JPH0467887B2 - - Google Patents

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JPH0467887B2
JPH0467887B2 JP61254278A JP25427886A JPH0467887B2 JP H0467887 B2 JPH0467887 B2 JP H0467887B2 JP 61254278 A JP61254278 A JP 61254278A JP 25427886 A JP25427886 A JP 25427886A JP H0467887 B2 JPH0467887 B2 JP H0467887B2
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sensor
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measured
data
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JP61254278A
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Masao Takami
Hiroshi Kinuhata
Masayuki Cho
Masami Nishio
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、静止状態または移動状態の被測定物
の寸法を非接触で測定する寸法測定方法に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、非接触の寸法測定方法としては、光束の
両側面が互いに平行でかつ平らに形成されたスリ
ツト照明光を被測定物に照射し、この照射箇所を
少なくとも一個のカメラが有する二次元センサ等
で撮影して、この二次元センサからの出力信号を
演算処理することによつて被測定物の寸法を算出
する、いわゆる光切断法によるものが知られてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、この光切断法によるものは、実際上の
測定精度が充分に高くないため、その用途も制限
されていた。そこで、本発明者は鋭意研究を重ね
て測定精度がでない原因を追及した結果、その原
因がセンサを有するカメラ側にあることが判明し
た。
つまり、カメラは1台または数台をまとめて使
用され、そして、カメラは所定のf値をもつたレ
ンズを備えて形成されているが、同じメーカーに
より同じように製造されたカメラであつても、そ
のレンズのf値は少しずつばらついているととも
に、カメラの性能も夫々ばらついており、しか
も、測定箇所からカメラのレンズまでの距離が、
カメラの取付けの向きおよび取付け加減でばらつ
くことが分つた。
そして、これらのばらつきによりカメラの視野
が異なり、それに伴つてセンサの分解能も異なる
という問題があり、また、カメラを複数台用いる
場合には、隣接するカメラの視野の重なりも発生
し、これらの条件により正確な測定が困難になる
という問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、測定基準面上に設置されるとともに
X方向に沿つて2種類の寸法が周期的に決定され
ている基準ゲージに光束を照射し、その被照射箇
所を照射面側または反照射面側に配置した複数台
のカメラが夫々有する一次元センサまたは二次元
センサに夫々分割投影して、これらセンサからの
アナログ信号を任意なスレツシヨルド電圧でスラ
イスして白黒ビツトに振分けて2値化した後、2
値化された白黒ビツトの境界を演算により抽出し
て、この抽出データと上記基準ゲージに決定され
た寸法とをもとに演算により上記各一次元センサ
または二次元センサの視野補正データを求めて、
この補正データを補正データ用メモリに格納した
後、上記抽出データと上記基準ゲージに決定され
た寸法とをもとに隣接する上記カメラの一次元セ
ンサまたは二次元センサのX方向の視野オーバー
ラツプ補正データを演算により求めて、この補正
データを上記補正データ用メモリに格納し、次
に、上記測定基準面上の被測定物に光束を照射
し、その被照射箇所を上記複数台のカメラの一次
元センサまたは二次元センサに夫々分割投影し
て、これらのセンサからのアナログ信号を任意な
スレツシヨルド電圧でスライスして白黒ビツトに
振分けて2値化した後、2値化された白黒ビツト
の境界を演算により上記被測定物における被照射
箇所の寸法を示す寸法データとして抽出し、この
寸法データと、上記補正データ用メモリに格納さ
れた上記各一次元センサまたは二次元センサの視
野補正データ、およびX方向の視野オーバーラツ
プ補正データとをもとにして被測定物の寸法を演
算により算出することを特徴とする。
〔作用〕
上記解決手段を備えた測定方法は、測定を始め
るに当たつて、あるいは測定を一時中断して基準
ゲージを測定基準面に設置して、この基準面上の
基準ゲージを光源からの光で照射して、被照射箇
所を複数台のカメラのセンサに投影する。そし
て、このセンサからのアナログ信号をスレツシヨ
ルド電圧を境にして白ビツトと黒ビツトに振分け
て2値化する。このようにして2値化された白黒
ビツトはバツフアメモリ上においてマトリツクス
的に配置されていると見なされるから、次ぎに、
白黒ビツトの境界を示すデータ、つまりは基準ゲ
ージにおける被照射箇所のX方向に沿う寸法を、
演算によつて抽出した後、この抽出データと基準
ゲージに定められている寸法をもとに、センサの
X方向の視野内の1ビツトが実際に何mmに対応す
るかを換算する視野補正データを演算して、その
データを補正データ用メモリに取込む。このメモ
リに取込まれた視野補正データは、以後新たに視
野補正データが取込まれるまで保存される。この
後、上記抽出データと基準ゲージに決定された寸
法とをもとに隣接するカメラのセンサのX方向の
視野オーバーラツプ補正データを演算して、その
データを上記補正データ用メモリに取込む。この
データも、以後新たな視野オーバーラツプ補正デ
ータが取込まれるまで上記メモリに保存される。
次ぎに、測定基準面上の被測定物に対して光束を
照射して、その被照射箇所をセンサに投影する。
そして、センサからのアナログ信号をスレツシヨ
ルド電圧を境にして白黒ビツトに2値化してか
ら、この白黒ビツトの境界、つまりは被測定物に
おける被照射箇所の寸法を示す寸法データを、演
算によつて抽出する。最後に、この寸法データと
上記補正データ用メモリに格納されている視野補
正データとX方向の視野オーバーラツプ補正デー
タとをもとにして被測定物の寸法を算出する。以
上のように上記基準ゲージを使用してセンサの視
野補正データを取込んで、このデータで実際の測
定寸法を校正するから、1台のみのカメラで被測
定物全体を撮影する場合にあつては、購入したカ
メラの仕様書に記載されたカメラのf値等の性能
と実際の視野の大きさにずれをなくすことができ
る。また、複数台のカメラで被測定物を部分ごと
に分割して撮影するので、分解能を向上できると
ともに、各カメラ相互の視野の大きさ(分解能)
にずれがあつても、その影響を排除できるととも
に、X方向の視野オーバーラツプの影響も排除で
き、したがつて、正確に寸法を測定できる。
〔実施例〕
まず、本発明方法を実施する装置の一例を第1
図から第10図を参照して説明する。
第1図、第4図〜第8図中1は測定基準面であ
り、測定箇所に固定的または着脱可能に設置され
た例えば測定台2の平らな上面により形成されて
いる。この基準面1には基準ゲージ3が着脱自在
に設置されるとともに、被測定物4(第8図参
照)が着脱自在に設置されるようになつている。
なお、被測定物4が移動物体である場合には、そ
の移動を案内するローラなどの頂部を測定基準面
1としてもよい。
基準ゲージ3はX方向(横方向)に沿つて2種
類の寸法A,Bが決定されているとともに、必要
に応じてY方向(縦方向)に沿う寸法Cも決定さ
れているものであつて、第2図に例示されるよう
に凹凸状をなしている。
被測定物4には、連続して移動される帯状物
体、例えば、タイヤ押出トレツド、車輌等の窓用
ウエザーストリツプ、アルミニユーム合金等の押
出し型材、金属の引き抜き材、金属または樹脂製
の中実材、型鋼、鋼板をプレス加工したもの、鋼
板を曲げ加工したもの、または非連続な合成樹脂
成形品および木製物体等、種々の被測定物があげ
られる。また、被測定物4は測定基準面1上を移
動されるものでなくてもよい。
測定基準面1の上方には投光器5が配設されて
いる。投光器5はハロゲンランプなどの光源6を
少なくとも一台例えば5台有して形成されてい
て、これら複数台の光源6からの光束Dは、例え
ば投光器5が備えるスリツトおよびレンズなどを
介して平らな面を有するように制御されて、その
平らな面が測定基準面1を横切るようにして上記
測定基準面1の各部を幅方向に分担して照明する
ようになつている。
各光源6は、調光手段7に夫々接続されてお
り、この手段7を通して印加される電圧の変化
で、被測定物4により異なる撮影レベルに応じ
て、明るさを自動的に制御されるようになつてい
るとともに、この制御により後述する全カメラ9
が適正な撮影レベルとなつたことを図示しない
AND回路により判定して、そのANDの成立によ
り各カメラ9が有するセンサ11から出力するよ
うに構成されている。
さらに、測定基準面1の上方には受光器8が配
設されている。受光器8は複数台の並設されたカ
メラからなり、本実施例の場合には7台のカメラ
9と、これらに同期信号を供給する同期信号発生
回路10とで形成されている。カメラ9には一次
元または二次元のセンサを内蔵するものが使用さ
れ、本実施例の場合には244×320ビツトのMOS
エリアアレーセンサ(二次元センサ)を内蔵した
カメラ9が使用されている。
これらのカメラ9は上記測定基準面1上の被測
定物4を各部分ごとに分割して撮影するものであ
り、このような分割撮影によつて一台のカメラ9
のみで被測定物4全体を撮影する場合に比較して
分解能を向上するようになつている。また、各カ
メラ9の撮影レベルは上記調光手段7を介して光
源6にフイードバツクされるようになつている。
第1図に示されるように上記投光器5およびカ
メラ9は、光源6からの光束Dの光軸およびカメ
ラ9の光軸Eの被測定物4上での交点において立
てた垂線Fに対して、上記光束Dの光軸をα°傾け
るとともに、カメラ9の光軸Eをβ°傾けて配設さ
れ、これらの角度を夫々(45±20°)としてある。
なお、α+βは90°である方がより望ましい。ま
た、上記調光手段7に代えて各カメラ9に自動絞
り機構を備えたものを使用して、この機構によつ
て被測定物4により異なる撮影レベルに応じて絞
りが適正な値に自動制御されるようにするととも
に、この制御により全カメラ9が適正な撮影レベ
ルとなつたことを図示しないAND回路により判
定して、そのANDの成立により各カメラ9が有
するセンサ11から出力するように構成してもよ
い。
上記各カメラ9のセンサ11を夫々ラスタスキ
ヤンする図示しない各駆動機構の出力端は、セン
サセレクタ12を介して処理装置13に内蔵の2
値化手段14に接続されている。処理装置13に
は、上記2値化手段14、バツフアメモリ15、
エラー消去手段16、境界抽出手段17、補正デ
ータ用メモリ18、寸法補正手段19が設けられ
ており、これらの手段等はCPU20によつて実
現されている。
2値化手段14は、上記センサ11からのアナ
ログ信号を、任意なスレツシヨルド電圧でスライ
スして白黒ビツトに振分けるように構成されてい
る。そして、実施例の2値化手段14は、例えば
第9図中上側の波形で例示されるようなセンサ1
1からのアナログ出力信号Gについて、ラスタ毎
(なお、本実施例はセンサ11に二次元のものを
使用した関係で−〜+数本以内のラスタ毎として
ある。)における最大電圧値VHと最低電圧値VL
とを求めてから、これらの値VH、VLの略1/2つ
まり1/2±15%の電圧値をスレツシヨルド電圧SL
(しきい値)として、この電圧で、同電圧を求め
たラスタあるいは次ぎのラスタに係るセンサ11
からのアナログ信号をスライスして、第9図中下
側の波形で例示したように白黒ビツトに振分けて
2値化するようになつている。このような2値化
手段14は、光むらに拘らずより確実に2値化を
するための配慮である。しかも、本実施例におい
て−〜+数本以内のラスタ毎とした理由は経験的
な確認によるものであつて、かつ、それを越える
ラスタ数を使用する場合には2値化の信頼性が実
用上において問題を生じる程度に低下したことに
よる。なお、この2値化手段14はアナログ処理
回路からなる論理回路に代えてもよく、その場合
には処理速度をより高めることができる。
バツフアメモリ15は以上のようにして得た2
値化データを格納するものであつて、格納された
2値化データのエラーは上記エラー消去手段16
で消去される。この手段16は、第10図中上側
に例示した白黒ビツト格納状態において白ビツト
の複数(例えば10ビツト以内)データに両側が隣
接している黒データb1、および黒ビツトの複数
(例えば10ビツト以内)データに両側が隣接して
いる白データb2がある場合に、これらのデータ
b1、b2を、エラーデータと判定して第10図中
下側に例示した白黒ビツト格納状態に示すように
両側に隣接しているデータに同化させるという、
差異データの平滑化処理を行なう構成である。こ
のエラー消去によつて2値化データの誤りがなく
なつて、後述のようにして得られる被測定物4の
輪郭のより明確化できるものである。なお、この
手段16は必要により省略してもよい。
上記境界抽出手段17は、2値化データが上記
バツフアメモリ15においてマトリツクス的に配
置されていると見なし得ることから、このマトリ
ツクスにおける白黒ビツトの境界、つまりは基準
ゲージ3および被測定物4に対して直角に交差す
る被照射箇所における寸法を演算によつて抽出す
るように構成された手段である。また、この抽出
手段17は、外部キーボード21により補正デー
タ用メモリ18に予め入力されている上記基準ゲ
ージ3に決定されている基準寸法(寸法A,B,
C)と、上記演算により抽出した基準ゲージ3の
寸法測定データとの関係をもとにして、演算によ
り上記センサ11の視野補正データを算出するよ
うに構成されている。また、本実施例は被測定物
の寸法をもとにして断面形状も測定するために、
上記抽出手段17は、上記演算により抽出した基
準ゲージ3の寸法測定データと、外部キーボード
21から予め入力されている上記基準ゲージ3に
決定されている基準寸法(寸法A,B,C)との
関係をもとにして、演算により隣接するセンサ1
1の視野X方向オーバーラツプの補正データを算
出するようにも構成されているとともに、上記抽
出データと各センサ11のY方向の基準との関係
をもとにして演算により各センサ11のY方向の
補正データを算出するようにも構成されている。
そして、上記各補正データは、補正データ用メ
モリ18に格納されるようになつており、これら
の各補正データは新たな補正データが格納される
まで保存される。
また、上記境界抽出手段17によつて抽出され
た被測定物4の被照射箇所の寸法を示すデータは
寸法補正手段19に取込まれるようになつてい
る。この補正手段19は、取込んだ上記データと
上記補正データ用メモリ18に格納されている補
正データとをもとにして、被測定物4の寸法を演
算により算出して外部に出力するように構成され
ている。そして、この補正手段19の出力端には
上記処理装置13の外部に設けられるプリンタ2
2、モニタテレビ23、および磁気デイスク等の
記録デイスク24などの少なくとも一つが接続さ
れている。なお、モニタテレビ23には受光器8
の各カメラ9が夫々内蔵したセンサ11からの信
号、2値化データ、および上記寸法補正手段19
のデータ出力が、図示しない切換え手段により選
択的に入力されるようになつている。
そして、以上の構成の装置は第11図および第
12図に示す順序によつて被測定物4の寸法を測
定する。なお、本実施例はセンサ11に二次元の
ものを使用してあるから同時に断面形状も測定す
る。
つまり、ステツプ1では、投光器5の各光源6
を点灯することにより、第7図に示すように平ら
な面を有した光束Dを測定基準面1にこれを横切
るようにして照射させる。
ステツプ2では、受光器8の各カメラ9が夫々
有したセンサ11のY方向に対する基準位置を決
定する。この決定は次ぎに〜の順序を経てな
される。まず、上記測定基準面1の被照射箇所
が投影されている各センサ11の駆動機構を動作
させて、各センサ11をラスタスキヤンしてアナ
ログ信号を出力する。このアナログ信号はセン
サセレクタ12を通つて、各センサ11毎に順に
2値化手段14に入力する。2値化手段14
は、入力したアナログ信号についてラサタ毎にお
ける最大の電圧値VHと最低電圧値VLとを求め
て、これらの値の略1/2の電圧をスレツシヨルド
電圧SVとして設定し、この電圧SVで上記アナロ
グ信号をスライスして、測定基準面1に光が当た
つている箇所を白ビツトとするとともに測定基準
面1に光が当たつていない箇所を黒ビツトとして
振分けて2値化する。そして、この2値化デー
タはバツフアメモリ15に格納されてから、そ
のエラーデータがエラー消去手段16により正さ
れた後、境界抽出手段17に入力する。この手
段17は、白黒ビツトの境界(つまり、この場合
は第7図および第8図中に示す測定基準面1にお
ける光の境界線)を抽出した後、この境界線と
センサ11が取込んだモニタテレビの一画面相当
の任意画素線(例えば最も下のラスタ)との間の
高さy1を算出する。この演算により、各センサ
11のY方向の基準位置、つまりはY方向の補正
データy1を得、この補正データy1は補正データ
用メモリ18に格納される。したがつて、第8図
に示すように測定基準面1上の被測定物4のY方
向に寸法y2は、センサ11が取込んだ二次元画
像中、上記基準位置と被測定物4との間の寸法を
Yと置くことにより、y2=Y−y1の演算式で算
出できる。
ステツプ3では、測定基準面1の上面に基準ゲ
ージ3を置く。それによりステツプ4に移つて基
準ゲージ3を光切断法によつて計測する。この計
測は第12図に示すステツプ13〜19を経て実施さ
れる。つまり、まず、ステツプ13では各センサで
基準ゲージ3の被照射箇所を受光する(換言すれ
ば被照射箇所を撮像する。)。そして、各センサ1
1の駆動機構を動作させて、各センサ11をラサ
タスキヤンしてアナログ信号を出力する。ステツ
プ14では、アナログ信号をセンサセレクタ12を
通して、各センサ11ごとに順に2値化手段14
に入力させる。ステツプ15では、入力したアナロ
グ位置(つまり、二次元映像信号)を、2値化手
段14により、アナログ信号についてラスタ毎に
おける最大の電圧値VHと最低電圧値VLとを求
めて、これらの値の略1/2の電圧をスレツシヨル
ド電圧SVとして設定し、この電圧SVで上記アナ
ログ信号をスライスして、基準測定面1に光が当
たつている箇所を白ビツトとするとともに基準測
定面1に光が当たつていない箇所を黒ビツトとし
て振分けて2値化する。ステツプ16では2値化デ
ータをバツフアメモリ15に格納する。そしてス
テツプ17では、センサセレクタ12によつて入力
される各センサ11のアナログ信号について上記
ステツプ15および16を繰返す。この後、ステツプ
18でバツフアメモリ15に格納された2値化デー
タについてのエラーデータを、エラー消去手段1
6により正す。最後にステツプ19で、バツフアメ
モリ15に格納されたモニタテレビの一画面相当
の2値化データについて境界抽出手段17で、白
黒ビツトの境界(この場合は基準ゲージ3におけ
る凹部の底面および凸部の上面ならびにこれら底
面と上面とをつないだ垂直な境界)を抽出する。
以上でステツプ4が実行され、次ぎにステツプ
5に移つて各センサ11の視野補正データを求め
る。このデータは上記境界抽出手段17での演算
により算出される。すなわち、この場合、上記セ
ンサ11が取込んだ基準ゲージ3の二次元的画像
が第4図の斜線で示すようなもので、この画像中
における凹部底面のX方向の実測寸法がHビツト
で、かつ上記垂直な境界のY方向の実測寸法がI
ビツトであつたとする。そして、第3図において
左端のセンサ11に視野Iについての分解能がバ
ツフアメモリでの二次元的画像上で、X方向がJ
ビツト、でY方向がKビツトであれば、次ぎの演
算式によつて上記左端のセンサ11の視野補正デ
ータが算出される。
X方向の視野補正データX1 =B/H(mm/ビツト) Y方向の視野補正データY1 =C/I(mm/ビツト) したがつて、上記左端のセンサ11のX方向、
およびY方向の視野は、次の演算式によつて算出
される。
X方向の視野=J×B/H(mm/ビツト) Y方向の視野=K×C/I(mm/ビツト) そして、上記の演算により求められた視野補正
データX1、Y1は補正データ用メモリ18に格納
される。この視野補正データは各センサ11の視
野、について夫々求められて上記メモリ18
に格納される。
この後、ステツプ6が実施されて、第3図にお
けるLで示される視野X方向のオーバーラツプの
補正データを求める。このデータは上記境界抽出
手段17での演算により算出される。すなわち、
視野オーバーラツプは隣接するセンサ11同志の
内一方が、上記ステツプ4で取込んだ二次元的画
像が第5図に示され、かつ隣接する他方のセンサ
11が、上記ステツプ4で取込んだ二次元的画像
が第6図に示されるようなものであつたとした場
合、これらの図において、 (M1+N2−L)ビツトは、基準ゲージのX方向
の寸法(A+B)mmに等しい。ここに、M1は隣
接した視野うち左側に位置される視野内の上記基
準ゲージ3の二次元的画像におけるX方向の全長
01からオーバーラツプしない凸部の画像長さN1
を減算した長さ、M2は隣接した視野のうち右側
に位置される視野内の上記基準ゲージ3の二次元
的画像におけるX方向にオーバーラツプした凸部
の画像長さ、そしてLは上記オーバーラツプ寸法
である。
したがつて、これら隣接した視野のオーバーラ
ツプ補正データLは次ぎの演算式で算出される。
L(ビツト)=(M1+N2)−(A+B)/X1 そして、上記の演算により求められた視野オー
バラツプ補正データLは補正データ用メモリ18
に格納される。この補正データLは隣接するセン
サ11について夫々求められて上記メモリ18に
格納される。
以上のステツプ1〜6により、各カメラ9のY
方向の寸法、視野、視野オーバーラツプについて
の補正データの格納が完了され、その直後にステ
ツプ7に移つて測定スタート持ちとなる。そし
て、装置を校正モードから測定モードに切換え
て、ステツプ8により被測定物4を測定基準面1
上に設置して測定をスタートする。測定のスター
トにより、投光器5の各光源6を点灯することに
より、第7図に示すように平らな面を有した光束
Dを被測定物4を載せた測定基準面1にこれを横
切るようにして照射させて、ステツプ9を実施す
る。
次ぎのステツプ10では上記ステツプ13〜19が繰
返される。このステツプ10で抽出された被測定
物4の寸法を示す寸法データは、上記補正データ
用メモリ18に格納されることなく、次ぎのステ
ツプ11を実施する寸法補正手段19に出力され
る。そしてステツプ11では、寸法補正手段19が
これに入力された寸法データと上記メモリ18に
格納された各種補正用データとをもとにして被測
定物4のX方向の寸法を演算する。なお、本実施
例における寸法補正手段19は上記各データをも
とにして被測定物4のY方向の実厚み寸法y2を
も算出するから、これらX、Yの両方の寸法によ
り断面形状を演算する。Y方向の実質厚み寸法
y2は、 y2=(Y−y1)×B/I(mm) の式で演算して求められる。なお、この式におけ
るY、y1、およびy2は第8図において示される。
かくして算出された被測定物4の寸法、および
被測定物4のY方向の実厚み寸法y2のパターン
を認識することにより得られる断面形状は、ステ
ツプ12の実行によりプリンタ22、モニタテレビ
23、記録デイスク24などの外部機器に出力さ
れる。
すなわち、以上のようにして被測定物が測定さ
れる。
そして、以上の測定においては、各センサ11
の視野補正データを取込んで、このデータで実際
の測定寸法を校正することにより、購入したカメ
ラ9の使用書に記載されたカメラ9のf値等の性
能と実際の視野のずれをなくすことができる。さ
らに、複数台のカメラ9の夫々の視野の大きさ
(つまり夫々の分解能)に違いがあつても、それ
に拘らず、視野を校正して測定できる。しかも、
カメラ9を複数台使用して同じ被測定物4を分割
撮影するから、寸法測定の分解能を向上できる。
さらに、各センサ11のX方向の視野オーバーラ
ツプの補正データLを取込んで、このデータLで
被測定物4のX方向の寸法を校正するから、隣接
する視野の重なりの影響を排除できる。したがつ
て、正確な寸法測定を行なうことができる。
なお、上記一実施例は以上のように構成した
が、本発明は、上記エラー消去手段16およびそ
の実行をするステツプ18は省略して実施すること
もでき、その場合にはステツプ19をステツプ1と
ステツプ16との間で実施するようにしてもよい。
さらに、本発明において、各センサ11の取付
け位置および向き等を予め手作業で正確に調整し
てから測定を実行する場合には、ステツプ2を省
略して実施しても差支えな。
なお、本発明はレーザー光をスリツト光に制御
して照射してもよいとともに、カメラにはITV
を使用して実施してもよい。
また、上記一実施例ではカメラが反射光を受け
るようにしたが、被測定物を境に互いに反対側に
位置されるように光源とカメラとを配置して、カ
メラが透過光を受けるようにして測定するように
してもよい。この場合、平らな面を有さない通常
の光束で照射する。
しかも、本発明はカメラのセンサにイメージセ
ンサなどの一次元センサを使用して実施してもよ
い。この場合、上記一実施例の二次元センサに代
えて一次元センサが使用されるとともに、その関
係で上記一実施例のステツプ2は省略して実施さ
れ、もちろん、寸法補正手段が断面形状を演算す
る機能を備えないで実施される他は、上記一実施
例と同様の装置構成および測定順序によつて実施
されるものである。このように一次元センサを使
用する場合に、隣接した複数のセンサの視野の状
態は第13図に示され、また一次元センサが取込
んだ基準ゲージ(なお第2図に示す構成と同じも
の)の一次元像は第14図に示されるから、X方
向視野補正データX1は、X1=B/H(mmビツト)
の式で演算するとともに、X方向の視野は、J×
B/Hの式で演算する。そして、視野にX方向オ
ーバーラツプがある場合における隣接する一次元
センサが取込んだ一次元像は、夫々第15図およ
び第16図に示されるから、一次元像における
(M1+N2−L)ビツトは、基準ゲージのX方向
の寸法(A+B)に等しいものであり、これによ
りX方向の視野オーバーラツプ補正データLは、
L(ビツト)=(M1+N2)−(A+B)/X1の式で
演算される。したがつて、寸法補正回路は、上記
補正データLにより被測定物の寸法データを補正
して、X方向の実寸法を算出するものである。
その他、本発明の実施は、上記一実施例に制約
されることなく、発明の要旨に反しない限り種々
の態様に構成して、実施できることは勿論であ
る。
〔発明の効果〕
上記特許請求の範囲に記載の構成要旨とする本
発明においては、カメラのセンサの視野補正デー
タを取込んで、このデータで実際の測定寸法の校
正を行なうことにより、購入したカメラに仕様書
に記載されたカメラのf値等の性能と実際の視野
のずれをなくすことができるとともに、カメラを
複数台使用するので、分解能が高まり測定精度を
向上でき、しかも、隣接するカメラ相互の視野の
重なりをX方向を視野オーバーラツプ補正データ
を取込んで校正するから、各カメラの視野の大き
さが違つていても正確に寸法を測定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第12図は本発明の一実施例を示
し、第1図は光切断部の構成とともに示すブロツ
ク図、第2図は基準ゲージの斜視図、第3図は隣
接した複数の二次元センサの視野の状態を示す
図、第4図から第6図は二次元センサが取込んだ
夫々異なる基準ゲージの二次元像を示す図、第7
図は測定基準面に光束が照射された状態を示す斜
視図、第8図は二次元センサが取込んだ被測定物
の二次元像を示す図、第9図はアナログ信号と2
値化データとの関係を示す波形図、第10図はエ
ラービツトの変換状況を示す図、第11図は測定
ステツプを示すフローチヤート、第12図は光学
計測のステツプを示すフローチヤートである。第
13図は一次元センサを使用して本発明を実施し
た場合において隣接した複数の一次元センサの視
野状態を示す図、第14図から第16図は同一次
元センサが取込んだ夫々異なる一次元像を示す図
である。 1……測定基準面、3……基準ゲージ、A,
B,C……測定ゲージに決定された寸法、D……
光束、6……光源、11……センサ、14……2
値化手段、15……バツフアメモリ、17……境
界抽出手段、18……補正データ用メモリ、19
……寸法補正手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 測定基準面上に設置されるとともにX方向に
    沿つて2種類の寸法が周期的に決定されている基
    準ゲージに光束を照射し、その被照射箇所を照射
    面側または反照射面側に配置した複数台のカメラ
    が夫々有する一次元センサまたは二次元センサに
    夫々分割投影して、これらセンサからのアナログ
    信号を任意なスレツシヨルド電圧でスライスして
    白黒ビツトに振分けて2値化した後、2値化され
    た白黒ビツトの境界を演算により抽出して、この
    抽出データと上記基準ゲージに決定された寸法と
    をもとに演算により上記各一次元センサまたは二
    次元センサの視野補正データを求めて、この補正
    データを補正データ用メモリに格納した後、 上記抽出データと上記基準ゲージに決定された
    寸法とをもとに隣接する上記カメラの一次元セン
    サまたは二次元センサのX方向の視野オーバーラ
    ツプ補正データを演算により求めて、この補正デ
    ータを上記補正データ用メモリに格納し、 次に、上記測定基準面上の被測定物に光束を照
    射し、その被照射箇所を上記複数台のカメラの一
    次元センサまたは二次元センサに夫々分割投影し
    て、これらのセンサからのアナログ信号を任意な
    スレツシヨルド電圧でスライスして白黒ビツトに
    振分けて2値化した後、 2値化された白黒ビツトの境界を演算により上
    記被測定物における被照射箇所の寸法を示す寸法
    データとして抽出し、 この寸法データと、上記補正データ用メモリに
    格納された上記各一次元センサまたは二次元セン
    サの視野補正データ、およびX方向の視野オーバ
    ーラツプ補正データとをもとにして被測定物の寸
    法を演算により算出することを特徴とする寸法測
    定方法。
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