JP3017845U - スーツケース、トランク等の鞄 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 胴体の外周部に装着した胴巻ベルトが滑って
位置ずれして弛緩するのを防止できるスーツケース、ト
ランク等の鞄を提供する。 【構成】 前胴１及び後胴２にそれぞれ胴巻ベルト３を
挿通させるベルト通し４を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はスーツケースやトランク等の鞄に関する。

【０００２】

【従来の技術】

スーツケースやトランク等の鞄の胴体の外周部には、胴巻ベルトを装着するこ とがあるが、この胴巻ベルトはスーツケースやトランク等の胴体に対し滑って位 置ずれしやすく弛緩する問題があった。しかしながら、従来のスーツケースやト ランク等は、このような問題を解決するための手段を備えていなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで本考案は、胴体の外周部に装着した胴巻ベルトが滑って位置ずれするこ とがなく、その胴巻ベルトの弛緩を防止できる斬新なスーツケース、トランク等 の鞄の提供を目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のスーツケース、トランク等の鞄は、前胴 １及び後胴２にそれぞれ胴巻ベルト３を挿通させるベルト通し４を設けたことを 特徴とする構成とするものである。

【０００５】

【作用】

ベルト通し４に胴巻ベルト３を挿通することにより、その胴巻ベルト３の位置 がベルト通し４によって規制されるので位置ずれすることがない。

【０００６】

【実施例】

以下、図に示した本考案実施例のスーツケースについて説明する。まず、図１ は胴巻きベルトを装着する前の状態を示している。このスーツケースは、前胴１ の中央部における上下の両端部の２箇所と、後胴２の中央部における上下の両端 部の２箇所とに、それぞれ上下方向に開通したベルト通し４を取付けている。ベ ルト通し４は革製で細幅の短い帯状体の両端部をリベットで胴体に固着すること により構成している。

【０００７】 次に、図２及び図３は、胴巻ベルト３を外周部に巻付けた状態を示している。 胴巻ベルト３は、前胴１及び後胴２にそれぞれ設けた各ベルト通し４に挿通し、 又、取手５の内部を通過させて縦方向に巻付けている。

【０００８】 なお、図中、符号６は「コキ」と称されている胴巻ベルト３の長さ調節具であ り、又、符号７は胴巻ベルト３に取付けた名札入れであり、さらに、符号８はス ーツケースのキャスターである。

【０００９】 上記の実施例では、胴巻ベルト３を縦方向に挿通するようにベルト通し４を配 しているが、胴巻ベルト３を横方向に挿通するようにベルト通し４を配した実施 例も考えられる。また、胴巻ベルト３を縦横の両方向に挿通できるようにベルト 通し４を配した実施例も考えられる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案のスーツケース、トランク等の鞄は、上記の通りであり、胴体の外周部 に巻付けた胴巻ベルト３の位置ずれをベルト通し４によって防ぐことができるの で、胴巻ベルト３の弛緩を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】胴巻ベルトを装着しない状態の斜視図である。

【図２】胴巻ベルトを装着した状態の斜視図である。

【図３】胴巻ベルトを装着した状態の側面図である。

【符号の説明】 １ 前胴 ２ 後胴 ３ 胴巻ベルト ４ ベルト通し ５ 取手 ６ 長さ調節具 ７ 名札入れ ８ キャスター

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前胴１及び後胴２にそれぞれ胴巻ベルト
   ３を挿通させるベルト通し４を設けたことを特徴とする
   スーツケース、トランク等の鞄。