JP3018073B2 - 側溝ブロック用の清浄器とこれを有する側溝ブロック - Google Patents
側溝ブロック用の清浄器とこれを有する側溝ブロックInfo
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- JP3018073B2 JP3018073B2 JP9030252A JP3025297A JP3018073B2 JP 3018073 B2 JP3018073 B2 JP 3018073B2 JP 9030252 A JP9030252 A JP 9030252A JP 3025297 A JP3025297 A JP 3025297A JP 3018073 B2 JP3018073 B2 JP 3018073B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、側溝ブロック内
の排水通路に設置して、側溝ブロックの浄化のために用
いる清浄器とこれを有する側溝ブロックに関する。
の排水通路に設置して、側溝ブロックの浄化のために用
いる清浄器とこれを有する側溝ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】側溝ブロックは、雨水や家庭内の廃水等
を下水道或いは川へ排水するため使用されている。た
だ、雨水や廃水には泥や汚物を含むことが一般であり、
よって、経年と共にこれらが排水通路に堆積してしま
う。この様な堆積物は、排水を妨げることとなり、ま
た、また廃水の停滞などからヘドロを生じて悪臭を発す
るなどしている。
を下水道或いは川へ排水するため使用されている。た
だ、雨水や廃水には泥や汚物を含むことが一般であり、
よって、経年と共にこれらが排水通路に堆積してしま
う。この様な堆積物は、排水を妨げることとなり、ま
た、また廃水の停滞などからヘドロを生じて悪臭を発す
るなどしている。
【0003】そのため、適宜な時に、排水通路のこれら
堆積物をバッキューム装置で吸い出したり、或いは直接
人手で浚い出したりしている。
堆積物をバッキューム装置で吸い出したり、或いは直接
人手で浚い出したりしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様な作業
は手間が掛かり、負担となっている。よって、本願では
この様な堆積物を除去して良好な排水を保ち、また廃水
などに含まれる汚物を減らすことにより、汚れや悪臭の
発生を抑えることのできる側溝ブロック用の清浄器とこ
れを有する側溝ブロックを提供することである。
は手間が掛かり、負担となっている。よって、本願では
この様な堆積物を除去して良好な排水を保ち、また廃水
などに含まれる汚物を減らすことにより、汚れや悪臭の
発生を抑えることのできる側溝ブロック用の清浄器とこ
れを有する側溝ブロックを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願では、水車状の回転
体を多数有した清浄器を排水通路に設置し、排水時の水
流でこれら回転体を回転させることにより、堆積物を水
中に舞い上げ、舞い上がった堆積物を水流と共に流すよ
うにした。一般の側溝ブロックにおいては、通常時には
少量の廃水等が緩やかな流れで排水されていることが多
く、堆積物の堆積が進む傾向にある。この時、緩やかな
流れなため回転体も一般には回転しない。しかし、大雨
など大量の排水が成されるときには、水量・水流ともに
増すこととなり、回転体の回転が促され、この回転によ
り堆積物が舞い上げられることとなる。その結果、舞い
上がった堆積物が大量の排水によって流され、排水通路
の堆積物が除去されるのである。
体を多数有した清浄器を排水通路に設置し、排水時の水
流でこれら回転体を回転させることにより、堆積物を水
中に舞い上げ、舞い上がった堆積物を水流と共に流すよ
うにした。一般の側溝ブロックにおいては、通常時には
少量の廃水等が緩やかな流れで排水されていることが多
く、堆積物の堆積が進む傾向にある。この時、緩やかな
流れなため回転体も一般には回転しない。しかし、大雨
など大量の排水が成されるときには、水量・水流ともに
増すこととなり、回転体の回転が促され、この回転によ
り堆積物が舞い上げられることとなる。その結果、舞い
上がった堆積物が大量の排水によって流され、排水通路
の堆積物が除去されるのである。
【0006】従って、多数の回転体の配置は、堆積物の
表面沿いに分布させることがましく、よってを配置分布
が排水通路の底面の平行面状と成るようにした。
表面沿いに分布させることがましく、よってを配置分布
が排水通路の底面の平行面状と成るようにした。
【0007】ただ、堆積物が多量に堆積すると回転体が
完全に埋まる場合もあり、この様な状況下では大量の排
水が成されても、回転体は回転できなくなってしまう。
その為、多数の回転体が、前記排水通路の底面近くから
上方に到る範囲に分布することにより、前記排水通路の
底面近くの回転体が堆積物に埋まっても前記上方の回転
体は埋まることなく水流を受けることができるようにも
した。この様に底面近くにも、また底面から遠のく上方
にも回転体が分布するように配置したので、底面近くの
回転体が埋まっていても、上方の回転体は埋まることな
く水流で回転して堆積物の除去を徐々に行うこととがで
き、強いては埋まっていた回転体も堆積物から徐々に露
出され、回転するようになるのである。
完全に埋まる場合もあり、この様な状況下では大量の排
水が成されても、回転体は回転できなくなってしまう。
その為、多数の回転体が、前記排水通路の底面近くから
上方に到る範囲に分布することにより、前記排水通路の
底面近くの回転体が堆積物に埋まっても前記上方の回転
体は埋まることなく水流を受けることができるようにも
した。この様に底面近くにも、また底面から遠のく上方
にも回転体が分布するように配置したので、底面近くの
回転体が埋まっていても、上方の回転体は埋まることな
く水流で回転して堆積物の除去を徐々に行うこととがで
き、強いては埋まっていた回転体も堆積物から徐々に露
出され、回転するようになるのである。
【0008】もっとも、以上のようにして大雨などによ
り堆積物が除去されるまでの間は、排水通路に堆積物が
残存しているわけであり、廃水なども流れ難くなって淀
み、汚物を含んだ堆積物や廃水などの腐敗が進んで悪臭
を放つことにも成る。そのため、汚物を分解可能な微生
物を前記回転体を担体として吸着させおくことにより、
これら腐敗の元となるもの、或いは腐敗生成物を分解す
ることにより浄化し、悪臭を防ぐようにした。
り堆積物が除去されるまでの間は、排水通路に堆積物が
残存しているわけであり、廃水なども流れ難くなって淀
み、汚物を含んだ堆積物や廃水などの腐敗が進んで悪臭
を放つことにも成る。そのため、汚物を分解可能な微生
物を前記回転体を担体として吸着させおくことにより、
これら腐敗の元となるもの、或いは腐敗生成物を分解す
ることにより浄化し、悪臭を防ぐようにした。
【0009】よって、最終的には、以上に述べた各種清
浄器を側溝ブロックの排水通路に設置して用いるのであ
る。この様な清浄器を有する側溝ブロックは、ブロック
の通路に固着させても良い。或いは、脱着可能な様に設
けておくことにより、ゴミがこの清浄器に絡まった時な
どには取り出すなどしてメンテナンスが容易になる。ま
た脱着可能であれば、回転体が破損した場合の修理や、
微生物が減少した時に新たな清浄器と交換するなどでき
るからである。また、既に埋設されている側溝ブロック
に対しても用いることができ、排水通路の大きさに対応
した形、大きさの清浄器を落とし込んで設置すればよ
い。ただこの場合は、側溝ブロックの係止させるなどす
る箇所が一般にはないので、流されたりしない様ある程
度の重量のあるものにするのがよい。
浄器を側溝ブロックの排水通路に設置して用いるのであ
る。この様な清浄器を有する側溝ブロックは、ブロック
の通路に固着させても良い。或いは、脱着可能な様に設
けておくことにより、ゴミがこの清浄器に絡まった時な
どには取り出すなどしてメンテナンスが容易になる。ま
た脱着可能であれば、回転体が破損した場合の修理や、
微生物が減少した時に新たな清浄器と交換するなどでき
るからである。また、既に埋設されている側溝ブロック
に対しても用いることができ、排水通路の大きさに対応
した形、大きさの清浄器を落とし込んで設置すればよ
い。ただこの場合は、側溝ブロックの係止させるなどす
る箇所が一般にはないので、流されたりしない様ある程
度の重量のあるものにするのがよい。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例の清浄器1
とこれを有する側溝ブロック20について説明する。こ
の清浄器1は、図1に示す様に、横長の側板2の2枚が
互いの四隅を4本の連結棒3、3、…で連結してあり、
図6に示す様に側溝ブロック10に入れた時は側板2が
排水通路11の両側にそれぞれ位置する様になってい
る。そして、4〜5個程度の回転体4が串刺し状に貫通
された軸棒5が2枚の側板2、2に掛け渡され、この様
な軸棒5、5、…が側板2の横長さ全長に亘り適宜間隔
で多数横並び状態で設けられている。その為、軸棒5と
回転体4とで、丁度、算盤の様な形状を成している。つ
まり、回転体4の配置分布が排水通路11の底面12の
平行面状と成る様にしてある。更に、この様な横並びが
側溝ブロック10の深さ方向の上下に3段となるよう設
けられているのであり、算盤を3段に重ねたような形状
になる。
とこれを有する側溝ブロック20について説明する。こ
の清浄器1は、図1に示す様に、横長の側板2の2枚が
互いの四隅を4本の連結棒3、3、…で連結してあり、
図6に示す様に側溝ブロック10に入れた時は側板2が
排水通路11の両側にそれぞれ位置する様になってい
る。そして、4〜5個程度の回転体4が串刺し状に貫通
された軸棒5が2枚の側板2、2に掛け渡され、この様
な軸棒5、5、…が側板2の横長さ全長に亘り適宜間隔
で多数横並び状態で設けられている。その為、軸棒5と
回転体4とで、丁度、算盤の様な形状を成している。つ
まり、回転体4の配置分布が排水通路11の底面12の
平行面状と成る様にしてある。更に、この様な横並びが
側溝ブロック10の深さ方向の上下に3段となるよう設
けられているのであり、算盤を3段に重ねたような形状
になる。
【0011】回転体4は、プラスチックでできた直径5
cm程度の大きさで、図2に示す様に羽根が水車の羽根
の形状をしたものが適例であり、羽根が(ボートなどを
漕ぐオールの先端の)ブレードのように凹曲面状になっ
て水流をの力を受けやすくしてあるので、回転力が得ら
れ易くなっている。ただ、本願でいう水車状とは水力で
回転体4が動き、回転体の一部が泥や砂などの堆積物を
かき上げて舞い上がらせる事のできる動きを生じさせる
のであればどの様であってもよい。例えば図3〜4に示
す回転体の様に、ブレードのように凹曲面状になってい
ないものでも良い。それは、この様な回転体4を水流の
中におくと、回転体4へ回転モーメントが正逆均衡して
しまって回転しなくなるが、図5に示す様に回転体4の
下方一部が埋まった状態であれば、上方だけに水流が加
わって結果的に回転力が得られるからである。
cm程度の大きさで、図2に示す様に羽根が水車の羽根
の形状をしたものが適例であり、羽根が(ボートなどを
漕ぐオールの先端の)ブレードのように凹曲面状になっ
て水流をの力を受けやすくしてあるので、回転力が得ら
れ易くなっている。ただ、本願でいう水車状とは水力で
回転体4が動き、回転体の一部が泥や砂などの堆積物を
かき上げて舞い上がらせる事のできる動きを生じさせる
のであればどの様であってもよい。例えば図3〜4に示
す回転体の様に、ブレードのように凹曲面状になってい
ないものでも良い。それは、この様な回転体4を水流の
中におくと、回転体4へ回転モーメントが正逆均衡して
しまって回転しなくなるが、図5に示す様に回転体4の
下方一部が埋まった状態であれば、上方だけに水流が加
わって結果的に回転力が得られるからである。
【0012】以上のような回転体4が、軸棒5に貫通さ
れて個別に回転することができ、また、回転体も深さ方
向に亘って配置されたことになる。
れて個別に回転することができ、また、回転体も深さ方
向に亘って配置されたことになる。
【0013】なお、この実施例では、算盤の例えで説明
すれば算盤の桁に相当する軸棒5は、水平方向に成って
いるが、その他、斜め向きでも縦向きでも、廃水などで
回転体が回転できるならどの様な向きであっても良い。
また、軸棒に貫通する方法に限らず、どの様な方法で回
転体を支えても良い。要は、廃水などの水流で回転し
て、堆積物を舞い上げることができさえすれば良いので
ある。
すれば算盤の桁に相当する軸棒5は、水平方向に成って
いるが、その他、斜め向きでも縦向きでも、廃水などで
回転体が回転できるならどの様な向きであっても良い。
また、軸棒に貫通する方法に限らず、どの様な方法で回
転体を支えても良い。要は、廃水などの水流で回転し
て、堆積物を舞い上げることができさえすれば良いので
ある。
【0014】この様な清浄器1を、図6に示す様に側溝
ブロック10の排水通路11に設置して用いて、清浄器
を有する側溝ブロック20とするのである。この様にす
れば、堆積物が堆積してもいずれかの回転体4が回転し
てその近くの堆積物が流され除去されるのである。この
様に、部分的に堆積物が除去されてそこだけが窪むと、
この窪みにまわりの堆積物がなだれ込む様にして崩れが
広がり、これに連れて、堆積物に一部が埋まって回転を
止められていた隣接の回転体が、埋った状態を脱し始
め、結果、回転が促されてゆき、堆積物の除去が伝搬し
てゆくのである。
ブロック10の排水通路11に設置して用いて、清浄器
を有する側溝ブロック20とするのである。この様にす
れば、堆積物が堆積してもいずれかの回転体4が回転し
てその近くの堆積物が流され除去されるのである。この
様に、部分的に堆積物が除去されてそこだけが窪むと、
この窪みにまわりの堆積物がなだれ込む様にして崩れが
広がり、これに連れて、堆積物に一部が埋まって回転を
止められていた隣接の回転体が、埋った状態を脱し始
め、結果、回転が促されてゆき、堆積物の除去が伝搬し
てゆくのである。
【0015】また、堆積物が厚くなり、図7の(a)〜
(c)に示す様に3段に配置された回転体の下方が全没し
ても、上方の回転体が回転できるので除去作業が機能す
るのである。つまり、まず図7(a)では最上段の回転体
のみが回転して堆積物を除去し、これにより露出される
中段の回転体が(b)に示すように回転して更に堆積物が
除去され、またこれにより露出される下段の回転体が
(c)に示すように回転して最終的にほぼ全ての堆積物が
除去されるのである。この様に埋もれていた下方の回転
体が堆積物から徐々に出てくることにより、今度はこの
下方の回転体が機能し始め、最終的に最下方の回転体も
回転し初めて、除去されるのである。
(c)に示す様に3段に配置された回転体の下方が全没し
ても、上方の回転体が回転できるので除去作業が機能す
るのである。つまり、まず図7(a)では最上段の回転体
のみが回転して堆積物を除去し、これにより露出される
中段の回転体が(b)に示すように回転して更に堆積物が
除去され、またこれにより露出される下段の回転体が
(c)に示すように回転して最終的にほぼ全ての堆積物が
除去されるのである。この様に埋もれていた下方の回転
体が堆積物から徐々に出てくることにより、今度はこの
下方の回転体が機能し始め、最終的に最下方の回転体も
回転し初めて、除去されるのである。
【0016】また、上記の回転体に微生物を吸着させれ
ておくこともできる。この場合、回転体を多孔質のプラ
スチック、セラミックなどにより形成しておけば、担体
として微生物の吸着に優れる。また、廃水などが少ない
時など回転体の一部しか水に浸からず、よって水面から
露出した回転体の他の部分が乾いてしまうと吸着させた
微生物が死滅しやすくなってしまう。その為、回転体の
一部でも水に浸かっていれば、全体に水気が吸い上げら
れる様に毛細管のような材質を用いるとなお良い。ま
た、微生物の生息上、比較的定常的に排水されるような
箇所を設置対象とすると、特徴とするに効果が顕著であ
る。
ておくこともできる。この場合、回転体を多孔質のプラ
スチック、セラミックなどにより形成しておけば、担体
として微生物の吸着に優れる。また、廃水などが少ない
時など回転体の一部しか水に浸からず、よって水面から
露出した回転体の他の部分が乾いてしまうと吸着させた
微生物が死滅しやすくなってしまう。その為、回転体の
一部でも水に浸かっていれば、全体に水気が吸い上げら
れる様に毛細管のような材質を用いるとなお良い。ま
た、微生物の生息上、比較的定常的に排水されるような
箇所を設置対象とすると、特徴とするに効果が顕著であ
る。
【0017】また、請求項1〜3の清浄器においても、
側溝ブロックの中に設置しておくことにより自然界の微
生物が回転体に住み着いて生息することがある。よっ
て、請求項1から3の清浄器にこの様な意図を持たせる
と請求項4の清浄器にも成る。
側溝ブロックの中に設置しておくことにより自然界の微
生物が回転体に住み着いて生息することがある。よっ
て、請求項1から3の清浄器にこの様な意図を持たせる
と請求項4の清浄器にも成る。
【0018】
【発明の効果】以上、本願請求項1記載の清浄器によれ
ば、多数の回転体が廃水などの水流で回転するので、排
水通路に堆積した堆積物を舞い上げて流すことにより、
堆積物の除去を行うことができる。
ば、多数の回転体が廃水などの水流で回転するので、排
水通路に堆積した堆積物を舞い上げて流すことにより、
堆積物の除去を行うことができる。
【0019】また、請求項2記載の清浄器は、回転体の
配置分布を排水通路底面の平行面状と成る様にするの
で、排水通路の底面をくまなく清浄することができる。
配置分布を排水通路底面の平行面状と成る様にするの
で、排水通路の底面をくまなく清浄することができる。
【0020】さらに、請求項3記載の清浄器は、回転体
が、前記排水通路の底面近くから上方に到る範囲に分布
することにより、前記排水通路の底面近くの回転体が堆
積物に埋まっても前記上方の回転体は埋まることなく水
流を受けることができるので、堆積物が底面近くの回転
体を埋めてしまうほどに堆積しても、上方の回転体が埋
もれることなく回転できて堆積物の除去が可能であり、
この除去により何れ埋もれていた回転体も露出して回転
可能となるため、最終的に排水通路の清浄が成される。
が、前記排水通路の底面近くから上方に到る範囲に分布
することにより、前記排水通路の底面近くの回転体が堆
積物に埋まっても前記上方の回転体は埋まることなく水
流を受けることができるので、堆積物が底面近くの回転
体を埋めてしまうほどに堆積しても、上方の回転体が埋
もれることなく回転できて堆積物の除去が可能であり、
この除去により何れ埋もれていた回転体も露出して回転
可能となるため、最終的に排水通路の清浄が成される。
【0021】特に、請求項4記載の清浄器は、回転体を
担体として微生物を吸着させるので、廃水などが分解に
より浄化され、悪臭などを防止することができる。
担体として微生物を吸着させるので、廃水などが分解に
より浄化され、悪臭などを防止することができる。
【0022】また、請求項5記載の清浄器は、側溝ブロ
ックにこの様な清浄器を設置させたことにより、側溝ブ
ロックに自己清浄機能を持たせることができる。
ックにこの様な清浄器を設置させたことにより、側溝ブ
ロックに自己清浄機能を持たせることができる。
【図1】 この図は、本発明に係る側溝ブロック用の清
浄器の切り欠き斜視図である。
浄器の切り欠き斜視図である。
【図2】 この図は、回転体の一例の斜視図である。
【図3】 この図は、回転体の別の例の斜視図である。
【図4】 この図は、回転体の別の例の斜視図である。
【図5】 この図は、回転体の羽根がボートのオールの
ブレードのような形状になっていなくても水流により回
転させられることを説明する図であり、一部が堆積物に
埋まっている回転体を軸棒方向から見た様子を示してい
る。
ブレードのような形状になっていなくても水流により回
転させられることを説明する図であり、一部が堆積物に
埋まっている回転体を軸棒方向から見た様子を示してい
る。
【図6】 この図は、側溝ブロックの排水通路に清浄器
を設置した説明図である。
を設置した説明図である。
【図7】 この図は、回転体を排水通路の深さ方向への
厚みを有する分布に配置することにより、側溝ブロック
の底面近くで堆積物に埋まっている回転体も、最終的に
は回転して堆積物が除去される様子が(a)から(c)に変
遷してゆく様子の説明図である。
厚みを有する分布に配置することにより、側溝ブロック
の底面近くで堆積物に埋まっている回転体も、最終的に
は回転して堆積物が除去される様子が(a)から(c)に変
遷してゆく様子の説明図である。
1 清浄器 20 清浄器を有する側溝ブロック 2 側板 3 連結棒 4 回転体 10 側溝ブロック 11 排水通路 12 底面
Claims (5)
- 【請求項1】 側溝ブロックの排水通路に設置するた
めの清浄器であって、設置された際に、前記排水通路の
水流で回転し得る向きに配置される水車状の回転体を多
数有することを特徴とする側溝ブロック用の清浄器。 - 【請求項2】 前記多数の回転体の配置分布が、前記排
水通路の底面の平行面状と成ることを特徴とする請求項
1記載の側溝ブロック用の清浄器。 - 【請求項3】 前記多数の回転体が、前記排水通路の底
面近くから上方に到る範囲に分布することにより、前記
排水通路の底面近くの回転体が堆積物に埋まっても前記
上方の回転体は埋まることなく水流を受けることができ
ることを特徴とする請求項1又は2記載の側溝ブロック
用の清浄器。 - 【請求項4】 前記回転体を担体として、前記排水通路
の汚物を分解可能な微生物を吸着させたことを特徴とす
る請求項1〜3のいずれか1に記載の側溝ブロック用の
清浄器。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1の清浄器を排
水通路に設置したことを特徴とする側溝ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9030252A JP3018073B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 側溝ブロック用の清浄器とこれを有する側溝ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9030252A JP3018073B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 側溝ブロック用の清浄器とこれを有する側溝ブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10227059A JPH10227059A (ja) | 1998-08-25 |
JP3018073B2 true JP3018073B2 (ja) | 2000-03-13 |
Family
ID=12298530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9030252A Expired - Fee Related JP3018073B2 (ja) | 1997-02-14 | 1997-02-14 | 側溝ブロック用の清浄器とこれを有する側溝ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3018073B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106120704A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-11-16 | 安徽徽风新型合成材料有限公司 | 一种伸缩式三层排水网 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106087951B (zh) * | 2016-06-23 | 2018-12-25 | 安徽徽风新型合成材料有限公司 | 一种旋转式双层排水网 |
CN108661158B (zh) * | 2018-05-21 | 2020-04-28 | 南京汉尔斯生物科技有限公司 | 一种防堵塞地漏 |
-
1997
- 1997-02-14 JP JP9030252A patent/JP3018073B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106120704A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-11-16 | 安徽徽风新型合成材料有限公司 | 一种伸缩式三层排水网 |
CN106120704B (zh) * | 2016-06-23 | 2018-03-13 | 安徽徽风新型合成材料有限公司 | 一种伸缩式三层排水网 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10227059A (ja) | 1998-08-25 |
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