JP3017870B2 - レール断面摩耗測定装置 - Google Patents
レール断面摩耗測定装置Info
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Description
ール)の保守、点検のためのレールの断面形状の計測を
行なうレール断面摩耗測定装置に関する。
としては、たとえば図1に示すようなものがある。従来
技術を簡単に説明する。
定部は主に図1に示すようなXeフラッシュランプスリ
ット光源と2台のCCDカメラから成り立っている。こ
の測定部を車両下部に、測定データ処理部を車内に装備
した車両を使って被測定レール上を走行測定することに
よって、レール断面形状を計り、保線の省力化に役立て
ている。
横切るように照射する。この時、レール表面は光帯によ
って照らし出されるが、これはレールの断面形状を示し
ている。この像をレールの両側面をカバーするために2
台のCCDカメラで撮影する。オリジナル図形をCCD
カメラで撮影し、そのカメラ画像から、オリジナル図形
の形状を求めるというものである。
し、カメラ画像の図形を座標(x’,y’)で表わす
と、(x,y)と(x’,y’)の間には以下の関係が
ある。
ら求められる。パラメータa0〜a7がわかれば、上式に
よりオリジナル図形が再現できる。
ば、カメラの映像に射影変換(式1参照)を施せば、レ
ールの実寸大の断面形状を求めることができる。又、光
源がXeフラッシュランプというストロボを用いる理由
は走行測定中、ぶれのない静止画像が撮れるからであ
る。
る。
る。
める。
状と測定で得た断面形状を比べて、レールの摩耗値を計
算する。
うな従来のレール断面摩耗測定装置にあっては、 1.
外乱光が強くレール画像にまたがっていると、外乱光に
よるノイズを画面から除去するのが不可能となる。
全体に施すこと、及び細線化後の画像の画素全てに対し
て射影変換を施すことは高速で走行しながら計測するた
めには計算時間の浪費となる。
で、走行中にレールの種類が切り替わった場合(種類に
よって形状が異なる)測定データをどの種類のリファレ
ンスレールと比較すべきか認識できず、誤った摩耗値を
出力してしまう。
けにくいレール断面摩耗測定装置を提供することであ
る。
ール断面摩耗測定装置を提供することである。
別ができるレール断面摩耗測定装置を提供することであ
る。
発明は、レール断面摩耗測定装置において、レールに、
光を照射するXeフラッシュランプスリット光源と、レ
ールから散乱されて来た光を受光するCCDカメラと、
上記CCDカメラが一定時間、受光できる様に受光時間
を制御する電子シャッターと、上記CCDカメラが出力
するXeフラッシュランプスリット光源点灯時の画像デ
ータと消光時の画像データとの差分をとる手段と、差分
データを画像処理して、レールの形状を求める画像処理
手段とを有し、上記画像処理手段は、レールの形状に関
して基準となる複数種類のレールのデータを記憶する手
段と、レール画像に対してウインドウを切る手段と、ウ
インドウ内の差分データに対して細線化する手段と、上
記細線化されたデータによりレールの種類を識別する手
段と、上記識別された基準となるデータと上記細線化さ
れたデータとの偏差を求める手段とを有することを特徴
とすることとしたものである。
は、レール断面摩耗測定装置において、レールに、光を
照射するXeフラッシュランプスリット光源と、レール
から散乱されて来た光を受光するCCDカメラと、上記
CCDカメラが一定時間、受光できる様に受光時間を制
御する電子シャッターと、上記CCDカメラが出力する
Xeフラッシュランプスリット光源点灯時の画像データ
を画像処理して、レールの形状を求める画像処理手段と
を有し、上記画像処理手段は、レールの形状に関して基
準となる複数種類のレールのデータを記憶する手段と、
上記CCDカメラが出力したデータを細線化する手段
と、上記細線化されたデータによりレールの種類を識別
する手段と、上記識別された基準となるデータと上記細
線化されたデータとの偏差を求める手段とを有すること
としたものである。
ル断面摩耗測定装置において、Xeフラッシュランプス
リット光源は、レールに、光を照射する。CCDカメラ
は、レールから散乱されて来た光を受光する。電子シャ
ッターは、上記CCDカメラが一定時間、受光できる様
に受光時間を制御する。差分をとる手段は、上記CCD
カメラが出力するXeフラッシュランプスリット光源点
灯時の画像データと消光時の画像データとの差分をと
る。上記画像処理手段は、差分データを画像処理して、
レールの形状を求める。具体的には、上記画像処理手段
は、レールの形状に関して基準となる複数種類のレール
のデータを記憶する処理と、レール画像に対してウイン
ドウを切る手段と、ウインドウ内の差分データに対して
細線化する処理と、上記細線化されたデータによりレー
ルの種類を識別する処理と、上記識別された基準となる
データと上記細線化されたデータとの偏差を求める処理
とを実現する。
摩耗測定装置において、Xeフラッシュランプスリット
光源は、レ−ルに、光を照射する。CCDカメラは、レ
−ルから散乱されて来た光を受光する。電子シャッタ−
は、上記CCDカメラが一定時間、受光できる様に受光
時間を制御する。画像処理手段は、上記CCDカメラが
出力するXeフラッシュランプスリット光源点灯時の画
像デ−タを画像処理して、レ−ルの形状を求める。細線
化する手段は、上記CCDカメラが出力したデータを細
線化する。識別する手段は、上記細線化されたデ−タに
よりレールの種類を識別する。偏差を求める手段は、上
記識別された基準となるデ−タと上記細線化されたデ−
タとの偏差を求める。
メラを用いて、Xeフラッシュランプスリット光源の発
光時間にシャッタータイミングを合わせることにより外
乱光の光量を抑える。
光時の画像データと、消光時の画像データの差分を求
め、外乱光を相殺し、スリット光のみの画像データを抽
出する。ただし消光時の画像データは、発光時の画像デ
ータに対して位置的にも時間的にもできるだけ近づけ
る。
変換をウインドウを切って画像の必要な部分だけに適用
する。
垂線とレール下部との交点との距離によりレールを識別
する。
図2は、本発明の一実施例を示す図である。まず構成を
説明すると、大きく分けて測定部12と処理部4で構成
される。(ただしここでは、レールの右側面に関する処
理を説明する。)測定部12は、従来のものとほぼ同じ
だが、CCDカメラ2が電子シャッターを持っている。
うなものでも本発明に使えるが、一例として、CCDが
フレームインタライン形CCDである場合を説明する。
CD:frame interline CCD)は、撮像部は通常のイ
ンタライン形CCDと同一であるが、その下部に1フィ
ールド分の画像信号を蓄積するためのメモリー領域を備
えている。感光素子(ホトダイオード)で蓄積された信
号電荷は、インタライン形CCDの場合と同様、垂直帰
線期間に垂直CCDレジスタに読み出される。この後、
信号電荷は、高速の垂直転送パルスを印加することによ
り、垂直CCDレジスタ中を下方に転送されメモリー領
域に蓄えられる。この信号電荷は、水平帰線期間を利用
して1ラインずつ水平CCDレジスタに送り込まれた
後、水平レジスタCCD内部を水平方向に転送され出力
される。撮像部からメモリー領域への信号の転送も、垂
直帰線期間中に行われる。このときの垂直CCDレジス
タの転送周波数は通常1MHz前後の駆動周波数に選ば
れているため、通常のインタライン形CCDレジスタと
比較し、垂直CCDレジスタへ光の洩れ込む時間が短縮
化され、大幅なスミアの低減が可能となる。
リー領域を利用して、シャッタ−時間が可変な電子シャ
ッタ−動作を行わせることができる。ある水平帰線期間
の時刻T1において、それまでにホトダイオードに蓄積
されていた電荷は、いったん垂直CCDレジスタに読み
出される。この時点で、ホトダイオードは、電荷の存在
しない“空”の状態となり、改めて光電変換が開始され
る。垂直CCDレジスタに読み出された電荷は、通常の
垂直転送により垂直CCDレジスタ内部を下方に転送さ
れる。時刻T2において垂直帰線期間に入ると、垂直C
CDレジスタには高速の掃出しパルスが印加され、垂直
CCDレジスタに残留するすべての電荷が不要電荷とし
て外部に掃き捨てられる。この状態で、時刻T3におい
て、改めてホトダイオードに蓄積されている電荷を垂直
CCDレジスタに読み出し、この電荷を正規の信号電荷
として利用する。このような動作では、実質的な光電変
換時間は、時刻T1から時刻T3までであり、この時間
は、通常の方式のCCDの蓄積時間(1フィールドある
いは1フレーム期間)よりも短く設定できるため、電子
シャッタ動作が可能となる。ホトダイオードからの不要
電荷の読出しは、読出しパルスが有効期間の信号へ妨害
を与えるのを防ぐため、通常、水平帰線期間内に行われ
る。このため、シャッタ時間は1H単位(1水平走査周
期単位)で可変にできる。
動作は、光電変換時間を通常のフィールド時間あるいは
フレーム時間よりも短く設定できる。そのため動解像度
の改良が容易なことから高速で動く被写体を撮像しても
ボケを生じにくい、あるいはCCDのフィールド周波数
と電源周波数(50Hz)とのビートによって生ずる蛍
光灯フリッカの除去が可能であるなどの利点を有する。
(FM)7、10と、各デバイスの制御と摩耗値の計算
を担当する画像処理手段であるシングルチップマイコン
11と、画像デ−タの記憶先を切り替えるスイッチ(S
W)5と、FM7の入出力側に接続されたA/D6およ
びD/A8と、差分を取る手段である2値化回路とを有
する。マイコン11は、レ−ルの形状に関して基準とな
るデ−タと、上記CCDカメラが出力したデータを細線
化する手段の機能と、上記基準となるデ−タと上記細線
化されたデ−タとの偏差を求める手段の機能と、ウイン
ドウ内の画像に対して、処理を行なう手段の機能と、レ
ールの種類を識別する手段の機能と、基準点を求める手
段の機能とを有する。
の上部の形の両側を測定したいので、レール1本に対し
てカメラとスリット光をそれぞれ2組使う必要がある。
をつけるにしても、外乱光の影響は極力カットしたい。
本装置では、フラッシュランプと電子シャッタ−付きカ
メラを併用することによってs/n比の向上を図ってい
る。
0[s]、フラッシュランプの閃光時間は、20〜50
[μs](半値幅)、電子シャッタ−を使った露光時間
を100[μs]に設定すればs/n比は(1/60
[s])/100[μs]=167倍に改善される。
て、図3により述べる。
光時の1つ手前(図3に於いて(n−1)番目のシャッ
ター開口時)の画像データを多値用フレームメモリ7に
保持する。
光時(図3においてn番目のシャッター開口時)の画像
データと多値用フレームメモリ7のデータの差を適当な
しきい値で2値化回路9により、2値化して2値用フレ
ームメモリ10に保存する。
て摩耗値を計算する動作について、図4により述べる。
れている)41に対して、予め位置と大きさを決めてあ
ったウインドウを切り、処理した結果42をフレームメ
モリ10に記憶する(S41)。
3をフレームメモリ10に記憶する(S42)。
た結果44をマイコン11内のメモリに記憶する(S4
3)。この時には、実線部だけを座標値として保持す
る。
ル識別と位置合わせのための特徴点(点A(レールあご
部の座標)および点B(点Aから降ろし垂線とレール下
部との交点の座標))を求め、処理した結果45をマイ
コン11内のメモリに記憶する(S44)。
プのメモリ内にある)と、長さABについて比較して、
レールを識別する(S45)。
6)、位置合わせをして、摩耗値計算を行ない、処理し
た結果47をマイコン11内のメモリに記憶する(S4
7)。この時は、測定データとリファレンスデータの点
Bが一致するように位置合わせする。そして、距離C
C′が求める摩耗値である。これを摩耗値48として出
力する。
ば、以下に列挙する効果が得られる。
高速化(計算時間が従来の約1/10になる)する工夫
をしたことにより、リアルタイムに摩耗値を求めること
が可能となる。(これは現場では重要である。) 2.実際の鉄道では、しばしば形状が異なるレールどう
しが接続されている場合がある。測定データの摩耗値は
リファレンスレールの形状データと比較して計算するの
でレールの種類の判別が必要である。本システムはレー
ルの種類を自動識別できるので走行中に測定レールの種
類が変わっても正確に摩耗値を求めることができる。
ンプの場合を示したが、本発明は、これに限られるもの
では無く、例えば、水銀ランプでも良い。
くいレール断面摩耗測定装置を提供することができる。
走行しながら計測できるレール断面摩耗測定装置を提供
することができる。
ル断面摩耗測定装置を提供することができる。
図である。
ク図である。
ト光源発光のタイミングの説明図である。
シャッター付きCCDカメラ、4…処理部、7,10…
フレ−ムメモリ、9…2値化回路、11…シングルチッ
プマイコン。
Claims (3)
- 【請求項1】 レールに、光を照射するXeフラッシュ
ランプスリット光源と、 レールから散乱されて来た光を受光するCCDカメラ
と、 上記CCDカメラが一定時間、受光できる様に受光時間
を制御する電子シャッターと、 上記CCDカメラが出力するXeフラッシュランプスリ
ット光源点灯時の画像データを画像処理して、レールの
形状を求める画像処理手段とを有し、 上記画像処理手段は、レールの形状に関して基準となる
複数種類のレールのデータを記憶する手段と、上記CC
Dカメラが出力したデータを細線化する手段と、上記細
線化されたデータによりレールの種類を識別する手段
と、上記識別された基準となるデータと上記細線化され
たデータとの偏差を求める手段とを有することを特徴と
するレール断面摩耗測定装置。 - 【請求項2】 レールに、光を照射するXeフラッシュ
ランプスリット光源と、 レールから散乱されて来た光を受光するCCDカメラ
と、 上記CCDカメラが一定時間、受光できる様に受光時間
を制御する電子シャッターと、 上記CCDカメラが出力するXeフラッシュランプスリ
ット光源点灯時の画像データと消光時の画像データとの
差分をとる手段と、 差分データを画像処理して、レールの形状を求める画像
処理手段とを有し、 上記画像処理手段は、レールの形状に関して基準となる
複数種類のレールのデータを記憶する手段と、レール画
像に対してウインドウを切る手段と、ウインドウ内の差
分データに対して細線化する手段と、上記細線化された
データによりレールの種類を識別する手段と、上記識別
された基準となるデータと上記細線化されたデータとの
偏差を求める手段とを有することを特徴とするレール断
面摩耗測定装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のレール断面摩耗
測定装置において、 上記の偏差を求める手段は、細線化されたデータから、
基準となるデータと照合するための基準点を求める手段
を有することを特徴とするレール断面摩耗測定装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP3345347A JP3017870B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | レール断面摩耗測定装置 |
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---|---|---|---|
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JPH0611315A JPH0611315A (ja) | 1994-01-21 |
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JP3345347A Expired - Fee Related JP3017870B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | レール断面摩耗測定装置 |
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JP2006258531A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Act Denshi Kk | レール断面測定方法及びそれに使用されるレール断面測定装置 |
JP5244677B2 (ja) * | 2009-04-03 | 2013-07-24 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | トロリ線摩耗量検出光学系およびトロリ線摩耗量測定装置 |
JP6476059B2 (ja) * | 2015-04-30 | 2019-02-27 | 東京計器株式会社 | 摩耗量算出システム、スリット光照射装置、摩耗量算出プログラム |
-
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