドパイプに伸縮自在に枢着し、車
   体フレームには足踏み台を取り付け、且つ該車体フレー
   ムの長さを調整して前車輪と後車輪の間隔を調整可能と
   すると共に、上記ハンドルポストにはその外表面の一部
   を座席シートとした荷籠を着脱自在に取り付け、更に車
   体フレームには上記座席シートを上面にして荷籠を着脱
   自在に取り付けるようにしたことを特徴とする三輪車。